北の街の税理士 さん プロフィール

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北の街の税理士さん: 元国税職員の税理士日記
ハンドル名北の街の税理士 さん
ブログタイトル元国税職員の税理士日記
ブログURLhttps://ameblo.jp/ini600918/
サイト紹介文元国税職員の税理士日記です。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供50回 / 365日(平均1.0回/週) - 参加 2014/10/13 13:59

北の街の税理士 さんのブログ記事

  • 還暦を過ぎてからの争族
  •  平均寿命が男女共に80歳を超えている日本(特に女性では90歳近い)では、相続人全員が還暦を過ぎていることはレアケースではありません。  論語から引用しますと、「四十にして惑わず」、「五十にして天命を知る」、そして、六十歳では「六十にして耳順がう」と言うことになっています。  「耳順がう」とは、何を聞いても素直に受け入れることが出来るようになったとの意味らしいですが、還暦を過ぎている相続人同士が相続問 [続きを読む]
  • 職員の退職と利益率
  •  次のお話しは、酒席での某税理士先生の経験談を基にしましたが、半分は創作話の類であり、職員の退職が原因で税理士事務所の利益が増大したと言う法螺話です。  税理士事務所の職員として採用されても、10年以上継続して勤務する職員はレアケースであり、何らかの原因で職員が退職すれば、通常、税理士事務所の所長は職員を補充するために努力する筈です。  しかしながら、昨今の人手不足のために新規の職員を補充する事は容 [続きを読む]
  • 事業の用に供した日
  •  中小企業者等が「アベノミクス」に協力することになると考えられる「生産性を向上させる機械等」を取得しても、税務調査において、その特別償却費等が否認される場合があります。  勿論、中小企業者等が「生産性を向上させる機械等」を取得する目的は「アベノミクス」に協力するためでなく節税にあるのですが、節税のために設備投資を行うべきか否かについては、事業年度終了日の3ケ月前ぐらいにならなければ分かりません。 [続きを読む]
  • 修正申告と更正・決定
  •  税務調査終了後、税務署の担当調査官から「修正申告の慫慂」があった場合、顧問税理士としてどのような対応をすべきかについては、顧問先の代表者の性格や考えにもよりますが、税務調査を担当した調査官の隠された思惑や調査官の資質の程度を考慮することも重要になってきます。  担当調査官から指摘を受けた項目のなかで、「売上除外」や「架空経費の計上」といった事項であれば、顧問税理士としても擁護する余地は全くないの [続きを読む]
  • 疑惑の顧問先
  •  税理士には、税務職員に与えられている「納税者への質問検査権」などは無いので、当税理士事務所では、原則として、顧客への聴き取りはほどほどにして顧客から提出された資料等の数値を信じて申告書等を作成するようにしています。  しかしながら、決算だけの顧客に多いのですが、質問検査権が無い税理士から見ても、「この顧客、何かオカシクないか」などと疑念が生じる場合があり具体的には次のとおりです。  ①顧客の事務 [続きを読む]
  • 税務調査早期終結の条件
  •  今年も、11月に突入しまして、全国各地の税務署による税務調査も佳境に入っていますが、税務調査を受忍しなければならない納税者にとって、税務署などには関わりたくないのが本音でして、多少の追徴税額が発生しても、早期に税務調査を終結してもらえれば良しと思うのが大半だと考えられます。  税務署の調査担当者の性格とか資質にも左右されますが、納税者が、ある程度の妥協を図る選択をして税務調査の早期終結を希望しても [続きを読む]
  • 税務調査立会費用の着手金
  •  与党の国会議員である某女性大臣の国税庁への「口利き疑惑」が問題となっていますが、税務調査立会の着手金として、元秘書の税理士が、100万円を受け取ったとの報道がありました。  一般国民の常識として、税務調査立会費用の100万円は高いと感じられるかと思いますが、税務調査立会の状況等によっては妥当な金額なのかもしれません。  新聞報道等の記事から判断するしかないのですが、100万円の金額の妥当性を分析しますと次 [続きを読む]
  • ボランティア税理士
  •  時間が空いてしまったので、徒然なるままに、新聞に目を通していたら、地方都市にあった某スーパーの倒産記事がありました。  そのスーパーの代表者は、所謂、男気がある方らしく周りに困ってい者がいたら、自分を犠牲にしても助けなくては気が済まない性格の方らしいです。(何やら、スーパーボランティアの尾畠春夫さんのようですね)  要望があれば、採算を度外視して赤字覚悟で買い物難民のために僻地に店を出したり、高 [続きを読む]
  • 士業と配偶者
  •  開業税理士として開業する場合、既婚者と独身者とを比べて、どちらが覚悟を決めて独立を決意するかといいますと、異論はあるかと思いますが、既婚者の方であると思われます。  既婚者の場合、配偶者が仕事を持っていて、ある程度の収入がある場合を除いて、開業税理士として登録しても半年ぐらいで仕事が軌道に乗ることは困難な場合が多く、家族を養うためには、なにがしかの収入が必要不可欠となるからです。  その点につい [続きを読む]
  • 決算事務だけの顧客
  •  他の税理士事務所に関しては詳細に存じ上げませんが、当税理士事務所では個人の顧客は決算事務だけの依頼が多く、法人の顧客であれば、決算事務だけを依頼される顧客はあまり多くありません。  税理士事務所にとっては、顧問料と称する「記帳指導代金」が、1万円なり2万円と少ない場合であっても、毎月、定期的に収入となるのは非常にありがたいことです。  他方、決算事務だけを依頼される法人の顧客のほとんどが、、3月決算 [続きを読む]
  • 税務調査立会費用
  •  税務調査立会費用に関して言及しますと、状況によっては、次のように、税務調査立会費用を請求しづらい場合があります。  ①税理士の処理間違いによって、多額の追徴税額が発生してしまった場合  ②税務調査を受けている顧問先が、元々、資金繰りが苦しく、とても 立会費用を捻出することが困難な場合  ③毎月の顧問料が、それほど、高額でないにもかかわらず、顧問先の代表者が、税理士が税務調査に立ち会うのは当然であり [続きを読む]
  • 税理士の過失責任
  •  税理士が作成した申告書等についての経理処理ミスは税務調査の際に発覚することも少なからずあるかと思いますが、間違えた金額によっては賠償金として顧問先から請求されることもあります。  所轄税務署から「税務調査」の連絡が入ると、一応、顧問税理士は直近の申告書及び決算書等を、再度、見直することになりますが、見直したら、恐ろしい間違いをしてしまったことに気付いた場合、通常、生きた心地がしないものです。   [続きを読む]
  • 税理士報酬の請求時期
  •  世間には「間が悪い人」とは必ず居るものでして、同様に、間が悪い税理士は、往々にして、税理士報酬請求のタイミングを誤ってしまう事が多く、税理士報酬を確実に回収ためには、どのような対処方針を立てれば良いのかを考えることは重要であると思われます。(自戒も込めて)  例えば、法人の決算事務終了の後、所轄税務署宛に税務申告書の提出が完了した際は、どの税理士事務所においても、直ちに、税理士報酬を請求するのが [続きを読む]
  • 会計法人の運営形態
  •  綱紀観察研修の項目には、必ず、適正な会計法人の運営形態等について言及されているものですが、税理士法第52条(税理士業務の制限)によると、概ね、次のとおりになっているようです。  ①税理士業務を行えるのは税理士及び税理士法人だけである。  ②税理士が顧問先と契約し税理士から会計法人へ会計業務を委託する形態として税理士報酬は税理士が直接受領することになる。  ③通常は会計法人で税理士業務も行うため従業 [続きを読む]
  • 相続対策の優先順位
  •  相続税対策として様々なスキームが考えられると思いますが、要は、相続財産のうちの正の相続財産を減らして負の相続財産を増やすことができれば相続に係る課税財産が減少し、それに伴い、相続税も減少することになります。  しかしながら、現金を生命保険にしておくのは未だしも、借り入れを行ってアパートを建設し相続対策なるものを実行していると思っている方の、その相続対策はほとんど失敗に終わる可能性が高いと思われま [続きを読む]
  • 税理士業の原価率
  •  税理士業も商売の一種であることに異論はないと考えますので、ある程度の利益を確保するためには、売上を伸ばす努力と並行して、原価の低減を図る必要があります。  税理士業についていえば、特に、仕入商品もなければ、棚卸商品の在庫管理の仕事もないとは思いますが、結構、バカにならない経費として、会計システム会社へ支払う「会計システム利用料」があります。  某先生から聞いた話ですが、この点に関しまして、極力、 [続きを読む]
  • 相続紛争の確率
  •  相続問題に関して、遺産分割協議が不調に終わる確率は、どのくらいの割合なのかについて、具体的なデータを持ち合わせてはいませんが、某有名弁護士先生の話によりますと、まともな家族が、相続問題で紛糾する確率は、限りなく零に近いそうです。  ブログ主が、相続税の徴収事務に従事した経験から申し述べますと、普通の家族間においても、相続紛争が発生する確率は、かなり、高いものと思っていました。  尤も、相続人間で [続きを読む]
  • 税理士の変更
  •  「相手の立場になって考える」ことは、社会生活、とりわけ、ビジネスの世界では大切であると思いますが、今回は、税理士のクライアントの立場に立つとはどのようなことかを検討してみます。  税理士を変更したいと考えているクライアントの多くは、税理士に不満を抱いているものだと思いますが、具体的には、どのような点に満足していないのかを思いつくままに、次のとおり、列挙してみます。  ①税理士相手に、税務上の疑問 [続きを読む]
  • 事業規模の拡大
  •  一人税理士事務所の全てを否定するつもりはありませんが、若い先生方は、税理士事務所における「事業規模の拡大」を目標として、日々、仕事に邁進すべきだと考えます。  ある程度の顧問先の確保に成功した場合、一人税理士事務所の方が気楽なのは確かですが、事務所の経営者である税理士も、一種の事業家であることには間違いないのですから、特に、若い先生方には、上昇志向を持っていただきたいと思います。  勿論、採算を [続きを読む]
  • 自営業者の老後設計
  •  自営業者に定年はないことになっていますが、業績不振等により、倒産・廃業が起こり得る自営業は、やはり、安定的な「商売」ではありません。  大抵の自営業者は、「国民年金」には加入して、掛金を支払っているかと思いますが、満額支給の納付期間である「480月間(40年間)」を支払い続けても、平成30年度の老齢基礎年金の満額支給金は、年間で77万9,300円だということです。  20代・30代で、税理士を開業した若い先生は、 [続きを読む]
  • 相続の形
  •  トルストイ原作の、「アンナ・カレーニナ」第1編の冒頭で、「幸福な家庭はどれも似たものだが、不幸な家庭はいずれもそれぞれに不幸なものである」という文章がありますが、「幸福の形はいつも同じだが、不幸の形はそれぞれ違う。」との意味だと思われます。  相続税を専門業務としている税理士を除いて、法人主体の税理士にとっては、相続税案件関連の仕事は、年に、2件程度受注できれば、そこそこ、多いかと考えますが、その [続きを読む]
  • 究極の行方不明者
  •  宮部みゆきさんの小説で、「火車」という作品があります。テレビドラマ化もされているので、内容の詳細は省略しますが、多重債務者の女性主人公が債権者の追及から逃れるべく、同じような境遇の女性を殺害した後、その女性に成りすまして、自らは、生きながらえながら、己の存在を消滅させて、債権者の追及から逃れるというストーリーです。  かつて、滞納税金の徴収事務の仕事に従事した時のことですが、税金の取り立てに伺っ [続きを読む]
  • 財政規律
  •  A新聞社の朝刊記事に、財政規律・失われゆく「あるべき論」との長文のコラムが載せられてあったので、この場をお借りして反論しておきます。因みに、記事を投稿した奇特な御仁は、A新聞社編集委員のH氏です。 ① H氏の主張・・借りたお金は返さないというのは古今東西、共通のルールだろう。① H氏への反論・・個人が借りたお金は返済しなければなりませんが、日本政府が永久債を発行し、日銀がこの永久債を引き受ければ [続きを読む]
  • 職員の補充
  •  一人税理士事務所を除いて、税理士以外の他の職員を抱えている税理士事務所は、程度の問題はありますが、職員が辞めた場合、多少なりとも仕事に影響を及ぼすものです。  突然、辞職の予告がされた場合、職員の補充が容易でないことは当然ですが、半年後の辞職申出を受けた場合でも、この人手不足のご時世では、職員の欠員補充は儘なりません。  職員数に比して、法人顧客数が、それほど、タイトなでもない事務所では、通常時 [続きを読む]
  • 租税教室
  •  今年も、高校生向け租税教室の担当講師に指名されたので、前年に作成した資料を基に、講義資料を作成することにしました。  日本税理士会連合会が作成している「小中学生向け租税教育副読本」によりますと、「赤字国債」にも言及することになっていますので、高校生向けの講義資料では、財政法第4条第1項についても説明することにしました。  財政法第4条第1項によりますと、国の歳出は原則として国債又は借入金以外の歳入を [続きを読む]