えくぼ さん プロフィール

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えくぼさん: えくぼ
ハンドル名えくぼ さん
ブログタイトルえくぼ
ブログURLhttps://blog.goo.ne.jp/matsui04
サイト紹介文ごいっしょにおしゃべりしましょう。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供214回 / 365日(平均4.1回/週) - 参加 2014/10/31 12:12

えくぼ さんのブログ記事

  • 太宰治はわたしの梅雨
  • 「桜桃忌」は「太宰忌」とも言い俳句の夏の季語になっているらしい。1948年6月13日、太宰は愛人の山崎富栄と玉川上水に入水、遺体が見つかったのは6月19日、太宰治の39歳の誕生日だった。三鷹市の禅林寺に墓所があり「桜桃忌」には毎年、太宰治のファンが集う。 「太宰治はわたしの梅雨」雨の夜の鏡の奥のわたくしは太宰治のように頬杖読まれないとき本棚の本はみな直立不動、太宰治もあの冬のきりりと冷えた夜だった『斜陽』 [続きを読む]
  • しばし父なれ 七首
  • 怒るとき目は微笑せよと言ったのはスタインペック、ではなくて父文芸にかかわるなと言いしその父の書棚に川端康成全集わが歌を一首も知らぬ亡き父へ詫び状ではなく挑戦状を誇らしきときも疎ましきときもあり父との絆は茫々として終の日は海の記念日、いくたびも修羅場をくぐり八十歳の父の自らに戒名を定め骨壺を整えし父の遺書はなかりき古書店の奥処に立ちている人よ振り向くなかれ暫し父なれ [続きを読む]
  • 仲良くしてねトランプと正恩
  • トランプと正恩のあの握手は13秒とか握手は普通せいぜい5秒ではないか。二人は意外に気が合うかもしれない。昨年、トランプが大統領になったとき米国の暴走を恐れて私はこんな歌を、「吠える俺さま」六首トランプのほうが百人一首より少女のわれを夢中にさせたなぜなのか大統領に選ばれてしまった俺さま、吠える俺さまアメリカを手に入れたのは俺だぞとコロンブスの声、窓に濃雲が私ファ一スト、されど夫も俺さまになりたい我が家 [続きを読む]
  • 「終わった人」のこと
  • ▼ 休日を手に入れたのに彼のひとは「終わった人」になってしまった新聞の朝刊の1ペ一ジに「終わった人」の映画の広告、しかも黄色いペ一シ、定年退職後の夫が妻たちに嫌われている話はあふれている。が「終わった人」とうタイトルは抜群だ、脚本家の内?牧子の才気が光っている。「定年って生前葬だな」から始まる広告文を抜き出してみる。?? 自分そっくりだ。?? 思い出と戦っても勝てない。?? 定年予備軍こそ観ておくべき [続きを読む]
  • 月子の第一歌集「眉月」
  • 六月号の「未来」に紹介されている「眉月」という歌集は昨年の10月に刊行された、月といえば秋、でも6月だからむしろ目立つのかもしれない。会員の歌集紹介に嶺野恵が取り上げている。「表紙を開くと、見返しを紺色の空に浮かぶ細い月の絵が飾っている。?? 眉月とつぶやきしのちの悲しみよ白き真昼の眉月となれ この作品から歌集ははじまる。眉月とは女の眉に似た細い月、新月のことで月に寄せる作者の思いの強さ」?? [続きを読む]
  • 「平成じぶん歌」その一 佐藤弓生
  • 短歌研究6月号の特集は「平成じぶん歌」。いま歌壇で活躍している歌人8人の新作30首、平成が始まった30年前から、じぶんに起こったことを詠んでいる。読みながら私の平成を思う。??人生はジョ一ク でしょうか このひとと四月一日届け出をして佐藤弓生の第一首に驚く。あえてエイプリルフ一ルの日に結婚届けを出すなんて。この一連は私を引きつける。彼女の表現力の虜になってしまう。佐藤弓生は2001年「眼鏡屋は夕ぐれのため」 [続きを読む]
  • 「聞く力」はあなたの武器
  • ??何を聞いていたのか何を話したか空五倍色の空に火の星何年か前のことだがこの歌をある会に出詠した。有名な歌人が私に「空五倍色」って私は知らなかった。どんな色ですか、古今集で知ったのですかと聞かれ私はうれしかった。私はいい気分で大歌人とお話しできた、朝刊のPRESIDENTの広告を見て思うあの歌人こそ「聞き上手」だと。??秘伝!どんどん話しが弾む「聞く力」??誰でも出来るすごい心理術??仕事で大差、最強スキ [続きを読む]
  • 近づいて来るあの雨男
  • 太宰治の「斜陽」を読むとうカルチャ一の講座の誘い、湿った葉書先日、新宿の朝日カルチヤ一からいただいた「恋と革命、太宰治の斜陽を読む」に私は「へえっ」と思った。今日の?朝日俳壇で長谷川櫂はかわらず冴えている。?? 更衣高校生の顔となる(藤井啓子)「評」夏服に着がえて、より高校生らしくなった。たしかに!櫂の評はいつも楽しく面白く爽やかだ。5月のようなひと、でも太宰治は雨男、いかにも6月の人に思える。なぜ [続きを読む]
  • 頑張れ!蒼井杏
  • 歌誌「未来」のanthologyのペ一ジは10数人しか選ばれない、そのなかに選者も入ると一般の会員は100人に一人位しか選ばれない、蒼井杏の担当の5月号はいつもと違う、??ペットボトルの蓋あけられぬとさしだされふるえる水のさびしかりけり(草野浩一) 昨年の八月の昼、私は家をでてまもなく喉が渇いた。コンビニで水を買い近くの木陰で飲もうとしたがボトルの口が全く開かない、おばあさんが寄って来て通りかかりの少女に頼んだ [続きを読む]
  • 大辻隆弘の短歌時評速報
  • 朝日歌壇の今日の寸評は大辻隆弘の「結社の存在意義」「短歌結社の記念誌が続々と発行されている」からこの時評は始まる。??三月には「コスモス」の創刊六十五周年記念号??五月には「かりん」の四十周年記念特集号??七月には「心の花」の百二十周年記念号??九月には「未来」 の八百号記念号結社誌の衰退が叫ばれるなかでこれらの結社は、今なお多く会員を擁し新たな才能を発掘し続けている。と述べる大辻隆弘は「未来」の [続きを読む]
  • 「三島由紀夫賞」は古谷田奈月
  • ▼文芸に関わるひとの贅沢なる自死とりわけ三島由紀夫の 今年の「三島由紀夫賞」は古谷田奈月(36)に決まった。今朝の朝日「ひと」の欄に彼女の笑顔、まだ少女のような笑顔が5月にふさわしい。「三島由紀夫賞」は新潮文芸振興会が主催する文学賞、賞金は100万円らしいですよ。受賞作「無限の玄」の主人公の玄は彼女の父、5年前に亡くなった困った父である。夫にも父親にもふさわしくない男が結婚してオヤジになった。その娘が古谷 [続きを読む]
  • 「ながらみ出版賞」の岩尾淳子
  • 昨日、ながらみ出版社から今年の授賞式のご招待待状を頂いた。おめでたい宴にぜひ出席させていただきたく楽しみにしている。検索したら、ながらみ書房は1985年開業、歌集、歌書など一千点以上の本を出版している。第26回ながらみ出版賞は岩尾淳子、2006年未来短歌会入会、2010年未来賞受賞、昨年6月に上梓した第2歌集「岸」が受賞、??おめでとうございます。拍手、拍手、拍手、、5月号の「未来」から7首引用させて頂くふぶく海を [続きを読む]
  • ギャンブル依存症
  • ▼天国がすぐさま地獄になるカジノ、あなたの悪夢わたしの悪夢政府は今国会でカジノ解禁につながる実施法案の成立をめざしている。今も依存症を克服できずにいる元関脇の貴闘力(50)が朝日朝刊に載っている 貴闘力はこれまでギャンブルで負けたのは5億円以上。バカラで500万かけて5千万円になったこともあるらしい。神戸市出身、賭けごとの好きな父親のせいで借金取りに追われて転校を繰り返した。親父から離れるため相撲を、十両 [続きを読む]
  • ぼ一っとすること
  • 俳句は「ぼ一っと」すること、連休明けの朝日朝刊・折々のことばの長谷川櫂の言葉は楽しい。??言葉以前の世界の消息を言葉によって伝えること、つまり言葉で言葉を破ること。そのために「ぼ一っとする」、つまり「集中ではなく、心を遊ばせる必要がある、」と長谷川櫂は言う。俳句は、世界の、そして私の存在に隙を空ける。「や」などをはさみ、切れを入れる。長谷川櫂は1954年熊本県生まれ、朝日俳壇の一番若い選者である。金子 [続きを読む]
  • 2018年の新書大賞
  • アフリカの旅より帰りてきし友は我より偉く豊かに見える今日は子供の日である。朝刊の本の広告を見ながら、この人は子供みたいだ、だから彼の新書が20万部も売れるのだと思った。前野ウルド浩太郎は1980年秋田県に生まれた、弘前大生物生産学科卒、博士号もとっている昆虫学者だが就職は厳しかったらしい。アフリカのモ一リタニアにわたりバッタを追いかけた。新書大賞を受賞したのは??「バッタを倒しにアフリカへ」、想像を超え [続きを読む]
  • 松田梨子・わこ姉妹の二人三脚
  • 4月29日の朝日歌壇は春真っ盛り。なかでも松田梨子・わこ姉妹の歌が新緑のように爽やかだ。☆ねえちゃんを想ってくれる人がいて今日はほのぼのレモネ一ド日和 選者4人全員が☆である。☆妹と二人旅する信州賂染めてみたいな春の青空梨子のこの歌は永田和宏と馬場あき子が採っている。彼女たちはもう子供ではない。梨子は大学生、わこは高校生らしい。小学生の頃から朝日歌壇の常連である。長女の梨子は優等生的、次女のわこは大胆な [続きを読む]
  • 続「男の宿題・あれこれ」
  • お洒落老女A子は20年も前から短歌の結社に入り歌集や歌誌が6畳に山積み、服は8畳から溢れそうらしい。一年前に夫を亡くしマンションの2Kに越そうとしている。すでに歌誌歌集の半分以上は捨てたが服はまだ2割だけ、と吐息、私の歌集は捨ててもいいわよと言うと「そんな失礼なこと」と言ったがすでに捨てたかもしれない。短歌研究5月号の「男の宿題」を読んでいると「捨てる」ことが宿題の男性もいる。服ではなく本なのである。?? [続きを読む]
  • 「男の宿題」あれこれ
  • 「短歌研究5月号」の特集は「男の宿題」、いまの歌壇の代表男性歌人100人の七首とエッセイ。宿題とは、なんでしょう?単なる「宿題」と「男の宿題」と、違って思えるのはなぜでしょう? からはじまるこの大特集を読みはじめる。▼「オトコのおもちゃ」 千々和久幸(香蘭)戦争はオトコの玩具ユウコサ一ンこの男らも宿題に飽きユウコサ一ンは河野裕子、子供達は母をまるで親しい友のように呼んでいたらしい。この特集でまず目に [続きを読む]
  • 「自分のことだけ考える」
  • ??転んでも起き上がればいい失っても見つければいい、春が来ている 「自分のことだけ考える」という本が13万部も売れているという新聞広告、著書はあの堀江貴文、刑務所に何年いたのか、転んでもタダでは起きない男だ。他人のことを考えていたら起き上がれないだろう。広告も過激だ。▲人の目なんか気にするな。▲嫉妬したら負ける。▲真面目だから評価される時代は終わった。▲炎上される者になれ!▲他人の「正義感」はスル一 [続きを読む]
  • 話しかけること
  • 私は親しくない人に話しかけるのは苦手である。着慣れない服を着る心地がする。そんな私が私の作歌信条は「話しかけること」などと書いている。4年前の「東京歌人ジャ一ナル」3月30日発行。4年も前の私の拙文だが、初夏のある夜、ベランダから火星を見ていたら火星も私を見ている。予報では翌日から雨が続くとのこと。しばらく火星に会えないだろう。「火星には雨が降らないそうですね」と話しかけると「地球には不幸が降るそうで [続きを読む]
  • 鈴木美紀子の歌集を語る会
  • 昨日14日、13:10〜16・45 中野サンブラザで「風のアンダ一スタディ」を語る会があり72名が参加した。第一部は穂村弘と文月悠光の対談 鈴木の歌集から二人が10首抄出している。??折り返し電話するよと言うけれどそのときはもう虹は消えてる穂村弘も文月悠光もこの歌を2首目に選出している。下句の作者の見事な皮肉に二人がすぐに反応したのだ。第2部は天野慶、伊波真人、岡崎裕美子の語らい、司会は朽木裕、総合司会は岸原さや? [続きを読む]
  • あなたは「ゴミ屋敷の住人」に、
  • ??ダウンコ一ト、マフラ一、ブ一ツを捨てるなら空っ風ふく今日こそよけれ先日から私は「ゴミ屋敷に棲む人々」という本を読んでいる。著者の岸恵美子は1960年生まれ、看護大学準教授を経て自己ケア一について研究しながらゴミ屋敷の住人にならないようにこの著書で熱っぽく警告している。以前このブログで「フランスの女は服を10着しか持たない」という本について書いたことがあった。これを読んでくれた歌友たちに囲まれて盛り上 [続きを読む]
  • 朝ドラは見たくない女
  • ??親切も煩わしいときありNHK朝のドラマを見たくない今日は老女三人よれば、朝ドラは親切過剰ではないかという話になる。近所、親戚、友だちが助け合うのは心強い、がときには「私の心を覗かないでね」という気分の日もありますよ。??甘くないコ一ヒ一は淋しい、さもあれど甘過ぎるコ一ヒ一は更に淋しいことしの桜は早く咲きすぎた、新しい朝ドラが始まったときは散っていた、??もう散った桜並木を歩くとき前をゆく若き人ら [続きを読む]
  • コワイ青年・石川僚一
  • 4月号「未来」を開いて驚いた、??今月の歌 は石川僚一歌集「死ぬほど好きだから死なねーよ」岡崎裕美子は次のように解説している、「2014年に短歌研究人賞を受賞し、受賞作??父親のような雨に打たれてが短歌と虚構の議論を巻き起こして話題となった作者の第一歌集。あの受賞式の夜、石井僚一は父親と共に出席し「作品は虚構です」と挨拶。会場がどよめいたのを思いだす・寺山修司だって母親を、ですけどね。??遺影にて初めて [続きを読む]
  • 半分生きて、、、
  • 「半分生きて、」というあとに皆様はどんな一言を続けたくなるだろうか。養老孟司は「半分死んでいる」と、話題のベストセラ一で注目されている。生き残る夏虫のごと早朝の寝床を我は抜け出でており私はまさに「半分生きて、半分死んでいる」のである。養老孟司とは1937年生まれ日本の解剖学者、東大名誉教授である。現在の日本を生きるのはややこしく、生きている実感がない。「平成とは、すべてが煮詰まった時代」「中ぶらりんの [続きを読む]