もりぞう さん プロフィール

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もりぞうさん: もりぞうの部屋
ハンドル名もりぞう さん
ブログタイトルもりぞうの部屋
ブログURLhttps://s.ameblo.jp/feumoe/
サイト紹介文4月から研修医1年目。中学生の頃から摂食障害を患う。一生懸命考えたことをお伝えします。
自由文4月から研修医1年目。今も食事に惑わされることばかり。勉強ができなくても社会に貢献する方法はあるはず‼
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供40回 / 365日(平均0.8回/週) - 参加 2014/11/11 12:37

もりぞう さんのブログ記事

  • 入院 2回目
  • 2回目の入院が始まりました。これは病状が悪くなったから、というのではなく、さらに回復を深めるための入院だと理解しています。入院中に受けるプログラムや毎日の行動は、1回目とほぼ同一です。食事を摂る部屋、取り組む課題、病棟のスタッフの皆さん、部屋にある備品やその位置、起床する時間。全く同じ。同じサイクル。けれどそれを捉える私の思考、感情、感覚はかつてと大きく変わっていることに気づきます。同じことを再体 [続きを読む]
  • 感謝と幸福
  • 「感謝出来ることって嬉しいことだよね」ひとりの看護師さんが会話の中でそうおっしゃいました。感謝をされる側にいたら嬉しいと思うのはすんなり納得できました。自分のしたことで相手が幸せになっていると思えるからだと思います。では、感謝をする側になれることが何故喜びなのか。きっと、感謝の心の根底にはこんな思考が流れているからだと思います。相手がくれた「もの」や「こと」にある価値に気づき、それを享受できるこ [続きを読む]
  • 演奏会のプレゼント
  • ゆるい半円状に椅子が並ぶ病棟の一角。今日は入院していた病棟のクリスマス会。病棟のスタッフの皆さんのハンドベルや出し物の合間にギターの弾き語りをさせていただけることになっている。 こうやって、事前に準備をして知らない人も含めた多くの人が聴いて下さる場で一人で歌うのは初めてだ。いつも家で一人、曲の一部を何と無く歌っているだけだから、1曲をまるまる弾けるようにするのは思った以上に難しいことに気づく。 クリ [続きを読む]
  • 真実
  • ある学者さんがキリスト教系の小学校に通っていた時の話。 宗教の時間にこんな問いかけがされた。 人間の祖先を辿ったとき、ヒトの起源は何か。宗教が導く結論(神が作ったものである)と科学の結論、どちらを支持するか。 多くの生徒が宗教の考えに賛成する中、小学生だった学者の先生は科学が正しいを主張した。それを見て宗教の先生はこうおっしゃった。 あなたの言う科学的結論は確かに正しい。けれどこの世界には、宗教の考え [続きを読む]
  • 願い
  • 書類の提出のため職場に出向いた。休職してから3回目くらいだろうか。1回目と2回目は条件反射的に事務室の扉を見ただけで泣いていた。だから今回も行くのが憂鬱だった。 お世話になっている担当の方が入り口まできて説明してくれている最中、何人かの先生が通りかかる。私はどういう人間として認識されているのだろうか。そもそも私を記憶にとどめている先生はいるのか。 どう目線を定めればいいのか、どういう表情でいればいいの [続きを読む]
  • お絵かき
  • 絵を描くのが好きだ。いつか、病院の待合室で絵を描いていたら、趣味があって良いねと声をかけられた。私は、はい!とても楽しいです!と軽快に答えた。絵を描くのが好きだ。私は今、絵を描いている。今の私の気分は、楽しいではなく、怒りや不安や悲しみなど、ぐちゃぐちゃの泥沼状態だ。きっとこれだけ楽しいことをしていて泥沼にいるのなら、絵を描いていなかったらもっと深い底なし沼に突き落とされているのかもしれない。絵 [続きを読む]
  • 落書き
  • 「…の落書きということですよね」「見に行きたいですよね」「皆さんは落書きはしてはいけませんね」ラジオから流れてくる会話。歴史的に有名な画家の落書きが貴重なものとして保存されている壁があるらしい。どうして「有名な画家」は落書きして良くて、「私」はいけないのか。「有名な画家」と「私」を区別する境界線はどこなのか。個人を勝手な価値判断で評価され、区別され、見下された気分になった。自分が画家を目指してい [続きを読む]
  • ひとりごと
  • はぁ。大枚叩いて集めた食品を消費しきった時、血糖値とか胃袋の容積とかいう概念が頭をよぎり、吐くための準備に移る。同時に、動かなきゃという焦りからダンスの練習をする。今日は過食しても動く余裕がある。昨日、勤務先の連絡網で忘年会にダンスをするかもという話が回ってきた。元々ダンスは好きだから、候補曲を踊ってみようと思った。比較的踊りやすく、うきうきする動き。数十分繰り返して動きが馴染んでくると、気持ち [続きを読む]
  • DBT=弁証法的行動療法 とは 3
  • どれも大切な感情。私たちは刻一刻と変化する感情の中で生きていますが、時に感情は暴走することがあります。本来、命を永らえる、自分を幸福につなぐはずの感情は、暴走すると自分を苦しめる方向の力を持つことがあります。その暴走の結果取る行動の一つが「食べなさすぎる」とか「食べすぎる」ということです。 少ししか食べない、とか、食べ過ぎる、とかは病気でなくても良くあることです。過剰であること、がその人を苦しめる [続きを読む]
  • DBT=弁証法的行動療法 とは 2
  • 人は動物です。動物は生存競争に勝つために様々な作戦を持っています。その作戦の一つが「感情」です。 刻一刻と変わる感情は、命を繋ぐのにふさわしい行動を選択するように作用しています。例えば、目の前に大きなハチが出現したら「怖い」という感情を抱き、「逃げる」という行動を取ります。 DBTでは全ての感情は10個に分類できるとされていますが、その10個はどれも、余すことなく生物として必要な感情であり、どれも否定され [続きを読む]
  • DBT=弁証法的行動療法 とは 1
  • 話す順序が前後しています。DBTとは何なのか、今の時点での自分なりの解釈をまとめます。細かい正式な話は私が札名するより本や他のサイトの説明の方がわかりやすいかなと想像しますので、私の考えていることを述べます。 受けていた入院治療のメインがこの、DBT=弁証法的行動療法です。DBTは認知行動療法の中の一つで、境界性パーソナリティ障害の治療として作られたのが始まりで、それが他の疾患にも効果があると言われ始めてい [続きを読む]
  • デザインあ展 2
  • その価値のある自分の世界の「見え方」=身体感覚、思考、感情、浮かぶイメージ、に気づくのにマインドフルになることはとても有効で、逆に、過食や拒食によって自分の感覚に蓋をしてしまったらどのように世界を見ているのか、という価値のあるものを捨てていることになる。大量の食べ物を買うという大金を払って価値のあるものを捨てているということなのです。 自分の持つ感覚には価値があり、自分の存在には価値がある。そして [続きを読む]
  • デザインあ展 1
  • Eテレの番組「デザインあ」が私は大好きで、その展覧会「デザインあ展」に訪れることができた。 デザインあ展 in TOKYO期間:2018年7月19日(木)〜10月18日(木)場所:日本科学未来館 番組の内容がそのまま目の前に再現されているイメージで、番組のファンとしては身の毛がよだつほど幸福だった。 私がこの番組を好きになったのは、たまたまテレビをつけて流れてきた映像や音楽が新鮮で、感覚的で、心にくすぐったい世界観を作って [続きを読む]
  • 今日の日記
  • マインドフルネスになって「自分の今」を認識できたら、それをそのままありのままを受け入れることが大事であると同時に、それを言葉に表現することが大事らしいです。書いたり動物に話しかけるのも有効だけれど、一番は人を相手に話すことだとか。人間って不思議です。そこで!今日の私についてです。週末は退院前の外泊訓練ということで、家に1泊か2泊帰ります。それのことを考えて不安な気持ちが沢山あります。先週末も外泊訓 [続きを読む]
  • DBT ---1.マインドフルネス---
  • DBT、弁証法的行動療法、は4つの柱で成り立っています。4つとは、「感情調整スキル」「対人関係スキル」「苦悩耐性スキル」「マインドフルネス」のことで、「マインドフルネス」は他3つの土台となっているという構造です。その土台であるマインドフルネスとは、過去や未来でない、たった今現在の自分をありのままに気づき、それをありのままに受け入れる、というものです。「今現在の自分」は、身体感覚、思考、感情、浮かんでい [続きを読む]
  • 心の声を聞く
  • 朝。おもむろに、ケースから顔を出しているギターを手に取り歌う。久々の弦は柔らかく戻った左の指に食い込み思うように押さえられない。それでも楽器の振動が胸に伝わる感覚が心地よい。楽器は下手になったかもしれない。思うように狙った音程で歌えないかもしれない。それでも、楽しいと思えることが少しでもあるなら、それは大きな幸せなのだろうな。 DBT---弁証法的行動療法。私がいま入院して受けている治療のメインの治療で [続きを読む]
  • 患者実習 1 ---- 病棟の神 ----
  • 身内も自分も病院とは無縁の健康家族だから入院する患者の立場を味わったことがなかった。だからこれは貴重な機会だと思い存分に患者目線を知ることにした。「もりぞう先生、病室個室がいい?今なら大部屋も個室も選べるけど。」なんとも言えない脱力トーンの鉄人先生の話し方。頼もしくかっこいい一面を持ちつつ、こういう弛緩していい時にチャーミングさ全開に降りてきてくれるところも親しみやすい先生の魅力だ。 食事を制御さ [続きを読む]
  • 職場にて 5 ----内科医の力----
  • キャサリン先生は週に1回だけお見えになるから入院の担当の先生は鉄人先生が引き受けてくださることになった。一晩明けて22日火曜日。お昼を済ませてうたた寝から目覚めた時、鉄人先生が回診にいらした。面談室でお話聞いていただけますか。私の申し出に、先生は快く充分な時間を割いてくださった。大部屋だから、他人に話を聞かれたくなかったし、他の職員の目を配慮してカルテ上は伏せてくれている本当の病歴を知っていて欲しか [続きを読む]
  • 職場にて 4 ----キャサリン先生----
  • キャサリン先生は若い女医さんのエネルギッシュさと頼もしさ、チャーミングな笑顔と丸い瞳が可愛い。そして凛とした視線は安心感を抱かせる。 だから私は自分の話なれた病歴を迷うことなく話せた。ひとまず気分が落ち込んでいることの修正にお薬を処方してもらい、1回目は終わった。この場合、処方を出していただいたことより、話を聞いてもらえる人が近くにいることの安心感の方が大きい。 2回目は2週間後、他の心療内科の先生と [続きを読む]
  • 職場にて 3 ----鉄人先生----
  • 入院云々のくだりは、もう少し遡って説明したい。それは仕事に就いて間も無くキャサリン先生に出会うところから始まる。4月に晴れて入職させていた時の私は、元気な私で仕事できそうじゃん、と安心しながら出勤していた。しかしその感覚は1、2週間で消失して、4月半ばに職場で涙が止まらずに指導医の鉄人先生に心療内科の受診を勧められた。「悩みがあるならどんなことでも相談するんだよ」院内用の携帯にかかってくる電話も無視 [続きを読む]
  • 職場にて 2
  • こうなることは半分くらい目に見えていた。先週からの1週間はほとんどカロリーのあるものを食べれていなかった。病気と長く付き合うとともに嘔吐の技術はどんどん向上する。大量のお米を食べても結局全部履けるから、それをキャベツに置き換えても大差ないだろうと、あまり深くも考えず野菜とお豆腐ばかり食べていたら、2、3日で階段を上がるのがきつくなり、翌日にはめまいが悪化した。金曜日にあったBBQパーティーは、肉は食べ [続きを読む]
  • 職場にて 1
  • ブログを開くのも久しぶりになってしまいました。書きたいことが沢山あるのに、文章にして残す作業を怠っている。じゃあいつやるの?今でしょ。 一昨日から入院しています。半ば緊急、半ば計画通り? 21日月曜日。週が明けた朝の当直報告会の最後に寝ぼけた耳に入ってきた言葉。「ということでこの患者さんはこれから緊急カテになると思います」・・・・ん?カテ?「カテ」とは、心臓カテーテル検査&治療のことを指す。心臓の周り [続きを読む]
  • スタートテープ
  • 久しぶりのデートだ!って思って張り切っていたのになかなか上手くいかないものよ。シロクロ付くものじゃないって分かってる。けど、ダメだったって決め付けたくなる。実は万が一上手く言っている時でも未来がわからない時は悪い方に想像するのよね、予防線張るために。でもその予防線張ることでより労力を使ってるのかもしれないなーでも得たものはたくさんあるはず!!どうしたらもっと、お互いがリラックスできるのかな、とか [続きを読む]
  • ドミノ倒し
  • 「まず自分が幸せになりなさい。そうしたら、周りの人に幸せを伝播させることができるのです。」卒業式の日に医学科長の先生がおっしゃった言葉。自分に余裕がなかったら周囲に気を配ることも出来ないことは、国家試験の勉強をはじめ大学の6年間でも痛感した事実だ。だからすごく納得したし、この言葉を聞いた時は全身に稲妻が走った。自分が幸せを感じている状況。今は仕事も勉強もしなくていい(というか、引越し作業に追われ過 [続きを読む]
  • 発表
  • 3月19日14時。今年度の医師国家試験の合格発表の時間だ。1万人の受験者が同時にアクセスするのだからどうせサーバーがパンクしているだろうと繋がらないつもりでページを進む。進む。進む。あれ、全然止まらない。画面はあっという間に細かい数字の並んだ画面へ。 ・・・・・・ あ、 ある・・・!!! おかげさまで試験に合格させていただくことができました。振り返れば振り返るだけ、人に支えられて乗り越えることのできた試験だと [続きを読む]