スパニッシュ・オデッセイ さん プロフィール

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スパニッシュ・オデッセイさん: スパニッシュ・オデッセイ
ハンドル名スパニッシュ・オデッセイ さん
ブログタイトルスパニッシュ・オデッセイ
ブログURLhttp://blog.goo.ne.jp/donelvis
サイト紹介文スペイン語のトリビア コスタリカ、メキシコ、ペルーのエピソード パプア・ニューギニア、シンガポー
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供200回 / 365日(平均3.8回/週) - 参加 2014/11/13 12:38

スパニッシュ・オデッセイ さんのブログ記事

  • 曜日について
  •   隠れキリシタンの秘書『天地始之事』の中で、神様は月、火、水、木、金、土と人間を創造する旨の一節があることは前回紹介した。  【ウィキペディア「さんた丸や」。隠れキリシタンの聖母子像の例】 1週間は7日あるということは現代では常識になっているが、キリスト教禁止令が発布された17世紀初頭はどうだったのだろうか。 そもそも曜日は古代バビロニアで生まれたもので、日本には平安時代初頭に伝えられたらしい。ただ [続きを読む]
  • キリシタン用語(17)「サバト」と「ドミンゴ、ドメイゴ」
  •   隠れキリシタンの秘書『天地始之事』にはよく知られたキリシタン用語のほかにも、わけのわからない言葉がたくさん出てくる。 『創世記』1:27には、人間の創造について次のように述べられている。 神は自分のかたちに人を創造された。すなわち、神のかたちに創造し、男と女とに創造された。  一方、『天地始之事』におけるアダムの創造についての記述は次のとおりである。 天帝(てうす)萬もつ御つくり、つち水ひかせしを [続きを読む]
  • キリシタン用語(16)「アンジョ」
  •   天使はキリスト教の専売特許とは限らない。ユダヤ教にもイスラム教にも存在する。 ユダヤ教の天使には背の高さが世界の大きさの半分に達するのもいるらしい。 イスラム教の天使についても詳しくないので、ウィキペディア「天使」をご覧いただきたい。  【ジブリールから啓示を受ける預言者ムハンマド(集史より)。ウィキペディア「天使」より】 上の絵にはムハンマドと天使が描かれているが、イスラム教ではこのような絵 [続きを読む]
  • キリシタン用語(15) 「アンジョ」のお仕事
  •   「天使」を表す英語の angel はギリシア語のアンゲロス(αγγελος;angelos)に由来し、その原義は「伝令」「使いの者」であることは前回述べた。日本語では「天使」と訳されるのが一般的だが、「御使い」、「神使」、「神の使い」などの訳語もある。 訳語が示すように天使の仕事は神の伝令として神のお告げを伝えることである。天使ガブリエルが聖母マリアに懐妊を伝えたことはその一例である。  【エル・グレコ画、 [続きを読む]
  • キリシタン用語(14) 「アンジョ」の元になった天使たち
  •  地獄の魔王ルシヘルはかつては光り輝く天使であった。それも、天使の中で最も位の高い天使であった。天使の階級についてはウィキペディア「天使」より引用する。 上位三隊 「父」のヒエラルキー 熾天使(セラフィム) 智天使(ケルビム) 座天使(王座) 中位三隊 「子」のヒエラルキー 主天使(主権) 力天使(力) 能天使(能力) 下位三隊 「聖霊」のヒエラルキー 権天使(権勢) 大天使 天使 [続きを読む]
  • キリシタン用語(13) 「ルシヘル」の異名「ジュスフェル」
  •   前回、キリシタン用語「ルシヘル」について述べたが、「キリシタン用語集」には「ジュズフェル」という項目が立てられ、「リュシフェル」に対応すると説明されている。 1939年ごろ発見され、現在、天理図書館に保存されている写本『天地始之事』には「しゆすへる」または「じゆすへる」と表記されている。 この写本についての学術論文も発表されていて、インターネットで閲覧することもできる(天理図書館蔵「天地始之事につ [続きを読む]
  • キリシタン用語(12) 「ルシヘル」 Lucifer
  •  ダンテの「神曲」の地獄の底には魔王ルチフェロ(サタン)が氷の中に永遠に閉じ込められていることはすでに述べた(「煉獄(Purgatorio)」参照)。  魔王ルチフェロ(ルシファー)はかつては光(西 luz「ルス」。英“lux”、日 照度の単位「ルクス」は関連語)の天使であったが、神に反逆したために地獄に落とされ、堕天使と呼ばれるようになった。  【ウィキペディア「ルシファー」より】 堕落の原因については諸説あるよ [続きを読む]
  • キリシタン用語(11) 「ガラサ」(恩寵)
  •  キリシタン用語「ガラサ」は映画『沈黙 -Silence -』に出てきた記憶はないが、人名にも使われているので、日本でも有名である。 例によって、「ガラサ」はポルトガル語 graça に由来する。スペイン語では gracia に、英語では grace に対応する。スペイン語での意味はいろいろある。手元の辞書の gracia の項の第一義は「上品さ、気品、優美」。次に「面白さ、おかしさ、妙味」と続き、「冗談、しゃれ、おどけ」が3番目に出て [続きを読む]
  • キリシタン用語(10) 「サクラメント」
  •   最近では「ゆるしの秘蹟」という名になっている、いわゆる「告白」はキリシタン用語では英語の confession に相当するポルトガル語 confissão に由来することは前回述べた。 この正式名称はラテン語で Sacramentum Poenitentiae et Reconciliationis、英語で Sacrament of Penance and Reconciliation というが、英語 sacrament に相当するポルトガル語 sacramento (スペイン語も同源同形)からキリシタン用語の「サクラメ [続きを読む]
  • キリシタン用語(9) 「コンヒサン」
  •   カトリック教会では信者が宗教上の罪を犯したとき、神父に告白して赦しを請う「ゆるしの秘蹟」という儀式がある。かつては「悔悛の秘蹟」や「告解」と呼ばれていたが、一般的には「(罪の)告白」で通じたかと思う。 精神分析医がいなかったころは、その役割も果たしていたことだろう。告白する側は告白してしまえば、すっきりするだろうが、聞く側はそうはいかない。「聴罪司祭には守秘義務があり、告白によって知った罪につ [続きを読む]
  • 隠れキリシタンを発見したプティジャン神父
  •  1612年及び1613年にキリスト教禁止令が出され、1873年に廃止されるまでキリスト教信者は隠れキリシタンとして生き延びる。 幕末の開国当時はキリスト教禁止令はまだ廃止されていないが、「1859年(安政6年)、幕府は開港場居留地において、外国人の信仰の自由を認め、宣教師の来日を許可した」(ウィキペディア「禁教令」より)。  そして、長崎には1865年に大浦天主堂が完成する。  【創建時の大浦天主堂(ウィキペディア [続きを読む]
  • キリシタン用語(8)「エケレシア、エキレンジャ、イグレジャ」
  •  現在、キリスト教徒が宗教行事のために集まるところは教会である。実は、「教会」という言葉はキリスト教だけでなく、どの宗教に対しても用いることができるのである。とはいっても、仏教は「お寺」で、神道は「神社(お宮)」が一般的であろう。イスラム教は「モスク」という言葉がだいぶ広まっていると思う。「教会」というと、天理教などもあるが、やはりキリスト教のイメージが強いと思う。 さて、キリスト教伝来(1549年) [続きを読む]
  • 隠れキリシタンの里
  •  映画『沈黙 -Silence -』の時代には、すでにキリスト教禁止令が発布されていて、信者たちはキリスト教禁止令が撤廃される明治6年(1873年)まで隠れキリシタンとして生き延びていく。 隠れキリシタンは長崎県、熊本県を中心とした地域に多かったのだろうと漠然と思っていたが、日本全国にいたようである。筆者が隠れキリシタンを身近に感じるようになったのは新潟県である。岡山県、東京都、神奈川県、長野県、福井県に居住経 [続きを読む]
  • 島原の乱と聖ヤコブ
  •   映画『沈黙 -Silence-』は島原の乱が収束して間もないころの話である。 島原の乱の詳細についてはウィキペディア「島原の乱」をご覧いただきたいが、2015年10月28日付の産経新聞のコラム「鈍機翁のため息」でも島原の乱について言及されていた。その中で聖ヤコブとのつながりが紹介されていた。  聖ヤコブはこのブログでも何度か取り上げているので、「Santigago Matamoros」の項を参照願いたい。Santigago Matamoros の話は [続きを読む]
  • 煉獄(Purgatorio)
  •   ダンテの「神曲」に戻る。  地獄の底へ底へと下降していくと、最下層に魔王ルチフェロ(サタン)が氷の中に永遠に閉じ込められている。  【氷地獄コーキュートスの最深層にいる悪魔大王(ディーテ)。『神曲』地獄篇を描いたギュスターヴ・ドレの連作の34番。】 しかしながら、現在では、地球は中心へ行けば行くほど高温になり、中心部は5000K - 8000Kと推定されている(ウィキペディア「地球」より)。 ともあれ、この [続きを読む]
  • アメリカの孔子様
  •   前回、閻魔大王のモデルになったともいう孔子の頭頂部が窪んでいて、鬼の様なご面相だったという話をした。お世辞にもイケ面とは言えない。むしろ、醜男である。   そもそも孔子は氏が孔、諱(いみな)を丘と言った。孔子の「孔」は穴の意味である。瞳孔、鼻孔などの「孔」である。つまり孔丘は穴があいた丘という意味になる。孔子の頭頂部の特徴そのものではないか。 杉原たく哉著『中華図像遊覧』 (p. 29) から引用する。 [続きを読む]
  • 閻魔様のモデル
  •   これは閻魔様のモデルとして前回紹介した画像だが、このお方は有名人だけあって、画像が多数残されている。  このお方の父親はプロレスラーのごときたくましき人物とのこと(「中華図像遊覧」杉原たく哉著、大修館2006年)。 「中華図像遊覧」より引用する。このお方は、 身長が9尺6寸もあったという。当時の尺は今より短いが、それでも2メートルを越す大男であった。  『史記』や『論衡』にもこのお方の記録が残され [続きを読む]
  • 閻魔大王(2)地獄第五殿
  •   閻魔大王はあの世の入り口で死者が極楽に行くか、地獄に行くかを決める裁判官というイメージだが、実は、閻魔様は道教や仏教で、地獄において亡者の審判を行う十尊(十王)のうちの一人なのである。 「仏教が中国に渡り、当地の道教と習合していく過程で偽経の『閻羅王授記四衆逆修生七往生浄土経』(略して『預修十王生七経』)が作られ、晩唐の時期に十王信仰は成立した。」とのことである(ウィキペディア「十王」)  閻 [続きを読む]
  • 閻魔大王
  •  ダンテの「神曲」の地獄の裁判官はギリシャ神話にも登場するクレータ島のミーノース王が務めていたが、東洋ではご存知の閻魔大王である。 もともとはインドの神様で、ヤマと呼ばれていた。(詳細はウィキペディア「閻魔」参照)。  【19世紀前半に描かれたヤマ(ウィキペディア「閻魔」より)】 ウィキペディアより引用する。 インドのヤマは、のちに仏教に取り入られて閻魔天となり、地獄の主と位置づけられるようになった [続きを読む]
  • 「神曲」地獄の裁判官ミーノース
  •  西洋版「三途の川」、アケローン川を渡るといよいよ、地獄の本部である。川を渡る前にいたところは「地獄前域」というそうである(ウィキペディア「神曲」)。 アケローン川を渡ったところで亡者を待ち構えているのが冥府の裁判官ミーノース(ミノスともいう)である。ミーノースはギリシア神話に登場するクレータ島の王だが、どういうわけか、地獄で裁判官を務めている。  【冥府の裁判官ミーノース:ギュスターブ・ドレによ [続きを読む]
  • 「神曲」地獄の入り口をくぐり、西洋版三途の川へ
  •  ダンテは「この門をくぐる者は一切の希望を捨てよ」と書かれた地獄の門をくぐる。ダンテは地獄、煉獄をめぐり、最後には天国にも行ってくるので、希望を捨てなかったと思うのだが。 それはともかく、この世からあの世への入り口は日本にもある。黄泉比良坂(よもつひらさか)がそれで、島根県松江市東出雲町にあったとされる。三途の川と並んで、このような入り口の話は世界各地に見られる(ウィキペディア「黄泉比良坂」)。  [続きを読む]
  • 「神曲」地獄の入り口
  •   ユリウス暦1300年の聖金曜日(復活祭前の金曜日)、ダンテは暗い森に迷い込んだ。  【ギュスターブ・ドレによる挿絵】「古代ローマの詩人ウェルギリウスと出会い、彼に導かれて地獄、煉獄、天国と彼岸の国を遍歴して回る」(ウィキペディア「神曲」)わけだが、地獄の門に書かれている言葉は有名である。 「神曲」はこの時代には珍しく、ラテン語ではなく、イタリア語(トスカーナ方言)で書かれている。 Lasciate ogne sper [続きを読む]
  • インヘルノ
  •   地獄(インヘルノ)に戻るが、聖書には地獄についての詳しい記述があったかどうか。詳しいのはダンテの「神曲」(La Divina Commedia)の地獄篇(Inferno)である。この作品は14世紀初頭に作られているで、日本に来たキリスト教宣教師たちも当然知っていたことだろう。ボッティチェッリの「地獄の図」(1490年ごろ)も宣教師たちは目にしたことがあるだろうか。  【ボッティチェッリの 地獄の図 c. 1490年】 時代は下るが、19 [続きを読む]
  • トンスラとフランシスコ・ザビエル
  •  映画『沈黙 -Silence-』に登場する宣教師たちの頭髪は長く、頭のてっぺんを剃っていない。   てっぺんを剃ったヘアスタイルは、サッカー選手として活躍したアルシンドのヘアスタイルに似ているが、少し違う。頭髪のてっぺんを剃ったヘアスタイルは「トンスラ」と呼ばれる、カトリックの修道士のものである。詳しくはリンクをご覧いただきたいが、トンスラをしない宗派もあった。日本にやってきたフランシスコ・ザビエルの絵は [続きを読む]