ohobachan さん プロフィール

  •  
ohobachanさん: 唯一ノ趣味ガ読書デス。
ハンドル名ohobachan さん
ブログタイトル唯一ノ趣味ガ読書デス。
ブログURLhttps://ameblo.jp/oba33/
サイト紹介文ハードボイルド、推理、刑事モノなど読んだ本のご紹介
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供160回 / 365日(平均3.1回/週) - 参加 2014/12/04 14:03

ohobachan さんのブログ記事

  • 突然ですが、
  • ブログのお引越しをしました。大変申し訳ありません。 もしよろしかったら、ご訪問ください。 https://fallfoever.hatenablog.com/?_ga=2.126463945.516380879.1536621426-618221589.1508262743 [続きを読む]
  • 若竹七海さんの「さよならの手口」を読む。
  • 探偵を休業し、ミステリ小説専門の古本屋でバイト中の葉村は、古本を引き取りに民家を訪れる。 押し入れにあった本を物色しようと体を突っ込んだとたん、床を踏み抜き転がり落ちる。 転がり落ちた先には、なんと、白骨遺体があった。 白骨に頭突き、なんていう経験は、葉村以外、なかなかできるものじゃないのだろう。 「不運な探偵」というキャッチフレーズ(?)を付けられた葉村の面目躍如といったところか。 ともかく、そのケ [続きを読む]
  • 大沢在昌さんの「北の狩人」を読む。
  • 北の国から新宿に一人の男がやってきた。 彼は、十年以上も前につぶれた暴力団、「田代組」のことを聞きまわっている。 その男が動き回るにつれ、新宿の闇社会にさざ波が立ち、やがて大きなうねりとなって、男たちを巻き込んでいく。 「狩人」シリーズの第1弾。2作目から先に読んでしまったのだが、シリーズとは言っても、独立した物語で、違和感はない。 「汚れのない瞳」を持つ北から来た男、梶雪人は方言丸出しのしゃべりで、朴 [続きを読む]
  • 若竹七海さんの「錆びた滑車」を読む。
  • <葉村晶>シリーズの待望の新刊。 日本一不運で、同じくらいタフな女探偵の物語。さて、今回は、どんな不運に見舞われるのか…。 で、やはり、のっけから不運をひっかぶり、ああ、いつもの葉村シリーズだと、妙に安心してしまった。ホント、裏切られない。 これまでは、冷笑を浮かべ、皮肉たっぷりの目で周囲を見ていた葉村だが、最近少々、変化してはいませんか。 なんだか、ここのところ、体もメンタルも弱ってきていそうな。そ [続きを読む]
  • 伊岡瞬さんの「瑠璃の雫」を読む。
  • 父親は家族を捨て失踪。母親はアル中で入退院を繰り返す。幼い弟、充と、小学六年生の杉原美緒の唯一の味方は、母の従妹である薫。 さらに、一番下に穣という弟がいたのだが、生後十か月で窒息死している。 窒息死させたのは充だと、母はほのめかす。 美緒自身も、明るく、弟の面倒を見る健気な少女、というわけではなく、心を閉ざし、かたくなだ。 充を鬱陶しく思い、時には殺意まで抱く。 黒い思いに押しつぶされそうになると、 [続きを読む]
  • 椙本孝思さんの「ハイエナの微睡 刑事部特別捜査係」を読む。
  • マンションの一室で中年男性のバラバラ死体が発見される。 胴体の下には大きな皿が置かれ、ご丁寧にフォークとナイフまで用意されている。 さらに、頭部は電子レンジで「調理」されていた…。 (と、のっけから、グイグイと引き込まれる) 刑事部捜査一課特捜係の佐築勝道らの捜査で、被害者は現役警察官であることが判明。 さらに、もう一人警察官の遺体が、 冷蔵庫に押しつぶされた格好で見つかる。 二つの現場には、ある企業の [続きを読む]
  • 大沢在昌さんの「砂の狩人」を読む。
  • 相変わらず、男くささがムンムン漂ってくる作品だ。 ハードボイルドとは、冷たく乾いた生き様の物語と思いきや、男たちが熱い思いを十分に見せつけ、ずいぶん、ナニワ節じゃ、ないか。 昔、少年犯罪者を射殺したことで警察をやめ、千葉の漁師町に引っ込んでいる元刑事、西野のもとを、警察庁の女性キャリアが突然訪ねてくる。 そのキャリア、時岡警視正は西野に奇妙な依頼をするのだ。 東京都内などで、暴力団組長の子どもを狙った [続きを読む]
  • 香納諒一さんの「無縁旅人」を読む。
  • 人がたくさん集まる都会。周りを多くの人が行きかい、喧騒にあふれ、活気ある都会に生きても、寂しい。 いや、人が多くいればいるほど寂しさは増す。 隣を歩いている人、座っている人は家族でも、友人でもなく「単なる人」。 挨拶を交わすわけでも、心を通わすわけでもない。 「単なる人」ばかりの中では余計に、「独りぼっち」という感覚が際立つ。 十六歳の少女が、他人のアパートの一室で死体となって発見された。遺留品の中に [続きを読む]
  • 香納諒一さんの「無縁旅人」を読む。
  • 人がたくさん集まる都会。周りを多くの人が行きかい、喧騒にあふれ、活気ある都会に生きても、寂しい。 いや、人が多くいればいるほど寂しさは増す。 隣を歩いている人、座っている人は家族でも、友人でもなく「単なる人」。 挨拶を交わすわけでも、心を通わすわけでもない。 「単なる人」ばかりの中では余計に、「独りぼっち」という感覚が際立つ。 十六歳の少女が、他人のアパートの一室で死体となって発見された。遺留品の中に [続きを読む]
  • 太田忠司さんの「歪んだ素描 探偵藤森涼子の事件簿」を読む。
  • 「求む、バカな人」。OLだった女性が、ある奇妙な求人広告をきっかけに、探偵という仕事を稼業にして、時には深く、時には傍観者となって、他人の人生に関わっていく。 女探偵、藤森涼子シリーズが誕生した1作目である。 彼女が取り組む4つの依頼を描いた連作短編。 家出した妹や失踪した夫を探すという依頼に向き合う中で、幾度となく納得できない部分が目に入る。 その部分を見て見ぬふりをして通り過ぎるか、向き合って突き進む [続きを読む]
  • 濱嘉之さんの「ヒトイチ 警視庁人事一課観察係」を読む。
  • 警察組織の膿を出す、「警察の警察」、人事第一課監察係、通称「ヒトイチ」の物語で、3編の連作短編。 内部告発や、捜査情報の漏洩が疑われる事件などから警察官の不正が浮かび上がり、非行警官を追い詰め、丸裸にしていく。 主役の監察係長、榎本は上司も認める優秀な捜査官。監察は、忌み嫌われる部署というイメージがあるが、榎本は誰からも好かれ、一目置かれるという人物像で、アクの強さはあまり感じ取れない。 公安や組対と [続きを読む]
  • 香納諒一さんの「贄の夜会」を読む。
  • 実に重厚な作品だ。 登場する刑事たちは、根っからの刑事で、職人だ。 ひとりひとりが捜査技術にたけ、その腕にプライドを持ち、手の内を容易には明かさない。 そのプライドと、そして粘りの先に犯人の後ろ姿が見えてくる。 「犯罪被害者家族の集い」に参加した女性二人の死体が教会で発見される。 一人は殺された後に両手を切り取られ、もう一人は頭を石段に何度もたたきつけられて割られるという凄惨な現場だった。 「被害者家族 [続きを読む]
  • 山下貴光さんの「Heroごっこ」を読む。
  • 主役である本間正樹(大学生)の、ツッコミどころの多い性格というか、言動には、最初からなんとなく違和感があった。 両親の離婚を母親から告げられ、うろたえた挙句、 初対面の人間、ゼミの教室に座っていた成宮に助言を求めたり、成宮から、車泥棒に誘われて、断り切れずに従ったり…と、なんとも、ふわ〜っとした男の子だなぁと。 結局、成宮に引きずられるようにして、車泥棒に出かけるのだが、目当ての車のドアを開けると、 [続きを読む]
  • 浅暮三文さんの「セブン opus2」を読む。
  • 「セブン」シリーズの2作目。 主役は、文京区本郷M署の女刑事、如月七。親しい者は、彼女を「セブン」と呼ぶ。 カナダ人の父親と日本人の母親の間に生まれたハーフで、彫りの深い美しい女性だ。 1作目も同様なのだが、捜査を主導するのは先輩であり、彼女の師匠でもある土橋。 セブンと土橋の間で交わされる、クイズのような、禅問答のようなやり取りは、たまに「?」となる。 土橋から捜査のヒントを得ながら、事件を推理、捜査を [続きを読む]
  • 吉永南央さんの「キッズタクシー」を読む。
  • 木島千春は、AYタクシーに勤務するタクシードライバー。 AYタクシーは、一般業務の他に、子どもの塾や習い事の送り迎えができない親に代わって送迎する、キッズタクシーを提供している。 千春は、その会員制キッズタクシーの業務がメインだ。 彼女は大学時代に恋人の子どもを妊娠し、シングルマザーとなった。 息子を育てながら苦しい生活を続けるある晩、街で男に襲われ、なけなしの金を奪われそうになる。 抵抗の末、千春は男を [続きを読む]
  • 樋口有介さんの「猿の悲しみ」を読む。
  • 風町サエシリーズの1作目。続編の「遠い国からきた少年」から先に読んでしまったのだが、どちらも読みごたえは十分。 殺人を犯し、刑務所に服役。その時の弁護士だった羽田のもとで、「調査員のようなもの」として勤める風町サエ。 この物語には、正義面する人間は出てこない。 誰もが個人的事情を抱え、トラブルやモメごとの真っ只中を突き進んでいく。 メインキャラ、サエの関心事は、ただただ、溺愛する息子、聖也との静かな生 [続きを読む]
  • 藤崎翔さんの「神様の裏の顔」を読む。
  • いい人→裏の顔という図式はよくある話だが、ひねりがあって、予測はつかなかった。 実はこの作品、一度放り投げている。 登場人物の回想と疑惑が繰り返され、どうにも読みにくくなり、途中退場した。 だが、時間をおいて、なんとなく再度手に取り、読むうち、途中退場するのが惜しくなった。気づいたら読了していた。 聖人君子、誰に対しても優しく、頼りになる「神様」のような元教育者、坪井誠造が逝去し、葬儀が執り行われる。 [続きを読む]
  • 柴田よしきさんの「桃色東京塔」を読む。
  • 早くして夫に死なれ、過疎の村で、自分を閉じ込めて生きる女の刑事。 犯人に逃げられるという失態を犯し、過去に囚われ続ける男の刑事。 二人がある事件で出会い、少しずつ、明日に目を向け始める。 男、黒田岳彦は東京、桜田門に勤める刑事。女、小倉日菜子は、死にかけた村のある上野山署に勤める刑事。 二人の目線で交互に語られる、連作八編の、激しくもなく、燃え上がるわけでもなく、しかし、真摯で静かな大人の愛の物語であ [続きを読む]
  • 呉勝浩さんの「蜃気楼の犬」を読む。
  • やる気も正義感も、少々くたびれてきた、県警捜査一課のオッサン刑事、番場。 だが、事件現場に立つと途端に、その洞察、観察力を発揮する。 だからか、仲間は彼を「現場の番場」と呼び、一目置く。 当の番場は、50を過ぎ二回りも年下の女性を嫁にして、一途に愛情を注いでいる。 女性のバラバラ遺体発見から始まる「月に吠える兎」。被害者の指二本がなくなっている代わりに、本人のものではない指が残されていた。 そして、「真 [続きを読む]
  • 樋口有介さんの「遠い国からきた少年」を読む。
  • 「猿の悲しみ」の続編。 ここに登場する人物たちは、いずれもしたたかで、クセが強く、あまり可愛げはない。 だが、ワルとしての魅力はプンプンと匂ってくる。 正義なんてクソくらえ。欲のオンパレードなんだが、それが実にさっぱりしていて、いっそ清々しい。 ワルにはワルの事情があり、正義には少々、引っ込んでもらおうか。 メインキャラの風町サエは、羽田法律事務所の「調査員のようなもの」。 十六歳で人を殺し、少年院から [続きを読む]
  • 内藤了さんの「夢探偵フロイト マッド・モラン連続死事件」を読む。
  • また、気になるシリーズが登場した。 「藤堂比奈子」や「高沢春奈」のシリーズとの出会いに比べると、インパクトは若干少ない。 だが、気になる。 心理学で扱われる夢、それも悪夢のお話。 夢は個人的なもので、見た本人にもその意味は分からない脳のイタズラというか、気まぐれというか。 その個人的な夢を、それも似たような悪夢を複数人が見るという。 さらには、悪夢に悩む人が死に追いやられたり、心を壊したりしている。 そ [続きを読む]