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東京の土人形 今戸焼? 今戸人形? いまどき人形 https://blog.goo.ne.jp/imadoki3

今戸人形(今戸焼の土人形)、できるだけ昔の姿を再現できるよう悪戦苦闘しています。

生まれ育った東京隅田川の畔の天然土を材料に戦前までで廃れてしまった東京名物の今戸人形(今戸焼の土人形)古いお手本や資料を頼りにできるだけ昔の姿を再現できるよう悪戦苦闘しています。

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2014/12/02

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  • 葛藤

    こういう問題はひとり腹に抱えておくべきか、でも生来隠しておけない性分だからアップしてしまいます。お納めさせていただいているお店のお客さんで、拙作の両手挙げて招いている狐が欲しいという方がいらっしゃるそうで、おしらく狐拳の狐をイメージされているのだと思います。狐拳は庄屋と猟師と狐で拳を打つ人形で組でこそ意味をなすものです。愛好家の方が狐拳の狐一体をまねき狐として楽しまれることには一向に構わないことなんですが、狐拳の狐だけ注文されるのは本来意味から逸脱することを作り手自らに要求されるようで自分自信が欺瞞に働いているような気になっています。ただそのお客さんのご希望を叶え差し上げたいので将来的には狐拳とは別の独自両手招き狐を創作して差し上げたいとは思いますが今すぐというのも厳しい話。そこでかなり昔、三十年くらい前...葛藤

  • お知らせ「中野ひな市 2024」

    今年もまもなく長野県中野市のひな市が開催されます。ひな市スケジュールに中、「全国土人形即売」という枠の中で拙作のもの出品させていただく方向でお送りさせていただいてます。自分にとって作ったものを並べていただけるきりがありがたいことです。お出かけの方いらっしゃればご高覧賜りたくよろしくお願いいたします。お知らせ「中野ひな市2024」

  • 松の太夫

    数年前に起こした江戸時代の太夫をお手本に作った太夫の形に尾張屋さん風の配色パターンで塗ってみました。裲襠に松が描かれているいわゆる「松の太夫」風な彩色に初挑戦。型が尾張屋さんのものより丸っこい感じなのと腰から下がやや詰まっているのですが、面描きは尾張屋さんのゆったりのんびりしたタッチをそのままでは難しいので筆を走らせるようなイメージで描いてみました。自画自賛になるかもしれませんが、ファーストトライとしては悪くはないように思いますがどうでしょうか。裲襠の配色は春吉翁作のものには別のパターンもあります。額の辺りのバランスも更に練習が必要だとは思っていますが。。ブギウギではないけれどズキズキワクワクしながらの彩色です。松の太夫

  • 窯入れ·素焼き

    炉内スカスカで満を期して、という状態ではないのですが急ぎでこうなっています。当然炉内いっぱいにして素焼きするのが自分なりの納得ですが、、。確定申告とかのハードルがなかったら、、とボヤぃても。。。まあ人生山あり谷ありとかいいますけど。。。ボヤッキー。これからMAX800℃の素焼き。炉内500℃に達するまでは蓋を密封せず水分を逃します。明日遅くに炉内温度が100℃以下に下がっていれば取り出すことができそうです。無事に焼き上がりますように。。窯入れ·素焼き

  • 春のお彼岸

    お彼岸2日目。江戸伝来の今戸人形生粋の最後の作者尾張屋·金澤春吉翁(明治元年〜昭和19年)の御墓所へお参りさせてもらいました。風が強かったですね。突風の中、自転車に負荷がかかって進みにくかったり、ペットボトルが路上に舞い上がったり、、。日差しは暖かく、寒くはありまでんでした。お掃除させてもらってからお線香をあげてお参りさせてもらいました。春のお彼岸

  • 春モード

    今日、土いじりに暖房なしで作業できるのを実感。春なんだな、と体感的に知ることができました。久しぶりに火入れを型抜きしています。うちのように狭いスペースでは火入れサイズの割型を開くのも窮屈なにですが、ストーブなしでいられる気温がうれしく型抜きハッスル中です。冬眠から目覚めたタヌキのような感じでしょうか。。。春モード

  • 春吉翁のご命日

    今日2月29日は江戸から続いた今戸人形の生粋の最後の作者であった尾張屋金澤春吉翁(明治元年〜昭和19年)の御命日です。今年はうるう年なのでまさに29日が暦にあらわれて、お参りさせてもらっています。。他の年には28日にお参りさせていただいていたのでした。前の前のうるう年の御命日だったか、もうひとつ前のうるう年だったにはドカ雪が降って御墓所で雪かきした憶えがありますが、今年は曇ってはいても落ち着いた天気で何よりでした。画像の春吉翁は不知火関(小)の彩色をされているところですね。将に化粧廻しの部分を塗られていらっしゃいます。白黒写真なのでわかりませんが、朱色の部分のようにみえます。画面向かって右端には裃雛(下総雛とも)の女雛が見えます。ご生前に映画で記録されている由。しかし、そのフィルムの行方についてはどうなっ...春吉翁のご命日

  • 今日は猫の日

    タイトルのように、2月22日はニャンニヤンニヤンで猫の日なんだそうです。今日に合わせて新登場の今戸の猫をリリースとはいきませんがこれまでの拙作の猫画像を貼りつてみようと思います。画像を探すのに時間差ができますが、みつかったら追加したいと思いますにゃー。h今日は猫の日

  • うっかり

    先日仙台宛雛を仕上げて発送し、これから干支ものと初午の授与品や狐もの人形を、と舵をとってはいたものの、カレンダーをしっかり確認せずいたので、明日が11日、そしてあさってが初午だと気がついてパニック。王子装束稲荷さまからの授与される招き狐は昨年末にはまだ余裕があるから追加の必要がない認識でいたのが、明けて正月5日に芝居に出かけていた矢先、大晦日狐の行列で完売して底がついた由電話が入ったので急ぎ土で型抜きした分を今慌てて彩色してます。暮れ以来の辰の干支ものを早く仕上げてお納めすることと、装束稲荷の狐以外の人形類を王子へお持ちしなければ、という焦りもあるなか、初午当日に狐が底をついて授与できない心配もあって、三つの目標が三つ巴のようになっていました。まずは授与されるものが最優先だと考えて急ぎ彩色を進めています。...うっかり

  • お知らせ 「雛の会(仙台 光原社)」

    暮れからの流れで、何を優先して進めているのか、と疑問に思われる方もおいでか、と思います。羽子板市以来の干支の辰も途中です。この仙台宛のものは昨年度に受けていたものの一部で、去年の今頃体調の不振でもしやコロナに罹ったのでは、と不安で寝込んでいたりで、やり残していたものです。今回仙台へお送りした一文雛とひねり鳩は昨年受けた分というわけで、ここでお知らせさせていただきます。これで干支と王子向け(初午、二の午)へまっすぐ舵を切れるところですが、例年の確定申告の支度というのも頭痛の種ですが。。毎度お伝えしていますとおり、干支については動くところでこの場ので改めてお知らせいたします。仙台光原社「雛の会」のサイトへのリンクを貼らせていただきます。→お知らせ「雛の会(仙台光原社)」

  • うれしい

    日々作業で目の前ことで明け暮れていたところ、べにや民藝店さんからレターパック。開けてみると新刊の「民藝」誌。めくってみるとグラビアページに拙作の座り猫と都鳥。うれしいです。これ昨年の日本民藝館展で選に入れてもらったもの。暮れは忙しくてとうとう会場へ足を運ぶことができず、また目の前ことで手一杯だったので、本当うれしい驚きです。ありがとうございますうれしい

  • すおう(蘇芳)

    一文雛や干支の辰。きはだで地塗りした上にすおう(蘇芳)を重ねて塗っています。画像の一文雛の女雛には10回重ねたところ、有卦船には7回重ねているところです。煮出した蘇芳の汁はワインレッドのようないろなのですが媒染として混ぜたミョウバンの酸性のためか黄色みを帯びます。しかし塗っているうちに微妙に赤みになります。同じ有卦船に顔料で塗る場合と煮出した植物の汁を重ねて発色させる場合との途中経過を並べてみました。植物の煮出し汁についてはまだ重ねが途中でこれから更に重ねていきます。すおう(蘇芳)

  • きはだ(黄柏)

    一文雛の女雛の衣にきはだ(黄柏)の煮汁を重ね塗りしています。画像では4回重ねたところ。最終的に上から蘇芳(すおう)の煮汁を重ねていきます。きはだは蘇芳の発色に赤みを強めるために下地です。2枚目の画像は今更ながらの有卦船できはだと蘇芳中心の彩色バージョン。船の側面は黄色の顔料で塗るところを木肌で、帆のストライプ部分をきはだと蘇芳との重ねで発色させる予定です。昨年末の民藝館展出品には「善玉悪玉」「珠とり海女」ともにきはだ蘇芳使用で彩色したのですが、「有卦船」での煮出し彩色はこれがはじめて。。どうなりますか。,顔料彩色辰も進んでいます。遅くて申し訳ありませんが、動きがあれば、この場でお知らせしまっす。ご了承ください。きはだ(黄柏)

  • 駅弁売り風作業

    この姿勢まるで昔ながらの駅弁売り。昨晩から冷え込みがことさら厳しくて、日頃作業している玄関の上り框(あがりかまち)付近ではヒーターを点けていても手が冷えてきます。仕方なく台所で木箱を膝上に抱えながらの作業。それでも建付けのすき間から入ってくる冷え込み。おそらく昔土人形や一文人形などを作って生業としていた無名の人たちの暮らしの感覚の一面を意図的ではなくとも追体験しているのかもと。。。理想をいえば、冷暖房設備完備の暑さ知らず寒さ知らずの松花堂弁当箱を一面に広げられるスペースで一気に作業できればな、、?とも。まあ現実的には落語で狐を塗っている情景にはかなり接近しているかと。。あるいは昭和歌謡の♫寒さこらえて〜♫みたいな???駅弁売り風作業

  • 組み立て(ひねり鳩)

    夜なべの作業。。眠気もしてきた。ひねり鳩、本来は生土に竹ひごを差し込んで乾燥させた上に地塗り、彩色されたものだったので脆く残るものが少ない言われています。自分で作る場合脆さを避けるため生土ではなくて、いちど素焼きした本体に竹ひご差し込むので二重に作業(①生土でで成形し、竹ひごを挿してくちばし、脚、尻尾の位置孔つける→②竹ひご抜いて乾燥させる→③素焼きする→④竹ひごを再び挿して部位を組み立て固定させる→⑤地塗りと彩色された)することになります。(本来は素焼きしないので②から④の工程はない)ことに④は土の収縮あって孔も小さくなりひごを削りながら孔に合わせるのでかなり面倒。ここの作業はなかなか思うようにいかず血圧があがりそうです。組み立て(ひねり鳩)

  • 窯出し

    炉内温度が100℃以下に冷めたのを確認して窯の蓋を開けます。自分でやって言うのもおかしいかもしれませんが、掘ってきた土が素焼きでこんな赤みを帯びた色味に変化するのは不思議です。上の段の小物たち。窯から取り出しながら仕分けていきます。干支もの、王子向け、仙台向け、、。このあと彩色の前に地肌のやすりがけや胡粉による地塗りなどを済ませておきます。窯出し

  • 窯入れ·素焼き

    実質新年あけに初窯ということになります。それにして炉内いっぱいにして焼くのが本望ですが、そうでない状態窯入れするの些かもったいない気分です。しかし際ということ優先しなければなりません。画像1枚目は炉内棚板2段目。細かなもの小さいものを並べ終わったところ。下の隠れている段には「有卦船」をはじめ辰干支ものが並んでいます。蓋を半開き状態素焼き運転開始。毎度ことながら炉内500℃なるまでは蓋は半開きにして「炉内の水分を逃がします。これから目覚ましをかけて仮眠をとります。炉内の温度を確認の上、改めて窯の蓋を閉めに起きます。窯入れ·素焼き

  • 狐の追加

    先日初芝居興行を歌舞伎座へ観に行き、芝居がハネて、帰りに何か食べようと移動中に携帯に連絡が入り、装束稲荷の授与品である招き狐が大晦日の「王子狐の行列」で全て授与されて無くなった由。暮の状況では、まだ余裕があるので急ぎ作り足す必要がないということだったので意外な展開。装束稲荷の神様への信心で善男善女がお求めになられたのが事実ではあるけれど、作らせてもらっている身としてはうれしいことです。今、遅ればせながら干支の辰の人形彩色しながら足りない分を粘土で型抜きもしていたところなので招き狐もぼちぼち抜きはじめました。天気予報で今夜は一番寒くなる、と聞いていたのが、午前4時過ぎあたりからやたら寒く感じています。とりあえず電気のファンヒーターを点けながら重ね着して作業していますが、それでも指先が麻痺しそうな寒さ冷たさで...狐の追加

  • 今年もよろしくお願いいたします。

    年があけました。今年もよろしくお願いいたします。この数年、習い性になっいるのですが、コロナがあったりで、新年をめでたく祝うというより、新たな年がみなさんにとって安らかな1年ありますよう賀状に記していました。この新年早々能登はじめ北陸や越後の方々の被災の知らせを聞くにつけ、みなさんには息災と平安お祈りいたします。さて、私の年越しですが、近所の天ぷら屋さんからかき揚げと海老天を買って北に関わらず、大晦日の夕方横になっていたらそのまま寝過ごしてしまい目覚めたら既に元日の正午前でした。それで寝足らない感じだったので朝食代わり買ってあった肉まん熱して食べて服薬したら、また寝てしまい、目覚めたら2日なっていてとんだ寝正月です。お餅も食べていないし、お節も何も正月らしいもの食しておらず、乾麺のそばを買ってきてやっと天ぷ...今年もよろしくお願いいたします。

  • 急ぎの窯入れと素焼き

    今月19日辺りまで浅草羽子板市や干支の辰モード。それ以降は大晦日、東京北区王子行われる「狐の行列」に関わる狐ものの人形モード作業しています。王子装束稲荷さまから授与の招き狐については今のところ急ぎ作り足しは必要ないそうなので装束稲荷前「暮らしの器王子ヤマワ」さんへのキツネものの人形を急ぎ素焼きします。炉内通常ならばいっぱいになる嵩の人形を作りためてから素焼きに動くのですが、まずは大晦日まで出来上がった人形をお渡ししなければならないので急ぎのため変則的なサイクルです。<imgsrc="https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2b/99/1542bb31bc12326329b9c0db2acbf65e.jpg"border="0">炉内がこんなにスカスカというの自分でももった...急ぎの窯入れと素焼き

  • しばれる。。。。。。

    昨日は冬至。腰や体を温めるためにでかけた近所の銭湯ではゆず湯に浸ることができました。それにしても冷える。日本海側地方での豪雪のニュースを聞けば、こんなのチョロいかもそれないけれど、鎚が冷たく、空気も染み渡るような冷たさ。指先まで痺れてくるような感覚。干支の辰の追加に加え、近く来る大晦日の王子「狐の行列」に向けた狐つくり。間に合うように。しばれる。。。。。。

  • お詫び

    昨日18日は羽子板市2日目。自宅で出来上がったものを追加出かけるつもりで作業していたのですが、1日目の帰路から体調不良で、それでも自己手あてしながら作業していましたが、明けて快方へ向かわずやむなく自宅で休養させていただきました。干支を含めてお持ちする予定だったのが申し訳ありません。担当者の方に連絡入れたところ、ご了承いただいた上、お客様で干支目的に再度来場くださった方のご希望でひとつキープしてほしい由。干支3種のどれか確認していただいてお渡しできるか、ということでした。手元には羽子板市向けにすすめていた若干のものがあり、時期を逃したものは他へ廻すか思案中ですが、吉徳さんの露店にお話されたお客様のご要望があれば、そちらへお廻ししてから他へ、と考えています。皆様にはご迷惑おかけして申し訳ありませんでした。お詫び

  • 浅草 羽子板市 1日目

    本日羽子板市1日目。先にお納めに間にあわなかった分を直接吉徳さんの露店へ運ばさせていただきます。今日は火入れや都鳥。日曜日でもあり羽子板市でもあり、観音様の裏、言問通りから人で賑わっていました。境内はなおさらこと。宝蔵門内、五重塔の真下に吉徳さんの露店。人形研究家の林直輝さん(何でも鑑定団ご出演)法被姿接客されていました。毎年お世話なっています。この景色、作っている本人としては、毎度ながら感無量。丸〆猫の発祥はこの観音様境内。嘉永5年(1852)の広重の錦絵に描かれている様子こうして具現していただいているありがたさとうれしさ。丸〆猫を再現している甲斐をしみじみと。。。混んでいるのと早く帰宅して仮眠をとり、干支何とか仕上げたいので早々に失礼して帰ってきました。浅草羽子板市1日目

  • 取り急ぎお知らせ(12月17日)

    本日浅草羽子板市初日ですでに開場の時間を過ぎていますが。私は昨夜よりノンストップで作業していて、これから羽子板市へ納めに参ります。本日のお納めには干支はありません。招き猫の火入れとおかめの火入れ、都鳥を納めに行きます。まずお知らせまで。取り急ぎお知らせ(12月17日)

  • 干支の辰(竜 龍)③「珠取海女」(たまとりあま)

    今戸の人形の古作には辰の姿のものを確認できず、昔は現在のように十二支の人形一揃えを集める風習がなかったのでは、と思います。最近。最後の今戸人形の生粋の作者、尾張屋金澤春吉翁(明治元年〜昭和19年)がお作りになった小さな木彫風の虎や羊などがあるのですが十二支全て完結して作られていたのかどうか。当然この木彫風の辰があったのかどうか見たことがありません。あと、泥面の龍というのがあった気がしますが、お手本がないので。そしてこの画像の「珠取海女」ですが、今戸にあったということではなくて、伏見人形にある人形が有名ですが、伏見をそのまま手本とするのではなく、自分なりに作ったものです。題材の「珠取り」ですが能楽にある演目があり、それから京舞にもあるようです。話は讃岐の辺りが舞台なのですが、せっかく東京で作っているのだから...干支の辰(竜龍)③「珠取海女」(たまとりあま)

  • 浅草観音 納めの歳の市 羽子板市 2023

    例年のように今年も浅草寺境内で羽子板市が12月17·18·19日の3日間開催されます。「人形は顔がいのち」浅草橋の江戸から続く東京最古の人形屋さんである吉徳さんのご出店の露店で拙作の土人形も置いていただくことができてこの上ない喜びです。先だって今日吉徳さんへ出来上がった人形をお渡しに出かけてきました。手がけている人形の全てではないので予め、お渡しした分の種類についてお知らせいたします。●丸〆猫(昭和戦前風朱色·群青)●丸〆猫(嘉永安政風緑·紫土風)●丸〆小判猫本日お渡ししたものは以上です。また追加があればお知らせします。干支のものには取り組んでいますがお渡しできる段階でお知らせしますのでご了承ください。浅草観音納めの歳の市羽子板市2023

  • シンデレラパニック

    今日15日。浅草の観音様での羽子板市に向けて「人形は顔がいのち。」の江戸東京最古の人形の老舗である吉徳さんへ拙作の人形をお渡ししてお願いするタイムリミット。「今年こそは早い時間にお渡しできるように。。」と思っていたのですがやっぱり結果的にシンデレラ状態でのお渡しになってしまいました。第1のハードルは当然ながら、人形を完成させること。そして第2に乾燥させた人形を透明なセロファンで包むこと。第3に緩衝材で包むこと。第4にダンボール箱に荷造り。第5に荷物を運ぶ。第6に検品してもらい、お渡しする。今日は第1までで頭いっぱいでダンボールの調達まで頭がまわらなかったので、夕闇の中、近所のドラッグストアへもらいに行ったのでした。結局浅草橋の吉徳さんに辿りつくのが遅れてご迷惑おかけしました。時間の経つのが速くて、焦ってし...シンデレラパニック

  • 展示の様子(日本民藝館展 2023)

    本日べにや民藝店さんから、民藝館展会場内の拙作の人形の展示の様子の画像をいただきましたのでここに貼り付けさせていただきます。今回の出品は計9点で選外はありませんでした。うち2点は準入選。残り7点が入選ということで展示室に。準の2点は一階の即売室に並んでいるはずです。最初の画像↑は座り猫。↑福助とお福。↑装束稲荷の招き猫、都鳥。↑提灯狐以上です。このところドタバタしていまして、時間があったら会場へ足を運びたいです。展示の様子(日本民藝館展2023)

  • あってよかった。。。

    成形したひねり鳩から竹ひごを抜いて乾燥させていた本体。給水マット上で乾燥させ、ある程度乾いたら風に当てて更に乾燥させる。先日蔵前のかご屋さんで手に入れた小さなザルが計らずも風通しよさそうで調法。素焼きのあと、再度竹ひご脚やクチバシ、尻尾をつけて組み立てます。あってよかった。。。

  • 干支の辰(竜 竜)②「善玉悪玉」(ぜんだまあくだま)

    龍にからむ善玉と悪玉。このキャラクターは歌舞伎をご覧の方なら清元の「三社祭」だとお察しいただけると思います。歌舞伎でも人気のある舞踊で、ふたりの漁師が投網をしているところに怪しげな雲が降りてきて、ふたりそれぞれに善玉悪玉がのり移り、洒落で滑稽な語りに合わせて踊るという内容のもの。もとは「弥生花浅草祭」(やよいのはなあさくさまつり)という变化舞踊(いくつも姿に変わりながら踊分ける)のひとつで昔三社祭で行われていたという山車の人形の様子を描いたものらしく「神功皇后と武内宿禰→善玉悪玉→通人と田舎侍→石橋」という4变化の2番目パーツが人気曲になりました。善玉悪玉は江戸末「心学」というものが流行ったそうで人の心の中には善玉悪玉両方いて、その都度の行い導く、といった内容のようで流行ったため、それが歌舞伎にも取り入れ...干支の辰(竜竜)②「善玉悪玉」(ぜんだまあくだま)

  • 干支の辰(竜 龍)「有卦船」(うけぶね)

    ひと周り前、12年前の画像で失礼します。現在制作中で「予告編」としてご覧ください。同じ型を使っており、形状は同じ。配色については一部変更するかもしれません。昔の古い今戸のニンギョウには辰の姿のもの確認できず、お手本がないので止む無く自分で起こしたものです。「有卦船」という慣習は東京でも古くから行われていて、戦前まで浅草で経木などで作る人がいたようです。人の人生には生まれの干支によって運気の波があり?よい運気の期間に入ることを「有卦に入る」といい、反対に良くない運気もあるわけで、「有卦に入る」人は祝いに船を求めたり、贈られたり。その船の上に「ふ」のつくモノの形の菓子を飾って祝ったとか。画像では、富士山、ふぐ、分銅、お福さん、福寿草、福良雀を並べました。また船の帆柱は筆になっています。古い刷り物には藤の花とか...干支の辰(竜龍)「有卦船」(うけぶね)

  • 窯出し

    炉内温度が100℃以下まで下がったので蓋を開け、取り出します。窯出し

  • ひねり鳩

    ひねり鳩

  • 窯入れ·素焼き

    理想としては窯の炉内満タンの人形の乾燥を待っての窯入れですが、この時期早く進めたいという気持ちもあり、乾燥の進んだ分で素焼きにまわします。棚板1枚使って2段にセットして素焼き稼働させました。窯蓋を半開きしています。炉内が500℃になるまでは半開きで水分を逃します。このあと4時間後くらい炉内様子を見ながら蓋をします。無事素焼きが済みますように。。。窯入れ·素焼き

  • 日本民藝館展 2023

    本日東京駒場日本民藝館にて講評会や入選者対象の内覧会があるようですが、通院のため参加はできません。先立ってべにや民藝店さんから、このたびの私の出展についての結果をお知らせいただいたのでお知らせいたします。この秋、入院手術を挟んだので、出品は計9点。①座猫②提灯持ち狐③福助とお福④装束稲荷の招き狐⑤煙草呑み達磨⑥都鳥⑦丸〆猫(昭和戦前風)⑧善玉悪玉⑨珠取海女で、結果として選外はなく、善玉悪玉、珠取海女の2点は準入選。それ以外の7点は入選しました。ありがとうございます。日本民藝館展2023

  • 火入れ

    火入れ

  • 4:42am

    4:42am

  • 久しぶりの水簸(すいひ)作業

    11月もそろそろ後半。さすがに涼しく、肌寒くもなってきました。水が冷たくて手が痺れる季節の前に水簸(すいひ)の作業を済ませておこうと思います。いつも同じ場所で同じ道具で作業していますし、これまでご紹介してもいますので、またか?と思われるお方もおいでかと、、、でも基本同じサイクルをまわっているものなのでお許しください。画面左右に並ぶバケツふたつ。向かって右のは採取してきた近所の土(荒川隅田川の洪積世の土)を水に溶かして撹拌するバケツ。左は右のバケツ泥しょうを篩(ふるい)にかけて不純物を除いた泥しょうを寝かせ、沈殿させるためのバケツです。まず左のバケツの上澄みの水を取り除いて、沈殿している泥を石膏製の吸水鉢に移します。石膏によって水分が吸収され、適度な柔らささになるまで寝かせます。空になった左側のバケツへ新た...久しぶりの水簸(すいひ)作業

  • あちち。

    窯炉内温度が100度を切ったところで蓋を開け、両手にミトンをしながら熱々の取り出しました。籠の中でまだ熱く、仰いでいます。早く冷ましてヤスリがけや地塗りまでもっていきたいところです。あちち。

  • ご無沙汰です。

    ご無沙汰です。自分個人ことで恐縮ですが、9月中手術のため入院していました。退院後ブラブラぼんやり生活生活期間を経て作業再開しています。我ながらエンジンのかかりが悪いですね。来年の干支は辰です。今戸人形古作、古典にはこれという辰が見当たらないので一回り前に起こした3種類の型からやっていこうとおもいますが。。いまどきなファンシーな辰だの龍はむしろできる器量が自分にはないな。。ご無沙汰です。

  • 搬入への道中(丸の内 丸善オアゾ)

    来週9月13日(水)から19日(火)まで恒例の「みそろぎ人形展」が丸の内丸善オアゾ内4階ギャラリーで開催されます。前日に会場への搬入作業が常なんですが、このたびは訳あってひとり前倒しで搬入させてもらいます。今回はチャリで運びました。その道中での景色をシェアさせていただきます。王子稲荷神社。関八州の稲荷さんの総元締めとも。落語「王子の狐」に出てくる王子扇屋の玉子焼き。扇屋、海老屋など料亭が並んでいた音無川(石神井川)の渓谷あと。飛鳥山と王子神社(王子権現)との間の谷間。飛鳥山横から専用軌道から明治通りへ入る都電荒川線。滝野川から元藍染川(谷田川)沿いに南下。田端不動尊。谷中よみせ通り(右に延命地蔵尊。)谷中のへび道(くねくねした藍染川の流れのあと。昔ホタルが飛んでたとか染物屋さんが布を濯いでいた、、とか。)...搬入への道中(丸の内丸善オアゾ)

  • 鳩笛

    従来作っていた小型の鳩笛と型は同じですがモヨウ変わりとして塗ってみました。白っぽい土(他所の地域から仕入れた土?箱庭細工などにも使用されているのと同じ土色)に下絵の具、施釉で仕上げられている鳩笛の配色を泥絵の具に移して塗ってみました。鳩笛

  • 色違い 彩色違い(丸〆猫 昭和戦前風型)(まるしめのねこ)

    丸〆猫(まるしめのねこ)の昭和戦前風型についてはこれまでも記しているので今更という感じぁもしれませんんが久しく塗っていなかった配色パターンをやってみた、ということで改めて記します。画像に並ぶ3体とも形は同じですが、これまで確認できた古い作例をもとに塗り分けています。いちばん左のが古い収集家のコレクションに残っていることが多いのではと思います。また明治の「うなゐの友」に描かれている画に似ていると言われています。真ん中のは調布の郷土博物館ある古い収集家のコレクションにある手のものです。眼の上瞼と瞳の一体となった描き方は江戸からつたわっていた今戸人形最後の作者であった尾張屋金澤春吉翁(明治元年〜昭和19年)の残された猫にもみられるパターンなので春吉翁の作なのか?とも考えられます。耳に桃色をさしているのが今戸人形...色違い彩色違い(丸〆猫昭和戦前風型)(まるしめのねこ)

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  • お知らせ「みそろぎ人形展 2023」(丸の内丸善オアゾ·4Fギャラリー)

    ことしも9月「みそろぎ人形展」が開催されます。今回も出品させていただく運びとなっております。ただし自分に関しては事情があって今回は例年に比べて縮小した規模になる見通しです。オリンピックではないけれど出場することに意義がある、といった思いで出品させていただきます。詳しくは「みそろぎ人形展」公式サイトをご覧ください→よろしくお願いいたします。お知らせ「みそろぎ人形展2023」(丸の内丸善オアゾ·4Fギャラリー)

  • 強引な乾燥

    次の催事に向け少しですが久しぶりに型抜きして並べることができたら、、と。ちょうどひとまわり前にに起こした型です。間に合えばいいのですが、、。いきなり天日干しは✕。型抜きしたら石膏の上に置いて水分を吸収してもらい、表面が白っぽくなってきたら扇風機にあて、だいたい白っぽく乾いた感じるになって天日にかけます。素焼きが済んで彩色して間に合えばいいのですが、、。強引な乾燥

  • 強引な乾燥

    次の催事に向け少しですが久しぶりに型抜きして並べることができたら、、と。ちょうどひとまわり前に起こした型です。間に合えばいいのですが、、。いきなり天日干しは✕。型抜きしたら石膏の上に置いて水分を吸収してもらい、表面が白っぽくなってきたら扇風機にあて、だいたい白っぽく乾いた感じるになって天日にかけます。素焼きが済んで彩色して間に合えば、、。強引な乾燥

  • お参り

    お彼岸までひと月近くあるのですが、前倒しでお参りさせていただくお許しを尾張屋さんからいただいて、お参りさせてもらいました。気温も高く、お寺さんのワンちゃんも室内で過ごしているとのこと。いつもお供え用の花を用意する金美館通りの花屋さんが閉まっていたので千束通りを捜したら何軒もあるので驚きました。この暑さの中、お寺さんの井戸水が冷っこくて気持ちよかったです。池にバイカモが見えました。まずはお参りさせていただき春吉翁や武佑さんご夫婦にご挨拶できて安堵しました。お参り

  • 残暑お伺い。

    みなさま残暑お見舞お見舞申し上げますます。めっちゃ暑いですね。私は人一倍汗かきなのでじっとしていてもバケツを被ったようになりますので、自転車をこいで出かけるだけで大変なことバケツ2杯3杯分なって、一日で洗濯機をまわす嵩の多いこと。その分水分もよく摂っています。さて先のべにや民芸店での作品展ではありがとございました。その折いただきましたご希望に向けてお作りしていただきますが、催事や年中行事に向けての支度と同時にすすめさせていただきますのでお時間いただきますこと御了承ください。次の催事向けにひねり鳩をやっているところ。作業環境がご覧のとおり快適とはいえず、また冷房が運転できない日々が続きこの数日やっと作業にこぎつけました。べにやさんに間に合わなかったものがあります。今後何とか形にできればと思います。今年は暑さ...残暑お伺い。

  • 居座り作業

    べにや民芸店さんでの作品展は先の日曜で終了しているのですが、お店に持ち込んで作業していた人形たちを途中で家に持ち帰るのが何となく残念で、ご相談いただいたところ、次の方の作品展までの間店内で作業して仕上げてもよい、というお言葉に甘えて、図々しくも居座り作業をさせていただいていました。お蔭さまで途中だったものがかなり仕上がりになる、お店に置いていただけることなりました。とりあえず、最終日にはなくなっていたひねり鳩はじめ追加できたものもあります。できたものは改めて棚に並べていただきました。ひとつだけ持ってきていたおかめの火入れ。会期内に取り組もうとしていたのがタイムリミットでダメかと肩をおろしていたものの、居座り作業で何とか塗ることができました。蛸足絞りや豆絞り以外の未だ挑戦していない古典柄を、、とああだこうだ...居座り作業

  • カデンツァ·ソソリ②

    カデンツァ·ソソリ②

  • カデンツァ·ソソリ

    昨日終了した作品展なのですが、片付けと塗り残したものに手を入れに今日もべにやさんへお邪魔させてもらっています。塗り残しを手掛けながらつい。。。ピアノ協奏曲とかヴァイオリン協奏曲なんかで奏者のオリジナリティを発揮する部分をカデンツァというんですか?クラシック奏者に例えてはバチが当たるか、歌舞伎だとソソリとかいいますね。たまにはズッコケたり、はめを外すのも許してね、、、みたいな。「バカヤローフザケンナ!」とかおこられるかどうか?てな感じでホクホクとしながらの手すさび。狐の泥面に筋隈風に描き込んでみたり、、。カデンツァ·ソソリ

  • 作品展終了(べにや民芸店)

    本日終了しました。オープニングでは準備期間のハプニングによりほぼ1ヶ月作業で聞きないブランク挟んだため展示スペースに十分な人形並べることができず、会場内の台の上で彩色作業をすすめ、出来上がり次第展示スペースに追加していましたが、お客さまによっては作業の様子をみることができてよかったというお声をくださいました。また作業中でまだ塗り終えていない人形にご希望の配色取り入れてみたり、その場でお聞きして塗ることありました。今日までに、その場用意できなかった種類人形へのご予約をいただいて仕上がったものをお迎えいただくなどで思った以上お持ち帰りいただいてありがとうございました。またの機会にもよろしくお願いいたします。作品展終了(べにや民芸店)

  • べにや民芸店さんでの作品展後半について

    本日7月19日(水)べにや民芸店さんは定休日。明日7月20日(木)べにやさんは営業しておりますが私は都合により在店しません。7月21日(金)〜22日(日)の残り三日間は店内で作業しております。厳しい天気ですのでみなさまににはくれぐれもご自愛ください。べにや民芸店さんでの作品展後半について

  • 作品展1日目(べにや民芸店)

    今日より駒場のべにや民芸店さんで作品展をさせてもらっています。会場一部の作業台の上で彩色作業をしていてお越しいただいたお客様にご質問いただいたり、彩色中のものにご関心をいただいてそれを急いで仕上げてお持ち帰りくださる場面もありました。砂子を蒔いたりするさ行は人さまの前でははじめてののことで珍しそうに見ていただきました。今回は準備期間に思わぬ事態があって作業への支障があったため、オープニングの点数が前回に比べさびしい感もありますが、会場内の作業でできたものを随時追加していきたいと思っています。/user_image/43/b1/911d75db595323de37cea4533e921555.jpg"border="0">作品展1日目(べにや民芸店)

  • 真夜中の作業

    あんまりひどい作業環境なのでこうしてお見せするのはどうかと思いもしますが実際の景色ということで、、、。眠気が来ないよう、気を上げるために横でBGMをかけていたり、あまり画面に目をやれませんがお気に入りの動画を再生していたり、、。歌舞伎から海外アーティストまで、、。たった先ほどからライブ・エイドのクイーンのを再生していたり。狭いので箱に入っているのを出して色を置いてはまたしまいで一度に全部を俯瞰できないのがやっかいです。まあ少しづつ色が重なって完成の目標へ向って出来上がって欲しいです。会期中も会場で作業させもらいます。真夜中の作業

  • お知らせ 吉田義和「今戸土人形」展(べにや民芸店 東京駒場)

    先立ってお伝えしていた2年ぶりの作品展についてです。べにや民芸店さんから案内状ができあがったというお知らせ。またべにやさんのHP上にも作品展ご案内向けの画像がアップされましたので、私自身からもお知らせいたします。画像をご覧いただいて、既出の型の人形であっても彩色の配置やパターンに変化をつけてみたものもあり、またこれは希望ですが新登場させることができたら、と思って日頃から手がけている人形の予備軍は少なからずあるのですが、それらの中からどれだけみなさまにみていただけるまでに進められるかが希望であり目標です。今回ひとつでも新登場させることができればと思っています。毎度自分の支度の手際の悪さで初日にすべてを並べることが間に合わず、期間内に五月雨式に追加させてもらえたらと思っています。お近くお出かけのおついでに、お...お知らせ吉田義和「今戸土人形」展(べにや民芸店東京駒場)

  • 素焼き→ヤスリがけ→

    今年入ってからコロナ?の懐疑的体調をはじめ体感の不調などであまり半年の半分あまり集中して作業できていなかったため、ブログでの作業の進展をご紹介することができませんでした。また昨年末以来お納めできいないみなさま、遅れてもお納めさせていただきますのでご了承ください。さてこの場で告知させていただきますが、来月、7月15日()より一週間、東京駒場「べにや民藝店」さんで2年ぶり作品展させていただくことになっています。現在その準備を最優先にすすめているところです。これら素焼きはこの年始あたりから抜きためた分でとりわけて新しくご紹介するものではありませんが、、。作品展に向けて新登場を用意したいところで支度してはいるのですがどうなることか、、。材料となる水簸(すいひ)にかけて沈殿、吸水させていた地元胎土も頃合いの加減にな...素焼き→ヤスリがけ→

  • ひねり鳩

    久しぶりにひねり鳩をやっています。実際は焼のない生土を乾燥させて彩色しているケースが多いもで壊れやすく残るものが少ないようです。反対にひごを挿した状態で一気に成形するので作るバランスがとりやすいと思います。私の場合ひごを挿し込んでしばらくおいてからひごを外して乾燥させ、素焼きしてからフタタビひごをさして組み立てています。焼いてから嘴やあし、尾を差し込むので土の収縮もあって挿してから意外な異変のようなことを感じることもあります。素焼きした本体へ再び竹ひごでくちばしや脚、尾を挿し込んで組み立て、胡粉で地塗りしてから彩色へと進んでいきます。一羽だけ鳩ならぬ都鳥が混ざっています。ひねり鳩

  • 素焼きの海老

    整理していたら出てきた海老。これは何かというと正月の飾りのぱーととして作られていたものらしいです。素焼きに着彩されていて土の焼色は赤みがかっていて仮に今戸焼と言っても不自然ではありませんが、埼玉の旧家から出たという話を聞きました。半製品でデッドストックみたいです。型抜きした本体に針金でヒゲを差し込み、乾燥させて素焼きした感じです。赤い部分は古いスカーレット染料に膠ではなくて群馬豊岡のダルマがまだ手張りだった時代の赤い塗料(近年の吹付け塗料とも異なる)に似ているように思います。厚みをもった透明感があり、青みがかった赤(洋画材でいうならクリムソンレーキのような)です。自分がまだ小学生の頃正月の車のフロントに飾られていた海老や橙の飾りを思い出すと、海老は焼の入っていない土だったように思いますが焼のあるなしどちら...素焼きの海老

  • 窯出し

    久しぶりの素焼き。型から抜き出して乾燥させていた人形を焼成して窯から取り出しているところです。今回あいにく窯入れで画像を撮るのを忘れていたため、いきなり窯出しの様子になります。今回は丸〆猫と干支の狐類がほとんどです。暮れから年明けにかけて作業がはかどらなかった分です。素焼きできるときにやっておくほうがよいという判断です。窯出し

  • 型抜き作業

    よい天気。からっと晴れて泥いじり日和。戸外相変わらず水簸(すいひ)の続きやっていますが夜には支度できた土で型抜きを再開していますどうも夜なってしまうんですよね。昼間天気いいと、お天道さまの下で光合成したくなり、チャリで出歩いてしまうんです。型抜きしたもは山ほどあるのですが、狭いスペースなので数種類ずつ回していきます。昨年末までにたのまれていた未納分が優先で丸〆猫や干支兎優先になりますね。たくさん型抜きぢて乾燥させて炉内がいっぱいになれば素焼きします。型抜き作業

  • もったいないので

    これ東京北区の産業振興課で編集発行されている冊子です。「北区伝統工芸帖」というタイトルで北区伝統工芸保存会の会員の方々の手仕事の紹介がされています。主に毎年9月の最終土日に王子駅前の「北とぴあ」で開催されている「北区伝統工芸展」会場等で無料配布されているもので、何年かにいちど刷新されて発行されています。今私の手元にあるものは今度新しく発行されるであろう最新版ではないですがまだ新しいもの2種類です。もったいないのでうちにいただきましたが、もしお要り方いらっしゃいましたら差し上げます。ご一報いただければと思います。どうぞよろしく。もったいないので

  • 水簸と10年ものの泥しょう

    長らくご無沙汰していました。情けないですが年明けから風邪ぎみで発熱を繰り返したりコロナでは?という不安があったり(PCR検索を受けて白だった)、そのあと確定申告のパニック、終わってから別の身体的不安があったりで落ち着いて作業できなかったのが事実です。暖かくなってきたので水簸(すいひ)を再開しています。最後に水簸した昨年の分の土は成形型抜きでほとんどなくなそうなので今後を考えて土づくりをしておく必要があります。沈殿した泥しょう。昨年の分を掻き出して石膏吸水鉢に移してバケツを空にしています。空にした沈殿用バケツへ第一バケツ(向かって右)から撹拌した泥しょうを篩(ふるい)にかじぇながら移しています。沈殿バケツが満タンになるまで泥しょうを濾しながら移して溜めていきます。フタをして数日おくと沈殿と上澄みと分かれるの...水簸と10年ものの泥しょう

  • 御命日

    江戸から続いた生粋の今戸人形師の最後であった尾張屋金澤春吉翁(明治元年〜昭和19年)の御命日は2月29日で、うるう年にしかまわってきませんがその前後にお参りに伺います。今年は体調のこともあり、昨日3月1日にお参りに行ってきました。墓所に着いたところ真新しいお花がお供えしてあり、よくよく墓石を読んでみたら春吉翁のお孫さんの武佑さんの奥様の御命日が今日でした。ご生前お世話になりました。自前のお花とシキミ、既に美しく献花されているのにお邪魔なような気もしたのですが割り込ませていただき、お線香をお供えしてきました。帰路の山谷堀の暗渠沿い材木屋さんが結構あって、昔だったら水面に映っていたのだろうなと空想しました。千束から金美館通りで下谷に戻小野照崎神社の前を通り過ぎると、錺職の江戸光さんの家が無くなっていました。暮...御命日

  • 一文雛

    大変ご無沙汰していました。昨年の暮れから大晦日年明けにかけて特に忙しく、その後先月の寒さの厳しさのためか風邪のような症状が続いて熱が出て、もしやコロナか?と心配になってPCR検査を受けて陰性だったとか、それでも熱だったり腰やあちらこちら痛むとか、これは今までの入院パターンの過程ではないか、など床にはいっている時間がやたら多かったので、作業が遅れています。期限つきの方にはご迷惑おかけしていますのと、干支のお約束の方もすみませんがお時間お許しください。今、一文雛の発送の支度をしています。昨年末焼いた干支の木地は着色した分全て出てしまったので追加型抜き途中で窯いっぱいに詰めて稼働させるに至っていないのです。今包んでいる一文雛は昨年のうちに彩色途中で滞っていたものです。虎加藤や丸〆猫も地塗りまで進んでいますが以上...一文雛

  • 嗚呼情けなや

    新年明け、正月らしい改まり方が嫌で、家のTV点かないし、せめてNHKプラスの受信とお気に入りのYoutubeの猫さん動画や1963年度の紅白歌合戦、リアルタイム配信ではウィーンフィルのニューヤーコンサートなどを楽しみに過ごしていた三日間。本来なら仕事はじめを済ませておくべきが、寝冷えしてそれを悪くしてしまう始末。日頃のとおり服薬の前び200kcal以上摂食して、、等注意しながらいたのだけれど、現実ひとりの赤いベベ老爺なのに過信していたのかもしれない。実際の体感に比して検温結果がやたら高いのにビックリ。服薬、検温しながら床に逗まる努力。慰めは動画の猫さんたちの健気さ。奇妙な夢をみた。高校生の頃実習でお世話になった先生(画伯)と同じクラスの御学友のひとり。何を象徴しているのだろうかわからない不思議な夢。健気な...嗚呼情けなや

  • 本年もよろしくお願いいたします。

    昨年はいろいろお世話になりました。今年もよろしくお願いいたします。いきなり世俗な話ですが、昨夜大晦日のこと。王子装束稲荷前の「くらしの器王子ヤマワ」さんへできた狐やビリケンさんをお持ちしました。神社のお札所が開いており、関係者のテントもあって気が付かなかったのですが、黄色い提灯の鈴なりもなく、結局「狐の行列」は中止だったようですが一般の参拝のために奉賛会の方々は詰所にいらっしゃったということです。お納めが済んだのが七時過ぎ。作るので精一杯だったので、年越しのもの何も支度しておらず、、お餅はおなじみの飲み屋さんの女将さんからいただいていたものの、、、。そばはスーパーで乾麺のおいしいのがあるし、問題は天ぷら。お惣菜やさんとかスーパーのはあんまり、、。赤羽で結構クオリティーの高い天麩羅屋さんがあるんですが、大晦...本年もよろしくお願いいたします。

  • 大晦日のパニック

    今晩には王子の装束稲荷に狐たちが集い、カウントダウンして提灯を持って王子稲荷まで参するといういいつたえや錦絵とおりに善男善女によってとりおこなわれます。装束稲荷神社のお札所から授与される招き狐は残り数間に合っているそうなのですが、稲荷前の「暮らし器王子ヤマワ」さんへの狐の数々は例年のようにお納めします。今年は体調のためややってくる注文のバッティングなどによりお稲荷さんむけの支度はじめが遅くなってしまったので例年比べたくさんの数できなかったり、当日の今になっても納めが済んでいません,とりあえす色は終わって乾燥させているところで、そのあとセロハンをひとつずセロファンで包んで、梱包してはじめて王子まで運ぶことになります。眠けが辛くて、どの作業をしていてもうとうとしてしまい、とくに彩色は筆を持ったままこっくりして...大晦日のパニック

  • 羽子板市 ありがとうございました。

    本日羽子板市の最終日。昨日のやりかけの玉兎5体仕上げて、今朝通院の帰りに吉徳さんの露店にお願いしてlました。その後どうなったかわかりませんでれど、お越しいただいたお客様、お買い求めくださったお客様、吉徳のみなさんありがとうございました。今戸人形のゆかり観音様境内で並べていただける機会がまたあったら嬉しいです。ほーっとしているものの、次に迫る王子装束稲荷、大晦日「狐の行列」に関わる狐の今戸人形づくりに移行しいていきます。羽子板市ありがとうございました。

  • ぶら人形と狐の土めんこ(羽子板市2日目)

    昨日羽子板市の初日お納めにうっかり忘れていた「ぶら人形」。たったひとつですが今日吉徳さんにお願いしてきました。昨年の今頃このブログに製作を載せていたぶら人形から更に割型をとって縮小させたもので、計算上前回の大きさ(本体の)の81パーセントになっています。たったひとつですが置いていただきました。昨年と違うのは、手足を別づけしていません。前回にも記しましたが、ぶら人形は市松人形のような抱き人形の一種で、豆市松人形として練もの(桐塑製)で成形され描き眼、着せ替えの安価な着物と共に小さな化粧箱に入れて売られているのが最近までありました。但し、都内の近世遺跡からの出土品にあまた含まれる素焼きのぶら人形の本体や手足のパーツは大小さまざまあるものの、本体と手足が連結さてた状態で残っているものは確認さてていません。昨年は...ぶら人形と狐の土めんこ(羽子板市2日目)

  • 羽子板市一日目(直接のお納め)

    昨日体を崩して寝込んでしまい、その分を今日お運びすることで、昨夜欲が出てもっとお持ちできるものを、とオールナイトがんばりました。今朝出かける前に連絡をしたところ、直接観音様へでもよい、ということで電車で上野まわりで運びました。確か開始は9時なのでぎりぎり2時間経過のところで到着。既にかなりの人出。露店の横で荷物を解いてお渡ししました。お話によれば、開場後に何人かのお客様が拙作のをお求めくださって、もう無いのあるとかで本日お持ちした分から既に到着待ちだったとか。子抱き兎が案外好評だったみたいです。ゆうべひとつだけ塗っておいた色違いの群青の袖なしのも即お求めいただきました。「新作ですか?」というお問い合わせもいただいたのですが、ひと回り前から作っていたもので、私の創作ではなくて最後の生粋の今戸人形師であった尾...羽子板市一日目(直接のお納め)

  • 浅草納めの歳の市 羽子板市(丸〆猫お求めの方へ)

    明日12月17日から3間の開催予定です。当ブログの前の記事で今回並べて頂く予定の製作中の人形の画像を貼り付けていました。画像内の人形については昨日お納めしてきましたが、画像にないもの、特に丸〆猫(まるしめのねこ)につきましては本日中にお納めの予定でしたが、このところの疲れや深夜早朝底冷えの影響?のためか体調不良のため本日お納めできませんでした。明日お納めする予定です。そのため羽子板市の吉徳さんの露店店頭に並ぶのは遅れるかと思われます。丸〆猫につきましてはご迷惑おかけしますがご了承お願いいたします。🙇‍♂よろしくお願いいたします。浅草納めの歳の市羽子板市(丸〆猫お求めの方へ)

  • 超パニック

    12月17日、18日、19日は恒例の浅草納めの観音様羽子板市。今年も浅草橋人形の吉徳さんのごし出店があり、拙作のの人形も並べていただくことになっています。今戸人形の昔の大きな販路として観音様の境内が盛んであったこと。また招き猫最古の丸〆猫の発祥の地として観音様境内が舞台になっているなど、昔の今戸人形にあこがれて人形を作っている自分としては実際観音様のお膝元に並べていただけるのはこの上ない喜びです。さらにはかつて今戸人形を取扱われられていた吉徳さんにお世話いただけるのもありがたいこと。1年を通しての自分のサイクルのなかでも一番大切なものです。だから準備万端整えて取り組みたいですが、このところ思うように支度にかかれなかったため、現時点ではmaxな状態とはいえませんが、今できているものをはじめ少しずつお渡しさせ...超パニック

  • 日本民藝館展 2022 より

    時系列でいうと民藝館展は既に公開期間中なのですが、毎年この時期は作るものが二重三重、、、と積みあがっている一年でいちばんハードな時期で今年はまだ民藝館へ足を踏み入れていません。画像は先立って表彰式や講評会があった折にべにや民芸店さんから撮影していただいた画像を使わせていただいています。なので自分の出品作品が会場内のどの辺りに展示されているのかはまだ把握できていませんが貼らせていただきます。画像一枚目は「餅つき兎」(立姿)画像二枚目は「玉兎」画像三枚目は「天神」画像四枚目は「丸〆猫」(嘉永安政風)画像五枚目は「子抱き兎」画像六枚目は「月見兎」画像七枚目、向かって右は「装束稲荷の招き狐」(向かって左は琉球張り子豊永盛人さんの作)画像八枚目、向かって左は「猫抱きおかめ」(向かって右は花巻人形?を意識された方?不...日本民藝館展2022より

  • 「わたしはどこでしょう?」(藤川智子画) 講談社

    過日日本郷土玩具の会の中村浩訳さんからお電話で拙作の丸〆猫を描いて絵本にしてみたい作家さんがいるので紹介して良いか、というお話がありその後白黒コピーで丸〆猫のページが送られてきてOKをおかえした本が無事完成、出版されたらしく送られてきました。白黒コピーの部分だけだとちょっと趣意がわからなかったのですが郷土玩具をつかった「〃ものさがし」の学習だったのだとわかりました。なるほど。拙作の丸〆猫がまねきねこのサンプルとして提示され、次の見開きの絵の中から同じものをさがいましょう。ということなんですね。表紙に大きめに描かれている6つ、鯛車,、犬(狆ころ)、こけし、福助人形、だるま、そしてまねきねこ、と同じものさがしをするようです。さがしながらこういう猫もいる、この子とこの子は似ている。この子はかわいいけどこの子が変...「わたしはどこでしょう?」(藤川智子画)講談社

  • 干支の卯(兎)作り

    次の干支は兎。とりあえずこれまで起こした割型から抜き出して作れる兎ものは今のところ5種類。そのうちいちばんベーシックなのは月見兎なのだけれど夏以降作った分は出してしまったのでこれからまた型抜きしていくので、画像には入ってません。それと餅つき兎(座)はこれまでいちばん作っている型ですが出来上がっもの出してしまって完成状態のが手元にないので胡粉の地塗り状態のを画像に加えました。(ちょっと変ですが)、塗り上がった状態なものは子抱兎と餅つき兎(立)と玉兎の3つ。子抱き兎と餅つき兎(立)は最後の生粋の今戸人形師であった尾張屋·金澤春吉翁がお作りになられた人形をお手本に作りました。子抱兎の親兎の袖なしの地色が群青というパターンもあります。これから型抜きして貯めてから焼いて彩色していきます。間に合えばやってみたい昔の今...干支の卯(兎)作り

  • 蘇芳(すおう)ときはだ

    今、蘇芳(すおう)ときはだ(漢方薬の黄柏)の煮出し汁を使って再植しているところ。これまで何度か使ってはいますが、まだ決定的に使いこなせているという実感が得られたとはいえません。これら植物の煮出し液は染織ではよく知られているものですが郷土の人形にも古いものには使用されている作例があり、特に知られているのが三春の張り子人形や花巻、堤、相良の土人形とその脇窯といわれている人形。古い酒田の土人形とその周辺。伏見人形などが知られていますが、それ以外の人形産地でも古い時代には使われていたかもしれません。蘇芳とキハダ以外にも煮出した植物があったかもしれません。そして今戸の古い時代の人形にも使われていました。古い時代の彩色のイメージで一部の人形に使っていますが煮汁ですから発色の発色が儚くて一体昔の作者たちはどうysって効...蘇芳(すおう)ときはだ

  • 佐々木一澄さんの郷土玩具カレンダー·2023

    イラストレーターの佐々木一澄さんから来年のカレンダーが送られてきました。拙作の「ラッパ吹きだるまのぴいぴい」を描いて採り上げてくださったとのこと。毎月にひとつの玩具絵で拙作のものは10月に載せていただきました。描かれたものを作った本人としてはよく捉えてくださっているな〜、、と感心しました。下の2枚の板を染めた反故代用紙で繋げた鞴(ふいご)の隅。紙を先に蛇腹に折ってから2枚の板の側面に接合するのですが、目分量でやっtいるので紙が直角に立ち上がるとは限らないので板の角にピッタリフィットしないのです。フィットしないところに爪楊枝で糊を詰め込んで押さえたりぢて鞴の中の空気が逃げないようにしているます。2枚の板の角に貼り付いている紙が直角になっていないところをよく捉えていらっさいます。だるま本体は前後2枚の割型から...佐々木一澄さんの郷土玩具カレンダー·2023

  • 砂子(すなご)燻し

    昔の土人形や玩具をはじめ調度品の加飾のひとつとして砂子を蒔いてキラキラさせます。基本的には蒔絵のやり方なんだとおもいますが、高級なもの、口につけるものには本金のものを蒔きますが、真鍮由来のものは使わないそうです。人形でも高級品には本金を使ったでしょうが庶民向けのものには真鍮の粉を砂子として蒔かれた例が多いかと思います。当初できたての人形に蒔かれた真鍮粉はピカピカきらびやかであったものが時代を経て輝きはなくなりしまいには黒ずんだものに変化しています。古い土人形にはこうした古びや枯れた景色が喜ばれたりするかと思います。昔の今戸の人形にも真鍮の砂子はよく使われている作例とても多いので、自分でも手間がかかりますが仕上げに蒔くようにしています。たいていはピカピカ光るきらびやかな真鍮粉を使っていますが場合によってはキ...砂子(すなご)燻し

  • 秋のお彼岸

    お彼岸の2日目。昨日は「みそろぎ人形展」の最終日で搬出作業があったので、今朝尾張屋春吉翁(明治元年〜昭和19年)の御墓所のある今戸まで出かけてきました。天気予報では明日以降は天気が崩れるということでしたが、今日に限っては雨も降らず、自転車で移動できました。お墓をきれいに拭いてからシキミとお花をお供えして線香を手向けてお参りさせてもらいました。秋のお彼岸

  • 都鳥のがらがら

    「みそろぎ人形展」は来週の火曜日までなのでまだ開催中です。出展するつもりが体調や時間の限りで仕上げられずにいたもの、まだあまたありますが期間中できたら持ち込んで追加するつもりで2回は持っていきました。「ああ無情」「何たる不運」としか言えませんがこのところまた片足が腫れ気味で高熱になることもあり、下手するとまた入院治療なってしまう可能性も無きにしも非ず。でも会期中から搬出荷物の受け取りまで自分しかいないので何とか患部を冷やしながらやっています。はじめてのものではないのでご存知の方もいらっしゃるかと思います。もともとは施釉の浮き人形を手本にガラガラに仕立てたものです。あくまで見立てでつけた柄。3つの丸は味噌餡、小豆餡、白餡といえばご推量いただけるでしょうか。背中に「業平格子」を描いたつもりなのですがちょっと潰...都鳥のがらがら

  • しめこのうさぎ

    昨日夕方「みそろぎ人形展」の前日搬入で出かけてきました。そして本日初日を迎えるわけですが私のブースに限っていうと並んでいるレパートリーが「おせち料理」とか!「懐石弁当」「松花堂」の蓋を開けたときみたいにうわ~っという感じに揃っている感じではないかも、、、とおもいます。初日オープンで並んでいるのは招き猫の火入れ、おかめの火入れ(豆しぼり)、丸〆猫(嘉永安政風)、本丸〆猫猫、丸〆猫小(座、臥)、餅つきうさぎ、呑み河童、娘河童、鉄砲狐など。先にお知らせしましたが会期中、追加できるものは出していきたいと思います。但し、時間的に素焼きの済んでいるものからなので種類によっては数が少ないものもあります。今日のオープニングには間に合いませんが、昨日帰宅してから塗り終わった分をお昼前くらいに持っていこうと思います。月見うさ...しめこのうさぎ

  • みそろぎ人形展 2022を前に、、、

    あさって14日からのオープンで明日会場へ搬入という段取りなのですが、うちの場合未だに筆を手放せない状況です。初日を前にお伝えしたいことがあります。私のブースに限ってのことですが前回の開催から出品リストがサイト上で公開されていますけれど、私の場合出品できたいいな、という自分的目標という意味合いで提出しています。というのはもともと公開用というより主催者や会場である丸善さんへ嵩や事前の値札印刷のためなのです。今回の〆切は先月中でしたのでその時点での判断と希望でした。また種類と数についてですが、初日オープン時に全てセッティングされているのが通常ですが私の場合は初日に並んでいなくとも会期中に仕上げて追加したいという気持ちもありますが、当所提出したデータの数より結果少なくなることは十分ありえます。画像のおかめの火入れ...みそろぎ人形展2022を前に、、、

  • 窯出し

    一昨日窯入れし、素焼きして自然冷却させていたものがやっと窯出しです。これ全部が「みそろぎ人形」向けというのではなくて、他の方々から頼まれてお待たせしているものもあります。乾燥させて今回窯詰めできなかった分も、これから急いで「みそろぎ展」に間に合わせたいというものもあり、綱渡り状態です。夏のはじめに素焼き済とか彩色途中というももあります。やはり欲張りなんでしょうか。窯出し

  • お知らせ(みそろぎ人形展)丸の内丸善本店オアゾ内 4Fギャラリー

    毎年お世話になっています「みそろぎ人形展」についてのお知らせです。今年も開催ということで現在家で支度しています。主催者の方からのお話では、例年くらいのブースに展示させてくださるということでありがとうございます。会期前日の搬入で無事人形を並べ終わるまではホッとできない中、本日印刷されたハガキをいただいたので早速お知らせさせていただきます。昨年は前日搬入の時点で頂いたスペースに対してうすらさびしい盛り付けで幕を明け、会期中に少しずつ作品を追加していたというご迷惑をおかけしました。毎年の開催に出させていただいているので、ひとつでもこの場に新登場のものを、、、と思っていますが間に合わせたいものです。毎年、丸善さんで値札を印刷していただく都合で出品リストを先に提出するのですが、私の場合気持ちとして少しでもたくさん並...お知らせ(みそろぎ人形展)丸の内丸善本店オアゾ内4Fギャラリー

  • 天日干し

    型抜きしたものをいきなり天日に出すと急激な乾燥で割れてしまいます。室内でじっくり乾燥させてから天日にだしています。天日干し

  • 4:00am のパニック

    お盆も過ぎて8月もおしまい。9月は目の前。これから例年の自分にとっての繁忙期に入ります。既に焼いて彩色しかけているているものもありますが、これから型抜きして数を揃える作業はまだまだあるので地平線の向こうが見えない心細さ。型から抜き出したものは休んでいる割型の上で空気にあて、後でバリをとってなめして移動させます。この時期乾くの早いですが、反対に修正を忘れたまま乾いてしまうということもあります。これから催事や年中行事てきなもの干支、神社へのお納めが山積。あとお約束している皆様へは忘れてはおりませんが、特急電車の通過待ちのような状況も起こるかもしれませんが何卒ご了承よろしくお願いいたします。4:00amのパニック

  • この暑さ

    この暑さ🥵冷房と扇風機なしではすぐに着ている服まですぐあせビッショリになり、朝植木に水やりしても正午には萎れています。洗濯干しにはよい天気ですが土いじりの作業には水が冷たくないので手が凍えて動かなくなるということがなのでやりやすいです。吸水鉢の粘土も乾きがよすぎて揺するだけでスッポリ外れます。ただ行き過ぎると固くなってしまうので油断できません。鉢から取り出して練ってタッパーにしまいます。掘ってきた土を水でふやかして攪拌し篩(ふるい)で漉して沈殿させる作業を再開していますが帽子に長袖、ゴム手袋にゴム靴にスキンガードと重装備でやっていますが、このお天道様の下、一寸でバケツを被ったようになります。そのあとのシャワーと扇風機はこの上ない極楽状態です。この暑さ

  • kITAきつね通信 7月号(王子法人会)

    先日王子ヤマワさんから連絡をいただき、王子の刊行物に昨年の大河ドラマにぶつけて作った「王子のビリケン」が掲載されているので次の納めの時に見てくださいとご案内いただきました。そのお納めすべき品も揃っていないので見せてくださいだけでは申し訳ないと思っていましたが、先日通院の帰りに遅い昼ご飯を王子でとっていたら、ふと北とぴあにそのリーフレットがあるのでは、、と立ち寄ってみたらもらうことができました。ヤマワさんのお店の紹介(表紙も)の中にありました。昨年は「青天を衝け」の放送で渋沢栄一翁の故郷の深谷と並んで事業や晩年までお住まいになられていた王子で渋沢翁ゆかりのイベントやお土産の流れがあったのですが、自分のやっていること今風のスマートな感覚なものではないので飛鳥山のオフィシャルのショップには出さず、番組放送も後半...kITAきつね通信7月号(王子法人会)

  • にんぎょう日本 '22 7月 NO.572 (日本人形協会)

    しばらく郵便受けをさわるのを忘れていたらパンパンになっていて、一度きに取り出そうとしたら函ごとハズレてしまいそうで両手を塞がれるとヤブ蚊に襲われそうなのでパニクりながら数度に分けて取り出しました。健康診断のお知らせだの公共料金の支払い、選挙のチラシに混ざっていたのがこの冊子drす。先月だったか?いつもお世話になっている「何でも鑑定団」で人形玩具にていての鑑定でご活躍なられている林直輝さんが冊子の連載を執筆されているエッセイスト・食文化研究家の向笠千恵子さんがはるばるお越しくださっていつも土いじりをしている我が家の狭い上がり框に椅子をお出しして現場をご覧いただいた折の記事が掲載されていました。それと葛飾区青砥のお煎餅屋さんの「神田淡平」さんの煎餅作りで使用される今戸焼製の鏝(こて)を作っていらっしゃった実質...にんぎょう日本'227月NO.572(日本人形協会)

  • お知らせ(吉徳本店)

    今日、閉店時間過ぎに吉徳さんへ作った人形をお納めにお邪魔してきました。今までに起こした型のものをひととおり素焼きをへて支度していたものの作業スペースや最近の生活の変化のため、前もって支度していた割には間に合わなかったものが少なくなくて申しわけないです。いつもの猫もの、狐もの、火入れと都鳥のがらがらくらいです。生活の変化というのは、運動不足の解消を考えて公立のプールへ通って歩いたり少し泳ぐのとその往復のアップダウンで自分的には何もしないより生活に必要な体力を、、と思ってのことなのですが、思っている以上に疲れているのか家で作業しているうちにこっくりしていて走らせている筆がいつの間にか手から落ちていることが目立って作業能率がよくありません。体が慣れてくれればどうにかなるのかどうか?江戸東京のお人形の老舗であり、...お知らせ(吉徳本店)

  • 窯入れ2回目

    この数日天気がよくありません。今日は明け方頃から既に雨音の途切れる時がなかったようなので、外に出るこちなく、型抜きして室内干ししておいた人形を窯に詰めて最近での2度目の素焼きをしているところです。今回は招き猫の火入れやおかめの火入れが多いので一個あたりの炉内の占有が大きく、小さいものからひねり鳩くらいのものは火入れに詰めて、丸〆猫くらいのサイズのものは火入れどうしの谷間隙間に逆さの噛ますように積んでいます。炉内が500℃に達するまで、水分を逃すために蓋を半開きにしているので窯の周りも暑くなり、天気が悪いので室内干しの洗濯物いくつかを窯の真上を避けて吊るしています。おかめの火入れは3月の松屋銀座さん向けにはじめて頬かぶりに豆絞りの模様うぃ描いてみますたが、いくつかやってみたいパターンを試してみたいとも思って...窯入れ2回目

  • ながらくの御無沙汰

    前回は確か信州中野の雛市のお知らせについてアップした以来ではないかと思います。この間作業はしていなかったのではありませんがおなじ水簸(すいひ)ばかり繰り返していたり、連休中に歯科由来のことで熱が出て顔が腫れて寝込んでいたりで張り切っていたほどには作業できていないかも知れません。新しいものを起こす途中のものもありますが、何よりもこれまでお呼びをいただいている方々向けにもお渡しすべきものを早く仕上げるのも意識しているもののお待たせして申しわけないです。お待たせしている皆様どうかお時間ください。ながらくの御無沙汰

  • お知らせ「中野ひな市」(3.31〜4.1)

    コロナのため一昨年と昨年にわたって中止と中止となっていた行事ですが、今年は開催の方向で準備がすすんでいるようです。全国土人形即売の枠にうち人形もいれていただきます。お知らせ「中野ひな市」(3.31〜4.1)

  • お彼岸

    お彼岸の入りは生憎の雨だったのが、明けて今日は落ち着いたお参り日和。今戸の尾張屋さんのご墓所まででかけて来ました。手桶や掃除道具をお借りしてきれいにしてからお持ちしたお花やシキミをお供えしてお線香をおあげしてお参りさせていただきました。お寺さんのあたらしいワンちゃん。今ひとつくらいなんだそうですが体が大きい。フレンドリーな子。なでなでしたらゴロン。暗渠になった山谷所堀の遊歩道に今戸焼風のオブジェ?耐久性のための金属製なのか?でもせっかくやるのだったら地元土で作ったほうがよほど歴史の裏付や説得力あるのにね。それと人形ばかりではなくて今戸焼本流の器物のオブジェだってあったほうが、、、。火鉢とかホウロクとか行火や火消し壺とか。帰り土手通り脇の更地覗いたら見つけた泥めんこ。遅い昼を千束のいせやで。お彼岸

  • つかみどことのないお知らせ②(松屋銀座)

    先日お知らせした追加です。本日から会期なのですが、搬入してくださったべにや民芸店さんがご提供くださった画像を貼らせていただいています。べにや民芸店さんのサイトへのリンクも貼らせていたきます。べにや民芸店さん→松屋銀座さん→ちょっと不思議ですが銀座の大店さまが、町内の激安八百屋の叩き売りでもあるまいし期間ぎりぎり特設の案内を出すなんて、♪ハハノンキだね〜♪つかみどことのないお知らせ②(松屋銀座)

  • monoマガジン(4月2日号)

    日本民藝館とべにや民藝店さんがとりあげられている中で拙作の人形もとりあげていただいているそうでうれしいです。ありがとうございます。monoマガジン(4月2日号)

  • 豆絞りの手ぬぐい

    おかめの火入れは以前から手がけていますが、頬被りの手ぬぐいのところに豆絞りを描くのははじめてです。尾張屋金澤春吉翁(明治元年〜昭和19年)のお作りものらしき火入れで、蛸足絞りの描かれたもののパターンを意識して描いていましたが、今回はじめて挑戦しています。古い錦絵にはどちらも描かれています。こうきっちり描くと窮屈かどうか、、、。右側の蛸足のほうがさっぱりしてると感じがどうでしょうか?豆絞りの手ぬぐい

  • 「館長のグットトイカフェ」(東京おもちゃ美術館)

    暮れに学芸員さんからご連絡いただき、館内で、館長さんの多田さんと人形作りや今戸焼や今戸人形についてのトークと型抜き、彩色の実演をやれないかとのお問い合わせがあり、昨日四谷のおもちゃ美術館館へ出かけてきました。昔小学校だった建物を再利用した施設なのですね。着いて入口で案内を待っている間、給食の台車がガラガラ現れてカレースープのソフトめんと牛乳とミカンのとか揚げパンの給食にこれからあやかるような気分になりました。参加は館のボランティアさんの方々対象でした。多田さんに聞いた話では館は以前,中野の新井薬師近くにあったということですが、家に帰って一晩あとに、そういえばそんなところに昔入館したような気がしたような記憶が蘇ってきました。生来の話下手ですが、館長さんのエスコートで乗り切れたたかな?後は土いじりと彩色のサワリをキ...「館長のグットトイカフェ」(東京おもちゃ美術館)

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