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2014/12/08

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  • 妻5度目の入所後の容態(22)

    最近の妻の病状(268)危惧していた時がついに来た!今日も予約してあった時間に義妹と共に妻の許を訪れたが、能面のように表情を変えず、むしろ迷惑そうな態度で対面した。全く我々をのことを認識しないばかりか、スマホで妻の写真を見せても自分ではないと言い張る。これまでは答えられていた今日は何日かも知らないという。しかも得意としてきた足し算も、最も簡単な1+1でさえ首を振る。おやつも食べたばかりのはずなのに食べてないと言うし、昼食もまだ食べてないと主張して止まない。これまでは我々のことを認識するか、しないか、交互に繰り返してきた感じだが、ついには元に戻らず、認知症の度合いはだいぶ進んでしまったようである。それでも本人は血色もよく顔もふっくらしていて健康そうなので、そのことを褒めると、有難うございますとこの時ばかりは...妻5度目の入所後の容態(22)

  • 家族

    昨今、夫婦別姓論が声高に広がっているが、私にしてみれば、少年時代、祖父母や両親のみならず子供に至るまで全員が同一姓を名乗っている家族が羨ましく、我が家族の変異な構成を嘆いたものだ。というのは、父母は内縁関係にあったため、当然別姓であり、最初の夫との間に生まれた長兄は母と同じM姓、2番目の夫の子である次兄は親戚筋の名跡を継ぎN姓を、私は父方の姓であるI姓を名乗っていた。かように兄弟3人がすべて父を異にする複雑な家族であったため、単一姓の家族が羨ましかったわけである。写真は私の小学校(当時は国民学校)入学を記念して撮ったもので、長兄は戦地に赴いていたのでここには写ってはいない。(父52歳、母47歳、兄19歳)第2次世界大戦直後にもともと身体に支障のあった父と次兄は相次いで亡くなり、母がN姓を継ぐことになったた...家族

  • 東京大空襲の日に思う

    今日(3/9)は69年前(1945年)の東京大空襲の日に当たる。公式には3/10がその日とされているが、実際には、空襲は前日の夜半前から始まったので、被災者は3/9をもってその日と認識している人が多い。多いと言いながらも、大半の人はすでに鬼籍に入っており、一方2011年3月11日に発生した東日本大震災が人々の記憶に真新しいことから、東京大空襲のことは既に負のレガシィとして歴史上に名を残すのみと言った感があり、当時の被災者の一人として内心忸怩たる思いを禁じ得ない。当時の歴史を紐解くと、その夜は米国機B29が300機も来襲し、焼夷弾を下町中心に無差別に投下し、およそ10万人が犠牲になったと言われています。神田の東地区に住んでいた私たち家族は、幸いにも近くに映画館撤去あとの地下室を防空壕として近所の人と共に利用...東京大空襲の日に思う

  • 妻5度目の入所後の容態(21)

    最近の妻の病状(267)今回もまた他人と認識されてしまった。月一回の妻との面談、一縷の希望をもって次男と臨んだが、またも空振りに終わった。ま、元気そうだったし、本人も一番楽しいことは「ご飯とおやつ」と言うくらいだから、まず身体の方は心配あるまい。昔のことは何も覚えていないらしく、趣味だった西洋刺繍やグランドゴルフのこともやったことはないと言う。他人に口の中をいじられるのが厭らしく、隔週の歯医者の検診も受けてないようだ。本人曰く、今日も歯医者さん来てるみたいだけど私は嫌、とはっきり言いきっていた。ともかく内容のある会話はできないので、次男の提案で早めに尻取り遊びに切り替え、間を摂ることにした。本人は初めは知らないと言っていたが、すぐに慣れ、やや詰まる場面もあったが、どうにか進み、「ま」の場面で、「マッターホ...妻5度目の入所後の容態(21)

  • 幻の金婚式

    昨日は2月15日、最初の妻が生きていれば、結婚し、ちょうど50年、本来なら子や孫たちに囲まれ、金婚式を祝ってもらえる日になる筈であった。7年後、一子をもうけて喜びに包まれた直後、私の至らなさから、非業の死を遂げたこと、それ以来、心の闇となって久しい。今や祝ってもらうどころか、この日が金婚の日に当たるとは息子を始め、親戚の人らも誰一人覚えていまい。実に寂しい限りである。尤も息子はまだ生まれてなかったし育ててくれたのは継母であるので、この特別の日を知る由もないがーーーかくて一人、50年前の白黒写真を探し出し、新婚当時の思い出に耽る今日この頃である。幻の金婚式

  • 妻5度目の入所後の容態(20)

    最近の妻の病状(266)本日は本年最初の妻との面会日であり、昨年末は義妹同行にもかかわらず、他人同士の会話に終始したので、今回は捲土重来を期し、再び義妹に同行してもらい、入所先を訪れる。結果は残念ながら、散散なものだった。認知の症状は前回より進んでおり、何を聴いても頓珍漢な答えしか返ってこない。自分の年齢はおろか名前さえ知らないとのこと。それでも黙り込むことはなく一応反応があるのが救いである。写真を見せて子供や孫の話をしても、私結婚したことがないからそんな人居るわけがないと一蹴されてしまう。これまでかかわってきた地名の話をしても、そこは火事で焼けてしまったとか、地震で壊れてしまったなど、非現実的な答えしか返ってこない。唯一正確に答えられたのは「今日は1月31日、水曜日」であった。日付についてはいつもホール...妻5度目の入所後の容態(20)

  • 妻5度目の入所後の容態(19)

    最近の妻の病状(265)期待はものの如く打ち砕かれた。一昨日(12/27)は月一回の妻との面会日であり、必勝を期して義妹と訪れたのだったがーーーこれまでは次男と一緒の時は認識されずに終始していたが、義妹と来た時はいつも他愛無いながらも会話が弾んでいたので、今回も本年最後のお喋りができるものと臨んだだけに落胆度大であった。何を聴いても「知らない」「分からない」の一点張りで、私に対しては「知らない、初めて会う人」と宣う始末。妻にしてみれば、どこの馬の骨ともわからない二人がなぜ来たのだろうと思ってるやに想像できるほどだ。自分の誕生日はおろか名前まで知らない、今日の日付までも知らないというに至っては、取り付く島もない。場が持てないので、仕方なく尻取りゲームをしたが、こちらは幾分詰まりながらも、語彙は結構あるように...妻5度目の入所後の容態(19)

  • 筆仕舞い

    中学生時代から続けてきた年賀状ですが、来年は私にとって米寿に当たる節目の年であり、透析生活も10年目を迎え、気力体力の衰退は如何ともしがたく、今回をもって賀状の筆仕舞いをすることにしました。思えば、現役時はアナログ時代でもあり、一時500通を超える年もありましたが、退職後は徐々に減少に努め、最近は100通を切るまでに至っていました。しかしどうしても先輩なり、後輩でも毎年必ず元旦に届いている方々にはこちらでも欠かさず礼を返しておりました。しかし、一人暮らしで日々生きていくのがやっとという今日にあっては、遺憾ながらこの度最後の57人宛をもって筆仕舞いを決心した次第です。これらの方々とはこれからは可能な限り、SNS上でお付き合い願えればと思っています。もっとも日々衰えていく身にあっては、思い通りに行くかどうか怪...筆仕舞い

  • 妻5度目の入所後の容態(18)

    最近の妻の病状(264)一昨日(11/15)は妻との面会日。月に一回15分と限られている。ここ2か月は義妹と来てかなり会話が弾んだので、今回3か月ぶりとなる次男も期待大であったが、ものの見事に打ち砕かれた。全然我々のことを認識してくれず、知らないの1点張り。しかも先月あれほど意気投合した義妹のことも覚えていないという。自分が誰であるか?ここの人は全員自分の名前を知らないという。誕生日はおろか自分が何歳であるか?ここの人全員と同様、知らないという。ただ、今日は何日かは、なぜか正確に答え、「肌の色が白くなったね」と言うと、「全然外に出ないから」と至極もっともな答えが返ってきた。好きな食べ物は?に対しては「全部美味しい」。身体でどこか悪いところある?との質問には、「どこも悪いところない」と至極健康的な答え。掛け...妻5度目の入所後の容態(18)

  • 妻5度目の入所後の容態(17)

    最近の妻の病状(263)恒例となった月1回の妻との面会。今回は順番では次男と来る予定だったが、次男が僕よりもT叔母さんの方が母の機嫌がよいからと辞退したので、前回に続き義妹の出番となった。美味しいおやつのあとだったせいか、妻はご機嫌そのもの。座るや否やピンポン玉のように会話が弾み、期待通りの15分間であった。おやつに何を食べたか、昼食は何を食べたまで覚えていたし、嫌いなものはなく、全部美味しいとまで言い切った。自宅そのものは覚えていなかったが、隣の家のことは覚えていて、奥さんがきつい人で、ご主人のことを「パパ、パパ!」と呼んでは仕事をさせていたこと、その他、近所の2、3人の奥さん連についても思い出していた。こんなことまで思い出したのはかつてないことであり、驚いた次第である。誕生日も7月20日と口にしたし、...妻5度目の入所後の容態(17)

  • 松戸入院紀行

    透析生活も9年目に入り、左腕シャント付近の血管が盛り上がり大きな瘤となってしまったのでその手術を受けるため松戸のTK病院へ10月18日に入院することとなった。本来なら今通っているT病院で手術を受けられればいいのだが、あいにく当病院には血管専門医がいないため、やむを得ずの行程である。10時までに入院してほしいとことで、一泊分の必要アイテムをリュックに詰め、息子の車で行くこと30分余。入院手続き後、息子はそのまま帰し、まずは各種検査へ。PCR検査、血液検査、心電図、X腺検査とこなした後、3階の病棟に案内される。ところが、案内されたのは個室。あれ?おかしいな、個室など希望してないのだがーーー4人部屋は空いてないのか?と訊いたら、4人部屋をご希望ですか?と来た。手違いもいいところだ。改めてベッドごと移動し、4人部...松戸入院紀行

  • 今日は何の日?

    今日は10月22日、かつて私が愛して止まなかった前妻の生誕日である。生きていれば、今日で満82歳に当たる。きっと好々爺ならぬ好々婆になっていたに違いない。29歳というあまりに短い人生であった。決して超美人ではなかったが、私にとっては人生で最高のパートナー、最も魅力的な女性であった。昭和43年2月ころ、新橋の英会話スクールで出会い、クラスが違うので授業中に会うことはなかったが、偶々ある先生の肝いりで、希望者は残って合同の交流会をすることになり、そこでの自己紹介を通じて知り合ったわけである。数回の交流を経て、互いに連絡先電話番号を交換し合い、交際が始まったが、それが彼女にとって良かったことなのかどうか、別の男性と結ばれていれば、早世することもなかったのではないか?これ以後のことについては、先にこのブログで「結...今日は何の日?

  • 妻5度目の入所後の容態(16)

    最近の妻の病状(262)今日、9月29日、ようやく妻の入所先の新型コロナウイルス感染症も終息し、偶々予約してあった今日から面会可能となったことから、義妹とともに訪れる。ただ、接触管理は、アクリル板は以前より大きくなっており、それを越えての写真撮影や身を乗り出すことは厳禁とするなど一段と厳しくなっており、妻も当初は「聞こえない」と言ったほど。本人は素顔ながら我々はこれまで同様マスクのみならずフェースシールドまで着用を義務付けられており、担当のスタッフの方も極力我々と本人を接触させまいとしているのが窺われた。15時になり、スタッフの方に促されて所定の場所に行くと妻はすでに着席していた。アクリル板越しに「こんにちは」と言うと「こんにちは」と返ってきたが、にこりともせず、だれだろうと訝っているかのようであった。前...妻5度目の入所後の容態(16)

  • 母のこと

    去る8月27日は母の祥月命日であった。亡くなったのは今から遡ること43年、86歳と2か月であった。内縁を含め3度、夫に先立たれ、大正12年の関東大震災、昭和20年の東京大空襲と2度の大災害に遭遇するなどまさに波乱万丈の一生だったと言える。関東大震災では上野の山に避難したと聞いているが、詳しいことは聞きそびれたまま逝かれてしまった。家族状況も複雑で、最初の夫との間には5年間で2人の男の子を設けたが、二人目は僅か3歳で夭折したと聞いている。当時は数え年だったから、実際には満2歳前後であったと思われる。最初の夫に先立たれた後、次の夫とは男子1名を設けたが、若くして肺結核を患い、こちらも終戦を待たずに22歳で死に、残ったのは20歳も年上の長兄と、3度目の夫との間に生まれた私のみとなった。兄は高等小学校しか出てなか...母のこと

  • 妻5度目の入所後の容態(15)

    最近の妻の病状(261)8月16日、猛暑の中、予約してあった14.30からの妻との面会に次男と共に入居先に訪れる。前月、義妹と来た時は低レベルながら会話が弾んだので、今回も、と勇んで面会に臨んだが、いきなり我々のことは「知らない」と突き放されてしまった。ミーちゃんのことは、やはり「ここに書いてある」とMi-chanの刺繍を指さし、誇らしげ。前回あれほど和気藹々とやり取りした義妹の存在すら「覚えていない」という。今日の日付や年齢についても「知らない」の一点張り。ミーちゃんに歌を歌わせると、一応「上手だね」と反応は示すものの、こちらから促さない限り、自分から積極的に話しかけることはなかった。何が一番好きか?と問うたところ、「おやつ」と言う。ちょうどこれからがおやつタイムだと承知していて、期待を込めて言ったので...妻5度目の入所後の容態(15)

  • 妻5度目の入所後の容態(14)

    最近の妻の病状(260)今日(6/26)は新面会制度になって4度目。59日も間が空いてしまったので、いくら相性のいい義妹が一緒でも、果たして認識してくれるだろうか?との不安を胸に14時30分からの面会に妻の入所先に向かう。義妹の提案で、以前連れて行くと妻が喜んだミーちゃん(喋る人形)を覚えているかどうか、これも認識材料の一つとしてリュックに入れて出かける。結果は杞憂であった。我々の顔を見るなり、「T子さんにT夫さん!」と嬉しそうに叫ぶではないか。もちろん、ミーちゃんのことも覚えていて、早速話しかけていたが、家で冬眠中のものをそのまま持ってきたので、電池切れで反応なし。。今度は電池入れて持ってきてね。と言われてしまった。義妹が「よくミーちゃんだってわかっわね、と言うと、そこに書いてある、と切り返さてしまった...妻5度目の入所後の容態(14)

  • 再びのェアコン修理

    猛暑続きで辟易しているこの時期、2年前に続き、又もや居間のエアコンがダウンし一向に冷えなくなった。2年前は辛うじて10年の保障期間内であったので事無きを得たが、今回は完全に保障期間外なので、余程買い替えようかとも思いつつ、自分の年齢を考えると、やはり直るものなら有償でも直してもらおうとメーカーの修理部門にお願いして来てもらった次第である。原因は主に室外機のガス漏れであった。補充するとすぐ直ったが、部品も取り換えておいた方がよいだろうと、5日後にまた来てやってくれた。作業員はどこか見覚えがあると思っていたが、2年前に来た同一人であった。朴訥ながら、仕事は丁寧で確実、信頼度の高い人だった。おかげで今は外は酷暑であろうが、居間で快適に寛いでいる。以上再びのェアコン修理

  • 87回目の誕生日に思う

    去る6月28日は87回目の誕生日であった。すぐにもその日に感想を書くべきであるのに、ここのところの気力体力の衰えは如何ともしがたく、本日に至った次第である。この間、息子らを始め、SNS仲間から数通のお祝いメッセージをいただいた。こればかりは幾つになっても嬉しいものである。ただそれらに対し返礼メールを作成するのも大変であったがーーー兵庫の友人から87歳は、75歳の後期高齢者の時から数えてちょうど干支一巡したことになるとの指摘を戴いたが、なるほどそういう考え方もあるかなと感心する。さしづめこれからは末期高齢者ということになろうか?かつては数え年88歳をもって米寿のお祝いがなされたものだが、現在は古希も喜寿も傘寿などもすべて満年齢をもって対象年としているようである。あと1年、頑張れるかどうか?最近は透析疲れに加...87回目の誕生日に思う

  • 妻5度目の入所後の容態(13)

    最近の妻の病状(259)本日は新面会制度になって3度目。次男と共に指定された2時45分から15分間の妻との面談のためCホームを訪れる。妻にはこの病気の特性として明と暗があり、前々回の面会では全くの他人扱いだったで暗、前回は初めから我々のことを認識し会話も弾んだので明であったが、果たして今回は?と期待と不安交じりで臨んだが、結果は明と暗の中間であった。我々の名前はちょっとしたヒントで認識してくれたが、本人としては必ずしも納得はしてないようだった。面会コーナーへ連れてきてくれたスタッフの方が、ほら、旦那さんと息子さんよ、と促したが、妻はいつものように「私、結婚したことないから、旦那や息子がいるわけがない」と主張して譲らない。自分の名前、憶えている?と問うと「の〇〇き〇〇」と先生がつけてくれたの」と、まるでそれ...妻5度目の入所後の容態(13)

  • 妻5度目の入所後の容態(12)

    最近の妻の病状(258)昨日(5/10)15時前、かねて面会予約してあったKホームへ義妹とともに訪れる。前回(4/19)次男と来たときは、全く我々のことを認識せず、知らない人同士の会話に終始したので、果たして今回はどうかと、期待半分、不安半分で入場したが、妻は義妹の顔を見た途端、顔を綻ばしたので「誰だかわかる?」と問うと、「T子さんに、そちらはT夫さん!」と認識したではないか!やはり波があるようで、前回来たときは谷で今回は山と言ったところか?いつも山であってほしいと思うのは我々の欲か?今回は会話も淀みなく進んだが、家族のことは全然覚えておらず、前回次男と尋ねたことすら記憶の彼方である一方、義妹の夫について、「Sさん今も山に行ってるの?」と尋ねるなど記憶にちぐはぐな面があった。自分が81歳なのは認めず、もっ...妻5度目の入所後の容態(12)

  • 再び少子化問題について

    少子化問題について少子化が今や差し迫った危機として認識されている。岸田内閣は異次元の対策と称して各種の手当の増額・新設を図っているようであるが、私にはどうも「仏作って魂入れず」のような気がしてならない。そもそも現在の若者は結婚するかしないかは個人の自由、子供を産むか産まないかも自由、と主張して止まない。しかしちょっと待っていただきたい。これはあなた自身の存在を否定することにならないか?あなたが今この世にあるのは両親が結婚し産んでくれたおかげではないか?その両親もまた幾世代にもわたって綿々と続いてきた生命の連鎖があったからこその存在であり、子供を産まないことはこれを断ち切ることに繋がる。自由は確かに基本的人権の重要な要素である。第2次世界大戦が終結して今年で78年を迎えるが、この間、社会では個人の自由の範囲...再び少子化問題について

  • 妻5度目の入所後の容態(11)

    最近の妻の病状(257)今日は待ちに待った妻との予約してあった面会日である。新型コロナの影響で、最後に会ったのが昨年の11カツであるから、もはや1年半近くになる。前回は、明るく元気で、相当程度の理解力で会話できたので、今回もそれを期待していたが、物の見事にひっくり返された。面会はコロナ禍以前によくトランプに興じた面会コーナーで行われたが、ここでカード遊びしたことのほか、何を聴いても「知らない、覚えていない」の1点張りで、私と次男のことはおろか、自分の写真を見せても、「知らない」と言う。「ほら、あなたの旦那さんと息子さんよ」とスタッフの方の助言があっても「私、結婚したことないからそんなはずはない」と、すっかりかつての谷底状態に戻ってしまった。「幸せかい?」と訊いても、幸せの意味が分からないとまで宣う。この間...妻5度目の入所後の容態(11)

  • 大山鳴動するも-----

    今日は去る3/24に精密検査を受けた結果を聴きに柏の慈恵医大病院へ行く日である。例によって朝、次男が勤めの間隙を縫て迎えに来てくれ、車で出かけた。結果は、右肺に見られた影はほとんど消えており、何ら心配ないとのこと。私の家系には癌患者は出ていないとはいえ、経過観察くらいにはなることは覚悟していたが、一転無罪放免であった。「泰山鳴動鼠一匹」と言う諺があるが、今回は一匹もいなかったことになる。実際には先月の入院中に受けた抗菌薬の点滴が功を奏したのであろう。退院時にもう一度肺のX腺検査を受けていれば精密検査の必要性はなかったのではないか?かように次男に会社を休ませてまで受けた検査ではあったが、結果的に無駄足であったことを考えると、内心軸地たるものを禁じ得ないが、次男は「これで心配ないことが分かったからいいじゃない...大山鳴動するも-----

  • 桜の許での爽やかな会話

    今日はどうしても処方薬を取りに薬局まで行く必要があったので、10時少し前によろよろと出かけたところ、家の近くの階段ぎわに一本の桜が今を盛りと咲き誇っていた。晴天に映え、実に美しかったので、スマホを取り出し撮ろうとしていたところ、犬を連れて散歩中の見知らぬ中年の男性と目が合い、お互いに「きれいですね」と声を掛け合った後、「お父さん、どうです?折角だから桜をバックに私が撮ってあげますよ」と、申し出られた。断ったが、再度勧められたので、「いや、私が入ると客観性がなくなるので」と言ったところ、「なるほど、客観性ですか」と納得してくれた。こちらも折角の親切な申し出を断ってしまい、内心忸怩たるものを感じたので、「ご親切にありがとうございました」と丁重に礼を言って別れたが、この世知辛い世の中で一服の薫風を得た思いであっ...桜の許での爽やかな会話

  • 精密検査待ち

    尿路感染症が収まり、もはや発熱とも解放され、3/11に退院できたものの、主治医から慈恵医大病院呼吸器外来で精密検査を受けるよう指示があり、3/22(水)に息子に付き添われて同病院を訪れた。しかし、呼吸器外科の診療日は木・金のみということで、その日は空振りとなり、改めて3/24(金)9.30tからの予約を取り、仕切り直すことになったが、総合病院であるだけに毎日やっているものと思い込んでいたのはまこと不覚であった。私はともかく、折角休みを取って付き添ってくれた息子は気の毒であった。さて、検査当日である。担当医は30代と思しき非常に歯切れのいい方で、画面で示しながら、てきぱきと説明してくれた。ブラインドタッチの素早い端末操作にも目を見張った。診断は、検査を経ないと何とも言えないが、確かに異物が存在しており、癌の...精密検査待ち

  • 入院顛末

    去る3月2日から10日間入院した。顛末は以下の通りである。当日は木曜日、透析日であった。昼頃から体が震えだし悪寒を覚えたが、終了次第帰ろうと思っていたところ、最後に触診で担当看護師に気づかれ、測熱したところ何と38.7度もあり、これでは帰すわけにはいかないと、師長さんに伴われてまずは発熱外来へ。抗原検査は陰性だっし、次いで受診した緊急外来でPCR検査でも陰性であったので、まずは新型コロナに感染したわけではないことが判明した。しかし、X腺検査の結果、右肺の一部に影が見つかり、恐らくはこれが発熱の原因ではないか、とのこと。入院する必要があるが、軽度なので1週間程度の抗菌薬の点滴で治ると思う、と直ちに点滴の開始と共に入院する運びとなった。ところがである。38度以上の高熱は1日で収まり、その後2~3日は微熱が続く...入院顛末

  • 妻5度目の入所後の容態(10)

    最近の妻の病状(256)介護老人保健施設入所中の妻とはこの7月に面会して以来、再び感染者が出たということで、再び面会禁止となってもう4か月も経過しており、いくら「便りのないのは良い知らせ」とは思っていても、不安は禁じえず、やきもきしていたところ、施設側もそれを察してくれたようで、このほど施設長から入所者の現在の健康状態を説明する形で、本人とも面会できる場を設けてくださり、11月21日3時半からの予約が取れ、義妹と共に施設に向かった。まず最初にエレベーターホールにてウクレル板越しに医師(施設長)から健康診断結果を基に説明があり、極めて健康であること、次いで同席した担当看護師からも、時に不穏状態に陥ることはあるものの概ね問題ないことを伺いホッとする。さて、問題はしばらく会っていないので、妻がどんな反応を示すか...妻5度目の入所後の容態(10)

  • 朗報!「妻5度目の入所後の容態(9)」

    最近の妻の病状(255)久方に朗報である。と言うのは、妻の入所先ではコロナ感染予防のため、これまで面会厳禁となっていたが、6月20日から条件付き面会が可能となり、今日、それが実現したわけである。条件というのは、曜日が火・金・土の14時30分から16時までのうち15分以内と限られ、しかも予約制である。私自身は非透析日の金曜日しか行けず、しかも足を確保する必要がある、調整の結果、義妹が同伴してくれることになり、面会前に体温や健康状態、ワクチン接種・検査状況など「面会チェック表」を記入・提出のうえ、面会場所の5階に向かった。予約時間は14時30から15分間である。どんな形で面会するのだろうと思っていたら、5階エレベーターホールのテーブル上にパーティションが設えており、対面で話せるようになっていた。今年は、コロナ...朗報!「妻5度目の入所後の容態(9)」

  • 「自由」について

    第2次世界大戦が終結して今年で77年を迎えるが、この間、社会では個人の自由の範囲が拡大し、今や自由を放縦とはき違えている若者を多く見かける。個人の自由は、自らの自由のほか、他者の自由を尊重すべきことに他ならない。他人や社会に迷惑をかけてまで好き勝手に行動することは、自己中心主義であって、本来の個人主義とは異なるはずである。最近論議が盛んなGenderFree問題についても然りである。自由である以上、同性婚も認められるべきと主張して止まない人々がいるが、ちょっと待っていただきたい。同性同士のカップルでは当然ながら子供は産めない。ということは幾世代にもわたって綿々と続いてきた命の連鎖を断ち切ることになる。ということは、自らの存在を否定することにならないか?これは日本人全体の少子化にも繋がり、やがては国そのもの...「自由」について

  • ソファ病

    人工透析を始めて過日7年が過ぎた。お陰様で平均寿命を優に超えるまで生き永らえてはいるが、週3日、4時間にわたって血液をダイアライザーという機械に通して純化するわけであるから、当然身体への負担は相当なもので、体力は徐々に落ちてきており、昨日までできていたものが今日はできないという具合に活動範囲もガクンと狭まってきている。私の透析日は、毎週、火・木・土であるので、ほぼ1日おきで日・月のみ連休(?)がある。旅行好きの私はかつて旅行するなら最低2泊以上とその非日常性を楽しんできたが、透析になってから、もはやそれは適わず、日帰りや1泊2泊の旅行が精々となった。それも透析を始めてからは日帰りや1泊旅行が楽しめたのは当初の3年弱で、加齢と透析が相俟って次第に体力の低下と共に旅する気力も萎え、もっぱら家でソファに座って休...ソファ病

  • 4回目のワクチン接種

    昨日、透析直後に4回目の新型コロナのワクチン接種を受けた。過去3回はすべてファイザー製だったが、今回初めてモデルナ製であった。ファイザー製だと後日になるということなので、迷わず即応可能な方を選んだわけである。ワクチンは副反応が怖いからと1回も打たない人が同じブース内にもいるが、これまで私は副反応など出たことなく、怠くても、それは透析後の怠さに吸収されてか、何ら副反応らしき現象はなかった。しかし今回は違った。注射そのものは分量がファイザーの半分だからか、蚊に刺された程度であっという間に終わったが、帰宅後に猛烈な怠さに襲われた。6/28の誕生日には透析と酷暑が重なり、ぐったりしてしまったが、今回はそれ以上に酷い状態で、比較的涼しい日であったことが不幸中の幸いで、これに酷暑が加われば恐らくまともに帰宅出来なかっ...4回目のワクチン接種

  • 同性婚論議

    最近は同性婚は憲法違反か否かの論議が盛んである。確かに憲法では「婚姻は、両性の合意のみに基づいて成立し、夫婦が同等の権利を有することを基本として、相互の協力により、維持されなけれはならない」とあり、同性婚支持派は、これをもって男性同士、女性同士の婚姻もまた可能で、これを否定することは憲法違反であるというのが論拠のようである。これに対し、これを婚姻と認めない反対派は、憲法の記述は、旧法では男女の婚姻に関し、戸主の承認が必要であったが、新法では当該男女の合意のみで成立することを定めたもので、男性同士、女性同士の婚姻は想定されていないという見解てある。私は、後者を支持する。そもそも同性同士では子を産めないではないか?あなた自身の存在を考えてみてほしい。あなたがこの世に存在するのは両親があなたを生んでくれたおかげ...同性婚論議

  • 86歳の誕生日を迎えて

    月が変わって7月になってしまったが、去る6月28日は私の86回目の誕生日であった。あいにく当日は火曜日で透析に行く日に当たり、痩身の身にはそれだけでも苦痛であるのに、運悪く猛暑日が重なり、ぐったり感は筆舌に尽くせぬくらい壮絶なもので、帰宅後はソファに倒れこんだまま4時間近くも起きられないという最悪の誕生日になってしまった。それでも前日には火曜日が透析日であることを知る関西の友人から電話があり、SNSでもFBやLINEで、それぞれ祝いと励ましのメッセージが10通ほど寄せられ、心が和んだが、とても返信する気力はなく、翌日に持ち越した次第である。透析に猛暑追い打つ誕生日ブログ更新は実に4か月ぶりですが、せいぜいこれを機にもっと頻繁にアップしたいと念じる今日この頃です。以上86歳の誕生日を迎えて

  • また命日がやってきた

    今日3月13日は、最初の妻の命日である。早いもので29歳の若さで早世してから51年も経つ。誰も私を責めないが、死因が私の重大な過失にあったことは否めようもない。(忘れ得ぬ面影参照)この51年間、一日として亡妻のことを思い出さない日はない。毎年命日には仏前に花を供え、般若心経を唱え、更なる冥福を祈っている。一粒種の息子が何かと末期腎不全で闘病中の私の面倒をみてくれてはいるが、息子自身は実母の面影すら知らず、哀れである。私としては今後とも十字架を背負っての余生を送ることになるが、あの世での妻との再会を信じ、ひたすら妻との思い出に浸って生きていくばかりである。今年は、亡妻の命日に合わせるかのように我が家の庭の梅の花が咲き、私の心を慰めてくれた。以上また命日がやってきた

  • 漢字抜け熟語

    ここのところすっかりブログ離れしてしまった。コロナ禍で出かけられないせいもあるが、その主たる原因は老齢による気力の低下に帰するところ大であり、何事も億劫で前に進めない。身体が動かなくなったのもこれに拍車をかけている。新聞を門扉まで取りに出るのも億劫で、よく一日遅れで読む始末である。今日も昨日の新聞に目を通していると、土曜日版とあって「beパズル」がついており、その中に「漢字抜けパズル」なるものがあった。しかも難易度が四つ星で、いつもの三ツ星より高い。これは脳トレに格好とチャレンジしてみたが、どっこいなかなか進まない。この「漢字抜けパズル」は、21個の4文字熟語があり、84文字中そこに散りばめられた、それぞれ0~2の合計25の単語をヒントに空欄の59に適切と思われる漢字を当てはめていくもので結構やり甲斐がある。し...漢字抜け熟語

  • 手帳談義

    手帳はこれまで「10年日記」を書き続け、昨年で3冊目が満期となり、さて、今年の分も購入しようか、と昨年末に迷ったが、さすがに85歳という年齢を考えると、あと10年も続けられる気力は期待できないので、昨年限りとし、今年は100円ショップで買ったA5サイズの簡単なものに切り替えることにした。昨年まではこのほか1年ごとの高橋の手帳にも書き込みをし、更にはスマホに「マイ日記」のアプリを使って記録していたが、これらも止め、上記の百均の手帳一本に絞ることにした。これも終活の一環であろう。新年になって早や10日になるが、特に不便さを感じてないので、よい決断であったと思う。その空いた時間で、ブログの更新を増やせればいいのだが、恐らくはのんびりする時間が増えるだけになってしまうだけかもしれない。心せねばーーー以上手帳談義

  • 手帳談義

    手帳はこれまで「10年日記」を書き続け、昨年で3冊目が満期となり、さて、今年の分も購入しようか、と昨年末に迷ったが、さすがに85歳という年齢を考えると、あと10年も続けられる気力は期待できないので、昨年限りとし、今年は100円ショップで買ったA5サイズの簡単なものに切り替えることにした。昨年まではこのほか1年ごとの高橋の手帳にも書き込みをし、更にはスマホに「マイ日記」のアプリを使って記録していたが、これらも止め、上記の百均の手帳一本に絞ることにした。これも終活の一環であろう。新年になって早や10日になるが、特に不便さを感じてないので、よい決断であったと思う。その空いた時間で、ブログの更新を増やせればいいのだが、恐らくはのんびりする時間が増えるだけになってしまうだけかもしれない。手帳談義

  • 妻5度目の入所後の容態(8)

    最近の妻の病状(254)昨日の大晦日、2年ぶりに長男を妻と対面させるべく次男の車で妻の入所先を訪ねた。今回はガラス戸2枚越しではなく、1枚のみの対面になっており、それだけ近くで互いの顔が見えるので、面会者としては有り難いことであるが、ただ、2名までと限られているので、次男は別室で待機し、長男と私が備えられた2脚の椅子に座っての会話となった。これまで、我々を認識できたことはなかったが、今回は「あぁ~ら、Kくんね!」と言ってくれることを期待したものの、残念ながら、いつもと同じ、誰だか分らないとの反応であった。長男は、共にトランプに興じた経験しかないだけに、母親の変貌ぶりには、覚悟はしていたものの、これほどまでとは思っていなかったようだ。何を聴いても「知らない」「わからない」の一点張りでまともな会話ににならなかったが...妻5度目の入所後の容態(8)

  • 妻5度目の入所後の容態

    最近の妻の病状(253)今日(11/10)は、先月来予約してあった妻との面会日である。面会と言っても、ガラス戸越しに互いに送受話器を通しての間接的なものだが、これでもコロナ禍緩和により従来のスマホによるリモート面会より一歩前進したことになる。最後にリモート面会したのが、7月7日なので、妻の姿を見るのは実に4か月ぶりである。その前、3月に息子の機転で我孫子の病院への送り迎えの際、自宅に寄ってくれたが、その時の対応では我々のことをしっかり認識し、簡単な会話ができたので、今回も期待しての面会であった。しかし、期待はものの見事に打ち砕かれた。最初こそ、我々の姿を認めて笑顔で手を振ってくれるなど、おやっ、大丈夫だと思わせたが、これは介添えの介護士さんの指示に従ったものらしく、すぐ、知らない人扱いになってしまった。これまで...妻5度目の入所後の容態

  • 妻5度目の入所後の容態

    最近の妻の病状妻5度目の入所後の容態

  • 妻5度目の入所後の容態(6)

    最近の妻の病状(252)一昨日、3週間ぶりに次男が来てくれたので、前月分利用料の支払いや妻のインフルエンザワクチン予診票の提出などを兼ね、昼前に妻の入所先を訪れる。実はこれまで新コロナ禍で入所者とのコンタクトはオンライン面会に限られていたが、緊急事態宣言の解除を受けて11月から窓越し面会を再開することになったため、その日時を予約するのがメインの目的であった。(次男の都合から11/10、15.00~10分間ということになった)その他、ケアマネジャーのSさんから最近の妻の状態を聴いたところ、従来と特に変わったことはないが、時折、介護抵抗など不穏な態度が見られるとのこと。しかし各種行事には積極的に参加し、食欲も旺盛とのことで、まずはここでの生活に満足している様子である由。11月10日の窓越し面会の際、果たしてこちらを...妻5度目の入所後の容態(6)

  • 母の命日

    今日は8月28日、私の母の命日である。それは1986年(平成23年)、今から35年前のことであり、享年86歳であった。晩年はボケの症状が現れてきていたが、当時はまだ認知症という言葉はなく、介護保険制度も確立していない状態だったので、母の面倒はすべて妻の手に委ねられ、今思えば、その苦労は並大抵のものでなかったはずである。おかげで私は後顧の憂いなく勤務に専念でき、改めて現在の妻に感謝する次第である。その妻は10年近く前から認知症を発生し、現在は認知症専門の施設に入所中なのは、何とも皮肉な話である。母の生まれたのは現在の川越市小仙波で1894年(明治27年)6月の事であったとか。家は農家ではあったが、母の父は提灯屋を営み、結構、村では頼られる存在であったようだ。ちょうど日清戦争中の事であった。母の一生を振り返ると、大...母の命日

  • すわっ!コロナ感染した!?

    いつまでも収まりそうもない新型コロナ。流山市でも新規感染者数が2000人を超えた。これは市の全人口の0.1パーセント以上にあたり、いつ自分の身に降りかかってもおかしくない。最近、そんなことが常に頭を離れないせいか、念のため抗体検査を受けたところ、結果はなんと陽性!えっなぜ?ワクチンんはすでに2度の接種を完了しているのに。日ごろの怠さもコロナのせいであったか?さて今後の措置だが、今やっている外来透析からは追い出され、あるいはこの病院から他の病院への転院を余儀なくされるかもしれない。ともかくも主治医に連絡をと思いつつ頭の中が真っ白になった状態で、焦っていたところ、ハッと目が覚めた。最近このようなナイトメアーを見ることが屡々あり、絶体絶命の状態で夢から脱出し、現実世界に戻ることで救われているが、本件もその例の一つでそ...すわっ!コロナ感染した!?

  • 妻5度目の入所後の容態(5)

    最近の妻の病状(251)今日の午後、約1か月ぶりに妻とリモート面会をした。いつもはさっぱり私のことを認識してくれないので、今回は秘密兵器として妻のお気に入りの「ミーちゃん」を抱いての面会であったが、残念ながら、不発に終わり、こちらから何を聴いても、目を合わそうとせず、知らない人に無理に会わされているという感じで、「私、結婚したことないから旦那なんていないもの」と涙顔で介添えのスタッフの方に訴えていた。ワクチン接種のことを訊いても、反応はなかったが、スタッフの方の話によると、もう2回とも済んでいる由。顔色もいいことだし、まずは一安心。状況を確認できただけでも良しせねばなるまい。また8月になったら、リモート面会を申し込んでみよう。恐らく今回と同様不発だろうが、一縷の望みに縋りつきたい。以上妻5度目の入所後の容態(5)

  • 誕生日

    今日は私の誕生日である。しかも85回目である。四捨五入すれば90歳ということになる。思えばずいぶんと遠くに来たものだ。同年代の半数以上はすでに鬼籍に入っていることを思えば、自分もいつ彼岸から迎えに来てもおかしくない。透析を受けているうえ、物忘れもひどくなり、確実に認知症に向かっている。一人暮らしがいつまで続けられるものか?このブログにしても、いつまで続けられるか怪しくなってきたので、誕生以来今日に至るまでの波乱万丈の自分史の概要をまとめてみたので、今日の誕生日を機にご披露することとしたい。自分生活史出生・幼少時昭和11年6月、東京の神田に生まれる。両親は、父(47歳)は金沢、母(42歳)は川越の出身、いずれも再婚で、家には年の離れた二人の異父兄(19歳と13歳)がいた。父は無職だったが、母名義で家作を10軒ほど...誕生日

  • エアコン修理

    ここのところ暑さが続いていたので、居間の冷房を扇風機からエアコンに切り替えようと過日冷房運転のスイッチを入れたところ、タイマーランプが点滅するばかりでさっぱり作動しない。マニュアルで調べた結果、どうやら故障間違いなしと断定し、先週の金曜日にメーカーのコールセンターに電話したところ、意外に早く日曜日(昨日)に来てくれることになった。自分としては、すでに10年前後経過しているので、保証期間は過ぎていると思い込んでいたため、直接メーカーに連絡したもので、相当額の出費は覚悟していたが、よくよく考えてみると製品は確かK店で買ったもので、メーカー保証は1年であるが、その店では10万円以上の指定製品には10年の長期保証がついていたことを思い出し、念のためK店に電話したところ、調べてくれて、購入後まだ9年であるので。保証の対象...エアコン修理

  • 妻5度目の入所後の容態(4)

    最近の妻の病状(250)また元に戻ってしまった。妻の姿を見たのは去る3/30、息子が病院帰りの妻を連れ、途中我が家に立ち寄って以来のことで、その時は吾々のことも認識し上機嫌であったが、昨日(5/1)予約してあったリモート面会を試みたところ、全くの別人になっていた。妻にとっても私のことを別人と思ったらしく、私が「誰だかわかる?」と訊いても、端から「ごめんなさい、分からない」を連発するのみで、1か月前に我が家に立ち寄ったことなどもはや記憶の彼方に行ってしまっているようであった。「今、歳はいくつだっけ?」の問いには、しばらく考えている風であったが、やがて「昭和16年生まれだから60歳!」のかつてのセリフが飛び出す始末。しかし、「今日は何日?」の問いには「5月1日、水曜日!」と正確に答えたから不思議である。もっともこれ...妻5度目の入所後の容態(4)

  • 思わぬ訪問者(妻5度目の入所後の容態(3))

    最近の妻の病状(249)今日(3/30)は1545ごろ予期せぬ来客(?)があった。居間でテレビを見ながら寛いでいると、チャイムが鳴ったので、あらかじめ予定していた息子が着いたのであろうと玄関に出てみると、そこには息子のほかなんと妻の姿があった。実は今日は妻の術後の経過を診るため、息子が妻の入所先の施設に迎えに行き、我孫子の病院で診断を受けた後、また施設に送り返してから私の家に掃除に来てくれる手はずになっていたので、その前に経路的に大迂回となる我が家に寄るとは夢想だにしていただけに驚いたわけである。息子の気遣いに感謝である。妻がこの家を去ったのは、2013年の11月に一時的昏睡状態に陥って救急車で病院に搬送された時であるから、実に7年4か月ぶりの帰宅(?)ということになる。妻は玄関に入ってくるなり「T夫さん!」と...思わぬ訪問者(妻5度目の入所後の容態(3))

  • 忘れ得ぬ面影

    忘れえぬ面影いつも笑顔でユーモアあふれ俺の心を和ませる続く人生手に手を取って生きていきたいこのままずっとそれが○○子という女あなたは私私はあなた固く誓った共白髪なのに赤子を形見に残し逝ってしまったはかない命それが○○子という女その身は天に召されても俺の心にゃ今もなお残る面影愛しい人よ思い弥益二人はひとつそれが○○子という女今日、3月13日は、私にとって忘れ得ぬ日である。3月は10日が昭和20年(1945)の東京大空襲、11日が未だ罹災の跡も生々しい10年前の東北大震災と、災厄の日が僅か4日の間に密集しており、私の胸を衝いてやまない。実は3月13日は、今から50年前の昭和46年(1946)、当時の最愛の妻に先立たれた日である。妻との出会いから結婚に至る経緯は先の2/15日版の「結婚記念日」で紹介済みであるが、結婚...忘れ得ぬ面影

  • 妻5度目の入所後の容態(2)

    最近の妻の病状(248)昨日(3/2)は、妻の身体に残っている応急措置で施したステントを取り出す日として予約してあった当日である。あいにくの荒天で危惧されたが、息子が半休を取り、自宅の我孫子から柏の施設まで妻を迎えに行き、我孫子の病院で施術後、再び施設に送り届けるという大車輪の活躍をしてくれ、妻も元気で無事終了とのこと。次回は3/30に事後の経過検査ということで、また休暇を取って行ってくれるという。配偶者がこんな大事な時にただ報告を待つだけで何の力にもなれないわが身が情けないが、息子には感謝あるのみである。以上妻5度目の入所後の容態(2)

  • 妻5度目の入所後の容態(1)

    最近の妻の病状(247)今日午前中、妻は退院した。2月の12日に手術が無事終了したことは前述したが、その後発熱などの症状も見られず、経過順調とのことで、退院の運びとなった。ちなみに体内から取り出した砕石も渡してくれた。朝、病院へ息子が迎えに行き、退院手続きを済ませ、妻を車に乗せて10日ぶりに施設に戻った。戻ったといっても、入院のため退所した形になっているので、これで5度目の入所ということになり、また契約書などに署名したとか。今回は、妻も元気で、前回のように介護タクシーを頼む必要もなく、全然不安はなかったようで、妻は「T夫さんは?」と私のことを尋ねたばかりか、孫たちのことも聴いたという。入院時のベストな状態を維持していたとは嬉しい限り。次回のオンライン面会が楽しみになってきた。そのうちにまた日時を予約してトライし...妻5度目の入所後の容態(1)

  • 結婚記念日

    今日は私と最初の妻との結婚記念日である。現在の妻が入院中に先妻との思い出を記述するのは内心忸怩たるものがあるが、手術は無事終了したことでもあり、私が老齢のゆえ後一年延ばすと、もはや筆力が落ちるどころか命さえ保証しかねないので、あえてここで披露することとしたい。先妻との出会いは昭和38年の2月だったと記憶している。たまたま二人とも新橋にある英会話教室に通っていた。妻は初級で、私は中級だったので、クラスは違っていたが、週1回、普通の授業の終了後、希望者のみ、両クラスの交流会があったので、そこで知り合い、やがて互いの勤務先の電話番号を交換したことから、さっそく私から電話を入れ、デートを申し入れたことから交際が始まった。有楽町駅前で、今はビックカメラになっているが、当時はそごうデパートが入っていて、そのエアドアの前で落...結婚記念日

  • 妻4度目の入所後の容態(4)

    最近の妻の病状(4)今日の16時過ぎ、ラインを除くと、息子から連絡が入っていた。今日が妻の手術日だということは承知していたが、特に連絡がなければ、無事終了ということになっていたので、すわっと一瞬色めいたが、読んでみると、内容は、手術は無事に終了したと先生から電話があった由。後はこの週末に発熱などないか確認の上、退院日を決めていくとのことで、ホッとする。手術後は発熱するのが普通なので、これは私も再三経験しているが、今回は手術とはいっても、特殊な機械を使って衝撃で結石を砕くものなので、せめて例外であることを願いたい。以上妻4度目の入所後の容態(4)

  • 妻4度目の入所後の容態(3)

    最近の妻の病状(245)今日は嬉しいことがあった。妻を我孫子の病院へ入院させるため、今日12時半過ぎに息子と共に妻の入所先に迎えに行くと、やがてケアマネジャーに連れられて現れた妻が我々を見て、ニコッと笑顔を見せた。先日のオンライン面会ではけんもほろろな態度だっただけに意外に思い、「誰だかわかる?」と問うと「T夫さんにHくん」と答えたではないか。これから病院へ行くことも分かっているようで、「どこの病院へ行くの?」とか「何日くらい?」とまともな質問があり、「今日のお昼何食べたの?」との問いには即座に「カレーライス」と具体的な答えが返ってきたのは、これまでは「普通のごはん」としか答えなかっただけに嬉しい誤算であった。ニッパチのこと覚えてる?と訊いてみると、「2が30点で8が15点ね」と正確に答え、まだまだ捨てたもので...妻4度目の入所後の容態(3)

  • 妻4度目の入所後の容態(2)

    最近の妻の病状(244)今日、15時過ぎに妻の入所先から電話あり。オンライン面会を予約してあったので、ラインによるビデオ通話である。先日は我孫子のT病院から退院の際、迎えに行った息子のことを認識したということなので、一抹の希望をもって対応したが、残念ながら、私のことは夫と認めてくれなかった。知らない人同士では話が弾むわけはなく、こちらの質問にも、スタッフの方の介添えで短く答えるのみ。先月の入院・手術のことなど聴いてもすっかり忘れているようだった。それでも節分で豆まきしたこと、先ほど食べたおやつが美味しかっこと、皆がやさしくしてくれることなど短く答えたが、私の今いるW台の家、覚えてる?と訊いたところ、W台は火事で焼けてなくなってしまったと、かつての主張をまたぶり返した。対話中、終始、目を伏せてこちらをまっすぐ見ず...妻4度目の入所後の容態(2)

  • 妻4度目の入所後の容態(1)

    最近の妻の病状(243)一昨日(1/13)、妻は容態が一応回復したので退院の運びとなりました。とは言え完全に回復したわけではなく、今回はあくまで応急措置(バイパス挿入)が成功しただけのことであり、本番である腎臓結石除去手術は予定通り2/10に再入院し行われることに決定した由。我孫子のA病院から柏のHホームまでの搬送は大事を取って介護タクシーを利用したが、これらの手配や退院と入所手続きはすべて息子がやってくれたもので、情けないが高齢者かつ基礎疾患を持つ私は家で待機し、報告を受けたに過ぎない。驚いたのは、過去6回に亘って我々を認識しなかった妻が、この日は息子のことをH君と認識したとのこと。一筋の光明を見た思いである。ただ、息子が辟易したのは、Hホームでの入所手続きの煩雑さである。私も初回を含めて3回経験しているが、...妻4度目の入所後の容態(1)

  • 妻再々入所後の容態(101)

    最近の妻の病状(242)午前中、妻入院中の病院に行ってくれた息子から報告あり。入院手続きのほか、担当医師と看護師長とも面談し、様子を聴いてきた由。それによると、バイパス手術は昨日無事に終わったとのこと。その際、腎臓から膿状のものがドット出てきたとか。恐らくそれが発熱の原因だっようだ。これからは個室から一般病棟に移り、今後はリハビリに励むという。したがって退院時期はその回復状態を見て決めるとのこと。ここ2日ばかりは、最悪の事態を想定してよく眠れなかったが、PCR検査の結果は陰性だったことと合わせ、まずは一時的危機は脱したようで、ひとまずはホッと安心した次第である。以上妻再々入所後の容態(101)

  • 妻再々入所後の容態(100)

    最近の妻の病状(241)今日の昼過ぎ、スーパーで買ってきた即席のすき焼き鍋の昼食で腹を満たした後、テレビでニュースを見ながら寛いでいたところ、妻の入所先のH師長さんから電話が入り、正月早々何事ならんやと不安げにスマホを手に取ると、果たして妻が師走の30日から発熱し、一時は40度を超すほどだったという。これまでは発熱があっても抗生剤の服薬で大概事なきを得て来たが、今回は一向に回復を見ず、今なお38度台と下がりきらないので、経営母体のH病院で血液検査をした結果、胆道炎の疑いがあるらしいとのこと。そしてこれから私の通院先であるT病院へ連れて行き、診断によっては即入院となることを了承してほしいとのこと。本来なら、私もおっとり刀で駆け付けたいところだが、もはやそれだけの体力がないので、すべてお願いせざるを得なかった。連絡...妻再々入所後の容態(100)

  • 安倍前首相は即刻議員辞職すべし

    先日の衆参議院運営委員会で安倍前首相が桜を見る会前夜祭の経費について答弁していたが、相変わらずの皮相的かつはぐらかし発言に終始していたのを見て呆れてしまった。政治的責任を単なる道義的責任と言い換え、あくまで秘書のやったこととし、「初心に返りーーー」と嘯き、議員を続けるようだ。いやしくも一国の首相が、国会審議で少なくとも118回も嘘をつき続け、審議を空転させた言動を単に道義的責任と済ましていいものだろうか?政治不信が深まっている今日、それこそ潔く議員辞職して責任を取ることこそ、総合的・俯瞰的見地から信頼回復につながると思うがいかがなものであろうか?結局は、我々国民は7年余も嘘つき政治屋に振り回されていたことになる。以上安倍前首相は即刻議員辞職すべし

  • 妻再々入所後の容態(99)

    最近の妻の病状(240)年の瀬も押し迫った昨12/23の午後、今年最後の面会をと、次男と共に妻の許を訪れる。いつものように二重ガラス戸越しの送受話器による面会であったが、妻は元気であることを肯定した以外は、こちらの他愛無い質問に対し、過去5回と同様すべて「知らない」を始めとする否定語の一点張りで会話にならなかった。唯一の救いは「ここの人達みんな親切にしてくれるから」と暗に幸せぶりを窺わせていたこと。別れ際に逢った介護士さんによると「最近私たちに対しても不機嫌でそっぽを向かれることがあるんですよ」と、一時的な現象であろうとのことであったが、それにしても連続6度もの否定会見は異常で、もはや元に戻らないのではないかとの危惧を捨てきれない。ま、健康面では問題なさそうなので、当面は良しとせざるを得まい。実は、このガラス戸...妻再々入所後の容態(99)

  • 妻再々入所後の容態(98)

    最近の妻の病状(239)昨日(12/14)昼過ぎ、捲土重来を期し義妹と共に妻との面会に向かう。これまで4度続けて「知らない人」扱いされてきたので、今度こそは元に戻ってくれ、との期待を胸に、いつもの方式(二重ガラス戸越し)で妻と相対した。しかしその期待は最初からものの見事に裏切られた。最初はじっと目をつむったまま顔を上げようともしない。義妹が懸命に「Kさん、Kさん」と送受話器で呼びかけると、やっと目を開けたので、「Kさん、元気?」と尋ねると、「元気です!」と、やや投げやりな答え。ご飯、何食べたの?にはいつも通り「普通のごはん」。美味しかった?には「とても美味しかった!」と、食欲は旺盛のようだ。そして「ここの人達、みんな親切だからーーー」とポツリと言う。よほどここの生活が気に入っているようだ。ここまではよかったが、...妻再々入所後の容態(98)

  • 妻再々入所後の容態(97)

    最近の妻の病状(238)次男と2週間ぶりに妻の許へ。前3回は我々のことを認識して呉れなかったが、今度こそはと一縷の希望をもってガラス戸越しに相対したが、結果はやはり「知らない」だった。「覚えてない」ではなく、あくまで「知らない」という事らしい。更には前回は自分の名前は忘れても苗字だけは覚えていたが、今回はそれすら「知らない」とのこと。いやはやこれでは話にならない。驚いたのは、「新型コロナウィルス」を知っていたこと。内容を知っているかどうかは別にして、言葉は知っていると見え、自分からその言葉を言った。ただし、誰から聞いたの?に対しては、またもや「知らない」とのこと。お昼は何食べたの?と訊くと、「普通のごはん」との答えはいつもの通りだったが、おかずは?と重ねて聴くと、「普通のおかず」に続いて「苺を食べた」と久方に具...妻再々入所後の容態(97)

  • 妻再々入所後の容態(96)

    最近の妻の病状(237)ショックだった。前2回は、我々のことを認識できていなかったが、今日こそは思い出してくれるだろうとの期待を胸に、昼過ぎに次男と共に妻に会いに行ったが、いきなり「知らない人」と烙印を押されてしまう。これで、11/4以来3回連続である。そうか、忘れてしまったんだね、と言うと「忘れたんじゃない、知らないのよ」「嘘なんかついてないよ」とか、一応論理は通っている。年齢だけは正確に答えられたが、今日の日付や生年月日などは「知らない」と言うばかり。極めつけは、自分の名前まで知らないとのこと。苗字がNなので、スタッフがいつもNさんと呼ぶので、自分がNであることだけは知っているが、Kというファーストネームはすっかり忘却の彼方になってしまっているらしい。おかしいのは「Nという人はのは私一人しかいないから」と、...妻再々入所後の容態(96)

  • 妻再々入所後の容態(95)

    最近の妻の病状(236)昨日、K公園での紅葉見物後、義妹と共に妻の許を訪れる。11日前の11/4に次男と訪れたときは、我々のことを認識して呉れず、がっかりしたものだが、今回は義妹が一緒だったので、女同士、「あぁ~ら、T子さん!」と言って喜んでくれることを期待したが、今回も初めから「知らない」の一点張りで、取り付く島がなかった。年齢と曜日だけはちゃんと答えられたが、あとは人の名前、住んでた所、喋る人形のミーちゃんや、トランプのこと等々何を訊いても否定するばかりで、終始硬い表情を崩さず、サヨナラの手振りもしなかった。それだけ認知症状が進んでしまったのかと危惧したが、スタッフの方の話によると、「大丈夫です。分かっているはずです。今日は恐らく不穏な精神状態になっているのでしょう」とのこと。寝起きを起こされて反抗的になっ...妻再々入所後の容態(95)

  • 久方の散策

    コロナ禍でステイホームを余儀なくされている今日この頃ですが、昨日、義妹の好意で、妻の施設訪問前に、久方に隣市のK公園の紅葉を見に連れて行ってくれました。紅葉は、カエデが見事に咲き誇っている中、モミジは盛りまでもう少しという感じでしたが、麗らかな陽気に誘われ、空き地にはいくつもの小型テントが張られ、家族連れで賑わっていました。僅か40分ほどの散策でしたが、老齢の身には堪えました。足が思うように進まず、もうこれが最後かもしれません。情けないことですが、同年代の友人の大半が鬼籍に入ってしまっていることを考えると、虚弱体質の私がこうして生き延びていること自体、奇跡なのかもしれません。以上、複雑な思いを抱きつつ公園を後にした次第です。久方の散策

  • 妻再々入所後の容態(94)

    最近の妻の病状(235)今日昼過ぎ、先月の18日(水)以来17日ぶりに次男と妻の許を訪れたが、1階の面会者受付に珍しいものが設置されていた。小さなディスプレイだが、面会者がその前に立つと、自動的に体温が測定され、しかもマスクをしていないと、「マスクをしてください」と音声が流れる仕組みで、こんな便利なディバイスが出てきたことを初めて知った。これからどんどん各施設やオフィスなどに普及するに違いない。幸い私の体温は36.2度でぶじパスした。妻との面会は、いつものように二重のガラス戸越しに専用受話器によるものであったが、妻は、今日の日付や自分の年齢についてはちゃんと答えられたものの、今日のお昼は何を食べた?に対しては「普通のごはん」、おかずは?に対しても「普通のおかず」と、すべて普通で済ます。具体的には答えようがないの...妻再々入所後の容態(94)

  • 菅首相発言の矛盾

    今秋から菅政権になって初めての臨時国会が開かれ、昨日は衆議院、今日は参議員において与野党の代表質問がなされたが、答弁は予想通り紋切り型で、何ら目新しいものはない。特に腹立たしいのは、例の学術会議において推薦された6名を外した経緯については、内閣法制局の了承を得たとして、総合的俯瞰的見地から任命権を行使したとの一点張りである。確かに日本学術会議法において「会員は、日本学術会議による推薦に基づいて内閣総理大臣が任命する」とあり、したがって必ずしも学術会議の推薦者をそのまま任命する必要はない、というのがその論理のようだ。一方、日本国憲法では、第一章第六条において「天皇は国会の指名に基づいて内閣総理大臣を任命する」とあるが、この場合、天皇に任命権があるわけではない。同様に学術会議の会員の任命権は首相にはないというのが法...菅首相発言の矛盾

  • 妻再々入所後の容態(93)

    最近の妻の病状(234)昨日、先月分の施設利用料の支払いの傍ら妻の面会に訪れる。いつものように二重のガラス越しの対面だったが、妻はいつになくハキハキとしていて、受け答えも明快だった。今日の日付や曜日、自分の誕生日など正確に答えられたし、今日の昼食についても、いつもなら「普通のごはん」と答えるところ、「美味しいごはん」だったと言う。おかずは何だった?と問うと、「いろいろ沢山あった」との答え。さすがに具体的な品名までは挙げられなかったがーーー息子と話している時に、写真を撮ろうと、スマホを構えたところ、それを察したのか、右手の人差し指と中指でVサインを作って見せた。こんなことは初めてである。初めてといえば、今回は面会中、一度も辺りを見回して戻りたいという風情を見せず、終始、我々に笑顔を向けていた。5分ほど経ったところ...妻再々入所後の容態(93)

  • 妻再々入所後の容態(92)

    最近の妻の病状(233)一昨日(10/12)の午後、妻のためインフルエンザの予防注射申し込みの手続きが必要だったため、義妹に車を頼んで、妻の入所先を訪れる。妻の容態は10日前と特に変化はなく、同じような単純なやり取りの繰り返しで、特に記すようなことはないが、義妹が作ってくれた布製で柄の入ったマスクを私がしていたため、それを見て「格好いい」と言ってくれた。まだその程度の感受性はあるようだ。やり取りの間中、相変わらず、周囲を見回して自席に戻りたい態度を示したので、それを察し早めに切り上げたが、これでは面会のうちに入らない。「GotoTravel」やら「GotoEat」が叫ばれている今日、「GotoMeet」も早く加えてほしいものだ。以上妻再々入所後の容態(92)

  • 妻再々入所後の容態(91)

    最近の妻の病状(232)最近、過去2回、息子と面会に行った直後に続けて発熱の連絡を受けていたので、はたして、先週の金曜日(10/2)義妹と行った直後も発熱が危惧されたが、今日、施設に問い合わせたところ、発熱者は出ていない由。一安心する。今日、9月17日に、今年は新コロナ禍のため家族抜きで行われた敬老会の際の写真が送られてきた。私も失念していたが、数え年では妻は傘寿を迎えたことになり、卒寿や米寿、還暦の方々と共にや相応のお祝いを受けたらしい。その際の画像のほか、他のイベントの時の写真も同封されてきたので、妻のご機嫌な様子をご披露したい。このようにわさわざ写真を送ってきてくださるとは真に有難いことである。以上妻再々入所後の容態(91)

  • 妻再々入所後の容態(90)

    最近の妻の病状(231)妻の発熱のその後の状態が気になっていたところ、今日、義妹から声がかかったので、渡りに船と、昼過ぎ、妻の入所先に連れて行ってもらう。果たして会わせてもらえるかどうか一抹の不安はあったが、事務所から確認の電話をしてもらったところ、短時間ならOKとの回答を得たので、妻の入所階である5階に上がる。例によって、二重に仕切られたガラス戸越しの面会であったが、妻の顔色が病後のせいか心なしか青ざめて見えた。しかし送受話器による会話では妻の声ははっきりしており、数日前に次男が来たことや発熱があったことなど覚えていた。更には孫息子についても、ここ数年会っていないにもかかわらず、名前までよく覚えていたのには感心した。ただ、その孫が今年大学を卒業し、今、名古屋にいることを告げると、「あ、そう、名古屋ね」とは言っ...妻再々入所後の容態(90)

  • 妻再々入所後の容態(89)

    最近の妻の病状(230)昨日の日曜日、次男が来てくれたので、先月分の妻の施設利用料の支払いを兼ね、妻の許を訪れる。新型コロナ対策をより徹底するため、ガラス戸2枚越しの面会で、ガラスが微妙に反射するため、お互いこれまでの1枚越しに比し、やや疎遠感があったのはやむを得ないが、電話越しの声ははっきり聞こえ、しかも受け答えがいつもよりまともで、次男も喜んでいた。9月17日の敬老会には参加でき、面白かった由。よく覚えているようで、特に「○○さんが面白かった」と具体的にスタッフの名前まであげたのには驚いた。「ご馳走は何だったの?」に対しては、やはり「普通のごはん」との答え。おやおや、いつもより豪華なものが供されたはずなのに、その違いが分からないらしい。ちなみに「今日のお昼は何食べた?」と訊くと、「普通のごはん」と言った後、...妻再々入所後の容態(89)

  • 妻再々入所後の容態(88)

    最近の妻の病状(229)去る9月9日の水曜日、次男が来てくれたので、例によって、家内の掃除、庭木の手入れをやってもらった後、街なかで外食し、その足で妻の入所先を訪れる。事務所に面会を申し入れると、すぐ連絡を取ってくれ、入所先の5階に着いてみると、既に妻はガラス戸越しに用意された椅子にちょこんと腰掛けていた。今回は電話機を借り、やり取りしたが、妻はこちらの質問には短く答えるものの、もはや自分の方から何も話しかけてこなかった。話の内容は特に目新しいものはなく、「今日のお昼は何食べたの?」「普通のごはん」「美味しかった?」「美味しかった」「今日は歯医者さん来たでしょう?」「うん、来た」「何か困っていることはない?」「ない」「今日は何日ですか?」「今日はーーー?」(おやおや、これまでは淀みなく答えられたのに)「いま歳は...妻再々入所後の容態(88)

  • 呆れたN警察署の対応

    昨日の記事で、詐欺被害にあいそうになったことをご披露したが、実は、これには後日談があり、警官が来てくれたときは、メモをどこかに置き忘れていたので、記憶を頼りに説明したが、うろ覚えだったため、断片的説明に終始した。警官が帰ってから、メモが見つかったので、それを基に一部始終をブログにまとめ、再びN警察署に電話し、ブログを見てくれれば全容がわかるからと説明したが、電話番の担当者は、超アナログ人間とみえ、それでは、そのブログを見せてもらいに担当警官を伺わせます、と本末転倒なことを言う。そもそもどこでも見られるのがブログであって、わざわざ来てもらう必要はないと断ったが、全然話が噛み合わず、挙句の果ては、上司に相談したが、これまでブログを見てそれを参考にした例はないそうで、そちらに伺わせます、の一点張り。来てもらっても意味...呆れたN警察署の対応

  • 危うく詐欺被害を免れる

    今日、13時過ぎ、ソファでテレビを見ていたところ、固定電話に流山警察署と名乗って電話があり、9/4と9/5にK銀行の妻と私の口座から新宿のコンビニのATMから各10万円づつ計40万円が引き落とされているが、覚えはあるかと言う。新宿なぞここ数年行ったことがないので、N0と答えたが、1度目は新宿3丁目のセブンイレブンで10時36分に、2度目は新宿2丁目のローソンで16時51分に、と事細かにいかにも事実と思わせるような言い方であった。最近、通帳を複製し、それを使って本人に成りすまして口座から引き出す犯罪が横行しているという。そのため、3日間通帳を凍結し、その間に犯人を特定し逮捕する計画とのこと。ついては、現場を防犯カメラで撮影してあるので、その確認と被害届の手続きのため身分証明書と印鑑を持参のうえ警察署までおいで願い...危うく詐欺被害を免れる

  • 妻再々入所後の容態(87)

    最近の妻の病状(228)昨日(8/26)、16日ぶりに次男が来てくれたので、掃除、昼食と所定のルーチンの後、妻の許を訪ねる。相変わらず中へは入れず、ガラス戸越しの面会なので、お互い話が聞こえず、頓珍漢なやり取りが多かったが、妻は終始機嫌よく、時に笑顔が見られ、元気そうだった。「今日は何日?」とか「今いくつだっけ」という問いには首を振って「分からない」と言った。いつもなら、年齢はともかく、当日の日付は明確に答えたものだが、その点ちょっと気になった。一方、スタッフの示唆で早口言葉を言わせたところ、「生麦生米生卵、隣の客はよく柿食う客だ」と明確に答えたのにはびっくりした。妻は盛んに外に出たがったが、もとよりそれはタブーであり、話がよく通じないこともあって、妻はすぐ飽きてしまい、戻りたいという素振りをするようになったの...妻再々入所後の容態(87)

  • 妻再々入所後の容態(86)

    最近の妻の病状(227)今日は半月ぶりに次男が来てくれ、家の屋内外の掃除をしてくれた。もはや私には掃除をする意欲も体力もないので、助かっている。そして猛暑の中、とても一人では出かけるのは無理だが、息子が車で同行してくれるので、外で会食後、妻を見舞い、帰路、スーパーをはしごして食料品や日用品をまとめ買いし戻るのがルーチンになっている。さて、妻の状態であるが、今回もガラス戸越しの面会で、もどかしいものがあるが、元気な姿を確認できるだけでもありがたい。妻はしきりに入って来いというゼスチュアを示す。息子が一生懸命コロナの関係で入れないことを説明するが、理解には程遠いだけに一層哀れである。健康の方は、ご飯は美味しく食べられているとのことなので、安心であるが、両手の震えがこれまでになく激しくなってきているのが気がかりである...妻再々入所後の容態(86)

  • 妻再々入所後の容態(85)

    最近の妻の病状(226)昨日(7/26)、利用料の支払いのほか、新保険証など各種書類提出の必要があったので、次男と共に妻の入所先を訪ねる。いつものようにガラス戸越しながら、施設側で双方に無線電話機を用意してくれていて、それを使っての会話となった。妻はとても自分では使えないので、介護士さんが耳元に当てるなどサポートしてくれ、よく聞こえたようだ。初めは、誰だかわかる?の問いに「わからない」と答えていたが、一瞬、堰を切ったように「T夫さんにHくん!」と言ったのでホッとした。ご飯は美味しく食べていること、皆さん親切にしてくれるので幸せであることなどの発言はあったが、目の前にいながら、どうして入って来ないのか、コロナの影響ということまでは理解できていないので、盛んに、「入ってきて何かやりたい」と繰り返していた。ニッパチの...妻再々入所後の容態(85)

  • 妻再々入所後の容態(84)

    最近の妻の病状(225)今日は午前中、60年来の友人の弔問に野田市まで義妹に車で連れてってもらい、その帰途、妻の入所先に立ち寄り、様子を例によってガラス戸越しに見せてもらう。妻は、既に昼食を済ませて自室で寝ていたが、待つこと数分で介護士さんに連れられて現れ、対面した。妻は、1週間前まで発熱したのが嘘のように元気になっていて、機嫌よく対応したが、ガラス戸を挟んでいるので、互いによく聞こえず、やや頓珍漢は会話となったのは否めない。それでも、もう病気は治ったこと、髪を切ってさっぱりしたことなど言いたげだった。「またトランプ出来るようになるといいね」と言うと、その事を覚えているのかどうか怪しかったものの、短く頷いた。しゃべる人形のミーちゃんについても忘れてしまっているようだったが、これは恐らく目の前にして見れば思い出す...妻再々入所後の容態(84)

  • 妻再々入所後の容態(83)

    最近の妻の病状(224)先日、妻が発熱したとあって、その後の容態を尋ねるため、息子と共に今日の昼過ぎ入所先を訪問する。担当の看護師さんが資料に基づき、経緯を説明してくれたが、それによると、2回ほど40度に達したものの、その後は熱は漸減状態で、今では36度台まで下がっていたので安心する。再発せず、このまま一過性で済むことを願うばかりである。ちょうど昼寝の時間ですやすやと寝ているとのことなので、敢えてガラス戸越しの面会は避け、次回を期することとした。発熱経緯を示す資料のコピーを貰いたかったが、日曜日とあって師長さんが不在のため、断られたが、これは致し方があるまい。ま、現在、容態が安定しているのであれば良しとしよう。以上妻再々入所後の容態(83)

  • 妻再々入所後の容態(82)

    最近の妻の病状(223)今日16時頃、妻の入所先のH師長さんから電話が入る。良いことでは掛かって来ないので、不安が胸を過ったが、果たして、妻の発熱のことであった。昨日から発熱し、一時は40度にも達する高熱があったとのことで、念のためレントゲンを撮ったところ、やはり肺の一部に影が見られたとのこと。解熱剤と抗生物質の投与で現在は37.5度前後でだいぶ落ち着いてきてはいるし、食欲もあるので、しばらく安静を保ち回復するよう見守りたいとのこと。私自身もこのところ夕方になると微熱か出るので、専ら静養に努めてところであり、こうして夫婦同時に体調を崩したのは何を意味するのであろうか?今度の日曜日には次男が来ることになっているので、私に発熱がなければ、連れてってもらい、妻に会えないまでも様子を聴いてみたいと思う。願わくば、その時...妻再々入所後の容態(82)

  • 曜日応答年

    今日は私の84回目の誕生日である。しかも日曜日。しかもというのは実際に84年前に生まれた日がやはり日曜日で、本年と一致するからである。一般に自分の誕生日が何曜日であったかを認識している人は少ないが、私はこれを曜日応答年と称している。今回で12回目である。1週間は7日間で、年のほうは4年ごとにうるう年が有り、また2000年を跨いだりしているので、数式化はできない。間隔は5年、6年のほか11年と開くことが有り、各年、遡って一年一年追う必要がある。基本的には、2月末日以前の生まれの人と、それ以降の生まれの人とは異なるが、今年は偶々同じで、1936年生まれの人は全員今年は曜日応答年ということになる。曜日応答年といっても、特別に意味なかろうが、私は偶々日曜日生まれなので、怠け者なのかな?と変な勘繰りをしてしまう。私の次1...曜日応答年

  • 妻再々入所後の容態(81)

    最近の妻の病状(222)一昨日(6/26)の昼過ぎ、久し振りに義妹が来てくれたので、共に妻の様子を見に行く。前回、息子と行ったときは、当初は認識して呉れたものの、途中からおかしくなってしまったが、義妹とのガラス戸越し面会は今回初めてで、女同士の場合はいかがなものかと期待と不安の入り混じった心境であったが、驚いたことに今回は、初めから「あぁ~ら、T子さんにT夫さん!」と満面の笑みで対面してくれた。そして「今日は6月26日、金曜日」と決まりのセリフ。その後の会話は「そのうちまたトランプやろうね」「水饅頭又持ってくるね」とかの問いかけに短く頷くなど他愛無いないものだったが、そのにこやかな表情は最後まで変わらず、これには義妹も来た甲斐があったと感激していた。写真を撮りたかったが、スマホを車の中に置いてきてしまったので、...妻再々入所後の容態(81)

  • 妻再々入所後の容態(80)

    最近の妻の病状(221)一筋の光明が見えた!コロナ禍で妻の入所先は依然面会禁止が続いているが、今日は先月分の支払いがあったので、駄目もとでもとガラス戸越しの面会を申し出たところ、今日は本人が一時不穏状態が見られたので、応じてくれるかどうかわからないが、との前提で5Fに上がり、妻を扉の所まで連れてきてもらったところ、なんと吾々の顔を見るなり、にこやかに「T夫さんにHくん!」と叫んだではないか?そしてお決まりのセリフ「今日は6月17日水曜日」と続けて言い放つ。良かった!過去2回にわたり知らない人扱いされただけに、もうすっかり忘れ去られてしまったのかと思っていたが、あれは一過性だったのだ。と安心したのもつかの間、スタッフの方が「旦那さんと息子さんが来てくれてよかったわね」と言った途端、顔が急に険しくなり、「私、結婚し...妻再々入所後の容態(80)

  • オリンピック早期中止の決定を望む

    2020年夏に開催予定だった東京オリンピック大会が新型コロナウイルスの影響で1年延期すると去る3月24日、安倍首相がバッハIOC会長との電話会談で合意し、その後の関係者との調整を経て2021年7月23日からの開催と決まったのは周知のとおりであるが、私は、1年延期と決まった時点から、当時の情勢からみてとても無理、中止とすべきではないかと思っていた。もちろん、1年後開催に向けて努力しているアスリートの方々やその準備に奔走している大会関係者の心情を思うと酷なことと承知しているが、これがまた半年後ぐらいになってやはり中止と決定されるのはもっと酷である。安倍首相らは近々のうちにワクチンや治療薬の開発が進み、間に合うことを期待しているようであるが、客観的にみて、ここ1年でウイルスが世界中で終息するとは考えられない。夏季オリ...オリンピック早期中止の決定を望む

  • 妻再々入所後の容態(79)

    最近の妻の病状(220)今日、次男と共に3週間ぶりに妻の入所先を訪ねた。まずは、1F事務所で妻の施設利用料(先月分)の支払いを済ませた後、前回同様、5Fに上がり、ガラス戸越しに妻と対面した。果たして今回は吾々のことを思い出してくれるか?「どうか、前回の知らない人扱いは一過性のものであってほしい「」との期待があったが、今回もチラリと我々の顔を見ただけで、スタッフの人に「知らない人」と、告げているのがかすかに聞こえた。こちらがいくら手を変え品を変え呼び掛けても、顔を横に振り、みるみる涙顔になるとともに「今日は5月20日水曜日!」と叫んだきり、顔を伏せ、黙り込んでしまい、以後一切応答しなかった。やむなく吾々もあきらめて、「じゃ、また来るからね」と手を振ると、本人もそれに釣られたように手を振り返し笑顔を見せたが、それも...妻再々入所後の容態(79)

  • 老いを痛感!

    私は来月の28日で満84歳になる予定である。なるではなくあくまで予定である。というのは、最近、頓に体にだるさを感じ、何をする気にもなれず、いたずらに日々を過ごすことが多いので、誕生日まで生きている確率が低いと感じているからである。眠りも浅く、夜中にしばしば目覚め、夢と現実の繰り返しで、熟睡できず、そのため日中も朦朧としていることが多く、疲れが一向にとれない状態が続いている。それにご案内の通り、私は透析患者で、週3日は病院での4時間の苦行を強いられている。透析後は身体がぐったりしてしまい、帰宅後は何もできず、もっぱらテレビなど観て休息に努めるのみの生活を送っている。終活などまだまだやりたいこと、やらねばならないことは山ほどあるのだが、気ばかりで、身体がとてもいう事を利かない。重い腰を上げ、掃除しようと試みても、す...老いを痛感!

  • 妻再々入所後の容態(78)

    最近の妻の病状(219)今日はショックを受けることがあった。このところ、新型コロナウィルス感染防止策の一環として、妻が入所中の施設でも家族らの面会禁止となっていることは周知の通りであるが、最後に会ったのが2/23日であり、既に2か月以上経っていることから、本日、次男と共に前月分利用料の支払いに赴いた際に様子を聞いたところ、ガラス戸越しに会わせてくれることとなった。5階に上がり、戸の外側で待っているとやがてスタッフに伴われて妻が歩いて来るのが見えたので、手を振ったところ、こちらを見ているのか見てないのか、何の反応も示さない。ちょっといつもと違うな、と違和感を覚えたが、果たして、ガラス越しに正面で向き合っても、ちょっと私らを見ただけで、すぐ目を伏せてしまい、スタッフの声掛けにもただ゛顔を横に振るばかり。よく聞こえな...妻再々入所後の容態(78)

  • アベノムサク

    コロナウィルスの蔓延は留まるところを知らず、増え続けているが、そもそもは政府の初動対策の遅れに大いなる原因があったように思う。オリンピック優先で、それまでには収まるだろうとの楽観的・希望的な観測が足を引っ張り、これがアベノミスクならぬアベノムサクを引き起こしてしまったのであるように思う。我々素人目にも今夏のオリンピック開催はどう考えても無理と思われたのに、予定通りと主張し続け、にっちもさっちもいかなくなって初めて1年延期を言い出すなど、先見性のなさも甚だしい。安倍首相はとかく「しっかりと」「必ずや」「断固として」「私が先頭に立って」などと勇ましい言葉を連発するが、その内容は空虚そのもので、無策・誤策を繰り返している。一方、森友問題で人ひとりなくなっているのに自分は無関係と言い続けているし、桜問題でも筋の通らぬ言...アベノムサク

  • オリンピアでの思い出

    このところ新型コロナウイルスの蔓延で4か月後の東京オリンピックの開催が危ぶまれていますが、先日ギリシアのオリンピアのヘラ神殿前で採火式が行われ、聖火リレーがスタートしたのは周知のとおりです。実は、今から去ること23年前のギリシア旅行の際、ヘラ神殿に隣接する1周192mの古代競技場を走った経験があり、その際、思いがけず元オリンピア市長のガイドさんからオリーブの枝で作った冠を授けられるという栄に浴しましたが、今では懐かしい思い出になっております。なお、詳しくは下記のURLをクリックしてください。http://www.tonoguchi.info/greek/greek4.htm以上オリンピアでの思い出

  • 妻再々入所後の容態(77)

    最近の妻の病状恐れていたものがついに現実となった。実は毎年インフルエンザ流行の時季は妻の入所している保健施設でも罹患者が出て落ち着くまで面会禁止になる例が度々あったが、今年はこれまでのところ、それがなく安堵していたところ、今日、2週間ぶりに訪ねると、なんと今回はインフルエンザではなく、今巷で騒がれている新型コロナウイルスを防止するための手段として今日から3月末日まで面会制限にご協力をとの主旨の貼り紙が入口にしてあった。昨日各保護者あてに郵送したとの事であるが、まだ届いていない。折角来られたので、どうぞ、ただし短い時間でお願いしますと、30分の約束で妻と会う事が出来た。時間を有効に使おうと、ミーちゃんとの歌遊びも2曲に限り、フルーツゼリーを食べさせた後、ニッパチはとても10回は無理なので5回戦までとし、七並べはや...妻再々入所後の容態(77)

  • 妻再々入所後の容態(76)

    最近の妻の病状(217)9日ぶりに次男と共に妻の許へ。今日は前回妻から頼まれたミーちゃんを連れて行く。妻は現れるなり「あっ、ミーちゃん!」と声を発し、ニコニコ顔。ひとしきり、ミーちゃんと一緒に歌っていかにも楽しそう。全く幼女に戻った表情だった。そしていつもの質問、「さっきご家族の方が来ましたよと言ったのはだれ?」と連れてきてくれた人の名前を聞く。我々が「名前は知らない。メガネをかけた人だったね」と言うと、いきなり、「Nさん!」と思い出したように言う。なんだ自分でわかってたんじゃないかーーー男性の入居者の一人で、常に独り言を喋りまくっている人の声が広間の方から聞こえてきたので、試しに「あの人はだぁれ?」と訊いてみると、今度は即座に「Iさん!」と答えた。名前を知ってるということはそれだけ回りに関心を持っている証拠で...妻再々入所後の容態(76)

  • 妻再々入所後の容態(75)

    最近の妻の病状(216)最近、妻の容態もさることながら、私自身の認知度も頓に低下しているように思える。毎日、物事を何かしら忘れる。非透析日である月・水・金は整骨院のオーナーが迎えに来てくれる手はずになっているのに、今日もすっかり失念してしまい、ピンポーンを鳴らされて初めて気づき、慌てて部屋着のまま車に飛び乗った次第。今日もという訳は前々日の月曜日も同様に忘れていたからである。1回だけなら偶々で済もうが、1週間に2度もである。それに、今日は平日ながら来てくれた次男と会食した店で支払いの際、クレジットカードを置き忘れ、妻を見舞った後に立ち寄ったスーパーで支払いの際それに気づいて慌てて電話し、あったからよかったものの、これらはもはや単なる物忘れではなく、認知症の走りであることを自覚せねばなるまい。さて、妻の容態である...妻再々入所後の容態(75)

  • 妻再々入所後の容態(74)

    最近の妻の病状(215)昨22日、義妹が急に時間ができたからと連絡があったので、3日前に訪ねたばかりではあるが、会えば喜ぶのがわかっているので、好意を謝し同行する。面会コーナーで私がケアマネージャーから最近の妻の様子を聴いている間、義妹は隣で妻と相対していたが、妻は瞬く間にバナナヲ1本平らげた由。まずは恒例の住所氏名を書く練習をさせたが、今日は自力ですらすらと書けた。やはり反復は練習効果があるようだ。義妹が「この前H君が来たでしょう?」と訊くと、さすがに3日前のことは覚えていて、「うん、来た」と答えたので、私から「ニッパチは何位だったっけ?」と更に問うと「3位」と正確に答えた。さすがに「ビリ」だったとは言わず、いくらかでもプライドがあるのであろうか?今回の妻のニッパチの成績は2位とそこそこであったが、七並べはや...妻再々入所後の容態(74)

  • 妻再々入所後の容態(73)

    最近の妻の病状(213)一昨日(1/19)の日曜日、自治会の掃除当番の日であったが、私が腰痛のため出られないので、次男が来てくれ代わりに出てくれた。終了後は家の床にも掃除機をかけ、更には庭木の剪定までやってくれた後、車で出かけ、外食懇談のの場を経て、妻の許へ。まだ前回訪問から1週間しか経っていないので、特に変わったことはなかったが、今回は本人の希望で先にフルーツゼリーを食べた。トランプに入る前にいつものように住所氏名を書く練習をさせたが、今回も住所の一部がなかなか書けず、まだ完璧には至っていないようだ。毎回書かせて学習させたい。ニッパチでは今回は妻はビリだったが、特に悔しがる表情は見せず、ゲームそのものを楽しんでいるようだった。いい傾向である。最後に「今度はいつ来るの?」との問いに次男が「一応、1/31(金)を...妻再々入所後の容態(73)

  • 妻再々入所後の容態(72)

    最近の妻の病状(211)元日以来11日ぶりに次男と共に妻の許へ。妻はいつものように会うなり「今日は1月12日日曜日」と誇らしげに言った後、「合ってる?」と確認する。「合ってるよ、凄い、凄い」と褒めた後、「じゃ、まず名前を書く練習をしようか?」と紙とペンを渡したところ、名前はすらすらと正確に書いたが、「じゃ、住所も書いてみようか?」と促したら、一瞬、「見ないと書けない」と言ったので、見本を示そうとしたところ、思い出したと見え、最後の番地までちゃんと書けたので安心した。「これからも練習しようね」と言うと素直に「うん」と頷いた。次男が「この前いつ来たか覚えている?」と、肯定的な答えを期待して尋ねたが、残念ながら、キョトンとしてるばかりで、長男と孫が来たことも覚えていなかったのは残念であった。お腹はすいてないと言うので...妻再々入所後の容態(72)

  • 妻再々入所後の容態(71)

    最近の妻の病状(210)昨日は元旦とあって、次男が調理師の兄のほか、今春大学卒業予定の自分の息子を伴ってやってきたので、午後、4人で妻の許へ。妻は広間の自席にいて、我々を認めると、我々が体温を測っている間も待ちかね、出入り口のそばまで歩いてきた。兄は1年ぶり、次男の息子は1年半ぶりの対面であったが、顔を見るなりすぐ「KくんにHくん!」と口走ったから、記憶の方は満更でもないようだ。孫が今年大学を卒業すると告げると、「どこの大学だっけ?」と訊く。「M工業大学です」と答えると「ああ、M工業大学ね」と相槌を打ったが、これは分かって言ったわけではなく、単なるおうむ返しであろう。ゼリーを先にたべる?それともトランプを先にやる?と問うと、昼食からだいぶ経っているはずなのに、いつになくキッパリと「何も食べたくない」と言う。トラ...妻再々入所後の容態(71)

  • 妻再々入所後の容態(70)

    最近の妻の病状(209)今日はかねてよりの約束通り2週間ぶりに次男がやって来て、家中の床に掃除機をかけてくれた後、某ファミマで会食し、次いで妻の許へ。恐らくこれが今年最後になるであろう。まだインフルエンザの発症による面会禁止にはなっていないのでホッとする。妻は、11日前に義妹と来た時とほとんど変わってはいなかったが、義妹のことは全然覚えていなかった。残念なことである。今日の日付はちゃんと覚えているのにーーーいつものように、フルーツゼリーの摂取、ニッパチ、七並べとルーチンをこなしたが、ニッパチの場合は、私なり次男が「あと2枚!」と手持ち札の数を宣言すると、心得たように「2」や「8」を出してきて上がりを邪魔するなど、一般の人と変わらない。我々がゲーム中、車椅子で通った男性が、しきりにぶつぶつと同じ言葉を繰り返してい...妻再々入所後の容態(70)

  • 妻再々入所後の容態(69)

    最近の妻の病状(208)今日も妻を見舞う。3日前に来たばかりだが、義妹が今日なら行ける、と言ってきたので、同行する。妻の様子は3日前と変わらないが、偶々この日は面会コーナーのワックスがけをする日に当たったため、そちらには行けず、どうしたものかと迷っていると、スタッフの人が広間の一角に4人用のテーブルに席を設けてくれた。トランプをやりながら入所者の観察をすると、ほとんどの人が、何を考えているのか、車椅子や普通の椅子に腰かけて、虚空を見つめただじっとしている。よく退屈しないものだと感心するくらいだが、それがこの種の病気がなせる業なのかもしれない。トランプ遊びの後、久しぶりにしゃべる人形を取り出したところ、「あっ、ミーちゃん」と妻は喜んでくれ、童謡を数曲一緒に歌って楽しげであった。終了後、妻もすぐ自席に戻りたがり、「...妻再々入所後の容態(69)

  • 妻再々入所後の容態(68)

    最近の妻の病状(207)今日は次男が珍しく2週間を待たずして来てくれたので、9日ぶりに一緒に妻の許へ。ガラス戸越しに見ると、妻はまだ食後間もないと見え、自席に座っていたが、我々に気づき、にっこりした。インフルエンザの流行時期であるので、入棟の際、体温測定を強いられたが、無事通過し、妻と合流、いつもの面会コーナーに向かった。妻は前回と何ら変わりなく、フルーツゼリーを食べ、ニッパチを10回、七並べを2回楽しんだ。ニッパチでは妻は今日も2位で、私より上回ったが、このパターン、ここ3回連続である。この遊びに関しては、ほんとに認知症なのかと疑いたくもなる。私も決して手を抜いているわけではないのだかーーー「今日はお昼何食べたの?」と訊いたところ、例によって「普通のごはん」との答え。「おかずは何だった?」に対しては「わからな...妻再々入所後の容態(68)

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