きものかわむら さん プロフィール

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きものかわむらさん: かわむら呉服店ブログ
ハンドル名きものかわむら さん
ブログタイトルかわむら呉服店ブログ
ブログURLhttp://kimonokawamura.i-ra.jp/
サイト紹介文世界遺産のまち富士宮から、キモノにまつわる話をいろいろと綴っていきます
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供284回 / 365日(平均5.4回/週) - 参加 2014/12/11 21:12

きものかわむら さんのブログ記事

  • 織文意匠鈴木 唐織
  • ここのところ厳しかった寒さも今日は少し緩み、なんとなく気だるい感じになりがちなんですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。当店は日頃の勤労に感謝しつつ、今日も元気に営業中です。今日は前に注文しておいた品がいくつか届いたので、そのうちの一品を紹介します。織文意匠鈴木さんからの一点、唐織の袋帯です。鈴木さんは本格的フォーマルとして人気の高い織屋さんで、なかでも唐織は得意な技法になります。今回の一品はあえて [続きを読む]
  • 振袖 刺繍と金彩
  • 今日は振袖です。手描き、刺繍と続いたので、今回は刺繍と金彩に見所のある一品で。特に金彩加工のこの雰囲気は、黒地をバックにしてよく映えていますね。華やかさのなかに、大人の雰囲気が同居した感覚です。施されている加工は前の二品にもひけを取らない重さのあるものです。着姿のインパクトとしては一番大きいかもしれませんね。悪目立ちしている(失礼な言い方すみません、個人的感想です)今風な振袖が多いなかで、重厚感と品 [続きを読む]
  • 染の醒ヶ井羽尺 輪奈ビロード
  • 今日は羽尺を。染の醒ヶ井による一品を紹介します。伊と幸の唐花文を織り出した輪奈ビロード地に、深みと重厚感のある紫を染め出しました。色が売りの品物ではありますが、撮影技術の拙さにより上手く色を表現できていないのが残念ではあります。しかし、落ち着きがあるなかにどっしりとした存在感がある羽織、コートになることには間違いありません。良いものです。多くの技術と同じく、輪奈ビロードを作るためにループ状の部分を [続きを読む]
  • 東京紅型絵羽小紋
  • 気づけば今年もあと四十日ほどになりました。来週あたりからは忘年会が始まります。つい最近まで「暑いですね」が挨拶言葉だったような気がするんですけどね。時間の流れが本当に早いです。今日はこんな一品で。東京の工房で染め上げられた紅型の絵羽小紋。紅型というイメージからはちょっと想像がつかない渋い色調と、細かい柄表現が特徴の一品です。遊びの場でも良いですし、ちょっとしたパーティーなどにも重宝な顔つきですね。 [続きを読む]
  • 坂井教人訪問着
  • 気温もだいぶ下がってきました。明日からはもっと下がるようですね。皆さんご自愛ください。今日は待ち遠しい春を感じさせる一品です。鎌倉を本拠に制作活動をしている友禅作家、坂井教人さんによる手描きの訪問着。山吹に遊ぶ蝶たちの姿を描いた一品です。地色といい意匠といい、全身で春を表現しているような着物ですね。見ているこちらにも春のおだやかな雰囲気が伝わってきます。蝶という存在は、着物の柄としては意外なほどに [続きを読む]
  • 染帯「篝火」と万筋着尺
  • 今日は組み合わせ例で。オリジナル制作の染帯「篝火」を、着物と組み合わせてみました。主題となっているのは源氏物語の世界。源氏と玉鬘、柏木をめぐる恋のお話です。ここでは物語の舞台となった秋の季節を表現するべく、濱本信博さんの万筋に吹き寄せをあしらった着尺に載せてみました。落ち着いた秋の空気のなかで恋の炎に例えられる篝火と…物語のBGMとして効果的に演出される琴の音。インパクトの強い帯を生かし、包み込むよ [続きを読む]
  • 縫取り色留袖と紹巴袋帯
  • 今日は組み合わせ例を一組。製織と同時に文様を織り出す縫取りの色留袖に、となみ隆さんの紹巴袋帯を合わせました。風雅な東山の情景を細かに表現した縫取り文様。この部分は染まらないので、数度の染め替えが可能です。寿光織をはじめとして、かつては非常によく売れたシリーズでした。その寿光織も今夏に廃業ということで、最後の品になったものを引き取ったら、昔のように数が揃いました。ちょっとした特集を組んだりして顧客様 [続きを読む]
  • 振袖 桶絞りに菊文様
  • 今日は振袖です。桶絞りの雲取りと、手描きの菊が印象的な一品。十日町、青柳の制作です。清純で高貴な印象を持つ菊。振袖にもふさわしい文様ですね。絞りのボリューム感、重厚感もさすがのものがあります。若さと可愛らしさ、そこに重みも同居しているというところが良いですね。未婚女性の礼装としての魅力がつまった一枚です。にほんブログ村 [続きを読む]
  • 羽織、コート向きに 鮫唐草文に無地ぼかし染
  • 気温も季節らしくなってきて、いよいよ上物が恋しい時期になりました。よくしたもので最近、そういったものに声がかかることが目に見えて多くなってきました。今日はそんな一品です。無地ぼかしの羽尺。動きのある鮫唐草の地文とあわせ、おちついた色目ながら面白味のある染め上がりになっています。最近よく出ている繧繝ぼかしのシリーズに通ずる染め感ですね。あちらよりは色のクセが少ないぶん、より大人しい印象になるでしょう [続きを読む]
  • 縞つながりで
  • 気軽に楽しむ普段着の提案です。「然」ブランドの十日町紬に、杉村の九寸帯を合わせてみました。シックな縞の表現がお洒落なシリーズです。男の着物、羽織としても格好いい紬ですが、今日は女性物として提案します。シンプルに縞つながりで合わせてみました、杉村さんの帯。シンプルだからこそ上質さが際立つ一品です。光沢感、締めた時の存在感がさすが。さりげないけど、そのさりげなさがお洒落と言える組み合わせではないでしょ [続きを読む]
  • 手描き京友禅振袖
  • 今日は振袖です。京都の仕事。友禅、刺繍、金彩と、京友禅の教科書的な仕上がりですね。真面目な仕事を施された一枚。それは着姿にもしっかりと反映されます。緑は未来を表す色だと言われます。ある年代の方にとっては、振袖ではよく使われた色だと感じるのではないでしょうか。一時期あまり見かけなくなっていましたが、ここ数年また再注目されているようです。よく目にするようになってきました。若い時代を表現する衣装に使われ [続きを読む]
  • 京刺繍付下げとすくい織八寸帯
  • 今日はこんな組み合わせで。オリジナルで刺繍を施してもらった付下げに、すくい織の八寸帯。付下げとは言っても、硬軟自在に着られることを目的に軽い柄付けにしてあります。(コスト面も考慮して)テーマを変えて数点作りましたが、これはそのうちのひとつ、花筏文。小づきながらも繊細な仕事は、出来上がった時の存在感に反映されています。落ち着いていながら見映えのする着姿になるでしょう。相方には植山正織物さんのすくい織を [続きを読む]
  • ちりめん刺繍ショール
  • 今日はちりめん刺繍のショールを取り上げます。当店の隠れたヒット商品なんですが、ここのところ新しいものがずっと出来ていませんでした。やっと上がってきた中からの一品です。目付も重い、ぼってりとした丹後のちりめん地に、蘇州の熟練職人による大振りな刺繍を配しています。肩にかけた時に出る文様のバランスも良く、女性らしいシルエットを形成してくれることからも高い人気を誇っています。裏にも同様の刺繍を施してあり、 [続きを読む]
  • 御召着尺 羊歯菱文
  • 今日はこんな一品で。御召の着尺です。染の醒ヶ井さんによるオリジナル制作品で、特に選び込んだ色表現が見所のシリーズになります。地紋は細かな羊歯菱文。巾もキングサイズに織られ、男女問わずに着られます。男物としての提案なんですが、色を違えた二反を使い、こんな感じで羽織と着物に仕立てるのも面白いですね。自分がほしくなってきましたよ。抑えめながら存在感のある地色とともに、御召ならではのしっとりとして重みある [続きを読む]
  • しょうざん生紬と川島織物つづれ八寸帯
  • 今日は組み合わせ例を紹介します。しょうざんの生紬に川島織物のつづれ八寸帯を合わせてみました。どちらも以前、ここでも取り上げてあるもの同士ではありますが、組み合わせてみても好評でしたよ。一珍染は一珍糊という小麦粉由来の糊を使うことで、その防染力の弱さを利用したひび割れのような染め上がりに特徴がある技法です。ここでもその特徴がよく表れています。対する帯は、柄としても共通点のある横段唐草文。しゃれ感の強 [続きを読む]
  • 振袖 雪輪文
  • 今日は振袖です。残念ながら今夏廃業してしまった染の北川による一品。光沢のある綸子の生地を明るいクリーム系の色に染め上げ、丸文の中には四季折々の花を艶やかに描き込んでいます。まさに若い時代を祝うのに相応しい雰囲気。いつも思うのですが、雪輪という文様は本当に完成されていますね。こういった華やかで若々しい表情にも、粋で錆びた雰囲気にも、どのようにでも表現を変えることができる、我が国が誇る文様と言ってしま [続きを読む]
  • 振袖 手描き京友禅
  • 今日は振袖です。京都の職人さんによる手描き友禅。柔らかく、可愛らしさが全面に出た一品ですね。いま放送している朝ドラでも出てきそうな感覚です。使われている色もモチーフも、何というか、ほっと安心させられるものがありますね。スタンダードではありますけれども、やっぱりいいなと思います。可愛く、優しく、はんなりと、限りのある若い時期を全身で祝福するような、そんな感じで帯や小物も合わせてあげたいですね。今の成 [続きを読む]
  • 重ね染 着尺
  • やっと着物が似合うシーズンの到来ですね。これからの数日は天気も良いらしく、お出掛けも楽しい気候のようです。今日はこんな一品を紹介します。着尺です。薄い色から濃い色へ、染を重ねていった一品。言葉にしてみるとそれだけのことなんですが、身にまとってみて味のある、面白い仕上がりになっていると思います。着物にしても良いとは思いますが、これからの季節に羽織やコートにすると魅力的ではないでしょうか。羽織にしたと [続きを読む]
  • 崩し角通し小紋とつづれ九寸帯
  • 空気も少しひんやりとしたものに変わってきました。もう十月も終わりに近いのですから、当然といえば当然ですが。今日はこんな組み合わせを紹介します。角通しに変化を加えた、言うならば崩し角通し(勝手に命名しました)小紋の一品。染の醒ヶ井さんによる京都の仕事です。相方には、同じく京都西陣の手機屋さん、植山正織物さんのつづれ九寸帯を選びました。人間にも言えることでしょうが、きっちり折り目正しすぎるよりも、多少は [続きを読む]
  • 薔薇の地紋に薔薇文様
  • 今日はこんな一品で。丹後の紋意匠の生地の地紋を生かして加工した一品。地紋だけでも十分に存在感があって、そのまま色無地として着てもらっても良いのですが、ポイントを加えることによってより表情のある一枚になりました。アイボリーの地色と、飛び柄に配した加飾がともに上品な仕上がりになっています。小紋として着てもらうもよし、羽織やコートに仕立てるのもおすすめです。控えめで落ち着いた雰囲気でありながらも、しっか [続きを読む]
  • 角帯 名物裂
  • 茶人を中心に、古くから私たち日本人の心をとらえ続けている名物裂の数々。その名品たちを忠実に再現した生地で作成された角帯を揃えてみました。こちらは珠光緞子。名物裂の中でも代表的なものの一つです。帯としては、現代の西陣の技を惜しみ無く表現した光沢のある織り上がりが最大の魅力ですね。こちら船越間道。間道をはじめ、縞文様に魅了されるのは私たちに刻み込まれたDNAからなんでしょうかね。単純にして普遍なものな [続きを読む]
  • 長羽織 雪輪文様
  • 丈の長い羽織やコートが主流な今、着尺からそれらを作ることが多くなっていますね。今日はそんな一品を取り上げます。大きな雪輪の組み合わせ文様の着尺を、イメージしやすいように仮絵羽してあります。羽織やコート向きな柄を選んでこうしたシリーズを以前から提案していますが、かなり好評です。雪輪という完成された文様を見る度に思いますが、つくづく私たちの祖先の優れたデザイン力に感心します。季節を問わず様々なモチーフ [続きを読む]
  • 植山正織物手織すくい八寸帯 波濤文
  • 今日は帯を紹介します。植山正織物のすくい織八寸帯、大きく逆立った波の様子を表した一品です。植山さんの織物の特徴のひとつでもありますが、伝統的な文様を表したものであっても何処となく漫画チックな雰囲気を醸し出しています。そこが織の味でもあり、紬などのしゃれ物と合わせた時により良い味わいを引き出してくれる要素にもなります。一見して、何かよく分からない柄に見えるところも特徴かな。波文は花柄などと違い割合に [続きを読む]
  • 醒ヶ井訪問着とねん金綴袋帯
  • 台風も、台風一過の暑さも過ぎ、今日あたりからはやっと落ち着いた気候になってきたようです。今日はこんな組み合わせをお届けします。染の醒ヶ井さん制作の訪問着と、桝屋高尾さんのねん金綴錦袋帯。鷹峯、光悦寺の風景をテーマに、醒ヶ井さんらしい余白を活かした表現が秀逸な一品。美しい発色の手描き友禅。ちょうどこれからの季節の彼の地の情景が目に浮かびます。描かれたテーマを軸に帯合わせをするのも楽しいですが、今日は [続きを読む]
  • 色で遊ぶ 男の着物
  • 二日ほど研修のため出張していて、投稿ができずにいました。また今日からスタートいたしますので、よろしくお願いします。今日は男物で。これ、提案した中でなかなか好評な組み合わせでした。ごく普通の米沢の無地紬に、西陣の御召を羽織として提案。小物も色を揃えてみました。皆さん、家の中を探してみると、お父さんやお祖父さんの着物が出てくるのではないでしょうか。男性が着物に興味を持った時、そういったご家族の着物を着 [続きを読む]