きものかわむら さん プロフィール

  •  
きものかわむらさん: かわむら呉服店ブログ
ハンドル名きものかわむら さん
ブログタイトルかわむら呉服店ブログ
ブログURLhttp://kimonokawamura.i-ra.jp/
サイト紹介文世界遺産のまち富士宮から、キモノにまつわる話をいろいろと綴っていきます
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供288回 / 365日(平均5.5回/週) - 参加 2014/12/11 21:12

きものかわむら さんのブログ記事

  • 黒留袖 手描き京友禅
  • お盆期間中ということで、まあ、お盆は関係ないのですが、今日は黒留袖を紹介します。先日取り上げた宝船の一品と同じく、京都メイドの手描き友禅です。ザ・友禅、ザ・フォーマル。丁寧に良く描けていると思います。今、黒留袖を購入されるのは、いわゆる買い替え需要の方が多いと思います。先日もそういうお客様が見えましたが、そう思って探してみても、百貨店や大きな小売店でもなかなか良いものが置いていないというのが実情だ [続きを読む]
  • 信州紬ちりめん着尺
  • だいぶ前に取り上げると言っておいて、長く忘れていたものがありました。それがこちらの一品。幽玄な雰囲気のぼかし表現が特徴的です。高倉三条千切屋さんが手掛けた、信州産の紬ちりめん地を使った着尺になります。文様の核をなす独自のこの表現、単なるぼかしではなく麻の繊維を置いて染め上げることで、この味わいを出しているそうです。写してみても分かりますが、そのひと手間が深みにつながるわけですね。ひと手間と片付ける [続きを読む]
  • 北川小紋と梅垣織物なごや帯
  • いよいよ盆の期間に入りました。他県ナンバーの車やお坊さんが駆け回る姿に、その時期が来たことを知らされます。今年の当店は定休日以外の休みを取りませんので、お暇な方はぜひ遊びにいらしてください。今日は組み合わせ例です。北川の小紋に、梅垣織物の九寸なごや帯を合わせてみました。前にも取り上げたことのある一品ですが、型を置いた中を手で彩色していく手挿しの技法で表されているものです。手仕事ならではの、細かく微 [続きを読む]
  • フジモト着尺と梅垣織物紋紗九寸帯
  • 今日は単衣物の提案です。京都フジモトさんによる着尺と、梅垣さんの紋紗九寸なごや帯を合わせてみました。型染の上に、ポイント部分に手による彩色を加えた奥行きのある表現。花喰鳥をはじめ、正倉院文様が全面に展開されています。単色表現のため見づらいかもしれませんが、狹纈唐草文と題されたこの一品、存分にその雰囲気を表現されています。ともに質の高いもの同士、幅広く楽しんでいただける組み合わせだと思います。にほん [続きを読む]
  • 黒留袖 手描きの宝船
  • 今日もフォーマル、黒留袖を紹介します。波に浮かぶ宝船を手描き友禅で表した一品です。第一礼装らしい豪華で勇壮な表現が魅力。当店と長い付き合いのある染匠さんが手掛けたものですが、残念ながらこの方も今は引退されています。豪華とは言いながら、「これでもか」感は感じさせず適度にスッキリとした表現になっています。どちらかと言えば東寄りな当地の好みとしては、ちょうど絶妙なバランスと言えるのでは。友禅の技が随所に [続きを読む]
  • 西陣御召と米沢八寸帯
  • 相変わらず日差しも強く、強烈な暑さが続いています。皆様いかがお過ごしでしょうか。現実には猛烈な暑さのなかに身を置いていても、品物は先の季節に進んでいきます。今日はこんな組み合わせを紹介します。西陣の縞御召に、米沢産地で織られた八寸帯を合わせてみました。独自の風合いに、当店のお客様の間でも非常に支持が高いアイテムです。紬の固さとも違う、張りがあってしなやかな感覚。単衣にしても非常に着やすい織物です。 [続きを読む]
  • 黒留袖 刺繍、金彩
  • 暦の上では立秋を迎えましたが、今年の猛暑はまだまだ終わりが見えなさそうですね。台風も心配されます。夏祭りも終わったこのタイミングで、店内も少し先の季節に向けてリニューアルしました。今日はその中から一品ご紹介します。最近では珍しく、黒留袖を。千切屋さんからの一品です。型疋田、金彩、それに刺繍での加飾になりますね。色数を抑えた表現なので、豪華な柄ではあるのですけどスッキリとした印象も受けます。ミセスの [続きを読む]
  • 七福神を着る 男物長襦袢
  • 今日は、当店が所属する商店街で行われている七夕祭りの最終日です。災害級とも言われる猛暑の影響で、市の企画する祭りのいくつかは中止となりましたが、我が商店街では今日も元気に開催中。こんな時には本業の方は休業状態かと思っていましたが、意外や忙しくさせてもらいました。感謝です。そんな一日を過ごしたあと、今日の紹介品はこんな一品で。キングサイズの長襦袢地。幻想的な暈しと共に表された七福神文様です。そのまま [続きを読む]
  • 河合美術織物袋帯 松籟段文
  • 当店の所属する商店街では今日から、七夕祭りが開催されています。吹き抜ける風が七夕飾りを揺らす音に涼を感じたいものですが、今年の暑さはそんな小さな楽しみも感じさせてくれません。しかし、そんな暑さの中でもなかなか賑やかにスタートできていますね。体調には気を付けながら楽しんで行っていただきたいものです。今日は袋帯で。河合美術織物の一品です。松籟段文。その名の通り松林の間を吹き抜ける風の音が聴こえてきそう [続きを読む]
  • 岡重着尺と杉村すくい九寸帯
  • 明日から始まる商店街の夏祭りに向けて、準備に忙しい一日を送っております。祭りが始まると日曜日までの三日間は当商店街が歩行者天国になりますので、特にお車でお越しのお客様は気を付けてください。事前にご連絡いただければ近隣駐車場をご案内いたしますので、ご不便をおかけしますがよろしくお願いいたします。さて、今日は組み合わせ例で。以前にも紹介したことがある一品ですが、岡重の花丸文着尺に杉村のすくい織九寸帯を [続きを読む]
  • 刺繍の絽なごや帯
  • 今の時期は帯を特集ということでやっておりますが、自分にテーマを与えると、狭い店のなかでも再発見があったりして面白いものです。今日はこんな一品を取り上げてみます。夏のなごや帯なんですけどね。絽の地に刺繍です。手刺繍の表現力に魅力があります。若々しい感覚もありますが、同時に粋な筋の雰囲気も持つ一品ですね。かつては当地にもそういう需要が多くありました。この地域の呉服店の成り立ちを語る上で、花柳界の影響は [続きを読む]
  • 博多小袋帯 ハート尽くし
  • 今日はちょっと気軽な一品をお届けします。ハート尽くしがかわいい、大倉織物の小袋帯。機屋さんに確認したわけではありませんが、これは明らかにハートですよね。意表をつくデザインではありますが、帯としては着物の柄を選ばず幅広く合わせられる、なかなか優秀な顔をしています。すくい織など、しゃれ帯でお世話になている植山さんの言葉を借りれば「一見して何や分からん柄の帯が、実はいちばん着物に合わせやすい」のだそうで [続きを読む]
  • 植山織物つづれ袋帯 流水鴛鴦文
  • 昨日から帯にスポットを当てて紹介しております。特に理由はないのですけれども。ということで、今日はこの一品です。当店のつづれ織やすくい織の帯で、最も多くお世話になっている植山さんからの一品、つづれ織の袋帯です。文様部分は織機で織る紋つづれですが、細かくて豊かな表現力にとても魅力がありますね。(ハラ文)季節も問わず、付下げ、訪問着から留袖まで、フォーマルに幅広く合わせてもらうことができます。いわばストレ [続きを読む]
  • となみ織物引箔袋帯 柳水車
  • かつてないルートを辿って大型台風が接近しているとあって、今日は皆さん備えに忙しいでしょうか。被害なく過ぎてくれることを祈ります。今日はこの一品です。引箔で織り上げた、となみ織物の袋帯。古典文様の片輪車かと思ったら、柳に水車の文様だそうです。単色の引箔は昔から当店の好みで、かつてはよく提案させてもらいました。フォーマルとして、重みと粋さを表現できる良いツールだと思っています。この引箔を作る職人さんも [続きを読む]
  • 絽付下げと織文意匠鈴木水衣錦
  • 今日は風が通り、比較的涼しい朝を迎えました。台風を待っている状態なのと何か関係があるのでしょうかね。何事もなく過ぎてくれることを祈ります。今日は夏物です。夏の付下げに夏の帯。爽やかな色目と透け感が涼感を誘う組み合わせです。朦朧としたタッチで描かれた文様もまた夏仕様といった感覚。銀の加工と縫いも、あくまで暑苦しくならない風合いを目指していることが分かります。この感覚のシリーズを数年前に色々と揃えてみ [続きを読む]
  • ちりめん刺繍ショール 
  • 振袖姿におすすめしている刺繍のショール。非常に人気があります。また一点上がってきたので取り上げますね。ほとんどが羽毛などのストール姿の会場で、他と差別化できるという点に魅力があると思い、十年ほど前から取り揃えています。蘇州の職人によるボリューム感ある刺繍が秀逸ですね。フォックスのものが好きという人もいますが、当店のお客様のほとんどがこちらのちりめんショールを選んでいます。肩から流れる女性的で優しい [続きを読む]
  • 千切屋 摺り友禅着尺
  • 今日はこんな一品です。千切屋さんから昨日入荷した、摺り友禅の着尺。往年の北川が得意としたような、華々しく表現された菊が印象的です。ただ、手掛けるところの好みの反映で、北川よりも柔らかな印象を受けますね。それは好みですから、私たちはこの感覚好きです。実はこの一品、入荷してから本当にすぐにお客様にお見分けいただきました。当店の子として在籍した時間はわずか一時間弱。ということで、お客様の了解をいただいて [続きを読む]
  • 絽の付下げと織文意匠鈴木夏袋帯
  • 今日はこんな組み合わせで。漆黒の夜に舞う蝶を表現したような黒地の付下げに、織文意匠鈴木さんの夏袋帯を合わせました。うっすらと浮かぶ幻想的な表現が魅力ですね。蔓草の部分は型、蝶は手描きで表しています。後ろが写っているのはご愛嬌。透け感を分かりやすく見てもらうために、あえてこのように写しました。相方は鈴木さんの唐衣錦シリーズから、光彩遺縫文様と名付けられた一品。糸染に日本茜と貝紫を使ったことで、深みと [続きを読む]
  • 浴衣の仕立て、まだ間に合います
  • 当店の和裁士さんたちからのブーイングを覚悟の上で申し上げますが(去年も同じような記事を上げたところ本当にブーイングをもらいましたが)、これから迎える夏祭りシーズンに浴衣の仕立てもまだ間に合います。仕立てるものはもう間に合わないんじゃないかと思って、今年の新調はあきらめていたという声を耳にしたので、あえて書かせてもらいました。東京、新粋染浴衣の一部を上げてみます。流行にも左右されず、小粋な良い柄が多い [続きを読む]
  • 「鬼」がテーマということで
  • 暑い日が続くので、気分だけでも少しはひんやりするよう、今日はこんな組み合わせで。裾ぼかしに染め上げた丹後の薄物紬に、醒ヶ井さんのところの職人さんに描いてもらった麻の九寸帯です。この丹後の紬、かつて「鬼紬」という品名で織られていたものの一つです。大江山の伝説にちなんで、ということでしょうけど。なかなか面白いものが作られていたのですが、残念ながら今はもうなくなってしまいました。そこに合わせて、醒ヶ井さ [続きを読む]
  • 染の北川 更紗小紋
  • 先日までのアートギャラリー期間中に展示していたこともあり、今日はこの一品を取り上げます。染の北川、更紗文様の着尺です。墨を使うカチン摺り友禅による、味わい深い染め上がりが特徴。細かい柄で色数も多く、数十枚の型紙が必要になる、とても大変な仕事です。職人さんも減る一方だとか。柄の輪郭がシャープに表現されることが特徴です。写真に写すと、その辺りがよく分かりますね。北川も昨年、残念ながら破綻してしまいまし [続きを読む]
  • 十日町紗紬とフジモト紬染帯
  • 今日は夏物の組み合わせで。十日町の紗紬に、フジモトさん制作の手描き友禅染帯を合わせました。絣で竹文を織り出した紗紬。幽玄な雰囲気のある一品です。そこにフジモトさんのこの一品を。節糸を印象的に織り込んだ薄物の紬地に、伸びやかに描かれた流水文が美しい。黒地に黒の組み合わせですから好みは分かれるとは思いますが、なかなか面白い組み合わせになったと思います。いかがでしょうか。にほんブログ村 [続きを読む]
  • オリジナル制作 合切袋
  • おかげさまで、今年も浴衣をはじめ夏物が好調に推移しています。最近の特徴としては男性のお客様も増えてきていることが挙げられますが、着物や帯では選択肢が広がっているものの、小物で面白いものが少ないとご指摘をいただくことが屡々です。そこで当店では数年前から、男の小物をオリジナルで制作しております。ありそうで見かけない感覚、落ち着いているがお洒落なもの、そういった感覚を大事にして作っているシリーズ。最新作 [続きを読む]
  • ポーラ絣と宮岸織物麻八寸帯
  • 今日はこんな組み合わせを。絹とウールの織物ポーラ絣に、宮岸織物の麻八寸帯を合わせてみました。ある世代より上の皆様には懐かしい響きがあるのではないでしょうか、ポーラの着物。元々は寒冷地である北海道で夏物として開発されたのが始まりだと聞いたことがあります。反対に若い皆さんは銘仙と同じようにポップな感覚を感じるようで、やはり好評です。夏の気軽なおしゃれ着の相方として当店のお客様の間ではすっかり定番となり [続きを読む]
  • 金魚柄でまとめてみました
  • 気づけば、ここのところ毎日暑い暑いとばかり書き連ねています。暑さを訴えても暑さが緩むわけでもなく、出来うるならば暑さを楽しめるようにありたいものです。今日はそんな思いを込めて、こんな組み合わせを。涼を求めて、金魚で揃えたコーディネート。自らが金魚鉢になったかのように、水色地の中で泳ぐ金魚たちの姿。小物の目をやると、そこにもさりげなく金魚が。と言う感じで、一人悦に入っておりました。汗をかきながら。でもいかがでし [続きを読む]