きものかわむら さん プロフィール

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きものかわむらさん: かわむら呉服店ブログ
ハンドル名きものかわむら さん
ブログタイトルかわむら呉服店ブログ
ブログURLhttp://kimonokawamura.i-ra.jp/
サイト紹介文世界遺産のまち富士宮から、キモノにまつわる話をいろいろと綴っていきます
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供300回 / 365日(平均5.8回/週) - 参加 2014/12/11 21:12

きものかわむら さんのブログ記事

  • 昇り龍のイメージで
  • 少し前の話になるのですが、当地の富士山世界遺産センターで「富士越の龍図展」という催しが開催されました。有名処では葛飾北斎や谷文晁といった人たちのものが出展されるということで、休みを利用して行ってきました。江戸時代、勢いよく天を駆ける龍の姿は最高の吉祥モチーフと考えられていたようで、施主の求めに応じ多くの絵師たちが筆を振るったそうです。鯉が滝を昇りやがて龍に変じる登竜門、その結果として富士越の龍がと [続きを読む]
  • 総刺繍振袖と織文意匠鈴木袋帯
  • だんだんと朝晩の冷え込みも深まり、この時期らしい雰囲気が出てきました。あと二十日ほどで今年も終わってしまうのかと思うと焦りもありますが、一日一日を大事に過ごしたいものです。今日は振袖を。総刺繍の振袖に、織文意匠鈴木さんの唐織袋帯を合わせてみました。蘇州の熟練職人によるボリューム感に溢れる刺繍表現は、本当に見事なものです。京刺繍の精緻さとはまた趣の違うダイナミックさがありますね。厚みのある着物の文様 [続きを読む]
  • 岡重染帯 舞妓さん
  • 今日はこんな一品を紹介します。昨日入荷したばかりです、お稽古中(でしょうか)の舞妓さんを描いた岡重の塩瀬染帯。三人並んでいるのは舞妓「さん」にかけているんでしょうね。作り手に直接聞いたわけではないですが、間違いなくそうでしょう。ハラ文にはこういった小道具を散りばめております。実はこの一品、うちの娘のものにしても良いかなと思い入れてみました。現在どの着物に合わせたら良いか思案中です。決まったらまたここ [続きを読む]
  • 玉那覇有公染帯を京友禅小紋と
  • 今日はこんな組み合わせで。玉那覇有公の紅型染帯を、千切屋の手描き小紋にのせてみたの図です。当店のお客様では紅型の帯を織の着物に合わせる方が多いのですが、染のものでも何か良いのがないかなと思った時に目に入ったのがこの一点でした。以前にもここで取り上げたことのある、千切屋さんの羽衣染ブランドからの一品。蝶の舞を手描き友禅で表した小紋です。一羽一羽、すべて違う色で描き分けられているところが見所です。ここ [続きを読む]
  • 男の着物提案
  • 今日は男物で。比較的お手軽な価格の米沢紬で着物と羽織をご提案。最近は初めて作る若い方でもアンサンブルでなく、こういった二反使いのツートンカラーで仕立てる人が多くなってきました。色の組み合わせで個性が出せて、楽しいですよね。さらに当店らしい提案としては、やはりオリジナルのストールと合切袋。落ち着いた着姿の中にアクセントを加えます。色を揃えつつ、小物で個性を主張。若い世代の皆さんにも、家の中を探せばお [続きを読む]
  • 総絣大島「奄美の杜」に八寸帯「ふくろう」
  • 二日間ほど十二月とは思えないほどの暖かな日が続き、そうかと思えば冷たい雨です。体を慣らすのに大変ですね。今日はこんな組み合わせを。窪田織物の大島に、植山織物のすくい織八寸帯を合わせてみました。まるで田中一村の絵を見ているかのような、写実的にして緻密な表現。総絣の9マルキです。鬱蒼とした森の空気感まで感じられそうな織の表現に対して、帯合わせが考えものだとは思うのですが今回は植山さんのすくい八寸帯をの [続きを読む]
  • 手描き友禅振袖 梅
  • 今日は振袖で。白地に満開の梅を濡れ描きで描いた一品。華やかな表現が目を引きます。一年の中で最も早く開花することから「百花のさきがけ」として喜ばれる花ですね。ちょうど成人式の季節にもふさわしい文様になります。しっかりとした幹から伸びる枝、そして咲き誇る花たちは、まさにそれを着られる方の若さを全身で表現して喜んでいるように感じます。贅沢な着物ですね。誰が着てくれるのか、楽しみにしている一品です。きっと [続きを読む]
  • 染の北川小紋 絞りとカチン摺り
  • 今日は、北川の小紋で当店に残っているものから一点ご紹介します。絞りで市松を表し、白地のなかにカチン摺りで更紗文を表現した一品。仕入れとしては最後の頃で、奥の方から出してきてもらったものでした。すべてが京都メイドの、質の高い仕事です。この時から数年しか経っていないにも関わらず、この仕事をした職人さんはそれぞれ引退してしまっているとのことです。現状を伝えようとすると暗くなってしまいますね。いま持ってい [続きを読む]
  • 東京紅型 絵羽小紋
  • 気づけば今年もあと一月を切りました。既に忘年会シーズンもスタートしています。つい最近まで「暑いですね」が挨拶言葉だったような気がするんですけどね。時間の流れが本当に早いです。今日はこんな一品で。東京の工房で染め上げられた紅型の絵羽小紋。紅型というイメージからはちょっと想像がつかない渋い色調と、細かい柄表現が特徴の一品です。遊びの場でも良いですし、ちょっとしたパーティーなどにも重宝な顔つきですね。ま [続きを読む]
  • 醒ヶ井色留袖 等伯松
  • 昨日に引き続き、醒ヶ井さんからの一品を紹介します。京都智積院にある長谷川等伯の襖絵から取材したものです。本歌のダイナミックな表現を受け継ぎつつ、印象的な裾模様に纏めました。迫力を感じさせる友禅の出来映えもさることながら、それを受け止める地色のやわらかくも上品な美しさも良いです。王道の京友禅を追求する醒ヶ井さんらしい一品に仕上がっています。祝いの席を飾る最高の衣装になるでしょう。にほんブログ村 [続きを読む]
  • 醒ヶ井京友禅付下げ 蓬莱山
  • 本格的な京友禅の作り手として、長く当店を支えてくださっている醒ヶ井さん。重い仕事が出来にくい時代を迎えても、まだまだ頑張ってくれています。今日はそんな醒ヶ井さんからの一品。中国の伝説に由来する蓬莱山を、独自の解釈で文様化した付下げです。本糸目の友禅と京縫いが主役。あえて象徴的な部分のみを抜き取って、あっさりとした表現にしているところが「らしい」感覚ですね。当店の看板となる、準オリジナルな品を制作し [続きを読む]
  • 濱本工房抜染小紋と金彩友禅染帯
  • 今日は少しカジュアルな感覚で。当店でも安定した人気のある濱本工房さんの小紋に、フジモトさん制作による金描きの塩瀬染帯を合わせました。一度、万筋を染め上げた上に抜染剤で文様の形に抜染し、文様を表します。二度三度と手間をかけた分は正直で、控えめで上品な表現ながら、独特の深みがある小紋に仕上がります。お茶席の着物としても勿論、カジュアルとセミフォーマルの間を幅広く着用したい若い世代の方にも支持をいただい [続きを読む]
  • 京友禅小紋 花喰鳥文様
  • 今日は小紋を紹介します。正倉院文様のひとつ、花喰鳥文を全体に表した一品。京都フジモトさんの仕事です。型染の上に手での加工を施して、多層的な奥行きのある文様表現になりました。手間はしっかりとかかっているけれども、然り気無く見える小紋。先日紹介した濱本工房さんの抜染加工などにも共通することですが、当店のお客様の間でもいま非常に人気があります。例えば同窓会くらいの着用シーンで、いかにも「がんばっていいも [続きを読む]
  • 濱本信博作色留袖 松に波
  • 今日もフォーマル品です。友禅作家濱本信博さん制作の色留袖。勢いのある波に洗われながら立つ松の姿が、独自の作風で描かれた一品です。発色の良さと存在感。迫力のある文様は祝いの席でも美しく映えるでしょうね。当店が濱本作品を扱わせてもらって長いですが、作風にブレがなく華やかさがあり、ちょっと変な表現かもしれませんが小売店としても安心感があります。専門店として、これからもやはり本道のフォーマル、特に縁の深い [続きを読む]
  • 染の北川南天の小紋 となみ隆袋帯
  • 朝晩の冷え込みが深まってくると同時に、庭の南天の実が赤みを増してきました。植物のこういった変化を見るにつけ、季節の移ろいに趣を感じますね。と同時に、時の流れの速さに焦りを感じるのが本音です。今年もあとわずかなのに何にも進歩してないじゃないかと。まあ、四季の変化は日本に生まれた楽しみのひとつですから、それを感じて楽しめるような生活を送りたいものです。と言うわけで、今日はこの組み合わせを。摺り友禅で南 [続きを読む]
  • 染の一富司 ぼかし着尺
  • だんだんとこの季節らしい空気感になってきましたね。気がつけば十一月も終盤で、つまり今年もあとわずかということになります。そうなってくると、決算などの事情を抱えた取引先の皆さんの動きも活発化してきます。今日も結局そんな日でした。今日は一富司という染匠さんの着尺を紹介します。段ぼかしの一点。もとは北川にいた人だそうですね。生地も良く、上品な染め味に魅力があります。小紋にしても良いですし、羽織やコートに [続きを読む]
  • 醒ヶ井御所解訪問着と植山つづれ帯
  • 今日は組み合わせ例です。御所解文様を描いた醒ヶ井さんの訪問着に、植山さんのつづれ織九寸なごや帯を合わせました。当店と醒ヶ井さんの付き合いのなかでも、割りと早い段階で作ってもらった一品です。オーソドックスな題材をストレートに表現したものですが、それだけに画力の高さがよく分かります長く、幅広く愛用していただける良品だと思いますね。そういった意味からも、今日はあえてこんな帯を選びました。四季の花を散らし [続きを読む]
  • 姪の七五三
  • 祝日を利用して、今日は姪の七五三祝いを行いました。伯父バカかもしれませんが、ちょっとここでも紹介させていただきます。着物と帯は先日ここでも取り上げた通りですが、今日が本番ですのでね、備忘録代わりの意味も込めて。本格的な日本髪をしてもらい、呉服屋としても満足な着付けになりました。お天気にも恵まれましたし、本当に有り難かったです。にほんブログ村 [続きを読む]
  • 醒ヶ井小紋にフジモト染帯
  • 今日は組み合わせ例をお届けします。個性の強いもの同士を敢えて合わせてみた、の一例です。醒ヶ井さん制作の着尺に、フジモトさんの塩瀬染帯。洋風な雰囲気さえ感じさせるこの一品、小紋とはいえ、ちょっとしたパーティー着としても活躍してくれそうな顔つきです。若い方なら、袖を長く作って小振袖的な着方もできそうですね。当店在籍中の小紋のなかでも、個性のある方になります。その個性に、あえて個性の強いものをぶつけてみ [続きを読む]
  • 総刺繍の振袖と帯清袋帯
  • 気がつけば十一月も後半です。平成最後の年もあと40日ほどで終わってしまうんですね。だからと言って何かをしなければいけない訳でもないですが、意味もなく焦る自分を感じてしまったりします。おかしなものです。今日は振袖で。加飾のほとんどを刺繍で施した振袖。帯は西陣帯清の袋帯を合わせました。艶のある紺の地の上で、ボリューム感に富む刺繍の存在感が際立ちます。色のバランスもとても良いですね。身にまとってみるとま [続きを読む]
  • イタリア刺繍の付下げ
  • 二日間、研修のため店を空けており、その間ブログもお休みいただきました。何かあったかと心配されている方もいたようで、申し訳ありませんでした。こんな拙文でも楽しみに読んでいただけるのは、誠にうれしい限りです。さて、お休みいただいている間に、また新しいものが一点上がってきました。刺繍の付下げです。この刺繍、イタリアの職人さんに入れてもらったものです。着物に加飾する海外の刺繍産地としては蘇州が有名ですが、 [続きを読む]
  • 相良刺繍のちりめんショール
  • 今日は刺繍のちりめんショールで。梅、桜、紅葉を相良刺繍で表現しています。従来から当店が揃えているものと同じく、蘇州の職人による仕事です。上に一枚かけたくなる季節の草花を網羅していることになりますね。刺繍の仕事量としても重い一品になります。生地も重目のちりめんが選ばれているため肩にしっとりと沿い、着物姿のシルエットをさらに美しく上品に仕上げてくれると好評です。振袖の時にもおすすめしているのですが、上 [続きを読む]
  • 切らずに作る作り帯
  • 作り帯は楽で良いのだけれど、既製品では良いものがない。かと言って、作り帯のために帯を切り刻んでしまうのは忍びない。そんな方のために当店では「切らずに作る作り帯」を提案しています。この一点、博多織の小袋帯を使用して作っています。既製のものにはない個性的な帯が出来上がりました。もちろん、ほどけばまた小袋帯として末長く使えます。七五三らしく、ちょっと可愛い感覚の結びもしてあげられたりするのも利点ですよ。 [続きを読む]
  • 醒ヶ井 絞りの羽織
  • 今日は羽織、コート地を紹介します。染の醒ヶ井さんによる一品です。流れのある地紋の紋意匠ちりめん地に、絞りを主にした加工です。派手さはないものの、きっちりとした仕事が施されているところが好感。着物の色柄を問わず幅広く合わすことができますし、落ち着いた中にもしっかりとした存在感がある羽織、コートになってくれるでしょう。それだけ素材、仕事ともに良い一品です。にほんブログ村 [続きを読む]
  • 植山織物すくい織八寸帯 ふくろう
  • 十一月も半ばを迎えていますが、暖かい日が続きますね。寒いよりはありがたいですけれども、なんだか拍子抜けしてしまうような気もします。今日はまた新しい一品をお知らせします。当店のしゃれ帯部門ではすっかりお馴染みになりました、植山織物さんのすくい織八寸帯。見た通りのふくろう文です。見つめていると、何故か謝りたくなってくるような強い眼力。名前が「不苦労」に通じること、目が利くことから吉祥文様として喜ばれる [続きを読む]