Enoの音楽日記 さん プロフィール

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Enoの音楽日記さん: Enoの音楽日記
ハンドル名Enoの音楽日記 さん
ブログタイトルEnoの音楽日記
ブログURLhttp://blog.goo.ne.jp/eno1102
サイト紹介文オペラ、コンサートを中心に、日々の感想を記します。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供146回 / 365日(平均2.8回/週) - 参加 2014/12/19 12:28

Enoの音楽日記 さんのブログ記事

  • 下野竜也/N響
  •  下野竜也が振るN響のAプロ。1曲目はモーツァルトの歌劇「イドメネオ」序曲。明るく歯切れのよい音で、テンポも快適。弦の編成は12‐12‐8‐6‐4。ヴァイオリンの比重が高いことが、その演奏の性格に反映していた。この序曲ははっきりした終止をしないので、そのままオペラを聴きたくなった。  その演奏は、下野竜也ならいかにも、という感じがしたが、では、次のベルクのヴァイオリン協奏曲はいかにと、下野竜也のベルクに興味 [続きを読む]
  • 神々の黄昏
  •  新国立劇場のリングが完結したが、なんの感慨も湧かなかった。普通なら、どんな演出であっても、長大な物語が完結したという感慨があるのだが‥。  なぜだろう。まずレンタル・プロダクションだから。新国立劇場はレンタル・プロダクションが多い。ざっと思い返すと、「チェネレントラ」、「マノン・レスコー」、「ルサルカ」、「イエヌーファ」、「死の都」、「ムツェンスク郡のマクベス夫人」、「ピーター・グライムズ」そし [続きを読む]
  • トロイ戦争は起こらない
  •  ジャン・ジロドゥ(1882‐1944)の芝居「トロイ戦争は起こらない」(1935年初演)。ドイツではヒトラーが政権を握り、ドイツとフランスとの開戦が避けられない状況になっていた時期の作品。トロイ戦争に仮託したジロドゥの想いは何だったか。  一番印象的だった場面は、幕切れ近く、トロイ側の王子エクトールとギリシャ側の知将オデュッセウスとが2人きりで会談する場面。開戦回避の道を必死になって模索するエクトールと、開戦 [続きを読む]
  • ハワイ旅行(5)
  •  最終日はホノルル美術館Honolulu Museum of Artへ行った。モネ、セザンヌ、ゴッホ、ゴーギャン、ピカソ、マティスなどのヨーロッパ絵画はもとより、アメリカ絵画ではジョージア・オキーフ(ハワイで描いた風景画があり、いかにもホノルルの美術館らしかった)の他、抽象表現主義の画家たち、その他見応えのある展示だった。  でも、わたしが驚いたのは、それ以降だった。太平洋諸島の仮面その他の民芸品、さらに古代ラテンアメ [続きを読む]
  • ハワイ旅行(4)
  •  4日目はハワイ島に行った。高校時代のブラスバンドの友人が、約20年前にご主人と子供たちとともにハワイに移住したとき、最初に住んだのがハワイ島のヒロだった。どんなところか、一度見てみたかった。またヒロは、日系人の多い街なので、その意味でも行ってみたかった。  往きのホノルル発は早朝便、帰りのヒロ発は夕方便を予約した。一日中ヒロの街をウロウロするつもりだった。だが直前になってヒロの公共交通機関(バス)を [続きを読む]
  • ハワイ旅行(3)
  •  3日目はビショップ博物館Bishop Museumへ行った。同博物館はハワイの歴史と文化にまつわる品々を展示する施設。毎日4回日本語ガイドツアーが催行されている。わたしもそれに参加した。所要時間は約30分。  まずハワイ王朝の歴史を展示した部屋へ。歴代の国王の肖像画とその時代の出来事が展示されている。初代の国王はカメハメハ大王。1795年にハワイ王国の建国を宣言し、1810年にハワイ全島の統一を果たした。  ハワイ王朝は [続きを読む]
  • ハワイ旅行(2)
  •  2日目の午前中はパール・ハーバーへ。1941年12月7日(日本時間では8日)、日本軍の攻撃で撃沈された戦艦アリゾナは、今も海底に沈んでいる。その上を両脇から挟むようにアリゾナ記念館U.S.S.Arizona Memorialが建っている。その見学に。  ワイキキからバスで約40分。午前9時前に着いた。ビジターセンターで見学ツアー(無料)を申し込むと、10時スタートのツアーが予約できた。各国語のオーディオ・ガイド(有料)があるので、 [続きを読む]
  • ハワイ旅行(1)
  •  ハワイ旅行の1日目。朝7時頃にホノルル空港に到着。スピーディ・シャトルでワイキキへ。ホテルに荷物を預けて、ワイキキの浜辺へ。20年以上前に出張で一度来たことがあるが、今回は、海がこんなにきれいだったろうかと思うくらいきれいに見えた。  浜辺を歩いてカピオラニ公園へ。巨大なバニアンツリーの木陰のベンチに座ると、涼しくて気持ちがよかった。しばらく休んでから、ハワイ日本文化センターJapanese Cultural Center [続きを読む]
  • 帰国報告
  •  本日、ハワイ旅行から戻ってきました。今回の旅は高校時代のブラスバンドの友人のお宅を訪問すること。その友人は約20年前にご主人と子どもたちと共にハワイに移住し、最初はハワイ島に、今はオアフ島に住んでいます。一度その友人のハワイの家を訪問したいと思っていました。今回それが実現しました。 また、ハワイに行くからには、わたしなりの目的を持った旅にしたいと思いました。わたしが考えたことは、日系人の移民の歴史 [続きを読む]
  • 旅行予定
  •  9月25日(月)から旅行に行きます。帰国は10月1日(日)です。 今回の行き先はハワイです。ハワイは20年以上前に仕事で行ったことがありますが、プライベートでは初めて。高校時代のブラスバンドの友人がご主人と住んでいるので、そこを訪ねてきます。 今回は演奏会もオペラも聴く予定はありません。ハワイにはハワイ交響楽団(旧ホノルル交響楽団)があり(都響に客演したことのあるジョアン・ファレッタがミュージック・ア [続きを読む]
  • パーヴォ・ヤルヴィ/N響
  •  パーヴォ/N響のCプロは、グリンカの「幻想的ワルツ」、ラフマニノフのピアノ協奏曲第4番、スクリャービンの交響曲第2番というプログラム。グリンカの「幻想的ワルツ」はどこかで聴いたことがあるが、ラフマニノフとスクリャービンの2曲は聴いた記憶がない。ありきたりの曲目ではないところが好ましい。 まずグリンカでは、淡々とした表情の中に、短調のワルツ特有の抒情が漂う。パーヴォ/N響のいつもの緊張感のある音とは異な [続きを読む]
  • 三島由紀夫「仮面の告白」
  •  大学時代の友人S君と読書会を始めた。60歳代の半ばになって、大学生のように読書会ができることが嬉しい。読書会といっても、もう若い頃のような真面目な読書会はできない。飲むための口実のようなもの。3ヶ月に1回のペースでやることになり、先日その第1回をやった。テーマは三島由紀夫の「仮面の告白」。S君からの提案だった。  三島由紀夫の作品は、小説と戯曲のいくつかを読んだことがあるが、「仮面の告白」は初めて。面白 [続きを読む]
  • 「ベルギー奇想の系譜」展
  •  見たい映画と展覧会がたまってきた。演奏会や演劇はチケットを買ってあるので、その日が来たら行かざるを得ないが、映画や展覧会はいつでも行けると思っているので、つい億劫になる。  昨日は仕事の帰りに「ベルギー奇想の系譜」展を見てきた。まず先にこの展覧会に行ったのは、会期末が迫っているから。9月24日で終了なので、もう後がない。幸い午後6時まで開館しているので間に合った。  16世紀の初期フランドル派から、ブリ [続きを読む]
  • パーヴォ・ヤルヴィ/N響
  •  パーヴォ・ヤルヴィが2015年9月にN響の首席指揮者に就任してから、今月で3シーズン目を迎えると、プログラムのプロフィール欄に書いてあった。まだそれくらいしかたっていないのかと思った。多彩な曲目を取り上げ、それぞれ見事な成果をあげているので、もっとたっているような気がした。 今回Aプロで取り上げた曲は、ショスタコーヴィチの交響曲第7番「レニングラード」1曲。なるほど、終わってみれば、これ1曲で十分だと思っ [続きを読む]
  • レコードの処分
  •  LPレコードが約300枚(一部は組)あった。納戸に入れていたが、手狭になったので、処分することにした。中古レコード店に持って行って、タダ同然で引き取られるのも嫌なので、少しずつゴミで出そうと思っていた。  そんなある日、家人が新聞で中古レコード店の広告を見つけた。「電話してみてもいいか」と言うので、了解した。電話したら、「料金着払いの宅急便で送ってくれれば、すぐに値段を出す」とのことだったそうだ。梱包 [続きを読む]
  • 大野和士/都響
  •  合唱にスウェーデン放送合唱団を迎えたハイドンのオラトリオ「天地創造」は、別格という言葉が相応しい演奏だった。透明なハーモニー、粒立ちのよい音、羽毛のクッションのような柔らかい手応え。同合唱団は2015年10月にも都響と共演したが、今回の方が感銘深かった。  都響の演奏もそれに相応しかった。全3部からなるこの作品の第1部と第2部で頻出する自然描写の、克明かつ繊細な演奏はもちろんだが、(細かい点で申し訳ないが [続きを読む]
  • “戦中日本のリアリズム”―アジア主義・日本主義・機械主義―
  •  サントリー芸術財団サマーフェスティヴァルの今年のプロデューサー片山杜秀が戦前〜戦中〜戦後の日本人作曲家の歩みを辿る演奏会シリーズの‘戦中’編。 1曲目は尾高尚忠(1911‐51)の「交響的幻想曲《草原》」(1943)。蒙古(モンゴル)の大草原を舞台とする幻想曲。本作における蒙古とは、‘満州国’を建国した日本が唱える‘五族協和’(和(日)、韓、満、蒙、漢(支)の5民族)の文脈での蒙古。一種の占領政策だが、その [続きを読む]
  • 山田和樹/日本フィル
  •  日本フィルはこの数年来、新作委嘱シリーズ‘日本フィル・シリーズ’の再演に取り組んでいる。指揮は主に山田和樹と下野竜也が担っている。今回は山田和樹が指揮して石井真木の「遭遇Ⅱ番―雅楽とオーケストラのための」(日本フィル・シリーズ第23作、1971年初演)が再演された。雅楽演奏は東京楽所(とうきょうがくそ)。 1971年といえば、日本フィルが文化放送とフジテレビの援助を打ち切られ、自主運営の苦難の時代に入る1 [続きを読む]
  • ゲオルク・フリードリヒ・ハースの管弦楽
  •  細川俊夫が監修するサントリーホール国際作曲委嘱シリーズの今年のテーマ作曲家はゲオルク・フリードリヒ・ハース(1953‐)。開演前のプレトークに登場したハースは、写真よりも太っていた。今は亡き指揮者カール・ベームに(少し)似ている。ハースもベームもオーストリアのグラーツ生まれ。同郷人だ。  プレトークの内容は省くが、細川俊夫の質問が的確かつ簡潔でよかった。お陰でハースの話が十分に聞けた。通訳の方も優秀 [続きを読む]
  • カスプシク/読響
  •  ヤツェク・カスプシクの名前はずいぶん昔から(たぶん何十年も前から)聞いているが、その指揮に接するのは初めて。ヴェテラン指揮者だと思っていたが、長身痩躯で颯爽と登場した。後でプロフィールを見たら1952年生まれ。今は指揮者として脂の乗り切った時期だろう。現在はワルシャワ・フィルの音楽監督を務めている。  1曲目はヴァインベルク(1919‐96)のヴァイオリン協奏曲。ヴァイオリン独奏はギドン・クレーメル。「近年 [続きを読む]
  • 静かなる情熱 エミリ・ディキンスン
  •  映画「静かなる情熱 エミリ・ディキンスン」を観た。じつは、観ようか、観まいか、ずっと考えていたのだが、観ないで後悔するよりも、観てから考えようと思って出かけた。  エミリ・ディキンスン(1830‐1886)はアメリカの詩人。生前に発表した詩はわずか10篇ほど。エミリが亡くなってから、妹のラヴィニアがエミリの1,800篇ほどの詩篇を発見した。ラヴィニアは出版を始めた。その後、紆余曲折を経て、最初の全集が出たのは195 [続きを読む]
  • ミカド
  •  新国立劇場の地域招聘オペラ公演、びわ湖ホール制作の「ミカド」を観た。出演歌手たちの大部分はびわ湖ホール声楽アンサンブルのメンバー。専属歌手だけでオペラを作る意気込みがいい。皆さんしっかり歌っていた。演技もがんばった。指揮の園田隆一郎と演出・訳詩の中村敬一は、びわ湖ホールと縁が深いようだ。オーケストラは日本センチュリー交響楽団。  演目の選定で「ミカド」に目をつけたことは慧眼だと思う。底抜けに楽し [続きを読む]
  • ルイージ/読響
  •  パソコンが8月25日(金)夜からインターネットにつながらなくなった。こうなるともうお手上げ。電話でプロバイダーその他の指導を受けながらあれこれやってみたが、結局だめなので、買い換えることにした。  週末には8月24日(木)のファビオ・ルイージ/読響の演奏会の記録を書くつもりだったが、それができず、また8月27日(日)にはびわ湖ホールが制作した「ミカド」を観たが、その記録を書くこともできなかった。新しいパソ [続きを読む]
  • ザルツブルクの美術館と博物館
  •  8月14日、ザルツブルクに着いたその夜は、ベルクのオペラ「ヴォツェック」を観に行き、ウィリアム・ケントリッジの演出に魅せられた。今思うと、わたしはほんとうに無知だったが、ケントリッジは著名な現代美術家だった。そのことはプログラムのプロフィール欄で知ったのだが、同時にケントリッジの個展「Thick Time」がザルツブルク現代美術館で開かれていることを知り、翌日見に行った。 同美術館はメンヒスベルク館とルペル [続きを読む]