底無しの夢(麻亜子の勝手に選歌) さん プロフィール

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底無しの夢(麻亜子の勝手に選歌)さん: 底無しの夢(麻亜子の勝手に選歌)
ハンドル名底無しの夢(麻亜子の勝手に選歌) さん
ブログタイトル底無しの夢(麻亜子の勝手に選歌)
ブログURLhttps://blog.goo.ne.jp/ab165253
サイト紹介文短歌人の皆さんの歌を紹介しています。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供64回 / 365日(平均1.2回/週) - 参加 2015/01/02 09:14

底無しの夢(麻亜子の勝手に選歌) さんのブログ記事

  • 「短歌人」10月号掲載作品と「アレアレア」
  • 暴れ雨                 三島 麻亜子昼くらく柴染色(ふしぞめいろ)のたてがみを曳きていづこへゆく暴れ雨                   長良川、氾濫危険水位を超える   濁りたる川は夜闇に閉ざされて喚びあふ声を曳きつつ流る絶望のなかゆくやうな夏の時間(とき)まよへる水は岸をあふれつ行きどころなき水あふれ異形ともまた憤怒ともいふ街となる決水ののちあまたなる爪痕を岸へだてみる禁龍(きん [続きを読む]
  • 庭と本と歌
  • 先月に続いて、名古屋市短歌会館へ。久しぶりに中日短歌会の超結社の定例歌会に参加しました。今回は高速名古屋線を使いましたが、郡上からは車と電車、車と高速バスなどいろんなパターンで行き来出来ます。こんな高速バスも走っています。かなり目立ちます。ずっとハンドルを握っているよりも、バスの乗客でいる方が、読書やらスマホで調べ物など出来て少し有意義。でも運転は基本的に好きなので苦にはならないのですが、若い時に [続きを読む]
  • 當麻寺と佐藤佐太郎と「死者の書」(折口信夫)
  • 奈良県葛城市は二上山の麓、當麻寺(たいまでら)へ。折口信夫の「死者の書」を読んだから行きたくなったのか、いやその前から當麻寺へは行きたかったのです。古代熱はさめることがありません。西方極楽浄土の様子を表した「当麻曼荼羅」の信仰と、曼荼羅にまつわる中将姫伝説で知られる古寺です。本堂(曼荼羅堂・国宝)曼荼羅堂(本堂)、金堂、講堂の三ヶ所は、拝観料500円で公開されています。ご本尊の「當麻曼荼羅(国宝)」 [続きを読む]
  • ラフマニノフピアノ協奏曲第二番
  • 「災害は忘れた頃にやってくる」と言いますが、この夏は西日本豪雨・台風21号・北海道地震と大災害が3つに猛暑もありました。ついこのあいだのことなのに、あまりにも時間が濃厚で、しかし経過が早く、時間軸や記憶があいまいになっていくよう…こちら今朝から大雨警報で、朝は高速道路も止まっていました。まだ先日の台風の影響で、市内で停電が続いている地区があります。夕方の時点で市内3000戸弱。岐阜県内では約9000戸。もち [続きを読む]
  • 災害の多かった郡上の夏
  • 台風21号、特に近畿地方で大きな被害もあり、まだまだしばらく生活に影響もあるかと思います。どこの新聞も一面は、関空連絡橋に(航空機用のジェット燃料を運ぶ)タンカーが衝突した事故。外国人も含む多くの人が取り残され、利用再開のめども立っておらず深刻な影響を及ぼすようです。その他、報道にはあがっていない被害も多数。関西や中部で大規模停電もあり、いまだに復旧していない地域もあります。被災された方にはお見舞い [続きを読む]
  • 「短歌人」9月号掲載作品 夏の短歌塾など
  • 影       三島 麻亜子影踏みの影うすき昼、夏雲を漉したるひかりは湿り気を帯ぶ月下美人咲き極まるを見届けて翳濃きところより立ちあがるまつすぐに夏をつらぬく道の辺の石蹴れば石はわが影を出づ鳥影がしろき日傘を打つ刹那、繃(たば)ねられたる風は熱もつセザンヌの乱れし卓布に飽かざればひとりの昼の風あはきこと帰路のあるたしかさにゆく禅定道されど戻れぬ夏のねむりを去るときのひとの足音ながくあり楓若葉は影かさ [続きを読む]
  • 過ぎてゆく夏
  • 中部短歌会の鷺沢朱理さん第1歌集『ラプソディーとセレナーデ』拝受。「練り上げられた言葉により絢爛たる美の世界を顕現」(短歌研究社)ということで、装画には、中村大三郎画伯の《ピアノ》が使われており、たいへん豪奢な歌集です。真っ赤な振袖の帯には、葡萄や桃など季節の果実が描かれ、美意識へのこだわりを感じます。連作ひとつにも文献や現地に取材して、三年以上の制作時間をかけたそうですから、分量も多いです。覚悟 [続きを読む]
  • 20代・30代会員競詠より③
  • 水を買うために並んだレジが混みあっさりと出す大きいお札   浪江まき子人手不足からくる慢性的な行列解消のため、スーパーではセルフレジの導入がすすんでいる。混んでいるレジでよく(お年寄りに多いのだが)会計後にやおら財布を取り出し小銭やポイントカードを探してとても時間がかかっている人を見かける。そんなときはかえって高額紙幣を出したほうが合理的だと作者は考える。ミネラルウォーター自体の需要も、もうずいぶ [続きを読む]
  • 20代・30代会員競詠より②
  •  一時間かかってコーヒー目玉焼き玉ねぎキャベツベーコン(うまい)   山本まともパートナーと暮らし始めた朝だろう。簡単なメニューだが不慣れなため一時間もかかっている。()で括られた(うまい)に、相手に対する愛情、言い難い微妙なキモチ、すべてが込められている。上手い。 花束はちゃんと綺麗だ貯めていたTポイントで注文しても   鈴掛 真ポイントを使って買い物をすることに対して、誰しも引け目を感じる。特 [続きを読む]
  • 土蜘蛛
  • わが背子が来べき宵なりささがにの蜘蛛のふるまひかねてしるしも(古今集1110) 昨年の30周年第30回の公演は台風による警報発令で中止となったので、今年は第30回のリベンジということ、で出掛けました。2018年8月7日(火) 17:00開演古今伝授の里フィールドミュージアム隣の明建神社(郡上市大和町牧地内)プログラム   【仕舞】 「合浦」「岩船」 大和南小学校6年生             地謡 大和南小学校5年生 [続きを読む]
  • 20代・30代会員競詠より①
  •  手をつなぎゆつくり進む子とふたり紋白蝶に追ひ越されをり   桃生苑子若い人の短歌が完全に口語になってきている今、文語・旧かなを選択されているので注目している。子育て日記的にみても、短歌は短詩形の中でいちばん子育てを詠うのに合っているのではないだろうか。毎日毎日子どもと向き合って、日々の変化の発見を、文語・旧かなでこんなに生き生きと表現できるのは素晴らしい。ワンオペ育児だとか育児の大変さばかりが叫 [続きを読む]
  • 『つららと雉』黒?聡美第1歌集
  • 黒?聡美さんとは、2017年夏までの7〜8年間くらいだろうか?非公開のネット歌会で、共に勉強させていただいた。そこでも私は黒?さんについて、「淡々と繰り返すだけの日々をモノクロームの映像のように表現してこの人の右に出る人は居ない」と、書いてきた。一方、「それではあまりに淡すぎるし、強く響いてこない」という声が多かったのも事実だ。「淡さ」は黒?さんの持ち味だと思っていた私のもとに歌集が届き、すでに知ってい [続きを読む]
  • 「短歌人」8月号掲載作品 小池光さんのことなど
  • 朝のよろこび      三島 麻亜子青もみぢ水のおもてを撫でにけり遊行(ゆぎやう)の風のさわめくところひともとの木に実りたる梅の実の粒揃ふさへ朝のよろこび雨期はそのはげしき日日を記憶させゆふべ結びてあした解く帯葡萄棚の上を吹くかぜ甘(うま)き風おほき耳たぶ揺蕩ふごとしあるときは夏のさむさにさらされて葡萄の房はしんと暮れゆくピオーネの実のむらさきは棚を垂るゆふべの風をしばしとどめて水無月の夜を眠れぬきみ [続きを読む]
  • 2018年度短歌人会夏季全国集会 浜松
  • 7月豪雨の後、記録的な猛暑、そして異例の進路をたどった台風12号が静岡を襲う中での、短歌人会夏季全国集会が、7月28日(土)7月29日(日)の両日、浜松駅前のホテルクラウンパレス浜松にて行われました。台風による交通機関の乱れを心配して、予定より早く浜松に着きました。そのおかげで、偶然同じ新幹線に乗り合わせていた短歌人の方と、「石松」というお店で餃子を食することが出来ました。有名なお店だそうです。駅の中に出 [続きを読む]
  • 平家物語 巻第一 祇王 〜祇王寺へ
  •  大覚寺より徒歩15分ほど、苔と紅葉が美しい悲恋の尼寺として名高い「祇王寺」というお寺を訪ねました。真言宗大覚寺派の寺院。明治初年に廃寺となっていましたが、残された白拍子の墓と仏像が大覚寺により保管されました。『平家物語』の巻頭、「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり。沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらはす。おごれる人も久しからず、ただ春の夜の夢のごとし。たけき者も遂にはほろびぬ、ひとへに風の前の [続きを読む]
  • 『あらがね』本田一弘第4歌集
  • 帯に大きく書かれた「福島よ!」の文字。そう、「フクシマ」ではなく「福島」なのだ。歌集のタイトル『あらがね』が、福島の大地にかかる枕詞にもなっているようだ。そういえば、2015年の1月に当ブログで、著者の第3歌集『磐梯』を紹介した折、「…時間の経過とともに死者への鎮魂、祈りまた再生が詠われていくのでしょう…」と書いた。歌集が送られてきて、まさに読み始めた時期と、西日本地域を襲った豪雨の惨状が明らかになって [続きを読む]
  • 初夏のかやぶき音楽堂
  • 7月豪雨直前の日記になります。以前から一度訪れたいと思っていたかやぶき音楽堂へ。平成元年(1989年)にピアニスト、ザイラー夫妻が福井県にあった禅寺を移築して建てたもので、国の登録有形文化財に指定されています。かやぶき音楽堂(京都府南丹市日吉町)は、京都駅からJR山陰本線で約1時間。「胡麻駅」下車、徒歩15分のところにあります。周囲は田んぼと畑と山といったまさに日本の原風景です。 白いカバーのかかったグラ [続きを読む]
  • 記録的豪雨翌日
  • 青空と太陽を見たのは何日ぶりでしょう。朝、大和町以南の国道と、高速道路は郡上八幡インター以南は、通行止めが解除されていることを確認して、郵便局へ走りました。お預かりしていた8月号の校正は、予定の1日遅れで無事、戻すことが出来ました。ほっ。このたびの西日本豪雨に際して、郡上は大丈夫か?と心配してくださった方が多かったので、短く状況説明を…(郡上といっても広いですし、岐阜県も広大です。一括りには出来ませ [続きを読む]
  • 大雨特別警報 岐阜県郡上市
  • 直前の記事で、7月5日現在の大雨の様子を書きました。このときはまだ「大雨警報(土砂災害)」、「避難準備」だったのですが、その後、「避難勧告」、そして6日に、私の住む大和町は全域が「避難指示」となりました。7日の12時50分にはとうとう岐阜県の郡上市、山県市、本巣市、関市、高山市、飛?市、白川村の7市村に「大雨特別警報」が発令され、時間が経つごとに深刻になっていきました。2013年「特別警報」の運用が開始されて [続きを読む]
  • 大雨とクロネコヤマトと校正
  • 7月4日の夜から、今日(5日)現在、岐阜県のほぼ全域において「大雨警報(土砂災害)」、郡上市では今朝まで「避難準備」が発令されていました。夕べはスマホのエリアメールが鳴りっぱなしで、何が心配って、5日の午前に届く予定の「短歌人8月号」の、校正刷・原稿が届くかどうか…ということでした。学校も休校。国道もいつ通行止めになるかわからない状態です。午前、大雨の中いつもと変わらない時間に、無事クロネコヤマトさん [続きを読む]
  • 「人麿影供900年 歌仙と古筆」〜出光美術館
  • 6月24日、宇田川寛之歌集『そらみみ』批評会のため上京した際、当日の午前中に出光美術館へ。開催中の「人麿影供900年 歌仙と古筆」展を観ました。画・伝藤原信実 詞書・伝画・伝藤原信実 詞書・伝京極良経 佐竹本三十六歌仙絵「柿本人麿」(重要文化財 鎌倉時代 出光美術館蔵)右手に筆を逆さまに。左手に料紙を二つ折りに。足もとに硯箱。視線は遠く、これから詠じる歌を思案中。展示の冒頭、歌仙絵のなかでもっとも古く、 [続きを読む]
  • 「短歌人」7月号掲載作品
  • われを待つ薔薇      三島 麻亜子大輪の白バラいかに眠るらむあした訪ねるわれを待つ薔薇  ゆるやかに時間増しゆくここちせり尾張瀬戸までゆられてをればかなたよりアザレアとどく込み合へる葉叢の間(あひ)に言葉挿されてくれなゐに烟るアザレアいつさいの雨声(うせい)を集めさむき窓辺よみづうみをすべる帆(セイル)の影あはし 花のさかりを逢はず過ぎたりひとひらの雲は五月の空にとけまた話しこむ菩提樹のした     [続きを読む]
  • 宇田川寛之歌集『そらみみ』批評会
  • 6月24日は、宇田川寛之歌集『そらみみ』批評会に参加するため前日より上京しました。宿泊した銀座のホテルから、批評会会場の文京区区民センターへは、日比谷で都営三田線に乗り換えます。まだ時間が早いので日比谷で下車して、出光美術館へ。開催中の「人麿影供900年 歌仙と古筆」展を観ました。これについてはまた後日。春日駅に向かう電車の中で、短歌人のIさんと偶然出会いご一緒したので、無事会場に着くことが出来ました。朝 [続きを読む]
  • 万緑とせせらぎとミヤマカワトンボ
  • さからはぬもののみ佳しと聞きゐたり季節は樹々を塗り籠めに来し    川野芽生峡かひ覆ふ青葉の界に参入す いささかわれを失はむとして    大室ゆらぎたましひのかそけきときし大空にあらはれて椅子ひとつゆふばゆ      渡辺松男気がつけば山野は、若葉が萌える新緑の季節から、一層緑を深くし万緑へと移り変わっています。 郡上の北部、長滝に遊ぶ。山間の渓流にみられるミヤマカワトンボです。圧倒的な緑と [続きを読む]
  • 「モネ それからの100年」(名古屋市美術館)
  • 先日、名古屋市美術館にて開催中の「モネ それからの100年」を鑑賞してきました。休日だったため、混んでいました。じっくり観ることは叶わず…「すべてはモネからはじまった」と題して、モネの初期から晩年までの絵画26点に加え、モネにインスパイアされたアーティストの作品が一堂に会し、その作品を通してモネを再発見し、その魅力を浮かび上がらせるという試みです。一番観たかった「睡蓮」はこれ。クロード・モネ《睡蓮》1906 [続きを読む]