Shoso さん プロフィール

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Shosoさん: Shoso Shimbo
ハンドル名Shoso さん
ブログタイトルShoso Shimbo
ブログURLhttp://ikebana-shoso.blogspot.com.au
サイト紹介文オーストラリア、メルボルンで活動する華道家、新保逍滄の新ブログ。作品紹介、華道論、エッセイなど。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供83回 / 365日(平均1.6回/週) - 参加 2015/01/22 15:50

Shoso さんのブログ記事

  • 一日一華:思いつきと論証
  • ある種の本は、いろいろな思いつきをもたらしてくれます。特に、哲学や心理学の入門書のようなものを読んでいると、自分の思考が刺激され、いろいろな空想、仮説が浮かんでくることがあります。あることがらと別の事柄の間に繋がりが見えてくることもあります。例えば、ボードリヤールの資本主義解釈と村上春樹の世界観に関連性が見えたり。生け花における立花と生花の対比は、日本文化における根源的な二元的な対比と対応している [続きを読む]
  • 21世紀的いけ花考 第65回
  • 新興いけばな宣言(1933)を一つの契機として、生け花は大きく変わっていった、という話でした。一言で言えば、モダン芸術の影響を受けたわけです。その影響は現在まで続いています。現代生け花の課題を国際的な文脈で考えようとすると、様々な疑問が生じてきます。それらをおいおい考えていくことにします。1、モダニズムとはどんな主張だったのか?ここでの話の流れでは、なぜ精神修養としての生け花が否定されねばならなか [続きを読む]
  • Practice-led Research とは何だろう
  • Practice-led Research (PLR) について考えています。約4ヶ月後、環境芸術と生け花について2回の発表を行います。どちらも聴衆は大学関係者がメインの会議。半端な発表はできません。PLRは、芸術学部の大学院レベルで主流の研究方法になるでしょう。芸術学部での博士課程は、まだ導入に踏み切れていない国が多いようです。芸術における学問的な方法論が脆弱だからでしょう。ところが、PLRには少しばかり可能性があります。私自身 [続きを読む]
  • 一日一華:レセプションに
  • 商業花は、とても勉強になります。時間、予算、場など様ざまな制約の中でお客様に喜んでいただける作品、満足していただける作品を作り出さなければいけない。生の花であるというだけで喜んでいただけるというありがたさは確かにありますが。今日は終日商業花に従事。帰ってニュージランド産のアサリでボンゴレを作り、ハイネケンで乾杯。そのあと気楽なテレビとか映画で過ごせるならばそんな生活はとてもいいものだと思います。私 [続きを読む]
  • RMIT Short Courses: Ikebana to Contemporary Art
  • In week 1 & 2 our students learn how to make a basic style Ikebana and its 7 design principles. In week 3 they produce a geometric
    al drawing using at least one of the principles. The students are encouraged to create several design and art projects applying Ja
    panese aesthetics. 14 February 2018: A new term of Japanese Aesthetics starts at RMIT. http://bit.ly/1IFmuylwww.shoso.com.aup.p1
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  • 一日一華:レストランに
  • かつては一人で山歩き、自転車旅をよくしたものです。知床半島、三浦半島、佐渡島、伊豆半島、紀伊半島などなど。メルボルン近辺もあちこち廻っています。それがばったりなくなってしまいました。そのせいか、と思うことがあります。飛行機が苦手になってきました。閉所恐怖症か、パニックアタックか。あの苦しさは、なんとも耐え難いもので、飛行機から外に逃げ出したい、狂ったような衝動が抑え難い。周囲から空気がなくなってい [続きを読む]
  • 21世紀的いけ花考 第64回
  •  現在の生け花に多大な影響を与えた重森三玲の芸術観。それを世界(というか西洋)の芸術史に照らして考えてみましょう。重森が草月流初代家元勅使河原蒼風、小原流家元小原豊雲らと生け花の改革に取り組んでいたのは大正末から昭和の初め。重森は「生け花は芸術だ」と主張したわけですが、彼の考える芸術とは19世紀後期から20世紀初期の西洋モダニズム芸術でしょう。彼の名前自体、ミレーから拝借したものですし、抽象芸術( [続きを読む]
  • 一日一華:レストランに
  • To cling to some outdated notion of artistic autonomy, individualist creative freedom, or transgressive and free avant-garde iden
    tity, divorced from any duty or responsibility for environmental considerations, is to advocate, intentionally or not, for the sta
    tus quo of neoliberal exceptionalism and its destructive ecoside. (T. J. Demos, 2016: 265, Decolonizing Nature)ここも最近、
    ちょっと感心した [続きを読む]
  • 21世紀的いけ花考 第63回
  •  重森三玲の芸術としての生け花論では、草木など自己表現のための材料でしかない、ということでした。戦後大躍進した草月流、小原流などに影響を与えた、この主張がいかに日本の伝統に反するものであるかを理解するためには、生け花の起源にまで遡る必要があります。 土橋寛が「遠く古代に源流する花見の習俗が、『立花』を経て『活け花』という生活文化を生み出すに至った」(「日本語に探る古代信仰」中公新書)と書いています [続きを読む]
  • 一日一華:レンギョウ
  • メルボルン大学で開催された The Japanese Australian Poetry Festival のためのいけばな。連翹は我が家の庭から。毎年色々な機会に使っています。今年は、今回が最後でしょう。連翹は1年のほとんどは、あまり綺麗な植物ではないですが、春のこの彩り、ほんの数週間のためには、納得。庭が明るくなるし、いけばなにも使える。重宝しています。 [続きを読む]
  • 一日一華:結婚式の花準備中
  • 結婚式の装花を準備中。今週は全てこのプロジェクトのために。いけばなだけやっていければいいのですが、そうもいきません。私の特殊な事情によるのでしょうが、彫刻もやれば、西洋花もやります。庭のデザインまでやります。今回はバラだけで約2000本を注文済み。それくらいのスケールのプロジェクトです。問題は人手がない、こと。おそらく日本で先生が個展をやるということになると、生徒さんはボランティアで協力してくれる [続きを読む]
  • 一日一華:穢れとしてのプラスチック
  • オーストラリア人原住民の信仰には、自然と共生するための叡智が多く含まれているようです。それは神道でもそうでしょう。穢(けが)れとして禁忌してきた信仰の背後にはエコシステムを維持するために意義深いものがあるようです。自然を守るために、自らの行動を慎む、ということ。それは叡智と言えるでしょう。「古代信仰の叡智に注目を」と何人かは繰り返し訴えていますが、まだまだ。資本主義社会は欲望追求に忙しい。自らの行 [続きを読む]
  • 一日一華:そして書くということ(4)
  • 今年も国際いけ花学会の学術誌のエッセー部門の編集のお手伝いをしています。いけ花体験談など募集中ですので、ぜひご投稿下さい。2017年度は九月末日締め切り。日本語では900字程度。投稿料は無料で、採用された場合、学術誌を1部進呈します。http://www.ikebana-isis.org/p/toukoukitei.htmlhttps://ikebanastudies.wordpress.com/2017/09/01/call-for-ikebana-essays-4/編集作業の苦労については以前にもここに書いたこ [続きを読む]
  • 21世紀的いけ花考 第62回
  •  生け花は精神修行か、という話です。生け花は道徳でも宗教でもない、「芸術」だ、というのが重森三玲の主張。生け花を大きく変えました。重森については作庭家としての評価は高いのですが、生け花研究家としてはまだ評価が定まっていないように思います。資料が少ない上に私の勉強不足もあって、詳述はできませんので悪しからず。重森の主張で最も気になるのは、彼が「芸術」をどのように捉えていたのか、ということ。それが生け [続きを読む]
  • 一日一華:オンライン指導
  • 生け花のオンライン指導についてもあれこれ検討しています。とりあえず、作品の添削指導をやっています。http://www.shoso.com.au/p/e-learning.html私の生徒からのリクエストでやっていることが多いのですが、最近は面識のない方からのリクエストにも応じています。利用してみようという方は歓迎です。おそらくこれはそこそこの可能性を秘めていると思います。そこそこです。利用者に、どこまで満足してもらえるか。難しい面がた [続きを読む]
  • 一日一華:2017年いけ花ギャラリー賞
  • 2017年いけ花ギャラリー賞がようやく発表になりました。https://ikebanaaustralia.blogspot.com.au/2017/08/ikebana-gallery-award-2017.html生け花学習者向けの(師範は除く)コンクールです。ですから、師範の方々の作品と比べれば、多少未熟な点はあると思います。でも、今年はレベルが上がってきましたね、と何人かの審査員に言われました。それは大切なことだと思います。何と言っても16000人超の方々が見て下さる受 [続きを読む]
  • いけ花上達のコツ(3)
  • 生け花上達のコツは、瞬発力と持久力でしょう。それらについては、いずれもっと詳しく書くことがあるでしょう。その時は、このタイトル、「上達の秘訣」にもっとふさわしい内容になるでしょう。しかし、今は、少々別のことを考えています。第1回目、2回目は以下のとおりですが、第2回目に書いた問題について、さらにあれこれ考えているのです。https://ikebana-shoso.blogspot.com.au/2017/02/blog-post_8.htmlhttps://ikebana- [続きを読む]
  • 一日一華:いけ花上達のコツ(2)
  • いけ花上達のコツについて再び。第1回目は以下でした。https://ikebana-shoso.blogspot.com.au/2017/02/blog-post_8.html結論から始めれば、要は瞬発力と持久力ということだと思います。第1回目に書いたことは、瞬発力について、ということになるでしょう。1回1回の作品制作に際し、全力投球する集中力、瞬発力。そして、そうした訓練を長く、何年も継続させる持久力。陸上競技の短距離と長距離、それぞれに求められる力が必要 [続きを読む]