フェージャ さん プロフィール

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フェージャさん: フェージャの外国語雑記リターンズ
ハンドル名フェージャ さん
ブログタイトルフェージャの外国語雑記リターンズ
ブログURLhttp://takefedja.blog.fc2.com/
サイト紹介文英独仏露西中語に関するあれこれを書き綴っています。外国文学ネタも満載。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供15回 / 365日(平均0.3回/週) - 参加 2015/01/24 11:49

フェージャ さんのブログ記事

  • 当たり年
  •  最近「100年に1人の美少女」的な大言壮語があまりにも蔓延していて、いささか食傷気味。もう大した広告効果もないと思うので、コピーライターさんとかもっと考えた方がいいんじゃないかと余計な心配をしてしまう。 さて、文学の世界で1899年といえば、大げさでも何でもなく100年に一度の当たり年だろう。この1800年代最後の年に、後に文豪と呼ばれる多くの作家がこの世に生を受けた。  「ロリータ」という言葉 [続きを読む]
  • ♪ラッセンが好きぃ・・・じゃない!Part2
  •  引き続きドイツ語lassenの用法。 lassenが助動詞として再帰形で使われる場合がある。 一つは一般動詞の場合と同様「黙認・容認」の意味を表すパターン。 「(自らが)〜されるままになる、甘んじて〜を受ける」などと訳出できる。 ※例文は辞書や参考書からそのまま採用しており新旧正書法が混在しています。 Läßt du dich so von ihm beleidigen? 君は彼からそんな侮辱を受けて黙っているのか。 もう一つ大事な用法が [続きを読む]
  • ♪ラッセンが好きぃ・・・じゃない!Part1
  •  ドイツ語の文章を読んでいて、つい身構えてしまうのがlassenという語に出くわした時だ。 このlassenには一般動詞としての顔と助動詞としての顔がある上、それぞれが意味・用法ともに多彩でなかなか厄介。小学館『独和大辞典』を見てみると、まず一般動詞(他動詞)として大きく4つの意味に分類されている。1. 断念・放棄 2.放置・放任 3.黙認・許容 4.放出4はなんかマイナーなので置いておいて、1から3の例文を [続きを読む]
  • 図書館のある風景
  •  前回の記事で最後に触れた作品、稲葉真弓『声の娼婦』。ひょんなことから「声の娼婦」を引き継ぐことになった主人公の女性。彼女は日中、大きな図書館の書庫係として勤務している。大学生時代のアルバイトがきっかけで始めたその仕事ももう10年近くを数える。仕事の内容はいたって単調で、ひとつは、閲覧用カードに記された本を書庫から選び出し、運搬用のリフトに乗せる係、一方は、閲覧の終わった本を、所定の位置に戻す係だ [続きを読む]
  • 娼婦たちの肖像
  •  いつからか、文学作品に描かれる娼婦たちに興味を持つようになった。きっかけは大学時代に読んだ芥川龍之介『南京の基督』だったように思う。「娼婦」という言葉の一般的なイメージとは対極的に描かれる純真なヒロインの金花の姿に心打つものがあった。 娼婦と一口に言ってもその表象は様々だ。田村泰次郎『肉体の門』に登場するような、戦後の貧しい時代をたくましく生き抜く底辺の街娼たちから、エミール・ゾラ『ナナ』のよう [続きを読む]
  • 旅の無事を祈って
  •  すみません、また数か月更新をさぼってました。 いやー、夏ってなんか記事書く気がしないんですよねえ。(ただの言い訳) さて、夏といえば国内外問わず旅行に行かれた方も多いのでは?ロシアには旅に出る前の面白い習慣があって、準備万端いざ家を出るという段になって、皆で静かに腰を下ろし沈黙のひと時を過ごす。これをприсесть на дорожку(道中へ向けて少し座る)というのだが、一説によると家の精霊д [続きを読む]
  • なんかいいカンジ
  •  中国語は漢字で表記される。(何を今さら・・・) そしてその漢字は簡体字という簡略化された字体だ。(これもよく知られている。)だから普通に漢字を学習してきた日本人なら、書くのには苦労しない漢字が多い。(その代わり聞き取りや発音には大いに苦労する。) ところが時々「おっ!」と思うような小難しい漢字に出会う。 こんな時私の胸はときめく。 何度も何度もその漢字を紙に書いてみる・・・。上手に書けるようにな [続きを読む]
  • 伸びしろですねぇ
  •  新年度はただでさえ忙しいのだが、今年は転勤が重なりバタバタしている。 語学学習も心機一転、新シーズンがスタート。今シーズンは欲張らず、NHKラジオ講座では「高校生からはじめる現代英語」一本に集中することにした。 第1課はArtificial Intelligence Saves Life(人工知能が命を救う)というテーマだった。テキストの講座案内に「番組では教材として、NHKの国際放送NHKワールドで放送された英語ニュースを、比較的やさ [続きを読む]
  • アルハンブラ宮殿
  •  疲れていて頭が語学モードにならない時は、学習言語圏に関連する観光ガイドブックや紀行文・エッセイなどを読んでいるのだが、活字を読むこと自体が苦痛な場合はDVDを見る。 以前、とあるネットカフェでたまたま動画を見て気に入り、購入してみたのが 『地球見聞録We love the Earth』シリーズ   どうやら2007年にBS-TBSで放送されていた番組らしい。様々な国の名所が美しいBGMとともに紹介されていて心地よい気分になれる [続きを読む]
  • 辞書を読む男
  •  辞書は普通「引く」ものであって「読む」ものではない。 初学者向けで語彙数が少なく、図版やコラムなどがふんだんに盛り込まれている学習辞典なら、頭から読んでいっても楽しいかもしれない。 だが、全20巻21,730頁をほこる大辞典を読み切ろうと思う奇特な人間がいるだろうか?「読む」ために書かれる小説ですらそんなボリューム聞いたことがない。 アモン・シェイ著、田村幸誠訳『そして、僕はOEDを読んだ』三省堂,2010   [続きを読む]
  • 衝撃の事実
  •  私がこのブログを始めて最初に書いた記事が、2015年1月24日投稿の「一時的か恒常的か」というネタ。スペイン語にはserとestarという二つのいわゆる「be動詞」があり、前者は恒常的、後者は一時的な状態を表すのだが、それがロシア語の形容詞の長語尾と短語尾の区別に似ているという話だった。 そして追記の中で、この一時的か恒常的かという問題について、ロシア語にはさらに主格と造格というややこしい問題もあることに触れた [続きを読む]
  • 「時間がない」が口癖
  •  現代人は忙しい。逆説的だが、なんか世の中が便利になればなるほど、せわしなくなる気がする。 少し前の話になるが、NHKまいにちドイツ語(応用編)「ドイツ語発見の旅」第20課で関係文を扱った回があり、放送の最後に関係文を使った名言が紹介されていた。(テキストには掲載されていない。) Es ist nicht wenig Zeit, die wir haben, sondern es ist viel Zeit, die wir nicht nutzen. 我々が持っている時間が少ないので [続きを読む]
  • 方言に苦しむ
  •  文学作品を外国語で読んでいて一番苦労するのが、個性豊かなキャラクターたちが話す独特の癖や訛り。前後の文脈で推測できる場合もあるが、延々とそんな調子で語られるとさっぱりお手上げ。先日もラウラ・エスキベルのComo agua para chocolate(邦訳『赤い薔薇ソースの伝説』)を読んでいて、次のような場面に出くわした。 かつて女主人エレーナが浴室として使っていた部屋から不思議な光が天へと昇っていくのを目にし、エレー [続きを読む]
  • Tengo suerte
  •  あれは一月の中旬。正月っ腹をすこしスッキリさせようと軽い運動を始めた。そうすると何だか気分がのってくるもので、身の回りが整理したくなる。 長い間ほったらかしていたレターボックスを掘り返してみると、余った年賀状や喪中ハガキが大量に出てきたので、郵便局で適当に新しいハガキや切手に交換してもらった。 でもよく考えたら切手はともかく官製ハガキなんて使うあてもない・・・。 それから数日後のある朝、トイレで [続きを読む]
  • 親切すぎる先生
  •  今シーズンはNHKの「まいにち○○語」シリーズを4つ聞いている。ネットのストリーミングを利用しているので一週間遅れで聞くことになるが、曜日や放送時間に縛られないので好都合。 聴いているのはすべて応用編で火・水がロシア語、木・金がドイツ語、土にスペイン語×2、日にフランス語×2というローテーション。 少し前になるが、10月から12月まで放送されていたドイツ語の第16課「複合語の作り方」で腑に落ちない [続きを読む]
  • 君の名は?
  •  先日テレビ番組を見ていて、麺の湯切りをする道具が「てぼ」という名前であることを初めて知った。ことほど左様に、物の名前というものは母語でさえ結構知らないものだ。ましてやそれが外国語となると普段自分の身の回りにない物の名前などは知らないばかりか、辞書的な知識で誤解して覚えている場合すらある。 ロシア語で、子どもが捏ねて遊ぶような工作用ねんどのことをпластилинという。だが「ねんど」で和露辞典を [続きを読む]
  • イギリスの言語文化
  •  外国語を学ぶ動機は人それぞれ。「将来ビジネスに役立ちそうだから」とか「その言語の愛らしい文字に興味を持ったから」とか「能格構文のしくみを知りたい」とか・・・。 でも、一番オーソドックスなのはやはり「その言語が話されている国や地域の文化などに興味を持ったから」という理由じゃないだろうか。 英語の場合は不幸にも学習者の興味うんぬんにかかわらず、皆が義務教育で否応なしに学ばされてしまう。でもいいように [続きを読む]
  • 語呂合わせ
  •  歴史の年号を覚えるのに語呂合わせを使った記憶なら、誰でも持ち合わせているだろう。「1492(意欲に)燃えるコロンブス」とか「1914(行く意志)固まる世界大戦」などなど今でも忘れていないものがたくさんある。 さて、外国語学習にも初期に役に立つ語呂合わせがある。慣れればなんともない規則だが、初学者は混乱を避けるためにぜひとも覚えたい。それがドイツ語のUSODAとフランス語のcareful。   ドイツ語はとにかく動詞 [続きを読む]
  • レタスのように
  •  メキシコの作家ラウラ・エスキベルのベストセラー小説Como agua para chocolate(邦訳『赤い薔薇ソースの伝説』)を読んでいる。 最近、この小説を読んでいる中である慣用句に出会った。  fresca como una lechuga   辞書を引いてみると、como una lechugaには「レタスのようにみずみずしい、はつらつとした」という意味があるらしい。だが小説中ではちょっとニュアンスが異なっていた。  一家の末娘であるティタは、一 [続きを読む]
  • なが〜いお付き合い
  •  ・・・といえば関西ではおなじみ、京都銀行のインパクトあるあのCM。一度見たら頭にこびりついて離れない。 外国語学習でも、なが〜い単語に出会うと印象深いので逆に普通の単語より頭に残りやすい。 ロシア語でなが〜い単語といえば、そこそこ学習した人なら必ず出会う   достопримечательность  名所旧跡 これで21文字。これを超える語はなかなかないと思っていたのだが、NHKまいにちロシア語 [続きを読む]
  • 国際結婚悲喜こもごも
  •  外国語を継続して学習するのは難しい。社会人で所帯持ち、さらに多言語となればなおさらだ。学習が予定通り進まなくてイライラしたり、もうやーめたって投げ出したくなる時もないわけではない。そんなスランプに陥った時は、語学関係のエッセイを読むなどしてモチベーションの維持に努めている。 最近フラっと立ち寄ったBOOKOFFで見つけたのが、井上純一『中国嫁日記』というコミック。ちょいと時間つぶしに立ち読みしていたの [続きを読む]
  • 愛しさとせつなさと冠詞と女心
  •  えっ?何の関係があるかって。最後の二つは私が永遠に理解できないものの代表。前の二つはただの枕詞。(さらに「部屋とワイシャツと私」って付けようかと思ったけどあまりに長すぎるのでやめた。20代とかでこのブログ読んでくれている人に意味分かるかなあ?) さて、男にとっての女心と、冠詞のない言語を母語にする者にとっての冠詞・・・経験を積めば分かりそうで最後のところでやっぱり分からない。ああもどかしい。まあ [続きを読む]
  • 幻想風景
  •  10月からとあるカルチャーセンターの語学講座に通っている。とはいっても3か月12回限定の講座。タイトルは「原文で読むフランス文学」。フランス文学の名作を何作品か抜粋で読むという。最近はどの外国語も会話の講座ばかりでこうした本格的な文学講読の講座が少ないので大変ありがたい。 授業は日本人の先生とネイティブの先生が隔週で担当。最初の作品はジェラール・ド・ネルヴァルの『シルヴィ』だった。ネルヴァルとい [続きを読む]
  • 文字の魔力〜その3〜
  •  再び、世界の文字展の話。 無事にワークショップを終え、展示作品の鑑賞へ。ありがたいことにこの日は学芸員の方が解説して回ってくれる。すでに20人ほどが入口に集まり、解説の開始を待っている。学芸員のお兄さん・・・なんかEXILEのMAKIDAIさんに似てるなあ、とか思っていると集団が移動しだした。 最初の展示は、古代メソポタミア地方で使われていた「トークン」と呼ばれる粘土製の駒。家畜やパンなどの食物を抽象的な形 [続きを読む]
  • パンプーシュカ
  •  今回は博物館での文字展の話はいったんパスし、外国語学習の現況を。 夏が終わり、秋が来ると衣替えの季節。飽きやすい私は、語学学習のスケジュールもだいたい半期ごとにしているのでこちらもまさに衣替えの時期だ。 10月からの学習スケジュールを立てている中でロシア語をどうしようかと思案していた。NHKのまいにちロシア語(応用編)が新作となったのでそれを聞くのはいいとして、ロシア語の場合それだけでは物足りない [続きを読む]