丸尾祐嗣 さん プロフィール

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丸尾祐嗣さん: 丸尾祐嗣〜即興的な日々〜
ハンドル名丸尾祐嗣 さん
ブログタイトル丸尾祐嗣〜即興的な日々〜
ブログURLhttps://s.ameblo.jp/yuji1205pf/
サイト紹介文ピアニストの丸尾祐嗣によるブログです。 音楽、日常の事などを感じたままに綴ります。
自由文趣味:散歩、映画鑑賞、料理、お酒、旅行
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供92回 / 365日(平均1.8回/週) - 参加 2015/01/26 02:01

丸尾祐嗣 さんのブログ記事

  • メナヘム・プレスラーの演奏会
  • サントリーホールにて、93歳の巨匠メナヘム・プレスラーのピアノリサイタルを聴きました。この感動は、言葉にする必要性が無いほどです…。ただただ次元を超えた所から聴こえてくる音で、音楽を前にした時、人間の地位や身分、国籍や文化の違いなど何も関係無いのだということを教えられました。今回、長久手市文化の家の皆様とご一緒させていただけたのも本当に感謝でした。 [続きを読む]
  • ◆トリオコンサートのお知らせ
  • 12/17(日)愛知県名古屋市にて、学生時代からの同期二人とトリオコンサートをさせていただきます。(詳細以下)サックス、チェロ、ピアノというのはなかなか珍しい組み合わせです。そして何よりも、二人との合わせは音にこだわったアンサンブルが実現できるので、作品の新しい姿をお見せできればと思います。宜しくお願い致します。 [続きを読む]
  • 何故響きが多い方が良いのか
  • ここ最近、様々な楽器とアンサンブルを経験させていただく上で確信に変わった事ですが、やはりピアノという楽器の可能性は、「響き」に掛かっていると思います。例えば管楽器は、吹いた時点から倍音量が一音に多く含まれるため音がよく通ります。ピアノは、弦と反響板だけを見ると実によく響くように設計されているはずなのですが、やはり一般的に浸透しているピアノ奏法では、「ハンマーで弦を叩く(振動を利用する)」のでは [続きを読む]
  • ◆デュオコンサートのお知らせ
  • 10/18(水)14:00〜、愛知県長久手市文化の家におきまして、ヴァイオリニスト平光真彌氏と共演させていただきます。詳細は画像にて。。今回のコンサートは、長久手市文化の家において開催されているイベント「ながくてアートフェスティバル」の一環として行われるもので、このコンサート以外にも面白いイベントが目白押しです。是非、芸術の秋を満喫していただきたいと思います。 [続きを読む]
  • ◆リサイタルのお知らせ
  • 12月3日(日)に、愛知県名古屋市内にてリサイタルをさせていただきます。会場はスタジオ・ハル(地下鉄東山線 池下駅)で16:00開場 16:30開演となります。今回はシューベルト晩年の幻想ソナタト長調と、ムソルグスキーの展覧会が軸になります。展覧会は、大学の卒業試験以来弾き続けてきておりますが、実はシューベルトのト長調と一緒に演奏するというアイデアを学生の頃から企んでおりました。笑当時、試験曲にしようとラフマ [続きを読む]
  • 伴奏ではなくピアノパートであるべき
  • 指を高く上げて下ろす事による打鍵は、ある一定以上の音量や響きを出したい場合に限界があります。もっと言えば、フォルテに限らずピアニシモでさえ限界が生じるのです。何故なら、指の関節が働いているほど腕の重さが乗らなくなってしまうからです。どうにか重さを乗せようと肘を回して脱力するピアニストもいますが、肘は外に逃げるほど音が散ります…。これは僕自身の経験でもありますが、ロシアのピアノ奏法を学び出して倍 [続きを読む]
  • 椅子の位置を考える
  • ピアノの鍵盤と身体の距離感は、直接的に音に影響する要素の一つです。ここ最近、自分の身体の大きさと重みを鍵盤にムダなく乗せることを考えているうちに、椅子を鍵盤に近付けて座るようになりました。今までも近い位置に座っていたのですが、更に近付けました。こうすることで、上腕と胸筋の重みがダイレクトに乗せられるようになり、響きに柔らかさと重さが一層加わったように思います。そして、椅子と同時にちょっとした上 [続きを読む]
  • 身体の動きについて
  • 演奏における身体の動きは、様々な考え方があるとは思うのですが、やはり無駄なものは排除してこそ音楽的であると思います。ピアニストの中には、動きを多くする事でいかにも音楽を感じているように見せるような演奏も見受けられますが…これはちゃんちゃらおかしな事で、そういう作為的な演奏は聴いていてすぐにわかるものです。熱いエネルギーというのは、自分から発せられるものではなく、受け取るべきものだと思います。こ [続きを読む]
  • オリジナリティー
  • 演奏の判断基準は本当に人それぞれなので、全ての聴衆に好まれる弾き方で演奏するというのは、とても馬鹿げた事だと思います。。チェリビダッケに言わせれば、「音楽を解釈するなどとんでもない。演奏は、自分にしかできないものだ」ということ。最終的には、自分の感覚が納得いくまで突き詰められていればいいわけで、それはわかる人がわかればいいと思います。どんな思想で弾いているか、どんな感覚で弾いているのかは、人そ [続きを読む]
  • 自然な流れ
  • 音楽が自然に流れている状態を作り出す…というのは非常に難しい事で、これは練習の段階からしっかりとあらゆるパターンを考えておく必要があります。ここ最近最も影響を受けているのは、指揮者チェリビダッケなのですが、彼の音楽は万物の存在そのものを表現していると感じます。彼もまた、音楽の要素(リズム、ハーモニー、旋律)を統括するのは「響き」であると考えていましたし、ロシアンピアニズムにおける作品の構築法と [続きを読む]
  • ロシア人もそれぞれ
  • 僕自身、ロシアのピアノ奏法を学び始めた頃にとあるコンサートの後で言われた事なのですが、、「あなたは楽器が響いていない。そば鳴りしてて音が飛んでこない」一般的なピアノ奏法の人からすると、「楽器の箱が鳴る=響いている」という価値観なので、そもそも柔らかい音は遠いと判断されてしまうようです。ただ、その後に言われた言葉が非常に印象的でした。「ロシア奏法というけれど、本場のロシア人はみんな楽器がパワフル [続きを読む]
  • 脱力、指の関節、支えについて
  • 指の関節は、ある一定以上鍛えられない事はすでに証明されているらしく、僕自身の経験としてもそれは正しいと実感しています。腕の重さを落として指の関節で支えることが、日本やヨーロッパ的には重力奏法であるとされていますが、、、あまり脱力と支える筋肉を考えた時に良い方法ではないのが事実です。。何故なら、関節は生まれつき人それぞれに硬さが違うからで、仮にしっかり支えられたとしても結果として出てくる音に響き [続きを読む]
  • 響きのうねりと色の関係性
  • 普段、あまり一人だと聴かないオーディオを久々にあれこれと聴いておりまして、改めて思い知らされた事が多々ありました。ロシアのピアニストでも、もちろん人それぞれ持ち音は異なり好みも異なりますが、特に最近は響きのうねり方が多彩なピアニストに惹かれます。色々聴いていて感じたのは、音の発音から響いた音が空中に漂うところまでの意識を持った人と、そこから更に湾曲させてうねりを伴わせるタイプのピアニストがいる [続きを読む]
  • 客観的な意見
  • あらゆる音楽的要素においても信頼のおける共演者と合わせをすると、自身の演奏にさらなる裏付けが為されていくのを実感します。サクソフォン奏者とチェロ奏者でトリオを組んでいるのですが、まずなんと言っても音の響きについて、こんなにも色を聴き分けられる他楽器奏者は未だ出会った事がありません。。音色音色と演奏家はよく口にしますが、その音色の正体が何たるかといった本質的な部分を共有できる仲間です。これは非常 [続きを読む]
  • 他人の事と自分の事
  • コンクールの受賞者を輩出するという事を目的にすると、それは単純に言えば他人との比較になってくるわけなので、様々な事を詮索したりリサーチすることに物凄いエネルギーを費やす必要性も出てくるのだと思います。実際、そういう教室は山のようにあります。しかし、それは本当にその生徒の事を考えての教育だとは到底思えないのです…。コンクールのために音楽解釈を制限したり、音の響きを制限したり、そうして賞を取ってい [続きを読む]
  • 身近なピアニズム
  • まだまだ日本では認知の度合いが低いロシアンピアニズムですが、よく考えると大袈裟に神格化するようなものではないと思います。何故なら完全な脱力を可能にし、美しく柔らかい響きを出せる合理的なテクニックを使っているという要素があるために、ロシアから素晴らしいピアニストが出現するのは自然な事だからです。以前youtubeで、とあるご高齢のロシア人女性がこの奏法を用いて演奏しているのを見たのですが、姿勢や手の配置 [続きを読む]
  • 声部分けの考え方
  • バッハのフーガをはじめ、様々な作品において声部の絡み合いに対する意識は塾考する必要があります。ただ、塾考といっても最終的には感覚でどう味わうかということが大切で、楽譜の記譜法に縛られずに各々演奏者は新しい声部というものを見出していくべきだと思います。かつてロシアのレフ・ナウモフ先生も、レッスンで全く斬新な声部を見出しては生徒に提示していたそうです。よくバッハの楽譜に、声部を三色に分けて練習する [続きを読む]
  • 2の指の意識
  • 最近、1と2の指を同じくらい強く支える事を意識するようになりました。2の指は力の入りやすい指なので、相当な支えが無ければ他の指にとっても足手纏いになるのではないかと思います。この1と2の指が両方軸になると、3、4、5の指も一層脱力できると同時に、手全体の安定感も得られます。 [続きを読む]
  • 弾くエネルギー
  • 僕がロシアンピアノスクールのテクニックを知る前は、単純に弾くということに物凄くエネルギーを使っていました。手の大きさや脱力の出来に左右されて、弾ける曲も限られてしまうといったこともありました。よく考えてみたら、それは絶対におかしい話です。音楽は物理的なものを越えた次元で鳴っているものなのに、技術が追いつかないから弾けないとか、持って生まれた手の大きさや指の筋肉が弱いことを選曲の判断基準にしてし [続きを読む]
  • 「普通」って何?
  • 学校を出て就職をして、家庭を持って暮らしていくこれは世間で「一般的な人生」とされているように思います。 働いて普通の暮らしができるようになりなさいと若者は教えられ、安定した職場で稼いで安定した生活を送るという状況に流動的になっていく人が殆どだと思います。でも、それはある観点から見た部分的な要素に過ぎません。普通の人生って何なのでしょうか?上記のような人生は「世間一般」だとか、「普通」と言えるので [続きを読む]
  • お国柄
  • 留学ブームという言葉が昨今流行っているようです。海外の文化に触れるというのは確かに素晴らしい機会で、僕も以前短期間ではありますが、ドイツで様々なカルチャーショックを受けました。ただ一つ思うのは、留学したからピアノが上手くなるとは限らないということ。文化を知って、感覚は変われどそれを演奏に反映させるのは全く別の作業が必要です。そして、これもよく聞く話なのですが、「ドイツに留学したから自分の専門は [続きを読む]
  • 脱力と支えの基本
  • ピアノは指で弾いているという感覚があればあるほど、音は硬くなりやすいと思います。どんなに腕の力が抜けていようと、指で鍵盤をしっかり捉えてしまうと、弦の振動を止めることになるので、色は出てきません。むしろ指はダラダラにして、手のひらで空気を掴むように持ち上げておくと、それだけで強固な支えになります。弾いている時、この支えるための力は入れっぱなしにしておきます。ロシアンピアニズムでいうところの脱力 [続きを読む]
  • 風邪を引いたので
  • 風邪を引いてしまい、なかなか鼻水が苦しくて寝付けないのでぼーっとしています。。こういう時って、普段考えない事を考えたり、なんとなく考えてたことを更に深く考えてみたりする時間が持てるので、ある種風邪は初心に戻る時間として捉えた方が僕の中では前向きになれますね…。笑今回は、色々なテーマについて感じた事を書いてみたいと思います。◆カレーライス僕はあらゆる食べ物でカレーライスが最も好きです。何故なら、 [続きを読む]
  • 音から想いをもらう
  • 黄金期を築いた時代の演奏スタイルと、昨今の演奏スタイルには大きな違いがあり、何故昔は巨匠がたくさん存在したのだろうと色々考えます。一つにこれは僕の推測も含まれますが、インスピレーションの捉え方が違っていたのかもしれません。現代の演奏家は、自分から想いを込めにかかっていくスタイルが多いと思います。その必死さや熱意に拍手を送る…といった具合に、演奏家が前面に出過ぎる傾向が否めない気がします。もちろ [続きを読む]
  • イグムノフ派の特徴
  • ミハイル・プレトニョフの演奏会を聴く度に思う事があります。彼は基礎的な段階でロシア4大流派の中でも、コンスタンチン・イグムノフ派に属するエフゲニー・ティマーキンに師事しました。よって、イグムノフ独特の美しい旋律美を継承しているとも言えます。そして何よりも不思議なのは、演奏会の終演後に感動がゆっくりと湧き上がってくる感覚があります。内向的で品格を備えた演奏スタイルが音の曲線美を一層引き立て、独特 [続きを読む]