一驥 さん プロフィール

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一驥さん: 胸のなかのナイフ
ハンドル名一驥 さん
ブログタイトル胸のなかのナイフ
ブログURLhttp://ouryouchi.blog.fc2.com/
サイト紹介文ドーナツ及びドーナツの穴。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供112回 / 365日(平均2.1回/週) - 参加 2015/02/04 16:13

一驥 さんのブログ記事

  • 男の日傘。
  • 数年前から夏の外出には男性用の日傘を使っている。当初はもの珍しげな視線を浴びたが、酷暑の今年、すれ違う人の視線にはむしろ羨ましそうな色があるし、10分も歩いていると少なくとも3人は日傘をさしている男性を見かけるようになった。★「男が日傘なんかさすもんじゃない。日傘は女の物だ」世の中にはそんな類の偏見が多い。例えば男性化粧品。昭和も前半生まれの男からすれば、とんでもないシロモノだろう。が、いまでは髪 [続きを読む]
  • 言葉と気質。
  • 英語、フランス語、ドイツ語、中国語…などなど、言葉には固有の音楽性がある。それと国民性(民族性)との間になんらかの相関があるのではないか、ある時ふと気になった。★たとえば日本人がよく言われる「几帳面。規律、協調を重んじ、自己主張より周り合わせ。本音を言わず、イエス、ノーを曖昧にする…」といった特性。そしてアメリカ人がよく言われる「個の意識が強く、自分は自分。他人は他人。イエス、ノーをはっきりさせ、自 [続きを読む]
  • 油抜きされた油揚げ。
  • 食べものの好みは年齢とともに変化する。最近、生ものを食べたいとはあまり思わなくなった。お刺身なら数切れもあれば十分。昆布じめや酢じめの方がずっと食べやすくなった。したがって、あんなにお寿司好きだったのに、お寿司屋さんの紹介記事や番組があっても見向きもしなくなったし、めったなことで店に足を運ばなくなった。★食べられる量が全体にどんどん減っている。それは酒量についても言えることで、おいしく飲めるのは日 [続きを読む]
  • 運。
  • 人生で起こる出来事には、能力特性や努力や意志の力、客観的データに基づく確率など諸要素の合算以上の答を得られることがあるし、またその逆もある。そういう際の人為を超えた作用のことを我々は「運」と呼んでいる。★良い運を得ようとしてゲンをかついでみたり、にわか信者になって神頼みをしてみたり…。そんな経験はないだろうか。そして、思いどおりの結果が出ればツイていると言い、裏切られるとツキがないと嘆く。要するに [続きを読む]
  • 親子レッスン。
  • 殺人事件で一番多いのは尊属殺人だそうです。血縁というのは、それだけ愛憎という渦に呑み込まれやすい関係なのだということが窺えます。★親子とは何か、とよく考えます。親子間の愛情とは何か、と。最近そのことで思うのは、自分自身がこの世に生まれてきて幸せになろうと頑張る、そういうプロセスの人間関係の一つに親子関係もあるのだ、ということです。つまり、親子の関係を特別視はしないということです。★言うまでもないこ [続きを読む]
  • モノの値段。ヒトの値段。歴史の値段。
  • それが高いのか、安いのか。モノの値段の受け取りようは人によって異なる。たとえば千円のランチでも「この質と量なら安い」と言う人もあれば、「これで千円か…」と期待を裏切られる人もある。つまり。その人の価値観がモノの値段の判断には投影されるし、また同じ千円という価値が人によって重かったり軽かったり…という点も考慮しなければならない。★ヒトの値段はどうだろう。「Aさんはなかなか感心な人だ」という評判がある [続きを読む]
  • 失うもの。
  • 「失うものは何もない」とよく言います。たとえば強豪チームにぶつかる弱小チームの監督が。一種の励ましの言葉として。揚げ足をとるようですが、ほんとうに失うものはないのか。挑戦する以上、必ず失うものがあるのではないか。そのように思います。★頭髪がふんだんにあった頃のこと。勝算がほとんどない競合プレゼンテーションがありました。ぼくたち若者チームは奇跡の大逆転勝利を目指して頑張っていたのですが、そこに年配の [続きを読む]
  • 幕末日本。
  • 19世紀半ば、幕末。開港地横浜にやって来た外国人たちはその旅行記のなかで「宝石より美しく輝くものを私は日本の子どもたちの瞳に見た」と異口同音に書きのこしています。また。その親である町人や農民についても「屈託がなく、笑顔を絶やさず、フレンドリー。理不尽な身分制度に閉じ込められていながら、人生の悩みなどまったくないかのような明るさにはまったく驚嘆する」と書き記しています。★しかし。武士と僧侶に対しては [続きを読む]
  • 純な人。
  • いろいろな番組で偶然に登場する素人の外国人たち。その人たちの応対の仕方や表情を見ていると、多くの日本人から失われた「はにかみ」によく出会います。スレていないというか、こざかしくチマチマ生きていないとでも言いましょうか…。★かつては誉め言葉として「純な人」という言葉をよく聞きました。近頃は純であることが生きていくうえで重要度を失ったのか、めったに聞かなくなりました。いや、そもそも日本から純な人が絶滅 [続きを読む]
  • 絶叫。
  • 久しぶりに…いや、初めてのことかもしれない。人間の絶叫を聞いた。★テレビ越しではあったけれど、音量もごく普通の大きさではあったけれど、それはぼくの全身を揺り動かすほどの大音声だった。★場所は、この度の西日本豪雨の土砂崩れで倒壊した家屋から遺体をまさに搬出しようとしていた現場。それを遠巻きにしていた人々の間から金髪の若者が拳を固めて二歩、三歩…。何かに引っ張られるように歩み出ると、ブルーシートで目隠 [続きを読む]
  • 言葉は転ぶ。
  • 言葉というのは時代とともに変化していくもので、当初は誤用でもみんなが使うようになるといつしか市民権を得てしまいます。そこで。そうなる前に気になる間違いを思いつくままに列記してみたいと思います。★【例1】まず役人言葉の奇妙。「〇〇は記憶してございません」「〇〇は過去の事例にのっとってございます」慇懃無礼である上に間違っています。(→役人は「間違ってございます」と言う)正しい日本語は「記憶しておりません [続きを読む]
  • 髪の毛の根性。
  • スキンヘッドにしてみて気がついたが、髪の毛というものはいりません。なくても頭は守れるということです。★髪の毛いじってあれやこれやオシャレをしようという発想は、「あるものは何でも活用しよう」という健気な根性の表れとも言えますが、まあね、一種の廃物利用にすぎませぬ。★スキンヘッドにした人間からすれば、髪の毛というのはなぜこうも伸び続けるのかという不満があります。いや、髪の毛だけではない、同じことは他の [続きを読む]
  • ローマ法王は偉いのか。
  • あなたは大学教授だと尊敬しますか。聖職者と呼ばれる僧侶や牧師だとどうでしょう。国会議員とか大臣とかにも一目置きますか。逆に。鍛冶屋は取るに足りませんか。タクシーの運転手はどうでしょう。小さな駄菓子屋を営むお婆さんならどうでしょう。★職業には難易度がつきまといます。その立場になるのがむずかしい職業だと、そうなるまでの努力や能力に対して敬意が払われる、それは自然なことに思われます。★しかし、その難易度 [続きを読む]
  • 膝頭は語る。
  • 歩き方には、その人の現在の精神状態が現れます。さらに。歩き方には、その人がどんなふうにこれまでの人生を歩んできたか、それが集約されているようにも思います。★なかでも膝頭。左右のそれがどういう位置関係にあるか。そして。それが一歩ごとにどういう具合に踏み出されるか。そこにはその人の人格が投影されている、そう言っても過言ではないように思えます。★試みに。よく知っている人の膝頭の動きをあらためて観察してみ [続きを読む]
  • 自分もどき。
  • 文芸評論家とか美術評論家とか政治評論家とか、評論家稼業の人たちで気になるのが、その言葉に羽毛ほどの重みも感じられない点です。テレビのコメンテーターにはそれ以上の軽さ、薄さを感じます。★ご当人たちはそのつもりなどないでしょうが、そう感じられる。それはなぜなのでしょうか。★答。言葉に「自分はこう生きている人間である」という勝負姿勢がにじみ出ていない。言い換えれば、知識を操るばかりで、発言にその人の「生 [続きを読む]
  • 歯が黄色い世代。
  • 近頃は芸人もスポーツ選手も歯が真っ白ですね。俳優や歌手はもちろんそうです。いや、一般人でも若い人は積極的にホワイトニングをするようになりました。★年寄りは違います。以前観たイギリス映画で象徴的なシーンがありました。若い女性に変装して逃亡を謀った老女スパイが、「あそこで笑ってる若い女、歯が黄色いぞ。スパイは彼女だ」と見破られたのです。老人=歯が黄色い。老女スパイはそれをうっかり忘れ、歯を見せてしまっ [続きを読む]
  • はにかむ老人。
  • 幼児というのは文句なくかわいいものだと言いますが、必ずしもすべての幼児がそうだとは言えません。はじらいやはにかみのない幼児には、早くもおとな顔負けのイケ図々しさとしたたかさが感じられ、かわいいだなんてとてもじゃないが思えません。★同様なことが老人にも言えます。多くの老人はたしかに百戦錬磨。雨も嵐もなんのその。心にビシッと鎧をまとい、「はじらうだなんて、そんなもん子どもの頃に置いてきたワイ」悪く言え [続きを読む]
  • ハリセンボン呑ます。
  • 日本昔話でもイソップ物語、グリム童話でも「人間、嘘をついてはいけないよ。正直に生きないとね」という話が山ほどある。★たとえば。「金の斧と銀の斧」「こぶとりじいさん」正直者が報われ、嘘つきや強欲な者がとっちめられるというお話だ。★西洋でも、オオカミ少年でおなじみの「嘘をつく少年」がそうだし、「ピノキオ」の物語も嘘をつくと鼻が伸び、良心を持つことの大切さを教えている。★仏教では嘘のことを「妄語」という [続きを読む]
  • 男性。女性。中性。
  • ほとんどの女性はお婆さんになると男性化します。ほとんどの男性はお爺さんになると女性化します。いや、男性化、女性化ではなく、中性化(間性化)と言った方が当たりかもしれません。★理由を考えてみました。人類も他の動植物と同様、生きものとして子孫繁栄、つまり生殖行動を生の基本としています。だから。生殖行動を肉体的にも精神的にも卒業した高齢の人類は、もはやオスでありメスである必要がなくなり、気づかないうちに、 [続きを読む]
  • 月は、なぜ月というのか。
  • ある日、しょうもないことが気になり始めた。「古代人は、あの異様に大きな星を見て、なぜ月と呼ぶことにしたのだろうか」と。★暦、もしくは漢字が伝わったとき、すでに月は月と決まっていたというのでは、何だかおもしろくない。で。調べたことをまず報告させていただくと、語源辞典では1 明るさが太陽の「次」だから月2 月が欠けていって光が「尽きる」から月3 ウサギが「餅つき」をしているから月となっている。★ちなみ [続きを読む]
  • 同意ボタン。
  • みなさんはどうなのだろうか。「同意します、しません」にチェックを入れる場面で、本文をきちっと読んでボタンを押されているだろうか。ぼくは読まずに同意ボタンを押している。考えてみれば、恐ろしいことだ。★もし信用のおける企業になりすました悪人が、とんでもない条項を規約に潜り込ませて同意を求めていたら、ぼくのような人間はまんまと術中にはまることになる。極端に言えば身ぐるみ剥がれるかもしれない。★同意ボタン [続きを読む]
  • 除菌男の末路。
  • 白状すればぼくは除菌ペーパーが手放せない。可能なら、水道と石鹸を持ち運びたいくらいだ。★異常なまでの清潔好きである。エレベーターのボタンは指で押せない。鍵の先で押す。その鍵は毎日洗う。電車やバスの吊り革やポールも可能なかぎり持ちたくない。そのため座れる乗り方を工夫するが、座れなかったら、目的地で何はさておき手を洗いに行く。外出から帰ったときも、気がついたら数度手を洗い直している。もちろん、うがいを [続きを読む]
  • 老女の悪態。
  • 老人になると好き嫌いの情の表し方が露骨になるように思います。それは、老人が組織とか取引相手といった、時に自分を曲げざるを得ないほど強固な人間関係から解放され、好き嫌いをほぼ我慢せずに出せる立場になった、そこに一つの理由があるのでは…と想像されます。(もう一つ大きな理由としては、感情を司る脳の機能劣化があるのではと思いますが…)★この世はミラー・ゲーム。夫がそういう人間になると、妻だっておのずからそう [続きを読む]
  • 腹と脳。
  • 腹は第二の脳と言われます。なぜなら「脳腸相関」といって脳と腸が神経系や因子で結ばれ、脳で起こった変化を即座に腸が映し、そのまた逆も…というのが主たる理由とのことです。★腹が立つ。腹黒い。腹に一物。太っ腹。腹を割って話す。腹をくくる。腹の探りあい。腹に据えかねる。腹が座っている。腹の虫がおさまらない…。★ちょっと思い浮かべただけで、腹に脳があるかのような表現はこんなにたくさんあります。その代表例「腹 [続きを読む]
  • メンドクサイ男。
  • ぼくの周辺には病に悩まされている友人知人が多い。末期癌が一人。パーキンソン病が二人。鬱病および鬱病的な人が三人。家族に知的障害やダウン症などのお子さんのいる人が三人。病名さえついていない血液の難病の人が一人。その人たちのことを思うといたたまれなく、自分の抱えている問題など消し飛んでしまうほどだ。★いまさら言いたくもないが、人生は思いどおりに運ばないし、不公平にできている。また、艱難が人を成長させる [続きを読む]