蒼生 さん プロフィール

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蒼生さん: I Love Rock 'N Roll
ハンドル名蒼生 さん
ブログタイトルI Love Rock 'N Roll
ブログURLhttp://aimotososei.blog.fc2.com/
サイト紹介文オリジナルBL小説(中長編) 完結六本
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供344回 / 365日(平均6.6回/週) - 参加 2015/02/08 02:37

蒼生 さんのブログ記事

  • 金剛不壊 12
  • 帰り着くと、郵便受けに、宅配の不在通知票。兄貴から、俺たち二人あて。中身は、ワレモノって書いてある。何を送ってくれたんだろ。今夜は、もう無理だから、明日の朝、忘れずに電話しようっと。「要が知らなかったのは、驚いたね」烈が、思い出して、また笑う。「でも、要らしいよ。 普段は、俺たちに合わせてくれてるんだなって、実感した」「そうだね。要も笙も、曲を決める時、何も言わないし。 自分の好きな曲を演りたいと [続きを読む]
  • 金剛不壊 11
  • パーティ後、初練習。終わったら、晩御飯を新居でご馳走になる予定。笙が明日も休みだから、ちょうどいいって言ってくれたんだ。結婚したのに、なんにも態度が変わらなくて驚いたけど。よく考えたら、変わる要素ってないんだよね、この二人。パーティ前に引っ越してたし、仕事を辞めるわけでもないし。笙なんか、会社でも「及川」のまんまらしい。病院で「折島」って呼ばれても、気づかなくて叱られるって笑ってる。間取りは1LDK [続きを読む]
  • 金剛不壊 10
  • 「あ、兄貴。大阪で仕事がある時、会えないかな。 顔見て話したいことがあるんだ」留守電にメッセを残しておいたら、兄貴からメールが来た。来月封切りになる主演映画の宣伝で、二週間後に来るらしい。翌日は広島で仕事だから、大阪泊まりにしてくれるそうだ。烈に都合を聞いて、三人で晩御飯を食べることにした。由人に相談して、いつも宿泊するホテル近くに、店を予約する。由人の知り合いの店で、個室があるとこ。由人には、兄 [続きを読む]
  • 金剛不壊 9
  • 帰国翌日。目が覚めたら、隣に烈の寝顔。嬉しくて、安心して、触りたくなる。でも、ぐっすり寝てるから、起こさないようにしないとね。そーっと、起き出して、トイレへ直行。冷蔵庫をチェックして、朝御飯をどうするか考える。今週は、烈に頼りっぱなしだったから、今日は三食とも俺が作るんだ。昨夜、烈が作ってくれたおかずは、全部食べちゃったし。うん、わかめと豆腐の味噌汁、ほうれん草のおひたしが作れるな。それに、久しぶ [続きを読む]
  • 金剛不壊 8
  • やーっと、飛行機が出発した。待ってるだけなのに、すっごく疲れちゃってさ。加藤と二人、食べるか飲むか以外、ずーっと寝てた。狭いエコノミーは、腰も膝も痛い。それでも、帰れる嬉しさが大きくて、気にならなかった。遅れた場合、日本の航空会社だったら、もっとマシな対応なんだって。それも、笙のメモで知った。ジャカルタ直行は、この航空会社しかないから、しかたないのかなぁ。休憩用のホテルを手配したり、ミールクーポン [続きを読む]
  • 金剛不壊 7
  • 全部、終わった!金曜は、時間が余っちゃって、どうしようかと悩んだくらい。でも、みんな時間は余ってたから、会議室でダラダラしてるうちに時間は過ぎた。烈、やっと帰れるよー!!たった三日間なのに、すごく疲れたんだよね。オジサンたちには、「若いくせに」って叱られたけどさ。いくら鈍かろうと、いつもの環境とは全く違うところで、初めての業務は荷が重いんだってば。って言うか、鈍いから余計なの!体が疲れるより、精神 [続きを読む]
  • 金剛不壊 6
  • ホテルの朝御飯は、そこそこ食べられた。昼は社食の予定だから、食べられる時に食べておこうっと。加藤は、昨夜のカップラーメンが美味しくなかった反動で、ものすごく食べてる。昼も期待はできないよねって、小声で話してたら、木下係長が笑ってた。迎えが来て、マイクロバスに乗り込んだ。昨夜とは違って見える、朝の風景。高層ビルが並んでて、すっごく都会なのは昨日も思ってたけどさ。とにかく、朝のラッシュがすごいんだって [続きを読む]
  • Quest 5
  • メールボックスには、瑞樹ちゃんからのメールが来てた。すっかり忘れてたな、陽向も歩も、もうこんなに大きくなってるんだ。「誠!大阪の仕事の時、帰りは一日延ばしてもいい?」「お、瑞樹さんから、メールでも来たか?」隣のPCで作業をしていた誠が、こっちを向いて笑ってくれた。何か作業してたのかな?鋭い目つきが一転して、すっごく優しい顔になる。誠、ありがと。俺の家族は、自分の家族だって考えてくれてるよね。ほんっと [続きを読む]
  • 金剛不壊 5
  • 五年ぶりの関空。相変わらず、広くてデカい!えーっと、北ウィングのチェックインカウンター近くに集合だよな。表示を見ながら歩いてたら、ポンっと肩を叩かれた。「おはようさん!ちゃんと寝坊せんと来れたな」「おはよう。いくら俺でも、今日、寝坊するほど図太くはないよ」昨日まで、加藤が余裕に見えたけど、もしかして緊張してるのかな。身だしなみにはうるさいヤツなのに、ネクタイが歪んでる。「ネクタイ、歪んでるよ。 加 [続きを読む]
  • 金剛不壊 4
  • 晩御飯を食べてから、近所のドラッグストアに、虫除けスプレーなんかを買いに行った。ホテルは、現地では高級の部類だし、そんなに神経質にはならなくていいっぽい。揃えだしたらキリがないですよ、って、笙も書いてたくらいだしね。あると便利なのが、ポケットティッシュか。リビングの空き箱にたくさんあるよな。駅やタクシーでもらうのを、俺も烈も、広告を抜いてその箱に放り込む。必要になった時に出してるけど、少しは景気が [続きを読む]
  • 金剛不壊 3
  • よく考えたら、明後日には出発なんだよな。俺、鈍くてよかったなぁ。とっさに頭に浮かんだのは、パーティのことだけってさ。初めての仕事に、初めて行く海外出張。ハワイしか行ったことないのに、インドネシアだよ?英語もできないのに、普通ならビビるよね。そこら辺は考えなかったとこが、俺なんだと思う。マニュアルやチェックシートを二部プリントアウトして、それぞれファイルに綴る。とにかく、手順だけは覚えないと、周りに [続きを読む]
  • 金剛不壊 2
  • 午後一時を回って、課長たちが戻ってきた。みんな、まだ難しい顔をしてる。平静を装って、仕事を続けてたら、なんとなく視線を感じて顔を上げた。あ、四人とも、俺のこと見てる......。「村尾、パスポート持ってるか?」唐突な質問に、俺、ポカーン。でも、俺にしては珍しく、すぐに頭が働いた。伊藤さんに何かあったんだ。代わりに派遣する人を探してるんだよな。俺に聞いてるってことは、万策尽きたってことかなぁ。えーと [続きを読む]
  • 金剛不壊 1
  • 十月に入った。要と笙のパーティは目前。準備も着々と進んで、後は当日頑張るだけ。.........のはずだった。「おはようございます」出勤したら、両係長どころか、課長も補佐もいて、何だろうって驚いた。四人とも険しい顔してて、聞けない雰囲気。新人の岡田に視線を合わせても、知らないって顔してる。「私たちは、緊急で会議だ。会議中は、電話は取り次がないでくれ」定時になったら、課長が厳しい声でそう言って、四人 [続きを読む]
  • 千紫万紅 12
  • 結局、夏休みは日帰りでしか出かけなかった。近いから、いつでも行けると思ってた、大阪城、USJに海遊館。烈は、人混みが苦手だから、USJと海遊館は避けてたってのもある。その烈が、「一度くらいは」って言い出したんだよね。烈が希望するんなら、俺はもちろん即OK。烈が喜ぶなら、できることは何でもしたいもん。大阪城は、ライブでホールにしか行ったことなかった。今の家からは、遠足気分で歩ける距離なんだ。二人で、お弁当作 [続きを読む]
  • 千紫万紅 11
  • せっせと作ったマウスパッドは、六百枚を超えた。包装用のプラバッグや紙バッグは、昇平に教えてもらった店で安く仕入れた。ちょっとした時間に、少しずつでも作業してたら、締め切りには余裕もいいとこ。夏休みシーズン直前に、全部、終わっちゃったんだよね。明日の土曜、昇平と由人のワゴンで、笙の実家に運んでもらうことになってる。由人、車買い替えたと思ったら、今度はワゴンだったんだよな。早速、役に立つって喜んでた。 [続きを読む]
  • 千紫万紅 10
  • 「わぁ、画像より、実物の方がずっとシャレてる」練習が終わって、みんなで昼御飯兼打ち合わせ。俺がデザインして、烈が作ったマウスパッドを、笙は喜んで眺めてる。要も、横から覗き込んで、嬉しそうな顔。要のイメージカラーの赤と笙のイメージカラーの青を使った、白地のモノ。ごちゃごちゃしないように、シンプルですっきりを心がけてみた。二種類見せて、好きな方を選んでもらう。「メッセージは、Thank You!だけでいいかな」 [続きを読む]
  • 千紫万紅 9
  • 昇平から、ライブの曲目が送られてきた。SMSのシングル三枚目。Quiet Lifeの代表曲、ライブでは必ず演ってた盛り上がるヤツ。SMSの最初のシークレットトラックに、Ouiet Lifeのアンコール必須のバラード。五曲目と六曲目は、昇平のオリジナルで、よくライブで演ってた人気の曲。コピーは、原曲通りのアレンジ。どの曲も、完コピでプレイしてきたから、勘を取り戻せば大丈夫かな。添付ファイルをプリントアウトして、烈と二人で眺め [続きを読む]
  • 千紫万紅 8
  • 『笙からのメール読んだか?』昼休み、メールチェックしてたら、昇平の一言だけ。昨日は、日帰り出張で遅くなったから、烈とも話してないや。烈に転送設定しろって言われたのに、忘れてた。慌てて、謝りのメールを入れたら、すぐに返事が返ってくる。今なら電話できるからって返事に、携帯持って非常階段へ出た。『まず一つめはな、今年のSMS十周年アーや。 メンバー全員分、チケット取れた。 ほんで、本題やけどな。驚きなや。 [続きを読む]
  • 千紫万紅 7
  • 「笙が、お前らのこと、全面的に信頼したってことやろ。 別に質問したかて、ちゃんと答えてくれたと思うけどな。 笙の傷に触らんよう、我慢したんやな」駅まででいいって言ったのに、由人は、家まで送ると言ってくれた。そして、ゆっくりと噛みしめるように、話し始めた。俺たちの想像通り、SMSのベースは「斎藤昌行」という名前で、企業説明会で見た人。エイチが高校の時、まだ中学生の斎藤さんをスカウトして、交代した。笙は [続きを読む]
  • 千紫万紅 6
  • 正月休みが明けて、恒例の嵐に突入。忙しくても、終電には乗れてるし、土日のどっちかは休めてるから、少しは進歩してきたかな。要と笙のパーティについては、主役より、言い出した二人の方が張り切ってる感じ。昇平がスケジュールを立てて全体を仕切って、由人が連絡調整って役割分担。俺と烈は、招待客に渡すプレゼントを任された。安く上がって、ちゃんと使える、オリジナルものってことで、烈がマウスパッドを提案した。みんな [続きを読む]
  • お知らせ 20171102
  • いつもお世話になっております、妄想屋でございます。お知らせ、というほどのものではありませんが。放置していたタスクに、やっととりかかりました。現在のテンプレートに変更したのは、一本目の最終章からでして。結果、SOLD OUTの本編から、最初のSSまでは、以前のテンプレートに合わせた表示となっておりました。見た目が間延びして、とても見苦しいなぁとは、思っていたんですが、話数の多さに腰が引けてしまい。まぁ、さすが [続きを読む]
  • 千紫万紅 5
  • つきあうようになって、新しい習慣ができた。片方の帰宅が遅くなった時、翌日が仕事なら待たずに寝る。これは、つきあう前もそうだった。でも、違ってることがある。同じベッドに寝るようになったんだ。仕事で疲れて帰っても、俺のベッドで烈が寝てる。その顔を見ると、すっごくほっとする。逆の時もある。俺が先に寝てても、朝起きると、烈がくっついて寝てる。安心したような寝顔が、最高に可愛いんだ。無理はしないし、させたく [続きを読む]
  • 千紫万紅 4
  • 好きを自覚した一週間後、スタジオで全員集合した。あれからは、毎日が楽しくてしかたない。あ、最後まではしてないよ。ぐっと我慢してる。だって、烈の仕事の邪魔になるじゃん。それでも、毎晩、二人でソファでくっついたりして。俺のベッドで一緒に眠ってるんだ。烈は、初めてのドキドキをまたくれた。口でしてくれたりもしたし。俺からはしてたけど、キスも無理だったから、してもらうのは諦めてたんだよね。慣れないのに、小さ [続きを読む]
  • 千紫万紅 3
  • 最初の波が去った後、シャワーで汗を流して、お互いを洗いっこ。目が合えばキスして、二人ともクスクスと笑っちゃって。そうしてるうちに、また腰が疼いてくる。「ね、まだ大丈夫?」「ん、ベッド行く?ここ狭いし」明日は仕事だから、無理させちゃいけない。わかっていても、烈が欲しくてたまらない。まだ昼間だし、いいよね?自分に言い訳して、それでも気になるから、烈に聞いてみた。烈も、まだ冷めてない。これも、初めてだ。 [続きを読む]
  • 千紫万紅 2
  • 真っ赤になってる、烈。ほんっと、可愛くてしかたない。ギューっとしたいけど、汗かきまくったから、イヤがるよね。「あのさ、彼氏だったら、ベッド以外でもキスやハグOK?」「......そりゃ、いいに決まってるじゃん。 今までだって、ベッド行く前に、ソファで軽くしてたりしたし」「うーん、そうじゃなくてさ。 ベッドに行くほどじゃなくても、烈に触ってもいい? 普通にイチャイチャしたいんだけど、俺」ああ、これ以上 [続きを読む]