映 さん プロフィール

  •  
映さん: 路傍の石。
ハンドル名映 さん
ブログタイトル路傍の石。
ブログURLhttp://preciousdays20xx.blog19.fc2.com/
サイト紹介文日々の徒然を雑多に語るブログ。現在ラーメン&読書ブログと化している。マイペース更新。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供9回 / 365日(平均0.2回/週) - 参加 2015/02/15 18:24

映 さんのブログ記事

  • 音の森の中に生きる道を見つけた、青年の物語。 『羊と鋼の森』
  • 『羊と鋼の森』  宮下 奈都 ★★★★☆ ゆるされている。世界と調和している。それがどんなに素晴らしいことか。言葉で伝えきれないなら、音で表せるようになればいい。ピアノの調律に魅せられた一人の青年。彼が調律師として、人として成長する姿を温かく静謐な筆致で綴った、祝福に満ちた長編小説。(「BOOK」データベースより)音という目で見えない世界を、文章でどのように表現するのか。冒頭の部分で、タイトルか [続きを読む]
  • 凄い詩集に出逢ってしまった。 『二十億光年の孤独』
  • 『二十億光年の孤独』  谷川 俊太郎 ★★★★★ ひとりの少年が1対1で宇宙と向き合い生まれた、言葉のひとつぶひとつぶ。青春の孤独と未来を見つめ、今なお愛され続ける詩人の原点を英訳付の二カ国語版で初文庫化。著者18歳の時の自筆ノートを(一部)特別収録。(裏表紙より)説明するまでもないあの谷川俊太郎氏の、デビュー当時(二十歳前後)の作品を集めた詩集。みずみずしく豊かな感性にあふれている。言葉のつかい方 [続きを読む]
  • 日常に潜む隙間に、ふと迷い込む感覚を覚える。 『透明な迷宮』
  • 『透明な迷宮』  平野 啓一郎 ★★★★☆深夜のブタペストで監禁された初対面の男女。見世物として「愛し合う」ことを強いられた彼らは、その後、悲劇の記憶を「真の愛」で上書きしようと懸命に互いを求め合う。その意外な顛末は……。表題作「透明な迷宮」のほか、事故で恋人を失い、九死に一生を得た劇作家の奇妙な時間体験を描いた「Re:依田氏からの依頼」など、孤独な現代人の悲喜劇を官能的な筆致で結晶化した傑作短編集。 [続きを読む]
  • 人生の大きな目標を感じ、心が熱くなる作品。 『三十光年の星たち』
  • 『三十光年の星たち』  宮本 輝 ★★★★☆ 彼女にも逃げられ、親からも勘当された無職の青年、坪木仁志は謹厳な金貸しの老人、佐伯平蔵の運転手として、丹後・久美浜に向かった。乏しい生活費から毎月数千円を三十二年に渡って佐伯に返済し続けた女性に会うためだった。そこで仁志は本物の森を作るという運動に参加することになるのだが――。若者の再起と生きることの本当の意味を、圧倒的な感動とともに紡ぎ出す傑作長編。 [続きを読む]
  • 良くも悪くも「綺麗な話」ではなかった。 『錦繍』
  • 『錦繍』  宮本 輝 ★★☆☆☆「前略 蔵王のダリア園から、ドッコ沼へ登るゴンドラ・リフトの中で、まさかあなたと再会するなんて、本当に想像すら出来ないことでした」運命的な事件ゆえ愛し合いながらも離婚した二人が、紅葉に染まる蔵王で十年の歳月を隔て再会した。そして、女は男に宛てて一通の手紙を書き綴る――。往復書簡が、それぞれの孤独を生きてきた男女の過去を埋め織りなす、愛と再生のロマン。(裏表紙より)錦 [続きを読む]
  • ラーメン備忘録19
  • 写真なしカラーなし、完全備忘録。●まつの屋(広島呉)→★4私の好きな醤油とんこつ、低加水麺!具はチャーシュー、ネギ、もやしだけとシンプルながら美味しい。520円とコスパも抜群!旅先のせいか、余計に美味しく感じた。食べログ→https://tabelog.com/hiroshima/A3404/A340401/34013718/◎サッポロ一番博多とんこつラーメン→★3麺は、芯の残った博多系の低加水麺をよく再現できていてとても美味しかった。明太子ソースは出し [続きを読む]
  • 美しい酒器
  • どうしても紹介したかったので、久々のレビュー以外の普通の記事です。最近、ウイスキーを初めてストレートで飲んでみたら、あまりの香りのよさに衝撃を受けました。ちなみに飲んだのは、ニッカウヰスキーの今はなき「鶴」。(マッサンブームで生産が追い付かなくなったとかならなかったとか。)何年も前に後輩からお土産でもらっていた(ミニボトルです)のですが、「ウイスキー=度数の高い怖い酒」というイメージで、かといって [続きを読む]
  • 小説は創作だが、「戦争」はそうではない。 『永遠の0』
  • 『永遠の0』  百田 尚樹 ★★★★☆「娘に会うまでは死ねない、妻との約束を守るために」。そう言い続けた男は、なぜ自ら零戦に乗り命を落としたのか。終戦から60年目の夏、健太郎は死んだ祖父の生涯を調べていた。天才だが臆病者。想像と違う人物像に戸惑いつつも、一つの謎が浮かんでくる――。記憶の断片が揃う時、明らかになる真実とは。(裏表紙より)戦闘機乗りとして特攻で亡くなった一人の男の人生が、彼と共に時間を [続きを読む]
  • 文字の間から漂う人間臭さ。 『真夏の犬』
  • 『真夏の犬』  宮本 輝 ★★☆☆☆野良犬に囲まれた夏の日の恐怖、転校してきた混血の美少女をめぐる争い、アル中の母と住んだ古アパート、奇妙な香具師が売っていた粉薬、同級生の女の子の危険なささやき……歳月のへだたりを突き抜けてよみがえる記憶を鮮烈に刻みつけ、苦悩と慰めの交錯する人生への深い思いを浮びあがらせた九つの短篇。(裏表紙より)『青が散る』にハマって読み始めた宮本輝作品の、短編集。この短編集は [続きを読む]
  • 究極の愛とは何か。 『沈黙』
  • 『沈黙』  遠藤 周作 ★★★★★島原の乱が鎮圧されて間もないころ、キリシタン禁制のあくまで厳しい日本に潜入したポルトガル司祭ロドリゴは、日本人信徒たちに加えられる残忍な拷問と悲惨な殉教のうめき声に接して苦悩し、ついに背教の淵に立たされる……。神の存在、背教の心理、西洋と日本の思想的断絶など、キリスト信仰の根源的な問題を衝き、<神の沈黙>という永遠の主題に切実な問いを投げかける書下ろし長編。(裏表 [続きを読む]
  • 「過去」に追われる男。 『国境の南、太陽の西』
  • 『国境の南、太陽の西』  村上 春樹 ★★☆☆☆今の僕という存在に何らかの意味を見いだそうとするなら、僕は力の及ぶかぎりその作業を続けていかなくてはならないだろう―たぶん。「ジャズを流す上品なバー」を経営する、絵に描いたように幸せな僕の前にかつて好きだった女性が現われて―。日常に潜む不安をみずみずしく描く話題作。(「BOOK」データベースより)以前から何度か挑戦しては挫折してきた(それでも読んでしまう [続きを読む]
  • 円を破って、円を抜け出せ。 『GO』
  • 『GO』  金城 一紀 ★★★★☆広い世界を見るんだ――。僕は≪在日朝鮮人≫から≪在日韓国人≫に国籍を変え、民族学校ではなく都内の男子高に入学した。小さな円から脱け出て、『広い世界』へと飛び込む選択をしたのだ。でも、それはなかなか厳しい選択でもあったのだが。ある日、友人の誕生パーティーで一人の女の子と出会った。彼女はとても可愛かった――。感動の青春恋愛小説、待望の新装完全版登場!第123回直木賞受賞作。 [続きを読む]
  • 一行ごとに五感が刺激される。これぞ純文学。 『檸檬』
  • 『檸檬』  梶井 基次郎 ★★★★☆ 大正から昭和期の作家、梶井基次郎の短編小説。初出は「青空」[1925(大正14)年]。肺を病んだ“私”は、果物屋の檸檬を手にすると妙に落ち着いた。好きな丸善の本屋へ行ってみようという気にもなった。いざ行ってみるとまた不吉な魂が頭をもたげくる。ふと“私”は思いつく。檸檬を画集の上においてみる。まるで爆弾のようではないか。簡潔な文章で描かれた鮮やかな檸檬は年月が経ても色 [続きを読む]
  • 倒錯した世界の中の愛。 『ミシン』
  • 『ミシン』  嶽本 野ばら ★☆☆☆☆あまりに切なくて、気持ちが引き裂かれそうになる、そんな恋愛小説ができました。誰もが一度は、こんな恋をしたいと思ったはずなのです。でも誰もが、きっとこんなに純粋ではいられなかったのです。この本は、喪われた少女性を愛してやまない一人の作家が、一行一行を懸命につむいだ最高の恋物語を収めています。本書を読んだ吉本ばななさんは、こんなコメントを下さいました。「この小説は [続きを読む]