Kahi_Namba さん プロフィール

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Kahi_Nambaさん: 継承語で日本語育児 in ベルギー
ハンドル名Kahi_Namba さん
ブログタイトル継承語で日本語育児 in ベルギー
ブログURLhttp://belgium.akakappa04.com
サイト紹介文ヨーロッパ在住20年超の日本語教師パパが子供に日本語を習得させます!
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供13回 / 365日(平均0.2回/週) - 参加 2015/02/23 18:23

Kahi_Namba さんのブログ記事

  • 継承日本語に政策は必要か?
  • 本エントンリーは、先日読んだ論文からちょっと疑問に感じたことについて述べたものです。長くなりましたがご容赦を。 前回ご紹介した論文は、韓国における日本語あるいは日本における韓国語の継承に関する研究でした(エントリーはこちら)。 韓国の事例からちょっと驚いたことですが、韓国には「多文化家族支援法」という国際結婚家庭を支援するような法律が制定されているのだそうです。そこでは、多文化家族とは「韓国国民と結 [続きを読む]
  • 日本語塾第二幕がスタート
  • 論文執筆が忙しかった9月は日本語塾の方は休講とさせていただきました。本当のところは運営自体が結構な負担になっていたことで、特に大盛況というわけでもない田舎塾をひっそり終了しようかなと考えていたところです。ただ、「どんな形ででも継続をすることが将来につながる」という保護者の要望(それは私自身の継承語教育における信条でもあります)もあり、結局、「あまり負担にならない形で」ということで継続決定となりまし [続きを読む]
  • 『行けるところまで行きまひょ』課外授業
  • 長男が秋休みを前に、通知表をもらってきました。ま、悪くはないけど、去年までよりは悪いといった感じでしょうか。別に気にするほどのものではないですが、学校の課題に取り組む姿勢に問題があるようで、それがちょっと引っかかったりします。帰宅時も、「宿題は?」「ない!」で終了。もともとそういう学校だし、こっちはそんなもんかとしか思うほかなかったんですが。でも、色々と課題は出されていたようで・・・。 以前も書き [続きを読む]
  • 継承語研究の視座
  • 日系国際児の子育てを通して、今日も継承語問題を考える・・・です。 海外で継承日本語研究をするにあたって困るのは、邦語文献の確保です。インターネト上でデジタル配布されていればいいんですが、諸般の事情からデジタル化されていないものが結構あります。そういう場合、著者の方に直接メールでデジタル版がないか照会し、あれば特別に配布をお願いすることになるんですが、大抵の場合は「ない」です。幸いなことに、多くの方 [続きを読む]
  • 日本語能力検定に挑戦!
  • ありがたいことに、ベルギーでも年二回、日本語能力検定Japanese Language Proficiancy Testが受けられるようになりました。以前はパリかデュッセルドルフまで行かないといけなかったので、非常に助かります。同僚はその事務処理に奔走しておりますが・・・。 その12月の試験に長男がチャレンジすることになりました。レベルは一番ケツのN5です。最高位のN1と受験料同じというのが納得いきませんが・・・。 正直、継承日本語を学ん [続きを読む]
  • フランス語をどうするか?(長男の事例)
  • 新学年が始まり、なんだか長男がどんよりしてます。ここのところ、ベルギーは割と好天続きなんですけどねぇw。もともと、あまりシャキッとしたところのないヤツではありますが、最近は朝になると「学校行きたくない。ブツブツ・・・」です。 はぁ〜。 新しい担任になって、なかなか調子が合わないというか・・・。長男の性格にも扱いにくいところが出てきたようではあるんですが・・・。とりあえずは、算数が得意な長男には現地 [続きを読む]
  • ペースが大切
  • 次男の日本語学習が始まって一ヶ月近が経ちました。上の二人は補習校入学を前にかなり頑張ってひらがな学習に励みました。入学後は汗と涙にまみれながら宿題に追われる日々でした。正直、「もうあんなんいやや」という気持ちでいっぱいです。アットホームという言葉とは程遠い、殺伐とした日々は本物やないです。何とか楽しく、無理のないペースで日本語に向き合って欲しいところです。というわけで、かなりのんびりやってたんです [続きを読む]
  • 『三丁目の夕日』を観賞する。
  • 夏休みの終盤は妻が出張で不在であったため、期せずして邦画観賞週間と相成りました。普段から割と映画を見たがる我が子たちです。ジャンルは以前なら主にアニメ、去年あたりからは中学生と小学校高学年はアメリカのコメディやSFなども見たがるようになりました。小学生五年生の文字を読むスビードが上がり、字幕を追えるようになったこととも関係があるんでしょうかね。我が家では「日本語に限りYouTubeフリー」という条件で、日 [続きを読む]
  • 補習校なしの日本語学習
  • 日本での三週間が終わり、夏休みも後半に入っていよいよ次男の日本語学習が始まりました。上の二人のひらがな学習は補習校入学を見越したものだったので、六歳の誕生日を祝って二ヶ月ほどを経てからの開始でしたが、次男の場合、そういった縛りはないため、現地校での学習に混乱をきたさないよう、七歳になった後の夏休みを開始時期となりました。いえ、別に狙ったわけではなくただ面倒くさいものを先送りにしてきただけです。年齢 [続きを読む]
  • 一時帰国で目指すべきこと
  • 7月第2週目から三週間、日本に一時帰国してきました。家族6人総出で・・・。経済的に無理であろうとはなから諦めていたことなんですが、一人分の補助があてにできたことで「これを(最初で)最後に」と無理をごり押ししてきた次第です。 最後に娘と長男を連れて帰国したのがほぼ2年前(関連記事はこちら)。その時は小さいのがいなかったことで、一週間という限られた時間の中でも「彼らに本物を見せる」というお題は結構な割合で [続きを読む]
  • 駆け上がる日本史
  • 継承日本語教育に関する面倒臭い諸々のことは、ひらがな・カタカナの学習を終えた後にやってきます。というのも、それより以前は「ひらがなとカタカナを覚えさせる」という明確な到達目標が設定できるからです。この目標はどの日本人の親御さんにとってもほぼ無意識に共有されているものであり、国の内外を問うものではありません。あるいは、外国人のための日本語教育でもかぶっていると言ってもいいぐらいの自明のことかと思いま [続きを読む]
  • 近況報告など
  • 随分と時間が空いてしまいました。最近は昔やっていたベルギーの政治関係の研究を再開したこともあり、ちょっと二正面作戦の泥沼にはまりかけています。今回は後々の備忘録も兼ねて、我が家の日本語の現状をまとめておこうかと思います。 4月も終わりに近づきましたが、補習校入学予定だった次男は、結局土曜日は家にいることになりました。2月の入学説明会には一応出向いたのではありますが、お話を聞くこともなく、近くにできた [続きを読む]
  • ライフコースと継承日本語学習
  • 最近、日本語教育に関する考え方の枠組みから足を踏み出すようなことばかり思案しています。いろいろ引っかかっている概念があるんですが、「ライフコース」という用語もその中のうちの一つです。 ライフコースは英語にすると”life course”となり、日本語では「人生行路」なんていう言葉が当てられたりします。私には「責任者、出てこ〜い!」なんて叫びぐらいしか思い浮かべることができないぐらいに懐かしくもあり、なんだかよ [続きを読む]
  • ベルギーの中学生生活 それでも格差は生まれるようで
  • 突然ですが、娘が身を置くベルギーの中等教育制度について軽く触れておこうかと思います。細かいことを書いても混乱を招くだけだと思いますので、日本の教育制度との違いを軸に個人的に気付いたことをお話ししてみます。 日本のいわゆる中等教育(小学校卒業後から大学入学まで)制度とベルギーのそれとの一番の違いとしては、義務教育年齢が18歳までである点が挙げられます。日本より三年長いというわけです。そしてそのことと関 [続きを読む]
  • 継承語にまつわるホンネのところ
  • 最近、考えさせられる論文を読みました。関裕子さんの『年少者日本語教育における授業参加支援の捉え直し、子どもにとっての意味と支援者にとっての意味を考える過程から 』という論文です。継承語関係の論文ではなく、第二言語(=外国語)としての日本語教育にまつわる論文です。第二言語としての日本語は一般的にはJSL(Japanese as Second Language)と表記されますが、その論文中では特に「何らかの理由である一定期間日本に住 [続きを読む]
  • 継承語の木
  • 最近、継承語のイメージについてちょっと思いを巡らしています。それは、自分が日本語を子供に学ばせようとしたプロセスを振り返る行為でもあります。現在までのところ、とりあえず上の二人は普段日本語で私と会話をするのが普通になっています。ちょっと油断すれば、上の子はオランダ語で返してくることもあります。本当にささいな受け答えなんですが、こうした小さなことをなあなあにしてゆくと、いずれ日本語で保たれていた領域 [続きを読む]
  • 多様性の出発点
  • 8月の初めに私が所属する母語・継承語・バイリンガル研究会の研究大会が東京でありました。メーリングリストで配布された案内の中には「ドイツやベルギーなどのEU諸国における継承語学校の動向についての報告もあり」みたいなくだりがあり、是非とも話が聞きたかったんですが、職場の方からは「お金がない」との一言であっさり日本行きは却下。ま、世の中そう上手く話は回らないという感じでしょうか。 継承語学校設立の動きについ [続きを読む]
  • 夏休みスペシャル号
  • 先日、無事夏休みの第一回目の授業を開講することができました。いつもそうですが、休み期間中はできるだけ普段できないような内容を扱いたいと思っています。つまり、その第一回目の授業とは夏休みスペシャル号でもあったわけです。しかーし!スペシャルな内容をどう授業に盛り込むかでいろいろと悩みました。テーマとしては 八月初旬の日本の風景 というものでなんとか色づけしてみたかったわけです。「ン十年前の」という限定詞 [続きを読む]
  • 夏休み漢字月間
  • 塾の方は相変わらず夏休みです。本来なら夏期講習と称して文字の集中講座を塾の仕事としてしてみたかったんですが、まあ、「休みはゆるりと過ごす」という空気が浸透しているベルギーですので・・・。 そんなぬるい空気に抗いながら、我が家は漢字強化週間を設定。以前、長男が「見るな!」と書いた(のであろう)メッセージの「見」の漢字が「月」と「見」のハイブリッドだったのでちょっと慌てふためいたトラウマのなせる技 [続きを読む]
  • 夏休みの課題 2016
  • 七月に入り日本語塾の方も夏休みとなりました。本当は続けたかったんですが、実際問題としてみなさんいろいろと計画がおありのようで、参加者の都合がつかなかった次第です。本当は集中講義と称して何か試してみたかったんですが、弱小私塾の現実なんてこんなもんですね。他方、自分自身これまでずっと週末を窮屈に回してきたので休みにしてもいいかなという気分にもなりました。まあいいかな。ははは。とは言っても、せっかくの休 [続きを読む]
  • カード三昧
  • 最近、授業中にカードを使うことが増えました。有り体に言えば、ゲームを授業に取り入れているということになります。最終的な目標としては「百人一首で遊べるようになればいいなぁ」というものんですが・・・。歌の内容を理解してもらえるようになれるかどうかについては自信ないです。というか、まずそれは無理という割り切り方でのカード遊びです。しかし、それでもあえてこの時期にカード導入に踏み切ったのは日本文化を知ると [続きを読む]
  • オヤジの視点
  • 継承語教育に関して興味深い論文を見つけました。『スイスにおける補習校と継承語学校との比較考察 −日系国際結婚家庭の日本語教育に注目して−』というものです。 自分も補習校に子供を通わせはしましたが、諸般の事情で心が折れてしまったので挫折したクチです。それでも、日本語はもっと高いレベルにまで習得させたいと常々思っていますので、当初は家庭学習として、現在は他のお子さんを預かっての私塾として学習は継続 [続きを読む]
  • 大当たり!でも世界は残酷
  • ベルギーには受験というものがありません。自分もそれを経験したのははるか遠い昔のことでもあるので、生活の中にそうしたものの存在感を既に感じることも無くなりました。偶然にも、今授業で使っている日本語教科書のテーマが「日本の教育制度」なんですが、正直、「私の頃は・・・」という枕詞を付けてでしか解説できませんでした。そんな平均的で、平穏なベルギー子育てではありますが、娘も来年から中学生なので学校選びという [続きを読む]
  • 現状報告・・・みたいな。
  • 粛々と塾での授業が続いています。もう既にトータルで24回の授業を開催し、結構多くのことに触れました。ちょっと成果を振り返ってみます。 まず日本語です。自分の中では「国語」と認識していない教科ですので、あくまで日本語として表記します。「現在までのところで目に見える成果として何かあげよ!」・・・と声高に言われると若干返答に困ってしまったりするのが正直なところです。やるべきことが膨大に見えるので・・・ [続きを読む]
  • 次男の継承語教育始まります!
  • 四月になりました。補習校を離れてはや9ヶ月になるので完全に日本の学校サイクルが抜け落ちてしまっていますが、桜が咲くと思い出します。もちろん今は日本は新学期たけなわ。ピカピカの一年生が緊張もわずかに緩んだかなという風で教室に座っているのではないかと思います。 当家では、補習校入学の次のバッターは次男ですが、それは来年度の話。まだ一年の猶予があります。あと一年は土曜日の朝寝坊が許されるわけですが、 [続きを読む]