感染症・リウマチ内科のメモ さん プロフィール

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感染症・リウマチ内科のメモさん: 感染症・リウマチ内科のメモ
ハンドル名感染症・リウマチ内科のメモ さん
ブログタイトル感染症・リウマチ内科のメモ
ブログURLhttps://blog.goo.ne.jp/da350350350
サイト紹介文聖隷三方原病院(静岡県浜松市)の勤務医 ブログ (リンクはご自由にどうぞ)
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供11回 / 365日(平均0.2回/週) - 参加 2015/02/24 08:16

感染症・リウマチ内科のメモ さんのブログ記事

  • 関節リウマチを予防する
  • 関節リウマチ前段階(pre-RA)は、臨床的に明らかなリウマチの発症に先行する前段階の状態と思われます。当科外来でもあまり症状のない方で、リウマトイド因子陽性や抗CCP抗体陽性のため紹介をいただくこともあります。RAと発症診断される前の方々はどのように考えると良いのでしょか。最近の知見をよくまとめた文献がありましたので紹介いたします。・pre-RAの段階は、自己免疫性の組織傷害の臨床症状がまだ存在していないが、 [続きを読む]
  • 蟯虫 − 臨床家向け  治療
  • 前回に引き続きまして蟯虫に関して。今回は治療編です。日本では蟯虫に適応のある薬はコンバントリンのみである。治療は基本は2回投与法である。感染反復のときどうするか。など治療・痒み、刺激、および脱毛は対症療法で・掻爬による肛門周辺の病変は、黄色水銀酸化物やホウ素化ゼリーなどの緩和軟膏で治療されている・蟯虫にはピランテルが有効である(B).海外ではアルベンダゾールやメベンダゾールもよく使用されている  [続きを読む]
  • 蟯虫 − 臨床家向け 症候と診断
  • 前回の続きで蟯虫についてです。今回は一般臨床家向けに諸文献をまとめました。ほぼ腸管内および肛門部の病気ではありますが、まれに虫垂炎との併発で問題になるようです。また異所性に移行し、腸管外の疾患も惹き起こすことがあります。 女性生殖器との関連の報告が多いようです。症候・感染した人はしばしば無症候性であるが、肛門の周りのかゆみは、一般的な症状・かゆみの開始時期、夜間かどうか、他の家族にも同様の症状が [続きを読む]
  • ぎょう虫について − 一般向け
  • 前回の続きで蟯虫についてです。主に小児の病気ですが、家族間など濃密な接触で容易に感染し広がります。小児感染例を見つけた場合、その家族も含めて治療期間中のその感染経路への理解と対策を含めた生活注意が不可欠です。・蟯虫感染症の大部分は無症状である。・感染症の最も一般的な臨床症状は、肛門領域のかゆみ・断続的な腹痛および吐き気 、睡眠障害のための不眠症や、歯ぎしり、落ち着きのなさ、夜間不穏、 なども・ [続きを読む]
  • 蟯虫(ぎょうちゅう)について
  • 大変稀ではありますが当科では時折小児蟯虫例の診断に付随して、その家族の検査と治療と指導を依頼されることがあります。比較的熱帯地域より温帯地域に多い感染ということでなじみのある寄生虫感染症の一つですが、近年はその症例数も減ってきており、小学校での検診も廃止されたとのニュースは記憶に新しいです。当院は検査部でもメーカーからのセロテープ検査の提供が中止となって検査キットがなく、使える抗寄生虫薬もコンバン [続きを読む]
  • シェーグレンと中枢神経系障害
  • 前回に引き続き、シェーグレン症候群と神経系障害について、今回は中枢神経障害です。当院でも無菌性髄膜炎例でステロイド投与が著効したことから当科に相談ありいろいろ原因を調べてシェーグレン症候群と診断できた例もありました。自己免疫性としてはSLEや血管炎、橋本病とともに重要な鑑別疾患となります。まとめ・シェーグレン症候群(SjS)に関連する中枢神経系(CNS)症状としては、焦点中心病変、多発性硬化症模倣状態 [続きを読む]
  • シェーグレンと末梢神経障害
  • 前回に引き続き、シェーグレン症候群と神経系障害について、今回は末梢神経障害です。深部覚障害を起こすもの、四肢遠位の痛みを伴うものなどがある。まとめ・シェーグレン症候群(SjS)関連の末梢神経系については、軸索ニューロパチー、 神経節神経障害、運動神経障害、小繊維神経障害、多発性単神経炎、および脳神経ニューロパチー、が報告されている。・末梢ニューロパチーの50~60%は感覚性であり、最も一般的には後根神 [続きを読む]
  • シェーグレン症候群と神経系障害
  • 今回はシェーグレン症候群における神経障害についてです。当科でもこの疾患にて通院例は増えておりますが、手足の疼痛の訴えも多く、関節炎症状でない場合、神経の症状ではないかと考える必要があり、その特徴を捉えておくことは大変重要です。末梢神経障害および中枢神経障害それぞれについては次回以降にまとめます。まとめ・原発性シェーグレン症候群(以下SjS)は、抗核抗体、特にRo/SSAおよびLa/SSBの設定における外分 [続きを読む]
  • HLA-B27陰性脊椎関節炎
  • 前回の続きで脊椎関節炎につきまして。過去の当科診断例をみていきますと、典型的なHLA-B27陽性例も見受けられますが、そうでない例も多々あります。特にHLA-B39はよくみられているようです。脊椎関節炎(SpA)とHLA検査との関係につきいくつか文献がありましたのでまとめています。特に日本人ではB27陽性率自体が低く、B39は診断の一助になるのかもしれません。過去ブログ「HLA検査と免疫疾患」も参照ください。・家族や双子 [続きを読む]
  • 遅発性の脊椎関節炎
  • 明けましておめでとうございます。今年も本ブログをよろしくお願いします。もともと当院の診療圏から都市部の病院とくらべると比較的高齢の方が多い印象です。関節を含めあちこちが痛いと受診や紹介される方が多い当科ですが、皮膚科や眼科からの症例から比較的高齢の方の脊椎関節炎(強直性脊椎炎など多疾患の総称)の診断例が増えてきているようです。それら症例をまとめて発表する機会があり文献をいろいろあたっていました。今 [続きを読む]
  • 感謝!!訪者数100万人!
  • 当ブログの訪問者数が 「100万人」 を超えました。日々閲覧してくださる皆様のおかげです。ブログ開設は2012年9月で、約5年、です。ブログ開設当初は、科の立ち上げ後まもなくでもあり、診療の合間の時間もある程度あって、日々疑問に思うことをとことん調べてまとめることもできましたが、徐々に日常診療にも追われるようになりました。当初は論文を一つ読んで記事にしていましたが、最近は複数を読んでまとめる記事となり頻回の [続きを読む]
  • 薬剤誘発好酸球性肺炎
  • マダニ刺症後、自力でとったら傷口あたりの腫れと痛みあり皮膚科受診、ミノサイクリン投与続けられていた方が、咳と発熱、筋肉痛がでて受診、ダニ関連感染も否定できないとのことで当科受診入院されました。胸部CTにて両側に斑状にすりガラス影あり一部浸潤影を伴っていました。マダニ関連の感染症はいくつか知られていますが、肺に所見でるのはQ熱くらいでしょうか。Q熱肺炎でも多発肺野斑状影が多いとされるが、ずっとMINOを飲ん [続きを読む]
  • 心内膜炎の髄膜合併症はそれほど注目されていない
  • 意識障害や発熱、髄液検査所見から初期診断は細菌性髄膜炎にて経験的治療が始まり、髄液培養は陰性で血液培養にてStreptococcus salivariusが検出され、血液培養陽性例としてICT介入となった例です。結局全顎的な歯周病が見つかり、また経食道心臓超音波検査では僧帽弁に疣贅がみつかり、抗菌薬の大量および長期投与となりました。肺炎球菌以外のStreptococcusと髄膜炎、そして髄膜炎と心内膜炎の関係について諸文献をまとめてみま [続きを読む]
  • 侵襲性 Streptococcus anginosus群感染症
  • 前回の続きで脾膿瘍の症例では血液培養からStreptococcus intermediusが検出されました。臨床診断ありその後培養結果が出た場合はその菌の特徴と臨床状況が合うのかを振り返ると共に、他に予想される合併感染症を検討し検索しないといけません。anginosus群(SAG)の感染症についてまとめました。まとめ・Streptococcus属菌種は大きく分けて 6つのクラスター, [続きを読む]
  • 脾膿瘍について
  • 左胸水、胸膜炎疑いにて当院呼吸器科に紹介され、CT検査にて脾膿瘍が疑われた例。外科に入院となり当科に診療相談ありました。背景基礎疾患の検索をどうするか、起炎菌はどんなものがあるか、治療方針は?まとめ・脾臓は微生物および粒子状物質の有効なフィルターであり、脾膿瘍の発生率が非常に低いことから分かるように、感染に対しては非常に強い。・脾膿瘍はまれな存在であり、報告頻度は0.05〜0.7%・解剖の研究において0.1 [続きを読む]
  • 両側性急性非閉塞性腎盂腎炎について
  • 背景にHCV感染とHCCのある方の、発熱、白血球増多、画像で両側腎の腫大あり両側性腎盂腎炎疑いとのことで当科に相談がありました。血液培養ではグラム陰性菌が生えつつあるとのこと。たいていは腎盂腎炎は片側なので両側性ということがあるのか文献で調べました。気腫性腎盂腎炎emphysematous pyelonephritis (EPN)でとりわけ糖尿病背景で発生し、両側性となる率もでてくるようですが、本例は気腫性を思わせるガス所見はありません [続きを読む]
  • 関節リウマチ薬と授乳
  • 以前このブログで「関節リウマチと妊娠」として主に関節リウマチの薬と妊娠についてまとめました。若い女性もかかる疾患ですので、リウマチ治療を続けながら無事出産され育児をされることもあります。たいていはすぐに断乳され人工ミルクで育てながらMTX内服等を再開することも多いのですが、最近、授乳を続けながらRA治療も続けたいとの希望がありました。現在はステロイドのみですが、どのようにしていけばいいのでしょうか?  [続きを読む]
  • 当院総合診療内科(+感染症リウマチ内科)医師/研修医 募集
  • 私どもと一緒に、当院で総合診療をやりませんか!当院総合診療内科は1980年代から続く伝統のある科です。時代とともに多くの専門内科もできてきておりますが、複合的なまたはなかなか診断にいたらず臓器が特定できない症例も多く病院においては貴重な存在です。また感染症リウマチ内科はもともと総合診療内科からのれん分けした科でもあり、感染症内科(感染管理も含む)、リウマチ内科領域の業務をやりながら、一緒に総合診療的 [続きを読む]
  • 直接クームスで抗IgG陰性の温式自己免疫性溶血性貧血
  • 前回の続きです。寒冷凝集素の検査結果は4倍(正常256倍未満)と増加なく寒冷凝集素症はなさそうで、Donath-Landsteinerテストも院内で行いましたが結果は陰性で発作性寒冷血色素尿症も考えにくいようです。症例は直接クームステスト(DAT)では抗C3およびポリ特異的試薬で陽性、抗IgGで陰性でしたが、温式AIHAといえるのでしょうか。自己免疫性溶血性貧血 診療の参照ガイド(H26年度改訂版)では、温式AIHAは、直接 Coombs 試験で [続きを読む]
  • 寒冷凝集素症について
  • 前回の続きです。症例では過去に報告されたような溶血性貧血をきたしうる薬剤使用歴はなく、また直接クームステスト(DAT)が陽性の結果であり自己免疫性溶血性貧血が疑われました。さらに、抗C3およびポリ特異的試薬を用いたDAT陽性で、抗IgGを用いた試験では陰性で温式よりは冷式AIHAが疑われました。これには、CAS (寒冷赤血球凝集素症)と発作性寒冷血色素尿症(PCH)があります。PCHはほとんど小児例でみられ成人では稀なよ [続きを読む]
  • 薬物誘発性溶血性貧血
  • 発熱や血尿などをきたし近医で感染症として治療されていた方が重度の貧血をきたし当院救急に紹介されました。消化管出血はなさそうであり、ビリルビン、LDH、ハプトグロビン値などから溶血性貧血が疑われました。原因の鑑別は、感染症、自己免疫疾患、血液疾患、薬剤と多岐にわたるため当科に相談されました。近医から胃腸薬や抗菌薬の処方歴もあり、溶血性貧血の鑑別診断を始めるにあたり諸文献から薬剤性の溶血性貧血についてま [続きを読む]
  • 薬剤誘発性高血圧症
  • TAFRO症候群に対してステロイド単独療法では効果不十分で免疫抑制剤のシクロスポリンを併用開始したところ病態は改善しました。その後徐々に血圧が高くなり、これまでは高血圧の指摘もなかったことから、薬剤性を疑いました。ステロイドによる血圧上昇もよく知られていますが、そのタイミングからはシクロスポリンからの可能性が高そうです。これら薬剤による高血圧症の特徴はどうなのでしょうか。各文献からまとめました。ま [続きを読む]
  • 無菌性髄膜炎をきたす疾患
  • 総合内科入院の方で意識レベル低下、髄液細胞数増加あり検索中、基礎疾患に長年の関節リウマチがあったため当科に相談がありました。髄液は単核球優位で、グラム染色や培養で菌検出なく、無菌性髄膜炎疑いです。どんな鑑別リストになるのでしょうか。ごく稀なようですが‘リウマチ性髄膜炎‘というのもあるようです。まとめ・用語「無菌性髄膜炎」とは脳脊髄液(CSF)中に識別される細菌性病原体によって引き起こされたもので [続きを読む]
  • キャッスルマン病とその周辺
  • 不明熱の診療をやっておりますと、ごくまれにキャッスルマン病にあたることがあります。原因不明の発熱・炎症の状態で、局所の腫脹リンパ節を生検して診断がついたり、またPOEMS症候群など臨床的に疑ったうえでリンパ節生検をしたりすることがパターンかと思います。今回は不明熱例で、肝脾腫、肝腎障害、血小板減少症、腹水、などからTAFRO症候群を疑い、リンパ節生検と骨髄生検を施行後診断確定にいたった例がありました。リンパ [続きを読む]