風わたる丘 さん プロフィール

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風わたる丘さん: 風わたる丘
ハンドル名風わたる丘 さん
ブログタイトル風わたる丘
ブログURLhttps://blog.goo.ne.jp/belbetring
サイト紹介文元校長の日々の生活
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供88回 / 365日(平均1.7回/週) - 参加 2015/02/26 06:12

風わたる丘 さんのブログ記事

  • 第217回夢語り小説工房作品「思い出は遠きにありて」
  • 第217回夢語り小説工房作品  「思い出は遠きにありて」  作 大山哲生 私は溝田弘。私が高校三年の時の思い出を語ろう。 私は、京都の鴨川高校に通っていた。鴨川高校は、京都の真ん中にあり、敷地のなかに歴史的な史跡や石碑がある。高校生の時はそういうものにはまるで関心がなかったが、今となってみると大変貴重なものだったなとわかる。一 私は三年三組。私のクラスは、他のクラスの男子からはうらやましがられていた [続きを読む]
  • 第216回夢語り小説工房作品 「かっぱのかっちゃん」
  • 第216回夢語り小説工房作品  「かっぱのかっちゃん」  作 大山哲生一昭和三十五年ころの話である。丸山啓介。小学四年生。啓介は遊ぶのが大好きで勉強は苦手という子どもであった。 啓介は夏休みを心待ちにしていた。七月に入るとなんとなく浮き浮きする。 啓介の住んでいたところは、京都伏見深草の二階建ての巨大な陸軍兵舎跡である。兵舎跡の周りには空き地があり、夏になると毎年だいだい色のカンナとゼニアオイが咲く [続きを読む]
  • 名作プレイバック 「西陣の雪」
  • ☆名作プレイバック☆夢語り小説工房作品 「西陣の雪」  作 大山哲生 昭和三十二年のことである。紀夫は五歳であった。紀夫は来年から小学校に入学する。 姉は小学校四年生。真由美と言った。紀夫の家族は、京都西陣の、ある家の二階に間借りしていた。そこのおばさんが、自分のことを「うっとこ」と言っていたので、その家を『うっとこの家』と呼んでいた。一 紀夫には、ひかるちゃんというとても仲のいい友達がいた。紀夫 [続きを読む]
  • 出そろったミラーレス一眼カメラ
  • 各メーカーからミラーレス一眼カメラが出そろった。さて、どこを見ればいいのだろうか。1.露出補正が簡単に行えること。 ミラーレスが一眼レフと決定的に異なるのは、写真となる画像を事前に確認できることである。ボタン類をいじるとそれに従ってモニタの画像が変化する。これがミラーレスの最大のメリットであると言ってよい。となると、露出補正ダイヤルは、ミラーレスにとっては単なる明るさフィルターとなる。このダイヤルが [続きを読む]
  • 第215回夢語り小説工房作品 「物の怪」
  • 第215回夢語り小説工房作品  「物の怪」  作 大山哲生一今となっては昔のことである。 京都に、近江守忠親(おうみのかみただちか)という者がいた。家は、たいそう裕福で何人もの子がいた。 その中の一番末の娘が大変な器量よしであった。名前を如月(きさらぎ)といった。年は若く、髪は黒々として長い。よく気がつく上に物腰が柔らかい。 父親の忠親にとっては自慢の娘であった。 京の町では、この如月のことがうわさとな [続きを読む]
  • ひと夏の経験
  • 今年の夏は大失敗だった。私はパソコンなどで椅子に座っている時間が長い。それは健康によくないとテレビでいうので、パソコンは立って操作することにした。早速、木材を買って組み立て、机に上に大きな台を置いた。そしてその上にパソコンをおいた。ケーブル類もすべてそれに合うようにした。結局、そのために15000円ほどかかった。それが今年の7月20日。はじめは調子よかった。立ってパソコンをするほうが楽だと思ったし、健康に [続きを読む]
  • 私の小説サイトの変更について
  • 私の小説サイト「古都旅歩き」は下記のようにタイトル、アドレスとも変更いたしました。これからも、今まで同様、皆様のご支援・ご鞭撻を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。     平成三十年九月八日       主宰者  新タイトル 「夢語り小説工房」      [続きを読む]
  • 第214回夢語り小説工房作品「酒は涙か…」 
  • 第214回夢うつつ小説工房作品  「酒は涙か・・・」 作 大山哲生一 ここは、京都木屋町裏通り。 洋酒バー「死の舞踏」。店内には美空ひばりの「酒は涙かため息か」という歌が流れている。店内は殺風景であるが、なぜか洋酒棚の上には般若の面が飾られている。平日の午後十一時ともなれば客はまばらだ。黒い蝶ネクタイのバーテンダーは暇そうにカウンターの奥に立っている。カウンター席には髪の薄い男が一人だけ腰掛けている。年 [続きを読む]
  • 新しいエレキギター
  • 最近、またエレキギターを買ってしまった。エピフォンカジノだ。以前は20万くらいしていたものだが、現在は中国で生産しているから56000円で買えた。知っている人もいると思うが、ザタイガースの加橋かつみの持っていたギターである。他には、ジョージハリスンやジョンレノンも使っていた。使用感はというと、低音から高音まで、音やセしないで図太い音がする。単音でメロディを弾くと、感動的とおもえる音がする。いわばハープの [続きを読む]
  • 第213回夢語り小説工房 作品「白い弓」
  • 第213回夢語り小説工房作品   「白い弓」 作 大山哲生今は昔、山城と丹波の境界あたりの村に、ある夫婦が住んでいた。夫の名前は勝蔵、妻の名前は政といった。 勝蔵は猟師をしていた。獲物の肉は近くの村に売りに行き、皮は京の町まで売りに行った。そうやって稼いだわずかな金で夫婦は仲睦まじく暮らしていた。一 夫婦の家は、村の西のはずれにあり、木を柱に打ち付けただけの粗末のものであった。 ある日、勝蔵は夕食を [続きを読む]
  • 第212回夢語り小説工房作品「赤い郵便受け」
  • 第212回夢語り小説工房 作品  「赤い郵便受け」  作 大山哲生一話は今から五十年前に遡る。京都の伏見に刀万寺という寺があった。刀万寺は小さな寺で本堂と母屋と物置しかない。それでも、昔ながらの檀家が多かった。 刀万寺は、小さな寺ではあるが木々が生い茂り、家々が建て込む中にあってはほっと安らげる場所なのであった。 この寺に、誠と祐介の兄弟がいた。誠は小学四年生、祐介は小学三年生である。誠は活発な少年 [続きを読む]
  • 第211回夢語り小説工房作品 「黒い渦」
  • 第211回夢語り小説工房 作品   「黒い渦」  作 大山哲生一 慶応三年(1867年)、十月二十五日。 京都の薩摩藩邸 西郷吉之助と大久保利通が奥座敷で話をしている。「のう、大久保どん」「なんじゃ、西郷どん」「まさか、幕府がほんまに大政奉還をするとは思わなかったなあ」「そうじゃ。幕府は拒否すると思うておったわ」「そうじゃ。幕府が大政奉還を拒否したら、我ら薩長連合は武力で幕府を攻め滅ぼそうと思うておった。 [続きを読む]
  • 45年ぶりによみがえった甘酸っぱさ
  • 私は、一番始めに教師として勤務したのは、交野の中学だった。枚方のはずれに安アパートを借りて通った。一人暮らしも自炊も初めてである。そのころ、FMラジオで午後六時からレコードアルバム一枚全部をノンストップでかけてくれるという番組があった。私は、安物のテープレコーダーでその番組を録音した。ほとんどはうまくいかなかったけれど、何曲かは録音できた。その時録音した曲で私が特に気にいったのが、マシューフィッシャ [続きを読む]
  • 第210回夢語り小説工房 作品 「古文書」
  • 第210回夢語り小説工房 作品「古文書」  作 大山哲生私は地球大学の考古学教授である。今から二千年前に書かれた「洛中記」の中に、興味深い記述を発見したので、ご披露申し上げる。 以下「洛中記」第八章と九章よりの抜粋である。【この話は二十一世紀中頃のことである。後のために書き記す。 私の名は、斉藤隆盛。四十五歳。京都町議会議員をしている。議員は三期目になる。だいたい四期目になると壮烈な議会議長や副 [続きを読む]
  • 第209回古都旅歩き 明日香甘樫の丘
  • 昨日は、甘樫の丘に行ってきた。ここは、蘇我馬子の邸宅があったとされる場所である。そもそも明日香は実に景色がいい。この丘は、原始林のようなものが残されており、森の中を歩くことができる。消火器の箱にはかわいいキャラクタが。丘の頂上からの眺め昆虫も、いまどき珍しいほど多種多様な種類が生存している。これきおそらくムギワラトンボだと思う。自然が楽しめ景色が楽しめる。久しぶりに言った明日香はいいところだった。 [続きを読む]
  • 第208回夢語り小説工房作品「眠らずの京都」
  • 第208回夢語り小説工房 作品   「眠らずの京都」 作 大山哲生一慶長六年の三月。京都。長い冬が去り、日中の暖かさに浮かれるかのように多くの人が外に出ている。井戸端でおしゃべりをするおなご衆がいるかと思えば、荷車に米俵を山のように積んで引っ張っている男もいる。 浪人はくたびれた着物を着て、あてもなく京都の町を歩いている。 百人百様の春模様であった。 いかにも、のんきに見える京都は不穏であった。 京 [続きを読む]
  • 第208回古都旅歩き 東寺、西本願寺
  • 今日は東寺の弘法さんに行ってきた。いい真空管ラジオを見つけたが、迷ってる間に他人に買われてしまった。残念。夏の縁日は、食べ物やは少なくて9割がた古道具屋であった。人もまばらであった。ここの古道具は定番のものしか売っていない。変わったものを買うには、北野天満宮の縁日のほうがおもしろい。ついでに西本願寺に参ってきた。 [続きを読む]
  • 膨大な年金書類
  • 昨日、この7年分の年金関係の書類を整理、処分した。とにかく年金関係の書類は、7年たまると膨大であった。整理してみて感じたのは、ほとんどが通知のみであって、即処分しても問題のないものばかりであるということである。残したのは年金証書だけであとはすべてシュレッダーにかけた。おかげでシュレッダーが壊れてしまって新しい物を買った。しかし、7年前の年金証書には年金額がかかれているけれど、その後毎年年金決定額が通 [続きを読む]
  • 第207回古都旅歩き小説「九尾の狐」
  • 第207回古都旅歩き小説   「九尾の狐」  作 大山哲生一 ここは京都東山の高台にある、日吉南高校。 四月のある日、写真部の部室で部会が開かれていた。「えー、まず各自自己紹介をしてもらいます。ぼくは、二年四組の田辺純一と言います。写真部の部長をしています。どうぞよろしく」「ぼくは一年一組の安永大輝といいます。高校では演劇部に入ろうと思っていましたが、あいにくここには演劇部がないので、写真部に入りま [続きを読む]
  • 最近の家電量販店
  • 最近の家電量販店はどこもつまらない。まず、新製品がおいてない。カメラにしても、安いもの、旧型しかおいていない。ラジオにしても何年も同じものがおいてある。ネットでみると新製品がたくさんでているのに。こういう風だから、みていてもわくわく感がないのである。量販店のパソコンはやたら高い。パソコン工房に行けば5万円で売っているものが、15万円前後する。お試しソフトがたくさん入っているから高いのだと思う。しかし [続きを読む]
  • 第206回古都旅歩き小説「青春の一歩」
  • 第206回古都旅歩き小説 「青春の一歩」 作 大山哲生一盛口育男。立志社大学の一年生である。 盛口は、国文学科に籍をおいている。盛口は高校の古文の授業で井原西鶴に目覚め、井原西鶴の書いた本をいくつか読んだことがあった。特に、「好色一代男」は若い盛口の興味を大いにそそった。盛口が国文学科を選ぶについては、父母や妹から反対をされた。国文学科に行っても先生くらいしかなれない、法学部にすすめば弁護士にだって [続きを読む]
  • 第205回古都旅歩き小説「逢い見ての」
  • 第205回古都旅歩き 小説  「逢い見ての」 作 大山哲生 一 ここは、京都東山の中腹にある日吉南高校。この高校の一年二組に「チャラ男君」と呼ばれている生徒がいた。「チャラ男君」の本名は荒尾誠二という。彼が、チャラ男君と呼ばれるようになったのは、中学時代からである。理由は、なにごともいい加減で気まぐれ、約束は守らず、何をやっても続かない。荒尾の本心はいったいどこにあるのかと周りの者は不思議がるが、元 [続きを読む]