矢野宏之 さん プロフィール

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矢野宏之さん: 心理療法あれこれ
ハンドル名矢野宏之 さん
ブログタイトル心理療法あれこれ
ブログURLhttp://behavior.wpblog.jp/
サイト紹介文臨床心理士が考える、強迫,うつ,パニック, 解離性障害, PTSDなどの方に対する治療法の紹介。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供27回 / 365日(平均0.5回/週) - 参加 2015/03/09 14:43

矢野宏之 さんのブログ記事

  • ADHDのためのタスク管理テクニック②
  • 前回は、ADHDのAさんの例をもとに、ADHDを持つ人が陥りやすい問題と対処法について、いくつかのヒントをご紹介しました。今回も前回に引き続き、ADHDの人が1日を快適に過ごすためのタスク管理のヒントをご紹介していきます。 「会社員」Aさんの毎日の悩みAさんは、やるべきことがいつも目の前に見えていないと、何をするつもりだったのかを忘れてしまいがちです。仕事を始めようと机に座ったものの、自分が何をするつもりだったの [続きを読む]
  • ADHDの人のためのタスク管理テクニック①
  • ADHDの時間管理術をシリーズで紹介してきましたが、その中でも今回はタスク管理のポイントについて考えてみたいと思います。 「会社員」Aさんの毎日の悩みAさんは、やるべきことがいつも目の前に見えていないと、何をするつもりだったのかを忘れてしまいがちです。仕事を始めようと机に座ったものの、自分が何をするつもりだったのかを忘れてしまい、何から手をつけようか?と考えることから始めなくてはいけません。また、集中し [続きを読む]
  • ADHDの人のためのタスク管理テクニック①
  • ADHDの時間管理術をシリーズで紹介してきましたが、その中でも今回はタスク管理のポイントについて考えてみたいと思います。 「会社員」Aさんの毎日の悩みAさんは、やるべきことがいつも目の前に見えていないと、何をするつもりだったのかを忘れてしまいがちです。仕事を始めようと机に座ったものの、自分が何をするつもりだったのかを忘れてしまい、何から手をつけようか?と考えることから始めなくてはいけません。また、集中し [続きを読む]
  • 想像型強迫症
  • 強迫症の中には、目に見える強迫行為を行わない強迫症のタイプがあります。想像型強迫症という名前が海外ではよく用いられていますが、「侵入思考」「望まない考えの強迫症」「純粋強迫観念」などの言葉で呼ばれることもあります。このタイプの強迫症には幾つかのテーマがあることが知られています。 性的な強迫観念(Sexual Orientation OCD)性的なテーマが中心の強迫症では、「自分が性同一性障害/同性愛者なのではないか?」とい [続きを読む]
  • 洗浄強迫に潜むさまざまな思考
  • 洗浄強迫は、さまざまある強迫症の中でも特に多く見られる強迫のタイプです。この洗浄強迫の人のもつ思考は、人が感じる嫌悪感情と関連があるとされ研究が進められています。今回は、嫌悪に関する心理的研究から分かってきたことをまとめて紹介します。 共感呪術的思考共感呪術とは、文化人類学者のジェームズ・フレイザーが定義した呪術の理論です。合理的に考えると誤っていることがわかるのですが、強迫症の傾向を持つ人は、あ [続きを読む]
  • ADHDタイプの大人のための時間管理/感想
  • ADHDタイプの大人のための時間管理(認知行動療法)の感想になります。このプログラムは、全8回のプログラムになります。以下、感想になります。 感想時間管理に対する問題意識は中高生の頃からあったものの、具体的な解決策を考えることが出来ず、これまで何度となく挫折してきました。そのため、心のどこかであきらめてしまっていて、自分の「変わる力」を信じることが出来なくなっていました。こうした理由から、プログラムが進ん [続きを読む]
  • 強迫症の人のための正しいHIV知識
  • 強迫症では、HIVに感染することが怖いという強迫観念に悩まされている患者さんも多いです。HIVはAIDSを発病する原因となるウィルスです。性感染症として代表的なもので、感染者数も年々増加している傾向にありますが、未だその感染に関する正しい知識が広く浸透していないのが現状です。そのため、一部の強迫症を持つ人の中には、HIVに感染するのではないか?という漠然とした恐怖感を抱いてしまうものの、その不安を回避するため [続きを読む]
  • 多頭飼育〜アニマルホーダーという病
  • 「猫屋敷」に潜む精神疾患近年、日本でも多頭飼育崩壊という言葉をニュースや新聞でもよく耳にするようになりました。その多くは、人間にとって最も身近なペットである猫や犬を対象にして収集しているというケースで、「ネコ屋敷」として近隣住民の間でもトラブルが発生し発覚しています。これは、単なる迷惑な住人・動物を虐待する非道な住人として片付けられてしまう問題ではありません。多頭飼育者となってしまう人は、アニマル [続きを読む]
  • SSRIと妊娠・授乳 ? 強迫症と周産期-
  • 女性の強迫症は、20代に発病することが多いと言われています。そのため、女性の強迫症の方にとっては、妊娠・出産・育児(授乳)と気になることが多いと思います。また、産褥期(産後約6〜8週間)に強迫症を発症する方や、悪化する傾向にある方も多いと言われています。私のところでも、産褥期に悪化した方のご相談を頂くことが多いです。内訳としては、洗浄強迫の方が最も多いです。今回の記事は、強迫症に最も使われるSSRIに関してま [続きを読む]
  • どうしても見てしまう〜脇見恐怖症
  • 脇見恐怖症とは脇見恐怖症という病気をご存知ですか?脇見恐怖症という病名は正式な疾患名ではなく、DSMにも診断基準が記載されているわけではありません。そのため、精神科的な病名としては視線恐怖症のうちの1つの群として扱われています。自分の視線が相手に迷惑をかけてしまっているのではないかと感じることで、人が怖くなってしまう病気です。会社や教室で、電車の中で、すれ違った人と、気がつくと目があってしまっている [続きを読む]
  • 強迫症の考え方の癖
  • 強迫症が持つ考え方の癖(信念)としては、Obsessive Compulsive Cognitions Working Group(1997)という研究グループが様々な研究をみた上で以下の6つがあるだろうと結論づけています。 ①拡大された責任(inflated responsibility)強迫症者の失敗により生じた結果に過剰に責任を感じてしまう。例:「鍵を確認し忘れた結果、泥棒が入るのは自分のせいだ」この信念は、確認強迫と非常に関係が深いと言われているものです。確認強迫の [続きを読む]
  • 強迫症への認知行動療法の感想
  • 治療を受けた方の感想になります。 まず、カウンセリングを受けようと決意したきっかけは「もう、手洗いをしたくない」という思いからでした。秋から冬にかけての手洗いは、洗面所で寒さに耐え震えながらのことですし、(最長で)20分〜30分も洗う必要はないと自分で分かっていたのですが、手洗いを止めるのが怖いので必死に洗っている自分がどんどん惨めで情けなくなっていました。自分なりに手洗いを短くしようと決め、一度 [続きを読む]
  • 身体醜形障害/醜形恐怖症とは
  • 強迫症と関連のある醜形恐怖症身体醜形障害・醜形恐怖症は、強迫症関連疾患として若い人を中心に幅広い年齢で広がっている疾患です。その名の通り、自分の顔や体を醜いと感じ、その思いにとらわれてしまうことで生活に支障をきたしてしまう病気です。周囲の人に理解が得られにくいことから、不安の中心である「自分は醜いのではないだろうか」という考えを誰にも相談することができずに増大させた結果、自殺念慮に至ったり、人前に [続きを読む]
  • 強迫症に対する森田療法のエビデンス
  • 強迫症に対する森田療法のエビデンスについてです。コクラン共同計画掲載の論文 Morita therapy for anxiety disorders in adults 2015年のレビューよりまとめます。森田療法は、日本及び中国を中心とした不安障害に対する治療法です。このレビューでは、MEDLINE、EMBASE、PsycINFOなどを含めた研究を幅広く集めたレビューになります。7つの中国の研究が、本レビューの基準に合致し、6つがメタアナリシスに回りました。2つの研究 [続きを読む]
  • 暴露反応妨害法を超えて:制止学習による暴露
  • 制止学習による暴露については、Jonathan S. Abramowitz先生というアメリカの臨床心理士が提案している新しい暴露の方法になります。彼は、強迫症の専門的な研究をしています。これは、Michelle Craske先生という暴露療法を最適化する研究に基いた方法になります。この制止学習による暴露を強迫症にも使えるのではないかとAbramowitz先生は考えています。 暴露反応妨害法の問題点暴露反応妨害法の問題点は、治療脱落率の高さ、暴露 [続きを読む]
  • 強迫症に対する新しい認知行動療法のやり方
  • 強迫症の認知行動療法も、少しづつ新しい考え方が出てきています。ここでは、そんな考え方を紹介していきます。暴露反応妨害法以外の方法もあるまず、もっとも大きいものは、これでしょう。最新の認知行動療法では、暴露反応妨害法以外の方法や、暴露反応妨害法のもっと効率の良い方法が提案されてきています。その方法とは、行動実験や制止学習による暴露になります。これらは、確かに暴露という方法を含んでいますが、全く今まで [続きを読む]
  • 強迫症に対する新しい認知行動療法のやり方
  • 強迫症の認知行動療法も、少しづつ新しい考え方が出てきています。ここでは、そんな考え方を紹介していきます。暴露反応妨害法以外の方法もあるまず、もっとも大きいものは、これでしょう。最新の認知行動療法では、暴露反応妨害法以外の方法や、暴露反応妨害法のもっと効率の良い方法が提案されてきています。その方法とは、行動実験や制止学習による暴露になります。これらは、確かに暴露という方法を含んでいますが、全く今まで [続きを読む]
  • 強迫症が治らない6の誤解
  • 暴露反応妨害法ができないから治らないと思っているこの問題がとても大きいのではないかと思います。暴露反応妨害法の方法はかなり有名ですし、カウンセリングを申し込む方のほとんどの方が暴露反応妨害法という単語や、『強迫行為を我慢しないと治らない』『嫌なものに触らないと治らない』と思っています。たしかにそれは、正しい部分はありますが、大事な部分の知識が抜けているのです。まず、前提として暴露反応妨害法は人体に [続きを読む]
  • 心のなかで行う強迫行為
  • 強迫症の中でも7割の方が、心のなかで強迫行為をおこなっています。心のなかで行う強迫行為は、目に見えないことが多いため、他人がその強迫行為をしているかはわからないことが多いのです。ここでは、代表的なものを紹介します。 メンタルチェッキング最も有名なものは、メンタルチェッキングと呼ばれる頭のなかでの確認です。これは、確認強迫の人に多い強迫行為です。今までの行為を振り返って、大丈夫であることを確認したり、 [続きを読む]
  • 納得がいかないともやもやする「整理整頓型強迫」
  • このタイプは、「自分の納得ができない状況」に対してとても嫌悪感があります。例えば、「自分は変なことを言っていなかったか」「自分は正しい理解をしているのか」「ものは決められた位置においてあるのか」、「左右対称であるのか」などのことが気になります。また、醜形恐怖症を持っている方はこの強迫症を持っていることがよくあります。そのため、顔の化粧を何度もやり直す、左右対称であるかが気になり髪のセットを何度もや [続きを読む]
  • 確認がやめられない「確認強迫/加害恐怖」
  • 確認強迫とは、確認を主に行っている強迫症のタイプです。ただし、実際に確認行為を行う強迫症のタイプは無数にあります。その為、「自分が加害を加えたのではないか」という状況で苦痛が生じるタイプを確認強迫と呼ぶことがあります。実際に確認を強迫行為とする強迫症のタイプには以下のようなタイプがあります。 「汚れ」に関する確認を行うタイプこれは洗浄強迫の方のなかに見られる確認行為であるとも考えられます。洗浄強迫 [続きを読む]
  • 嫌な想像が頭から離れない「想像型強迫」
  • このタイプは、頭の中に受け入れられない考えが湧いてくるタイプです。そして、その強迫観念に対して、頭のなかで打ち消しや反芻などの強迫行為を行うことが多いタイプです。その為、目に見える強迫行為を持っていない場合が多いのです。かつては、純粋強迫観念と呼ばれるように強迫行為を持っていないタイプと言われることもありましたが、頭のなかで強迫行為を行っていることが分かってきました。想像型強迫には幾つか大きなテー [続きを読む]
  • 特定の行動を繰り返してしまう「縁起強迫(繰り返し強迫)」
  • 縁起強迫とは、縁起が悪いと感じてしまうものを打ち消したり、避けようとする強迫症のタイプです。典型的な症状は、「4」、「9」という数字に関連するものを避け、「4」、「9」という数字をみたりすると、7回触ったり偶数回触りななおすなどの症状です。他にも、「不吉な言葉」が頭に浮かんだら、心のなかでお祈りをして、不吉な言葉を打ち消してから、行動をとるなどの例があります。しかし、縁起強迫は、他人から見て縁起的 [続きを読む]
  • 局所性ジストニア
  • ジストニアとはジストニアという病気をご存知ですか?有名なミュージシャンが局所性ジストニアを発症して活動を休止するといったニュースも報道され、一度は病名を耳にしたことのある人もいるかもしれません。ジストニアは、脳神経系に何らかの異常が生じることによって、体の筋肉の一部分が緊張し、勝手に動き出してしまう病気です。自分の意図とは違う部分の筋肉が動いたり、収縮や固まることを繰り返してしまうため、首がねじれ [続きを読む]
  • 洗浄強迫とは?
  • 手洗い・洗浄をくりかえす「洗浄強迫 / 不潔恐怖」洗浄強迫は、洗浄行為を強迫行為とするタイプの強迫症です。このタイプは、強迫症の中で最も多いタイプになります。苦痛を伴う対象としては、ばい菌、外の汚れ、体液・精液、感染症・血液・HIV、アスベスト・放射能、洗剤などがあります。 強迫行為として多いのは、手洗いを中心とした洗浄行為です。手洗いに、1回に30分程かかる方もいます。入浴、トイレの使用に時間がかかります [続きを読む]