金さん さん プロフィール

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金さんさん: poems
ハンドル名金さん さん
ブログタイトルpoems
ブログURLhttp://nananosonetto.blog.fc2.com/
サイト紹介文詩とソネット
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供203回 / 365日(平均3.9回/週) - 参加 2015/03/13 18:43

金さん さんのブログ記事

  • 成層圏
  • 空を見据えるその上空の天の魂が渦巻いている人は成層圏を越えて更なる高空の大気圏を把握する天は宇宙空間を越えたところにあるのだが人はそれを把握できない星座のバランスを崩しながらなにものかを抱きしめている空の地理の原型は人の形をした魂と交わっている魂をうつくしく磨き上げた天人が優しさと呼ばれるものを空に投げ上げる [続きを読む]
  • 秋とともに影法師が少しづつ伸び いつのまにか私の分身となり 共に歩み続けている 私の憂いを影法師に託して立ち止まらずに振り向かず道を往く秋と共に拡がる私の心象の揺らぎ その陰影を伴いながら影法師が私よりもっと早く歩いてゆく影法師歩みてひとり秋となる [続きを読む]
  • 水滴
  • 夢の雫が落ちる夢の漲る瞬間と遥か彼方の銀河の果てを一人で見つめている薄らいだあの前世の記憶が幼い夢の隙間であたたかい寝息をたてているまだ謎で覆われているものそれを無理に判ろうとしてまどろみの水滴が落ちる彼方に暮れた魂から響いてくる夢の水滴それが静脈に染みて私の命を癒す [続きを読む]
  • 秋への誘い
  • ひとりはひとりとはなれて秋への誘いを見つめている孤独と静謐へのさすらいの誘いとともにひとりはひとりを出逢って秋風の不思議な寂しさを知るふたりで夕空を見つめながらさようなら夏あの輝く夏季節は銀河の白い流れを淡く染めながら秋への誘いとともに胸の奥に焼き付ける [続きを読む]
  • 星の子
  • ママあなたがミルクのように注いでくれた愛をあなたに返すことが出来ないと思うママあなたが望んでいる平穏な人生をわたしはきっと望んでいないそれよりもわたしはわたしだけの道をきっと歩いてゆくそれがどんなに険しくてもママには内緒だけれども私は本当はママの子どもとして生まれてきたのではないかもしれない確かにママの体内から生まれてきたのは本当だけれどもそしてママもきっと私と同じだわたしはきっと一人で孤独のまま [続きを読む]
  • 夜地の蟲が鳴く星座群の沈黙が静寂の夜を銀河の水の雫で満たすそんな日には永遠への懐疑をそのまま丸めて夜空へ投げ上げる永遠に生きられない有限という孤独のまま埋没する魂と深夜の焦燥の塊 [続きを読む]
  • 星祭
  • 星祭の夜はとても嬉しいこの地球を彷徨する日常が祭りの幻覚に吸い込まれそうだ目を閉じたまま心を澄ましあの星祭にいこうそこはうつくしい魂だけの星の街さあからだを持ち上げてこの魂を洗いなおすためにもあの星祭の街へ旅立とううつくしい心の人だけが見ることができる星祭の夜の街の走馬灯 [続きを読む]
  • 秋の花火
  • 秋の花火が空に舞う秋の花火は寂しい夏休みが終わったからじゃなくて夏に別れた人の思い出を打ち上げているようでとてもとても寂しく私の胸に響くあの花火の輝き消えてゆく音些細なことで知り合い些細な過ちで別れてしまったあの人のことを忘れようとしたつもりでもあの花火の輝きのせいでまだとおい追憶にすることが出来ないでいるそんな情けない私だけと勇気を持って言える言葉(いままでありがとうさようなら)打ちあがる花火の輝 [続きを読む]
  • 海は海のままでいい渚から見つめる水平線はどこかの国に繋がっているのではないどこか他の世界に繋がっている潮の満ち引きが土星の衛星の幻を呼ぶそれだけでいいたったひとりでも心のなかで見つめる永遠そうして宇宙という海原をどこまでもどこまでも流されてゆく [続きを読む]
  • 夢の雫
  • 夢の雫が落ちる夢の漲る瞬間と遥か彼方の銀河の果てを一人で見つめている薄らいだあの前世の記憶が幼い夢の隙間であたたかい寝息をたてているまだ謎で覆われているものそれを無理に判ろうとしてまどろみの水滴が落ちる彼方に暮れた魂から響いてくる夢の水滴それが静脈に染みて私の命を癒す [続きを読む]
  • いろどりみずいろ
  • 水の好きな女の子がいた水は神秘的なので世界中の水の生態系を調べたいというその女の子は時折日本の水源の水を飲む旅に出るそうだそうして雨が好きだしかし海にはあまり行かない何故かと尋ねると近海の水の一部は汚染されていてそれを見たくないし海に近い真水も飲みたくないそうだそれに肉感的ではないので水着になるのが恥ずかしいと水とはあまり関係ない返事を照れながら喋った将来の夢は何かと尋ねると「パパラギ」という本を [続きを読む]
  • 鰯雲
  • 天に忘れたままの鰯雲の空のアルバムそのアルバムに眠ったままの秋が好きな私の好きだった人今はどうしているのだろう幸せでいるのだろうかそれならばそれでいい青空に置き忘れた鰯雲のアルバムよ「鰯雲ひろがりひろがり傷痛む」その秋の句のように鰯雲のアルバムをひろげるたびに胸が痛む「富めるときも病めるときも」結婚をした時に聞き流してしまった牧師の言葉が今は分かる苦しんでいたあの人のことを理解できないままそのまま [続きを読む]
  • ママが死んでから
  • ママが死んだとき悲しみに包まれながらも魂の奥底で青空が美しくわたしを照らしているような開放感に浸ったママが死んだとき彼女を殺したのはわたしではないことに気がついては心から安堵した罪悪感を感じながらも広い草原の真ん中で一人開放感を感じている自分を見つけたママが死んでから彼女のことをふとおもいだしたときかなしみが突き上げてきておもわず大声を出して泣いたのはもうみんながママを忘れかけた頃で一年もたってか [続きを読む]
  • 苛立ち
  • この世に生まれている以上苛立たない人はいないだろう人によってその苛立ちの訳は違うにしても現状が自分の理想と反目している程人は苛立つしかし苛立ちは恐らくその人を救わないただひたすらただひたすら時の流れに身を任せれば苛立ちと安堵はやがて手を握り合うときがくるに違いないそうとしかいえないでいるなせかというとわたしも苛立つ心を隠しているから [続きを読む]
  • AAと生きる意味
  • 生きるということは仕事や余暇(これもたいせつだけれども)究極の選択をするとすればただ息をすることに繋がってくるのかもしれない死んでしまいたい気持ちを抱えて生きている人は数多くいるその気持ちは十分わかるただそれを実行してしまってこの世から消えてしまうことこれを美しいとは思ってはいけないAAというアルコール依存症のグループの言葉は今死のうという気持ちに立ち向かう心の動きから超越するきっかけとリンクしてい [続きを読む]
  • 性と感動
  • パギドウとポゴネラ六つの時にもう一緒に寝た彼女の胸は彼の胸と同じように平たかったが二人はヤム芋の根のようにからみ合い お互いのまつ毛を噛み合った谷川俊太郎氏の詩だが、あまりのおおらかな純粋さに脱帽する。谷川さんってホントに現代詩の詩人?と疑ってしまいたくなる。特に谷川さんのファンではないが 何故そう思うかは、ぼくも「そういう感覚」の持ち主だからかもしれない。セックスはしがらみのない、16歳から20 [続きを読む]
  • 涙が溢れそうになるときは屋根のないひとりぼっちの部屋で虚空を見つめているだけわたしの涙は鳴らないパープ私が今奏でることのできない音楽が月明かりの夜恒星たちのざわめきとともにわたしが眠る静かな地球の空を包んでいる [続きを読む]
  • 人を傷つけてしまったとき
  • 人を傷つけてしまったことに気がついてとても辛い時風の吹くところに身を任せよう自分が傷つくよりその人の心を傷つけてしまうことその苦しさいっそ傷つくほうがいい風がそう告げた爽やかな風の吹く場所そこ佇めば明日誤る勇気が持てる悲しみは吹く風に守られてこの世界の何処かで昇華されたゆく爽やかな風の舞うあの場所でもういちど自分の勇気を取り戻すため [続きを読む]
  • あて先人のない手紙
  • 秋の風がひんやりとした微風に変わる頃一通の手紙がとどいた「お元気ですか私はあなたのことを知りませんが風の音で今幸せなんだとあなたの声をききました」宛て先人のない手紙が時々ぼくのところに届く最初は戸惑ったが今は慣れたどうしてなのかと訊かれればその手紙は春夏秋冬の始まりにしか送られてこないのでぼくは勝手にこう思っている季節の推移に送られてくるやさしい音信のこもった温かな季節の時計なのだと [続きを読む]
  • おばあちゃん
  • 世田谷に住んでいるぼくのおばあちゃんいつもにこやかに挨拶をしてくれるそのあと仏壇でおじいちゃんにはなしかけて喜ぶ位牌がことりと揺れる「夫ですか?先日戦死しました私の夫は名誉の戦死ですので喜んでいるので御座います」作り話をつづけているその口癖にもなれた車椅子をぼくが押してそうしておばあちゃんが乗って暖かな陽だまりを探して二人そろそろとで歩くおはあちゃんの優しい息吹が伝わってくるおばあやんが部屋に置か [続きを読む]
  • 優しさの地軸
  • 風が樹木の言葉を囁くざわめきとともに風と木が青空を覆い遥かな声を運ぶ(そうして風たちは知っていた)人も風になれることを水脈のせせらぎのように笑いながら這い這いをする赤ん坊のような(なにものにも染まることのない心)あの赤ん坊のように屈託のない笑顔で優しさの地軸に触れることが出来るなら [続きを読む]
  • あなたは風
  • あなたは風風のようなものではなく正真正銘の微風いつしか手を繋いで風とともに歩いているその足取りはかろやかでぼくの魂の奥で安堵に変わるあなたは風微風そのもののもたらすやさしさを知っているそしていつもぼくの掌の潤いを微かに満たしている [続きを読む]