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紫草(日本ムラサキ)の記 https://blog.goo.ne.jp/murasaki904_001

日本ムラサキは日本古来の染色、紫根染めの染料として永く珍重されてきました。野生種では絶滅危惧植物で目

紫草(日本ムラサキ)の記
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2015/03/21

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  • 2024日本ムラサキの栽培・3月弥生

    「根無し双葉、苗のその後・・・」やはり双葉からの根の再生が気になって、発根セットはそのままであった。種子は回収して双葉のみの生育状況の変化を待っていた。双葉は丸くそり返り、幾つかは片肺になって残り2個になる。2/17の投稿の写真、諦めた筈であったが・・・・。種子はその後変化はなく、取り除く。小さいながらも本葉が3枚に生育している事に気が付く❣️本葉の最下部の濃い緑が気になる。ルーペで見るが良くわからない。カメラで少し拡大して見ると・・・新しい双葉では・・⁉️角度を変えて見ると、対生で肉厚の葉は、正に双葉の姿に類似して見える‼️前の写真に戻ると、最下部の濃い緑の下に薄白く伸びているのは”根”ではなかろうか?想像では、古い双葉の下から根が出てくるとばかり思い、待っていたのだが・・・。古い双葉とは、サイズが異な...2024日本ムラサキの栽培・3月弥生

  • 苺苗の生育・2024

    「その後の苺苗の生育・・・」苺種の発芽を紹介した事があった。大小二つのポットで、変わり映えの無い生育振りである。先月始めの生育状態である。17本もあり、1ポット1本のスペースは無い。箸を使って苗を取り出して、様子を見る。育苗培養土に問題があった。培土の袋を(袋のデザインは同じだった・・・)確かめずに使っていたのだ。「増す土」の表記がある袋に気付いた。苺苗は何年も前に一度経験した事があるが、生育後の記憶は無い。細い根が長く伸びているが・・・?余りにも、心細い生育振りである。ポットは増やせないので、大きなポットに寄せ植えをする。培養土を替える事が、取り敢えずの対応である。日本ムラサキの苗で生育の思わしくないポットがある。そのポットに使った培土も「増す土」の表記の培土であった。「きづかぬはぼけのはじめか老いさな...苺苗の生育・2024

  • 2024日本ムラサキ・鉢栽培

    「鉢栽培に挑戦‼️」初めて「むらさき」の栽培した時以来12年振りに鉢での栽培となる。ポットにて育苗中の中から、少し茎が伸び始めた苗を選ぶ。小さなポットなので、根の成育状況を確認する必要もあった。本葉が6枚の苗である。2月始めは4枚であった。室外での作業は気温3℃で、寒くて出来ない。土は数日前、苗床の容器を埋める為に掘り上げた土を篩って準備。赤玉土を混入して鉢の底部にも中粒を敷く。本場の成育状態から、根の生育も順調と考えていたが実態を見る必要があった。苗の根の成育状況は、多くの根が出ていて良好な苗の成育を確認する。ここまで、根本を広げてしまうと定植作業は厄介である。何とか終了❣️庭の土には赤玉土をもっと混入が必要だったか❓かつては、赤玉土のみであった様な気がする。https://blog.goo.ne.jp...2024日本ムラサキ・鉢栽培

  • 2024・日本ムラサキ、冬越し

    「来週は3月を迎える、冬越しを果たした苗床」寒の戻りはあったが、苗の様子を見ると春の新芽が確認できた。苗床が春近しを察知して、師走に播いた種子も発芽を始める。昨日、一昨日と日が出ず曇り日で雪が散らつき蓋をしたままであった。曇り日だが、時々強い陽が射すので蓋を取る。最高気温5℃であった。箱際に発芽が1列に並ぶ、2ヶ月以上も発芽時期を待った事になる。あちこちに発芽苗と冬越しの新芽が混在する。冬越しの新芽は昨年発芽してその葉は枯れ、カットしてある。大きな双葉の片方が傷んだままで、冬を越し新芽の生育が始まった苗である。新芽苗と発芽苗のサイズが驚くほど異なる。新芽苗は昨年発芽した苗で、本葉4枚で1月には多くが枯れた。その新芽は可愛いサイズである。春本番を迎える時期には、どの様な姿になるのだろう⁉️先週に続いてまた、...2024・日本ムラサキ、冬越し

  • 2024・日本ムラサキ、春苗

    「雪は消え・・・春の日来る、春苗の発芽」赤玉土を培土にした苗床に発根、続く・・・❣️日毎に5〜6個の発根が続く、金星マーク。2年前の残り種子の発根である。前年の種子の発根と変わらない。ポットに上げて育苗となる。既に40ポットに‼️順調に発芽、春苗のスタートです❣️数日前のポットでは双葉が開く。畑を離れたので希望者に販売予定。この双葉はキッチンペーパーの上で発根を見た苗。ポットでの生育が不良であった。1月下旬にセットした容器で動きがストップして放置状態であった。2週間振りに1粒が発根❣️この時間差は、結実時の差か、不明?この我慢は生育不良の双葉をポットから戻した故である。他に同様の生育不良の双葉を戻して、根の生育を待っていた。不思議な事に根は再生せずに、何と双葉から本葉の生育が始まっている。双葉を裏返して見...2024・日本ムラサキ、春苗

  • 2024・日本ムラサキ如月の雪

    「1ヶ月振りの大雪!」正月の雪は、いよいよ来たかと身構えたが、その雪もすっかり消えた。従って2月に入って気楽に構えていた。日中の雪は、わずかに地面を白くする程度であった。夜間12時間の積雪量には驚いた。その内、止むだろうと思っていた。夜間激しく降り続けた様だ。30cmを超える。庭先の苗床は、緩やかな丸みを帯びて雪の下に。翌々日の日差しを待って、掘り出す。2日間遮光状態だった。緑を保つ越冬が課題だったので、我慢の日課を継続中。室内にて、赤玉土を培土に100粒(2022産)を播種(1/28)10日目に発芽の兆しを確認(予測通り)。黄色のマーク内、4個。翌々日、掘り出してポット育苗に移行。黄色のマークの発根種、4個。古い種子で2022年の残り種子である。室外の物置に保管していた種子である。管理して保管していた訳...2024・日本ムラサキ如月の雪

  • 2024日本ムラサキ・如月

    「寒気、再来の節分・・・‼️」新年となり雪の日も続き、春まで雪は残るかと思われたが・・?雪は消えて暖かな日々で・・・春と言う訳にはいかない。毎朝霜柱の冷え込みである。陽当たりの良い庭先に埋め込んだ苗床。10:00と15:00にはカバーを取ったり、掛けたりの日々が続く。陽射しの強い日には、ビニールカバーを取って陽に当てる。最低気温マイナス5℃前後の日々が続く。苗床の外では霜柱が出来ては消える。この気温で、苗床には発芽して来る種子がある。勿論苗床の地温はプラスの温度である。多くの植物は、開花の時期が限られている。従って種子を播く時期もおよそ決まっている。発芽の時期も一斉となる。日本ムラサキは、その点が異なる。従って数ヶ月も遅れて発芽してくる種子がある。昨年早くに発芽した苗は双葉が傷み、本葉が辛うじて緑を保って...2024日本ムラサキ・如月

  • 2024・日本ムラサキ、睦月

    「いつまで続く発根方法・・・」長い事、タッパー容器にて発根して発芽、育苗を続けている。このブログを始めてから11年目となる。当初「絶滅危惧種」と言う特殊な植物への関わりに興味があった。その後、薬草・染料としての実用性を追いかける事になる。食品保存容器・タッパー容器の使用は種子の保管から始まった様だ。最初は、70cmもの大雪の年でその雪中深くに保管して春先に取り出した。キッチンペーパーの使用は種子の乾燥を懸念してである。これを、発根セットと自称している。43粒をセットしてその後の経過を見た。2022年産の残り種子で、長期間にわたる保存で、その発芽力を追跡した。年末から2週間の氷温水にて冷蔵庫保管。1/22待つ事1週間、8個が発根。室内気温は常時22℃。1日置いて5個。根が7〜10mm程伸びてからポットに移す...2024・日本ムラサキ、睦月

  • 2024日本ムラサキ・睦月、大寒

    「大寒の日・・・何と‼️小雨」陽射しの少ない、1週間であった。越冬苗に陽射しがないと葉は黄色に変色してしまう。2日前の18日雲が切れて、陽射しが戻った。すかさず、苗床の蓋を開けて陽射しを入れる。黄色くなり始めた双葉の苗にも陽射しが当たる様になった。地温はそれなりに保たれている故か、また新たな発芽(黄色のマーク内)を確認❣️前年度2022産の発芽状況である。1年間の保存種子、物置にての保管であった。黄色のテープ「10日間水中」のメモは播種前に「水漬けの発芽処理」の意味である。他に大きく生育している苗は「氷温水処理」の発芽苗で2023年産の種子である。紙コップからの発根種の発芽、ポットにて。昨年12月初旬に発芽した苗、本葉が大きく生育中。浮種からの発根種子は、いつの間にやらトレイ一杯になってしまった。これから...2024日本ムラサキ・睦月、大寒

  • 2024・日本ムラサキの苗床

    「雪に埋もれた苗床」秋苗の苗床、いよいよ越冬本番を迎える。1月8日雪の積もった朝を迎える。15cmを越える積雪であった。苗床はこんもりと雪に覆われる。暖冬とは言え、当地長野市では積雪を見ない冬は無い。数日後、陽射しが戻るのを待ち雪を取り除き苗床の蓋を開いた。日差しが無いと、葉の緑が保てない。越冬の期待は緑を保っての姿にある。気温が低くても陽射しが有れば、蓋を開ける日課である。地温?気温?4°Cこの温度で発芽して来る種子が数粒あった。ここに1個、数日前の発芽だろう❣️この時期に、何故発芽?⁉️ここにも1粒❣️近くには、本葉が覘く苗、その隣には双葉の苗‼️こちらにも1粒❣️ブレた写真だが記録に留めておきたい。驚きである‼️1週間振りで、また本降りの雪となっている。元旦の地震は、恐ろしい揺れであった。当地では震...2024・日本ムラサキの苗床

  • 2024日本ムラサキ栽培・睦月

    「新年早々に紫根染め」新年おめでとうございます。元旦から、紫根染めに挑戦‼️染めは、例によって栽培紫根の染色効果の”試し染め”である。今回は紫根の細根、ひげ根のみを使用して、その染色力を見る事に置いた。紫根収穫時の場面である。太い紫根にも”ひげ根”が多く着いている。掘り起こした背後を見ると、赤い糸があちら、こちらに点在している。それを丁寧に集めると写真の左側の一塊りとなる。乾燥した細根、ヒゲ根を爪楊枝と比較して見た。細根でも爪楊枝の2mmに及ばない。ヒゲ根は既に”粉体”状態である。新しい濾過袋に入れる。細根を入れ、粉体の紫根を投入。全量は250gで多いかと思案したが、加減をしても残り物が出るのみで中止。熱湯の中に入れると直ぐに染料が出てくる。これも驚きである。力を入れて揉む事もなく軽く袋を動かす事で序々に...2024日本ムラサキ栽培・睦月

  • 2023日本ムラサキ・師走の発芽

    「年の瀬の困惑・・?」紙コップを利用して、発芽の兆しの種子を見出す事が難しくなっている。室内環境の相違か?自身の高齢化による判断ミスか?丁度1年前に、街中へ転居した。室内環境は雲泥の差となった事も関係があるかも知れない・・❓度々紹介している紙コップ内の、発根種である。数日置きに種子を選り分け、微かな種子の発根の兆しを探し出す❣️種子選別の際に、比重差によって除外種子とした種子である。育苗ポットへ移して発芽を待つ。16ポットで発芽中。もっと多く発芽待ちがあっても良いのだが・・・。やや拙速な判断によると思われる。これは苺種子の発芽の様子。タッパー容器内で発芽するまで気付かなかった‼️日々、気遣っていた訳では無い。反対に無理だと放っていた。ならばと、苺種子を端に移して、日本ムラサキの種子を並べて見た。老いの判断...2023日本ムラサキ・師走の発芽

  • 2023・日本ムラサキの越冬を前に

    「庭先の苗床の越冬対策」苗床の発泡スチロール箱を地中に埋め込んである。蓋が不明でビニール袋でカバーして来たが降雪予報を受け、対策を講じる。同サイズの箱を購入して、中に藁を半分敷いて蓋にする。蓋をそのまま使えば良かったのだが、敷き藁をビニール袋で使っていたので本体を蓋にした。苗床には多くの苗が処狭しと生育中である。中には黄変した葉がある。寒気故に蓋を開けられず、光を遮られた所為であろう。新たな発芽3粒を確認する。地温は10℃前後であろうか。此処に1粒発芽・・・・。此処にも1粒の発芽・・・・。ほぼ同日に発芽したと思われる計5粒の発芽である。大小様々な、これらの苗を何とかして緑の葉を保って越冬させたいが・・?長期天気予報によると、記録的な高温の冬期間の様だ。「とうじすぎひましにながきはるをまつ」2023・日本ムラサキの越冬を前に

  • 2023日本ムラサキ・師走(続々)

    「紙コップからの発根、細々続く」先週「・・思わね出来事の展開2点?」の続きの続きである。ビーカーの水に差した茎は方針転換せざるを得なくなった。幼虫の食害は日々大きくなって、幼虫は庭先の食害のある蕗の葉に託した。「挿し枝」は再生の一般的な方法に転換、長期戦に変わりは無い。大き目のポットで培土にて4本を育てる事になった。水に挿せばその可否は見て撮る事が可能ではと始めたが・・・。先々の予測は禁物であった。紙コップからの発根が細々と続いている。1粒の発根の兆しに気持ちが躍る事は事実である。既に、6本が発芽している。育苗は先々大変であるが、老体の維持に一役買っているのではと放棄できない。庭先の苗床である。まだ、何とか緑を保っている。発芽して間も無い幼苗もある。しかし、寒気で葉が傷み始めた苗も出て来た。発芽して来ない...2023日本ムラサキ・師走(続々)

  • 2023日本ムラサキ・師走(続)

    「挿し枝・その後、思わね出来事の展開2点?」「挿し木」は土に挿して、その枝の再生を見るのが一般的である。これでは、この時期枯れるのを待つ事になる。水に挿せば,その可否は見て撮る事が可能ではと始めたが予期せぬ別件が発生した。上部の葉に虫の食害の形跡を発見❓移動中の虫を発見‼️多分シジミチョウの幼虫であろう。取り潰そうかと思ったが・・・80歳の我が身の先は知れている。葉に比して、小さな虫である。このまま、その生育振りを観察する事にした。水に挿した先端部。枝の切り口に僅かな変化・・⁉️これは、かなりの長期戦となりそうである。カメラの目でしか確認は出来ない変化である。思わね出来事の2点目、以前に経験した事のある発根状況である。この部屋では、不可能と思いながら種子の選別過程で出てくる廃棄種子からの発根を発見。‼️ま...2023日本ムラサキ・師走(続)

  • 2023日本ムラサキ・師走

    「先週に続く鉢育ちの苗・上部茎の再生を試みる」4本の根は春の新芽を待つより他ないが、花まで咲いて育った上部の茎を捨てるに忍びない。わずかな期待に過ぎないが、室内条件は悪くは無い。鉢から出した直後の状態です。寒気を受けて根は細根がみっしりであった。葉は寒気によって黄変し傷み始めている。しかし最上部先端には花が数個。茎の再生は新しい根の生育である。その為には花は切り落とさなくてはならない。先端部は3分枝の生育であった。傷んだ葉も切り落とす。4本の茎は、中々座りが悪い。ポリエチレンのシートを使って何とかバランスを取る。果して、根は出てくるだろうか?「としのせのそらをながめてきえるゆめ」2023日本ムラサキ・師走

  • 2023日本ムラサキ・初雪

    「鉢に取り残された苗の冬越し対応・・・」11月19日朝、わずかな初雪を見る。屋根の雪が朝日を受けて鉢の上に落下。先週紹介の鉢苗である。畝の苺は全く心配していない。このまま、鉢ごと土に埋めて冬越しを考えていたが、取り敢えず鉢から出してみた。小さな苗は8本もあった。根は小さいので、既に伏せてある苗と並べて冬を越す事にした。1鉢4本の苗は取り出してびっくり。4本の苗は細根が絡み合って大変な事になっている。細根は、既に冬の準備である。春先に分けるより、今の時期の方がまだ良いかと判断。培土は市販の培養土で肥料がある故か、生育は良く1本は冬を直前に花を付けている。4本は共に茎を切り落として、水に挿してある。軽く叩いても、とてもでは無いが別々にはなりそうも無い。水に浸けて揺する事にした。各1本にするのは水の中では出来ず...2023日本ムラサキ・初雪

  • 2023日本ムラサキ・晩秋を迎えて

    「最後の栽培となるか・・・?」霜の朝を度々迎える季節となった。鉢に移された日本ムラサキは、霜を受けても変わらずに花を咲かせている。太い茎と葉はどこまで、持つのだろう?茎を切って来春の新芽を待つべきか?鉢から何処かへ定植すべきか、何処が良い?茎の細い苗は既に葉が黄変し始めた。早々に鉢ごと土に埋めようか?それとも、茎を切って植えた幼苗の仲間に入れようか?室内に取り込んだ苗床、久方振りに発芽2個を見る❣️昨年の種子である。種子は実験として色々な発芽処理をして播種をしてある。2日程前に室外に出し、暖かな陽射しを受けた故だろうか?早くに発芽した苗は、既に本葉が3〜4枚・・。それにしても、この苗は・・?どうしようかと、今頃になって考え込んでしまった。来春5月頃まで、このままでは困る。ポットへ鉢上げをするのは・・30個...2023日本ムラサキ・晩秋を迎えて

  • 2023日本ムラサキ・紫根の処理

    「紫根の選別と保管」紫根は、その後好天気の元乾燥が進み色が深みを帯びてきた。従来、数日後にカットして乾燥機で水分を抜き、真空パック機でビニール袋に入れて保管してきたが・・・・。真空パック機は引っ越し後行方不明・・・?乾燥した紫根を整理・分別をしなくては、使うに扱いにくい。手間ひまの掛かる作業である。つい夜なべ仕事となる。ハサミは太い部分のみで多くは、手で折る。幾分水分が残っているのか、中心が切れずにハサミを入れる。根を切り折りする内に、少々分別が出来る。バット内が手狭になったので、別の容器に移し替える。紫根の太さ別の仕分けである。最も太い根本部分は使用用途は別である。紫根エキス用には、この部分が最も効果的。始めは素手にて作業をしていたが、指が真っ赤になり染色には充分な紫根かと、判断材料にはなったが爪の先は...2023日本ムラサキ・紫根の処理

  • 2023日本ムラサキ・紫根の収穫(続)

    「考察・掘り出した紫根」掘り出した紫根には土が着いたままである。風通しの良い場所に置いて3ヶ日目に水道からのホースで洗い落とす。ホース先端はストレートの噴出口で、洗うと言っても強く噴出する水を当てるだけである。使い古しの簾は、並べた紫根を一気に土を落としてくれるので好都合であった。水は台の下に流れ集まる。この水が赤みを帯びている様だと洗いは早まった事になる。また、土がなかなか落ちない箇所は、紫根が傷んでいると思われる。見事な紫根は、掘り出した時に既に土は直ぐに落ちて、輝く様な赤みを見せてくれる。紫根の根の絡み具合は、困ったものである。原因は定植時に根の絡みを作ってしまった可能性がある。特に、生育が進んだ苗の定植では度々こうした紫根の生育結果が出る。育苗ポットの培土が崩れると、同様にこうした生育不良が出る。...2023日本ムラサキ・紫根の収穫(続)

  • 2023日本ムラサキ・紫根の収穫

    「代わった栽培地にて紫根収穫を開始」種子の選別が何とか片付き、なかなか判断の出来なかった紫根収穫に着手する事にした。栽培地が代わって、全体の生育状況も異なり決断が出来なかった。根元が木質化しない事が判断を遅らせた一因でもあった。その原因は不明のまま、持ち手部分を残し根元近くをカットする。茎の立ち上がり部分に春先の新芽がズラリと取り巻いている。地表から3cm程下の部分である。1ヶ月近くも経過しているだろうか。この新芽生育には養分が必要であろう。紫根の生育よりコチラに養分がいきそうである。別の株元も同様である。種子の収穫に力点があったので遅れたのは致し方無い。やっとの思いで掘り出した1本である。径1cmの茎よりも太い紫根が2本伸び他に数本が伸びている。紫根の掘り出しに問題あった。一つは、畝作りが杜撰であった事...2023日本ムラサキ・紫根の収穫

  • 2023日本ムラサキ・種子の選別

    「手製の選別道具・・?」紫草(日本ムラサキ)の栽培数は例年の1/5である。従って種子の総量も1/5程度になる。苗は思いつきの、種々な方法で発芽試験をした結果の苗である。その栽培の結果として採取した種である。土を篩う用具を使って、種子サイズ2.5mm〜2.8mmの穴を空けた。プリント用紙を使用。使い勝手はイマイチだが全体量が少ないので時間をかけて何とか選別する。残る種子、落ちる種子。大きさを選別する僅かな差であるが、双葉の大きさが異なる。極小の種子は目ざるで選別する。発芽試験を中止した苗床を室内に持ち込んで見た。10日間すると、ポツポツと発芽し始めたのには驚いた。室内も日中は日が射すので、好条件となった様だ。2023日本ムラサキ・猛暑日を乗り越えて-紫草(日本ムラサキ)の記先行して発芽した苗との差は大きいが...2023日本ムラサキ・種子の選別

  • 2023日本ムラサキ・種子の採取(続々)

    「種子の選別に追われる日々が、まだまだ続く」」最高気温は20°C前後、最低気温10°C以下の日々となったが日本ムラサキの緑は余り変化は見られない。里山の畑で栽培していた頃は葉の黄変が見られたが、まだまだ休眠への様子は見られない。霜が来てからであったろうか?直上して沢山の種子を付けた分枝を、ほとんど切り取ったので、そそとした姿になった。まだ、分枝によっては種子の採取ができそうである。完熟を待って残さずに取りたいものだ。ちなみに、少々気になった事がある。茎の根元は2ヶ月前8月の頃と余り変化がない。太さは、約10mmで2mm程太くはなったが木質化する程にはなっていない。紫根の生育状況は不明だが、今まで里山の畑では、木質化した株元の印象が残っている。日々、半日・2時間作業分の分枝をカットして、種子を落とし集めてい...2023日本ムラサキ・種子の採取(続々)

  • 2023日本ムラサキ・種子の採取(続)

    「種子の採取・選別に追われる日々」盛夏の日々は何処へやら、日は短くなり風も寒さを感じさせる。神無月を迎えて最高気温は20°C以下、最低気温も10°C以下の日々となった。本格的に種子の採取作業に入る。主幹の最初の3分枝をカット。多くの分枝が下から競う様に生育している。種子の選別の第1段階。完熟と思われる黒色・灰色種子と未熟種子と思われる緑の種子に選別。バット内には、主に萼片と花弁のゴミくらいである。右上に集めた種子・緑の種子がまだ混在しているので、選り分けて移動。翌日朝には、黒みが消えて灰色、白色の種子となる。バットの左側に選別したグリーンの種も一変して、同じ様な白色の種子となる。勿論、一緒にはできない。別の容器に集めて、次の選別プロセスで判断が出るだろう。かなりスッキリした畝の様子である。まだ、先端に花1...2023日本ムラサキ・種子の採取(続)

  • 2023日本ムラサキ・種子の採取

    「急転、種子の採取に走る」蓼藍の乾燥葉作りに追われて、目も手も別の方を向いていた。日本ムラサキ種子の白化現象が、各分枝で見られる様になってきた。この種子は触れると、すぐに落ちてしまう。分枝毎の切りとり採取作業に取り組む事になる。3粒を抱えた萼は枯れ落ちている。指先で何とか落とさずに取る事ができた。この分枝は下から切り取る。指で取るには角度が悪く、数も多く厄介だった。分枝が途中で折れ、その折れ目近くだけが白化した珍しい枝だ。先端には花二輪。支柱外に出ていて傷を受けて、取り入れ後に内部の管が回復したのかも知れない。例年の(手間が掛かる)手法で分枝から種子を落として集める。選別は何処かで手間を掛けないとならない。萼片のみがゴミとして、容易に選別が終わる。例の古びた陶芸用の「だみ筆」を使用。最近の分枝の先端部分、...2023日本ムラサキ・種子の採取

  • 2023日本ムラサキ・猛暑日を乗り越えて

    「戻ってきた頂花二輪‼️」元気な開花が戻ってきた。頂花に二輪、全てでは無いが茎の先端に白い花二輪が咲く。原因は不明がだが、「熱中症❓」にやられた様である。水分不足か?・・とホースで水分補給をするが・・効果は不明。遠くに雷鳴はあるが、音のみ。近くにあるユキヤナギの新芽が枯れているのを発見。やはり連続する猛暑日に耐え切れずに出た被害であろう。9月18、19日夕刻より雷雨‼️久方振りの雨である。しかも、翌日も激しい雨、両日で10mmを超えた。長く続いた猛暑日は、種子にも何らかの被害を及ぼしたかも知れない?真っ白になった種子は、晩秋に良く見かける種子と同じである。廃棄対象となる種子かは不明だが?真っ黒な種子は・・・?時々見かける種子で違いは不明。咲き競う花が、よくぞ戻ってくれた。紫根への影響は如何であろうか?後2...2023日本ムラサキ・猛暑日を乗り越えて

  • 2023日本ムラサキ・終花一輪

    「猛暑日の続く日々、何故か花一輪となる」真夏の天気模様が続き、日本ムラサキの生育、繁茂は旺盛であった。雨も少ないが、全く日照り続きでもなかった。しかし、何か変だ❓ふと❓気付くと茎の最先端の花が・・・一輪となっている。かなり多くが、終花一輪となっている。夏の盛りで黄変の葉もないく終花一輪・・・❓かつて、秋の訪れと共に葉は黄変し、名残りの花一輪をみてきた。競うように伸び続けた分枝の中には、既に名残りの花もない‼️建物とブロック塀に囲われ、昨年までの山里の畑とは大違いの生育環境である。いつまで続く夏かと思っているが、大きな違いは日照時間である。しかし何故❓9月中旬日の出は5:30夕刻17:50には日没となる。8月は日の出5:05日没18:387月〜8月の日照時間の比して2時間程の差がある。他に原因と思い当たる事...2023日本ムラサキ・終花一輪

  • 日本ムラサキ・種子の長期保存について

    「長期間に及ぶ保存種子の発芽検証に挑戦」昨年2022、収穫の種子を秋苗用として保管する事10ヶ月を経てしまった。採取後から春先4月まで春苗用として多くの方に販売。希望者が少なくなり、販売停止として残りを秋苗用として5ヶ月を経過。予定の時期になり安易に発芽試験をして見るが、例年のような結果が出ない。発芽への経緯を再確認する事になった。保存中の種子をビーカーに入れ水を注ぐ。かつて経験した事がある状況である。種子各粒から小さな気泡が出てくる。夜間、光を当てると不思議な光景が出現する。1日放置しておくと、水は濁り気泡が水面を覆う。浮いた種子を除いて、水を入れ替える。しかし、1日するとまた水は濁り気泡が水面を覆う。この作業を5日間続けると、種子の少ない種の容器は、水の濁りが消えてきた。種の多い容器は、水の濁りが相変...日本ムラサキ・種子の長期保存について

  • 2023日本ムラサキ栽培記録・長月

    「猛暑に負けず、繁茂する日本ムラサキ」猛暑日が続く・・・雨は無い、それでも盛んに生育中伸び続ける分枝には、支柱無しでは始末に負えない。伸びゆく分枝の途中からまた新たな分枝、先端には2個の白き花。最長は115cmに達した。兎も角伸び続ける・・・。問題がない訳では無い、種子の熟成度である。皆一様に見えていたが、少し注意深く見ると3粒が成育中の種はそれぞれである。これは、漆黒の種である。完熟なのか・・はたまた完熟手前なのか?2粒で対照的な様相である。これには困惑??一応灰色から黒に変化したと思われる。2粒が黒で、その上下が灰色・・?生育順では下も黒であれば納得できるのだが?灰色の種子が濃くなって行く順を見ると、茶色から褐色へ変化する種子を完熟への生育と見るべきか??今までずっと、この様な種子の熟成過程は気付かず...2023日本ムラサキ栽培記録・長月

  • 蓼藍の栽培・2023(続)

    「真夏の蓼藍乾燥葉作り」10坪ばかりの小さな畑だが、日本ムラサキの他に野菜等を栽培して空いた場所に蓼藍を栽培している。最近では種のみ残す栽培を続けてきた。数株でかなりの種が取れ、発芽、生育は容易である。型染めのハンカチ。型紙は自分で彫ったものである。満足な染色結果で仕舞ったままであった。これは手拭い。絞りに、オダマキの葉をモチーフにデザインした型紙である。これは時々愛用の手拭いである。白地の手拭い布地も出てきたので、つい藍染め計画の気になっている。蓼藍の葉の先端部である。葉の中央部に濃い隈模様が出てきたら、採取時である。先端部3枚を引き抜く。茎ごと刈り取る方法は止めた。茎の節の髄から抜き取る事ができる。この3〜4枚が最も色素インジゴを含む。下部の大きな葉だが・・・少し褪せた観がある。葉を摘み取る方法は面倒...蓼藍の栽培・2023(続)

  • 2023日本ムラサキ栽培記録・葉月(続)

    「猛暑日を耐え抜く日本ムラサキに、恵みの雷雨」連日、35〜36〜37°Cの猛暑日が続く。蓼藍、夏野菜等には散水、ムラサキには数日置き・・・。日中の夏空、自宅から夏空を仰ぎ見るが・・・クラクラする。この空が短時間で雲が広がり、夕刻を待たずに雷雨となった。先月開花の種子は緑色から、灰色の琺瑯質となり完熟真近?この時期の種子にマーク付けをして置くと、ほぼ発芽が同じ時期になるのではと思ったりする・・?発芽率と関係がありそうなので、最後の栽培を機会に種子採取のテーマとする。種子採取時が未だ不確定・・・開花後5週間?・・8週間?50日?今までは、紫根収穫時に地上部を切り集めて開花時期など配慮無しの採取であった。直射日光を浴びる根元の葉は、ゲンナリ状態。地面近く43°Cが続く・・3時間後には正に恵みの雨!珍しく、ツマグ...2023日本ムラサキ栽培記録・葉月(続)

  • 蓼藍の栽培・2023

    「細々続く・・藍染め原料の栽培」10坪程の庭先、紫草の栽培に主な時間をかけていたが手出し無用となった、生育良好。連日の猛暑日、藍乾燥葉作りには最高の条件の日々である。ブルーシートに刈り取った蓼藍を並べると、数時間でパリパリに乾燥する。茎は取り除く必要があり。茎を残して「葉の摘み取り」乾燥である。風で飛ばされないか・・少々心配。蓼藍の生育については、放ったらかしで、水を欠かさない事ぐらいであった。苗の定植は小さな畝故、苗間隔を取ってなかった。草丈が短く、葉のサイズも上部のみが大きい程度である。茎ごとカットする事は止め、上部の大きな葉を摘み取る事にした。藍乾燥葉は孰れ使う際には茎は不要で、取り除く必要がある。これは少し厄介。葉摘の乾燥葉100gである。茎付きの乾燥葉は、まだ取り除く作業をしてない。大きな葉を摘...蓼藍の栽培・2023

  • 2023日本ムラサキ栽培記録・葉月

    「連日の猛暑日、暑中お見舞い申し上げます」日中36°C水遣りの気苦労は無くなった。青い空に大きな入道雲、昨夜・一昨夜と雷鳴が轟き、激しい連夜の雷雨となった。今日は夕立の予報だが・・・どうだろう?日中の日本ムラサキ、草丈は伸びるばかり、手出し無用の生育状態である。秋苗として定植して双葉から生育を始めた苗がやっと開花に漕ぎ着けた。畝の際端にあり、風が吹けば塀際を通る風に吹き曝されてか、2本立ちの生育は遅れた。花は殆どが種子を着け受粉作業は、心配する事なく順調。2粒3粒が平均だが、4粒の種が出てきた。1ヶ月前に結実した種もまだ緑色である。見方によって僅かに緑見が違うかと言う程度である。石の様に固い種子になるのには、3ヶ月を要するのは当然の事であろう。栽培閑話。畑は止めたがトマト、ナス、キュウリは毎年栽培している...2023日本ムラサキ栽培記録・葉月

  • 2023日本ムラサキ栽培記録・文月(5)

    「連日の真夏・猛暑日を凌ぐ日本ムラサキ」雨の無い日が続くが、熱暑をモノともせず盛んなる生育を見せている。開花と分枝の盛んな生育は、真夏日に強い生態を示している。全体の九割程が開花期に入る。害虫被害で遅れて生育を再スタートの苗は仕方がない。草丈は75cmに達した。更に伸び続けるであろう。上部は本葉の脇から分枝が出て既に開花。分枝の生育には、手出しはしない。隣の茎と競い合う様になると、互いに支え合って支柱も不要となる。下部根元からも分枝が出て直上中。株元からの生育は苗間隔を密にして畝に日陰を作り畝の水分保存に給するのではと、勝手な解釈をしている。大雨が来れば反対となるのだが・・・。頭頂部花穂は3個あり、常に2花が開花している。1穂に2輪、3穂で6輪が咲く。3個の花穂の中に1穂が出て直伸して草丈を伸ばし、更に3...2023日本ムラサキ栽培記録・文月(5)

  • 2023日本ムラサキ栽培記録・文月(4)

    「開花から結実へ5日間!」驚きの速さで種子を見る事となった。開花後の分枝の生育も順調で、蕾は次々と開花。艶やかな黄緑色の種子は宝石の如くに見える。蟻が役目を果たしてくれた故であろうか?漏れなく受粉と言う訳で無かった。萼のみが残る花の後が見える。小さな蜂の仲間であろうか出這入りする姿を見たが・・・。カメラでは追い切れなかった。また、蜜蜂のように各花を丁寧に廻る訳でもなかった。開花した個数は、ほぼ全体の半数に当たる。今月中には、ほぼ九割の苗は花盛りとなろう。写真上部、左右の緑は蓼藍の栽培である。再び藍染めに挑戦と思っているが・・・無理な様だ?茎立ちが出来ずに生育が遅れた苗があった。7/1付けの記事で紹介した苗のその後である。根の傷みも見えず、そのまま生育の変化を観察。茎立ちはせず、鮮やかな色合いの蕾を抱えてい...2023日本ムラサキ栽培記録・文月(4)

  • 2023・日本ムラサキ開花

    「待ちに待った開花期を迎えた日本ムラサキ」昨年より遅れる事1ヶ月半、何とか開花期に入った。例年にない事だが、発芽からの育苗環境が大きく異なった故である。栽培地も異なり、定植時期はや々早かったがそ、の後の生育は遅々として我慢の日々が続いた。先行して開花した2本の内5/10の最初の蕾が開く。5/122日後には続々と開花。蜜蜂の来訪を待つが余り期待できず、極細筆を使って受粉作業。近くの葉の上を行き来する蟻を見たが・・・期待は出来ない。何気なく撮った写真だったが花弁に蟻が見えた。花は次々と咲くので以後、蟻に任せる事になる。畝端3本が開花畝の中心部3本、右端の1本は最初の開花で分枝3本に分かれて生育中。これから草丈が急速に生育して行くものと思われる。同時に、分枝も伸び競い合う形で隙間を探して生育すると思われるが・・...2023・日本ムラサキ開花

  • 日本ムラサキ・文月の生育(続)

    「多くの苗が茎立ちへと急伸、開花間近に!」長らく停滞気味であった苗は数本を残して、ほとんどがしっかりした生態で茎立ちとなった。総数60本であったが52本が大きく生育中、害虫被害で出遅れた苗は5本、種からの発芽苗3本である。草丈は20cmが最も生育の良い1番手である。茎の太さは7〜8mm本葉は互生となり、脇芽が既に生育中。これが分枝となって生育して行くと70~80cmの大きな株となる。その本葉のサイズ、長さ15cmビッグサイズである。葉幅は3.5cmこのサイズは驚きだが、無肥料である。葉のスマートさで無肥料と分かる。5年間の耕作放棄の畑で夏草、秋草が生い茂りアスパラの根が地中を独り占めしていた。茎の先端部、蕾を抱えている。来週中には開花となりそうである。種子の収穫を心待ちに、最後の栽培に気を配りたい。「はな...日本ムラサキ・文月の生育(続)

  • 日本ムラサキ2023・文月の生育

    「待ちに待った茎立ち、始まる」いよいよ念願の茎立ちが始まった。大は大なり、小は小なりに・・・。立派な物である。サイズはMLBエンジェレスのオオタニ級である。本葉は既に13枚を数える。13枚目の葉が広がる頃、蕾が見えるかも知れないこれは、地中の害虫ヨトウムシ被害を受けた再生苗で小さいが本葉は10枚程である。根だけが残り、ここまで再生してきた。5月27日以来5週間で追い付いて来た。1週間前、手前の苗の右側2枚の葉が地面に垂れて、色も黄み掛かって気になっていた。1週間後、茎立ちを始めたが、や々心配である。根元を掘って見るが判然としない。だが、掘った感触では空洞がある様な感じで害虫が通った様な跡かと考えたが不明のまま伏せた。背景の苗3本も茎立ち、共に背比べとなる。2本立ちの苗の右側の葉の色が気になる。何のサインで...日本ムラサキ2023・文月の生育

  • 2023・日本ムラサキ・水無月の生育(続々)

    「夏至を過ぎ、漸く茎立ち苗が始まる」先々週ロゼット状の葉が、およそ30度角に立ち上がった。これは、茎立ちの前兆かと目を見張った。じっくりと紫根は生育中と思われた。夏至を過ぎ漸く、ロゼット状の大きな葉が変化を見せ始めた。本葉の立ち上がり角度は45度であろうか。この姿(生態)は珍しい。真上から見ると・・・本葉は7〜8枚を数える。茎が確認できる苗は数本である。茎立ちの1本!双葉を除いて本葉は10枚・・・対生に見える本葉は茎の生育に従って互生となる。前々回(6/10)の当ブログで紹介の播き捨てた種子が苗の条間に発芽してきた。数えてみると110個以上もある。発芽数は少ないと見ていたが・・・・。困った事態となった。種子の選別で除外区分にした種である。紙コップ3分の1程で2条の苗間に播き捨てたのだが・・・早目に処理すべ...2023・日本ムラサキ・水無月の生育(続々)

  • 2023日本ムラサキと家庭菜園

    「自宅庭先の家庭菜園」畑を去ったが庭先が畑状態に成ってしまった。大玉のトマト、これは長年栽培を欠かした事はない。今の所、手は掛からないが赤くなり始めると大変である。長ナス、丸ナスや水ナスを栽培した事もあったがやはり長ナスが使いやすい。他にキュウリも毎年の事である。秋苗の2本立ちが粘り強い生育を見始めた。先が楽しみである。秋苗とも春苗とも分からなくなってしまった。本葉は差し渡し18cmにも達する。何故上に伸びないのか?害虫被害で欠けた場所に種子を播いておいた。確か3粒であったが、それが発芽!この発芽は捨て播きの種からである。やはり可能性はあったわけである。栽培場所を見つけなくてはなるまいが・・・さてどうしようかと・・・発芽数にもよるが・・・。考える事と実現できる事との差が、時々出てきて困惑する事しばしばとな...2023日本ムラサキと家庭菜園

  • 2023日本ムラサキ・水無月の生育(続)

    「隠れていた新芽!」気温が高い日々が続く様になった。雨の日もかなり頻繁になってきた。天気図からも梅雨の季節に入ったと思われる。先週6/1の写真。茎立ちの苗であったが、その後の生育が思わしくない。春苗であるが室内にて1本だけスーッと茎立ちで生育。他の苗と共に室内との気温差に大いに戸惑った苗かも知れない。葉が傷み始めたが成長点の緑も不明となる。これでは下部で切り落とした方が良いかと、根元の枯草マルチを除いてみた。何と!案の定新芽が隠れていた。心配する事なく、根元近くで切り落とした。もっと早く切ってやれば良かった・・・。引っ越し作業でメモ無しの種子が出てきて処置に困惑する。発芽試験をすれば良いのだが・・・。紙コップ「三分の一」近くもある。発根らしき種子数粒を確認している。消えた苗の場所に播種。従って、処分に困惑...2023日本ムラサキ・水無月の生育(続)

  • 2023日本ムラサキ・水無月の生育

    「害虫被害を乗り越えて」ヨトウムシの食害を受けて1週間後、新芽を出してきた苗がある。葉を無くしたが、根が残っていた苗はしっかりした新芽を出してきたのである。先週のブログの最後の写真、ヨトウムシの食害で双葉の1枚を残して本葉を失った苗である。双葉の1枚が残り、根は無傷なので再生に望みと期待を抱いた苗であった。期待通りに1週間で、ここまで再生できた。双葉は既に傷み、間も無く消えるだろう。再生に何とか役目を果たしたか?途切れた茎、新芽には無数の針の如き毛が密生している。新芽は虫を呼ぶ様である。2本立ちの新芽が出てきた。元々2本目が出始めていた苗であった。大きな葉が、全て消えていた苗だった。これも、本葉の数、形から2本立ちかも知れない。茎立ちをするまでは不明。グリーンのテープは害虫被害のマーク。小さな新芽の緑は、...2023日本ムラサキ・水無月の生育

  • 2023日本ムラサキ・定植苗その後

    「栽培地への適応と害虫被害」定植後3週間目を迎える。室内気温21°C(常時)から1日の気温差17〜20°Cもある露地への適応は如何に?更には最低気温4°Cの日々、苗の生育にとっては過酷な負担であったと思われる。本葉数からして秋苗と思われるが、中心に生育を始めた2枚の葉を包み込んだ新たな状態を確認できた。春苗と思われる(本葉の傷みが全くない)が、中心に小さな葉の生育を見る事ができた。秋苗の栽培環境への凄まじい適応力見る。ロゼット状の葉は全て枯れ傷み、下部から新芽を出してきた。ロゼット状の中心の葉が残れば、2本立ちで生育の期待もある。秋苗の葉は全て傷み新芽の2本立ちとなって、生育中。紫草の強靭さを讃えたい。同様の秋苗で、枯れて傷んだ葉は強風で飛ばされたか、影も無い。既に新芽6枚が小さいながら生育中である。毎日...2023日本ムラサキ・定植苗その後

  • 2023日本ムラサキ・2年目の開花

    「昨年収穫を見送った紫根の現況」昨年初秋、畝の端にあたる株を試し堀してみた結果、例年とは異なる紫根に不安感を抱いた。鮮やかな紫根の色は少なく、別の株も掘ってみたが同様であった。この畝は、四周が大きなブタクサに囲まれて根元近くが乾く事が無かった。風除け代わりに思い付き、ひと手間を省いたのが間違いだった。春先の草の生育に隠れて既に開花していた。カラスノエンドウと一緒に咲くとは、驚きだった!ハコベが極限まで伸びて、倒れ伏し日本ムラサキが一段と目立った。春は名のみで無く、例年に無く早い訪れだった。問題は紫根である。掘り起こしてみる。その根元にヨトウムシ!新芽を切って土の中に引き摺り込んで食す害虫。この食害に遭ったのか新芽は、少なく小さかった。害虫被害は別にもある。別の株の先端部、ハムシの食害である。それ故かまだ蕾...2023日本ムラサキ・2年目の開花

  • 日本ムラサキ・定植後1週間

    「1日の気温差17°C、温度差との闘いか?」定植作業はしゃがみ腰で休み無し、老体にとっては翌日・翌々日と横になったままとなる。定植後、翌日翌々日と雨で苗には特に負担は無く、変化は見られなかった。3日目の苗の様子。晴れの日がやって来て、強風も吹き荒れる。遮光ネットを張る。本葉が大きな秋苗であったが、日差しに負けたか?翌朝は元気な葉に戻る。これも秋苗であるが、1日の温度差17.5°Cの温度差の負担は無理であったか?2回もあった。秋苗は葉が入れ替わるのが通例。大丈夫と見ている。中心の緑が決めて?遮光ネットを外して敷き藁をする。下草の芽が見え始めたからである。この時期、藁は無い。茅を刈り取り保存して置いた。ビニールマルチは栽培に適さないからでもある。大きな葉の秋苗、元気になっているが葉は入れ替わるだろう。春苗であ...日本ムラサキ・定植後1週間

  • 2023日本ムラサキ・定植

    「例年より1ヶ月早い定植作業」漸く訪れた、定植作業日にお誂えの天気模様。曇り、夜間に雨。翌日最低気温16°C雨。高畝の準備が出来ているが、苗間隔はこれから。支柱の竹を差して見る。20cm間隔で3列、60本定植予定。早朝に、竹を抜いて水を差して置く。暫く雨が無かったので掘っても土は崩れて穴が出来ない故。秋苗を取り出してみる。根の先端部はポットの底にグルグル巻きになっている。軽く手で叩いて根をほぐす。細い丸棒を差し入れて根をほぐす。培土は乾いている必要がある。秋苗の根を解す作業は、特に考え無しに作業に入った。根の生育は予想通りであるが、定植作業は容易ではない。この苗には新芽が覗いている。2本立ちの苗になりそうである。双葉は既に黒くなっていた。春苗を取り出してみた。この様子だと定植は、穴の高さ調節のみで良さそう...2023日本ムラサキ・定植

  • 日本ムラサキ・育苗日記2023/4/27

    「傷んだ双葉の影響は如何に?」室内にてポット苗の育苗が少し疎かになり結果は、意外な所に発生。変化の無い育苗期間になって、試みに種子をポットの際に伏せて置いた。発芽は確認したが、特に注意深くなった訳ではない。結果、双葉の1枚を失う事になってしまった。黴には気付いていたのだが、処置が遅れた。根はかなり伸びて居る様だ。この苗だけを取り出す事は出来ずに秋苗も一緒に取り出す。発芽して双葉を開いた状態の根の様子である。1本の根の長さは秋苗に負けない程だ。1月中旬の発芽で、根の太さは量ともに比較出来ない大きな差がある。このまま生育をすると、本葉が間も無く出てくるのだが・・・ダメージがあれば時間がかかるだろう。放棄した畑を訪れて見た。密生して発芽した窪みに双葉を広げられずに、競い合う苗の生育状況を見る。もしやと持っていっ...日本ムラサキ・育苗日記2023/4/27

  • 2023日本ムラサキ・室内育苗の生育状況

    「卯月下旬の生育に戸惑う」室内は常時21°C設定である。給水に要注意のみの管理である。この春苗の葉の様子は?萎れた葉!いつからだろう?即給水!成育する葉を見ながら供水する。培土が一様では無いので全ポットに給水する事はない。葉が萎れるのに気付いての給水である。3〜4時間もすれば萎れた葉も元気な姿となる。兎も角、給水には要注意である。寒暖差無しで育苗するのは、初めてで定植を前に最低気温12~15°Cの外気に触れさせる必要があろう。定植は例年5月末で、まだ1ヶ月後。外はまだ、最低気温5°C以下になる。秋苗はポットをはみ出してしまう。大きなポットに移し替える必要がある。同時に、そろそろ定植場所を確定して耕作作業に取り掛からなくてはなるまい。庭先は、建築作業に伴って現状維持とは言っても強く踏み固められてしまった。2...2023日本ムラサキ・室内育苗の生育状況

  • 2023日本ムラサキ・最後の試み

    「野草である紫草(日本ムラサキ)を野に帰す事にした」室内にて育苗中の苗は庭先にて栽培予定であるが、庭先は狭く、や々数が多い。この頃の、暖かさに釣られて「最後の試み」に挑戦する事になった。正面遠くに菅平の根子岳を望む。30数年前に、この近くまで数回登って来た事がある。地区を一望出来るこの高みには、今回バイクが一役を果たしてくれた。今は地域の桜公園となっている。40年居住した我が家は、空き家でこの家並みの中。中央、小高くなった場所に勤務先だった大学がある。ザックに入れて運んだ育苗中の苗17本(春苗6本・秋苗11本)と種子。生育には格好の場かどうかは不明。1週間前に下見をしている。周辺の春の草を取り除き、春苗を定植。桜公園内は草刈りをする様なので、公園外の林の際である。作業中に桜を見に来たご婦人と挨拶。この桜の...2023日本ムラサキ・最後の試み

  • 日本ムラサキ2023(卯月)・秋苗の生育状況

    「室内にて育苗中の秋苗(1月中旬発芽)・ポット分け」6cmポットに2本は、やはり窮屈となってきた。定植までにはまだ数週間、室内にて面倒を見なくてはならない。本葉は7枚、8枚となって、葉が隣の苗と重なっている。秋苗(1月中旬発芽)3ヶ月目の苗である。根も当然絡み合っているが、何とかほぐして並べてみる。爪楊枝と比較してみる。根を計測。長さ10cm未満で白く絹糸の様な細い根である。本葉の大きい苗は根の生育の量が数倍も多い。また、時間の経過と共に紫根の色は赤みが増してきた。細根の白かった先端部も白い紙に載せると綺麗な赤身となった。根元の太さは3mm・長さ3〜4cm、多くの細根に抱えられている。秋苗の多くは、今だにロゼット状態であるが中には茎立ちを見せる苗が出て来た。本葉数は7〜9枚、大きな葉は長さ4cm・幅2cm...日本ムラサキ2023(卯月)・秋苗の生育状況

  • 日本ムラサキ栽培地

    「春の畑にごきげんよう〜」畑を離れる決断をする。強風の吹き荒れる午後の畑で片付け作業。折しも谷沿いの山桜は満開である。昨年秋、紫根の収穫を中止した株の、その後が気になっていた。15株程を残したが、10株の根元に2年目の新芽を確認する。ほぼ同じ位1本に4〜5本の逞しい新芽である。4〜5本が競って生育するに任せた経験は無い。しかし慣れの果てを見たくは無いものだ・・・?昨年の栽培後の畝にはまだ、春の草は出て来ない。そんな中、日本ムラサキの新芽を確認する。残り種をバラ撒いた結果である。少し凹みのある所に数ヶ所同様な新芽の発芽を見つけたが・・・?このまま、放置しておくより他ない。このままで、如何に生き延びるのだろうか?畑の片付けは終了。焼却予定だったが中止。長らくお世話になった地主に、現状を説明して礼を述べて辞した...日本ムラサキ栽培地

  • 日本ムラサキ2023・3月弥生の生育(続2)

    「続・冷凍庫保存種子の発根・発芽状況」その後も発根が続くので、つい後追いをしってしまった。2粒発根3粒発根2粒発根この状態で発根ストップ残16粒。58粒の内、総計42粒の発根結果となる。72%に達した。全てが発芽して生育中。早い発芽は既に双葉を開いて生育中。苗ポット数が多くなってしまう。困った事に、紙コップの廃棄種からも根が出てきた。お試しに、スプレーで水を差したのが原因。これ以上の苗の必要性はないので、サービス苗として秋苗ポットの隅に伏せる事にする。只今、苗を予約販売中。日本ムラサキの花を楽しみ方はどうぞ下記ショップへ染色工房(くるでーはっと)poweredbyBASE「ゆきばなくやめたはたけになえもどし」日本ムラサキ2023・3月弥生の生育(続2)

  • 日本ムラサキ2023・3月弥生の生育(続)

    「冷凍庫保存種子の発根・発芽状況」意外な展開になって、驚いております。冷凍庫の棚にて放置されていた種子は日増しに発根が続きます。3/12,132粒・発根計3個目(青いマーカーは発根済み、種子はポットへ)3/14,1510粒・発根計13個目3/16,10粒・発根計23個目3/17,6粒・発根計29個目3/18,6粒・発根計35個目、総数は58粒、発根率60%継続中となった。発根種をポットへ。根の先端部が鋭く、土深く伸長する。先週、最初に発根した種子の発芽である。今後も発根種数は増えると思われるが、数を追うのは中止。種子の保管は冷凍庫でも問題ないことが確認できた。「ねはでるかくろきふたしてひあたりに」日本ムラサキ2023・3月弥生の生育(続)

  • 日本ムラサキ2023・3月弥生の生育

    「秋苗と春苗の分かれ道?」秋と春は、その間に冬があるので播種時期で間違うことはない。但し、温室と言う季節飛ばしの設備を使うと種子はどうなるだろう?1月新年の発芽苗、その後である。既に茎立ちをして本葉6枚が対生で生育中。次第に互生となって生育する。初冬と晩秋は引き続きの季節なので、この間に播種をした種は秋苗として生育する。温室内では初冬と新春の区別は種にとって迷いがあるのだろうか。1日違いで春苗の生育となってしまった。全て秋苗である。発芽は1月中・下旬が多かった。80本。春苗である。20本。(並)種子100粒内の種子本葉2枚が生育を始める。発芽日は同じなのだが・・・本葉が生育を始めたばかりだ。再び発芽を試みる事となった。58+1粒(小粒)である。きっかけは冷凍庫に保管して忘れてしまった種である。引っ越しで冷...日本ムラサキ2023・3月弥生の生育

  • 日本ムラサキの生育2023・3月弥生

    「気になる生育の行方、ロゼット状態からの脱出はいつ?」茎立ちはいつか?100本程の苗を育苗中である。最も早く発芽した苗は昨年12月中下旬に20本。新年を迎えて1月に発芽した苗は60本、最近2月は20本。その内、茎立ちの苗は2本のみである。些か気になる。1/12、1/19発根後に発芽の苗であった。両日共にかなり多くのポットへ発根種を移している。同条件の苗は多いのだが、ロゼっト状態からの脱出はこの2本のみである。ロゼっト状態とは?『秋に発芽して春に咲く多年草や越年草が、冬越しのために、冬の根生葉だけの形態をロゼットと言います』『茎をつくるためのエネルギーが節約でき、そのエネルギーを葉や根に回して、光合成によるエネルギーを、子孫を残す栄養補給をしている』『植物のロゼットは、バラの花の形を現す言葉だそうです』「ロ...日本ムラサキの生育2023・3月弥生

  • 2023日本ムラサキ・発根から発芽へ

    「未発芽種子、残り28粒の発芽への期待」先月1/21の続編である。「残り28粒で少し動きが無くなった。72粒が発芽した事になる。72%の発芽率となるが、仕切り直しをすれば未発根の種子もいつかは発芽するのかも知れない」日本ムラサキの生育2023・睦月-紫草(日本ムラサキ)の記回収した未発芽の種は、その後氷温水にて冷蔵庫にて1週間保管。赤玉土のみを入れたポットに期待を込めて播種。発芽は三月になってからと日々様子を見ていた。見え隠れの種子は日に日に数が増え、早々2月中の発芽となってしまった。このポットは(並)の種28粒の内6粒が発根、1個は発芽状態である。(大・小)粒の種17粒の内4粒が発根。他にもう1ポット、特大の種と並の種子21粒の内5粒が発根する。腐葉土と赤玉土、ココピート配合した培養土に植え替える。マー...2023日本ムラサキ・発根から発芽へ

  • 日本ムラサキ、春未だ

    「未発芽種子、起死回生なるか?」日本ムラサキの種(並)100粒の発芽を試みた際、未発芽の種子を回収した。「日本ムラサキの生育2023・睦月2023-01-2120:29:01」先月1月21日のことであった。暫く室温にて保管し、その後低温0°Cの氷水にて10日間を経た。28個が回収した未発芽の種子である。仕切り直しは如何に?この内、マークの入った5粒は傷みが入っていた。更なる同様の発根条件下では無理かと、以下の方法に変更した。ポットの培土は赤玉土のみで、最下部には大玉が入っている。(並)以外の種で不発芽の種子も同じに保管し氷温水での処理を試みた。発芽の可能性は3月にならなければわからない。この時期の育苗中の注意点はなんと言っても水分補給である。ポットの表土が乾燥すると、つい水を差したくなってしまう。これが繰...日本ムラサキ、春未だ

  • 日本ムラサキ・如月の生育状況

    「2月初旬のポット苗・観察」昨年暮の12月中下旬に発芽した苗である。全19ポット、20本の元気な苗で本葉は2〜6枚と生育期間が異なる。生育形態は、冬場に良く見かけるロゼット状態である。茎立ちを始めた苗が2本ある。双葉の大・小の違い気付く。これは種子が特大級の故であろう。種の選別中に気付いた。小粒は除去して、並・大粒に分別するのだが大粒の中に更に大き目の種があり、特大で分別。全20ポット、双葉から本葉2枚が開き3枚目の先端が出始めた処である。同様な生育状況のトレイがもう一つある。ロゼット状態で本葉数が最も多い苗。6、7枚目が生育中、さぞかし根も太くなっているだろう。生育形態は最も標準的で、本葉5・6枚目が生育中である。今年1/11に発芽した苗、本葉が生育を始めたが白い成長点・・・妙だ。アルビノ種?この様な苗...日本ムラサキ・如月の生育状況

  • 日本ムラサキ・2023如月の生育

    「ポット苗、水分補給の限界に対応」室内温室状況での育苗の課題は水分の補給である。つい、ポットの表土が乾燥すると給水をしてしまう。10°C以下の環境で元気に生育していた苗を幾つか傷めて失った。水分補給の限界点に達した苗。ポットを水を入れた容器に入れて下から吸水させてみた。翌日には、元気になって双葉を広げ本葉を見せてくれた。約20ccの吸水であった。予め乾燥時にポットを計量すると50gであった。元々、ポットの培土はマチマチで赤玉土の混入も異なっていた。培土を丸棒の先端でしっかり押さえたポットもある。吸水力もマチマチとなった。給水を待つ事7日間、そろそろ限界時かと補給する。20ccをフィルム容器でポット上部から灌水する。吸水のジュッーと言う音が乾燥状況を知らせてくれた。翌日には充分な給水量を得て、良き緑色の葉と...日本ムラサキ・2023如月の生育

  • 不明な発芽(続)

    「苗育中のポットから相次ぐ発芽」育苗中のポットは終日20°Cと云う環境下で、順調な生育振りである。ただ、この環境下では乾燥が著しく給水の感覚が中々掴めない。給水の数日後にポットの際に発芽を確認。早速に根を掘り出して見る。2cm程の根で先端部は二つに分かれていた。植え替えるには、適当なサイズであった。別のポット、これは中々掘り出せない。根は5cm以上に及び、年端部を傷めない様に掘り出すのは大変だった。苗を枯らしてしまったポットに移しかえる事にして培土を半分取り出す。ポットの底近くまで掘り出す。根を最深部まで慎重に差し込む。その際、小さな緑が目に入った。よく見ると発芽間も無い種子であった。更に不明な発芽が増えた。右角のポットは径8cm深さ7.5cmで1号大きいサイズである。従って不明な種子の苗はそのまま生育す...不明な発芽(続)

  • 日本ムラサキの生育2023・睦月

    相次ぐ不明な発芽ポットの発芽は間違い無く続いているが、本葉の開いた苗の傍にもう1個が発芽。別の1号大きなポットにも発芽あり。共に12月発芽の苗の隣である。このポットにも発芽あり。ともに、発根を確認した種子を1粒置いたのみである。その種子は双葉が開いて、10日近く後に不明な発芽である。4個目である。原因は赤玉土の使い廻しにあるようだ。1昨年使った土を乾燥させている。その際に、発芽できなかった種が蘇ったとしか考えられない。種の持つ生育維持力には驚くほかない。発根を待つパック内、左側は並100粒の種であった。カビの発生した2個の種子はダメであろう。初めて発根を見る方には、綿毛の様な先端部をカビかと思われるかも知れない。この繊毛は地中で周囲の土に付着する働きをしており、更に深く根を伸ばす支点でもある。左右逆となっ...日本ムラサキの生育2023・睦月

  • 2023・日本ムラサキの生育スタート

    「日本ムラサキの栽培スタート」昨年11月末に入居予定が長雨により1ヶ月遅れの入居となった。年始の今もあれこれと、旧宅に出入りして必要品を運んでいる。いち早く新居に居座ったのは、日本ムラサキの苗と発根セット。その後の発根状況である。こうした発根セットなるものは、本来なら不要なものである。1/13の状況である。前回に増して旺盛な発根振り。この日は20粒をポットに移し替え、発芽を待つ事になる。発芽は間違いは無いが給水に気を付けなくてはならない。乾燥が早く、うっかりしているとポット全体が干上がってしまう。これは、昨年末確かな生育振りだった苗で給水ミスにより枯れてしまった。ミスと言うのは水分の過補給である。乾燥が早い分、つい水を多分に補給し過ぎた結果であろう。ポットを入れ替えた苗で、双葉が大きく本葉が生育し始めた。...2023・日本ムラサキの生育スタート

  • 日本ムラサキ・2023、新年の発芽

    「新規育苗環境にて新年の発芽」育苗環境がガラリと変わった。昨年秋から新居を建築中だった。北国街道沿いには変わりないが、里山から大分離れた街中に転居。年末から始まった引っ越し作業は、年始の今もケリが付かない。新居にいち早く居を構えたのは、ムラサキのポットである。新年早々の発芽は旧宅の貧相な育苗装置で発根した。今は、病室に似た部屋のベットの傍で苗が育っている。日中は充分な光を浴び、終日17°Cの気温である。申し分の無い環境なり。これで発根しなかったら、おかしいくらいである。左は並の種100粒(発芽事前処理の水漬けは1週間で切り上げる)右は全粒数は不明で、正月の発芽を期して年末にポットに移った痕跡がある。途中から特大種子10粒を混入させた(1粒幅3mmを越えるサイズ)。既に旧宅のポットで生育中で最低気温5°Cの...日本ムラサキ・2023、新年の発芽

  • 紫草・日本ムラサキの種、販売中

    「紫草栽培は、発根から発芽、双葉から本葉の生育と期待と楽しみが一杯です」花は早ければ6月頃から、11月霜の降りる頃まで次々と咲き続けます。まずは新種子・発根確認発芽咲き続ける花受粉、ミツバチならぬクマバチ種子確認種の結実種子採取種子選別選別終了種子111粒種子サイズ検証下記ショップサイトにて予約販売受付中染色工房(くるでーはっと)https://sinano.handcrafted.jp/紫草・日本ムラサキの種、販売中

  • 2023・日本ムラサキ・謹賀新年

    「発芽・発根新天地にて」明けましておめでとうございます本年も宜しくお願いします10/18発根10/23発芽現在本葉3枚目から4枚目へと生育の秋苗である。新居にて12/27発芽新居にて発根12/31「ゆきみちをあゆみておもうこぞのひび」2023・日本ムラサキ・謹賀新年

  • 日本ムラサキ栽培地・整備

    「土手の桑の木、伐採処分」畑の土手に桑の木が生い繁り始末に困惑していた。畑地に大きな日陰を作るからである。真っ直ぐに伸びる枝を支柱に使っていた利用していたのだがいつの間にやら根元が増えて、草刈りにも邪魔で処分を決定。緑の葉が広がる時期の事であった。幹の下部、周囲一回り樹皮を剥いだ。群生状態で重なる根元は刃が入らなかった。枯れた幹あり、緑が広がる幹あり。完全に枯れるのを確認するのには、長期間を要した。広い農地が広がるが、耕して作物を作るのは一人この畑のみ。冬場に入って、枯れた桑の木を伐採。畑の最南端は篠竹の繁茂・侵入と桑の木が始末の対象となる。高い土手を守るに役立っているのかも知れないが手入れが出来ない竹藪状態は、獣道や隠れ場所ともなり手を入れざるを得ない。竹と桑の木、共に厄介な藪となってしまった。切り倒し...日本ムラサキ栽培地・整備

  • 日本ムラサキの種・12月播種

    「種子選別後の除外種子の処分方法・秋苗の種・播種(廃棄)?」種子選別後かなりの除外品が出た。主に篩の目を抜けた小粒が多い。また比重比で除外になった種子には大きな種子も沢山紛れ込んでいる。しかし、孰れ処分しなくてはならない。いささか下心が出て、溝を作って播いてみた(播種に近い)。掴み投げて放ったに過ぎない。今年は種子の付いた茎を積み重ねて、棒で叩いて種子を落とした。その枝にはまだ種子が残ったままなので、この場で落とした種子もある。種子処分には違いないのだが、発芽の期待を持てば播種となる。落ちこぼれ種子に似せた、バラマキスタイルであった。紫根収穫後の場所には草も無く、落ちこぼれ場所として当を得た場所でもある。種が余りむき出しではと、軽く土を掛ける。落ちこぼれ種子では無くなった?目印の支柱を立てて、春を待つ事に...日本ムラサキの種・12月播種

  • 2022師走の日本ムラサキ

    「残り種、その後の発芽状況・・・」師走も、中旬となった。心配していた割には小春日和の天気が続く。霜の朝は当たり前になっているが、氷、霙の日もあり間もなく雪の日となるであろう。庭先に、発泡スチロールの箱が放置さてたままとなっている。中を見ると日本ムラサキの苗が黄色くなっている。7個の苗が確認でき、その他の草を取り除く。箱の際に発芽するのは、列外で、大雨の際に列から移動したと思われる。写真記録によると、8/17の播種でその後発芽は続かなかった様である。当ブロクに150粒の種子を播種、とありその後の経過の報告が無い。日本ムラサキ秋苗の播種・2022-紫草(日本ムラサキ)の記「秋苗用の種子を発見、うっかりしていた」今春、種子をしまい忘れてしまった。秋苗用として別に保管していた様だ。数年前から、今年限りと考えて栽培...2022師走の日本ムラサキ

  • 蓼藍の種子の収穫

    「寒気に弱い蓼藍」種子を付けた蓼藍が畑の片隅に倒れ伏している。この畑を借用した時には、ほぼ半分が藍の栽培であった。藍乾燥葉の収穫が目的で畑作業は始まった。真夏の灼熱時に刈り取って、ブルーシートに広げて乾燥させ黒ずんだ葉をビニール袋に収穫した。蓼藍は寒気に弱い、霜がくれば倒れ伏してしまう。少量の種を毎年、採取して命脈を保っていた。種子の採取はしなくても、時期になると発芽してくるが今年は、雪の消えた暖かい日々が続いた時に発芽して、その後の霜で全て消えてしまった。残り種子を集めて何とか5月に種子を播いたのだった。株元の隠れた場所にまだ、花を開こうとしている蕾があった。今朝の霜には耐えられ無かったであろう。種子と乾燥葉である。その後、藍染はすっかり遠退いてしまった。これだけの種子があれば、再び蓼藍の畑にする事は可...蓼藍の種子の収穫

  • 2022産紫根・試し染め

    「久方振りの紫根試し染め」乾燥中の紫根は、充分に乾燥。総量は少ないが試し染め。1枚の絹のポケットチーフ2gである。紫根は60g(100gと思ったが、不必要と判断)総量を減じたく無かった。湯煎で約40°C、水は500cc。以前使っていたテトロン濾過袋は行方不明、急遽同じ布を探し出し、紫根を包んで紐で括って染め液の抽出にかかる。水に入れ暫くすると、色が滲み出てきた。包みを揉み擦ると更に染め液らしくなる。抽出助剤ユニソルブはあったが、1ヶ月前に収穫したばかりの紫根に使う必要はない。1回目の染色40分間経過。この間布は静かに動かし続ける。お勝手のガス台である。つい、立ち続け状態だった。一度、布を乾燥させる(中干し)。続いて2回目の染色へ。再び、40分間立ち続けて布の染まり具合を眺める。2回目の中干し結果である。1...2022産紫根・試し染め

  • 2022・紫根の選別

    「その後の紫根選別に取りかかる」種子の選別が漸く、終了。その間、紫根は自然乾燥の日々として放ったらかしであった。太かった根も乾燥して、半減以下の姿となった。好天の日には、日々庭先に出し夕刻には物置に収納。収穫時の色から深味のある色へと変わっていくのを見るだけであった。漸く、すっかり乾燥した紫根の整理に取り掛かる。「意外な場所で日本ムラサキの開花を見る」https://blog.goo.ne.jp/murasaki904_001/e/ac12dbf6026bc250eaff21e76f229c21近隣火災の熱風を受けて、軒先の基礎に生育するムラサキが憐れな姿になってしまった。紫根は掘り出す気も無かったが、それでもと掘り出して見た。立派な紫根であった。これは栽培した訳では無い。自生種では無かろうか?南面で良く...2022・紫根の選別

  • 2022産 種子の発芽検証

    「種子の選別の傍ら、本年度産の種子の発芽を試みる」種子の選別に手間取っている一方、発芽に支障は無いだろうか・・?本年度産の発芽検証に手を出す。困った事に、室内温室は解体して無い。気温が下がる一方の霜月に自然環境では検証も不可。ヒーター付きの座椅子に座っている事に気付く。貧弱な温室が出来た。これより他に方法はなし。温度計20°Cを保てる様だ。紙コップに敷いたキッチンペーパーに40粒程の種子をセット。3粒の発根を確認できたのでポットへ移す。数日後に発芽して来たが光量不足で、黄色い双葉で困惑。日中は外の日溜まりに置く事にした。幸いに良い天気が続き、緑の双葉になった。双葉のサイズが異なるのは、種子のサイズと関係がある。小粒の種からは、双葉も比例して小振りである。選別過程では除外品として、廃棄する。紙コップの残り種...2022産種子の発芽検証

  • 日本ムラサキ・2022霜月、紫根収穫 終了

    「種子の選別と紫根カット」種子の選別と収穫紫根の整理に追われる日々となった。特に、種子の選別はかつて無い程の収量でその選別に手間取っている。乾燥した分枝を積み重ねて、叩き落とした種子は萼の枝付きで特に手間を要する。その作業は、夜なべ仕事も追いつか無い。種子を落とした分枝を畑に捨てに行く。ビニール袋の底にかなりの種子が見つかる。割れた枯れ葉に挟まっていた様だ。紫根収穫後の整地した場所にバラ撒いて見る。まさか、発芽はしないと思うがどうだろうか・・・・?期待する訳では無いが、所々土を篩って掛けてみたりする。来春3月彼岸頃、幾つかは発芽するかも知れない・・・?畝の全体的な傾向はあるが、場所に依って期待した紫根も、収穫できた。紫根が太いので、余り日を置くと乾燥が進んで紫根のカットが大変である。適当な長さでカットする...日本ムラサキ・2022霜月、紫根収穫終了

  • 日本ムラサキ・2022紫根収穫(続)

    「最後の紫根収穫作業か・・?」連日、悲喜交々の紫根掘りが続き、午前・午後各2時間の作業は疲労困憊の原因となる。雨天の日は、終日床に臥して疲れた腰の休養に当てる。未だかつて無い収穫の日々である。しかも掘り出した紫根の状態は、首を傾げる物が多い。期待の根元、径13mmを接写。初めて地上に出て光を浴びる。13ヶ月の生育結果を知る。最大は径15mmもあり、重さは150gもあった。乾燥すれば50g程となるか。紫根の一部が土から現れる。この色に魅了されって既に10年程になる。しかし、今年はこの後が油断ならない。全体がこの色とは限らないからである。同じ畝でも、場所によって紫根の一部に傷みがあるからである。この一株は、事なきを得た様だ。良品と見て良いであろう。収穫後、2〜3日風に当て乾燥後、水道ホースのジェット噴射で土を...日本ムラサキ・2022紫根収穫(続)

  • 日本ムラサキ・2022紫根収穫時

    「秋の長雨を懸念して収穫作業開始」今年の9月は雨の日が多かった。雨の日は9月には18日湿度は64〜90%雨量30mm以上は次の4日月の総雨量は千曲川決壊の年より多い9/1・32mm9/3・34mm9/20・40mm9/23・66mm10月に入っても10/4〜10日まで1週間、雨の日が続いた。この間、ムラサキは分枝の生育が盛んで分枝の先に分枝が伸張する程だった。従って、種子の収穫はかつてない程だった。紫根の生育に気にはなったが、雨の日が続いて畑には行けなかった。紫根の様子を見たのは、長雨の数日後であった。最初に定植を終えた畝から様子を見て、まずまずと思ったが・・・。期待していた紫根の生育とは異なり、主根が短か過ぎて、5mm前後の根がヤタラに多い。それは良いとして、赤身の無い紫根には愕然としてしまった。これは...日本ムラサキ・2022紫根収穫時

  • 日本ムラサキ・種子選別方法

    「重量比を使っての選別方法」今年は殊の外、種子採取量が多かった。多くの種を短時間で、選別する方法を取らざるを得ない。端的に言えば、乾燥した種が水に沈むか・浮くかに依って選別する方法である。丸く大きな種子、虫喰い種子、緑の種子、小粒種子を全て一緒にしてビーカーに入れる。そこへ、水を注ぎ込む。スプーンで水を攪拌する。その結果を見るだけの方法である。水に対して、即・沈む種子と浮いてしまう種に弁別される。1分以内の事である。2〜3回スプーンで攪拌しても結果は変わらない。最初に浮いた種は、別のビーカーに水を入れ、浮いた種をスプーンで掬って移し替える。即・沈む種子は、それなりの質量を持っていると判断する。左は即・沈下種子で、気泡が付いている。乾燥時間のズレで種子の中に空気が残っていた様である。それでも浮かずに沈む種子...日本ムラサキ・種子選別方法

  • 2022神無月の日本ムラサキ

    「発芽後14ヶ月目・2022産の種子採取」神無月・種子採取終了。種子の付いた分枝の総量は膨大なものである。1本から10本、10本から100本、100本から1000本。この倍の数量である。1本を手に取って、種子のみを落とす作業は不可能で終了とす。畑にて、ビニールシートを広げて分枝全体を乾燥させる方法に転換。1株からの分枝は、株にもよるが10本以上になる。30〜60cmもあり、分枝から別の分枝が伸びて倍々の量となる。生憎、曇り空から雨が落ちてきた。葉を濡らしてしまったら、後々種子に巻き付く恐れあり。急遽、切り取った分枝を新聞紙で包み、湿気を吸収して雨避けとする。日は暮れて、忙しく今夜半の雨予報に備えてブルーシートを纏める。夜半の雨は小降りで、難なく凌いだ。翌日から、新聞紙の上に分枝を広げる。畝全体的に、株元の...2022神無月の日本ムラサキ

  • 日本ムラサキ・種子採取

    「神無月に入って本格的な種子採取」最低気温は連日15℃以下になってきた。好天の続く間に種子採取を終えたいものだ。数日後には雨予報が続く。風で煽られた長い分枝、種子のない下部を残して切り取る。先端部、黒褐色で輝く種子が見える。灰色、茶色、茶褐色の種子が多い。分枝のカットは種子の無い緑の葉を残す。紫根収穫作業までは数週間かかるので株の根元から30cm程は緑の葉を残し生育に支障が無いようにする。切り取った分枝はビニール袋に保管して、葉を乾燥させない様にして1枝1枝手に取って種子を容器内に落とす。緑の種子もかなり取り落とす。先端部には緑の種子があるが、硬めの種子は種子の選別作業中には灰色になって見分けが付かなくなる。勿論発芽可能の種である。大まかな選別の第一段階である。まだ、小粒や虫食い種子等が一緒である。最終的...日本ムラサキ・種子採取

  • 日本ムラサキ・種子の採取2022

    「2022年、種子の採取スタート」ムラサキの生育はまだ盛んで、花が咲き続けている。終花を待っていては、紫根の収穫時期が遅れるのみである。分枝の先端は生育をストップしている。取り敢えずこうした分枝を見つけて、切り集める。先端の花が1輪となったら選ぶ事なく、全ての分枝が対象となる。先端部の種子の色は茶色、OKである。これは?緑色で・・この種子もOKである。播種時期までの保管期間中に、他の種と変らない色になる。勿論発芽を確認している。分枝は長いのは40〜50cmにも達する。ポリのバットを用意する。種子の採取は萼の基を抑えて、空いた手で種子の先端を押すと硬い音を残して落ちる。種子と萼片のみがバットに集まる。分枝を乾燥させてしまうと、枯葉も落ちてその分別は困難を要する。容器のバットを揺するだけでも、種子とゴミが別れ...日本ムラサキ・種子の採取2022

  • 日本ムラサキ・長月の生育状況

    「発芽後13ヶ月目、2年目の生育領域に入った」日本ムラサキの栽培サイクルを秋苗に変更してから、2回目となる。昨年8月末に発芽した苗を畑の苗床に植え替えて、2年目の生育状況である。12〜2月の休眠期間を経て、今春3月には新芽が出て13ヶ月目の生育となる。参考「厳寒を凌ぎ切った日本ムラサキ」2022-03-1216:11:49   日記参考「日本ムラサキ・秋苗新芽の伸長」2022-03-1915:37:34   日記後2ヶ月、15ヶ月目の紫根の生育は尋常なものではなかった。参考「試煉の紫根掘りに、驚きの紫根収穫!」2021-12-0418:41:59   日記参考「好天が続き、本年産の紫根の収穫を始める」2020-11-2115:58:23   染料栽培2020の記録と比較して見ると愕然とする。参考「どうして...日本ムラサキ・長月の生育状況

  • 強風下の日本ムラサキ

    「日本海に低気圧、南風が強風となって当地を襲う」台風は遠方にあったが、気圧配置は強い南風を当地に送り込んできた。轟々と風が吹き荒れる。畑のムラサキは心配だったがその後、雨の日が続いて様子を見に出かける事が出来なかった。自宅近隣火災避難も有り3日後に畑に出向く。ブタクサを防風対策としている畝は、大荒れとなってしまった。枝が折れて畝の上に落ちてしまった。以前と同様のケースだ。雨続きの間に、草丈はかなり伸張していて大きくなっていた様だ。1株の分枝数は多数となり、大きく揺れたようだ。草丈そのものが伸びて、これは南側に傾がってしまった。修復作業、通しの支柱を2段にして伸張した分枝をまとめて固定する。草丈は更に伸びる事は予想していたのだが、手が回らなかった。草丈110cmには驚いた。雨の日には決まって草丈は直上し、遂...強風下の日本ムラサキ

  • 日本ムラサキ秋苗の播種(続)・2022

    「秋苗の種・播種(廃棄)?」余儀ない事情で、部屋の移動をする事になった。室内温室も解体し、ムラサキ種子選別の諸道具も物置に移動。発芽試験用品、諸々段ボール箱に入れてそのまま忘れてしまった。物置には、その後別の物が入り入替作業で、種子選別の諸道具を開いてみても思い出せない。箱の中の箱に、記憶に不明な種子を発見と・・なってしまった。黄色い折り紙に「秋苗用・8月下旬」のメモ書である。秋苗用のメモ付きの種が見つかって、試しに発泡スチロールの苗床に播種をしたが遂に1粒も発芽しない。(150粒、10日間水漬け後の播種)今の所と言うべきか?ブログ投稿月日2022-08-2019:19:20   日本ムラサキ栽培春先使用したままで土を入れ替えもしなかった故か・・・不明。種子そのものに信用度がなかった。全く出所不明な種であ...日本ムラサキ秋苗の播種(続)・2022

  • 強風下の出来事

    「心配していた事が現実となった」栽培中の畑は、午後15:00前後になると北西からの強風がゴウゴウと逆巻く。その強風を受けては、大きくなった苗は横倒しとなってしまう。それを恐れて、畝の両脇に防風役として雑草を伸ばし続けていた。心配は思わぬ形で現実となった。3mを越すブタクサが畝の両脇で強風を防いでくれていた。ヨモギやアカザも1mにも達して隙間を埋めて風を防いでいたのだが・・・・。南側のブタクサが1本畝の上に倒れていて驚いた。まさかの出来事であった。早々に、倒れ込んだブタクサを取り除いて見た。ムラサキの分枝が折れているかと調べて見たが、幸いにも無傷であった。倒れたブタクサは折れた箇所に虫の食害で穴が開いていた。これには気付かなかった。こちらは防風ネットを廻した畝のムラサキである。草丈が伸びると蕾、花、種とで上...強風下の出来事

  • 日本ムラサキ秋苗の播種・2022

    「秋苗用の種子を発見、うっかりしていた」今春、種子をしまい忘れてしまった。秋苗用として別に保管していた様だ。数年前から、今年限りと考えて栽培を続けていた。今年限りとの思いが、いつの間にやら確定的になったので秋苗用の種子も脳裏から消えた。種子は選別がしてなかった。選別道具も不明。一応小粒種のみ除去して種子を揃える。今春使って、放置されている容器に播種。土を替えるべきであったが、雑草の根を片づけるにとどめる。4列、10粒毎、150粒であった。10日間水漬け後の播種。他にも色々別袋に種子が入っている。浮種検査毎のメモがあるが不要なメモであった。選別用の金網が不明で、径3.0mmの穴開け作業で新器具を準備。径3.0mmでは殆どの種子は抜けて仕舞う。これでは、余り役に立たない。2.5~2.8mmに変える必要がある。...日本ムラサキ秋苗の播種・2022

  • 日本ムラサキ・暑中お見舞い

    「日本ムラサキ栽培、暑中お見舞い申し上げます」厳しい夏の最中となりました。暑さに強い日本ムラサキは殊の外元気な生育を見せています。栽培地の畑入り口、アオイが繚乱と咲き競いる。モミジアオイも紅一点咲き始めた。暑さボケか?防風対策のネットをするタイミングを忘れていた。これで1本1本に支柱を添える事がなくなる。1周するとネットは丁度無くなる。ネット内の様子、これから手出しをするのは、隣の株と混み入って仕舞う場合だろう。こちらは、ネット無し。改めて買う予定はない。本数も少ないので、大丈夫だろう。耕作放棄地の畝である。周囲の植物が猛威を震う繁殖力で栽培のムラサキが危うい。両翼にブタクサが繁茂して、クズのツルが巻き付きムラサキに絡みそうである。自然の繁殖力には敵わない。コントロール不可に近い。シジミチョウの番いが受粉...日本ムラサキ・暑中お見舞い

  • 日本ムラサキ・2022葉月(8月)

    「遅れた生育と食害被害」日毎の降雨と高温気象は植物にとって、凄まじい生育を促進させる。キュウリなど取り忘れると、翌日はお化けキュウリとなってしまう。ポット苗を定植した畝は生育が最も遅れてしまった。定植時期が最も遅れた事が最大の原因でもある。畝の中で、食害を受けた場所がある。葉が一部を残し、大きく切り取られた様になっている。数本が同様な食害を受け、犯行の主は不明。虫であろうが・・・・近くに姿は見当たらない。ハムシの食害を受けた事あるが、丸い小さな穴であった。数日後、何の事なく生育して花を付けていた。草丈、27cmに生育。分枝は下から5本。同様な被害にあった茎は、草丈33cm、分枝は7本が伸び始めていた。食害、何のそのである。これは、新芽なのか?分枝なのか?不明だが別の野草では無さそう・・。主茎は草丈60cm...日本ムラサキ・2022葉月(8月)

  • ビニールマルチから草マルチへ

    「先々への心配、茅の刈り取り」ビニールマルチを撤去したのは、それで良いのだが心配事が生まれた。最も生育の早い畝の根元に様子である。定植後間も無く、カットした茅を敷き詰めた。下草は心配していなかったが避けるべき表土を振り叩いたので、時期になるとアカザ等の草が密生して困惑した。しかし、その後ほとんど下草は出て来ない。茅は土手草として有用なので、こんもり茂っている。これを利用しない手はない。大急ぎで刈り取る。土手の茅を全て、刈り払い機で刈り倒す。大汗をかいた作業であった。唯一の動力機械である。土手の立ち位置が不安定で膝への負担が気掛かりであった。翌日には、押し切りでカット。長い畝だったのでかなりの量をカットする。ビニールマルチを取り除いたので早速、あちこちでムラサキサギゴケが咲き始める。ハエドクソウ科の多年草で...ビニールマルチから草マルチへ

  • 日本ムラサキの栽培条件

    「忘れていた栽培の基本条件」ビニールマルチを敷いた畝も野草が大きくなり面倒な草取り作業となった。小さく開けた穴にカヤツリグサが悠々と葉を広げ、ムラサキは黄色で不良?こちらはノゲシが3本、ムラサキ苗は既に枯れ果てる。支柱を添えてある4本が葉を丸めて、悲痛なサイン・・・!はっと、気づいた。高温多湿状況・・・今まで当地では余り心配はなかった。黒マルチの撤去。決断と実行は早かった。直射日光の高温、戻り梅雨の大雨。まさか?基本の栽培環境を忘れて、作業効率に走っていた。老齢故か?全体を見ると3列は見えるが・・・枯れ苗が多い実情である。後日、案の定葉を丸めた4本は枯れてしまった。現状・・・生育が順調な苗は花期を迎えている。心配は、野草の生育である。しかも長い畝である。ぼんやりしていると野草の生育に負ける苗が出てくる。既...日本ムラサキの栽培条件

  • 日本ムラサキ・文月の生育

    「8月の種子採取を検討」日本ムラサキ栽培地の畑では、生育過程が3段階に分かれてしまった。定植時期が3回に分かれた事に大きな原因があった様だ。最も生育の早い畝。既に多くが開花し分枝の生育も盛んである。支柱も通しの支えが入り、各個体の生育は安定期に入りつつある。茎の上部は、純白の花が次々に咲き続いている。分枝の蕾も咲き始める。苗個体の安定性は茎の下部が径5mm以上となり、木質化してきた事による。ムラサキサギソウを発見。この畝の場所に昨年は多くあったのだが、今年はビニールマルチを敷いたので、見つけるのは難しいと思っていた。たしか、ムラサキ科の野草だった様に記憶しているが・・・・?強風で倒れ、逆風に揉まれて危うい1本である。支柱を添えてみるが・・・。生か死の際になってしまった。揉まれた箇所の下に分枝の芽が見えるの...日本ムラサキ・文月の生育

  • 日本ムラサキの栽培、2022・文月閑話

    「ブルーベリーの収穫」30°C越えの日々が続く。真夏と同様の日射である。畑に行く気力が出て来ない。自宅庭先はブルーベリー畑になっている。もうかれこれ、10年になる。2本だった苗木は翌年追加して5本になった。新種が出る様になって、さらに追加。その後は、脇芽が生育。更には挿木が生育。11本が横並びの畑になってしまった。これは別種だが、名前は記録なし。不明だが大きな実を付ける。1粒で径2cmもの大きさとなる。朝採りボール1杯(1本の木)まだ小さな実が沢山付いている。1週間後に2回目の収穫で、ほぼ終了となる。計測して見ると750g、ボールの重さは150g。1回600gの収穫で、2回の収穫をすると1本で1kgを超える。ブルーベリーの剪定をする様になってから、大きな実を付ける様になった。ボール1杯を一人で食べ切るには...日本ムラサキの栽培、2022・文月閑話

  • 酷暑に耐え抜く日本ムラサキ

    「降雨無し1週間、36°C超えの日射にも耐え抜く」6月最後の1週間は真夏の天気になってしまった。気温は32.6°C〜36.6°C雨なしの日々であった。最後に定植を終えた畝が気になった。それは、草マルチのカット萱の厚さである。根付くには、水分が多い方が良いが生育には日射が欠かせない。5日目には多くのカット萱を取除いてしまった。日照りで、葉は丸まっていないか心配であったが反対に本葉の生育が確認できた。ビニールマルチの畝は頃合いで、特に心配はしていなかった。乾燥した土は固くまだ支柱なしで花を咲かせている。最も生育の進んだ畝で草丈は50cmを超えてきた。気掛かりだった下草も、取り残しが大きくなっているだけで新芽は見当たらない。雨無しで心配していたのは、この様な状態の本葉であった。これ1本のみで、これも原因は地中の...酷暑に耐え抜く日本ムラサキ

  • 日本ムラサキ、ネズミ穴との遭遇

    「苗支柱の必要性と畝整備」定植後、活着できなかった枯れ苗の補充定植に着手。この苗は記憶によると、未熟種子の選別となって廃棄されたものである。物は試しと播種をしてみた結果である。選別過程ではまだ緑色をしていた。記憶に残ったのは、播種の際に手の平に落として見ると完熟種と変わらない色合いであった。や々小粒の印象程度であった。この時期には他の草の根が絡み合っているので、ブロック状に苗を掘り出す。この方が土付きで苗を定植できる。畝には既に生育して花を着けている茎がある。強風で倒れて元に戻れず隣の茎に重なってしまった。やはり、これを見ると支柱を添えてやりたくなる。心配していたネズミ穴である。茎が倒れてしまったのは、ネズミ穴によって根の張りが片寄ってしまったと思われる。トンネル状の穴を追ってみた。地上部に穴が出ている訳...日本ムラサキ、ネズミ穴との遭遇

  • 日本ムラサキ・水無月の生育

    「下草の生育に狼狽・・・、も落着」6月、水無月の高温の日照りには参った。36°C越えである。昨晩の激しい雨に、何とか胸を撫で下ろす。耕作放棄地の現状。草マルチの畝で、萱をカットして敷いてある。これは、大事な点を忘れての対応で労苦を強いられる事となった。下草が密生して、数日の内にムラサキが隠れそうとなった。当ブログ「2018-07-29 染料栽培」草マルチは、表土を取り除いていた。アカザの群落で、このままだと強い根を張って抜くに抜けなくなる。この程度であれば、枯れ萱の下の根は弱く容易に抜けた。しかし、数限り無い群がりは労苦であった。定植時に上部をカットした苗の、その後の生育である。やはり、定植はもっと早くすべきであった。また、蕾を抱え、開花した苗でもそのままの定植で良かったのだ。生育結果は分枝が多数出た生育...日本ムラサキ・水無月の生育

  • 2022・放置されたポット苗の定植(2)

    「下草対策、枯萱による草マルチ」枯れ萱がまだ残っていた。効果の程は?イマイチですが・・・。折角、昨年秋に刈集めた物なので、残り無く使う事に決定。何事も下準備が必要。苗丈が無いので隠れて仕舞わない方法である。苗の側に萱茎を刺してポットを逆さまに置き苗をカバーした。カットした枯れ萱をや々厚めに敷き詰める。時間的には、心配する事なく短時間で終了。1箇所大きなポットがある。苗丈が大きかった故である。この後、全面にジョウロにて散水して萱が風で動かない様にして、1昼夜を置いた。その後、ポットを取集め、苗の様子を確認する。枯れ草の上には、強風で萱が飛ばない為の用心をする。特段の変化もなく、苗は元気である。本葉は7枚で、このまま生育しそうである。この苗は手前が新芽で、や々黄色い葉を持つ本葉は生育を止めると思われる。このポ...2022・放置されたポット苗の定植(2)

  • 2022・放置されたポット苗の定植(1)

    「大切な苗(ポット苗)を忘れていた」定植を終えて一安心してしまった。冬場共に過ごしたポット苗、育苗に苦労した苗である。取り敢えずポットから解放して畑の苗床に移して置いた。当ブログ「放置されたポット苗(1)06-05(2)06-04」見事な赤い根を思い出した。8mの畝を急遽作成。数年前に栽培した場所で、畝立も容易だった。白マーク内が畑の苗床から定植地を得た苗である。10日間程畑で過ごし、白い根をわずかに伸ばしていた。本葉が多数の苗は、生育が早いと見て中央と北側に定植。心配なのは、本葉が新芽に入れ替わる苗である。白のマーク内に黄色い新芽。(右上の緑は「テキストで新芽」フォントが小さ過ぎた様だ)根はしっかりしていたので、じっくり待つ事であろう。この苗は、冬を越した葉は枯れて新芽がしっかり生育を始めている。既にポ...2022・放置されたポット苗の定植(1)

  • 日本ムラサキ2022・最後の定植 (2)

    「黒マルチ仕様の定植畝・終了」苗の定植作業は膝を折り、腰を屈っしての作業となる。しかも、手順が一応では無く苗に合わせた要領で作業をせざるを得ない。苗が揃っていても、200本を越えると気が遠くなる。昨日の画像に続く・・・・・・。土が軽く入った処で苗を引き上げて根と茎の境を穴の最上部に合わせる。や々土を高目にして、根元を指で押さえて置く。双葉の下、赤い根を隠す。これで苗は安定した姿となる。苗の大きさも頃合いで、首を下げる事もなかった。ここまでの作業が順調にいく為には、マルチ下の土が充分な湿気を保つ必要がある。1日休み、3日目。ビニールマルチの穴開けをコの字形に変えてみた。十字カットより大きな穴となり風を呼び込み失敗であった。曇り日の予報であったが、強い陽射しを受けての作業となる。苗はまだ蕾を付けるまで生育して...日本ムラサキ2022・最後の定植(2)

  • 日本ムラサキ2022・最後の定植(1)

    「黒マルチ仕様の定植畝」先月5/28紹介の15mの畝の定植は天候により6/2からスタート。急遽、黒マルチ仕様とする。萱の草マルチは余り効果がない事が判明した故でもある。例の治具を使って、マルチにカット穴の目安を印す。畑の苗床で待っていた苗を水に浸けて準備。マルチの穴開け作業が加わったので、15mを植え終わるのは何時になるだろう。ビニールマルチのカットは包丁を使った。十字に刃を入れて、鎌で穴開けをする。刃の背を軸に左右に鎌の柄を振ると細長い三角形の深い穴ができる。鎌は柳刃で根の長さと比べると、良い目安となった。右の棒は土落としに使用。苗の先端の葉を持って、穴の中へ根を差し込む。根は一度、乾いた土に置いて、水滴を切っておく必要がある。根に水が着いた状態では、根の先端が穴の中へスムースに入って行かないからである...日本ムラサキ2022・最後の定植(1)

  • 放置されたポット苗(2)

    「多様な紫根の生育状況」ポット育苗には適正な期間がある。不用意にも放置状態で、その結果の対応に困惑する。ポットのラベルにメモあり。11/27発芽の苗であった。ロゼット状の本葉は10枚を超えている。問題は根である。この状態では、紫根の収穫が目的である場合は何とか矯正する必要がある。根の先端を見つけなくてはならない。先端は白く、絹糸のように細い。先端部を見つけ、逆さにして軽く振っていくと・・・根は切れずに解れた。螺旋形を保つ根を水に浸けて、別のポット苗を取り出し同様に根を解す。数分後に取り出すと主根が真っ直ぐで、細根がまとわりつく形態となった。この形態になれば、定植も可能であるがその準備はしてない。他の苗と並びで、矯正苗床で暫く畑の養分を摂って休ませる事にする。12月下旬から新年になっての苗で週毎に生育サイズ...放置されたポット苗(2)

  • 放置されたポット苗(1)

    「生き返るか?ポット苗」昨年11月末頃から発芽試験結果の苗を室内で育苗中であった。厳寒の冬季間は室内温室で育苗を続け、5月連休後に庭先育苗とする。庭先へ出して、水分補給は楽になる。茎立ちの苗は枯れ葉となる。畑が多忙となり、直射日光の故かと遮光ネットを掛けてみる。遮光ネットは関係なかった。新芽へと入れ替わり時期であった。これは12月に発芽した苗でロゼット状の葉が重なる生育状態のまゝ。根の生育は見事である。色は鮮明な赤で、太さも3mmを越える。定植に申し分ないのだが、畑の苗と別畝で栽培する事にする。取り敢えず苗床を移動するつもりで植え替えをする。ロゼット状の葉苗は良くみると新芽が出ていた。ポットの培養土は赤玉土のみであった。畑の土は養分があるので2週間もすると大きな変化あるかも知れない。茎立ちをした枯れ葉苗は...放置されたポット苗(1)

  • 日本ムラサキ開花・2022

    「意外な場所で日本ムラサキの開花を見る」苗床で蕾の中に白い点を見出した頃、別の場所で蕾を持った1本があった。自室南面の基礎の際である。意外や意外、自宅基礎の壁面下から発芽した苗が生育して1番の開花となった。故障した雨水タンクのすぐ近くである。雨が降っても水は滅多に滲みて来ない。雨水タンクは使用不可と思い込み、植木鉢等が乱雑に置いてあった。良くぞこんな場所で、1粒が発芽してきたものであろ。勿論掃き出しの、こぼれ種であろう。畑の苗床、昨年の12月に播種。間も無くすると雪の下になった。定植が急がれるが、栽培畝が未だに出来ていない。既に定植を終えた畝の下を予定していたのだが・・・変更。昨年栽培した隣の畑を掘り返して、連作に挑戦することにした。昨年栽培したので畝立ては容易に進んだ。雨の日を入れても1週間で終了。およそ15...日本ムラサキ開花・2022

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