えりんぎ さん プロフィール

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えりんぎさん: HOTミンな関係
ハンドル名えりんぎ さん
ブログタイトルHOTミンな関係
ブログURLhttp://eringi1023.blog.fc2.com/
サイト紹介文天然なのにがっつり男なユノと賢く清廉、つんとしてもやっぱり可愛いチャンミンが大好きなホミンペン
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供136回 / 365日(平均2.6回/週) - 参加 2015/04/19 13:14

えりんぎ さんのブログ記事

  • あなたが笑えば〜最愛〜27
  • 暮れかけた街並みを車のウインドーガラス越しに眺めた。景色を楽しむ余裕などチャンミンにはないが、何かしていないと不安なのだ。強がってみたものの8歳で初めて対面して以来チャンミンはガンソクの前ではひどく緊張してしまう。これまで何年も続いている月に一度の食事会では、ガンソクからユンホに似た箇所を探しては気持ちを落ち着かせてきた。涼しげな目元が似てる。あまり声に出して笑うことのないガンソクだったが、時々思 [続きを読む]
  • あなたが笑えば〜最愛〜26
  • 吐く息さえ凍りそうな夜道を、くっきりと輪郭を露にした月が照らす。足早に遠ざかる背中を眺め、ユンホの小さくついた溜め息はひどく硬質で、澄みきった空気とは裏腹に重く落胆に沈んでいた。 上着もなしで玄関に突っ立ったままのユンホを部屋へ連れ戻したいチャンミンだが、いつまでも動こうとしない背中へ声を掛けるのも憚れるのだ。だからそっとユンホの背中へ身体を寄せた。両手を添え、コツンと額を合わせる。煌々とした月が [続きを読む]
  • あなたが笑えば〜最愛〜25
  • 「…ユノが、あまり無茶をしませんように、…」そっと胸にあてたしおりをチャンミンはゆっくりとユンホへ差し出した。ほんの少し濡れた睫毛がきらきらと照明に反射して、嬉しそうな微笑みもお返しとばかり要求してくる手のひらも愛しくて堪らないとユンホは思う。「お前も、…無理するな。嫌なら今からだって俺が話をつけてやるぞ?」チャンミンへ自分のしおりを渡しながら思わずユンホは言ってしまった。困ったように笑うチャンミン。 [続きを読む]
  • あなたが笑えば〜最愛〜24
  • 月に一度、ガンソクがチャンミンを食事に連れていく日。その前日にユンホはロジンから忌々しい電話を受けていた。 明日、同系列の組長主催の親睦会へガンソクの代理で出席するロジンのお供をしろと言うのだ。立場上若頭の指示に背くことは許されず、その日何があるのかわかっていて敢えてユンホを指名したのだとユンホは苛立ちが抑えられない。「若頭、貴方は意地悪だ。」つい言ってしまったユンホへロジンはふっと笑う。「いえ、親 [続きを読む]
  • あなたが笑えば〜最愛〜23
  • 「っ、ひどい兄さま、…やっぱりふざけてる!」チャンミンがついそう言ってしまうほどおどけた様子のデイルをセヨンが嗜めようとしたが、それをデイルは片手を翳して制した。「ふざけてないよ、チャンミン。俺はね、弟が可愛い。可愛いからユンホの一番の望みを叶えてやりたかったけど、それをチャンミンが考えられないと言うなら俺の提案を聞いてくれる?」「一番の望みって、…でもどうして兄さまが僕と、その、…ユノのことを知って [続きを読む]
  • あなたが笑えば〜最愛〜22
  • 「チャンミンさんですね。」「え?」庭で枯れ葉を掃いていたチャンミンは寒椿の生け垣越しに掛けられた声を一瞬デイルかと勘違いした。ちょうどデイルが散歩と言っては顔をだす時間だったし、そこに立っていた男性が見た目はまったく違うのに雰囲気がどこかデイルと似ていたのだ。それも丁寧に自己紹介され合点がいく。「兄さまの秘書の方なんですね。どおりで似てると思いました。」「デイルさんと私は、…似てますか?」「似てると言うか [続きを読む]
  • あなたが笑えば〜最愛〜19
  • ユンホとチャンミンはエナが用意した遅めの夕食を摂っていた。静かな食卓に食器の音だけが響く。チャンミンは黙々と手と口を動かし心ここにあらずといった様子で、ユンホもそんなチャンミンを目の端で気にしつつそっとしてやる。あれからすぐサン太は逝ってしまった。 チャンミンのショックは大きく、ぷかりと浮いたサン太をじっと見つめたまま無意識にユンホの手を握った。ユンホはただ静かに隣に居て、チャンミンが顔をあげるの [続きを読む]
  • あなたが笑えば〜最愛〜18
  • 「あのさ、親父に言われたからってだけじゃないけど、…ちょっと忠告、いいか?」車の後部座席で軽く目を閉じていたユンホへジノが話しかける。ユンホはこのところ新しく子飼いになった組の統率に忙しく、ほとんど寝に帰るだけの毎日を送っていた。カルタ取りをした日から1週間ほどチャンミンとはまともに会っていない。「…なに?」だからなのか少し不機嫌なユンホへ忠告するのを躊躇うジノだが致し方ない。「デイルさんの秘書がユノの [続きを読む]
  • あなたが笑えば〜最愛〜17
  •  その日ユンホは泣きそうに切羽詰まったチャンミンからの電話を受け、何事かと手に汗を握るほど焦ったのだが。「……サン太が、っ、…」「え?サン太?」どうやら錦鯉のサン太の元気がないと言うのだ。この時期、冬眠のようにほぼ動かない鯉がサン太だけ水面でふらふらしているらしい。業者へ連絡して専門家を呼ぶからとチャンミンを宥め、それでも心配なのかおろおろするチャンミンへ今夜は早く帰るとユンホは約束した。ジノ、とユン [続きを読む]
  • あなたが笑えば〜最愛〜16
  • ユンホはアクアリウムバーのカウンター席でひとり琥珀色のグラスを傾けていた。シドから会って話したいことがあると連絡が入り、ユンホがここを指定した。今日は日曜日で、週に一度チャンミンがバイトに入る日なのだ。カウンター席からは厨房にいるチャンミンの姿は見えない。代わりにチラチラとあちこちから視線が集中しているのが分かる。それをユンホは軽くいなす。見られるのは慣れっこだったし、最近では絶対に誘いにのらない [続きを読む]
  • あなたが笑えば〜最愛〜15
  • エナを交えた同居生活は、不在がちなユンホの代わりにチャンミンにとって寂しさを埋めるものになっていた。エナの予想通りハイルが勉強を理由に離れを訪ねる。エスカレーター式で大学進学を決めていたハイルだったが、成績が芳しくなく追試があるというのだ。数Ⅰを教えてくれとチャンミンに泣きつくハイルをエナはどちらが年上だか分からないねと呆れたように笑った。そんなハイルにチャンミンは優しい。「僕も復習になるから嬉し [続きを読む]
  • あなたが笑えば〜最愛〜14
  • 結局エナが離れにやってきたのは夜も更けてからで、取りあえずと言った感じで簡単な荷物だけを持ち不満そうな顔をして玄関のインターフォンを鳴らした。「用事を済ませて帰ったら急にユンホ坊っちゃんの離れに移り住めなんて、しかも今夜中になんて横暴すぎやしません?」ぶちぶち言うエナをチャンミンがなだめ、荷物を持ってやってエナを部屋へ案内する。「あのね、あまり丁寧に掃除できなかったんだ。ゴメンね、エナさん。」こっそり [続きを読む]
  • あなたが笑えば〜最愛〜12
  • 病院から戻り駐車場に着いた途端チャンミンは部屋を掃除すると言って急いで離れに戻った。エナが今夜から越してくると急に言われ、普段使ってない部屋をエナの為に掃除しようというのだろう。その後ろ姿を眺めながらユンホはゆっくりと車を降りた。左頬のガーゼが痛々しい、結局何針か縫った傷はユンホが思ったより深く、少し痕が残るだろうと言われていた。「ユンホさん、エナには、…」「わかってます。」ユンホとロジンが並んで歩き [続きを読む]
  • あなたが笑えば〜最愛〜11
  • まだ陽が高いうちに帰るのはどれ程ぶりだろう。ユンホは昼前に寄っただけの会社へ電話を掛け、ジノへ体調が優れないと伝え、急ぎの仕事がないことを確認する。 ジノへいずれ話さなければならないが、それは今じゃなくていい。ユンホの足どりは重く、じんじんと頬の傷口が痛んだ。ガンソクとの交渉はユンホにとって決裂を意味し、このままではチャンミンさえ奪われそうなのだ。ただ、良いこともあった。ガンソクの要求の優先事項が [続きを読む]
  • あなたが笑えば〜最愛〜10
  • どうやら血は止まったらしい。切り口の鋭い傷ほど塞がるのも早いと聞く。痺れるような痛みはいまだ続いていたが、ユンホはそれよりも隠しようのない場所に傷を作ってしまったことを気にしていた。チャンミンに何か気づかれてしまわないだろうか。出血の量からして浅い傷ではない。痕が残ろうとユンホは構わないけれど、もしチャンミンが責任を感じてしまったらユンホはそちらの方が痛くツラいのだ。これほど緊迫した空気のなか、や [続きを読む]
  • あなたが笑えば〜最愛〜9
  • 二時間ほど前に出たばかりの屋敷へユンホは車を乗り入れる。ガンソクが指定した時間までまだ少しあったが、ユンホは車を止め普段は脇にそれる道を真っ直ぐ母屋へ向かった。広大な庭園にはユンホの祖父の趣味で数種類の桜が植えられている。今の季節に花を咲かせるのは冬桜。ひと月ほど薄紅の花をつけるそれは母屋の近くにしかなく、チャンミンが毎日のようにこっそり眺めに行くのをユンホは知っていた。桜が好きなんだ、と笑うチャ [続きを読む]
  • あなたが笑えば〜最愛〜8
  • 翌朝、ユンホの腕のなかでチャンミンは目覚めた。少しだけ腰が怠いけど起き上がれないほどではない。昨夜はユンホが気遣い、出来る限りチャンミンの負担が少ないように優しく抱いた。肩に掛けた足の内側をユンホの唇が往復し、繰り返される抽挿はゆっくりと柔らかい。もっと、…と、つい口走ってしまうチャンミンに与えられるキスは情熱的で、激しく舌を絡め唾液を交換しあった。何度も愛してると囁かれ、蕩けてしまうと塞いだ耳の [続きを読む]
  • あなたが笑えば〜最愛〜7
  • 「っ、ぅわ!」カランカランッと鳴ったアルミ缶に、予想外の平日だったからか考え事をしていたからか、ユンホは思わず声を出してしまった。廊下の奥からバタバタと足音がする。忌々しげに紐で繋げたアルミ缶の束をつまみ上げるユンホへチャンミンが飛び込んできた。「おかえりなさい、ユノ!」「ああ、ただいま。どうした?こんな平日に。」そう言ってユンホは、チャンミンの返事を待たず鼻先を擦り合わせて唇を重ねる。「あのね、っ、ん [続きを読む]
  • あなたが笑えば〜最愛〜6
  • メンテナンス会社の社長室はビルの最上階にある。モノトーンを基調にしたシンプルなデスクと応接セット。壁一面の本棚には多種多様な本がぎっしりと埋まっていた。そしてコーナー窓から南側全面が窓になっていて、昼間はたっぷり陽が射し込み、夜は宝石箱のような夜景が楽しめる。その応接セットのひとり掛けソファで長い足をゆったりと組むユンホと長ソファで前のめりに屈むジノは、格好は違えどお互い神妙な面持ちは同じくテーブ [続きを読む]
  • あなたが笑えば〜最愛〜4
  • この離れはすべて和室で、ダイニングキッチンだけが浮いたように洋風だった。だからイスと言えばここにしかない、ソファすらない家なのだ。シドを見送ったあと、そのままユンホはチャンミンの手を引きキッチンへ入る。「ユノ?まだお腹空いてるの?」そう問いかけたチャンミンへユンホは答えず、代わりにキスの雨を降らした。本当に雨だと、それもざあざあ降りの雨のようにいきなり激しくされて戸惑ってしまう。「っ、…ユノ?」「ん、」 [続きを読む]
  • あなたが笑えば〜最愛〜3
  • 「俺ね、ユノさんのストーカーなんだ。」「…へ?」そろそろ帰ろうかと腰をあげたシドが、ちょうどかかってきた電話でユンホが席を外した隙にチャンミンの隣へすり寄り囁いてくる。シドはニヤリと意地の悪そうな顔をしていた。「ユノさんに一目惚れして夢中でストーカーばりに追っかけ回してやっと少し振り向いてもらえた。」「……。」わざと意味ありげな言い方をして、シドはチャンミンの反応をうかがう。チャンミンに会うのはこれで二度 [続きを読む]
  • あなたが笑えば〜最愛〜2
  • 「チャンミン、会いたかったよ。」そう言いながら、シドは両手でチャンミンの手を握る。そこに握りこまれた直径1センチほどのものがチャンミンの手に渡り、映画やテレビでしか見たことのない盗聴器なんて物騒な代物をチャンミンはまじまじとながめた。「…こんなの、いつの間に、…」隅々まで掃除していたはずなのに、見つけだせなかったのは自分の責任だとチャンミンは罪悪感でいっぱいだった。「ふふん、屋敷の警備をかいくぐって離 [続きを読む]
  • あなたが笑えば〜最愛〜1
  • 1年で一番夜が長いこの季節がチャンミンはあまり好きではない。学校から帰る頃にはもう薄暗く、ゆっくり庭をいじったり鯉を眺めることもできない。なにより夜の帳がおりてからユンホを待つ時間が長すぎてチャンミンは寂しくなってしまうのだ。でも今日は違った。学校から帰ってすぐユンホから電話があり今日は早めに帰ってくると言うから、片付けも早々にエナ達へおやすみを言い離れへ戻った。チャンミンの手にはエナが持たせてく [続きを読む]
  • 更新についてのお知らせ
  • おはようございます、えりんぎです。大変ご無沙汰してます。みなさん、お元気でしたでしょうか?(〃∀〃)ゞお休みの間にコメントくださった方、そろそろ出てこ〜い!と発破をかけたり可愛くおねだりしたり。。。ありがとうございます(ノ∀`)お休み中はあまりブログを覗かないので途中で気づいたのですが、おそらく12、3人の方が毎日最終話の拍手を押してくださってたみたいです。2,100拍手超えまして、待っていてくださる読者様が [続きを読む]
  • あなたが笑えば〜渇愛〜20
  • チャンミナ、──と伸ばしたユンホの手をチャンミンは勢いよく取る。それはまったく色気などなく、跳び跳ねんばかりに喜ぶ無邪気なチャンミンだった。「ユノ!課題テストで初めてトップになった!」「ああ、そうか。よかったな。」「ん、今まで5番前後でうろうろしてたから、今回は目標もできたし、頑張ったんだ。」興奮ぎみに話すチャンミンの腰に回した手が変な動きをしてしまいそうで、ユンホはぐっと堪える。テスト勉強をチャンミン [続きを読む]