カイラス さん プロフィール

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カイラスさん: 仄暗いお散歩
ハンドル名カイラス さん
ブログタイトル仄暗いお散歩
ブログURLhttp://honoguraiosanpo.blog.jp/
サイト紹介文廃墟、廃屋、空き家、所有者不明土地・・・探索記ブログ〜ダークツーリズム
自由文廃屋巡りがおすすめ
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供159回 / 365日(平均3.0回/週) - 参加 2015/06/08 18:20

カイラス さんのブログ記事

  • 「少女の屈辱、はしご食い」実録、廃屋に残された少女の日記.77
  •  ファーストフード初体験はつい先日のことなのに、すっかりその魅力に取り憑かれたキョーコさんは、ファーストフードに目覚めた初期段階の人が大抵そうであるように、中毒患者のように、今日も街へ繰り出し、数軒のはしごまでして、ピザやチキン、ポテトやデザートまで食べまくることになる。 苦しいよと漏らしながらも、追加で給食のパンと牛乳まで詰め込む、病的なまでの大食漢ぶりを発揮。 ジャンクフードに潜む中毒性、高カ [続きを読む]
  • 「埋没する屋上と駅前」乱された廃墟ロープウェイ.4
  •  廃墟ロープウェイの「かわの駅」の駅前は、今では誰も彼もが容易に立ち入ることが困難となったためなのか、荒れるに任せた耕作放棄地のような、森林化の一途をたどっているように見受けられた。 駅舎の壁面と窓。苔の侵食が緩やかのようで、確実に窓枠の縁取りから全身へと及ぼうかとしている気配。この駅がまりものようになってしまうのも、そう先のことではなさそうだ。 密林に埋もれた、カンボジアのクメール遺跡とまではい [続きを読む]
  • 「ウタリ惨荘」【第2話 赤の伝説】
  • 速度はせいぜい時速10キロ前後。霧と暗闇の中を黒岩の繰るステーションワゴンがのろのろと歩を進める。大きなカーブでハンドルがずれてタイヤが笹薮にはみ出した。と、藪の中からライトに向かって飛び込んできた大量の蛾が、フロントガラスを叩き付ける。「クソッタレ!」サブロウが悪態をついた。黒岩がハンドルを切って車体を砂利道に戻す。<廃墟サークル『薄昏(うすぐれ)』メンバー> 黒岩(男)35歳:リーダー。 サブロウ [続きを読む]
  • 湖のきわ、廃墟、オカルト食堂
  •  ここも、前回、気に留めていながら、時間が押していたため、涙をのんで素通りしてしまっていた、物件のひとつ。 壁は表層の部分が爛れるように剥げ落ち、下地が露出、木材は腐ったのか、紫外線劣化なのか、交通量のそこそこある前の道路を行き交う車に、歯欠けのように、そのみっともない姿を曝け出すがまま    予備知識など無かったので、偶然見つけた廃墟ぐらいにしか思っていなかったが、調べてみると、この界隈では廃墟 [続きを読む]
  • 「心霊部屋への招き」山奥の、心霊廃墟旅館.2
  •  非常線の張ってあったドアは施錠してあったので、一段上がった横のドアから、入らせてもらうことに。 ドアを開けてみる。特になんの障害が立ちはだかるわけでもなく、容易く内部の侵入に成功した    入ってすぐには、トイレがあり、 その先にはまるで地下牢でもあるかのような、暗く長い廊下が続いていた。 ここに限ったことではないが、板敷きの廊下に、コンバットブーツは、タップダンスの比ではなく、その存在を主張し [続きを読む]
  • 「姉と、恩師と、デザートと」実録、廃屋に残された少女の日記.76
  •  連日のように歯の痛みを訴えるキョーコさんが、その痛みの要因を理解していないのか、単に、甘い物への抑えきれない欲求と、自分の好きな食べ物を自分の手で作り出すという楽しさに目覚めたのか、今日もまた、新作のデザート作りに余念がない。 ある味のゼリーを完成させるが、その味に特有の失敗をする。特筆すべきは、どうせ目分量で材料など適当に配合しているのかと思いきや、かなりシビアで、グラム単位で突き詰めている様 [続きを読む]
  • 「世捨人の逝き様」廃墟、家族崩壊のお宿.4
  •  砕片の下から次から次へと、僕の手により、助け出されるように顔を出す、和香子ちゃんの眩しいばかりの肖像。 その天真爛漫な、天使のような笑顔とは対照的な、足元の残酷な現実に僕は思わず、「和香ちゃんは、二階に逃げ込んでじっと息を潜め、隠れているのではないか・・・」なんていうバカな妄想が・・・浮かんでは・・・消え    すっかり虜にになってしまった、和香子ちゃんの行方を追うなら、素直に建物正面右にある、鉄製の階 [続きを読む]
  • 廃屋ノベル・Zig-Zag エレジー【第1話 色】
  • 2限目の終了チャイムが鳴り止むと、学年唯一のクラスである三年A組から数少ない生徒たちがポツリポツリと廊下に吐き出された。均は階段の上り口脇で、西村が茶封筒から抜き出した色鮮やかな切手シートを覗き込んでいた。『宮沢賢治と理想郷:イーハトーブ』それは、賢治の小説をモチーフにした色とりどりの絵柄と、それにゆかりある岩手県各地の風光明媚をあしらった大判の切手シートだった。「このあいだの映画会で観たろ?あの [続きを読む]
  • 森の奥の、廃墟エロ本寮
  •  カラフルな寮の中には、昔日の、若き血潮を想起させる、大量のエロ本が、約四十年の歳月を経ていまだ、新書のような真新しさで、そこらに散乱していた。 居間には、散らばるエロ本の間より、楽しげな家族の写真アルバムが、申し訳なさそうに、置かれていたことが、なんとも不可解であった。子供がすくすくと育つ環境で、寮生らが、おおっぴらに、エロ本を回し読みしていたのだろうか。それとも、父親の秘蔵コレクションなのか。 [続きを読む]
  • 「塞がれた洋風部屋」駅前に眠る、廃墟旅館.2
  •  メインの門を通り、母屋に案内される。料理や宿泊の前に、ちょっとトイレをば・・・という客人は、左に曲がり、このトイレに行き着く。 高級割烹であろうとも、時代的にまだ洋式化される前であり、至って簡素な和風便器であったようだ。 数十年間、そのままのトイレットペーパーがあるが、最悪の場合、これを使用したとして、変な病気にうつる可能性とかは、あるのだろうか。これからもこういうことをしている限り、切実に付いて [続きを読む]
  • 「森の奥の爪痕」さまよい森の明治本岐炭鉱.4
  •  人の寄り付かなくなった寒々とした森の中で、唯一、人の温もりを残していそうな  最後の老坑夫が、森に消えて行くまでここで見守るのだと、身代わりとして、置いていきでもしたかのか  いまだ刺激臭を発散していそうな、傷ついたヘルメットが、たった、ひとつだけ・・・・・・ 誰も見ていないのを確認してから、両手を添えて掴み上げ、頭上に高く掲げて、一拍を置いた後、掴んだ両手からヘルメットを離す。 スコッと、見事に頭に [続きを読む]
  • 「未来過ぎた廃設備」湖畔の廃墟ラブホテル訪ね歩き.5
  •  廃墟ラブHOTEL「アリス」の敷地内にて、僕による特大の残痕をどう処理しようかと五分ぐらい悩むことになった。水をどこからか調達して来て、やれるだけ、流した方がいいのか。手を汚しながらも、土をかぶせるのが人道的なエチケットであるのか。  まず、普通の人が当分の間、来ない場所であるのは確かである。 ネパールのカトマンズ、旧市街の、昼なら街でも一番賑やかな通りの真ん中、東京なら原宿の竹下通りのような場所で [続きを読む]
  • 「少女が火照った瞬間」実録、廃屋に残された少女の日記.75
  •  北の果ての過疎の町で細々と催されていた  キョーコさんにとっては、これだけ何度も書くということは、大変期待をしていた行事だったのかもしれないが、それが語られているのは、ネットを探し、人の声を拾おうにも、悲しいことに、この日記ぐらしかない。そんな、北の歴史の谷あいに儚く消えていった   僻地音楽交歓会が、いよいよ、行われる運びとなったが、周辺の小学校から中学校の生徒が一同に賑やかに集結するのかと思 [続きを読む]
  • 「密林化する、駅前廃墟広場」乱された廃墟ロープウェイ.3
  •  つい先日、SNSで集まった日本と中国の登山者達が不運にも遭難をしたという、ヌカザス山と三頭山からそう遠くない、奥多摩湖の湖畔の山林の中にじっと体躯を横たえたまま、静かに眠り続ける、知る人ぞ知る、廃墟ロープウェイ    ちょっとした気の緩みで頭から転げ落ちてしまいそうな、斜度のある鉄製の頼りない階段を下っていくと、酸化した油と煤でドス黒く汚れた、機械室の内部に、思ったより簡単に入り込むことができた。 [続きを読む]
  • 「ウタリ惨荘」【第1話 よいこわるいこ】
  • <廃墟サークル『薄昏(うすぐれ)』メンバー> 黒岩(男)35歳:リーダー。 サブロウ(男)34歳:開錠のプロ。 澪(女)24歳:女子大生。 金城(男)40歳:廃墟写真マニア。 ホイさん(男)42歳:在りし日のウタリ山荘をよく知る元登山家。 ミッチー(女)33歳:同、ホイさんの恋人。 Q(女)29歳:廃墟情報の生き字引。by sabu徐行するステーションワゴンのタイヤの下で砂利が軋った。ヘッドライトが夜霧を切り裂いて、 [続きを読む]
  • 「青年家主と悲劇の有名人」都会の秘境、森の中に眠る空き家群落.8
  •  玄関を出たすぐ横、柱にもたれかかっていた、青年家主の愛用だと思われる、薄汚れたママチャリが、まるで、今か今かと、発車の瞬間(とき)を待ちながら、かれこれ、数十年間、そのまま・・・・・・ 暑い夏の日、家まわりの雑草でもむしったのだろう。汗の染み込んだタオルを乾かしてから家の中の持ち込もうと、荷台にタオルが干されたままにされている。清潔好きな家主の一面が垣間見えた瞬間だ。 もはや堆肥になりそうな、物置の中 [続きを読む]
  • MJ(みうらじゅん)のフェスに行ってきたよ!.1
  •  マイブームやゆるキャラの名付け親というより、漠然として前から存在はしていたが、誰も気にとめもしなかったものを、理屈をつけてカテゴライズしたといったらいいのか。 今やサブキャラの帝王と言われる「みうらじゅん」の生誕60年を記念した「MJ's FES みうらじゅんフェス!」が川崎市市民ミュージアムで開催中。 僕も以前、カスハガに強い影響を受け、インド旅行中に熱病のようにインドポスハガを狂ったようにコレクション [続きを読む]
  • 「荒廃した屋上」血紋だらけの廃墟ラブホに行って来たよ.8
  •  まるでお遍路巡りのような行程を経て、遂に、横浜の廃墟ホテル「トロピカル」、屋上のある最上階まで達することに    横浜のリーディングカンパニーでもある、あの崎陽軒の看板を、一番間近で見てやるんだと、自分に目標を課しながら、壁を越えて、得体の知れぬ輩が潜んでいるかもしれない、幾多の部屋という部屋を雪上車のように駆け抜け、ようやく、ここまで辿り着いた。 新田 64期 高校のクラブ活動のことなのか。さす [続きを読む]
  • 山奥の、心霊廃墟旅館
  •  前回、奥多摩湖を訪ねた時は、ロープウェイの二つの駅の訪問だけで終わってしまったので、今回は、目ぼしい廃墟を立ち回りつつ、道中、廃屋などがあったら飛び込んでみるという柔軟な姿勢で、今日一日、巡ってみることにした。 青梅街道から日原街道に入り、酔いそうな山道をひたすら進んで行く。 山奥の狭い道を、車が結構な数通過をして行く理由は、もっと行った奥に、鍾乳洞があるかららしい。早朝なので従業員かもしれない [続きを読む]