RHサポート さん プロフィール

  •  
RHサポートさん: RHサポート ブログ
ハンドル名RHサポート さん
ブログタイトルRHサポート ブログ
ブログURLhttp://rhsupport.org/page8
サイト紹介文わたしたちは、レイプ(R)の被害者(H)を サポートするグループです。
自由文成人女性の7.6%がレイプの被害を受けています。
わたしたちは、レイプ(R)の被害者(H)を
サポートするグループです。メール相談からサポート活動をスタートしました。
 
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供72回 / 365日(平均1.4回/週) - 参加 2015/06/15 10:21

RHサポート さんのブログ記事

  • フロイトの喪の仕事
  •  「対象喪失---悲しむこと」(1979.11.25. 小此木啓吾 中央公論社)にフロイト自身の喪の仕事のことが書かれています。 フロイトは父親が亡くなって、深い悲しみに落ち込みました。友人のフリースに多くの手紙を出しているのですが、父親の闘病時には、「……僕はこれが父親の最後の日々だと思います。……僕は、父自身が望んでいる当然の安息を父に喜んで与えます。……僕は父親の病気が [続きを読む]
  • 複雑性悲嘆の治療
  •  「トラウマチック・ストレス」(2018 Vol.16 No.1)に複雑性悲嘆が特集(筆者:岡崎純弥 中島聡美)されていました。この中で、コロンビア大学のShear博士が開発した複雑性悲嘆治療(CGT)が紹介されています。CGTは、週1回16回で行われるCBT(認知行動療法)でマニュアル化された治療プログラムです。 プログラムの概要ですが、?死を知ったときに語る暴露の要素を持つ「想像再訪問」、?現実を避けている状態について段階的に取 [続きを読む]
  • 症状というもの---幻聴を例として
  •  「アリアドネの糸」(1997.8.8. 中井久夫 みすず書房)からの紹介です。だれでも幻聴を起こす能力があって、すべての幻聴を消してしまう必要はないと述べています。---- 幻聴であるが、まず、幻聴は不思議なものであるといっても、人間の神経系には幻聴を引き起こす能力が備わっている。たとえば、ほぼ等間隔でポツポツポツと聞かせると、ただの音に聞こえて次には言葉に聞こえ、またただの音に聞こえるということを繰り返す。 [続きを読む]
  • 東京医科大学入試の女性差別
  •  東京医科大学の入試で、女子受験者の点数を一律に減点していたということが報道されています。信じられないような出来事です。 事実が公になったのですから、このような露骨な差別はなくなると思います。でも、一次試験は平等になっても小論文と面接試験はどうなるのでしょうか。採点基準を明確にすることは難しいでしょうから、結果として一次試験合格者のうち、男子の二次試験合格者が70%で女子の二次試験合格者が30%という [続きを読む]
  • 意識とは何か(2)
  •  「意識とは何か」(おさか なおゆき 1996.2.22. 岩波科学ライブラリー36)を読みました。(おさかのおという字がパソコン表示できないので著者名をひらがな表記にしました。) 著者は京都大学の名誉教授で、意識科学・認知脳科学の専門家です。1996年の発行ですが、脳の認知機能やその周辺の科学にとても詳しく、当時の最新情報を土台にした執筆と思います。 脳がどのように情報を認知してヒトの行動につなげているのか、脳 [続きを読む]
  • 意識とは何か(1)
  •  茂木健一郎先生の本に「意識とは何か---私を生成する脳」(2003.10.10. 筑摩書房)があります。 この本の前書きに、茂木先生の問題意識が書かれています。---・そもそも物質である脳の活動に伴って、どのように意識が生まれるのか?・なぜ、宇宙にあるすべての物質の中で、神経細胞の活動だけに伴って意識が生まれるのか?だとすれば、どのような条件が満たされた時に、意識は生まれるのか?・そのような意識をもつ「私」とい [続きを読む]
  • トーキングカフェ
  •  自死遺族支援をしているグリーフケア・サポートプラザで「トーキングカフェ」を開きます。この会は、テーマは決めずにトーキングスティックを持った方が自由に発言する会です。ご参加いただいた方にご発言いただき、このご発言に他の参加者からご意見をいただくことによって会を進めます。ご遺族の方もそうでない方もご参加いただけます。 2年前から8月に開いていて、今回が3回目です。一昨年、昨年とも数名の参加者で、開催の [続きを読む]
  • 父の日にお父さんはいない
  •  先日(2018.7.15.)「全国遺児のつどい」にボランティアとして参加したときに「父の日にお父さんはいない」という小冊子をいただきました。 この冊子には18名の遺児たちの作文が掲載されています。子どもたちの素直な心情が書かれています。遺児たちは「つどい」での「分かち合い」でそれぞれの心情を語り合うのですが、その光景が垣間見えるような気がします。話すことによって心が軽くなるのですが、文字にすることによって、 [続きを読む]
  • 性暴力被害者の告白
  •  YAHOOの雑誌ランキング(国内)の1位に「性暴力後遺症に悩む30代女性を救った告白」という記事が掲載されていました。(東洋経済online 7月11日6:00配信) この記事がランキング1位になるほど読まれているということに感銘しました。20年前の日本では、こうした記事が書かれるということはなかったと思います。10年位前からレイプ被害者をサポートする複数のグループが活動し始めて、新聞や雑誌に少しずつですが記事が掲載さ [続きを読む]
  • 赤と青と緑とヒト
  •  「アドアリネからの糸」(中井久夫 1997.8.8. みすず書房)の中に「赤と青と緑とヒト」という表題のエッセーが掲載されていて、この色について中井先生が考えを述べています。 脳波は赤の単色光で賦活されるが、青色光は逆に沈静化させるとのことです。 ……「赤でテンカン発作を起こしている被験者に青の光を見せると、直ちに発作が止まり、脳波が正常化する。……しかもごく弱い光をわずかな時間、見るだけでよい。………実 [続きを読む]
  • アメリカにおけるグリーフケア
  •  「アメリカにおけるグリーフケア実践について」という演題で、三輪久美子さんの講演がありました。三輪さんはグリーフケア・サポートプラザで自死遺族活動をして、日本女子大学で教鞭をとられたことがあります。3年ほどワシントンDC周辺、メリーランド州とヴァージニア州のボランティアグループで活動実践を体験し、最近、帰国された方です。その経験をお話くださいました。 お話の中で印象に残ったのは、アメリカの全体にグ [続きを読む]
  • 精神科医は何人の患者を診ることができるのか?
  •  中井久夫先生が「つながりの精神病理」(2011.6.10. 筑摩書房)の中で、精神科医がどの程度の患者さんを診ることができるのかについて述べています。その部分を抜粋して紹介します。 一人の精神科医はどれだけの患者を生涯に診ることになるだろうか。これはおそろしく幅がありそうなので統合失調症に限ってみよう。……一人の精神科医の統合失調症患者の理解の容量というほうが正しいようだ。ブロイラーは全生涯だろうが、サリ [続きを読む]
  • 脳の言語機能
  •  「神々の沈黙―意識の誕生と文明の興亡」(ジュリアン・ジェインズ 2005.4.6. 紀伊国屋書店)を読み始めました。かなりのボリュームのある本で632ページもあります。 著者は、古代の国家統治に幻聴がかかわっていたのではないかという、かなり大胆な仮説によって本書を書き進めています。神々の声が、実は幻聴によるもので、当時のかなり多くの人が神の声を聴いて、つまり幻聴の声を聴いて行動したのではないかというのです。  [続きを読む]
  • 精神の健康とは
  •  中井久夫先生が「つながりの精神病理」(2011.6.10. 筑摩書房)の中で、精神健康をあやうくするようなことを列挙して示しています。一つひとつ、なるほどと思えますし面白い。これを簡略にして紹介します。1 分裂する能力。そして分裂にある程度耐えうる能力。 人格の超多重説は、私もそうではないかと思う。西洋人のように一つの人格を持とうとしてがんばっているのは立派であるがしんどくもあるだろう。……職場人格と家庭 [続きを読む]
  • ゴリラからの警告
  •  「ゴリラからの警告――人間社会のここがおかしい」(2018.4.15. 山極寿一 毎日新聞出版)を読みました。毎日新聞のトクトクプレミアムの応募に当選して、いただいた本です。 山極先生は、霊長類学の権威で、京大の総長です。 日本の動物の生態研究者たちは、動物の個体ごとに名前を付けてその行動を観察しましたが、当初、この方法は欧米の学者から強く批判されたそうです。文化も社会も動物にはないと信じられていたのです。 [続きを読む]
  • 自己愛性パーソナリティーの4つの類型
  •  小此木啓吾先生が「自己愛人間」(1981.11.25. 朝日出版社)の中で自己愛性パーソナリティーの4つの類型について述べています。 この4つの類型を原文を参考にして紹介します。(渇望型) 要求ばかり過大に大きく現実に絶えず不平不満を抱いていて、泣き言を言ったり、文句が多く、ひたすら自己愛を満たしてくれる人にすがりついている人。 この渇望型が能力と結びついていると努力型になるのですが、能力がないと、アルコール [続きを読む]
  • 他者操縦性自己愛性パーソナリティ障害
  • 「自己愛人間」(1981.11.25. 小此木啓吾 朝日出版社)で著者が次のように解説しています。私の身近にこの解説にぴったりと合う人がいて、なるほど、そうだったのかと合点がいきました。 他者操縦型とは、自己中心的で、他人を思い通りに操って、自己愛を満たす道具にしてしまうタイプです。他人を利用手段としか考えないわけです。ですから、自分の自己愛をみたす手段としてのみ、他人とつき合う。人間関係では、人として決し [続きを読む]
  • 秘密を残すこと
  •  「つながりの精神病理」(2011.6.10. 筑摩書房)で中井久夫先生が、秘密を残すことに意味があると述べています。その部分を抜粋して紹介します。 秘密を全然持たなくなるのは、相手に城をあけ渡すことだから、秘密を持たない人間は弱くなります。「夫婦の間に秘密があってはいけない」というハリウッド式神話を信じますと夫婦のどちらかが非常に弱くなるか、あるいは別れるか、果てしない闘争が続くかです。社会化さえた対人関 [続きを読む]
  • highEE家族
  •  EEはExpressed Emotion の略で感情表出という意味です。過程での感情表出が過剰であると、精神症の患者さんに悪影響があるのだそうです。 「中井久夫先生はhigh EEの家族は、単純にコメントの多い家族だと思われる。いやコメントのシャワーと言おう」と述べています。 「つながりの精神病理」(2011.6.10.筑摩書房 p.30)での例示と解説を紹介します。 こういう家庭って、けっこうあるんじゃないでしょうか。親に悪気はない [続きを読む]
  • 愛のほん
  •  友人から性について勉強し直したいんだけれど、なにかいい本はありますか?と問われて、ちょっと困ってしまいました。公教育や自治体が性教育をテーマにパンフレットなどをつくれば、古い時代感覚の議員さんたちからのバッシングを受けることが予想されてしまいますので、なかなか思うような表現ができないのが現状だと思います。そいう背景があって、なかなか良い本というのが思い当たりませんでした。 スウェーデンなら、いい [続きを読む]
  • 夢作業ーー夢の仕事
  •  昼間の出来事をもう一度夢にみる人がいる。……「新版・精神科治療の覚書」(1882.4.20. 中井久夫 日本評論社 p.134)からの引用です。 昼間の出来事をもう一度夢にみる人がいる。そんな経験の人は少なくないだろう。多分、その人は昼間の仕事に多少の心残りを「しまった」という気持ちを持っているはずである。よくみると、昼間のくり返しとはいいながら、どこか自分に都合のいいように細部が変っているはずである。このよう [続きを読む]
  • 記者たちの♯MeToo
  • Yahooニュースに「特ダネのためにすり減った私。記者たちの♯MeToo」と題した記事が掲載されていました。(4.21. 16.06配信)財務省事務次官によるセクシャルハラスメント問題に関連して、外資系のニュースメディアBuzzFeed Japan の記者4名(小林明子さん、伊吹早織さん、貫洞欣寛さん、籏智広太さん)による記事です。とても読み応えのあるいい記事でした。この記事の結びの部分を紹介します。BuzzFeed Japanはこれまでも、性暴力 [続きを読む]
  • 愛の初期の形態 サリヴァンから
  •  「思春期を考えることについて」(中井久夫2011.9.10. 筑摩書房)の「サリヴァンHarry Stack Sullivan」という章の結びに「サリヴァンが臨床家としていまだ容易に超えられない高さをもつことはおそらく事実であって、その限り、臨床的なさりげない片言隻句のほうが今後新しい意味を発見されていく可能性が大きいであろう。サリヴァンの著作は、ついに症例報告を書かなかった彼の臨床体験が圧縮されたものであり、また自伝をもの [続きを読む]
  • 気をゆるめること
  •  「新版 精神科治療の覚書」(2014.3.21. 日本評論社)で中井久夫先生が次のように述べています。 病気になる人は、自然の計らいともいうべき気のゆるみがどうも強く働かないらしい。綱渡りの時のようなきつい緊張の持続がどれだけつづくかは人によって随分ちがうが、緊張し通しの点では共通であるようだ。 病者と健康人が一緒に仕事をすると、病者のほうが先に疲れて参ってしまうと、普通は思われるだろう。精神病院の作業療 [続きを読む]
  • バートランド・ラッセル
  •  中井久夫先生がバートランド・ラッセルについて書いています。(「思春期を考えることについて」2011.9.10.筑摩書房)ここで紹介されているラッセル像に驚きました。ラッセルといえば平和運動家として著名です。その彼が天才的な数学者であり、統合失調症の一歩手前といっていい精神状況で、かなり強い自死念慮を持っていたというのです。何が幸せなのか、メリトクラシーへの痛烈な疑念であると思います。 中井先生はラッセルを [続きを読む]