きい さん プロフィール

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きいさん: 湯巡画報 ユメグリガホウ
ハンドル名きい さん
ブログタイトル湯巡画報 ユメグリガホウ
ブログURLhttp://yumegurigahohquey.wixsite.com/studio/
サイト紹介文イラストで綴る温泉ブログ。全国の温泉地の趣きある宿の湯殿を紹介。時には秘境の温泉地などの紹介もあり。
自由文源泉かけ流しの新鮮な湯、景色のいい露天風呂や野湯、料理の美味しい宿、足元湧出の温泉、旅先でのエピソードなど。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供37回 / 365日(平均0.7回/週) - 参加 2015/06/16 18:15

きい さんのブログ記事

  • 飯坂温泉 なかむらや旅館(福島県)p.100
  • 前項に引き続き飯坂温泉の宿をお送りします。元禄2年(1689)に訪ねた芭蕉も入ったといわれる飯坂温泉発祥の共同浴場「鯖湖湯」。その鯖湖湯の手前に添うように4つの湯宿が点在する。前項で紹介した「なかや旅館」さんもその中のひとつだが、中でも白壁に赤瓦の美しいコントラストをみせる3階建て白壁土蔵造りの威風堂々たる佇まいが「なかむらや旅館」さん。なかむらやさんは初代が飯坂で当時の「花菱屋」を買い受け営業したのが [続きを読む]
  • 飯坂温泉 なかや旅館(福島県)p.99
  • 引き続き飯坂温泉をお送りいたします。前項で紹介した飯坂温泉の発祥の地となる共同浴場「鯖湖湯」のすぐそばに建つ湯宿「なかや旅館」。創業は明治中期に鯖湖湯に湯治に訪れる人々にひとときの宿として提供したのが始まりだそうです。8室ほどのアットホームな宿でこの日は朝食付きのプランで宿泊させて頂きました。木造二階建ての白を基調とした清潔感のある佇まい真向いにはレトロな酒屋さんが。屋根上の重厚なグラフィックがイ [続きを読む]
  • 飯坂温泉 鯖湖湯(福島県)p.98
  • 福島市の北部にある飯坂温泉は摺上川沿いに大小様々な宿が軒を連ねる一大温泉街。鳴子温泉、秋保温泉と共に奥州三名湯に数えられる東北きっての温泉地の開湯は2世紀ごろ、日本武尊の東征まで遡るとか。江戸時代には「奥の細道」で芭蕉が「…其ノ夜飯坂ニトマル。温泉アレバ湯ニ入リテ宿ヲ借ル…」と記している。大型イメージを持つ温泉街だが明治以来の古い宿や松尾芭蕉像や与謝野晶子の歌碑が点在する由緒ある歴史も感じさせてく [続きを読む]
  • 尻焼温泉 星ヶ岡山荘(群馬県)p.97
  • 引き続き尻焼温泉の宿をお送りします。草津温泉とひと山隔てた隣に位置する尻焼温泉は草津温泉のような歓楽的イメージは皆無で山間の自然と静寂に包まれた長閑な温泉地。この尻焼温泉の玄関口にあたるのが星ヶ岡山荘さん。以前は「関晴館別館」という宿だったが草津温泉の老舗宿「草津ホテル」が買い取り、昨年の2017年4月に「星ヶ岡山荘」としてリニューアルオープンしたそうです。正面に緑青葺きの入母屋が付く趣ある外観。周り [続きを読む]
  • 尻焼温泉 ホテル光山荘(群馬県)p.96
  • 引き続き群馬県吾妻郡中之条町の六合地区にある尻焼温泉をお送りします。草津温泉のすぐ隣、渓谷を刻む長笹沢川の川底から湧きでる湯を堰き止め、巨大野湯を形成する尻焼温泉。その川の湯の一番近くにある宿がホテル光山荘さんだ。長笹沢川にかかる尻明橋(しりあきはし)を渡った右側に茶色いトタン屋根に煙出し窓が付いたイカした佇まい。日帰り入浴させていただきました。玄関前にある木彫り看板。あたたかみのあるクラフト感が [続きを読む]
  • 尻焼温泉 川の湯と湯小屋(群馬県)p.95
  • 群馬県の北西部に位置する吾妻郡の六合(くに)村は明治33年六つ村が合併し成立した。賑やかな草津温泉からひと山超えた閑静な山里で村のほとんどが山林で占められている。耕地のほとんどが畑地が占め主要農産物として野菜類、花卉、特産物の「花いんげん」などの豆類などの栽培が行われている。この六合村は2010年には同郡の中之条町と合併し吾妻郡中之条町の六合地区と呼ばれるようになった。そんな六合地区の北部の白砂川の沿い [続きを読む]
  • 谷川温泉 水上山荘(群馬県)p.94
  • 関東平野と越後平野を隔てる谷川連峰は太平洋側に流れ込む利根川と日本海側に流れ込む信濃川の稜線の山でこれを中央分水嶺(ぶんすいれい)という。その主峰、谷川岳の頂上はトマの耳(1963m)とオキの耳(1977m)の2つの双耳峰で稜線の東側は一ノ倉沢などの切り立つ大岩壁、西側は一般登山コースでもある草原状の暖斜面形の形状をみせる日本百名山の山。そんな名峰の南麓に湧く温泉地が谷川温泉だ。森と清流に包まれた閑静な谷川 [続きを読む]
  • 仏岩温泉 鈴森の湯(群馬県)p.93
  • 群馬県と新潟県の県境に数多くの峰を連ねる一大山塊、谷川岳は日本百名山のひとつでもありロッククライミングのメッカとして知られている。なかでも日本三大岩場のひとつ、「一ノ倉沢」のいかつい大岩壁の眺めは目を釘付けにされる。その谷川岳の南麓に流れる利根川の渓谷に沿って大小様々な旅館が軒を連ねる温泉街が水上温泉だ。開湯は永禄年間、今からおよそ400年以上も前といわれる歴史ある温泉で昔は利根川の川底から湯が湧い [続きを読む]
  • 伊豆 あじろ温泉 平鶴(静岡県)前編 p.91
  • 静岡県の東端、伊豆半島の付け根に位置する熱海市は背後に箱根連山、十国峠などの7〜800mの山稜を背負い、前方は相模湾に面している。日本を代表する温泉都市、熱海温泉を中心に、湯河原、伊豆山、伊豆多賀、網代の5つ温泉地が点在する。なかでも熱海市の南部に位置する網代(あじろ)温泉は江戸の台所として海鮮をあずかった網代港があり、伊豆から江戸へつながる海路の風待ち港として賑わったという。網代温泉は熱海温泉から車で [続きを読む]
  • 川俣温泉 仙心亭(栃木県)p.90
  • 前項の2項にわたって紹介した「湯沢噴泉塔」のトレッキング終幕に立ち寄った川俣温泉。旧栗山村のこの地は平家の落人伝説の地として知られている。川俣温泉は奥鬼怒温泉郷に続く県道沿いに4件ほどの湯宿が並ぶ温泉地で鬼怒川にかかる噴泉橋の真下に4・50分間隔で白煙と共に20mほどの湯柱を上げる間欠泉が観光名所になっている。その間欠泉より少し上流の対岸に位置する老舗ホテル、仙心亭。玄関には立派な入母屋屋根が付く。玄関は [続きを読む]
  • 奥鬼怒 湯沢噴泉塔と広河原の湯(栃木県)後編 p.89
  • 前項に引き続き奥鬼怒の湯沢の野湯群をお送りいたします。広河原の湯の翌朝7時頃、テントをデポしたまま、さらに上流の湯沢噴泉塔を目指した。スタートから川を遡上し幾度と渡渉しながら登山道を進む。広河原から30分程で噴泉塔手前に湧く「せせらぎの湯」と呼ばれるポイントに到着。もくもくと湯けむりを上げる光景に思わずニンマリ。対岸の脇の小さな湯溜まりからプクプクと湯が湧出し川に向かって流れている。触るとかなりアチ [続きを読む]
  • 奥鬼怒 湯沢噴泉塔と広河原の湯(栃木県)前編 p.88
  • 栃木県の北西部に位置する旧栗山村は2006年に日光市と合併しそれ以来、栃木県内から村が消滅したそうです。周囲を険しい山々に囲まれた旧栗山村には、平家の落人伝説の地として知られており、今から約800年前の源平最後の戦い、壇ノ浦の合戦で敗れた平家一族の生き残りは源氏の追手から逃れ、この地にたどり着いたといわれています。その後、多くの秘話や伝説が今に伝えられています。そんな旧栗山村の奥鬼怒温泉郷には「湯沢」と [続きを読む]
  • 藤七温泉 彩雲荘(岩手県)p.87
  • 前項まで3項にわたって紹介した松川温泉から八幡平樹海ライン(松川温泉と八幡平頂上付近までをつなぐ道路)をさらに北へ。八幡平の南山腹に湯けむりを上げる藤七温泉は標高1400mの場所にあり東北では最高峰の山の宿として知られる。標高の高さ故、雪深いこの地は4月下旬〜10月下旬まで期間営業となる。ぼくは2011年の夏、馬返(うまがえし)登山口から岩手山を経て山中一泊し、八幡平までトレッキングをした。そのトレッキング2日 [続きを読む]
  • 松川温泉 松楓荘(岩手県)p.86
  • 引き続き松川温泉の宿をお送りいたします。岩手山と八幡平に挟まれた山あいにある松川温泉。3つある湯宿はぽつりぽつりと、徒歩で5〜10分ほど離れているのでいずれも静寂に包まれた一軒宿のように思える。その3つの中でも最も古い宿が松楓荘さん。平安中期(1062年)に発見され江戸中期(1743年)に湯治の湯として開湯されたそうです。木造2階建ての鄙びた佇まいは3つある湯宿の中でもぶっちぎりの秘湯ムードを醸し出す。まさに燻 [続きを読む]
  • 松川温泉 松川荘(岩手県)p.85
  • 前項に引き続き松川温泉の宿を紹介します。3つの湯宿がある松川温泉の中間に位置するのが松川荘さん。近くにある松川地熱発電所からの電気や蒸気を供給してもらい館内の暖房や周辺の融雪にも利用されている。昭和35年開業の木造2階建ての5つの棟がそれぞれ渡り廊下で繋がっている。白塗りで赤い屋根のロッジ風のカワイイ佇まいだ。松川荘さんの内湯(男女別)は入口に「鄙の湯」と書かれた木の看板がかかる。扇型の石造りの浴槽が [続きを読む]
  • 松川温泉 峡雲荘(岩手県)p.84
  • 松川温泉は南東に南部富士とも呼ばれる岩手山、北西になだらかな高原台地の八幡平に挟まれた山あいに湯けむりを上げる。JR盛岡駅よりバスで1時間50分、標高800mの十和田八幡平国立公園内にありブナやナラの原生林に覆われた渓谷に沿って3軒の湯宿がポツリポツリと並ぶ。豊富な湧出量と高温の温泉を秘めたこの地は地熱を利用した日本初の運転開始がされた松川地熱発電所がある。そんな松川温泉の最奥に位置するのが松川温泉 [続きを読む]
  • 鉛温泉 藤三旅館(岩手県)p.83
  • 前項の大沢温泉からさらに県道をさかのぼった豊沢川の渓谷に湧く花巻南温泉峡のひとつ、鉛(なまり)温泉。湯の歴史は、今からおよそ600年の昔、白猿が桂の木の根元から湧き出す湯に手足の傷を癒しているのを発見し以来、「白猿(しろざる)の湯」(俗名:桂の湯)と呼ばれるようになったのが始まりだったようです。一軒宿の藤三旅館は旅館部と湯治部に分かれており、旅館部本館の昭和16年築の総欅造りの3階建の艶やかな立ち姿に思 [続きを読む]
  • 大沢温泉 自炊部 湯治屋(岩手県)後編 p.82
  • 引き続き大沢温泉をお送りします。前項まで自炊部にある大沢の湯(露天風呂)と薬師の湯(内湯)を紹介しました。今回は別棟の菊水館と山水閣の浴場を紹介します。菊水館は大沢の湯から対岸に見える木造平屋建ての美しい茅葺の屋根の宿泊棟をもつ。床屋で刈られたエッジの効いた「角刈り」のような茅葺屋根。健さんも文太さんも哲也さんもビックリ!自炊部から外履きに履き替え、菊水館とをつなぐ木造の「くの字」に曲がった橋を渡 [続きを読む]
  • 大沢温泉 自炊部 湯治屋(岩手県)前編 p.81
  • 岩手県南部の花巻市の西を流れる豊沢川の下流から上流にさかのぼった先に松倉、志戸平、渡、大沢、山の神、高倉、鉛、新鉛と8つもの温泉が点在する花巻南温泉峡。なかでも宮沢賢治や高村光太郎も愛したといわれる大沢温泉は近代的な旅館「山水閣」、茅葺き屋根の「菊水館」、それに昔ながらの「自炊部」から成る大規模な温泉だ。今回は3年ぶりの再訪となった。自炊部は50室以上もある基本素泊まりの施設でリーズナブルな値段で宿泊 [続きを読む]
  • 石和温泉 旅館 深雪温泉(山梨県)p.80
  • 大菩薩連峰、南アルプス、富士山に囲まれた山梨県の甲府盆地は果実と温泉の郷として知られ、そのほぼ中央に位置する石和温泉。甲州街道の宿場町として栄えてきたこの地は100年ほど前から湯が湧出していたようですが、温泉地としての歴史は1961(昭和36)年ぶどう畑から高温多量の温泉が湧出し付近の河川に流れ出した。そののち、簡素な露天風呂が造られ、「青空温泉」として話題となったのが温泉地としての発展の始まりだったよう [続きを読む]
  • 玉川温泉(山梨県)p.79
  • 山梨県の北西部に位置する甲斐市は2004年に中巨摩郡竜王町と中巨摩郡敷島町と北巨摩郡双葉町が合併してできた。日本三大急流と呼ばれる富士川の上流、釜無川が流れるこの付近は古来より大雨による氾濫が多く戦国時代、武田信玄が当時の土木技術を駆使して堤防築いた信玄堤(しんげんつつみ)が有名である。信玄堤は集落を水害から救っただけでなく、用水路の整備と新田開発を促し農業の発展に大きく寄与した。そんな水害と共に発展 [続きを読む]
  • 小赤沢温泉 楽養館(長野県)p.77
  • 前項に引き続き長野県栄村、秋山郷の温泉を紹介します。前項の切明温泉の湯を堪能した後、歩いてきた旧草津街道に入り、テント撤収のため栃川高原キャンプ場に戻った。その後、小赤沢地区に移動。小赤沢は秋山郷でも一番大きな集落で苗場山登山への最短ルートの登山口でもある。小赤沢に湧く温泉は赤褐色に濁る療養温泉で療養泉基準の倍以上の成分を含有するすこぶるこゆ〜いやつ。その湯を味わえるのが小赤沢温泉 [続きを読む]
  • 切明温泉 雄川閣(長野県)p.76
  • 前項に引き続き長野県栄村、秋山郷の温泉を紹介します。秋山郷は江戸時代の文人、鈴木牧之(ぼくし)によって初めて世に紹介された。牧之は1828年秋、秋山郷を訪れ、当時のベストセラー「北越雪譜」(ほくえつせっぷ)と「秋山紀行」を著し、秋山郷の風習や習慣を紹介した。6泊7日の日程で秋山郷に訪れた牧之は3日目に湯本(現在の切明温泉)に到着し、湯に浸り「いかにも無人の別世界で命の洗濯をしているようだ。」と書き残して [続きを読む]