Takeman さん プロフィール

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Takemanさん: abandonné cœur.
ハンドル名Takeman さん
ブログタイトルabandonné cœur.
ブログURLhttp://losemind.hamazo.tv/
サイト紹介文統合失調症の妻と暮らす、質素な日常。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供247回 / 365日(平均4.7回/週) - 参加 2015/06/17 10:11

Takeman さんのブログ記事

  • 鉄腕アダム 4
  • 2巻が出たっきりしばらく続きがでなくって、かといって連載をこまめに追いかけているわけではないのであまりきにしなくなっていたら、いきなり3巻と4巻が同時に出て、そして完結した。情報で構成されている蝶と呼ばれる謎の生命体の攻撃を受ける未来の地球。宇宙のどこかから飛来してそして地表目指して降下してくる蝶は、地表に到達した時点で自らの情報をエネルギーに転換し自爆する。その際に発生するエネルギーは核ミサイルを [続きを読む]
  • 青野くんに触りたいから死にたい
  • 同級生の男の子、青葉君を好きになってしまった主人公。思い焦がれる勢いに任せて告白したところ、相手も好意を持ってくれて付き合うことになる。しかし付き合い始めて二週間後、彼氏は交通事故で亡くなってしまう。そして、失意に悲しむ彼女の前に幽霊となって現れた彼。彼の姿は彼女しか見えない、彼女としか会話をすることもできない。そして、触れ合うことはできない。そこでタイトルにもある、青野くんに触りたいから死にたい [続きを読む]
  • そしてボクは外道マンになる 1
  • 僕が週刊少年ジャンプを読むようになったときにはすでに『ドーベルマン刑事』は連載中で最初から読んでいたわけではなかったが、毎週読んでいた。特別好きな漫画ではなかったが、漫画雑誌の場合、掲載されている漫画は全て読んでいたので『ドーベルマン刑事』も最終回まで読み続けていた。でその後始まった『ブラック・エンジェル』もそのまま読み続けていった。こちらもそれほど好きな漫画ではなかったので単行本を買うまではいか [続きを読む]
  • 菜時記 卯月/辛巳
  • 統合失調症を発症していらい、人の大勢いる場所を恐れるようになった妻は、買い物に行くことも困難になった。だから僕は妻の代わりに一週間分の食料品や日常品を買うために週末、一人で買い物に出かける。今の状況から劇的に改善されるということなど望むべくもない。妄想は根強く残ったままであり、おそらくは消えることなどなく、歳をとればその妄想は強化されていくことだろう。妄想を信じることは妻にとっては、自分と世界とを [続きを読む]
  • AIの遺伝子 8
  • 残り一巻で今までの伏線の部分が全て解決できるのだろうかと危ぶんでいたけれども、ようするに第一部完で連載の方は副題を付けてその後の物語を描くようだ。ということで一巻から時々描かれていた主人公にまつわる過去の話につらなった、コピーされた母親の人格探しは今後の連載で描かれることだろう。最終巻の終盤は主人公の新たな旅立ちに向けての連続した話になったが、それ以前の話は一話完結で今でと同じだ。ただし、だんだん [続きを読む]
  • 一九八四年
  • 権力とは人間の精神をずたずたにし、その後で改めて、こちらの思うがままの形に作り直すことなのだ。古典ディストピアSFというと、エヴゲーニイ・ザミャーチンの『われら』、オルダス・ハクスリーの『すばらしい新世界』、そしてジョージ・オーウェルの『一九八四年』だと思う。とりあえずこの三作を抑えておけばディストピアというものがどういうものなのかということはわかる、という一方であくまで古典ディストピアであってそれ [続きを読む]
  • 折りたたみ北京
  • 中国SFアンソロジーだけれども中国語からの翻訳ではなく、アメリカの作家ケン・リュウが英語に翻訳したアンソロジーを翻訳したものだから久しぶりの重訳だろうか。SFマガジンではごくたまに中国SFが翻訳されることはあるけれども、一冊の本として出るということは殆どないので、貴重な本でもある。序文があって、さらに簡単な作家紹介があるのでいたれりつくせりな内容になっているが、肝心の短編の方もバリエーション豊富で面白い [続きを読む]
  • やわらかな鋭角 1
  • 十数年前に起こったとあるビル火災事故の生存者だった少女が今現在、新興宗教の御神体として扱われているという噂を聞いた主人公は、その真相を探るためにその新興宗教について調べていく。主人公は雑誌記者で、その新興宗教に特ダネの匂いを嗅ぎつける。のだが、1巻ではまだ全体像は見えてこない。信者たちはとある神様の存在を信じているのだが、その神様がどんな神様なのかはこの巻では明らかにはされないのだが、どんな願いも [続きを読む]
  • 菜時記 卯月/甲戌
  • 統合失調症を発症していらい、人の大勢いる場所を恐れるようになった妻は、買い物に行くことも困難になった。だから僕は妻の代わりに一週間分の食料品や日常品を買うために週末、一人で買い物に出かける。今の状況から劇的に改善されるということなど望むべくもない。妄想は根強く残ったままであり、おそらくは消えることなどなく、歳をとればその妄想は強化されていくことだろう。妄想を信じることは妻にとっては、自分と世界とを [続きを読む]
  • 海峡を渡る幽霊
  • 見知らぬ作家なのだけれども、なんとなくだが、桜木紫乃と同じような雰囲気の話を描く人なのではないだろうかと思った。そんなわけで買ってみたのだが、驚いたのは見知らぬ作家ではなく、かつて一度読んだことのある作家だったことだ。早川書房の異色作家短編集の最終巻『エソルド座の怪人 アンソロジー/世界篇』に一遍、収録されていたのである。もっとも、その本では作者名がリーアンとカタカナ表記だったというせいもあるかもし [続きを読む]
  • ホームズと推理小説の時代
  • 全然知らない作者で、今までにミステリに関して何らかの本を出したことのない人の書いたものだったので少し不安でもあったが、書店でパラパラとめくってみてホームズに関する部分は全体の半分以下でイギリスだけではなくアメリカのミステリにも言及があったので買ってみることにした。が、前書きで堀啓子の『日本ミステリー小説史』を褒めているので少し不安になる。内容に関してはコンパクトにうまくまとまっていると思う。取り上 [続きを読む]
  • 鉄腕アダム 1
  • エヴァンゲリオンにおける使徒のようなものが宇宙のどこからか地球に降りようとしてくる。地表に到達するとその時点で膨大なエネルギーを放出し、その結果人類は滅んでしまうことになるので、地表に到達する手前で迎撃破壊しなければならない。見た目が蝶に似ていることから蝶と名付けられたその存在は情報の塊で、情報=エネルギーという概念が面白い。情報的な存在なので通常の兵器では破壊することもできず、唯一対抗しうるのは [続きを読む]
  • ファイアパンチ 8
  • これはもう一度最初から読みなおしてみなければなんともいえない部分もあるけれども、作者がインタビューで語っていたとおり、数巻ごとにジャンルがまったく違う内容になっていき、それでいて物語の骨格の部分は破綻していないのは流石だと思う。骨格以外の外側の部分に関していえば破綻しているというかジャンルがまったく変わってしまっているのだから当然なのだが、読んでいて面白いなと思う部分はその外側の部分に依存する物が [続きを読む]
  • 菜時記 卯月/丁卯
  • 統合失調症を発症していらい、人の大勢いる場所を恐れるようになった妻は、買い物に行くことも困難になった。だから僕は妻の代わりに一週間分の食料品や日常品を買うために週末、一人で買い物に出かける。今の状況から劇的に改善されるということなど望むべくもない。妄想は根強く残ったままであり、おそらくは消えることなどなく、歳をとればその妄想は強化されていくことだろう。妄想を信じることは妻にとっては、自分と世界とを [続きを読む]
  • 隣町のカタストロフ 3
  • この巻で完結。ごく一部の町だけで起こった、重力の反転現象。反転した町とそれ以外の町との境目は目には見えないものの、そこを通り抜けようとすると重力が反転しているために正反対の方向に潮汐力が働き破裂してしまう。つまりどうあがいても脱出することはできないし、外部から助けに入ることもできない。そんな面白い設定、多少は無理はあるけれども、そんな設定の中で起こる物語というとこれまたひどい話ばかりである。2巻か [続きを読む]
  • 隣町のカタストロフ 2
  • 1巻の最後のエピソードでこの天変地異に対して何か関わり合いのある人物がいたということと、天変地異が起こっているのは一部の町だけでそれ以外の世界は平常であるのだが、その境目を通り抜けようとすると重力の向きが逆転してしまっているせいか引きちぎられて死んでしまうということが判明する。つまりこの現象が収まらない限り閉じ込められたままであり、地面とつながっている建物であってもいつまでも平気かというとそんなこ [続きを読む]
  • 隣町のカタストロフ 1
  • ある日突然、重力が逆転してしまう。とはいっても作中では重力が逆転してしまったというようには言及されてはいないので実際はどうなのかわからない。ただ、地面に固定されていないものは全て空に向かって落ちていってしまう現象が起こるのである。そう考えると重力の向きが逆転してしまったと考えるしかないのだが、それが起こったのは日本のある特定の町だけで、それ以外の場所では何も起こっていない。逆転現象が起こっていない [続きを読む]
  • 少女終末旅行
  • 滅んでいく物語が好きだ。死ぬということがどういうことなのか、多分生きている間は知る術がないから、いろいろな形の死を知りたいのだろう。というわけで、この本も文明が滅んで、わずかに生き残った人々の物語だったので読んでみたのだが、正直にいえば最初は期待はずれだった。二人の少女が廃墟と化した街をケッテンクラートという第二次世界大戦期にドイツで開発されたキャタピラー車に乗って旅していくという物語だが、ほのぼ [続きを読む]
  • 菜時記 弥生/庚申
  • 統合失調症を発症していらい、人の大勢いる場所を恐れるようになった妻は、買い物に行くことも困難になった。だから僕は妻の代わりに一週間分の食料品や日常品を買うために週末、一人で買い物に出かける。昔は時々、老後はこういうことをしたいということを妻は言っていたが、次第にそういうことを口にすることはなくなってきた。それは僕たちが老後に近づいてきたからだというわけではない。希望の持てる老後などないかもしれない [続きを読む]
  • 来月の気になる本
  • 角川文庫『消えた消防車 刑事マルティン・ベック』マイ・シューヴァル&ペール・ヴァールー角川文庫『モリアーティ』アンソニー・ホロヴィッツ中公文庫『遠い国からきた少年』樋口有介講談社文庫『彼女がエスパーだったころ』宮内悠介講談社文庫『恩讐の鎮魂曲』中山七里東京創元社『黒後家蜘蛛の会1』アイザック・アシモフ東京創元社『完全犯罪 加田伶太郎全集』福永武彦東京創元社『現代詩人探偵』紅玉いづき筑摩文庫『探偵術 [続きを読む]
  • 無垢の領域
  • 桜木紫乃の新境地と書かれている。その一方で長編心理サスペンスと書かれている。読み終えてみると、どちらも間違いではない。新境地というのはその通りでもあって、それまでの桜木紫乃の小説とは少し味わいが異なる。かといって描かれている世界は北海道を舞台とした男女の物語で、けっして明るい話ではない。いやむしろ、読んでいて重く苦しい。ほっこりとするとか、感動して涙がでるとか、励まされるとか、元気がでるといった物 [続きを読む]
  • 体と対話する
  • 歳をとると体が思うように動かなくなってくる。もちろん運動不足というのも原因の一つなのだが、そればかりでもない。朝、目が覚めて布団から起きようとするのだが、体のあちこちが痛くて起き上がることができない。若いころはそうでもなかったなと思う。まるで、自分の体が自分の体でないような、言い換えれば、自分の体がバラバラに動いていてまとめることができない、そんな状態でもある。胃のあたりでは、「そんなに急激に動く [続きを読む]
  • 脳の意識 機械の意識 - 脳神経科学の挑戦
  • SFが好きなので意識とな何か、あるいは機械は意識を持つことができるのだろうかといったことに興味がある。数年前から人工知能ブームが起こったけれども現時点での人工知能というのは意識とは程遠い、いや知能=意識と考えてよいのかといえばそうではなく、知能があっても意識があるとはいいきれなくって、そういったことを暇な時にあれこれと考えるのは楽しい。ベンジャミン・リベットという人が行った実験というのが衝撃的で、こ [続きを読む]
  • 菜時記 弥生/癸丑
  • 統合失調症を発症していらい、人の大勢いる場所を恐れるようになった妻は、買い物に行くことも困難になった。だから僕は妻の代わりに一週間分の食料品や日常品を買うために週末、一人で買い物に出かける。昔は時々、老後はこういうことをしたいということを妻は言っていたが、次第にそういうことを口にすることはなくなってきた。それは僕たちが老後に近づいてきたからだというわけではない。希望の持てる老後などないかもしれない [続きを読む]
  • BEASTER 7
  • タイトルにもなっているビースターという存在に焦点が当てられる。ビースターとはようするにカリスマ的な存在で、その存在を意図的に排出するために、この世界に存在している学園の中からその候補になるべく優秀な生徒を選んでいるというのがこの世界の学園の一つの役割なのだ。主人公レゴシが通う学園は過去においてたくさんのビースターを排出してきたのだがここ数年は選ばれることがない状態で、それは学園長の指導方針の変化に [続きを読む]