クロノイチ さん プロフィール

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クロノイチさん: 世に話の種は尽きまじ
ハンドル名クロノイチ さん
ブログタイトル世に話の種は尽きまじ
ブログURLhttp://kuronoichi.blog.fc2.com/
サイト紹介文ダジャレ成分豊富なショートストーリーや小説を公開中。人とは違うオンリーワンの話を目指しています。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供26回 / 365日(平均0.5回/週) - 参加 2015/06/21 23:34

クロノイチ さんのブログ記事

  • 挑戦隊チャレンジャー・完全版 第二話「謎の戦神現る」その3
  •  モニターに映る紅紅茶郎は、修行の時に着る道着ではなく、年がら年中着ている紅茶色のハーフコート姿だった。「紅さん。その風景……学園内ですね。学食の入り口の向かって右側に並んで立っている三本の菩提樹のうち、一番奥にある木の東側の幹が間近に映っています。樹皮の特徴からして間違いありません」 緑玉郎は無駄に詳しく紅茶郎の居場所を指摘した。「ああ、当たりだ。体内の紅茶成分が切れたんで、補給しに学園へ戻って [続きを読む]
  • 挑戦隊チャレンジャー・完全版 第二話「謎の戦神現る」その2
  •  鴨見季彩は緑玉郎に向かって、ムッとした表情でこう言った。「緑先輩! わたしは、びすかに大事なことを忠告しようとしてるんですから、勝手に入り込んできて、茶化さないでください!」「茶化す? 僕は心の底からのお茶好きですから、お茶と化せるものなら化したいと思っていますが、さすがに僕の科学力でもそれは無理ですね」 玉郎が肩をすくめる。「それ、冗談にしても笑えませんよ」「当然です。言った僕ですら笑っていま [続きを読む]
  • 挑戦隊チャレンジャー・完全版 第一話「襲来! コーヒー党」その5
  •  クレーターの底のコスタリーカの目に輝きが戻った。おもむろに立ち上がった次の瞬間、背負ったリュックサックからのジェット噴射で地上に飛び出し、挑戦隊の行く手に立ちはだかる。(しまった、退路を断たれた) レッドダージリンは自分の判断の遅さを悔やんだ。「なかなかやりますね。あと五パーセント威力が大きかったら、あたくしといえども無事では済まなかったでしょうね。──でもここまでですよ」 じりじりとコスタリー [続きを読む]
  • 挑戦隊チャレンジャー・完全版 第一話「襲来! コーヒー党」その4
  •  挑戦隊としての初めての戦闘。 それは実にあっけないものだった。コスタリーカの合図で、いかにも戦闘員風の男達がわらわらと地下から湧いて出たのだが、はっきり言って弱過ぎて戦いにならないのだ。どうやら相手は、茶色の全身タイツにコーヒー豆を象ったお面をかぶっただけの普通の人間らしい。各人が常人のおよそ十倍のパワーを持つ挑戦隊に到底敵うわけがなかった。軽く撫でてやれば、それで簡単に何メートルも吹っ飛んでし [続きを読む]
  • 挑戦隊チャレンジャー・完全版 第一話「襲来! コーヒー党」その2
  •  挑戦部がコーヒー党の存在を初めて知ったのは、半年前の四月。挑戦部創部記念茶会でのことだ。それは、学園内の日本庭園に朱傘と毛氈をしつらえての野点(のだて)だった。点前は茶道裏表千家(ちゃどう・うらおもてせんけ)家元・千宗者(せん・そうじゃ)の孫娘であり、生徒会長でもある千宗華(せん・そうか)(高等部三年生)による本格的なものである。 ちなみに裏表千家は、明治時代にたまたま「千」という名字を付けた男が [続きを読む]
  • 面白い石探しpart3
  •  前回の更新の当日、石英系統でない面白い石を求めて、山に向かって車を走らせました。とはいえ自宅から僅か数キロの地点です。川が護岸工事されていないところの、川原や土手を何カ所か当たりました。 で、今回は2個見つけました。結構面白いやつを。小さなメノウや碧玉はそこそこあったのですが、今回は無視して厳選しました。  大きい石は25センチほどあります。重いです。 裏返すと、  ちょっと不気味な玉髄です。底の [続きを読む]
  • 面白い石探しpart2
  •   全長20センチのメノウです。僕が見つけた中では最高レベルのものですが、10年以上前に見つけたものなので、今回は参考出品。これに負けないものを探すとなるとかなり困難です。 今回は地元の川や山でいろいろと見つけてきました。  これが8月中に見つけた分。全長8〜12センチくらいの石です。我が地元は石英やメノウの産地なので、ちょっと山奥に入って土手や川原を丹念に探すと見つかります。勿論ゴロゴロしているわ [続きを読む]
  • 騎馬戦GO!
  •  久しぶりの更新です。ネタが思い付かずにかなり苦労しました。今回は面白夫婦と息子が出てくるショートストーリーです。わりと長めですが、最後までどうぞお読みください。 最近,我が家の庭にはハトが群をなして集まってくるようになった。いつの間にかドバトがドバッと。ハトはキライじゃないが、フンが凄い。クソッタレだ。糞害に憤慨している。フンガー!  さて今日は日曜日だ。俺は居間で読書をしていた。やはりチェーホ [続きを読む]
  • 面白い石探し
  •  地元富山県の南西部にある南砺市から高速を飛ばして一時間余り。県の北東部の越中宮崎海岸にまではるばるやってきました。このあたりの海岸はヒスイが採れることで有名です。  しかし、この日は風がむちゃくちゃ強かった。あっと言う間に髪の毛が砂だらけになり、ものの二十分も探さぬうちに退散と相成りました。 ヒスイなどみつかるわけもなく。キツネ石と言われるヒスイと間違いやすい石を数個拾っただけです。  水に濡れて [続きを読む]
  • 弟の入学式
  •  お久しぶりです。ネタの文章化に難航して、入学式ネタを六月にやることになってしまいました。 今日は弟の高校の入学式だ。講堂の保護者席は、あたしと一回り以上も歳の離れたオジサンやオバさんでぎっしりである。まあ、高校生の親である以上、どんなに若くても三十歳は確実に越えているはずだから、当然といえば当然だ。あたしのように姉が参列することなんて滅多にないだろう。一応、あたしも薄いピンクのスーツとそれなりの [続きを読む]
  • 苦労葉(クローバー)次なるステップへ
  •  ほぼ年中無休(収入を伴わないボランティア含む)の僕ですが、今日は珍しく仕事が少なかったので、夕方一時間ほど頑張ってみました。 場所は自宅真裏の国道の工事現場。未舗装で工事は休止中。立入禁止ではなく、自由に入ることができます。勿論、人も車も通りません。今までそこへ行かなかったのは、単にシロツメクサが生えていることに気付いていなかったからです。今回試しに入ってみて、そこそこあることがわかりました。  [続きを読む]
  • わかりやすい五つ葉とわかりにくい六つ葉
  •  この時期、いつも四葉のクローバーを探すのですが、見つける技術の向上と共に、近年は五葉以上でないと満足できない身体になってしまいました。はっきり言って四葉なら、あちこち移動込みで三時間もあれば、どんぶり一杯分は取れる自信があります。そこで今年は四葉を無視して、五葉以上に絞って探すことにしました。 ところが、今年に限って四葉までしか見つからないのです。例年なら四葉十本に対して五葉一本の割合で見つけら [続きを読む]
  • 今年のしだれ桜
  •  しだれ桜が咲き始めたので、今年はライトアップをしてみました。 まだ五分咲き程度なのですが、まあまあ綺麗です。満開にはあと二日といったところでしょうか。  まあ、自宅の敷地内の桜なので、見物客は誰もいません。サクラさえいません。自己満足ですね。 さて、雑草が生い茂り始める今日この頃。そろそろ毎年恒例の四つ葉探しとまいりましょうか。今年こそ七つ葉以上を見つけたいものです。ただ、近所をちらっと歩いてみ [続きを読む]
  • 幻三郎旅日記 第二話「決闘! 二十四対一」その4
  •  二日後。 霧ヶ谷一風斎は、新たな当主となる人物の住む島にやってきていた。中国地方の日本海側に浮かぶ小さな島々のうちの一つである。名を御島という。海岸の周囲をぐるりと岩礁に取り囲まれており、その外側の海は一年を通してずっと波が荒いため、地元の漁師すら近づけない所だ。 遙か遠い昔、御島は本州と陸続きだった。地殻変動で海中に没した岬の最奥部が、島となって残ったのである。その岬こそ、かつて岬護家と衛士に [続きを読む]
  • 入試前日
  •  仕上げるのに手間取りました。物語の日付は三月六日です。 桃の節句が終わったので、お雛様を片づけた。うちのお雛様は享保雛といって、かなりの年代物だ。段飾りなどというものはない。男雛と女雛だけである。冠をかぶせた状態で幅・高さともに四十センチ以上ある大きな人形ではあるが、二体のみということでセッティングや収納にはさほど苦労しない。ただ、相当高価な骨董品らしいので、若干取り扱いに困る。既に女雛の髪が一 [続きを読む]
  • 幻三郎旅日記 第二話「決闘! 二十四対一」その3
  •  衣服に付いた返り血は、すっかり雨に洗い流されてしまっている。その雨は徐々に激しさを失い、今は霧雨だ。ずぶ濡れの幻三郎は、ようやく洞窟の入口付近にまでやってきていた。「誰だ!」 細かい雨粒の幕の向こう側、行く手に小さな人影がある。「やはり来たな、弥陀ヶ原幻三郎」 野太い声が雨音の中を突き抜けてきた。背の低い男が入口を塞ぐようにして立ちはだかっている。「その声は……霞兵衛!」 瞬時に幻三郎がいきり立 [続きを読む]
  • 幻三郎旅日記 第二話「決闘! 二十四対一」その2
  •  深い霧に覆われた小さな草原。既に草花はほとんど踏みしだかれ、背の高いものは皆無である。所々で黒っぽい土が剥き出しになってさえいる。 弥陀ヶ原幻三郎は、忍び装束姿の二十四人の男にぐるりと取り囲まれていた。男達は、いずれも衛士という名に相応しい屈強の者ばかりである。 その囲みは、幻三郎を中心として、半径五間の完全な円を描いていた。幻三郎が一歩動けば、囲みも動き、常に同じ状態を保ち続ける。 衛士達は無 [続きを読む]
  • 幻三郎旅日記 第二話「決闘! 二十四対一」その1
  •  困った時の旧作頼み。現在、仕事がらみのとある研修会のテキスト作り(無償労働)に追われていて、文章を書くのに飽き飽きしている状態です。要は他人の書いた文章をレイアウトを決めて打ち込むだけなのですが、自分の頭を使わないせいか、面倒で面倒で。ブログのネタはあるんですよ。書けないだけで。テキスト完成までお笑い系はもう少しお待ちください。 それでは、昔頑張って書いていた伝奇風理屈こねまわし系剣豪小説をよろ [続きを読む]
  • 特売で買っとくばい
  •  我が地元の百貨店は、半年に一度、八階特設会場で衣料品の大特売をする。三割引から八割引という、そう珍しくもない割引率なのだが、毎回開店前から大行列ができる盛況ぶりだ。なぜかというと、通常「割引対象外」が当たり前の高級ブランド衣料が、少量とはいえ、当たりくじさながら、安物の商品の中にまぎれて超格安で売られているからである。行列に並ぶほとんどの人がこれを目当てに来ているらしい。 そして、俺は今、まさに [続きを読む]
  • 幻三郎旅日記 第一話「風の中の剣鬼」その4
  •  風が生暖かい。そこは、湖というには余りにも濁り過ぎていた。焦げ茶色の水面には、細かい水草が無数に浮かんでいる。大鯰でも住んでいそうな沼だ。 周囲を山に囲まれた沼辺は、結構広い草地になっていて、沼全体を容易に周回できる。弥陀ヶ原幻三郎の対面の位置に、古ぼけた小さな祠があった。「あれかな」 幻三郎が呟く。三間四方ほどの木造の祠だった。外からは何を祀っているのかわからない。沼に面して申し訳程度の粗末な [続きを読む]
  • 幻三郎旅日記 第一話「風の中の剣鬼」その3
  •  弥陀ヶ原幻三郎が衛士の住む村に着いたのは、ちょうど日の出の頃である。 表面的には、確かにただの山村だった。 散在する茅葺き屋根の家々、山の南斜面に開かれた棚田や段々畑。人目を引くようなものは何もない。 何人かの女達が小川で洗濯をしたり、米を研いだりしていた。皆、粗末な麻の衣服を身に纏い、互いに一言も交わすことなく、無表情で己の作業に励んでいる。 男の姿は一人も見えない。幻三郎は女達の方へ近づいて [続きを読む]
  • 幻三郎旅日記 第一話「風の中の剣鬼」その2
  •   次は楽しい話をと思っていましたが、取り敢えずキリのいいところまで、投稿しておきます。あと二回投稿して第一話は終了です。ストーリーや理屈っぽさが肌に合わない方はスルーしていただければと思います。  空気が湿っぽい。深い森の中を走る山道だった。濡れた大量の落ち葉が道をすっかり覆い隠している。雨風の直後のようだ。道の側を流れているとおぼしき水の音もバチバチと勇ましい。 ここは安芸の国。広島城下に程近 [続きを読む]