four-leaf clover さん プロフィール

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four-leaf cloverさん: 毎日が読書日和
ハンドル名four-leaf clover さん
ブログタイトル毎日が読書日和
ブログURLhttps://ameblo.jp/takeshi-kai/
サイト紹介文読書が好きで毎日何かしら読んでいます。 印象に残った本のレビューを覚え書きがてら保存しています。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供200回 / 365日(平均3.8回/週) - 参加 2015/06/26 15:33

four-leaf clover さんのブログ記事

  • そこにいるのに
  • そこにいるのに [ 似鳥 鶏 ]1,404円楽天 ★★★★ 著者初のホラー短編集。撮ってはいけない写真、?がしてはいけないシール、見てはいけないURL曲がってはいけないY字路、探してはいけない場所など13の恐怖と怪異の物語。1話目の「六年前の日記」は以前アミの会(仮)の『怪を編む』に「イルカのシール」のタイトルで掲載されていた物ですが後の12編は書き下ろしです。1編のみ読後感の良い作品が隠されているが後の作品は終始ザ [続きを読む]
  • 朝が来る (文春文庫)
  • 朝が来る (文春文庫) [ 辻村 深月 ]756円楽天 ★★★★★ 登場人物の心の機微を繊細に描いた心理描写が秀逸。先が見えない不妊治療、無精子症と診断された夫や家族の思い、望まない妊娠、育てる事が出来ない女性達初めは特別養子縁組がテーマだと思い、子を求める栗原夫婦に感情移入し読み進めて行った。しかし、その陰で自分の思いとは裏腹に、谷底に落ちて行く朝斗の生みの母であるひかりにどんどん気持ちを持って行かれた。 [続きを読む]
  • あなたはここで、息ができるの?
  • あなたはここで、息ができるの? [ 竹宮 ゆゆこ ]1,620円楽天 ★★ 竹宮 ゆゆこさん初読み。『絶対、最強の恋愛小説』と言う内容紹介に惹かれて手にしたものの、冒頭から良く解らず途中でタイムループ物だと気付いたが、幾度となく宇宙人が登場したり最後までさっぱり理解出来ないまま読了しました。主人公は神宮女子高校に通う観波邏々(かんなみ らら)単純に言えば邏々と健吾の切ないラブストーリー。171ページと短めの作品 [続きを読む]
  • ダンシング・マザー
  • ダンシング・マザー [ 内田 春菊 ]1,782円楽天 ★★★★ 養父による性的虐待を描いた自伝的小説「ファザーファッカー」に衝撃を受けたのは今から25年前。そして本作は母親の逸子の視点から描かれた長編小説。今でこそ毒母なんて言葉があるけれど、まさしく逸子は毒母その物だ。自分がお腹を痛めて産んだ娘、中学生の静子が愛人男性に殴られ蹴られ犯されているのを傍らで見ていながら絶えず言い訳を探し、かつ、娘以上に自分を女 [続きを読む]
  • されど私の可愛い檸檬
  • されど私の可愛い檸檬 [ 舞城 王太郎 ]1,620円楽天 ★★★★ 「トロフィーワイフ」「ドナドナ不要論」「されど私の可愛い檸檬」3編収録。前作の『恋』をテーマした林檎に続きこちらのテーマは『家族』檸檬の様な爽やかなサマを想像していたらとんでもない不穏な作品集だった。1話目、妹が姉に対してその本性をとことん抉り出す言動は善意なのか悪意なのか姉妹といえどそこまで踏み込んで良いのか、夫婦であれ姉妹であれ真実なん [続きを読む]
  • 会社を綴る人
  • 会社を綴る人 [ 朱野帰子 ]1,512円楽天 ★★★ 主人公は30代・独身の紙屋くん(仮名)気象予報士兼タレントの父、料理研究家の母、サウジアラビアで巨大ビルを建設中の兄を持つ。エリート一家の中で、ただ一人コンプレックスの塊で自分に自信のない紙屋だが唯一誇れるのは文章力。製粉会社に就職するも失敗の連続だったが、その文章力を生かして少しづつ成長して行くお仕事小説。不器用だけど正直に生きる紙屋くんは中々素敵な人 [続きを読む]
  • リトルガールズ
  • リトルガールズ [ 錦見 映理子 ]1,620円楽天 ★★★★ 第34回太宰治賞受賞作品。読みづらそうな作品かと思いきや現代風でサクサク読み進める事が出来た。舞台となっているのは、とある中学校。そこで家庭科教師をしている大崎雅子、55歳は産休補助で美術教師としてやって来た猿渡壮太に突然ヌードモデルになってほしいと迫られる。子供時代からずっと容姿をけなされ続けて来て、今も生徒たちには「ガマ子」「エロ子」「ピンクば [続きを読む]
  • 正しい愛と理想の息子
  • 正しい愛と理想の息子 [ 寺地はるな ]1,728円楽天 ★★★★ 32歳の陰気な長谷眞と30歳の可愛い沖遼太郎。男性二人が主人公の物語。コンビを組む2人は違法カジノで働いていたが失敗ばかり。偽宝石売りでも無一文になるが、商店街にたむろする老人たちを見て「これからは、年寄りだ」と閃く。前作『大人は泣かないと思っていた』とは全く異なる作風の様に感じたが、終盤に向かい徐々に寺地さんから紡がれる魔法の様な言葉に温かく [続きを読む]
  • お別れの色 どくだみちゃんとふしばな3
  • お別れの色 どくだみちゃんとふしばな3【電子書籍】[ 吉本ばなな ]1,361円楽天 ★★★ Webマガジン『note』連載「どくだみちゃんとふしばな」を書籍化した作品。「よしなしごと」9編「出会うこと気づくこと」11編「秘訣いろいろ」8編のエッセイが収録されています。根底に流れているのは生と死。親友、愛犬との別れが切々と静かな文章で綴られている。又、インドネシア独立戦争の時、数千人の日本人兵士がインドネシア人と共に [続きを読む]
  • 14歳、明日の時間割
  • 14歳、明日の時間割 [ 鈴木 るりか ]1,404円楽天 ★★★★ 「国語」「家庭科」「数学」「道徳」「昼休み」「体育」「放課後」中学校を舞台に、時間割に見立てた7編の短編が収録されています。前作の『さよなら、田中さん』は未読なので著者初読みでしたが、テンポの良さ、知識と語彙の豊富さ、ユーモアセンス、感情の揺さぶり方、本当に中学生にして何たる才能!と素直に驚かされた。特に印象深いのは五・六時間目の「体育」死を [続きを読む]
  • 人間狩り
  • 人間狩り [ 犬塚 理人 ]1,620円楽天 ★★★★★ 久々の大ヒット!ページを捲る手が止まらない。そして読後冷めやらぬ昂揚感。残酷な内容を含むので、本作を面白いと言うと語弊があるが321ページ、ずっと面白かった。良く練られた構成、作者の手中に嵌りまんまと騙されてしまったが、それすらも心地良い爽快感。ただのミステリーには終わらず、少年法、復讐の是非、本当の正義についても考えさせられる。第38回横溝正史ミステリ [続きを読む]
  • 熱帯
  • 熱帯 [ 森見 登美彦 ]1,836円楽天 ★★ 「沈黙読書会」「学団の男」「満月の魔女」「不可視の群島」「『熱帯』の誕生」「後記」で構成された長編小説。523ページの分厚さに少々怯みながら初めての森見さん。誰一人として最後まで読み切った事がないと言う謎の小説「熱帯」を巡っての物語。文章も読みやすくテンポも良いので第三章までは順調に読み進めて行ったけれど、どうも面白さが解らない。そして第四章、物語の中の物語的内 [続きを読む]
  • 夜の側に立つ
  • 夜の側に立つ [ 小野寺 史宜 ]1,836円楽天 ★★★ 榊、昌子、壮介、君香、そして主人公の了治、高校3年生の時のバンドメンバー、5人が織りなす10代〜40代までの物語。年代順ではなく4つの時間軸を行き来して描かれた変わった構成だが、登場人物がさほど多くないので違和感なく読み進める事が出来る。はたから見れば容姿端麗で何でも器用にこなし誰もが羨む壮介だが、内に潜む攻撃的な面が不気味だ。人間誰しも、外で見せる自分と [続きを読む]
  • ねえ、ぴよちゃん
  • ねえ、ぴよちゃん【電子書籍】[ 青沼貴子 ]1,080円楽天 ★★★★★ 育児漫画「ママはぽよぽよザウルスがお好き」の頃から大好きで良く読んでいた青沼 貴子さん。本作は全国新聞10紙で毎日連載されている四コマ漫画をコミックス化した作品です。連載が始まった頃は気付かずに読み逃していたので1話から順に読める事が出来て嬉しい。小学3年生のぴよちゃんと愛猫の又吉の仲良しぶりが微笑ましくて今は毎朝欠かさず目を通すのが日課 [続きを読む]
  • 救済 SAVE
  • 救済 SAVE [ 長岡 弘樹 ]1,566円楽天 ★★★ 「三色の貌」「最後の晩餐」「ガラスの向こう側」「空目虫」「焦げた食パン」「夏の終わりの時間割」救済をテーマにした6つの短編が収録されています。ミステリー集と銘打っていますが、人間ドラマが色濃く描かれていて、脳内映像でそれぞれの人物が終始動めいていました。特に印象に残ったのは知的障害のある少年を描いた「夏の終わりの時間割」と介護福祉士の高橋修平を描いた「空 [続きを読む]
  • 海とジイ
  • 海とジイ [ 藤岡 陽子 ]1,512円楽天 ★★★★ 「海神ーわだつみ」「夕凪ーゆうなぎ」「波光ーはこう」美しい海辺を舞台に繰り広げられる3人のジイの物語が収録されています。「海神」では末期ガンを抱える清ジイと、いじめが原因で不登校となったひ孫が交わした最後の約束が明かされるラスト3ページに泣かされる。「夕凪」はクリニックを閉院すると宣言した70代後半の医師、月島と一人で暮らす48歳の看護師、志木の人生を生き抜 [続きを読む]
  • 針と糸
  • 針と糸 [ 小川   糸 ]1,512円楽天 ★★★ 小川 糸さん、初読み。五章で構成されたエッセイ集。現在ベルリンで旦那さんと愛犬のゆりねと共に暮らす著者。その暮らしぶりは凄くゆったりとしていて人生を心から楽しんでいらっしゃる様子で羨ましくなる。ヨーロッパ全般では日曜日は仕事はもちろんお店も全て休みになり家族団欒の日になるそうで日本との大きな違いに驚かされる。住む所でこんなに生活様式が変わるなんて!二章で語 [続きを読む]
  • フーガはユーガ
  • フーガはユーガ [ 伊坂幸太郎 ]1,512円楽天 ★★★★★ 何を隠そう伊坂 幸太郎さん、初読みです。冒頭から惹き込まれラストまで一気読みの面白さでした。母に捨てられ、父親はどうしようもない人間のクズ。そんな中で生き抜いて来た双子の兄弟、常盤優我と風我。全然リアルじゃない入れ替わりの物語なんだけれど、ずっと二人を応援している自分がいた。勧善懲悪物は大好物なのでクズな父親と高杉の結末には胸がすく思いがした。 [続きを読む]
  • はんぷくするもの
  • はんぷくするもの [ 日上 秀之 ]1,404円楽天 ★★ 第55回文藝賞受賞作品。120ページに満たない作品だが、そのページ数に反して重く陰鬱な作品だった。舞台は岩手県沿岸の地・赤街のタタミ十畳ほどの仮設商店。その場所で母と二人で暮らす30代独身の毅が主人公。毅の唯一の友人は万引きした商品を持参してやって来る武田。殆ど客も来ない店だが時折高齢の風峰さんが買い物を楽しみに訪れる為に店を畳む事も出来ない。又いつまで経 [続きを読む]
  • 木曜日にはココアを
  • 木曜日にはココアを [ 青山美智子 ]1,404円楽天 ★★★ 初読みの作家さん。ミニチュアアーティスト、田中達也さんが手がけた装丁が凄く可愛い。特に裏表紙からはこの小説のメインテーマが伝わって来てとても和む。主人公「僕」が働く喫茶店には木曜日に同じ席でココアを頼み、手紙を書く女性がいる。その女性を「ココアさん」と密かに呼ぶ僕。「マーブル・カフェ」から繰り広げられて行く12の優しい物語。それぞれの物語がリンク [続きを読む]
  • 犬も食わない
  • 犬も食わない [ 尾崎 世界観 ]1,404円楽天 ★★★ 同棲中のカップル、福と大輔。千早茜さんが描くめんどくさい女、福と尾崎世界観さんが描くだめな男、大輔。それぞれの視点で交互に描かれて行く共作恋愛小説。福に対しては優柔不断な面はあれども、めんどくさい女性だとは思わなかった。一緒に暮らしている同居人に対して積り積もって行く不満は大いに共感出来るし、思いきり毒が吐ける事には羨ましささえ感じた。結婚している [続きを読む]
  • 死神の選択
  • 死神の選択 [ 嘉山 直晃 ]1,404円楽天 ★★★ 第五回暮らしの小説大賞受賞作品。読み始めてすぐに安楽死宣言をされていた橋田壽賀子さんの姿が脳裏に浮かびました。本作は様々な理由から、生き続けるのが困難な人が行使できる「死の権利=DR」と彼らの死をほう助する医師・神恵一(じん けいいち)の物語。現在、日本の医療現場では安楽死は認められておらず、日本人が安楽死を希望する場合はスイスのNPOを頼ることになります。 [続きを読む]
  • 沈黙のパレード
  • 沈黙のパレード [ 東野 圭吾 ]1,836円楽天 ★★★ 『探偵ガリレオ』の刊行から二十年、本作はシリーズ第九作目になります。以前より角が取れて、いささか丸くなった雰囲気を醸し出す湯川先生。アメリカ帰りの疲れも見せず今回も見事な推理で問題を解決してくれました。毎回トリックには?な事が多いけれど今回は化学が苦手な自分でも解りやすかった事もあり斜め読みせずに読了。タイトルにもなっている「沈黙」がキーワード。誰 [続きを読む]
  • はつ恋
  • はつ恋 (一般書) [ 村山 由佳 ]1,620円楽天 ★★★ 村山由佳さんの作家デビュー25周年記念作品で『ハルメク』連載を単行本化したものです。全15編で構成されています。主人公は2度の離婚を経て、海の近くの日本家屋に愛猫と暮らす小説家のハナ。フィクションの様でありながら、村山さんご本人を連想させる要素があちらこちらに散りばめられています。両親の事、愛猫、書き物を生業としている所、そして現在一緒に生活しておら [続きを読む]
  • 猫がいなけりゃ息もできない
  • 猫がいなけりゃ息もできない [ 村山 由佳 ]1,512円楽天 ★★★★ 『1 猫のいた日々、いない日々』『2 住まいと、猫と、恋愛と』『3 見送る覚悟』『4 いつか、同じ場所へ』4章で構成されたエッセイ集。著者が愛してやまない「もみじ」とのさいごの1年がリアルタイムで綴られています。我が家は犬飼いで、猫と暮らした経験はないけれど大切な家族を失う悲しみ、寂しさが切々と伝わって来ました。特に4章からは涙が止まらない。 [続きを読む]