four-leaf clover さん プロフィール

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four-leaf cloverさん: 毎日が読書日和
ハンドル名four-leaf clover さん
ブログタイトル毎日が読書日和
ブログURLhttps://ameblo.jp/takeshi-kai/
サイト紹介文読書が好きで毎日何かしら読んでいます。 印象に残った本のレビューを覚え書きがてら保存しています。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供165回 / 365日(平均3.2回/週) - 参加 2015/06/26 15:33

four-leaf clover さんのブログ記事

  • 一度だけ
  • 一度だけ1,512円Amazon ★★★ 益田 ミリさん、9年ぶり2作目の長編小説帯には>一年に一度でいい。熱く、熱い、夜が欲しい。とうたい文句があり、恋愛小説をイメージしていましたが全く違いました。30代姉妹、ひな子と弥生、彼女らの母親・淑江とその妹・清子二組の姉妹の物語です。伯母の清子に誘われブラジル旅行に出かけたひなこブラジル、リオのカーニバルで踊るダンサー達に触発され自ら輝きたいと思います。そしてそこで出 [続きを読む]
  • すぐ死ぬんだから
  • すぐ死ぬんだから1,674円Amazon ★★★ 高齢者にとって免罪符とも言うべきセリフ「すぐ死ぬんだから」この一言を口にすれば周りの者には(しょうがない、大目に見るか…)と言った感情が生まれ、そして口にした方は(しめしめ)と思い惰性で楽な方へと流れて行きやすい。しかしこの物語の主人公である78歳の忍ハナ(おしはな)は美しさや若さを保つ努力を怠らないばかりか切れ味鋭いツッコミをするバイタリティに溢れた中々の人 [続きを読む]
  • カプセルフィッシュ
  • カプセルフィッシュ1,728円Amazon ★★★★★ 「カプセルフィッシュ」「迷える蟻の行列」「結婚病」「静寂に寄せる波」「風の葬送」5話収録の連作短編集先に「にんげんぎらい」の方を読んでいたけれど、こちらの方が断然好み正義と不義、善意と悪意、人の心の中に潜むそれらの感情がひりひりと伝わって来る。更に涙と笑い、おまけに浣腸まで加わった読み応えたっぷりの作品です。主人公はアラサ―女子ののりこですが、海辺の小さ [続きを読む]
  • 玉瀬家、休業中。
  • 玉瀬家、休業中。1,512円Amazon ★★★ 玉瀬家には72歳になる母、41歳の澪子、46歳の香波、47歳のノーリーこと典史、4人が暮らしている。離婚が珍しくなくなった昨今、出戻りの娘達と一緒に生活する家族も増えて来ているのかも知れない。しかしながら、個性強めの登場人物達、惰性で生きているネガティブな澪子、怒りっぽくてプライドの強い香波、独特な話し方をするドルオタの典史、繊細な面を感じつつも人生ガハハと笑ってやり [続きを読む]
  • 吉本ばななが友だちの悩みについてこたえる
  • 吉本ばななが友だちの悩みについてこたえる1,296円Amazon ★★★ 吉本ばななさんが10代〜60代の「友だち」についての36個の悩みにズバズバ回答しています。一口に友達の悩みと言っても中々幅が広く、中学生の友達選びの話から、ブラック企業問題地方都市での友達作り、お金の貸し借り問題、不倫する女友達に掛ける言葉、病気の友人への接し方etc みんな「友達」の事で相当悩んでいます。どの回答も巷に良く見られる様な、いわゆ [続きを読む]
  • 対岸の家事
  • 対岸の家事1,512円Amazon ★★★★ 「家事」に焦点を当てた限りなくリアルな物語。隣の芝生は青い、なんて言葉があるけれど、傍から見るだけじゃ、本当の姿なんて解らない。当然の事ながら、家庭の数だけ家族の事情が存在するのだが、本作では専業主婦の詩穂を羨み、攻撃し、見下す人々が登場します。一児の母で専業主婦の詩穂、二児を抱え多忙なワーキングマザーの礼子、二年間の育休をとり、1歳の娘を育てるエリート公務員の達 [続きを読む]
  • 向日葵のある台所
  • 向日葵のある台所1,620円Amazon ★★★★ 冒頭の胡瓜を薄切りするシーンから不穏な空気感が漂い惹きつけられてしまう。主人公は学芸員の麻有子中2の娘、葵と二人で東京で穏やかな暮らしを送っている所に、突如、姉の鈴子から母親を引き取って欲しいと連絡が来ます。嫌悪する母親との同居生活、過去のトラウマに縛られている麻有子の生活は一体どうなってしまうのか、この家族の先が気になり一気読みでした。仲良し親子もいれば、 [続きを読む]
  • 君の話
  • 君の話1,490円Amazon ★★★ 三秋 縋さん 初読みです。親しい友人もおらず両親とも縁を切って孤独の中で暮らす青年・天谷千尋(あまがい ちひろ)と「一度も会ったことのない幼馴染」夏凪灯花(なつなぎ とうか)が織りなす恋の物語。ピュア&胸キュン物は好きなはず!なんだけれど、記憶改変技術と言うSFの世界観に馴染めず、今一つのめり込む事が出来ませんでした。1つ1つの言葉は美しいし丁寧に描かれているんだけれども、 [続きを読む]
  • ガラスの殺意
  • ガラスの殺意1,620円Amazon ★★★★ 秋吉 理香子さんの作品なので、きっと捻りがあるんだろうと冒頭から様々な想像をしながら楽しめた作品。殺人事件に高次脳機能障害を絡ませた展開は斬新でラストまでドキドキしながら一気に読めました。交通事故に遭い、記憶障害を負った柏原麻由子が主人公。記憶出来る時間は10分~20分程。認知症の母親を持つ刑事、桐谷優香のエピソードを本筋に大きく絡める事で読者の意識をそちらに向かせ [続きを読む]
  • 母のあしおと
  • 母のあしおと (単行本)1,620円Amazon ★★★★★ 「はちみつ 平成26年」「もち 平成23年」「ははぎつね 平成8年」「クリームシチュー 昭和61年」「なつのかげ 昭和49年」「おきび 昭和42年」「まど 昭和28年」北海道に住む主人公「道子」の生涯を逆から順に辿った7話収録の連作短編集読んでいる間、幾度も涙が溢れた。「道子」亡き後の、夫の生活から物語はスタートします。その後、まるで走馬灯で現れたドラマを見ている [続きを読む]
  • ブロードキャスト
  • ブロードキャスト1,620円Amazon ★★★ イヤミスを100%封印したザ:青春小説でした。中学時代、陸上部に所属し、駅伝で全国大会を目指していた町田圭祐が主人公陸上の名門・青海学院高校に入学した物の怪我が原因で断念し、友人に誘われて放送部に入部する事になります。放送部内での先輩たちとの不穏なやり取り、顧問への不満、全国大会目指して真剣に取り組む姿勢、高校生達のリアルが脳内映像で動いていました。又、放送部が [続きを読む]
  • 静かに、ねぇ、静かに
  • 静かに、ねぇ、静かに1,512円Amazon ★★★ 「本当の旅」「奥さん、犬は大丈夫だよね?」「でぶのハッピーバースデー」3話収録の作品集。3話共に、独特な世界観で、好みがはっきり分かれる様な作品になっています。「本当の旅」「奥さん、犬は大丈夫だよね?」最初の2篇は物語のその後を想像すると背中にゾワリと不吉な空気が忍び寄り、なんとも恐ろしい。「でぶのハッピーバースデー」は自分達の「印」を世間に見せるために動 [続きを読む]
  • 始まりの家
  • 始まりの家1,674円Amazon ★★ 蓮見 恭子さん 初読みです。幼い時の病気が原因で子供を持つ事が出来なくなった宇奈月家の四女・葉月悩んだ末に母親の益美に代理出産を依頼します。代理出産がテーマだと思い冒頭から惹き込まれて読み進めて行きましたが、徐々に話の流れが変わり、宇奈月家全体の家族小説なんだと気付かされます。宇奈月家、母親の益美と四女一男、それぞれの家庭が抱える問題や実家の美容院の行く末、出生の秘密 [続きを読む]
  • わたしの忘れ物
  • わたしの忘れ物1,836円Amazon ★★★ 「妻の忘れ物」「兄の忘れ物」「家族の忘れ物」「友の忘れ物」「彼女の忘れ物」「私の忘れ物」「エピローグ」6話収録の連作短編集主人公はH大学3年生の中辻恵麻。影が薄く地味で目立たない人物です。そんな彼女が大型複合商業施設の忘れ物センターでアルバイトをすることになり…。主人公の成長物語だろうと想像しながら読み進めると、途中いくつかの引っ掛かりを覚えてしまいます。乾 ルカ [続きを読む]
  • 恋はいつもなにげなく始まってなにげなく終わる。
  • 恋はいつもなにげなく始まってなにげなく終わる。1,512円Amazon ★★★ これはノンフィクションなんだろうか?と途中で思いながら読み進めた恋愛小説。 ショートショートゆえ、さらさらと読み進められます。 舞台となるのは渋谷のバー、バーテンダー相手に話す老若男女の恋の物語。 失恋、両想い、不倫、そこにはいくつもの恋愛模様がある。 共感出来る物、刺さる話もあれば、いまいちピンと来ない物まで色々です。 ただ私自身が [続きを読む]
  • たそがれてゆく子さん
  • たそがれてゆく子さん (単行本)1,512円Amazon ★★★ 育児エッセイ「良いおっぱい悪いおっぱい」で有名な伊藤 比呂美さんも今年で63歳。時の流れの速さにただただ驚かされます。本作には55のエッセイが収録されています。両親と夫を見送り、娘さん達はそれぞれ独立し一人になった伊藤さん文中からは優しさ、温かさ、切なさ、寂しさ、空しさ、等様々な感情が伝わって来ます。老いへのカウントダウンさえありのまま自然体で語る様 [続きを読む]
  • 鏡の背面
  • 鏡の背面2,160円Amazon ★★★★ 火災によって発見された遺体は全くの別人だった。誰が何故何の為に?昨今、取りざたされる稀代の悪女を脳内に描きながら推理して行くものの、真相に近づいたと思いきや振り出しに戻る様は、ゴールの見えないすごろくをしているような感覚だった。成りすまし?輪廻転生?怪物だった彼女は本当に聖女に生まれ変わる事が出来たのか?真相解明の為のフィリピンへの旅、そこでのダークでリアルな風景 [続きを読む]
  • ふたりぐらし
  • ふたりぐらし1,566円Amazon ★★★★ 「こおろぎ」「家族旅行」 「映画のひと」 「ごめん、好き 」「つくろい 」「男と女」「 ひみつ 」「休日前夜」「理想のひと」「幸福論」北海道を舞台に描かれた10話収録の連作短編集。元映写技師の夫、信好と母親との確執を解消できないままの妻、紗弓が主人公です。親とのギクシャクした関係、貧しさ、小さな嘘、嫉妬、死二人の前に幾度も小さなさざ波が立つけれど、互いへの遠慮と適度な [続きを読む]
  • 私が誰かわかりますか
  • 私が誰かわかりますか1,620円Amazon ★★★★ テーマは介護と看取りキーワードとなるのは「長男の嫁」再婚を機に東京から地方都市に移住した桃子を待っていたのは義理の父の介護「長男の嫁」と言うだけで当然のごとく介護を押し付けられてしまいます。義父を在宅介護する友人の恭子、育児と仕事と介護の三つ巴につぶされそうになる瞳、死んだ夫の両親に家政婦のように扱われている静子この3人も「長男の嫁」昔に比べれば少しは変 [続きを読む]
  • 役に立たない人生相談2: 好きなようにやればいい。
  • 役に立たない人生相談2: 好きなようにやればいい。1,080円Amazon ★★★ 2016年に発売された「役に立たない人生相談」に続く第2弾です。御年94歳の佐藤 愛子さんの名回答・珍解答に今回も思わず笑ってしまいました。「正味期限をせせら笑う祖母をなんとかしたい」「夫のブーメランパンツをやめさせたい」「どの女性と結婚するか決めかねています」「隣の奥さんが羨ましくて仕方ありません」「言葉遣いが悪すぎる彼女は「ありえな [続きを読む]
  • ツキマトウ
  • ツキマトウ 警視庁ストーカー対策室ゼロ係1,620円Amazon ★★ 「孤虫症」の頃から真梨 幸子さんの作品が好きで殆ど読んでいますが最近の作品は登場人物がややこしく、頭の中がごちゃごちゃになってしまい作品を楽しむ以前に頭の中での整理整頓が必要となっています。本作も同様、読み始めは集中していましたがどんどん混乱して行き残念ながら面白さを味わうまでに辿り着けませんでした。これから読まれる方は付箋ないし、メモを [続きを読む]
  • ショコラティエ
  • ショコラティエ1,836円Amazon ★★★ 作品の舞台は神戸父を交通事故で亡くし母子家庭で育った聖太郎と、大宮製菓の御曹司・光博が主人公です。小学生時代にお菓子作りを通して親友になった二人だけれど、些細な出来事から疎遠となってしまいます。境遇の違いから感じる劣等感、嫉妬、葛藤、挫折、恋、夢、希望小学生から社会人になるまで様々な感情に揺れ動きながら二人は少しづつ前進して行きます。タイトルからチョコレート作 [続きを読む]
  • 君に言えなかったこと
  • 君に言えなかったこと1,512円Amazon ★★★★ 「君に贈る言葉」「待ち合わせを君と」「君のシュートは」「君はアイドル」「君の正しさ」「君に言えなかったこと」こざわさんの新刊は独立した6話が収録された短編集誰もが、人生の中で言いたかったのに言えなかった言葉があるはずその場面を掬い上げた優しい物語です。田舎から一緒に上京した親友、結婚を考えていた元恋人、部活の友人亡くなった母、それぞれ相手は違っても、伝え [続きを読む]
  • 死にたい、ですか
  • 死にたい、ですか1,620円Amazon ★★★★ いつも本を読み始める前に著者略歴から目を通します。>幼年期よりいじめや虐待を受け…の一文で心して読む事を決意。いじめによる自殺、残された家族の苦しみと葛藤が丁寧に描かれています。みんな悲しい、いじめで自殺を選んだ典洋、自身の存在を認めて貰えない妹の由愛、大切な息子を亡くし一歩も前に進めないどころか心が病んで行く母親、アルコール依存の父。いじめさえなければ、 [続きを読む]
  • 大人は泣かないと思っていた
  • 大人は泣かないと思っていた1,728円Amazon ★★★★★ 「大人は泣かないと思っていた」「小柳さんと小柳さん」「翼が無いなら跳ぶまでだ 」「あの子は花を摘まない」「妥当じゃない」「おれは外套を脱げない」「君のために生まれてきたわけじゃない」7話収録の連作短編集。読んでいる間も読後もたまらなく幸せな気持ちになれた。言葉のチョイスも大好き。内容も心に刺さる箇所がたくさんあって、自分の人生と照らし合わせながら [続きを読む]