さんちゅさん さん プロフィール

  •  
さんちゅさんさん: AMORE
ハンドル名さんちゅさん さん
ブログタイトルAMORE
ブログURLhttp://sanchu3n.blog.fc2.com/
サイト紹介文ホミンがラブラブだとたちまち幸せになれる東京砂漠OLのサイトです。基本的に甘々でチャンミン受けです。
自由文エッチなお話が書きたくてブログを開設したのに一向に書けません。助けてください。基本ほのぼのです(地団駄)
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供27回 / 365日(平均0.5回/週) - 参加 2015/07/02 16:18

さんちゅさん さんのブログ記事

  • last quarter moon
  • ※「even if」のその後のお話です。ユノが結婚している設定なので、苦手な方はご遠慮ください。「よぉ、久しぶりだな」待ち合わせ場所に現れた彼は相変わらず眩しくて、僕は少し目を細めてから持っていた本を閉じた。『…ヒョン、少し太りましたね』「おいおい、一言目がそれかよ。相変わらず容赦ないな、まぁどっか入って飯でも食おうぜ」僕と肩を並べるくらい背の高い彼ーー、ユノヒョンに会うのは4年ぶりだ。駅前の新しいビルに [続きを読む]
  • かみさまのはね
  • 僕には超能力があった。でもそれは、人の心が読めるとか、何が起こるか予知ができるとか、そういった類のものではなく。少しだけ、物を浮かすことができる。ただ、それだけだった。便利なのは、ゴミ箱から外れたティッシュを入れることができるくらい?地味だ。クラスでいつまでも目立たない、僕に相応しい超能力。そんな冴えない僕にも、最近は楽しみが一つだけあった。放課後、部活に所属していない僕はすぐに家に帰るのもなんだ [続きを読む]
  • even if
  • 「チャンミンもこんな店連れてきてくれるようになるなんて……大人になったな」バーカウンターの背の高いスツールに腰かけて、顔には似合わないカシスソーダなんて可愛い物を飲みながらユノヒョンは嬉しそうに言った。たまたま見つけたんですよ、ってさっき言ったけど、本当はずっと前からあなたを連れて来たいと思ってたんだ。繁華街の喧騒を避けて、看板らしい看板も無いようなこの地下にあるバー「下弦の月」を見つけたのはちょ [続きを読む]
  • Tiger&Bambi 20
  • 『僕はもう着ないから。もしサイズが合うのがあればお前が着て良い』チャンミンさんの衣装部屋からスーツを含めた洋服が、何点も俺の部屋に運び込まれてくる。全部クリーニングされている状態のもので、中には結構高そうなブランドのものもある。『これ、僕ちょっと太ってた時期があってスーツ仕立て直したんだけど、今はまた痩せたから。お前はちょうどいいくらいじゃない』確かにチャンミンさんより俺の方が体格が良いけれど、そ [続きを読む]
  • Tiger&Bambi 19
  • そんな風に考えないように。腐らないように。今まで、頑張ってきたけど。俺は朝からほぼ全焼した部屋の片づけを無心でしていた。チャンミンさんと初めて一緒にご飯を食べて楽しい気分だったのも束の間、近況報告も兼ねて実家に電話をしたらお袋の声音に直感的に嫌な予感がした。お袋は昔から嘘が下手で、悲しいときほどやたらとはしゃぐ癖があった。声が聞きたいから、と妹に替わってもらって話を聞いたら、親父の具合が悪くなって [続きを読む]
  • Tiger&Bambi 18
  • 「ねぇ、今日の飲み会チャンミンさんも来るんだって」「本当?!わぁ〜、ちょっと気合い入れてお化粧直ししなきゃ」いつもヒールの踵をすり減らして外回りをしている同期の営業がはしゃいでいる。営業所では夜になるとすっぴんで歩き回っていることもある彼女達にそうまでさせる人物が少し気になった。「誰?そのチャンミンさんて人」「え?ユノ知らないの?研究開発棟の貴公子シム・チャンミンだよ。まぁ私達たちはほとんど接点無 [続きを読む]
  • Tiger&Bambi 17
  • 神様。そうやって、今まで何度、心の中で呼びかけてきただろう。出会ったこともない、あなたを。マンションの前の人混みをかき分けて、眼前で勢いを増している火の手をただ茫然と見守るしかなかった。俺の家が、燃えている。あぁ、神様。何故、こんな試練を。不幸自慢じゃないけれど、結構苦労が多かった人生だと思う。中学生の時、自営業をやっていた親父の商売が立ち行かなくなった。家に全く知らない人がずかずかと入り込み、差 [続きを読む]
  • Tiger&Bambi 16
  • 明日の朝、起きたらすぐに今日のことは謝ろうと思って眠りについたのに。気合いを入れて部屋から出てきた僕は、ダイニングテーブルの書置きをみて肩すかしを食らうことになる。“おはようございます。今日は友達と出かけてきます”幾分気が抜けたが、チョン・ユンホってこういう字を書くんだなとまじまじと手紙を眺めた。丸っこくて、子供みたいな字だった。携帯だと着信音が鳴って起こしてしまうかもしれないからとこの手紙を書い [続きを読む]
  • Tiger&Bambi 15
  • ウォークインのクローゼットを全開にして、悩んでいた。黒のVネックにハイウエストのスカートを合わせるのは結構気に入ってる。リボンで結ぶのも可愛いし。でもこっちのセットアップのリブワンピースも自分に合うサイズを苦労して探しただけあってシルエットも綺麗だし気に入ってる。こっちの花柄のワンピースはフレアがあって可愛いけど……薄手だし部屋でも少し肌寒いかな。あ、でもこのロングカーディガン羽織ればいいのか。今 [続きを読む]
  • Tiger&Bambi 14
  • 「少し散歩しながら帰りましょう」チョン・ユンホの提案で、僕たちは焼肉の帰りにコンビニに寄って温かい飲み物を買って歩き出した。トレンチコートを羽織っても夜風は大分身に染みる時期に入ってきたが、お酒で火照った身体にはちょうど良かった。缶を握る指先がじんわりと温かい。隣に機嫌良く口笛を吹くチョン・ユンホがいる。楽しそうに吹いているが、全く音程が取れていなくてやけにへたくそで笑ってしまう。何気ない話しても [続きを読む]
  • Tiger&Bambi 13
  • “チャンミンさん、今日外に飯食べに行きませんか?おごります”昼休み、チョン・ユンホからこんなメッセージが来た。そして僕は今、駅前の本屋で時間をつぶしながら、チョン・ユンホが来るのを待っている。本当はコスメの雑誌を読みたいけれど、その辺りは女性ばかりいて少し気が引けるので行く予定も無い海外の旅行雑誌をペラペラとめくる。手に取ったのは日本の旅行雑誌。近いけれど行ったことの無い国だ。その雑誌には古都の京 [続きを読む]
  • Tiger&Bambi 12
  • 「チャンミンさんすみません……実は俺、コーヒー飲めるようになったの最近で、アメリカーノしか飲めないんです」一緒に住み始めて3日目の朝、そういってチョン・ユンホは恥ずかしそう告白をしてきた。淹れてもらったコーヒーは確かに薄くスッキリとしていて、僕は「ふぅん」と気の無い返事をした。チョン・ユンホは僕より家を出る時間が早いので朝は顔を合わせないこともあるけど、夜はたまに一緒になることがあった。基本的に僕 [続きを読む]
  • Tiger&Bambi 11
  • 朝食を食べてそこそこに、チョン・ユンホは出かけて行った。今日は晩御飯はいらないです、と言い残して。一緒に住んでいるからといってどこどこに行くという報告義務は無いので、適当に見送った。チョン・ユンホがどんなにリア充な週末を送ろうと僕には関係ないんだ。部屋にひとりといういつもの環境を手にした僕は、昨日の夜にできなかったネイルをすることにした。秋っぽくしたかったのでボルドーにゴールドのラインを引く。パー [続きを読む]
  • Happy New Year〜アマノジャクだった君のその後⑩〜
  • 昨日久しぶりに実家に帰ったら、妹が長かった髪をバッサリ切っていた。昔からショートにはあまりしたことがなかったので、見慣れない姿にびっくりして。どうしたのかと聞いたら、少し恥ずかしそうにしながらこう答えた。「最近……彼氏ができたの。でね、その彼氏が……ショートカットが好きって言ってるのを聞いたから……」別に、ショートにしろって言われたわけじゃ無いの。良い機会だからチャレンジしてみたかったの。そんな風 [続きを読む]
  • 愛しのご主人様 番外編 緑の月
  • ※注意お話の中に名前は出していませんが、居なくなってしまった彼についてのお話です。その件について触れたくない方、触れると辛い方はお読みにならないでください。真っ黒いスーツを着て、その日、チャンミンは疲れた顔で帰ってきた。「おかえり!」いつものように出迎えた俺の頭を、ぽん、と優しく撫でてから抱えていてた紙袋を玄関先に置いた。チャンミンの顔からは色が抜けていて、雪みたいに白くなっていた。いつもなら、チ [続きを読む]
  • Tiger&Bambi 10
  • 朝起きたらまず、カーテンを開ける。寝起きの目には眩しいくらいの爽やかな秋晴れだった。大きい幹線道路はこの家からは遠く、眼下には緑の多い公園が広がる。会社にも近いし、こののんびりとした住環境を僕はとても気に入っている。次はアロマディフューザーをつける。お取り寄せをしている銘柄があって、そこのバラのアロマオイルは本当にバラ園を歩いているかのような優しい香りがする。そういえばもう少しで本当に秋のバラの時 [続きを読む]
  • Tiger&Bambi 9
  • やった…………僕は女装の趣味がバレたという最大の弱みを握られた相手に、恩を売って口封じすることに成功した。逆に立場が強くなったことに内心はかなり安堵していた。形成逆転。起死回生。心の内がばれないようにふん、と鼻を鳴らす。エレベーターに乗り込む僕のあとをバッグひとつないチョン・ユンホが身軽についてきて、何階ですか?と聞いてきたので無言で7階のボタンを押した。僕の家に友達が来たことは一度として無い。家 [続きを読む]
  • Tiger&Bambi 8
  • 「こんばんは。やっぱり同じマンションだったんですね」駅前のスーパーの袋をぶら下げて、鍵まで手にしていた僕を見てチョン・ユンホがちらりと白い歯を覗かせる。悪意の無さそうな笑顔の下に、凶悪な性格を隠しているのではないかと疑いのまなざしでじっと睨み返した。まじまじと見ると、本当にモデルみたいな体型だ。営業先の女性ドクターはともかく男性のドクターもこいつの人間性に惚れちゃうっていうんだから、本当に人たらし [続きを読む]
  • Tiger&Bambi 7
  • 「おはようございます」「うぃーす」「おー、シム、朝から悪いんだがこの間の解析の資料どこのファイルなんだっけ」『…おはようございます。あ、えと、もうグループのフォルダに日付順に並んでます……』あの火事の日からすでに4日が経つ。今日こそ僕が女装していた話が会社の中で拡散されているのではないかとびくびくしながら出社したけど、肩透かしなほどいつも通りの朝の風景だ。誰よりも早く出社してくるカン部長は今日も相 [続きを読む]
  • Tiger&Bambi 6
  • “チョン・ユンホ暗殺計画”ベッドに入ったはいいものの、まったく寝つけなくなってしまった僕は夜中にパソコンを起ち上げた。物騒なファイル名をつけて暗い部屋でカタカタと文章を打ち込む。僕は至って真剣だ。真剣なミッションについて、計画を練っている。今晩の火事は人生でベスト3に入るくらいの不測の事態だった。部屋でいつも通り女装していた僕は、寝起きだったこともあってうっかりその姿のまま外に出てしまったのだ。ど [続きを読む]
  • Tiger&Bambi 5
  • 「ユンホくん!」 この声は、僕ではない。つい先ほどまで身を縮こまらせて植え込みの柵に座っていた声の主である少女が、そう叫んでチョン・ユンホの方に駆けていくではないか。チョン・ユンホが飛び込んでくる少女を抱き止め、背中をさすりながら優しい声で「大丈夫だよ」と呼びかけている。一旦は泣き止んだ少女も、見知った顔を見て気が緩んだのか、また涙を流し始める。 「あのね、家にひとりでいて怖いなぁって思ってたらね [続きを読む]
  • Tiger&Bambi 4
  • チョン・ユンホのことはよく覚えていた。僕の所属する研究職の部署は文字通り新薬開発の研究で、場所も他の部署からは隔絶されていると言ってもいい閑静な場所にある。なので、普通に仕事をしていると他の部署と関わることはほぼ無いに等しい。それを良しとする研究職の者は多いのだが、昨年から研究職の部署に新しく配属されたカン部長はとても社交的な人で、社内で横の繋がりを持つことが大事だとよく唱えていた。その日はちょう [続きを読む]
  • Tiger&Bambi 3
  • カンカンカン、ウーカンカンカン、ウーカンカンカン………何の音だろう。あぁ、……消防車だな。男の子は小さい頃一般的には乗り物や怪獣が好きだそうだが、僕は昔からそういったものには一切興味がなかった。いつの誕生日やクリスマスだってキラキラした変身ステッキやアクセサリーをお願いした。お年玉をせっせと貯めて、初めて自分で買った赤い口紅は今でも僕の宝物だ。カンカンカン、カンカンカン………ピーポーピーポー……カ [続きを読む]
  • Tiger&Bambi 2
  • その日の日中、僕は朝早くから郊外のショッピングモールまで買い物に出かけていた。買い物は好きだ。女性ものは実際の店舗ではあまり買わないけれど、ウィンドウショッピングをするだけでも心が弾む。いくつものエリアに分かれた広い店内を廻り、戦利品を沢山抱えて夕方帰宅した頃にはヘトヘトに疲れ果てていた。それでもいつも通り洗面所で手を洗ってから、着ていた服を洗濯カゴに放り込みモコモコのルームウェアに着替える。クリ [続きを読む]
  • Tiger&Bambi 1
  • 赤い口紅。ペールピンクのマニキュア。ラベンダーのビロードリボン。白くて繊細なレース。ふわふわのハートのクッション。大きなテディ・ベア。小さい頃からの、僕の好きなもの。『この限定コフレ、本当テンションあがる……』白いドレッサーに腰かけながら、丁寧な動作でひとつひとつ化粧品たちを手に取る。ネットでの発売開始のときにずっとパソコンに張り付いていた甲斐があった。毎年早々に完売してしまう人気の限定コフレ。こ [続きを読む]