ツカヤス さん プロフィール

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ツカヤスさん: ポケットの中で映画を温めて
ハンドル名ツカヤス さん
ブログタイトルポケットの中で映画を温めて
ブログURLhttps://blog.goo.ne.jp/yasutu_1949
サイト紹介文今までに観た映画などを振り返ったり、最近の映画の感想や、本その他も綴っていきます。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供66回 / 365日(平均1.3回/週) - 参加 2015/07/04 23:02

ツカヤス さんのブログ記事

  • 『夜空に星のあるように』を観て
  • ケン・ローチ監督の長編第1作、『夜空に星のあるように』(1967年)をやっと観た。泥棒家業を続ける青年トムと成り行きで結婚してしまったジョイ。産まれたばかりの赤ん坊にも無関心で暴力までふるう夫に対し、彼女は嫌気がさしていた。そんなある日、トムはついに逮捕され、ジョイは叔母の家に居候させてもらうことになる。そこに訪ねてきた夫の仲間デイブ。彼女は優しいデイブに惹かれ、一緒に暮らし始めるが、彼もまた強盗事件 [続きを読む]
  • 『ヌーヴェル・ヴァーグの時代』を読んで
  • 前に、『ヌーヴェル・ヴァーグの全体像』(ミシェル・マリ著・矢橋透訳、水声社:2014年刊)を読んだ関係上、『ヌーヴェル・ヴァーグの時代』(紀伊國屋映画叢書3、遠山純生・編集:2010年刊)を読んでみた。1950年代末、フランスで起こった映画刷新としての「ヌーヴェル・ヴァーグ」、日本語にすれば「新しい波」。この本はそれを総括しようと、作品に沿いながらその全貌を解読していく。構成は、作品ごとの「解説」と「あら [続きを読む]
  • 『カメラを止めるな!』を観て
  • 盆も過ぎて、気持ちのうえで余裕も出来てきたので、『カメラを止めるな!』(上田慎一郎監督、2017年)を観てきた。人里離れた山の中で、自主映画の撮影クルーがゾンビ映画の撮影を行っている。リアリティーを求める監督の要求はエスカレートし、なかなかOKの声はかからず、テイク数は42を数えていた。その時、彼らは本物のゾンビの襲撃を受け、大興奮した監督がカメラを回し続ける一方、撮影クルーは次々とゾンビ化していき・ [続きを読む]
  • 山瀬まみの『可愛いゝひとよ』
  • 久し振りに音楽の話。中学生の頃からポピュラー音楽に親しんできた関係上、日本の曲も自然と和製ポップスを聞いていた。だから演歌にはトント縁がなく、その後はフォークソングへと流れていった。だがそれも歳とともに、音楽との出会いが少なくなっていき、それでも1980年代後半に出てきた森高千里には新鮮な思いがした。ミュージックビデオで今までに購入したことがあるのは唯一、森高のライブ版『非実力派宣言』(1990年)だ [続きを読む]
  • 『人間の運命』を観て
  • 『人間の運命』(セルゲイ・ボンダルチュク監督、1959年)を観た。戦後最初の春、幼いワニューシカを連れたソコロフ・アンドリューシャは、暗い過去に思いを馳せる。ウォロネシで1900年に生まれたソコロフは、内戦で赤軍に入ったが1922年の時には農夫として働いていた。そのため、この年の飢饉では助かったが1年後に故郷に戻ってみると、親兄弟ともに亡くなっていた。天蓋独り身になったソコロフは、その後見初めたイリー [続きを読む]
  • 『ウインド・リバー』を観て
  • 新作『ウインド・リバー』(テイラー・シェリダン監督、2017年)を観てきた。ワイオミング州のネイティブアメリカンの保留地。野生生物局のハンター、コリー・ランバートは、別れている妻の親が住むウインド・リバー居留地に息子と向かう。家畜を襲うピューマ狩りを依頼されたコリーは、雪深いなかピューマを追っていて、若い女性の死体を発見する。コリーが部族警察長ベンに連絡して、FBIとしてやって来たのは新米の女性捜査官ジ [続きを読む]
  • 『上海から来た女』を観て
  • 『上海から来た女』(オーソン・ウェルズ監督、1947年)を借りてきて観た。宵のニューヨーク・セントラルパーク。散歩中のマイケルは馬車の女性エルザを見そめる。その直後、マイケルは彼女の悲鳴を耳にし、駆けつけて暴漢をやっつける。彼が助けたエルザは、弁護士で資産家のバニスターの妻だった。マイケルが船乗りであると知ったエルザは、自分の船で働いてくれないかと頼む。エルザの申し出を断った翌日、仕事斡旋所に来ていた [続きを読む]
  • マルセル・カルネ監督作品
  • 1.マルセル・カルネ・1〜『ジェニイの家』2.マルセル・カルネ・2〜『霧の波止場』3.マルセル・カルネ・3〜『北ホテル』4.マルセル・カルネ・4〜『陽は昇る』5.マルセル・カルネ・5〜『天井桟敷の人々』6.マルセル・カルネ・6〜『嘆きのテレーズ』7.マルセル・カルネ・7〜『愛人ジュリエット』8.マルセル・カルネ・8〜『港のマリィ』9.マルセル・カルネ・9〜『枯葉 〜夜の門〜』 [続きを読む]
  • ルネ・クレール監督作品
  • 1.ルネ・クレール・1〜『巴里の屋根の下』2.ルネ・クレール・2〜『最後の億萬長者』3.ルネ・クレール・3〜『沈黙は金』4.ルネ・クレール・4〜『幽霊西へ行く』5.ルネ・クレール・5〜『自由を我等に』6.ルネ・クレール・6〜『奥様は魔女』7.ルネ・クレール・7〜『眠るパリ』8.ルネ・クレール・8〜『幕間』9.ルネ・クレール・9〜『リラの門』10.ルネ・クレール・10〜『夜ごとの美女』11.ルネ・クレール [続きを読む]
  • ジュリアン・デュヴィヴィエ監督作品
  • 1.ジュリアン・デュヴィヴィエ・1〜『商船テナシチー』2.ジュリアン・デュヴィヴィエ・2〜『白き処女地』3.ジュリアン・デュヴィヴィエ・3〜『地の果てを行く』4.ジュリアン・デュヴィヴィエ・4〜『ゴルゴダの丘』5.ジュリアン・デュヴィヴィエ・5〜『望郷』6.ジュリアン・デュヴィヴィエ・6〜『舞踏会の手帖』7.ジュリアン・デュヴィヴィエ・7〜『巴里の空の下セーヌは流れる』8.ジュリアン・デュヴィヴィ [続きを読む]
  • ジャン・ルノワール監督作品
  • 1.『ピクニック』(1936年)を観て2.ジャン・ルノワール・1〜『素晴らしき放浪者』3.ジャン・ルノワール・2〜『どん底』4.ジャン・ルノワール・3〜『フレンチ・カンカン』5.ジャン・ルノワール・4〜『大いなる幻影』6.ジャン・ルノワール・5〜『ゲームの規則』7.ジャン・ルノワール・6〜『黄金の馬車』8.ジャン・ルノワール・7〜『南部の人』9.ジャン・ルノワール・8〜『河』10.ジャン・ルノワール・9 [続きを読む]
  • 『王手飛車取り』を観て
  • 『王手飛車取り』(ジャック・リヴェット監督、1956年)を観る。ある月曜日、クレールは「妹に会いに行く」と夫ジャンに言って、実は愛人のクロードのアパートに行く。クロードはクレールに毛皮のコートをプレゼントするが、クレールとしては、それをそのまま家に持ち帰る訳にもいかない。そこで、クロードに駅の手荷物預り所に預けさせ、預り証はタクシーの中で拾ったことにする。家に帰ったクレールは荷物にこだわって、翌日夫に [続きを読む]
  • ジャン・ルノワール・11〜『獣人』
  • 『獣人』(ジャン・ルノワール監督、1938年)を観た。パリ、ル・アーヴル間の機関士であるジャック・ランティエが、ル・アーヴル駅に着いて列車を点検してみると車軸の修理の必要性があり、そのため3日間の足留めをくらう。その間にランティエは、ブレオテで踏切の番人をしている代母のミザー夫人に会いに行く。そして、久し振りに見る娘のフロールが美しくなっているのを感じたランティエは、彼女に恋愛感情を抱く。抱擁する二人 [続きを読む]
  • マルセル・カルネ・9〜『枯葉 〜夜の門〜』
  • 『枯葉 〜夜の門〜』(マルセル・カルネ監督、1946年)を観た。1945年2月、解放後の冬のパリ。ディエゴは、レジスタンス仲間だったレイモンの死を伝えるために、彼のアパルトマンを訪ねる。驚くことに、そこへ当のレイモンが帰ってくる。実は、銃殺寸前だったレイモンは九死に一生を得て、今では鉄道の操車場で働いていた。再会を喜ぶディエゴが、レイモンの家族とレストランで食事を楽しんでいると、レジスタンスの仲間から [続きを読む]
  • 『万引き家族』を観て
  • 『万引き家族』(是枝裕和監督、2018年)を観てきた。街角のスーパーで、鮮やかな連係プレーで万引きをする、父の治と息子の祥太。肉屋でコロッケを買って、寒さに震えながら家路につくと、団地の1階の廊下で小さな女の子が凍えている。母親に部屋から閉め出されたらしいのを以前にも見かけていた治は、高層マンションの谷間に建つ古い平屋に女の子を連れて帰る。そこは母・初枝の家で、妻の信代、彼女の妹の亜紀も一緒に暮らして [続きを読む]
  • 『ヌーヴェル・ヴァーグの全体像』を読んで
  • “ヌーヴェル・ヴァーグ”とは何か、その定義は?というようなことがあやふやのままの状態なので、『ヌーヴェル・ヴァーグの全体像』(ミシェル・マリ著・矢橋透訳、水声社:2014年刊)を読んでみた。本書は6章建てで、映画における新しい波“ヌーヴェル・ヴァーグ”について解きほぐそうとする。その内容は、訳者の後記が要約してしていると思うので、それをアレンジでして載せておきたい。第1章「ジャーナリスティックなスロー [続きを読む]
  • マルセル・カルネ・8〜『港のマリィ』
  • 『港のマリィ』(マルセル・カルネ監督、1949年)を観た。愛人オディルの父親が亡くなったために、シャトラールは車で、シェルブールからポールの村へオディルを送ってくる。村あげての葬式。時間潰しにシャトラールはカフェへ立ち寄る。葬儀が終わり、オディルの妹マリーに叔父が、弟たちと共に田舎へ行くよう提案するが、マリーはここのカフェで勤めたいと言う。働くための願いに来たそのカフェで、マリーとシャトラールが出会う [続きを読む]
  • ジャン・ルノワール・10〜『浜辺の女』
  • 『浜辺の女』(ジャン・ルノワール監督、1946年)を観た。乗船していた船舶を機雷で撃沈された経験がトラウマの、沿岸警備隊のバーネット中尉は、相思相愛の造船所の娘イブと、一刻も早く結婚しようと約束し合う。靄の立ち込めるある日、馬に乗ったバーネットが浜辺を進んでいくと、古い難破船のところで薪を拾う謎の女ペギーと出会う。薪運びを手伝うバーネットは、ペギーの家に一緒に行く。バーネットがその家から帰ろうとした時 [続きを読む]
  • 『ローマ環状線、めぐりゆく人生たち』を観て
  • 『ローマ環状線、めぐりゆく人生たち』(ジャンフランコ・ロージ監督、2013年)をDVDで観た。イタリアの首都ローマを囲む環状高速道路GRAに沿って建てられたモダンなアパートに住む老紳士とその娘、シュロの木に寄生した害虫の世界に没頭する植物学者、果てしない交通事故の知らせに休む間もない救急隊員、後継者がいないことに悩むウナギ漁師、年老いたソープオペラの俳優、夢と名声を追う若者など、GRA周辺部に住む人々 [続きを読む]
  • 『レディ・バード』を観て
  • 本日から上映の『レディ・バード』(グレタ・ガーウィグ監督、2017年)を観てきた。2002年のカリフォルニア州サクラメント。片田舎のカトリック系高校に通う17歳のクリスティンは、自分を“レディ・バード”と呼び、大学進学については大都会のニューヨークを夢見ている。レディ・バードは母親と何かと上手くいっていなく、会社からリストラを受けている父親を含め、家庭内が面白くない。それでも、学校にはジュリーという親 [続きを読む]