ひまこ さん プロフィール

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ひまこさん: ひまこのブログ 〜シンイ with all one's heart〜
ハンドル名ひまこ さん
ブログタイトルひまこのブログ 〜シンイ with all one's heart〜
ブログURLhttps://ameblo.jp/tako-1113/
サイト紹介文シンイの二次小説を書いています。ヨンとウンスの再会後のお話しです。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供54回 / 365日(平均1.0回/週) - 参加 2015/07/10 23:04

ひまこ さんのブログ記事

  • 高麗シークレットパレス 〜ラビリンス 溺れる〜 ⑬
  • チャン侍医は薬草園の中にひとり佇んでいた。日差しで溶けかけた雪が、再び凍り付く寒い夕刻。春はまだ先だと言うように空は早々と陽を落とす。 そこに一人の医員が白い息を吐きながら近付いて来る。「チャン先生、どうかなさいましたか?」侍医は雪の中から姿を見せる小さな草の芽をじっと見つめていた。「先生?」「育むというのは大変なことです、それが植物であれ、人の心であれ・・」「はあ・・」言葉の意味が分からない医 [続きを読む]
  • 高麗シークレットパレス 〜ラビリンス 溺れる〜 ⑫
  • 陽が天中を跨ぐ頃、ようやく典医寺も静かになった。幸い重傷を負った兵はおらず、全員が兵舎へと戻って行く。 「医仙殿、お疲れでしょう?」「いいえ、チャン先生こそ。」ウンスは井戸の冷たい水で手を洗うと、赤くなった指先に息を吹きかける。そして重くなった肩を大きく回し、ホッと安堵の息を吐いた。「では、そろそろ次の患者を迎えましょう。」そう言うと、チャン侍医は建屋に向かって歩き出す。「チャン先生、もう治療は [続きを読む]
  • 高麗シークレットパレス 〜ラビリンス 溺れる〜 ⑪
  • 夜が明け、いつもと変わらない日常が始まろうとしていた。内官や女官達が忙しそうに行き交い、夜通し見張りに立っていた兵は疲れた身体を休めるために兵舎に戻る。そして典医寺でも部屋の窓や扉を開き、医員達が診療の準備を始めていた。だが、いつもならどこよりも早く開くチャン侍医の部屋の扉は固く閉ざされている。                  「医仙殿、これを。」「ありがとう、チャン先生。」ウンスは濡れた手拭い [続きを読む]
  • お詫び
  • こんにちは。お久しぶりです急に更新をお休みしてしまい、申し訳ございませんでしたまた心配してメッセージを下さった皆様、ありがとうございます。私は元気ですただ単にプライベートが忙しかっただけです、スミマセン 今日から、またのんびりとお話をUPしてまいります。懲りずにお付き合いいただけたら嬉しいです もうすぐ師走。皆様もお忙しいと思いますが、どうぞ体調など崩しませんように。今年最後の月を元気にお過ごしくださ [続きを読む]
  • アメンバー希望の皆様へ
  • こんばんは。 秋も深まり、木の葉も赤く色づく季節。皆様、お元気ですか?風邪など引いて体調を崩されてませんか?朝晩は大分気温が下がってきました。どうぞ暖かくしてお過ごしくださいね。 さて、アメンバーの問い合わせをいただいております。しばらく募集をする予定はありませんでしたが、携帯の機種変更などで限定記事が読めなくなってしまったなどのメッセージを頂き、急遽受付の窓を開くことにいたしました。 日時:本日10 [続きを読む]
  • 高麗シークレットパレス 〜ラビリンス 溺れる〜 ⑩
  • 恋人達が褥で戯れることはなかった。「どういう意味?」紅潮していたウンスの顔に影が浮かぶ。「あの男と何を話しました?」「テジャン?」「あの晩、あなたはあの男と一緒だった。」「それは・・」ウンスは体を起こそうと両手を付く。だが、ヨンはそんな彼女の手首を掴み寝台に押し当てた。「テ・・ジャン?」「包み隠さず、すべてお話しください。あの男は何と申しました?」甘い口づけから一転、厳しい言葉で自分を責めるヨン。 [続きを読む]
  • 高麗シークレットパレス(王宮日記) 〜 迂達赤の試練 〜
  • 「おい、お前今日は夜番か?」一人の兵がトクマンの肩を掴んだ。「ああ、そうだが、何故だ?」「代わってくれないか?」「冗談じゃない!」静まり返った兵舎にトクマンの声が響き渡る。「馬鹿、静かにしろ!」男はトクマンの口を押えた。「わ、わるい、つい・・」我に返ったトクマンは周りを窺がう。幸い灯りの炎が揺れただけで、部屋から出て来る者はいなかった。「やはり、皆警戒しているな。」「ああ。」二人は異様に静かな兵舎 [続きを読む]
  • 高麗シークレットパレス(王宮日記) 〜 ヨンの苦悩 〜
  • 最近無性に苛立つことがある。いや、苛立つ以上に頭が変になりそうだ。そう、俺は大きな失敗をした。 「私は椅子二つでも寝られるから、テジャンは寝台を使ってね。」 笑って俺に背を向けるあの方。俺はとっさに手を掴り、そして彼女を引き寄せた。そう・・それが間違いのはじまり。驚きで目を見開く彼女。一瞬躊躇したが、手を離すことができない。それどころか身体が勝手に動く。「きゃあ?!」俺は馬鹿か・・寝台に彼女を引き入 [続きを読む]
  • 高麗シークレットパレス(王宮日記) 〜 ウンスの憂鬱 〜
  • 最近、気になることがある。気になると言うより、モヤモヤしてすっきりしない。 想いを伝え合ったあの日。はっきり愛してると言ったわけじゃない。愛してると言われたわけじゃない。ただ一緒にいたいと、傍にいさせて欲しいと素直に言えた。そして一生護から、傍にいて欲しと言われた。それって好きって意味で・・告白じゃなかったの?なのに・・「よく平気で寝られるわね?」静かな寝息を立てて眠る綺麗な男。私の男・・よね?小 [続きを読む]
  • ☆☆ ありがとうございます ☆☆
  • こんばんは。 秋も深まり、赤く色付く木の葉を見かけるようになりました。衣替えを済ませ、厚手の布団が恋しい今日この頃。皆様はお変わりありませんか? さてさて、今日10月20日は私がブログを始めた日。今日でまる4年、そして5年目に突入となります。 最終回のモヤモヤから二〇小説の存在を知り、夢中で読んでいた時期。そして無謀にも自分で話を書き始めたのが四年前の今日。正直、こんなに長い間続けられるとは思っても [続きを読む]
  • 高麗シークレットパレス 〜ラビリンス 溺れる〜 ⑨
  • 「おい、押すな。」「俺じゃない、お前こそ邪魔だ。」「ねえ、医仙様のお部屋の様子は?」「隊長の姿は見えるか?」寝静まった夜更け。灯りも消え深い闇に包まれた王宮だったが、此処だけは違った。「医仙様のお部屋に入った男は誰だ?」「さあ、顔は見えなかったが背丈からすると隊長に間違いないな。」典医寺を囲む木立の中に蠢く影。噂を聞き付けた女官や兵達が真相を確かめようと屯していた。「やはり、お二人は男女の中なのだ [続きを読む]
  • 高麗シークレットパレス 〜ラビリンス 溺れる〜 ⑧
  • 春の日差しが降り注ぐ王宮。穏やか風が人々の足を軽くし、寒さに引き籠りがちだった身体を外へと誘う。そして冷たい空気を拒んでいた口は、春風を吸い込むように容易に口を開いた。 「ねえ聞いた?隊長と医仙様の噂を。」「ええ聞いたわ、本当なの?お二人が深い中だって。」「それが本当らしいわ、夜明け頃、医仙様のお部屋から隊長が出てくるのを典医寺の医官達が見たらしいの。」「まさか、あのお二人が?」「でも本当だったら [続きを読む]
  • 高麗シークレットパレス 〜ラビリンス 溺れる〜 ⑦
  • 「隊長。」朝の見回りを終え、兵舎に戻って来たチュンソクは驚いていた。「なんだ?」ヨンは鬼剣を手に階段を下りて来る。「いえ、昨夜はお姿が見えなかったので・・部屋においででしたか?」「鍛錬は?」「あ、はい、皆鍛錬上に集まっています・・が・」チュンソクの疑念を無視し外に向かうヨン。「雪が解ければ敵の動きも活発になる、鍛錬も気を抜くな。」「は!」 兵舎を出た途端、眩しい陽光に目を細める。ヨンはしばらく動 [続きを読む]
  • 高麗シークレットパレス 〜ラビリンス 溺れる〜 ⑥
  • 夜明け前、少しだけ雪が降った。おそらく春を前に、天が最後に落とした雪だろう。それとも禁を破った俺への警告か。再び俺の心を氷の下に閉じ込めるぞと。 「ん・・・」抱きしめる腕の中で、あなたが窮屈そうに身を捩る。俺は再び強く抱きしめ、あなたは俺の腕から逃れようと夢の中でもがく。これを何度繰り返しただろう。瞬きすら惜しい、一時でも長くあなたを見ていたい。ヨンはウンスの甘い吐息の漏れる唇に触れ、桃色の肌に口 [続きを読む]
  • アメンバーの受付を終了いたしました。
  • こんばんは。 アメンバーの受付を終了しました。申請を頂いた方には、私からメッセージを送らせていただきました。返信がまだの方が数人、そして申請のみでメッセージを頂けなかったが数人いらっしゃいます。”申請したのに承認がまだ・・”という方は確認をお願いします。 また、同時に別館「永久の夢」の鍵を希望された皆様、アメンバー承認作業に手間取っています。そして沢山のメッセージやコメントに埋もれて、私が見逃してい [続きを読む]
  • 高麗シークレットパレス 〜ラビリンス 溺れる〜 ⑤
  • あまりの驚きに頭を抱えるチェ尚宮。だが王宮の鬼といわれる女人は、たとえ甥といえども容赦はしない周囲に人がいないことを確認すると、俯くヨンの胸ぐらを掴んだ。「よく聞け、相手は天人だぞ!」「そうだ・・俺が攫ってきた。」「貴様・・」ヨンは叔母のなされるがまま、まるで魂のない人形のように力なく立ち尽くす。責められて当然。殺されても文句は言えぬ。護ねばならぬ相手、決して手を出してはならない女人。なのに、俺は [続きを読む]
  • アメンバー希望の皆様へ
  • おはようございます。シルバーウイーク最後の連休、皆様楽しんでますか?そして日頃忙しい皆様、のんびり出来てるかしら? さて、しばらくアメンバーの受付をしておりませんでしたが、期間限定で申請を受け付けます。ご希望の皆様は「アメンバーになる」を 、そしてメッセージ(or コメント)に、①年齢(何十代で結構です)、②〇ンイの好きなシーンを書いて送ってくださいね。 そして、メッセージ(コメント)くださった [続きを読む]
  • 高麗シークレットパレス 〜ラビリンス 溺れる〜 ④
  • 俺はあの方から逃げるように歩いた。 屋根の雪が舞い上がり、一瞬で風に変わる。陽光に目を細めたその先。回廊の目立たぬ場所に立つ女人からは逃げることが出来ない。 「来い。」言われるまま、俺は無言で付いて行く。宮殿を知り尽くした女人は、この時刻に人の往来がない場所を選んだ。そして足を止め、俺の様子などお構いなしに本題を切り出す。「何があった?」「何のことだ。」「とぼけるな。」改めて聞くまでもない、調べは [続きを読む]
  • 高麗シークレットパレス 〜ラビリンス 溺れる〜 ③
  • 広間に沈黙が訪れた。王や高官達の視線がウンスに注がれ、彼女が口を開くのを待っている。だが、当のウンスといえば・・ 「あのぅ・・ご質問の意味がよく分からないんですけど・」答えどころか、何を聞かれているのかさえ理解出来ていない。「あの村で起った事を詳しく話していただきたい。」「起こったこと?でも、それは・・」王の期待を込めた視線。ウンスは横目でヨンの顔を見た。村の事なら彼から聞けばいいはず。「医仙殿 [続きを読む]
  • 高麗シークレットパレス 〜ラビリンス 溺れる〜 ②
  • 屋根から舞い落ちる雪が陽の光にきらきらと輝き、春を思わせる風に人々が頬を緩める。だが康安殿に向かうウンスは、穏やかな日差しに背を向け終始俯いて歩いていた。 「医仙様、お体の具合が悪いのではありませんか?」前を歩いていたトクマンは、心配そうに彼女の顔を覗き込む。「ううん、大丈夫よ。」そう答えてはいたが、ウンスはトクマンの視線を避けていた。チャン侍医に疑いを持たれたおかげで、皆があの村の出来事を、 [続きを読む]
  • 高麗シークレットパレス 〜ラビリンス 溺れる〜 ①
  • 初春の日差しが屋根の雪を溶かし、落ちた雫が大地の雪を解かす。巣から飛び立つ鳥の小さな羽音。そして安らかな寝床に帰った天女は新たな羽衣を身に纏い、野草の丘へと舞い降りる。 「おはようございます、チャン先生。」「これは、医仙殿。」白い湯気の立ち上る薬房で、チャン侍医は早朝から忙しそう動いていた。だがウンスの姿を見止めると、傍らの薬員に手際よく指示を出し、険しい表情で彼女の元に歩み寄る。「もう少しお休 [続きを読む]
  • アメンバー申請について
  • アメンバー希望の皆様へ はじめまして、ひまこです。ブログへのご訪問ありがとうございます。 初めに  常時アメンバーの受付はしておりません。      申請受付の時期はブログ上でお知らせいたします。 では、アメンバー申請の手順を説明させていただきます。 まずブログ上にあるアメンバーになるを 、そしてメッセージかコメントで「アメンバー希望」とお知らせください。メッセージ(コメント)を受けとり次第、私 [続きを読む]
  • 画像について
  • おはようございます。急遽、説明の記事をUPさせていただきます。 〇〇様へ 先日はメッセージをありがとうございます。ご指摘の通り、面倒だからとネットから安易に画像をお借りしていたこと大変申し訳なく思っております。お詫びしようにもメッセージを受け付けておられませんでした。確かにネットから検索してお借りした画像もありましたが、自分でスクリーンショットし、加工を施した画像もあります。ただ加工した後では、それを [続きを読む]
  • こんにちは.
  • 昨日今日と秋を思わせる涼しい風。このまま涼しくなればいいなぁ・・と、淡い期待を寄せているひまこです(*^.^*)記事の更新もなく・・いやいや2016年以降の記事を取り下げ、皆様にご心配をお掛けしてしまいました。沢山のメッセージを頂きながらも、お返事も返せず、申し訳ございませんm(_ _ )m この1〜2ヶ月、多忙を極め、自分自身の睡眠時間を確保するのがやっと。ブログに向かう時間もなく、、当然メッセージを読むことも [続きを読む]
  • 高麗イケメンファイル(迂達赤の日常) 〜白昼夢 そして恋は 余談〜
  • 「よっと・・とと」 雪解け間近の高麗。暖かな日差しと同時に心まで軽くなる日々。 「医仙様、歩いても大丈夫なのですか?」迂達赤兵舎。片足を庇いながら器用に歩くウンスの姿を兵達は心配そうに見ていた。「とと・・ええ、もう平気よ。」ウンスは笑顔で答えると、広間の椅子にゆっくり腰を下ろす。そして兵達の間を縫うようにヨンの姿を探した。「テジャンは?」「王様の所に。」「そう、なら大丈夫ね。」「医仙様?」ヨンが留守 [続きを読む]