長唄三味線/杵屋徳桜の「お稽古のツボ」 さん プロフィール

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長唄三味線/杵屋徳桜の「お稽古のツボ」さん: 長唄三味線/杵屋徳桜の「お稽古のツボ」
ハンドル名長唄三味線/杵屋徳桜の「お稽古のツボ」 さん
ブログタイトル長唄三味線/杵屋徳桜の「お稽古のツボ」
ブログURLhttps://blog.goo.ne.jp/nagauta-shamisen
サイト紹介文三味線の音色にのせて、 日々感じること、 昭和から平成ひとケタ時代の街かどでの 想い出話などを
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供38回 / 365日(平均0.7回/週) - 参加 2015/07/18 12:05

長唄三味線/杵屋徳桜の「お稽古のツボ」 さんのブログ記事

  • キヘンのひと
  •  街は再び再開発。無駄のないすっきりしたビルの群れが誕生しつつあるその景色を眺めながら、しかし、新しく美しい街並みを見るにつけ、どうも何か足りない。なんてのか、殺風景なのである。 …新しくて美々しいのに、なぜ? なにゆえ?? なじょして??? それはね……ぅぅむ、そうです、樹が、緑が足りないのです。 植栽なんて、無闇と広くなった舗道にお飾り程度に置いてあるけど、圧倒的に足りないのです。 だって、ビ [続きを読む]
  • 私をころして
  •  「私を殺してからにしてくれ!」と今朝のニュースでどこぞの首長さんが啖呵を切った話を聞きましたが、あらら? コンチ、流行言葉なのかなぁ、思わず笑いました。このところ矢鱈と聞いちゃう言葉なんです。 ひと昔、ふた昔…いぇもう何昔も前かなぁ、推理小説、サスペンスドラマにもよくある手法で、タイトルに持ってくることによって読む者にショックを与える物騒な言葉だったりしますが、それが、ふた月ほど前から同居してい [続きを読む]
  • 足技師(世間はそれを夏休みと呼ぶのですね…DV篇)
  •  どう表現してよいものやら…私が夏休みの宿題の絵日記帳をつけてた時分の、今日の気温はせいぜいがとこ25度C、よっぽど熱い30度越えの日は、40日間のうちのニ、三日あるかないかの時代でしたからねぇ、そりゃー暑くてかないませんけど、人混みで、歩きながらいきなり立ち止まって水分補給なさるのは、やめてほしいもんですなぁ。あぶないあぶない。 立ち飲みとか口飲みとか、ことさらそういう言葉があって、昔はビンやなんかの [続きを読む]
  • ペスタロッチ先生
  •  蝉の声が音取となって、過ぎにし時の事どもが、前頭葉の斜め30度上方、空気の襞の間に閃く。 「こんばんは、古谷綱正です」と、穏やかながらも頼もしいおじいさんがブラウン管の向こうから夜6時のニュースを伝えるのを茶の間で見るのが、我が家の常だった。子どもの目にはおじいさんだったけれども、きっと今の私より年齢は若かったかもしれない。 テレビで伝えることは子供たちが真似をするので、きちんとしていなくてはいけ [続きを読む]
  • 岸田森と森川信
  •  岸田森が亡くなったのは、私が二十歳の年の暮れだった。TVニュースで知った時は本当にショックで悲しかった。訃報を伝える画面を今でも覚えている。 子ども時分から「怪奇大作戦」は欠かさず見ていたし、中学生の時、掃除当番をさぼって男子が早く下校したがるのは「傷だらけの天使」の再放送を見たいがためであった。高校生だった時ラジオドラマで我がヒーロー、ブラック・ジャックを演じた。狂喜の配役であった。これまた欠か [続きを読む]
  • 志向のよろめき
  •  ついこの2週間ほどのことだったのではなかろうか…何の講義で伺ったのか、気候のもやもやが記憶のモヤモヤに輪をかけるので断言できませんが、分かりやすいのでメモしておいた言葉があります。 いわく、歴史は人がつくり、時代が人をつくる。 うーーーむ、分かりやすい。人にものをお伝えするにはこうでなくちゃなりません。 さて今朝もまたもや回りくどいタイトルのようではありますが、人の嗜好というものはどんどん変わっ [続きを読む]
  •  しろと言ったら犬だし、あかと言ったら牛、そして、あおと言ったら馬の名なのだ。 …その常識は20世紀までのことだったのかもしれないけれど。 常識、社会通念、共通認識があると話が早いのだ。無いと一から説明しなくちゃならない。 ときに、八っつぁん、きっぱりはっきり厳然として人間の個人的な都合なんざ聞いてくれないお役所仕事が多い中で、歴史ある苗字はともかく、なぜまた名前という大事なところに使う漢字に、漢字 [続きを読む]
  • 夏の庭
  •  昭和の或る夏の日の庭先で。 空色のバスケットは、必ず携えるお出掛けのお供。 母が握ってくれたオムスビ(たしか銀色のアルミホイル…のようなものに包まれてた)が中に。 動物園や遊園地、父と行く映画館でもぐもぐと…梅が定番だったか。 映画館ではたいてい、東映まんがまつり、東宝や大映の特撮もの…ゴジラやモスラや妖怪大戦争。ディズニーのアニメは勿論、実写ものも多かった。ほかにも数多の子ども向け外国映画、東 [続きを読む]
  • 八犬伝ふたたび
  •  和暦が採用されてより幾たび目の戌年であるのでしょう。 めぐりくる12年は短いようで、さて、先の戌年にはお目にかかれたのに、今年はもう二度と再び会えなくなってしまった人々の面影…時という不思議な、手に取りながらとどめることの出来ない、落ちて流れゆく砂のようなものに、ふと想いを馳せるひとときは、時間の流砂から逃れて洞穴に身を潜める心地こそすれ、それも一時。 新しい年も半年を過ぎると干支関連企画は次年度 [続きを読む]
  • 唄稽古は菖蒲浴衣。
  •  「…又五郎が落ち着く先は、きゅうしゅうさがら、九州相良…」 と、表題を書いておりましたら、先ごろ逝去された竹本住大夫お師匠様のお声が頭の中を経廻りました。 昭和のある時期から平成のつい昨年ぐらいまで、人形浄瑠璃文楽界では、“たゆう”という敬称・芸名に使用される漢字表記には別があって、固有名詞は「○○大夫」、普通名詞は「太夫」と書き分けがなされておりました。  イギリス演劇界におけるシェークスピア [続きを読む]
  • 母来る
  •  父が逝ったのは如月の三日月の頃だった。 昭和の熱血教師であった父は戦後の激動の中学校、バブル期を迎えんとしていた昭和60年代の小学校、定年退職後は幼稚園の園長先生を勤め、多くの教え子に愛され、愉しい晩年だったらしい。 …らしい、というのは、父が心不全で急逝するまでのこの7年間、とある事情から私は父と絶交状態にあった。 亡くなる一と月前、何の偶然だったのか、懇意にしていた虫が知らせたのか、ふと近況を [続きを読む]
  • インセクタ派
  •  昨日今日の暑さはなんとしたことか。私の半世紀ほどの記憶の蓄積によれば、今朝は7月になったんだなぁ…と思える体感である。 移りゆく季節の中で、春を愉しませてくれた株1号の旭山桜は、青い子房を太らせ、このままいけば初めてサクランボが実るのではないか…と嬉しさに胸をどきどきさせて眺めていたのだが、その嬉しい予感もつかの間、おいしくなる予感を感じた次の日に、卒然として枝から消えた。 姿は見ぬが、野鳥もやは [続きを読む]
  • ウラシマソウ
  •  地球の磁極が転換した証拠ともなるチバニアンという地層が発見された、という昨年のニュースは、隠れ地学女子には胸躍るものであった。同じ関東平野の太平洋沿岸北岸には浸食された白亜紀層があり、もう60年ほど以前、地質学を学ぶ地元I大学の学生が新種の化石を発見し、新聞にも載ったことがあった。若き日の我が父である。のちに彼は理科の教師となった。 そんなわけで、白亜紀層の海岸に白亜紀荘という旅荘が屹立しているの [続きを読む]
  • なにかしら趣味人。
  •  “謎のアンケート結果により日本で一番○○な…と持ち上げられ俗な狂騒の巷と化した吉祥寺の街に、風前の灯火となった文化の炎は、今でも燃えているか?” 表題というものは、記事の内容を簡潔かつインパクトのある言葉選びで、誤解の無いよう分かりやすく表す、しかも少ない文字数で、というのが鉄則です。命名者の言葉のセンスを試される難しい作業でもあります。 それを踏まえつつも、昭和50年代でしたでしょうか、一時の流 [続きを読む]
  • 糸を残して
  •  平成卅年の桜があまりにも早かったので、鉄道の窓を流れゆく花の群れさえ堪能するいとまもなく、車窓は緑に変わっていた。花房の開き初めたるかぐわしき藤の香も、先週のこととなった。 平成初年ごろからの通勤電車の…都下西域からお濠端を通って東京駅へ至る中央・総武沿線のどこに桜の樹があるのかをすっかり把握していたが、その姿は来る春ごとに少しづつ減っていく。景色を見慣れた者にはかなしき時の流れである。 花のこ [続きを読む]
  • 新・渡り鳥いつ帰る
  •  桜が開花したというが、ほんとかしらん。 水際の桜は、たいがい九段より幾日か遅い。 まだ見ごろじゃありませんょ、と、正直にご報告するのがご町内に住む者の親切というものであろう、と思い立ち、年に三度あるかないかの早起きをして、お隣の公園の様子を見に出かけた。  …なんて記事を書き始めて、下書き保存していた内に、5日がとこ経っていた。 国のありていとは関係ない無宿渡世のような私が、今年は不思議と年度末 [続きを読む]
  • 長唄絵合せ3
  •  旗揚げ公演、第2回公演から少し間が空きましたが、また来る春、4月21日土曜日に、第3回公演を行う運びとなりました。ありがとうございます。 今回は、ただ季節感を味わっていただくだけでなく、江戸時代の様子をさらに身近に感じていただけますよう、テーマを区切りまして、天保年間に作曲された長唄の番組にいたしました。 唄は世につれ、世は唄につれ…(ロッテ歌のアルバムという番組が昭和のころありました。名司会者・玉 [続きを読む]
  • 犬の寺(山陰柴八犬伝)
  •  さて、2012年10月の末に訪れました折のご案内をば。 日本国 鳥取県 倉吉(くらよし)市はこの辺りにあります。↑倉吉観光案内所で頂戴した観光案内冊子の最終ページの地図です。 そして、倉吉の歴史的景観地区の地図はこちら↓ 鳥取県観光連盟で無料配布している、山陰鳥取・鳥取県観光ガイドマップの一部分です。 右端のフキダシを、鳥取空港からレンタカーに乗って移動していた車中で発見した時は、驚いたの何の。 そして [続きを読む]
  • 前説の南総里見八犬伝・後編
  •   【2012年11月8日付の報告書】 テッペンを取るのに、いちばん必要なものって何だと思う? 理想をもち、信念に生きョ…とかいうカッコいいキャッチフレーズ? メッチャ幟が立ってるけど、アレ、一人で3本持ってるんだぜ…なーんて情報収集力??  何があっても裏切らない忠臣??? ノー! No!! のーぅ!!! かなり率直に言って、お金、軍資金です。 ケンカに強いお侍なだけじゃ、連戦連戦で切りがない。疲れ果てて死んじ [続きを読む]
  • 前説の南総里見八犬伝・前編
  •  敬愛してやまぬKI流の御家元様から、房総半島の富山のことを教えていただいた。中腹に伏姫と八房が隠れ棲んでいた籠窟があるという。ご存知のように、南総里見八犬伝は滝沢馬琴の伝奇小説であるから、創作であるはずなのに、なぜかその籠窟は実在しているのである…事実も小説も、どちらも奇なるものでありますなぁ…。 さてそのような心ときめくお話を伺ったので、私共もかつて鳥取を旅した折、里見家末裔のお殿様のお墓に偶然 [続きを読む]
  • 一の字騒動
  •  平成卅年、正月一日は来にけり。立春より後にお正月が来るというのはなかなかに不思議な感じがするが、月の暦ではそういうことも時々起こるらしい。江戸時代の皆さんは、そういう事象とどう折り合いをつけていたのだろうか…気になる。 このところの日曜日は、芸団協主催のキッズ伝統芸能体験教室へ赴くことが多く、自然、自分が子どもだった時分のことを想い出すことが増えた。 そういえば…。一目上がりの逆をゆく、こんなこ [続きを読む]
  • 釣狐
  •  何と嬉しや、憧れの『釣狐』を演ずる機会が私にも訪れた。 …と申せども、狂言ではなく長唄の舞台である。 あまりに嬉しかったので、堺の白蔵主稲荷へ詣でた。 ♪…姿は伯父の白蔵主 見えつ隠るる細道… 余りに愉しい曲なので、様々なことを申し述べたいのであるが、稽古に励んでいるうち、なんと明日が本番になってしまった。(現在、2月25日深夜) そんなわけで、来たる2月26日月曜日、日本橋蛎殻町の日本橋公会堂にて、 [続きを読む]
  • 二の字
  •  雪が降るとめちゃくちゃ嬉しい。吸血鬼に魅入られた美女のようにふらふらと散歩に出かけた時の、まつげや頬にふうわりとまとわりつく氷の粒の感触と湿った空気の匂い、鼻の奥に迫ってくる一種独特なトンガリ感。心身共に重力に従う年回りになっちゃったのか、戌年の今年に在っても庭を駆け回らずに窓から幾たびも雪の降りっぷりを眺めていた私は、感触の記憶を反芻する楽しみに浸る。 雪は降る、雪は降る…雪を冒して出かけなき [続きを読む]
  • 『向不見の強み』
  •  昨年、携帯…当世風ならモバイルと言うべきか、を替えてしまったので、20年以上使ってきた携帯電話会社のメールアドレスが使えなくなってしまった。 それがため、音信不通になってしまった旧知の友がいる。ツイッターの如く気軽に呟いて連絡したいことがあったが、登録していた相手のアドレスにメールしても戻ってきてしまった。20世紀のころ鉄道の各駅の改札口にあった伝言板の趣で記述する。 毎木曜日に西池袋(要町)の稽古 [続きを読む]
  • Waライブ両国亭2
  •  おかげさまで、昨秋の旗揚げ公演が大好評を賜りまして、この度第2回開催の運びとなりました。 大相撲初場所でにぎわう、ちょと前の両国へ、皆さま、おいでませ。 ご近所に鼠小僧治郎吉のお墓でも有名な回向院、忠臣蔵の本所吉良邸跡もございます。 詳細は、下記、我が家元・杵屋徳衛のブログまでお越しくださいませ。    https://ameblo.jp/kinetokukai/entry-12341195164.html お正月の邦楽寄席で、溌溂とした日本の音 [続きを読む]