市居嗣治の「今日のお気に入り」 さん プロフィール

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市居嗣治の「今日のお気に入り」さん: 市居嗣治の「今日のお気に入り」
ハンドル名市居嗣治の「今日のお気に入り」 さん
ブログタイトル市居嗣治の「今日のお気に入り」
ブログURLhttps://blog.goo.ne.jp/tsuguji19
サイト紹介文古今の書物から、心に適う言葉、文章を読み拾い、手帳代わりに、このページに書き写す。出る本は多いが、再
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供59回 / 365日(平均1.1回/週) - 参加 2015/08/06 06:48

市居嗣治の「今日のお気に入り」 さんのブログ記事

  • 夏の終わり 2018・12・09
  •       今日の「お気に入り」。    " Our sons will go to the universities to study dentistry or law and    to become fatly affluent before they are thirty. Men who will stand over six feet     tall and who will move their fat, pudgy fingers over the limited possibilities to    be found in other people's mouths. Or men who sit behind desks shuffling papers    relating to divorce o [続きを読む]
  • 夏の終わり 2018・12・07
  •                                     今日の「お気に入り」。    「 われわれの息子たちは大学へ行って、歯科医や弁護士になり、三十になる前に高い報酬を得るようになる     だろう。背丈は百八十センチを越え、他人の口のなかで一応やれることはやろうとぽっちゃりした指を動か     しているといった男になるだろう。あるいは、机の前に坐って、離婚や窃盗や暴行や殺人など [続きを読む]
  • 今は昔、OLの日 2018・11・25
  •                                                                      今日の「お気に入り」は、インターネットのフリー百科事典「ウィキペディア」に載っていた  カルロス・ゴーンさんの略歴。                         「 カルロス・ゴーン(Carlos Ghosn、1954年3月9日 - )は、フランスの自動車会社ルノーの    [続きを読む]
  • 今は昔、緑のおばさんの日・農協の日 2018・11・19
  •    今日の「お気に入り」。    「 子供のころ、よく父に手を引かれて銭湯へ行った。二十数年前の、夜がちゃんと夜の色をしていた時代の     ことである。濡れた髪と湯気のあがっている体とを夜風になぶらせながら、とぼとぼ家路を帰っている     と、いつもきまったように、点滅する赤い灯が漆黒の空を横ぎっていく。『飛行機や』と私が叫ぶと、父は     しごく真面目な顔で、『ちがう、あれは流れ星や』と [続きを読む]
  • いい遺言の日 2018・11・15
  •       紫陽花が庭に咲く11月中旬、今日の「お気に入り」。    「 二十九年の夏の終わりに、広島の元宇品(もとうじな)の森に行った。子供たちの昆虫採集の     お付き合いである。浜でイヌが遊んでいた。紐でつながれていない。しばらくの間、イヌが波     と戯れ、無心に遊ぶ姿を飽きずに見ていた。これが生きているということで、これが幸せとい     うことだなあ。それにしては、ヒトの子供のこうい [続きを読む]
  • 介護の日・独身の日 2018・11・11
  •                                            今日の「お気に入り」。    「 おばあちゃんは百十歳まで生きた。先祖のキャラム・ルーアと同じ歳だ。おじいちゃんが亡くなったあと、     おばあちゃんはおじいちゃんの衣類を、生前と同じ場所にそのまま残しておいた。上着や帽子は長いあいだポーチの     釘にかかったままだったので、家に入っていくと懐かしいおじいち [続きを読む]
  • 明日は鮭の日・もやしの日 2018・11・10
  •                               今日の「お気に入り」。   「 おじいちゃんは空中に跳びあがって踵を二回打ちあわせようとして死んだ。その晩、家のなかには人が大勢    いて、おじいちゃんはその前にすでに二度もその芸に挑戦していた。いつもおじいちゃんを励ますおばあちゃん    は、『もういっぺんやってごらんなさいな。三度目の正直というじゃないの』と言った。おじいちゃんは跳 [続きを読む]
  • 119番の日 2018・11・09
  •     今日の「お気に入り」。    「 私は父の五十歳のときの子である。父には初めての子供であった。まさかその歳で父親になるとは     思っていなかったので、一人息子を溺愛して育てた。だから、越前海岸へ私をともなったとき、父は     すでに六十歳になっていたことになる。私と父は、いつも他人の目には、祖父と孫として映っていた     ようである。人に『お孫さんですか』と問われると、父はよく笑い [続きを読む]
  • 知恵の日 2018・11・07
  •                              立冬の朝、今日の「お気に入り」。   「 誰でも、愛されるとよりよい人間になる。」     ***************      「 わが希望は常に汝にあり。 」        ( アリステア・マクラウド著 中野恵津子訳 「彼方なる歌に耳を澄ませよ」新潮社刊 所収 )           [続きを読む]
  • 阪神タイガーズ記念日 2018・11・02
  •                                                                                                         今日の「お気に入り」。   「 ・・・・・・    それから、年配の女が言った。「犬は? この辺の年寄りはみんな、あの雌犬の話をよくしてたよ。私も、おじいさん   おばあさんが先代の年寄りたちか [続きを読む]
  • 犬の日 2018・11・01
  •                          今日の「お気に入り」。   「 海岸で待っているとき、犬が狂ったように走りまわった。何年もいっしょに働いてきた雌犬だ    ったが、残してゆくことになり、近所の人に世話を頼んでいた。犬は何かおかしいと勘づいた    らしく、砂の上を転げまわりながら不安そうにクンクン鳴いた。そして、キャラム・ルーアの    一家が水際を歩いて小舟に乗り、沖で待つ大き [続きを読む]
  • バーゲンの日・海外旅行の日 2018・10・19
  •    今日の「お気に入り」。  「 『人間は、自分の目に最も近いまつ毛が見えない』という意味の言葉がある。確かに    そのとおりである。そんな人間どもが、自己自身を見つめるのは、実に困難なことで    あろう。自分がいま歓(よろこ)んでいるのか、哀(かな)しんでいるのかぐらいは覚知    出来ても、真に自分という人間を成しているものの正体を、到底知ることなど出来よう    はずがない。それなのに、人 [続きを読む]
  • 元体育の日 2018・10・10
  •                         今日の「お気に入り」。   「 ある雨の日、私はスポンサーとの打ち合わせを終えると表に出た。傘を持っていなかったので、    地下街に降りた。雨やどりのために、一軒の本屋に入り、文芸雑誌を手に取った。そして一篇の    短編小説を立ち読みした。短い小説なのに、最後まで読み切れなかった。おもしろくなかったか    らである。突然、真実突然に、私は小説家 [続きを読む]
  • デザインの日 2018・10・09
  •   今日の「お気に入り」。   「 私は幼い頃、勉強は嫌い、運動も苦手、友だちづきあいも下手、わがままで泣き虫で病気ばかり    していた。どんな家庭教育をしているのかと担任の先生に訊(き)かれるたびに父は平然と答えた。    『人を裏切るな。他人の物を盗むな、とだけ教育しておる。梅の木にバラは咲かん』 」                       「 『最もナショナルなものこそ、最もインターナショ [続きを読む]
  • メガネの日 2018・10・01
  •    今日の「お気に入り」。      「 抗(あらが)っても抗っても、自分という人間の核を成すものを共有している人間としか結びついて    いかない。その恐さ、その不思議さ。私は最近、やっとこの人間世界に存在する数ある法則の中の    ひとつに気づいた。『出会い』とは、決して偶然ではないのだ。でなければどうして、『出会い』    が、ひとりの人間の転機と成り得よう。私の言うことが嘘(うそ)だと思う人 [続きを読む]
  • たいしたことはありゃあせん 2018・09・27
  •  今日の「お気に入り」。     「 生きていることと、死んでいることとは、もしかしたら同じことかも知れへん。」            ( 宮本輝著 「錦繡(きんしゅう)」新潮文庫 所収 )  「 さて、私がパニック障害という病気によって得た多くの宝物についてだが、  もはやそれをひとつひとつ具体的に述べる必要はなさそうだ。他者の痛みが少しはわかるようになったという  ことだけでも充分ではないだろうか。  [続きを読む]
  • 2018・08・15
  •       今日の「お気に入り」。        「 構(かま)へて構へて所領を惜(おし)み妻子を顧りみ又人を憑(たの)みて・あやぶむ事無かれ         但偏(ただひとえ)に思ひ切るべし、今年の世間を鏡(かがみ)とせよ若干(そこばく)の人の死ぬるに今まで         生きて有りつるは此の事にあはん為なりけり、此れこそ宇治川を渡せし所よ・是こそ勢多(せた)を         渡せし所よ・名を揚(あぐ)るか [続きを読む]
  • 2018・08・09
  •      今日の「お気に入り」。     「 人は嫉妬する生き物なのよ。      どこで誰が何を理由に、ひとりの人間に      嫉妬の心を抱いているかわかったもんじゃない。      人間が抱く嫉妬のなかで最も暗くて陰湿なのは、      対象となる人間の正しさや立派さに対してなの。 」                    ( 宮本輝著「骸骨ビルの庭」講談社文庫 所収) [続きを読む]
  • 2018・08・06
  •     今日の「お気に入り」。       「 ―――― われわれは他者の人生に意味を与えることはできません。         ―――― われわれが彼に与えることのできるもの、人生の旅の餞(はなむけ)として           彼に与えることのできるもの、それはただひとつ、実例、つまりわれわれの           まるごとの存在という実例だけであります。           というのは、人間の苦悩、人 [続きを読む]
  • 2018・07・30
  •    今日の「お気に入り」。     「 言ふなかれ、 君よ、 わかれを、 /世の常を、 また生き死にを、 /       海ばらのはるけき果てに/今や、 はた何をか言はん、 /       熱き血を捧ぐる者の/大いなる胸を叩けよ、 /       満月を盃(はい)にくだきて/暫(しば)し、ただ酔ひて勢(きほ)へよ、/       わが征(ゆ)くはバダビヤの街(まち)、 /君はよくバンドンを突け、 /       こ [続きを読む]
  • 2018・06・10
  •    今日の「お気に入り」。    きみのため用意されたる滑走路きみは翼を手にすればいい    かならずや通りの多い通りにも渡れるときがやってくるのだ    真夜中の暗い部屋からこころからきみはもう一度走り出せばいい    ヘッドホン しているだけの人生で終わりたくない 何か変えたい    今日願い明日も願いあさっても願い未来は変わってゆくさ    恋をすることになるのだ この夏に出逢いたかったひ [続きを読む]
  • 2018・05・27
  •    今日の「お気に入り」。    「 暮れてなお 命の限り 蝉(せみ)しぐれ 」                     100歳の誕生日に合わせてコメントを発表した群馬県高崎市生まれの中曽根康弘元首相の句だそう。    フリー百科事典「ウィキペディア」の記事の中に、最近若き日の同氏の名前をお見かけしたばかりです。    その記事のタイトルは、発端から終息まで49年かかった「安中公害訴訟」。    [続きを読む]
  • 2018・04・27
  •    今日の「お気に入り」は、鶴見久司著「南十字星に祈る」他から。     「 十字星 冥(ねむ)る戦友(とも)あり 遥かなり 」     「 かぶとぬいで ふるさとのやま しづかなり 」                      ( 鶴見久司 )  [続きを読む]
  • 蕪村 2018・04・21
  •   今日の「お気に入り」。     「 春の夕(ゆうべ) たへなむとする 香をつぐ 」     「 燭の火を 燭にうつすや 春の夕 」     「 にほひある 衣(きぬ)も畳まず 春の暮 」     「 春雨や 小磯の小貝 ぬるゝほど 」                     ( 与謝蕪村 ) [続きを読む]