朝霧とおる さん プロフィール

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朝霧とおるさん: とおる亭
ハンドル名朝霧とおる さん
ブログタイトルとおる亭
ブログURLhttp://torutei.blog.fc2.com/
サイト紹介文BL小説/R18/毎日0時更新/リーマンCP/大学生CP/高校生CPなど
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供447回 / 365日(平均8.6回/週) - 参加 2015/08/07 15:37

朝霧とおる さんのブログ記事

  • ウサギの眼差し【おまけ】
  • ソファで臍を曲げて蹲る永井に、宮小路は砂糖とはちみつで煮詰めた林檎を差し出す。なんとか機嫌を宥めようと必死である。「永井さん、可愛いお口を開けてください。」「……。」「そんなにイヤでした?」「突然入ってくるなんて、反則です。」「恥じらうあなたが大好きなんです。」「宮小路さんって、悪趣味です……。」永井が本気で嫌がっているかどうかは見定めているつもりだ。愛されることに慣れていないだけで、彼が戸惑いな [続きを読む]
  • ウサギの眼差し【後編】
  • 食欲旺盛な恋人に後押しされて、宮小路はせっせと林檎を剥いていく。皮を小さくカットして目を付けてやると、いよいよ食べるのが可哀想だと永井が嘆いた。「ウサギは永井さんに食べてもらいたいって言ってますよ。」自分は可愛い永井を食べてしまいたいと不埒なことを画策している。永井に視線を投げると、悩ましそうに首を傾げた。「あ……。」頭から食べるか、お尻から食べるかというくだらない議論の末、永井の口へウサギを尾か [続きを読む]
  • ウサギの眼差し【中編】
  • 折角だからクッキーも焼こうとキッチンで鋭意制作に励んでいると、永井が篭りきりの宮小路を不審に思ったのか覗きにやってくる。「宮小路さん?」「あぁ、永井さん。目を瞑って!」「え……え?」ハートに抜いたクッキー生地が彼の目に触れないよう、宮小路は慌てて永井の視界を己の身体で封じる。永井は永井で、宮小路が突然声を上げたものだから驚いた様子で見上げてくる。しかし律儀な彼らしく、言われるがままに立ったまま瞼を [続きを読む]
  • ウサギの眼差し【前編】(宮小路×永井)
  • 狭い給湯室の隅で、宮小路は大きな身体を縮こまらせながら、今朝からとある練習に没頭している。シャッシャッと小気味いい音は宮小路の心までも弾ませた。「おい、なんだこの山……。」背後から渋い声を掛けてきた鎌田は不機嫌そのものだ。箱買いしたものを片っ端から剥いているから、目を見張る量であることは自覚している。「林檎だよ。」「見ればわかる。全部食う気か?」塩水の浸ったボールを見て、鎌田がうんざりした顔をする [続きを読む]
  • 柿【後編】
  • 柿とペティナイフを持つ皐の手が緊張しているのは、真横でジッと見つめる視線があるからだ。器用な手は魔法のようだと誉め殺しにされ、彼の期待に応えるべく、いつもよりナイフを握る手に力が入る。昨夜に引き続き柿の実を恋人好みに切り分けるという重要な任務を仰せつかって、皐は腕を奮っている最中だ。「皐にご褒美が必要だね。」「ご褒美……ですか?」「うん。」勝田の言葉は唐突だ。いざ事が起こらないと真意が掴めない事も [続きを読む]
  • 拍手コメントへのお返事&ネットプリントご利用への御礼
  • 皆さま、こんばんは!!熱がようやく下がりまして、復活の兆しを見せ始めた管理人の体力。マイ・パートナーへ突入する前になんとかなりそうでホッとしております。まずは延び延びになっていた拍手コメントのお返事を、こちらにてさせていただきます!!>はな様連日、宮小路と永井を追い掛けていただきまして、ありがとうございました!!あの二人は一旦小休止に入りますが、双方の「父」が絡む第二部を再開したあかつきには、また [続きを読む]
  • 柿【前編】
  • 予定になかった瑞々しいデザートが食後のテーブルを彩る。それはフォークに刺された後、目の前にいる恋人の口へと運ばれていく。「罪な味だよね。」「凌さんがそんなに好きだとは知りませんでした。」「内緒にしてたからね。」「え?」「秘密は君を惑わす武器になるから、なるべく隠すようにしてるんだよ。好きなものは弱点になるからね。」本音か悪ふざけかわからない微笑みと共に、また一つよく熟れた柿が勝田の口へ収まった。二 [続きを読む]
  • 手間をかけるほど【おまけ】
  • 少年らしい身体が、いつの間にか大人の色気を纏って、ますます紳助好みに仕上がっていく。気弱で臆病だった恵一を、この手で塗り替えてきたという若干薄暗い達成感。キスを待って目を瞑る恵一の頬にそっと触れ、微かに震える長い睫毛をじっくり眺める。無自覚に煽ってくる厄介で健気な恋人に振り回されているのは、どちらかというと自分の方だ。恵一がどうすれば身を委ねてくれるか、彼の顔色を窺うのが日課になっている。しかし恵 [続きを読む]
  • 手間をかけるほど【後編】
  • 食べさせてくれという言葉は本気だったらしく、キッチンに立つ恵一の横で紳助が待機している。ただ黙って立っているだけだが、視線の熱さに耐えかねて、恵一は黙って剥き続けることが酷く恥ずかしくなる。「紳助……。」苦戦しながら剥いた宝石。瑞々しい艶に思わず唾液が湧いてくる。しかし恵一は自分の口へは運ばず、待ち構えている紳助に突き出した。「くれるの?」絡め取るような視線と不敵な笑みに怯んで、手を引っ込めそうに [続きを読む]
  • 手間をかけるほど【中編】
  • 二人の休日が重なったのは珍しい。青果店の前でくだらない押し問答をすることすら新鮮で、浮き足立ってしまう。「面倒だろ?」「絶対こっちの方が美味しい。」「同じだと思うけどな。」「紳助は適当過ぎ。」艶やかな濃い紫色に熟れた大きな葡萄を前に、種なしがいいと主張する紳助と張り合っている。生活全般に関して、紳助はより合理的な方を選ぶ。特に拘りのないことに対しては顕著だ。一方、恵一はマネージャーによる躾の賜物で [続きを読む]
  • 手間をかけるほど【前編】(紳助×恵一)
  • 熱い吐息と汗が肌に落ちてくる。紳助が求めてくれた証は身体の奥に注がれて、実ることはなくても恵一の心を満たしていく。腹部を愛おしい気持ちで撫でていると、手の甲に紳助が口付けた。「ぁ……ん……」紳助の楔が果てて二人の身体に僅かながら隙間ができる。恵一の身体を慮って繋がりを解こうとするから、その喪失感に思わず恵一は紳助の肩にしがみ付いた。圧倒的な存在感と安心を与えてくれるのは身体の繋がりだ。他人が即物的 [続きを読む]
  • 最後の桃【後編】
  • 二人でいると部屋に閉じ籠って互いの熱を貪っていることが多くなる。外へ発散できない鬱憤は双方にあって、どちらかというと甲斐の方が精神的な振れ幅が大きい。子どもではないから癇癪を起こすのも憚られるし、かといって素直に甘えられるほど人間が出来ていない。素っ裸で肌を重ねている時ですら相手より平静でいたいと見栄を張り合うのは自分たちらしい。本音を真っすぐ伝えられるまでの道程を思うと、まだ自分たちは青い。遅過 [続きを読む]
  • 最後の桃【中編】
  • 腕を取って舌で舐め回していると、甲斐の手が制止に入る。営業で歩き回っている甲斐でも内側だけは白い。表裏のコントラストは肌のケアにさほど熱心ではない彼らしいところだ。進が構わずに続けていると、甲斐が赤面する。そしてついに耐え難くなったのだろう。甲斐は進の手を振り払い声を上げた。「もう、しつこい!」「甘いかもしれないだろ?」「そんなわけあるか、バカ……。」口は悪い癖に声は小さい。本気で怒らせたら相当威 [続きを読む]
  • 最後の桃【前編】(今藤進×甲斐雅人)
  • 指の合間を縫って滴り落ちていく甘い雫。進は甲斐の不器用な手を取って舐め上げる。「や、やめろよ。包丁持ってんだから、危ないだろッ!」「旨そうな手だったから。」「しれっと変な事言うなッ!」「汁が垂れてもったいない。」「ッ……これ以上変な事すんなら食わせない。」「怒るなって。」今年は野菜も果物も不作だった。各地の豪雨と日照不足が、味と値段を厳しいものにしている。今年、二人にとって最初で最後の桃が甲斐の手 [続きを読む]
  • 宮小路社長と永井さん『アクアリウム』88
  • 早く瞼が開いてくれないものかと、宮小路は永井を眺める。黒い澄んだ瞳に自分の姿を映してほしいのだ。しかし二人分の温もりに頬を染めた天使の寝顔をいつまでも見ていたい気もする。身悶える愛しさに、宮小路は目覚めてからというもの、永井から目を離せずにいる。「ん……」視線を感じて眠りが浅くなったのかと期待したが、永井はもぞもぞと小さく身動いだだけで再び安らかな息をつく。幸せそうに眠る恋人を浅はかな欲望のために [続きを読む]
  • 宮小路社長と永井さん『アクアリウム』87
  • 絶頂がずっと続くような甘美な痺れに永井は髪を振り乱す。一方で、大きなソファは二人の密事を受け止めても涼しい顔だ。変わらずどっしりと構え、ギシギシと悲鳴を上げていた先程までの騒々しさはカケラもない。「綺麗な肌も考えものですね。目のやり場に困ります。」宮小路の大きな手が震える永井をあやすように両頬を包む。温もりと包容力に安堵し、身体の中央に宮小路をはっきりと感じ始め、未だ存在感のある塊に顔を熱くした。 [続きを読む]
  • 宮小路社長と永井さん『アクアリウム』86
  • 悩ましい声を上げ四肢を震わせる永井の中心を咥えていると罪の味がする。慎ましい彼をこの手で乱していく充足感に宮小路は酔いしれていた。秘部へ挿し入れる指を増やしていくのに時間は掛かるものの、ゆっくりと硬い身体を開いていくことに宮小路の征服欲は満たされていくのだ。「永井さん、上手。」永井が息を詰めるたびに宥めることを繰り返し、健気にも力の抜き方を憶えていく彼を余すところなく堪能する。「んッ……あぁ、あ… [続きを読む]
  • 宮小路社長と永井さん『アクアリウム』85
  • 宮小路の手が肩を慈しむように撫で、明確な意図を持って胸の飾りを摘んでくる。指先は器用で、永井の腰が疼き飾りが赤く熟れるまで丹念に触れてきた。いつの間にか彼の唇が硬く実った粒を咥える。舌先に遊ばれて、永井は刺激に声を上げた。「あ……んんッ……」「永井さん」「ッ……や……」「あんなによく召し上がるのに、どこへ栄養が消えちゃってるんでしょうね。」薄く平べったい胸の何が面白いのだろうか。けれど手や唇で弄る [続きを読む]
  • 宮小路社長と永井さん『アクアリウム』84
  • 足を味わうように這っている舌と手に翻弄されて、身体中の肌が発熱する。固執するほど魅力的なパーツだとは到底思えないのだが、足の指まで口に含みだした宮小路を見て永井は驚く。「ッ……汚い、ですよ……。」「永井さんに汚いところなんてないですよ。」言い聞かせるような穏やかな声音にあやされて、永井は宮小路の愛撫を許してしまう。恋人が足を食む姿はどう考えたって奇妙な光景だけれども、何故か永井の身体を高揚させてい [続きを読む]
  • 宮小路社長と永井さん『アクアリウム』83
  • 手の甲に、指先にと唇を付ける。永井は線の細い身体をしているが、軟弱なわけではない。骨張ったパーツは男らしいし、彼の持つ雰囲気は思春期の少年に見られる中性的な色気ともまた違う。けれど漆黒の髪と白い肌、品良く並んだ目と口が艶のある永井を象っている。ただ眺めているだけでも目の保養になり、存在そのものが宮小路を煽ってくるのだ。「ッ……宮小路、さん……」一度ダウンしてしまった身体の様子を窺って、貪りたい衝動 [続きを読む]
  • J庭お疲れ様でした&拍手コメントお返事
  • J庭の当スペースにお越し下さった方へ本日は、はるばるお越しくださいまして、ありがとうございました!!生で話せる機会はなかなかありませんので、直接ご意見を伺うという貴重な経験をさせていただきました。また、差し入れをくださった方、お気遣いくださった方、感謝の気持ちでいっぱいです。年末に向けて仕事がハードになっていくため、皆さまからのパワーを糧にこちらの更新も頑張っていきたいと思います。今後も、お付き合 [続きを読む]
  • ネットプリント予約番号のお知らせ
  • 皆さま、おはようございます!!色々書いてしまうと情報が拾い難くなってしまうため、下記番号のみ失礼いたします。「MIX TRIP」【49183502】「この手を取るなら(ローテンブルク編)」「あまのがわ喫茶室(軽井沢編)」「ツインタワー(パリ編)(R18)」……旅行での一幕本文16ページ(表紙なし、本文剥き出しですので要注意!)印刷代:160円小冊子設定:右とじ(「しない」の設定にしていると金額が倍になってしまいます [続きを読む]
  • 宮小路社長と永井さん『アクアリウム』82
  • 弄り回した所為で永井が茹で上がったのは、三十分ほど前のこと。ぐったりした様子でソファへ横たわるが、脱力して投げ出す四肢が目の毒だ。つい吸い寄せられて、気が付いたら口付けている有り様。宮小路は保冷剤を片手に、永井のケアに勤しんでいる。「永井さん、お気を確かに。」重病人へ掛けるような台詞に永井の口元が微かに動く。しかし彼の訴えたいことは声にはならず、宮小路の心配を煽るだけだった。「私は永井さんのことと [続きを読む]
  • J.GARDEN42および43発行物のネットプリント
  • 皆さま、こんにちは。結局本日も半日お仕事三昧でして、告知が遅れてしまいました。大変申し訳なくも、変わらず温かく見守ってくださることに感謝感謝です!!今後ともよろしくお付き合いいただければ嬉しいです。さて、J.GARDEN43を明日に控え、作家さん巡りができる!とわくわくしている管理人ですが、一方で行かれないけど読みたい…と有難くも考えてくださっている方もいらっしゃるかもしれません。どうやって冊子ものをお届け [続きを読む]
  • 宮小路社長と永井さん『アクアリウム』81
  • 少量のワインは永井を軟化させ、頑なさと羞恥心を和らげる効果があったようだ。「ふぅ……。」永井の態度が少しおおらかで大胆になる。四肢を投げ出し、身を任せてくる永井に気を良くして、宮小路は嬉々として手を伸ばす。バスタブの広さを思う存分活かし、宮小路は永井を泡だらけにしていった。「ッ……宮小路さん……。」身体中を撫で回していると、時折息を呑んで永井が跳ねる。次はどんな風に触れてくるのだろうと期待混じりの [続きを読む]