閑人 さん プロフィール

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閑人さん: 閑人の絵日記
ハンドル名閑人 さん
ブログタイトル閑人の絵日記
ブログURLhttp://saitotomonaga.blogspot.jp/
サイト紹介文1. パステル画や水彩画などの自作品紹介 2. 絵画、映画、デザインなどに関する論評
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供153回 / 365日(平均2.9回/週) - 参加 2015/08/14 16:49

閑人 さんのブログ記事

  • 「建築の日本」展
  • Exhibition "Japan in Architecture, Genealogies of Its Transformation"サブタイトルの「その遺伝子のもたらすもの」の通り、日本の建築のなかに生き続けてきた DNA を9つの要素にまとめて、それらが現代においてどう変化し、海外にまで影響を与えているかを見せてくれる。見事なキュレーションと作品は見どころ満載。(森美術館、~ 9 / 7 )妹島和代の「京都の集合住宅」には感心した。10 軒の家が 20 枚の屋根を共有していて [続きを読む]
  • 高齢者の運転
  • Senior driver後期高齢者の免許証更新に必要な認知機能検査を受けたが問題なしという結果がきた。しかしこの後も高齢者講習などがある。いろいろハードルを設けて免許証を自主返納させたがっている。それにしても通知文書が、ふりがな付きなのには驚いた。善意なのかもしれないが、高齢者にとっては見下されている感じを受けるだろう。最近、高齢ドライバーの事故の報道が目立つが、やめたくても運転せざるを得ないのは、高齢者に [続きを読む]
  • 日本水彩展
  • Exhibition "Japan Watercolor"年々作品数が増えてきたが、今年はとうとう都美術館の2フロアを使うようになった。それでも2段展示しなければ収まらない。応募者数が増えれば審査も厳しくなるが、今年は一段とレベルアップしている印象だった。(東京都美術館、~ 6 / 13 )たまたま3日前の新聞(日経新聞、6 / 9 )に、公募展の応募者数が減っていて、多くの画会が危機感を抱いている、という記事があった。あの手この手で応募者 [続きを読む]
  • 「浮世絵モダーン」展
  • Exhibition "Ukiyo-e Modern"描く、彫る、刷る、を分業でやっていた浮世絵のシステムを引き継ぎながら、そこに現代的な感覚を盛り込んだ大正期の「新版画」の展覧会。浮世絵の伝統を大事にしているものから、主題も表現も洋画に近いものまで、バラエティに富んでいる。人物画の橋口五葉や、風景画の川瀬巴水など、見応えがある。 ( 町田市立国際版画美術館、~ 6 / 17 ) [続きを読む]
  • 街の迷彩デザイン(その3)
  • Symbol mark for emergencyマークがたくさん並んでいる地下鉄内の表示。近よって見たら、緊急連絡ボタンや消火器などの車両内の位置を示す地図だった。しかし肝心の車両の形が極細の線でほとんど見えないから、位置関係が認識できない。日本地図で、日本列島の形が描いてなくて、都市の位置だけを示しているようなもの。いざという時、あまり役にたちそうもない。 [続きを読む]
  • 街の「迷彩デザイン」(その2)
  • Elevator displayこのエレベータは階数の数字の表示が無い。小さな点が動いているので故障でないことだけは分かるが、待つ間のイライラ度がすごい。”余計な物” が見えないようにブラックアウトしてカッコよくした画期的なデザイン。歩行者用信号の残り待ち時間表示のように、システムの状況を利用者に知らせるようになってきたなか、これは逆を行く「迷彩デザイン」だ。 [続きを読む]
  • 街の「迷彩デザイン」(その1)
  • Bus route chartバス停で見かけたバスの経路表。濃いグリーンのおかげで顔がくっつくくらい近づかないと文字が読めない。 善意の担当者が ”利用者のために” 美しいのを作ろう、と張り切りすぎて、視認性のことは忘れてしまったようだ。情報を伝えるためのデザインで、情報を見えなくしているデザインを「迷彩デザイン」と呼ぶことにした。 [続きを読む]
  • スイスへの脱出、オットー・ネーベルと映画
  • Otto Nebel and "Belle and Sebastian"去年秋の「オットー・ネーベル展」で「避難民」(1935 年)という絵があった。反ナチス的芸術家として迫害されたネーベルがドイツからスイスへ脱出する時の一家3人を描いた絵で、黄色い矢印はスイスの方向を示している。「退廃芸術展」で晒し者にされた画家たちはみな悲運で、ネーベルの他にもクレーもスイスへ亡命し、シャガールはアメリカへ亡命したりしたが、ドイツに残った人は強制収容 [続きを読む]
  • 狐の嫁入り
  • A day of sun shower太陽が出ているのに雨が降る天気雨を「狐の嫁入り」という面白い言い方をする。奇妙な天気が、狐に化かされているようだということらしい。そんな日は、普段は平凡な景色も絵のような空気感に包まれる。 [続きを読む]
  • 「ターナー展」(その4:"インスタ映え"な風景)
  • Turner今やっている「ターナー展」にあった絵で、 アルプスの険しい山道のゴツゴツした岩と目も眩むような深い谷が大迫力だ。インスタ映えする写真を撮りたくて旅に行く。ネットの写真を見て自分も行ってみたいと思う。これと同じことが昔からあったそうだ。 18 世紀イギリスでは「グランドツアー」という海外旅行が大流行で、旅行ガイドブックに載っている風景画の本物を見たくて旅に出る。目的地で風景を見て、なるほど絵の通り [続きを読む]
  • 「ターナー展」(その3 : クロード・グラス)
  • Claude Glass, Claude Lorrain and Turner誰でも経験があると思うが、窓ガラスに映った景色が実景よりも良く見えることがよくある。これを応用した「クロード・グラス」という絵描き用の道具が昔あったそうだ。小さなガラスの凸面鏡で、絵を描く場所でくるりと後ろを向いてこの鏡で風景を見ながら描く。細部の形や色にとらわれずにすむので、対象の光の明暗を大づかみに把握できた。「クロード・グラス」の名前のいわれは、風景画 [続きを読む]
  • ターナー展(その2)
  • Turnerターナー展で、このような廃墟の風景画がたくさん観れる。中世の城とか、朽ち果てた修道院などをさかんに描いている。ターナーはこういうモチーフを探して旅をしたという。ターナーの時代、「ピクチャレスク」という言葉が生まれたが、「絵のように美しい風景」のことで、そういう風景を描いた絵もピクチャレスク絵画と呼ばれた。絵をピクチャレスクにする条件は「粗さ」と「ゴツゴツ、ギザギザ」だったそうで、当時の本にこ [続きを読む]
  • ターナー展
  • Exhibition "Turner and the Poetics of Landscape"ターナーの比較的若い頃の小品が多く、水彩、グァッシュ、エッチングなど多彩。展示の第1番目が 17 才の時に初めて描いたという絵だが、良すぎて驚く。他にも詩的で劇的なターナーを堪能できる。(「ターナー 風景の詩」展、損保ジャパン興亜美術館、〜7/1)ショップで「TURNER & THE SEA」というターナーの海景だけを集めた画集を購入。こちらも楽しめる。 [続きを読む]
  • 夕日が月のような日
  • Sunset夕日が月のように柔かいので直視してもまぶしくない。こういう日は一年の中でもめったにない。大気中の水分が気温の低下で細かい水滴になり、それがフィルターのような効果になるためらしい。(200 mm 望遠レンズで撮影) [続きを読む]
  • 「この世の終わり」絵画
  • Tsunami and apocalypse pictureレオナルド・ダ・ヴィンチは、この「没落の最後の光景」のような大洪水をたくさん描いた。聖書にある、神が怒り大洪水を起こして人間を滅ぼすというこの世の終わりの恐ろしい光景で、ダ・ヴィンチでさえも終末を恐れていたという。このような終末絵画は西洋絵画のイメージの源泉として、ずっと描かれ続けてきたが、洪水や津波がもっと多い日本にはなぜこういう絵が無いのだろう。レジス・ドブレとい [続きを読む]
  • 彩象展
  • 彩象展は、横浜・神奈川が中心のローカル公募展。今回は今までよりも大きな賞(横浜市長賞)をもらうことができた。 \(^o^)/  (横浜市民ギャラリーにて、 明日 5 / 15 〜 5 / 20 )「海辺の廃屋」 パステル 30 号 [続きを読む]
  • 昭和のデザイン、氷川丸のポスター
  • Art Deco poster of '30s氷川丸は山下公園に保存されているが、関連資料が「日本郵船歴史博物館」に展示されている。船内インテリアのデザインスケッチなどもあるが、招聘したフランスのデザイナーによるもので当時(氷川丸は昭和5年建造)流行のアール・デコの本格的デザイン。氷川丸のポスターの展示もあり、これも昭和初期の雰囲気がたっぷりだが・・・下は同時代のフランスの観光ポスターで、アール・デコの傑作として今でも [続きを読む]
  • 絵の中の「夜のカフェ」
  • Night cafeゴッホの「夜のカフェテラス」の照明は当時新しかった電灯なのだろう。ゴッホは『夜は昼よりも明るく活き活きとしていて、豊かに彩られている』と言ったそうで、夜の明るさが近代的な豊かさの象徴だったようだ。しかし空には星が輝いているので今の都会に比べたらずっと暗かったはずだ。エドワード・ホッパーの「深夜の人たち」では、暗くなった街でこのカフェだけがこうこうと明るい。これが最後らしい客と、片付けを [続きを読む]
  • 「認知症」の映画ベスト3
  • Dementia movies後期高齢者の免許証更新時に義務付けられている「認知機能検査」を受けた。それで認知症がテーマの映画を取り上げる気になった。原題が「Still Alice」や「Lovely, still」で、still(今までのまま)が使われているように、認知症になっても変わらない愛がテーマになっている。特に高齢者の方におすすめ。「アリスのままで」若年性アルツハイマーを発症した大学教授の女性アリスは少しずつ言葉を失っていく。少し [続きを読む]
  • モンドリアンの具象から抽象へ
  • Mondrianモンドリアンといえば抽象絵画の元祖だが、初めは普通に具象で、例えばリンゴの樹を写実的に描いていた。やがて『美の対象はいつも対象の特有な外観によって妨げられる。だからあらゆる具象から対象を抽象化する必要があるのだ。』と言うようになったそうだ。目の前にある樹の美しさを描くなら写実でいいが、樹すべてに普遍の美しさを描こうとすると、目の前の樹の美しさは邪魔になるというわけだ。なぜ具象から抽象へなの [続きを読む]
  • 物議を醸した映画 No1「最後の誘惑」
  • "The 50 most controversial movies ever" and the movie "The Last Temptation of Christ"アメリカの映画サイトに「映画史上最も物議を醸した映画 50 本」という面白い記事があった。トップ5は   1位「最後の誘惑」   2位「意思の勝利」   3位「ソドムの市」   4位「国民の創生」   5位「時計仕掛けのオレンジ」激しい論争が起きたり上映禁止になったことで有名な映画ばかりで、暴力、性、差別、政治、宗教 [続きを読む]
  • 日本のパステル画事始め
  • Origin of Pastel Painting in Japan日本のパステル画事始めは明治・大正の頃、矢崎千代二と竹内鶴之助の二人の先駆者が欧州遊学から帰って、日本にパステル画を広め始めたことだという。それから 100 年後の今、パステル画の発展は隔世の感がある。(現代パステル協会展、東京都美術館、〜5/2)矢崎千代二「ヴェニス」1923年竹内鶴之助「ロンドン郊外」1908年 [続きを読む]