フリムン徳さんのパンク さん プロフィール

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フリムン徳さんのパンクさん: ikoma-gun(フリムン徳さん)のブログ
ハンドル名フリムン徳さんのパンク さん
ブログタイトルikoma-gun(フリムン徳さん)のブログ
ブログURLhttps://ameblo.jp/ikoma-gun/
サイト紹介文俳句、短歌、川柳、いろいろあれど、フリムン徳さん、規格にはめて作れない、パンクを作っている。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供183回 / 365日(平均3.5回/週) - 参加 2015/08/31 09:30

フリムン徳さんのパンク さんのブログ記事

  • 872−ウズラと似ていた新米大工の徳さん(終)
  • 私の庭に、毎日、30羽から50羽ほどの野生のウズラの集団が何度も来る。土地の裏の藪がウズラの根城になっている。 おまけに、餌を撒いて餌付けをしているからでもある。このウズラの餌の食べ方は他の野鳥の倍以上の速さでせかせかと慌てて地面をつっつく。 餌をつつく速さと同じほどに、目も頭もきょろきょろ周りを警戒している。落ち着きがない。離れて見ている私の手先がわずかに動いただけでも、さっと一斉に音を立てて飛び立 [続きを読む]
  • 871−ウズラと似ていた新米大工の徳さん③
  • ③ あるお客さんが、私の仕事ぶりを見て、言った。「あんたは命を縮めているような働き方をしている」。この人の言ったことは当たってないようである。あれから、33年まだ私は生きている。人間の寿命は神様が決めるようである。 当時、私はゆとりのない顔で仕事をしていた筈である。私は外目にはおおらかに見えるが、ホンマは気の小さい、人の噂を気にする人間である。                今、私は、年金生活になり [続きを読む]
  • 870−「ウズラと似ていた新米大工の徳さん②
  •  ②「私にさせて下さい」と、おばあちゃんは私の手から箒を素早く取り上げてしまった。不意を突かれて、おばあちゃんの行動にまかせるほかはなかった。 おばあちゃんは、私の仕事の進行状況を観察し、自分の出番が来るのを待っていたのである。おばあちゃんの仕事の、手際のよいこと、早いこと、舌を巻くほど綺麗に順序良く掃除をしていく。「このおばあちゃんは若い頃仕事好きあったんやなア」とつくずく思った。 足の動きも元 [続きを読む]
  • 869−「ウズラと似ていた新米大工の徳さん
  • 「ウズラと似ていた新米大工の徳さん」   「徳さん、私、働きたいから、どこかに仕事を見つけてくださいな」と、真剣な顔で言たのは腰の曲がった91歳のおばあちゃんだった。 91歳の口から出た想像も出来ない言葉だった。でも、フリムン徳さんは、このおばあちゃんの「仕事がほしい」という頼みにすぐに納得がいった。 フリムン徳さんが南米パラグアイに見切りをつけ、ロスアンジェルスへ来て、見よう見真似で大工を始めて間も [続きを読む]
  • 868-酒は運動不足を防ぐ助け神である
  • 配達料400円にも税金が付きます。税金は商品だけにつくものと思っていたが、配達料にも付くとは初めて知った。この400円の節約に、私は月に2回か3回、最寄り駅のJR王寺駅前の西友へ酒を買いに行く。 ”かのか”という名前の焼酎である。1升瓶ではなく、1升入りの紙箱に入っている。一箱(一升)が、918円である。これを四箱も買うと、ずっしりと重たい。思わず、西友の前に並んでいるタクシーに乗ろうと思うが、歯を食 [続きを読む]
  • 867- フリムン徳さんの皆さんへのお礼状(終)
  • 23年ぶりに大阪の通勤電車に乗って驚きました。怖い顔、暗い顔、何を考えているのかわからんような顔、眠たい顔、なるべく人と顔を合わせたくないような顔、そんなつまらん顔ばかり。 それから人に迷惑をかけないように新聞を小さくたたんで読んでいる人、携帯で何かを覗いている人、寝た振りしている人ばかりでした。どうもフリムンの私の考えでは"他人にかかわりたくない" そんな風に感じられました。正直言いまして、日本の [続きを読む]
  • 866-フリムン徳さんの皆さんへのお礼状③
  • ③ また、島 ミーブサ(見たい)、この強い気持ちが、 島わっしらん(忘れん)元。島は変わったといっても、昔のままのガジマルも石垣もファンスーも美代ねえ豚味噌も昔のままありました。そしてどの村もお墓と同居しているように思えました。 ウヤフジと一緒に暮らしている様 にも思えました。ウヤフジを大好きな私にはぴったりの島でした。アメリカとはえらい違いです。そして、歳はとったけど皆さんの顔、表情、言葉つきには [続きを読む]
  • 865-フリムン徳さんの皆さんへのお礼状②
  • ②あの女性はウヤフジが私に見つけてくれた彼女です、ユルチタボーリ。そして島では、大きな垂れ幕でこのフリムンを迎えてくれた同級生。親戚、ファロージーは同級生の次。 喜界第一ホテルで純也の酒も辛抱しての名司会の同級会、これは私がアメリカで50回以上も見てテープの切れた2003年の全国百の台会大会の楽しさ、喜びを再現させてくれました。 そして小野津同級会はマグミー広場で小雨の中で、寒さに震えながら、外のササン [続きを読む]
  • 864−フリムン徳さんの皆さんへの御礼状①
  •    「フリムン徳さんの皆さんへの御礼状」 「また、皆さんに会いたい この強い思いが 元気の元」。この度23年振りに、日本に帰り、故郷喜界島に帰り、沢山の人と会って、笑って、泣いて、語って、踊って、唄って、飲んで、抱き合って、別れ、日本を離れ、アメリカヘ向かう飛行機の中でしんみりと思いました。 その時、胸の中にふんわりと涙混じりに、浮かんだ言葉は、「また、皆さんに会いたい、この強い思いが、元気のもと」 [続きを読む]
  • 863-言葉の通じる国はええ
  • 「言葉の通じる国はええ」  自分の庭に実っている、果物、咲いている花、植えてあるき木の名前のいくつかを英語で知らない私は、アホか? いや、日本語のエッセイを書くもの書きの端くれであります。「バブ、パームグラウントゥって私には新しい英語や、教えてーな、」とアメリカ人の親しい友人バブに尋ねた。 相手の説明が悪いのか、私達の理解の仕方が悪いのか、なかなか分からない。嫌になりかけたら、「アルファベットでど [続きを読む]
  • 862−サンフランシスコの夜昼裏表(終)
  • ⑫この筋肉マンの仕事のやり方は一風変わっている。まず、待合室に入るのに、彼は内側から開けられるガラスドアの向こうで、グレイハンドの切符の封筒と、ゴールドのビザカードをヒラヒラさせて、切符を持っているかのように装いドアを開けてくれと頼む。 それも俳優並みに悲壮な顔をして真に迫る演技をするのである。毎日何回もやっていたら、顔つきも演技も板に付いてくるのだろう。必ず誰かがドアを開けることになる。 待合室 [続きを読む]
  • 861−サンフランシスコの夜昼裏表⑪
  • ⑪ 東洋系の青瓢箪の男は、椅子に座っている白人に、お金じゃなくて、携帯を貸してくれと言う。その白人は何のためらいもなく、自分の携帯を貸してやる。そして自分の携帯を気にすることもなく平然と新聞を読み続ける。 青瓢箪は必死にボタンを押している。めちゃくちゃどこでもボタンを押しまくっているようだ。足元がふらついている。普通じゃない。でも、新聞を読んでいる白人は一向に気にしない。自分の貸した携帯のことなど [続きを読む]
  • 860−サンフランシスコの夜昼裏表⑩
  • ⑩ 夜中の12時50分発の最終便には空席がなく、乗れなかった。翌朝始発6時半のバスになった。夜中の1時を過ぎた。二人警備員がやってきた。待合室にいる人の切符を調べ始める。 椅子に座っていた二人の人がサーッと立って出て行った。一番後ろの椅子に座っている二人が、警備員と何やもめている。とうとう、この二人も出て行った。バス待ちを装ったホームレスのようだった。全員の切符の点検を終わると、警備員は入り口のドア、バ [続きを読む]
  • 859- サンフランシスコの夜昼裏表⑨
  •  ⑨ ホームレスの徘徊は一向に止まらない。 トイレに来た同じホームレス達は30分もしないうちにまた来て、トイレへ行くのを繰り返す。 ホームレスには、黒人、白人、東洋人、さまざまな人種がいる。最も多いのが黒人さんのようである。ある新聞にアメリカには約70数万人のホームレスがいる。そのうちの19万人ほどは元軍隊出身だと書いてあった。 ホームレスの4人に一人が元軍人出身者になる。国を守っていた人が自分のホームが [続きを読む]
  • 858−サンフランシスコの夜昼裏表⑧
  • ⑧ 夜も更けて冷え込みはいっそう厳しくなった。待合椅子の通路を通って、テレビの下を通り、左側の男便所への行き来の人が多くなった。ホームレスのようだ。次から次という感じでやってくる。 彼らは座っていたら寒いから、便所を中心にそこらじゅうを歩き回って、夜を過ごし昼に寝る、ホームレスの生活の知恵のようだ。隣の若者もとうとう、彼らのように待合を出て廊下を行ったりきたり、歩き出した。寒くてじっと座ってはおれ [続きを読む]
  • 857−サンフランシスコの夜昼裏表⑦
  • ⑦ アメリカは車社会だから、バスの便はそう多くない。予約してあるのは翌朝6時半のバスだが、夜中12時50分発のバスに乗るために待つことにした。まだ7時間もあるが、待合で待つことにした。5人か6人掛けの待合椅子が真ん中通路を挟んで右左に5つずつ並んでいる。 20人ほどの人がバスを待って座っている。ほとんどの人が座席を占領して、鞄を枕代わりに、半分斜めになって正面の天井と壁の間に掛けられたテレビを見ている。 [続きを読む]
  • 856−サンフランシスコの夜昼裏表?
  • ? 日が暮れた。サンフランシスコ見物をあきらめ、帰ることにした。グレイハンドバスターミナルへ行った。そこで私は朝の6時半まで12時間ほどの足止めを食らう羽目になった。ただその12時間はホームレスとの「貴重な」触れ合いの時間となった。見たこともない、聞いたこともない、開いた口が塞がらんばかりのサンフランシスコのホームレスの生き様との触れ合いを経験した。             「あっー、汚い、こんなトイ [続きを読む]
  • 855−サンフランシスコの夜昼裏表⑤
  • ⑤ お客さんの足の止め方にも色々ある。「銅像」は口を利かないでお客を止める。私が若い頃、大阪で叩き売りをしていた時は、大声を張り上げて、わめいて、おもろいことを言ってお客さんの足を停めていた。 1ドルをコップに入れて、「銅像」と一緒に記念写真を撮る子連れの人達が多い。「銅像」はこれらの子供達に、足元に置いてある小さな缶の中から、キャンデーをやっている。この時は「銅像」は動く銅像になる。これを無愛想 [続きを読む]
  • 854−サンフランシスコの夜と昼裏と表④
  • ④ 1ドル50セントを払って古いチンチン電車に乗った。乗っている人間に白人が少ない。どの人の顔も、肌色も違う。電車は人種の混ぜご飯の釜みたいや。私の住んでいるブラッドレーは白人だけの白いご飯の茶碗みたい。 まったく雰囲気が違う。こんな混ぜご飯の中にいると、人種差別という言葉が要らなくなる。劣等感も消えてくる。でも混ぜご飯の中では言葉が通じんから、困るような気もした。サンフランシスコは変な街だ、おもろ [続きを読む]
  • 853−サンフランシスコの夜と昼と表裏③
  • ③ 朝5時50分に隣町パソロブレスのターミナルで、大きなグレイハンドバスに乗った。手擦りを持って、4階段を上り、座席に座った途端に、これから旅に出るんだという、「旅」という字が目の前に見えたような気がした。 窓寄りの座席に腰を下ろすと、長距離バスは大きいから、2階建てのバスに乗ったような気持ちになる。目に見える景色が変わる。立ってバスを待っていたコンクリートの道さえも、少し変わったようにも見える。 今ま [続きを読む]
  • 852−サンフランシスコの夜昼裏表②
  • ② 私は10月16日と17日、2日間、グレイハンドバスでそのサンフランシスコへ「人間観察」に行ってきた。コンピューターで切符を2週間前に予約すると、隣町パソロブレスからサンフランシスコまで、84ドルの往復切符が58ドルで買える。 私の住む山の砂漠と呼ばれるブラッドレーから車で北へ3時間のところだが、バスだと5、6時間以上もかかる。いろんな町でお客さんを乗せたり、降ろしたりするからだ。たまに運転手が道を間違えたり [続きを読む]
  • 851−サンフランシスコの夜昼裏表①
  •  「サンフランシスコの夜昼裏表」            ①    アメリカ人が一番行きたいアメリカの街はどこか?ある新聞で統計を見たことがある。 それは異国情緒豊かな街サンフランシスコと書いてあった。隣と壁が引っ付いた積み木のような小さな家が、坂道に沿って、丘の上にずらりと並ぶ、色とりどりの家並み。 摩天楼の高いビルの裾をグルグル巻きにして並んで、ケーブルカーに乗るのを待っている世界中から来た人間達 [続きを読む]
  • 850−便所清掃(終)
  • アンケートをとったその先生が、その小学生達に、ある有名な詩を読ませました。その詩は浜口国雄の「便所掃除」です。 「便所掃除」  扉をあけます 頭のしんまでくさくなります まともに見ることが出来ません 神経までしびれる悲しいよごしかたです 澄んだ夜明けの空気も臭くします 掃除がいっぺんに嫌になります むかつくようなババ糞がかけてあります どうして落着いてしてくれないのでしょう ケツの穴でも曲がってい [続きを読む]
  • 849−便所清掃③
  • ③ 掃除ができない便所もある。私の住んでいるカリフォニア・モントレーの山奥の山の砂漠と呼ばれるブラッドレーは昔はほとんど牧場ばかりの村であった。 今は、ブドウ畑が進出しだしている。そのカーボーイ時代の便所は掃除をしないで済む便所だったらしい。家から少し離れた畑の隅に、人間がまたげる幅に2枚の板をおく。その板と板の間を鍬で少し掘る。 用を足したら、鍬で埋めて、明日の分の用を足すために、2枚の板を少し前 [続きを読む]
  • 848−便所清掃②
  •  ② たまにはきれいに掃除した便器に座って、腿にひじを当て、右手でこぶしを握り、あごを支えて、ロダンの考える人の真似をします。そうしていると、なかなか思い出せなかった、昨日食べた昼ごはんが思い出せそうです。 その次はパンも、ご飯も、肉もどうしてこんな黄色い色になるのだろうかと思ったら、これは黄色い色ではない、黄金の色や、便所は黄金を作る機械でもある。こういう時は便器のまん前に大きな姿見の鏡が欲しい [続きを読む]