百海 さん プロフィール

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百海さん: 東の遊覧船
ハンドル名百海 さん
ブログタイトル東の遊覧船
ブログURLhttp://momomin0206.blog.fc2.com/
サイト紹介文東方神起、ユノとチャンミンが主役の妄想ホミンBL小説です。R18仕様記事有り。
自由文こんな設定のこんな2人ならいいな(≧∇≦)という妄想を小説仕立てにしたサイトです。切ないシーンも多いですが、甘くなるためには欠かせません^ ^キャラ設定はホストや教師、これからもいろんな職業についてもらう予定です(笑)メインは会話でお話が繋がっていきます。
現実世界から逃避して美しい2人に癒されたくて書いています
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供204回 / 365日(平均3.9回/週) - 参加 2015/10/01 00:32

百海 さんのブログ記事

  • イ・テミンの恋(完)
  • いつまでも機嫌の悪そうなテミンをユノが構う「俺のために怒ってくれてるのか?」「…だって…せっかくユノヒョンが…」ユノはうれしそうに目を細めて微笑む「うれしいなぁ、お前はほんとに可愛いよ」ユノがせっかく作ったデザートを冷蔵庫からひとつ取って、生クリームで飾り付けを始めた「テミンには特別にデコレーションしてやるから」「え?」僕に?特別?「ああ、飴細工もつけてやるからね」ユノはその綺麗な手で、あっという [続きを読む]
  • イ・テミンの恋(4/5)
  • ガチャと厨房のドアが音を立ててテミンはハッと我に返った。「テミン、おはよう!早くから悪いね」ユノが爽やかに入ってきた厨房の空気が途端にカラッと明るくなるようだ「おはようございます。」心なしか、ユノの表情が明るいチャンミンが帰ってくるのがそんなに嬉しい?「まずは開店準備を済ませてからちょっと相談したいんだ」「もう準備は半分くらい済ませました」「え?」ユノは冷蔵庫の中を確認した。「ほんとだ。テミンはい [続きを読む]
  • イ・テミンの恋(3/5)
  • ユノはふんわりとテミンを抱きしめた可愛いテミン野良猫のように街を徘徊して、自暴自棄になっていたテミンがいつのまにか自分に懐いてくれている慕われている、という自覚もあった。そしてその思慕には、単純な兄へのものだけではないことも、薄々と感じてはいた。ユノはトントンとやさしくテミンの背中をたたく抱きしめるにしても、弟へのそれと、愛する者へのそれと、一線を画すという抱きしめ方をユノは知っていた。もちろん、 [続きを読む]
  • イ・テミンの恋 (2/5)
  • テミンはまだユノが来ていない店にひとりやってきて、ひととおり開店準備を終えた。銀色の大きなシンクで手を洗っているとユノとの数少ないスキンシップのひとつを思い出すテミンの手に残る、薄茶色の痣あれはいつの頃だっただろうか料理をするテミンの手に高温の油がかかった「痛いっ!」熱い、というより痛かった「テミン!!!」ユノの行動は素早かった後ろからテミンを抱きかかえると、押し倒すようにこのシンクに引っ張り込ん [続きを読む]
  • イ・テミンの恋(1/5)
  • 柔らかなシーツに包まれて微睡みの中で目が覚めたなんの音だろう…テミンは霧がかったような意識の中で耳だけを研ぎ澄ませて、その音の気配を辿ったそれは枕元のスマホが微かに歌を歌っている音だった。白く細い腕がシーツから伸びて何かを探るようにシーツの上を這うスマホを掴み、音を止めて画面を見たそして大きくため息をついたやっぱり…ユノだ。連絡が来ると思った…気を取り直してスマホをタップする「はい?」「あ、テミン [続きを読む]
  • ブリキの涙(完)
  • ユノは車を飛ばしていた法定速度ギリギリのスピードで一刻も早く一刻も早く見えてきた…白い漆喰の壁にえんじ色の屋根公園の脇に車を停めるとバタン!と大きな音でドアをしめて足早に玄関に入り、インターフォンを押した待つ時間がなんとももどかしい「はい?」チャンミンが可愛い顔を出した「ユノ…さん…?」言い終わらないうちに、ユノに腕を引っ張られよろけたチャンミンはユノの胸に引き込まれて強く抱きしめられた「?!」「 [続きを読む]
  • ブリキの涙(39)
  • ユノに会いたいと強く願うにつれてチャンミンは不思議な光景が頭の中でフラッシュバックするようになった。そこにはいつもユノがいた。見知らぬマンションの一室たぶん、ユノと暮らした部屋そこにはユノの笑顔があったチャンミンを愛おしそうに見つめる優しい笑顔。脳だけではなく、チャンミンのすべてに刻まれたユノの記憶なのだろうか。ある時は突然スッキリと霧が晴れたような感覚になりなぜ、自分はここにいるのだろうと思うこ [続きを読む]
  • ブリキの涙(38)
  • ひどい別れ方をしたそれでも…ユノに会いたい気持ちは日毎に募っていった。ユノが好きなのだ。出会い方がどうであれ、自分はロボットとして買われたなんて、そんな屈辱的な過去があったとしても。チャンミンの元に、新しい充電装置が届いた。ミノが丁寧に説明してくれる「前より小さいね。」「…そうだね、高性能なんだよ。もう今までみたいに頻繁に充電しなくても大丈夫だと思う」「それはいいけど、高いよね?」「……毎月の維持 [続きを読む]
  • ブリキの涙(37)
  • 「あ…」ユノが後ろから自分を抱きしめている…背中が温かいいつまでも包まれていたい気持ちになるチャンミンは優しくその手を解くと振り向いて、ユノと向き合った見つめ合う2人ユノの瞳は涙を湛え、今にも泣き出しそうだチャンミンはたまらずユノの首に両腕を回して抱きしめたユノもチャンミンを強く抱きしめた「ユノ…あなたは…ロボットの僕を愛してくれてたの?」「そうだよ…わかるか」ユノの声が震えているこの広い胸にしっ [続きを読む]
  • ブリキの涙(36)
  • あの時、トラックが来たとき「ユノ!」そう自分の口が叫んだ抱きついて叫んでいたそうすることはとても自然なことで当たり前だったドンジュにはごまかしたけれど自分はわかっていた。抱きついた時のあの感覚がっしりとした男らしい肩と厚い胸板記憶にあるドンジュのそれではない感触チャンミンの心にひとつの答えが見えて来そうで自分でそれを打ち消した何かとんでもない事が起こっていたのではないかチャンミンはそれを知る事が少 [続きを読む]
  • ブリキの涙(35)
  • 「ユノ!!ユノ!!」チャンミンが血相を変えて道路に駆け下りてきたユノはそのままトラックをやり過ごし振り向いてチャンミンを見つめたまま固まっていた「ユノ!!大丈夫?!!」息を切らしたチャンミンがユノに抱きつく「危ないよ!なんで道路に飛び出すのっ!」チャンミンは泣いていたはぁはぁと荒い息を整えながらチャンミンは頬の涙をぬぐったやがて…ゆっくりと時が止まったユノの時間もそしてチャンミンの時間も止まった2 [続きを読む]
  • ブリキの涙(34)
  • 「あ、あの…私はちょっと別室に行ってますので」いたたまれなくなったミノは、そう言い残して部屋を出た。ユノとチャンミン、2人だけになった応接室ではユノがそのパンに見入っていた。なぜ、チャンミンはこのパンを買う?もしかしたら…もしかしたら、思い出している?自分との日々をまさか、まさか…でも…「おひとついかがですか?美味しいんですよ」チャンミンが笑顔でユノに買ってきたパンをすすめた。あまりにパンを見てい [続きを読む]
  • ブリキの涙(33)
  • チャンミンのスーツが仕立て上がったと連絡が入った。母と2人で店を訪れて、仮縫い時の確認と試着をした。背が高く、脚が長いチャンミンにそのスーツはよく似合った。鏡に映る姿を見て、なにか不思議な気持ちになりチャンミンは思わず自分を抱きしめた手に上質な生地の感触が伝わるなぜか泣けてきそうな気持ちになるそんなチャンミンを母が心配した「チャンミン?大丈夫なの?胸が苦しい?」「大丈夫だよ、母さん、ごめん」姿勢を [続きを読む]
  • ブリキの涙(32)
  • 朝ごはんを家族で食べる幸せ「今日は苦しくない?」とそんな風に聞かれることもなくチャンミンが人工心臓によって生まれ変わって帰宅してから既に数日がたっている母がチャンミンに話しかけた「今日はどうするの?」「うん…図書館でも行こうかな」「隣駅の大きい図書館ね?」「そうだね、ひさしぶりだし」「そういえばね、チャンミンの図書館友達が遊びにきてくれたことがあったのよ」「え?図書館友達?」「あーそうね、友達では [続きを読む]
  • ブリキの涙(31)
  • ユノには虚しく連続する日常生活がはじまりチャンミンには、発作が起きて運ばれた日からの記憶が、いきなり今日につながって。そんなチャンミンにとってはいつも通りの生活だった。母も兄弟もそれは最初は驚いたけれど実験としては成功したということで、結局はその幸運を喜んだ身体も普通の生活ができるようになっていて、ドンジュは離婚して自由の身だった。環境としては以前よりうんと恵まれていた。チャンミンはこれから仕事も [続きを読む]
  • ブリキの涙(30)
  • ベッドに眠るチャンミンいつもと変わらない、俺のチャンミン可愛い顔でぐっすりと眠っているユノはベッド脇に腰をかけてその寝顔をみつめていた目が覚めたら、「おはよう、ユノ!」そう言って首に抱きついてくるそんな気がするユノはその寝顔をみつめながら、いろんな事を考えたチャンミンと出会って自分は変わった誰かの為になにかしてやるとか誰かの前で泣いたりするのも初めてだった俺自身が母親を恋しいという気持ちは人一倍強 [続きを読む]
  • ブリキの涙(29)
  • チャンミンは…夢をみていた最近、盛んに夢をみる空は透き通るように青く輝いてチャンミンは青く光る芝生の上を走っていた風を切ってかなりのスピードがでている思い切り走るこんなに走れるなんて!どこまでもどこまでも…でも…突然…頭を何かに引っ張られるような感覚になって足が止まった痛っ後ろを振り返ると長い長い充電のコードが自分の後頭部から繋がっている僕は…1人では生きられないどこまでも僕は自由になれない…ハッ [続きを読む]
  • ブリキの涙(28)
  • ユノが朝ごはんを作っている。とは言っても料理などできないのでレタスをちぎって、ドレッシングをかけるくらい。ガタンという、なにかボウルを落としたような音でチャンミンは目覚めた「あれ?ユノ?」チャンミンは後頭部から充電コードを抜いてベッドから降りた。「なんで?ご飯作ってるの?」「そうだよ、お前寝てな。熱完全に下がるまでさ」「いいよ、僕がやるから」「いい?よく聞いてチャンミン」「なに?」「説明受けたんだ [続きを読む]
  • ブリキの涙(27)
  • 「ユノ、僕さ、自転車をあの公園に置きっ放しなんだ」運転席に滑り込むユノにチャンミンが言う「でも、今日は自転車で帰るのは無理だぞこの車に乗せられるかな」「折りたためるよね?」チャンミンの生まれた家は今日も公園を抜けたところにひっそりと存在している…置き去りにされた自転車はそのままだったユノが自転車を折りたたみ、車に押し込んで顔をあげるとチャンミンがじっと家を見つめているのが視界に入った。チャンミン… [続きを読む]
  • ブリキの涙(26)
  • ユノとチャンミンはベッドの上に座っていた。膝を抱えて座るチャンミンをユノは後ろから抱きしめて2人はベージュの毛布に包まっていたユノが優しく後ろから、チャンミンのうなじや首筋、耳に順番にキスをしていったくすぐったそうにチャンミンが笑う「ねえ、ユノ」「ん?」「どう思った?」「何を?」「僕…不倫してた…」「ああ、うん…」「それもね…先生の事がすごく好きだったわけでもないんだ…」「じゃあ、なんで?金もない [続きを読む]
  • ブリキの涙(25)
  • 体裁はどうでもいいような、街道沿のカフェユノの前にはチャンミンとドンジュが並んで座る3人に苦いだけの大して美味くもない珈琲が運ばれて来た。チャンミンはここへ来てからずっと泣いているその様子をドンジュが心配そうに見ているもうその身体は半分以上チャンミンに向いている先ほどまでは、その様子にイライラしていたユノだったけれど今はそれを通り越して悲しみが少しずつユノを襲う「チャンミン…もう…泣かないで」ユノ [続きを読む]
  • ブリキの涙(24)
  • ユノは朝早くに目覚めてしまい、1人ベッドに起き上がっていた。隣でチャンミンが寝ている。首筋から充電コードが伸びて枕元の機器に繋がっている。以前のように座ったままなら問題なかったけれどこの体勢だと、首に長いコードが絡まりそうでユノは特注で充電機器を作ってそれを防いだ。車が1台買えるほどの金額がかかったけれどユノはそれをなんとも思わなかった。まわりからは金にシビアだと有名なユノだった。人間関係で余計な金 [続きを読む]
  • ブリキの涙(23)
  • 「この店知ってますよ!有名なグリルの店!」ユノの腕にぶら下がるようにしてチャンミンははしゃいで店に入った。個室に通されて、2人は向かい合って座った「グリルなんて、湖でやったバーベキューを思い出しますね」「………」「ユノ?」「ん?なに?」「疲れましたか?」「ああ、少しね」「また湖に行きたい!」「そうか?そんなに行きたいか?」「…?」「2人きりでさ、バーベキューなんて寒々しいよな」「でも、僕はとても楽し [続きを読む]
  • ブリキの涙(22)
  • 穏やかな日々が戻って来た。ユノはもうチャンミンの過去の事は忘れかけていた。ドンジュが姿を見せることもなかったしミノからの連絡もなかった「ユノ!これみてください!」「なに?」シャワーを浴びてバスルームから出て来たユノはまだ髪から水滴が落ちている「あ、ユノ、ちゃんと髪拭いてからでてきてください。床がビショビショ!」「お前が呼ぶからだろ?」チャンミンがユノにタオルを投げる。身体を拭くユノの肩の筋肉が、動 [続きを読む]
  • ブリキの涙(21)
  • 「昔の事を思い出したら…家族や友達が恋しくなるだろ」「どう…かな…」「幸せだったんだろ?チャンミン」「たしかに家族の仲は良くて、友達からも慕われていました」「そんな生活が懐かしくなるはずだ。」ユノは落ち着かない様子で、しきりに自分の膝をトントンと指で叩く。「俺といたってこの生活は俺と2人きりで、大して面白くもない。せいぜいパン屋に行くくらいで…」「パン屋?」「それくらいしかしてやってない。旅行に行 [続きを読む]