まり さん プロフィール

  •  
まりさん: 指先の記憶
ハンドル名まり さん
ブログタイトル指先の記憶
ブログURLhttp://tvxqyunho216.blog.fc2.com/
サイト紹介文ユノさんとチャンミンさんが穏やかに、時に激しく愛し合うホミンホミンホブログです。鍵記事はヨジャ絡み!
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供402回 / 365日(平均7.7回/週) - 参加 2015/10/26 11:31

まり さんのブログ記事

  • 指先の記憶 88
  • 寝落ちしたのがまだ宵の口だったからか、目覚めたのは夜明け前だった。寝室からは何の物音も声も聞こえないけど、なんとなく気になって様子を見に行く。相変わらず横向きで小さく丸まって頭の先しか見えてないけど、じっと見てると丸い塊が微かに膨らんだりしぼんだりしているのがわかる。照明は消してあるし、遮光カーテンもしっかり引いてあるから、室内はかなり暗く、ちょっとだけならだいじょぶだろうと、そーっとシーツをめく [続きを読む]
  • 指先の記憶 87
  • 「ふう」思わず大きなため息が出て、苦笑いが浮かぶ。チャンミンはあれからしばらくして、ソファーに座ったまま寝てしまい、抱いてベッドに運び、寝かせた。寝室の扉は開けたまま、リビングのソファーで体と心を緩める。「腹減った。」チャンミンは何も食べずに飲んでいたから、おれも晩飯を食い損ねて、いまから出かけるのも面倒だし、ローテーブルに置いてある果物かごの中からリンゴを1個掴んで、かじりついた。おれはいったい [続きを読む]
  • 指先の記憶 86
  • 「あー、ユノ〜、早かったんだね〜」ドアを開けてすぐにおれに抱きついてきたチャンミンは、酒臭く、目つきがトロンとしていて、動きが緩慢だった。「チャンミンおまえ、酔ってるのか?」「う〜ん、祝杯上げてたんだよ〜」そういえば電話の声も妙にテンションが高かった。「祝杯って?」足取りも危なっかしいチャンミンを抱えるようにしてソファーまで連れていき、座らせた。「あー、ぼくシム・チャンミンは本日めでたく独身に戻り [続きを読む]
  • 指先の記憶 85
  • 「おはようございます、副部長。」「おー、ユノヤ。お疲れさん。アメリカはどうだった?」「うん、まあ、大きな工場だった。」これくらいしか言いようがない。「ごめんね、突然出張なんて。」「しょうがないよ、向こうさんのご指名なんだから。けどおまえ、チェ・シウォンに食われなかったか?」「食われないよww」「そりゃよかった。」ったく、何の心配してたんだよ。「まあ、本部長もいっしょだから大丈夫だとは思ってたんだけ [続きを読む]
  • 指先の記憶 84
  • チャンミンとシウォンの間で話が決まったら、あとはめちゃくちゃ早かった。ホテルに取って返し、荷物をまとめて、といってもほとんどスーツケースに入ったままだったけど、そのまま車でロサンゼルス国際空港までハイウエーをぶっ飛ばしてくれた。空港に着いたらシウォンが手配してくれてたのか、12:30発の大韓航空機に予約が入っていて、スムーズに搭乗手続きができる。さすが財閥は航空会社にも顔が利くようだ。チャンミンは、急 [続きを読む]
  • 指先の記憶 83
  • ありがとうございます!!昨日、たぶん午前11時台にポチしてくださった方が90000のキリ番を踏んでくださったと思います。最近また過去記事を爆読みしてくださってる方がいらっしゃるので、その方かもしれません。心からお礼申し上げます??_________________「失礼ながら、シム会長の非情ぶりはウワサには聞いていたけど、ここまでとはね。」シウォンがため息交じりにつぶやいた言葉が、重苦しい空気をよけいに [続きを読む]
  • 指先の記憶 82
  • 朝食も取らず駆け付けた病院は、昨日にも増していろんな人間でごった返している。シラとミファのふたりは、すでに病室に移されていて、説明を受けたシウォンについて行くと、案の定そこは特別室だった。ったく、こいつらにとってはこれが普通なんだろうけど、ふたりが同じ病室にいるってのは、おれの常識で考えれば、かなりごり押ししたんだろう。「シラ、我がまま言い過ぎだぞ。」妹をいさめるシウォンの声には、怒りの感情は感じ [続きを読む]
  • 指先の記憶 81
  • いつもお越しくださってありがとうございます。うっかりしてたら、総拍手数90000まであと少しに迫っておりました。あと数日のうちには突破しそうです。キリ番を踏まれた方は、よろしければご一報ください。私からの精いっぱいの愛をお送りいたします?_______________すすり泣きの声で目が覚めた。「チャンミン?」昨夜厚手のカーテンを閉め忘れた窓の外から差し込む朝日が、ベッドの足元を明るく照らしている。「 [続きを読む]
  • 指先の記憶 80
  • 病院からさほど遠くはないホテルの前で車から降ろされ、ホテルマンがスーツケースを運んでくれて、シウォンがチェックインの手続きをする。おれはロビーのソファーでチャンミンを抱きかかえて座り、人の動きを目で追っていた。おれはどうしてこんなところで、こんなことをしてるんだろう。チャンミンを思う気持ちにウソはないけど、いくら偽装だとわかってても、奥さんの存在に目をつぶることはできない。自分で言うのもなんだけど [続きを読む]
  • 指先の記憶 79
  • シラが騒いだことで、おれたちは病院を追い出された。玄関の車寄せに立ったシウォンが片手を上げると、リムジンが静かに目の前まで来て停まる。どれくらいかかるかわからないのに、ずっと待ってたのか?っていうか、このリムジン、いったいどこから来てるんだ??後ろに乗り込んでも、チャンミンはまだ放心状態で、ふかふかのシートにどっぷり体を沈めて目を閉じている。「チャンミンくん、妹が申し訳ないことをした。すまない。本 [続きを読む]
  • 指先の記憶 78
  • 「お、兄、さま」突然聞こえた、弱弱しくくぐもった声。『オラボニン』時代劇以外で聞いたのは初めてかもしれない。医師がいち早くベッドサイドに寄り、シラにひとことふたこと話しかけて、体につながってるんだろう機材をいくつかチェックして、誰に言うともなく「あまり興奮させないでください。」と言い置いて部屋を出ていった。「シラ!おまえ、どうしてっ」シウォンは妹のそばに寄るや否や問い詰めようとして、思いとどまって [続きを読む]
  • 指先の記憶 77
  • 「あ、えーっと、秘書の方はご家族ではありませんので、ちょっと、」「はい、私は外で待って」「いえ、彼には同席してもらいます。ぼくの家族同然の人だから。」チャンミンはおれの手を握る勢いで手首を掴んで引っ張る。おれは掴まれた手首より、胸の奥が痛い。おれを家族同然とまで言うチャンミンは、おれの痛みに気づいているんだろうか。「そうですか。では、チェ・シラさんの状態についてご説明いたします。肋骨が2本折れてお [続きを読む]
  • 指先の記憶 76
  • 夜中だから受付は締まっていて、足早に歩くシウォンの後についてERと書かれた場所に行った。アメリカのドラマで観たことがあるけど、ほんとにERって眠らないんだ。ドラマで観たほどひっきりなしじゃないけど、いまも救急車が一台停まっていて、新しい患者を運び込んだところのようだった。色は何種類かあるけど、同じ服を着たいろんな人種の人たちが、あちらこちらに走り回っている中で、シウォンは通りがかったひとりをつかまえて [続きを読む]
  • 指先の記憶 75
  • リクライニングがほぼフラットにまでなる大きな椅子で、空調は完璧、エンジン音もさほどうるさくはなく快適でも、この状況で眠れるはずもない。サーブされた機内食はレストラン顔負けの豪華な食事だったけど、残念ながら食欲はなく。それでもおれとシウォンは、なんとか口に放り込んで飲み下したけど、チャンミンは手をつけようともしなかった。シウォンに、チャンミンまで倒れたら困るからって言われて、やっとスープを口にしたけ [続きを読む]
  • 指先の記憶 74
  • 「すまない、こんなことになって。」チェ・シウォンは沈痛な面持ちで頭を下げる。そうか、奥さんの兄だったっけ、っていまさらなことを思い出した。どうやらおれもかなり気が動転しているようだ。「謝らないでください。それよりシラは?」「命に別状はないようだが、子どもは・・・」「そう、ですか・・」キュヒョンはおれたちを機体があるところまで連れて行ってくれて、シウォンと少ししゃべってから、おれに「お願いします。」 [続きを読む]
  • 指先の記憶 73
  • 大急ぎで着替えをスーツケースに詰め、パスポートと財布と携帯を背広のポケットに入れて、厚手のコートを着て外に出た。やっと明るくなってきた街は、それでももう動き出していて、大通りまで出てタクシーをつかまえ、仁川空港に急ぐ。途中でキュヒョンからアシアナ航空のラウンジにいると連絡が来た。「ユノさん。」頭を抱えてソファーに座っているチャンミンの横で、難しい顔をして立っていたキュヒョンが、おれの姿を見るや否や [続きを読む]
  • 指先の記憶 72
  • 明け方、起きるにはまだ早い時刻に、目覚まし時計代わりに使っている携帯が騒ぎ出した。寝ぼけ眼には表示された文字はかすんで読めず、覚醒しきらない頭では誰からの電話かも認識できない。それでも、こんな時刻に電話がかかってくるなんて何か悪いことがあったに違いないという、胸騒ぎともいえない確信めいたものがおれを焦らせた。「もしもし、」『あ、チョン・ユンホさんですね?チョ・ギュヒョンです。』チョ、、ギュ、ヒョン [続きを読む]
  • 指先の記憶 71
  • それから、北風が白い花を降らせて世界的に新しい年を迎え、またひとつ年をとって、ふたりの誕生日の間の週末に、ささやかな祝いをした。おれにはよくわからないけど、奥さんが安定期に入ったとかで、はしゃいで電話してきたと複雑な表情でおれに話すチャンミンは、まだ気持ちの整理がついてないようだった。こっちは寒さのピークだけど、アメリカの西海岸の南のほうは昼間は半袖でもだいじょぶなくらい暖かいらしい。「サンディエ [続きを読む]
  • ご挨拶
  • 4月になりました!!雪国さえ立ち往生するほどの豪雪の冬から、突然初夏の陽気がやってきたようで、体はもちろん心もついていけない状態です(;^ω^)ついていけないと言えば、東方神起がカムバックして、テレビにラジオにSNSにと、えっと今日は何に出てくれるんだっけ?な毎日です。これこそ本当の『うれしい悲鳴』ってやつですね?カムバアルバムのタイトル曲『運命』のMVをまわしながら書いてますが、ついつい頭の中が「ふぅぅぅ [続きを読む]
  • 指先の記憶 70
  • ヒチョリヒョンひとりだけに打ち明けるってわけにはいかず、トゥギヒョンと3人で帰りにメシに行った。話そうと決めたときには、全部話して楽になりたいって思ったけど、いざとなったらためらいが先に立つ。「そうか!だから最近ニヤニヤしてたんだな?よかったじゃん。」と、手放しで喜んでくれたのはヒチョリヒョンで、「けど、奥さんがいて、妊娠してるんだろ?それは一番よくない状況だ。」と憂いたのはトゥギヒョン。ふたりと [続きを読む]
  • 指先の記憶 69
  • 「おーユノヤ、有意義な休日だったか?」有意義だったと言えばそうかもしれないし、現実逃避以外何もしなかったと言えばそうかもしれない。「ああ、ありがとヒチョリヒョン。」ヒチョリヒョンにもトゥギヒョンにも、チャンミンとのことは報告できない。もちろん他の誰にも。チャンミンは誰かに、例えばキュヒョンには話すんだろうか。家族には言えないだろうし、友だちってキュヒョンくらいしか思いつかないし。それにしても、チャ [続きを読む]
  • 指先の記憶 68
  • ランチは途中になっていたけど、ふたりとも食べ続ける気にはなれず、料理が残ったままの皿をワゴンに乗せて廊下に出した。チャンミンが淹れてくれたコーヒーを飲んでから読書を再開したけれど、しばらくすると目がかすんできて瞼が重くなる。ちょっとだけ、そう思って目を閉じたら熟睡してしまったらしい。気がついたら、おれの体はソファーに横になっていて、頭はチャンミンの太ももに乗せられていた。「あっ、悪い。重かっただろ [続きを読む]
  • 指先の記憶 67
  • 「ユノ?」「え?」電話はとっくに切れてたらしく、チャンミンが心配げに覗き込んでて、思わず頭が後ろに動く。「ごめん、ちょっと強引だった?」思い切り眉尻が下がって、潤んだ目からはいまにも涙が零れ落ちそうだ。「いや、その、えっと」「わかってるよ、ユノが本当にまじめだってこと。」おまえにそんな顔させたいわけじゃないのに。「悪い。けど、おまえを支えたいってのは本音なんだ。ただ、」「ぼくが結婚してるってことが [続きを読む]
  • 指先の記憶 66
  • 『ユノさん?』シラから呼びかけられて我に返った。「あ、はい。」画面の中のシラは困ったように苦く笑んでいる。『ユノさんって正直な方なのね。お顔が強張ってるわよ。』「え、」チャンミンが驚いたようにおれを振り向く。きっとずっと携帯に映るシラの顔を見ていたから、気づいてなかったんだろう。っていうより、おれ自身、自分がどんな顔をしているのかわかっていなかった。もしシラが言うように顔が強張ってたなら、それはま [続きを読む]
  • 指先の記憶 65
  • どこかで携帯の呼び出し音が鳴っている。「あっ、」同時にふたりとも立ったけど、おれのはバイブにしてあるはずだと思い出して座りなおした。チャンミンは寝室に入っていって、しばらくして携帯で話しながら戻ってきた。「うん、そうなんだ。・・・・うん、ここにいるよ。」ここにいる?主語は誰だ?まさか、、おれ?!「ちょっと待ってて。」携帯を耳から離し、何やら操作して、おれのとなりに座りながら携帯を持った腕をまっすぐ [続きを読む]