秋田藻溜 さん プロフィール

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秋田藻溜さん: 駄文の墓場
ハンドル名秋田藻溜 さん
ブログタイトル駄文の墓場
ブログURLhttp://umareiduruaki.blog.fc2.com/
サイト紹介文小説ド素人「秋田藻溜」の駄文墓場。オリジナル小説。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供67回 / 365日(平均1.3回/週) - 参加 2015/10/26 20:19

秋田藻溜 さんのブログ記事

  • この翼
  • プロペラが回っている。その翼が風を切る。弧を描いて私は飛ぶ。映るのは私と同じ。敵。そう、敵。でも、私と同じ。私も、彼らも、互いを追い掛け、銃を撃つ。銃弾は白煙と共に飛んでいく。敵は逃げ、敵は落ち、敵は飛ぶ。私達の翼は、鳥の翼とは違う。鳥の翼とは、生きることと進むことのその証。人が歩くように、馬が走るように、鳥もまた飛ぶ。けれど私の翼は、生きるために存在していない。この翼は、使命のために存在している [続きを読む]
  • 墓守人の現代語辞典
  • !!!!注意!!!!この記事には、政治的に正しくない(今風に言うとポリティカルインコレクト)な表現や、差別的な表現、不謹慎な表現が多数存在し、つまるところ筒井康隆作品を読むぐらいの感覚と理性と笑いの心が必要です。ご注意ください。 [続きを読む]
  • 階差機関は壊れない
  •  死に損なったオートマタの末路は如何なるものか。たかが消耗品、たかが一つのおもちゃの人形、ガチャンガチャンと音を立て、いずれ壊れゆく運命にあるオートマタは、それでも壊れることを許されない。 皆の口はまるでそうアルゴリズムで規定されたかのように同じことを口々に話し出す。「オートマタを壊してはならない」「不幸なオートマタを救いたい」「自壊するその前に、必ず修理をするべし」 では、君らの着ている服はなん [続きを読む]
  • 刻まれる病身
  •  一秒、二秒、三秒、四秒……。時計の針は進んでいく。一刻、一刻と時を切り刻んでいき、何の躊躇もなく時は動く。「……あと一時間」 この私の病身が刻まれるまでの時間。私に残された生存の時間。無駄な時間。目の周りがくぼみ、窶れた看護師たちが、私の周りを行き来する。一度壊れた身体は、決して元には戻らない。割れた陶器をくっつけても、糊でつけた後が残るのと同じように、二度と元には戻らない。私の身体もそうだった [続きを読む]
  • 男性性を削ぎ落とす
  •  うつ病で仕事をやめてから、ずっと続けてきたことがあった。それは自涜とかソーシャルゲームとかと言うようなものじゃない。まあもっとも、くだらなさで言えばそれらに並ぶやもしれない。私はずっと髭を生やし続けてきた。別に憧れがあったわけじゃない。本来髭とは父親とか、何か格好良い男性の像を見て憧れるものだが、私の父はしっかりと髭を剃っていたし、好きな俳優は渡辺謙だが彼はせいぜい無精髭だろう。それでも、髭を伸 [続きを読む]
  • 権力と暴力
  • ジョルジュ・ソレル 暴力論(上)ジョルジュ・ソレルの暴力論上巻を読んで、様々なことを考えたのでここに備忘録として残しておきたい。あまりにポリティカルな、まあようは政治的なお話なので、ブログで書こうか悩んだのですが、最近は小説も賞向けだったりサークル用だったりすることが多いので、この際ですから更新しておくことにします興味がある方は追記からどうぞ。 [続きを読む]
  • クラッチ・ペダル
  • シフト、ニュートラル。ハンドブレーキを引いて、エンジン点火。クラッチ・ペダルを踏んで、ブレーキ踏んで。シフトレバーは1速に!右方確認。右点灯。クラッチ・ペダルは半分だけ。アクセルちょっと押して、ギリギリギリと噛み合って、車は微動し始める。クラッチ・ペダルは上がっていく。急いで上げるとどたんと言って、車がぶーたれる。アクセル押して流れに混ざる。エンジンはうなって時速が上がる。クラッチ・ペダルをベタ踏 [続きを読む]
  • リンダリンダを聴きながら
  •  最悪の気分だった。昨日もまた酒の海に浸かってしまった。世の中は嫌なことばかりで、それを放り投げて飛び込むのはいつも酒の海だった。あの豊かの海は私を拒絶することなくいつもいつでも受け入れてくれる。昨日は何を飲んだのだったか。冷凍室のジンか? それともそこにあるサントリー製のダルマだろうか?酒の海は豊かの海だ。それは遠く月にあって酩酊感を伴うことで辿り着くことが出来る。私はそこへ行くためいつもいつも [続きを読む]
  • 国家創生神話
  •  国家には神話が必要である。何かしらの敵を撃退したとか、古代のとある偉大な帝国の後継者であるとか、ある宗教・民族・思想の体現者であるとか、ある悪しき者を打ち倒して作られたとか、そういったものだ。古代であればそれはそのまま神話という形で起こった。ローマ神話や中国神話、インド神話や日本神話など、国家と地続きになっている神話が多数存在する。神話とはそもそも神の話であり、科学が発展した現代ではせいぜい考古 [続きを読む]
  • 大いなる助走なリアル
  •  作家志望と言っても、色んな種類の奴が居る。どれぐらい本気なのか、どんなジャンルを書くつもりなのか、何年やってるのか、いつから書いてるのか。そもそもお前はそれを書いていて面白いと思っているのか。まあ色々語ることの出来る要素はある。 ところで『大いなる助走』という作品をご存知だろうか?最近慰安婦像○ーメン発言で話題になった戦後最大の不謹慎オヤジこと筒井康隆が書いた傑作だ。え、何。筒井康隆と言えば時を [続きを読む]
  • 労働人口政策
  •  いわゆる少子高齢化と労働者市場等々についてメモ書きをば。子供が増えやすい環境というのは結構色々な条件があって、完全にそれを満たすことは出来ないのですが、実際に存在する事例から子供が増える要件について考えてみましょう。・労働市場が大きい。もしくは開拓の余地が大きい場合単純に人手の足りない場所が多いというパターンですね。主にこれは大きな戦争後の国家や、未開拓地域で見られます。例えばヨーロッパにおいて [続きを読む]
  • 不定期更新のお知らせ
  •  何かを始めるという時は、何となくではなく目的をもって行うべきです。かく言うこのブログもある目的をもって作成されました。「筆を絶やさない」「落選作品の掲載」「書き置きを残す」というのも、このブログを始めた当初の私は鬱病で仕事をやめた直後であり、家の中で布団被ってうーあー言いながらこの世に軽々しく絶望するような状態だったので、ロクに小説の作成も進まず、けれど筆だけは絶やしたくないという意識だけがあり [続きを読む]
  • 快楽の制限
  • 強い快楽は制限される。知性とは業の深いもので、勿論そのものを活かすために働くことが多いのだが、時に知性は毒をも生み出す。そしてその毒は痛みを伴うものとも限らず、寧ろ快楽を伴う毒であることが多々ある。典型的なところだとアルコールだ。酒をある程度飲める人(ここで言う「ある程度」とは一杯程度で酔える人も含む)であれば、酒を飲むと気分が良くなるということをよく知っているだろうと思う。しかしアルコールは毒で [続きを読む]
  • 業務用ゲーム
  •  普段創作ネタや文字を書くモチベーションを小説に寄せているせいか、ブログのネタがなくなってきた昨今。元々アクセス数を気にしていたわけでもないので、今更ながら自分の趣味についてちょっとずつ書いてみようと思う。 一般にゲームと言うと、プレイステーションとかXbox360みたいなゲーム機を想像すると思う。或いはDSみたいな携帯ゲーム機とか、最近だとソーシャルゲームなんかもそうかな?私は半ばゲームで身を崩したタ [続きを読む]
  • 女といふ生物について
  • 「おい、知っているか」 新宿駅すぐ近くのアホみたいに混んでるガストの中。いつも面倒臭い話をする友人は言った。「なんだよ。パパ活関連のリサーチが面白いって話か?」「いやさあ、それに当たらずといえども遠からずってところかね」 私はその話題から嫌な空気を感じ取った。ガストの喧騒の中、その言葉の持つ空気だけが確実に伝わってくる。「ろくでもない話だろ」「そうだな。ロクでもない話だ。ただし、そのろくでなしはお [続きを読む]
  • 自然の話
  •  この話は質問から始まります。まず第一に「自然」とはなんでしょうか。goo辞書の力を借りてみると味">しぜん【自然】の意味1 山や川、草、木など、人間と人間の手の加わったものを除いた、この世のあらゆるもの。「―に親しむ」「郊外には―がまだ残っている」2 人間を含めての天地間の万物。宇宙。「―の営み」3 人間の手の加わらない、そのもの本来のありのままの状態。天然。「野菜には―の甘みがある」4 そのものに本来 [続きを読む]
  • 白波の鱸
  •  私は、砂浜に居た。風は凪ぎ、波は穏やかである。細かな砂粒と紺の海が打ち寄せる静かな波を境界に二分されていた。水平線の上には貨物船が、漁船が、旅客船が浮かんでいる。波は静かに寄せてくる。海水が湿った砂上を伝い、それが引くと表面が泡立つ。 海と水には、ありとあらゆる意味が存在する。海はかつて生物を生み出した。この世に存在する全ての生物は、その系図を辿れば海へと行き着く。例えばその手で水を掬い出したな [続きを読む]
  • ローズポッド新作公開
  •  さて。以前から参加しております、文藝サークル「ローズポッド」サイト上にて、新しい作品が公開されました。一応リンクにもありますが、記事にも貼っておきましょう。文藝サークル「ローズポッド」今回のテーマは「桜」になります。最近ちょっと色々新しいことをやっていて、中野に行くことが多くなったのですが、あの辺りの桜並木は美しいですね。とくに、満開になってから葉桜となり、その花びらが散る頃には、舞台上の紙吹雪 [続きを読む]
  • 天人五衰
  •  この衝撃を、どう言い表すべきか……私は未だに悩んでいる。悩み続けている。私はこの小説を通して、色々な『初めて』を体験させられた。本を読んでいて、手が震えた。読み終わった直後、私はこれを超える小説に出会うことが出来るのかと思わされた。そして読み終わってから今に至るまで、ずっとこの本のことを考えさせられている。この小説は、厳密に言うなら『豊饒の海四部作』は、恐ろしい程完成され尽くした小説だった。三島 [続きを読む]
  • ソルジャーズ・レビュー No.2
  •  なろうは、更新をしばらくやっていないと「このユーザーは四ヶ月以上更新してないよ」みたいな表示をします。勿論、飽きたような人も居るんでしょうけれど、賞に出す話を書いていると放置しがちになってしまいます。ブログの一ヶ月放置した時の広告もそうですが、ああいったものが表示されてしまうのは非常に遺憾でありますので、ソルジャーズ・レビューの続きを書きました。R指定のかかるお話ではありますが、お楽しみ頂ける方 [続きを読む]
  • 食・文化防衛論
  •  昨今の「日本すごい」的な番組、言説が物凄く嫌いな私ではありますが、私は「日本の魚食文化」だけは世界一だと思っています。断言します。勿論、世界には美味しい料理が沢山あります。美食の代表格とも言えるフランス料理やイタリア料理、東西の文化が入り交じったトルコ料理。世界に広がる中華料理……食文化とは歴史までもが関わる壮大な一つのテーマであります。それらを知った上で尚私はこう言うでしょう。「魚の食い方を一 [続きを読む]
  • 何者
  •  自分は一体何者なのであろう。これは人間が社会的な生物であるが故に、唐突に頭の隅から出てきてしまう一つの命題なのだ。例えば人間が個体で他の生物を狩るような、タカやワシといった孤独な覇者であれば、このような疑問は生じ得ない。世界には自分と獲物と、せいぜいが自身の育てる子供ぐらいしか存在しない。世界は実に単純に出来ている。だが人間は違う。友人もいれば敵も居るし、商売の上では敵でも友人だったり、またその [続きを読む]
  • 謝罪文
  •  私は今から複数の事柄について、謝罪をしたいと思っています。このブログにいわゆる「読者」的なものが何人居るかは分かりませんが、よく見る方なら分かると思うんですけれど、更新が遅れに遅れています。事情を語れば色々あるんですけれど、これ話してもブログ的に全く面白くないので割愛致します。申し訳ございません。更新が遅れております。本当に申し訳ない。次。最近自分でなろうのURL開いて、連載のまま放置してる「ソル [続きを読む]