Ikkey52 さん プロフィール

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Ikkey52さん: 十代目源右衛門雑記帳
ハンドル名Ikkey52 さん
ブログタイトル十代目源右衛門雑記帳
ブログURLhttp://ikkey52.blog27.fc2.com/
サイト紹介文ジャーナリズム、原発、映画、ドキュメンタリー、現代史、満洲、エスピオナージ
自由文甘粕正彦 小出裕章 大杉栄 大川周明 スターリン 張成沢 フリーマントル 岸信介 石川三四郎 ル・カレ 川島芳子 イメルダ・マルコス ラブレンチー・ベリヤ 佐野眞一 トム・ロブ・スミス  
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供13回 / 365日(平均0.2回/週) - 参加 2015/11/07 17:07

Ikkey52 さんのブログ記事

  • 我流で読み解くシンガポール米朝首脳会談
  •  「世界中が茶番劇に振り回された」。シンガポールで行われた米朝首脳会談を現時点でそう総括しても、強い反論はないだろう。無理やり評価点を探すとすれば、朝鮮半島で武力行使が行われる可能性が当面のところは遠のいた、ということのみだろうか。いや、内外メディアの評価を総合すると、それすら怪しいということになる。 取材対象がたかだかバイ(二国間)の会談なのに、NHKは100人、BBCに至っては200人を現地取材 [続きを読む]
  • 空費されたデータと時間…フクイチ訴訟の判決相次ぐ
  •  2011年3月の福島第一原発事故から7年。事故は人災だとして東電や国の責任を追及する集団訴訟は全国で約30件を数え、判決も7件が下りた。これらの訴訟の争点のひとつは、「東電が巨大津波を予見できたかとうか」だが、国が被告になっている5件中4件で、予見可能性が認定された。月刊誌『グリーン・パワー』2018年6月号の記事「環境ウォッチ」の指摘から拾ってみる。(2012筆者撮影・大震災で焼失、流出した石 [続きを読む]
  • 日大アメフト部反則アタックの陰で
  •  日本大学アメフト部の選手が、試合中に無防備な状態の関西学院大学の選手に後ろからタックルし、けがを負わせた問題がニュース・シーンを賑わせている。自分は、最近のマスメディアのニュース・センスや報道姿勢に疑問を抱くことが多い。この件に関しても、「たかがアマチュア・スポーツの悪質反則程度の話で、なぜここまで集中豪雨的に報じる必要があるのか」と、さっぱり理解できなかったが、報道を何気なくフォローするうち、 [続きを読む]
  • あらためて"巨人・西部邁ロス"を論ず
  •  西部邁には“人生最後の著作”と銘打った自著が何冊もある。全くの偶然だが、最晩年の3冊を読んでいたものだから、西部の自裁それ自体には、実はさほど驚かなかった。それらの著書で西部は、しきりに自分の生は自分自身で終わらせるという決意を表明し、その具体的方法についても、当初思い描いていた計画が実現不可能になった事情も含めて、詳細に語っていたからだ。ただし、いくら言行一致がこの言論人の真骨頂だったとはいえ [続きを読む]
  • 旧優生保護法の二面性を知る…西木正明『悪夢の封印』
  •  連休中の小旅行に携帯する本を、と考えて選んだ一冊は、大ファンといっていい西木正明の未読の文庫版。帯に「新・直木賞作家」とある。氏の受賞は1988年のことだから、受賞を機に、過去作に光が当たり、文庫化されたものと思われた。 長年の愛読者のひとりとして、氏の作風はよく知っているつもりだ。この人の「つかみ」の上手さには定評がある。冒頭の説明をなるべく排し、できるだけ簡潔に、それでいて強烈なインパクトを [続きを読む]
  • 拉致被害者家族は茶番をどう見たか…南北首脳会談の空疎
  •  ”国境”を越えて逃げようとした北朝鮮兵士を無慈悲に銃撃する、まるで映画のようなシーンの記憶が生々しい板門店。そこが南北朝鮮首脳による空々しい政治ショーの舞台になった。祖父の権威に阿ろうとして、まだ若いのに度を超えた中年太りを自己演出するサディステックな独裁者と、主体思想信奉者としての過去を持つ無内容なポピュリズム政治家…。彼らの演じる和解の茶番劇に吐き気をもようした。結局なにも変わっていないでは [続きを読む]
  • 二隻の砕氷船 (下)
  •  「宗谷」が改修を施され、南氷洋を行けるほどの本格的砕氷能力を獲得するのはもちろん戦後のことだ。官・民を通して戦前戦中の日本に国産の砕氷船は一隻しかなかった。それが海軍の砕氷艦「大泊」だ。大正10年(1921)11月に神戸の川崎造船所で竣工した。その名は、樺太の日本領有時代、樺太庁が置かれた都市、大泊(現コルサコフ)に由来する。ただし「大泊」は、当初から氷の海の航行を目的に建造が計画された船ではない。給 [続きを読む]
  • 二隻の砕氷船 (上)
  •  平和な時代の砕氷船といえば、南極越冬隊員を乗せて日本と昭和基地を何度となく往復した海上保安庁の南極観測船「宗谷」の名が真っ先に浮かぶ。遠く南氷洋の果ての白い大陸に、科学研究の橋頭堡を築こうと悪戦苦闘する「宗谷」の姿に、大人たちは破滅的敗戦の痛手から立ち上がろうとする祖国の歩みを重ねた。少年少女たちにとっては、南極から新しい夢を次々に運んでくる宝船のように見えた。樺太犬タロ、ジロの奇跡の生存を描き [続きを読む]
  • 現代日本の社会的病理カタログとして読む小説『イノセント・デイズ』
  •  私企業の目的が利益の最大化にあることは当たり前。一方、「報道」の目的が真実の追求にあることも当たり前だ。とすると、報道機関がひとつの私企業として存続することのなかには、あらかじめ大きな矛盾が隠れていると言えないか。少数派になるのを恐れず、勇気を奮って正論を吐いても腹は膨れない。 いや、腹が膨れないばかりか、声ばかり大きいネット住民たち(=パターン化された綺麗事を好む匿名大衆)を刺激して、もし視聴者 [続きを読む]
  • 骨抜きにされる中国の対香港「一国二制度」方針
  •  香港が窒息しかけている。イギリスから中国に返還されてから7月1日で20年。記念式典出席のため、習近平が党主席として初めて香港の土を踏んだ。地元民主派が強く反発しているのは、習が本土の政権を掌握して以来、真綿で首を締めるように返還時の条件だった一国二制度をなし崩しにしてきたからだ。 20年前、香港の制度は安泰だと考える市民が6割いたが、いまは2割に減っていると新聞報道が伝える。6月は中国政府にとっ [続きを読む]
  • 父は慰安婦問題捏造の詐話師…現状に堪えかねた息子が動いた
  •  「強制連行された朝鮮人慰安婦は8万4千人」。そう類推した元毎日記者、千田夏光の『従軍慰安婦』(1973)を、古本屋で手に入れて読んだのはまだ20代のころ。ショックだった。そして正直に告白すれば、千田の指摘をかなり長いこと露ほども疑わなかった。いまではトンデモ本の類いだったことがわかっている。著者の千田本人も上梓後「書き過ぎた」と不安に駆られたのではないか。「強制連行の実行者」として吉田清治が名乗りを上げた [続きを読む]
  • 湖底の堆積物に嗤われる”温暖化危機説”の虚妄
  •  福井県若狭町にある水月湖(すいげつこ)は、面積約4平方キロの小さな汽水湖。この湖の底には、「年縞」と呼ばれる堆積物の年輪が過去5万年ものオーダーで、見事に残っている。最大水深が40メートル近くあること、大きな河川からの流入がないこと、酸素不足で生物が生息しないなどの条件が重なり、気の遠くなる年月、年縞が守られたのだ。いま水月湖は、地質学的時間スケールの世界標準として認められている。 立命館大・古気 [続きを読む]
  • 「渋谷暴動・警官殺害容疑者逮捕」で仄見えるもの
  •  日本の数多い指名手配犯のなかで、最も古くから逃げていた中核派の活動家、大坂正明が、ついに広島県警に逮捕された。全国の盛り場や駅、公園、警察施設などあちこちに掲出されてきた、痩せて神経質そうな若者の白黒写真は、妙な言い方だが、風景の一部として市民の日常に溶け込んでいた。46年という月日はそれほど長いものだ。 日本は2010年から、人を死亡させた罪であって法定刑の最高が死刑に当たるもの(=殺人罪)に限り [続きを読む]
  • 劇作家・別役実…80歳のテレビ観・作劇観
  •  ニュースは一報を落とさないようにエネルギーを使うが、火傷を恐れてけして突っ込まない。ストレートなドキュメンタリーはかなり前から絶滅危惧種扱いとされ、北極、南極と隠語で呼ばれる早朝、深夜にしか編成されない。情報番組は街歩きとグルメが隠れたメインディッシュ。バラエティは出演者を多くして、視聴者の好き嫌いを薄めるのが常套手段だが、お姉マンはいいが、レズはだめ。ドラマの現代劇は、若い社会人の等身大像しか [続きを読む]
  • 君子豹変す…アンドレ・ジッド『ソヴェト旅行記』
  •  1969年、すでに私兵としての右翼組織「盾の会」を養っていた作家三島由紀夫は、新左翼の東大全共闘との直接対話に臨み、「ひとこと『天皇』と言ってくれたら、自分は諸君とともにバリケードに立て籠る」とリップサービスした。ただし、誰も真に受けはしなかった。日本の文壇には「転向」という特有の厄介な論点があったとはいえ、名のある作家のなかでも政治的立場を鮮明にしている人物が、そう易々と物の見方を変えるわけがない [続きを読む]
  • マスメディアと長時間労働規制…杓子定規の受け入れに潜む罠
  •  外食産業などの長時間労働問題がテレビや新聞を賑わすたびに、なんともいえない居心地に悪さを覚えてきた。およそ速報性を求められるマスメディアの表現は、内容の硬い柔らかいに拘わらず、そこで働く人たちの恒常的な長時間労働に支えられてきたことを、身をもって知っているからだ。ろくに休日さえとれない劣悪な職場環境を舞台裏に抱えながら、どのツラ下げて偉そうに、他社、他業種の長時間労働を叩けるのか、という思いがい [続きを読む]
  • ル・カレの孫娘が綴る独自の世界…『蛇の書』
  •  古書と錬金術を下地とする知的ミステリの現代劇だが、率直にいって歯ごたえがありすぎた。それにしても日本版翻訳者、宇佐川晶子の苦労はいかばかりだったか。手元の辞典とネットですぐ答えが見つかるようなバックグラウンドではない。脱稿するまで血のにじむような苦行の日々だったろう。 アナ・ヴェルコは27歳の古書研究者。彼女のことをルネサンス的教養人だと褒める同僚がいるが、衝動的で軽はずみな女とけなす批判者もいる [続きを読む]
  • 青春小説に蘇る新聞人の気概…『北海タイムス物語』
  •  終身雇用が日本の企業社会の美徳のひとつとされていた時代も、中途入社やキャリア採用はあるにはあったが、あまり一般的ではなかった。新聞業界は例外で、地方の小さな新聞社での働きを買われて、より大きな新聞社に移籍して行くケースがいくらでもあった。例えば、大物政治家が次々と未公開株で甘い汁を吸い、大スキャンダルになったリクルート事件は朝日新聞のスクープだが、北海タイムスからの移籍組が取材の中心にいたことは [続きを読む]
  • 持論に溺れた東芝の落とし穴
  •  日本を代表する大メーカー東芝が巨大損失を抱えて、生きるか死ぬかの瀬戸際を彷徨っている。その原因となったのは、買収した米原発子会社ウエスチングハウス(WH社)が抱え込んだ負債だ。ではなぜ、WH社が大きな負債を抱えるに至ったのか、明確な情報になかなか出会えなかった。月刊誌グリーンパワー5月号のコラム「環境ウォッチ」が、そのからくりをわかりやすく解説しているので紹介したい。 アメリカでは1979年のスリーマ [続きを読む]
  • 「北朝鮮を植民地にしたい」…見えてきた隣国の皮算用
  •  「世界の警察官」役を降りたはずのアメリカが、シリア内戦でサリンの使用が疑われるシリア政府軍の基地に巡航ミサイルを撃ち込んだ。「警察官」に復職したわけだ。そうなると、国連酒場の客の中でも折り紙付きの鼻つまみで、何度咎められても核ミサイル開発という危険な火遊びをやめない北朝鮮が、次なる取り締まり対象になるだろうとの予測はきわめて自然だ。 「北朝鮮が潰れないのは、中国、ロシア、日本、韓国といった周囲の [続きを読む]