ゆりりん さん プロフィール

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ゆりりんさん: 是非に及ばず
ハンドル名ゆりりん さん
ブログタイトル是非に及ばず
ブログURLhttp://kinseym.blog.fc2.com/
サイト紹介文特発性間質性肺炎(IPF)の初期〜経過の記録を綴っていきます
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供187回 / 365日(平均3.6回/週) - 参加 2015/11/23 09:33

ゆりりん さんのブログ記事

  • 401. お知らせ
  • コメント欄でも書きましたが、過去のIPF記事を今振り返って補足する追記を書いています。追記の終わったものを、IPF Season 1のカテゴリに入れていっています。分かりにくかったところが少しでも分かりやすくできればな、と思っています。数えてみると、IPF2015、2016、2017というカテゴリで94本記事を書いていました。63本まで、追記をつける作業が完了しています。最終的にはすべてのIPFの記事に追記を書いて、IPF Season 1とし [続きを読む]
  • 400. 短いお別れ
  • 400という数字が見えてきた頃から、自分の中で、ひとつの区切りを感じてきた。この病の特徴やメカニズムに自分なりの理解ができたこと、自分なりの工夫で進行抑制という結果が出ていること、現在開発中の新薬もある程度把握できたこと、が理由だ。ロンググッバイではなく、ショートグッバイ。301からのインデックスを添えさせて頂く。301-302. 創薬の歴史303. ステロイド その3304. Homebound305. PBI-4050306. 視力の低下307. [続きを読む]
  • 399. PBI-4050、日本でも治験予定
  • PBI-4050(「記事305、356で紹介)が、米国FDAのIND承認を受け、いよいよフェーズ 2/3 治験を開始。そ
    のプランが明らかになった。http://www.prnewswire.com/news-releases/prometic-receives-fda-clearance-of-its-ind-to-initi
    ate-pivotal-pbi-4050-phase-23-trial-in-patients-with-idiopathic-pulmonary-fibrosis-647608843.htmlフェーズ2では375 人の IPF
    患者が3つのグループに分けられる。1) 125人 プラセボ + ニンテダニブ [続きを読む]
  • 398. PXS-5382A
  • 「記事388. 逆もまた真なり」で触れたPXS-5382Aは、多臓器の線維化に効く薬として期待されている。今年中には治験フェーズ1を開始する。http://www.synairgen.com/media/1356/170906-loxl2-inhibitor-update-final.pdfこの薬はLOXL2阻害薬で、「記事372. メトホルミンその後」で使った図でいくと間葉系細胞に働きかける酵素ということになる。LOXL2は、コラーゲンの蓄積において重要な役割を果たし、臓器の線維化であるNASHやIPF [続きを読む]
  • 397. 英語論文を読む理由
  • 現在の医療では、IPFは治せず死に至る病気だ。けれども、日夜その治療方法の開発が進んでいると感じる。期待できる内容であっても商業ベースにのらないため、治験に進めないもの。あるいは臨床の一ケースとして、大きな注目は集めないものの有効なケーススタディと感じるもの。これらに出会うために地道に肺繊維症に関わる論文を読んできた。最新の研究発表やケースレポートは、権威ある雑誌などに寄せて英語で発表されている。日 [続きを読む]
  • 396. 持続血糖測定器
  • 採血不要の血糖値測定器、「記事40. 測定機器の進歩」でご紹介したアボットのFreeStyle リブレが、9月1日から日本でも保険適用となり、使用が可能になった。http://jp.abbott-diabetescare.com/patient/products/2週間つけっぱなしにできるニードルパッチを二の腕に付ける。このパッチ上に測定器をかざすと、皮下の間質液中のグルコース濃度をセンサーが感知して測定する。間質液中のグルコース(血糖)濃度は(血液中の)血糖値と [続きを読む]
  • 395. MRG-201
  • 新たな核酸医薬、吸引薬の開発ニュースである。miRagen社は MRG-201という新薬を開発しており、2017年ヨーロッパ呼吸器学会国際会議(イタリア開催)でのポスタープレゼンで、肺線維症のラットに対して経鼻投与し、ターゲット遺伝子の活動をほぼ無効にできたという内容を発表した。進行性肺線維症の発症要因の一つとして考えられる遺伝子変異。肺線維症の患者では、miRNA-29が異常に低く、この低下が肺の線維化を促進すると研究者 [続きを読む]
  • 394. 良いコトバ⑦
  • 今でこそTVは薄型になったが、昔のブラウン管のTVは奥行きがあって、その上に置物などを飾ったりしたものだ。昨夜布団に入ってから、ふと8歳か9歳の頃の、そのような昔の風景が浮かんできた。実家の床の間にTVが置いてあって、その上に干支の絵皿を飾ってある。何かの拍子に私がその絵皿に触ってしまい、あっと思った瞬間に絵皿は落ちて、激しく砕けた。「ごめんなさい、ごめんなさい」半べそをかきながら謝る私。母は少し眉を上げ [続きを読む]
  • 393. メトホルミンの使い心地
  • メトホルミン塩酸塩錠250mgMT「TE」を7月末から服用し始めて約2ケ月、最近まで朝夕1錠ずつの500mg服用していた。が、どうもこの薬、私には便秘という副作用をもたらした。乳酸アシドーシスがもっとも重篤な副作用なのだが、軽微な副作用として下痢があげてあった。いや、それでは真逆ではないか、私の勘違いか?と思い様子見を続けたのだが、どう考えてもメトホルミンを飲みだしてからである。仕方なく、「マグミット錠250mg(酸化 [続きを読む]
  • 392. ピレスパ®の増悪抑止力
  • 日本での認可が先行し、欧米で使われ出して3年となったピルフェニドン(日本での薬名ピレスパ®、米国での薬名Esbriet®)。2017年ヨーロッパ呼吸器学会国際会議(イタリア開催)で、過去のフェーズ3治験の分析調査結果により、ピルフェニドンは肺の線維化の進行を遅らせることができるとともに、増悪や入院のリスクを下げることが分かった、という発表がなされた。 “Incidence of Multiple Progression Events in Patients With [続きを読む]
  • 391. レスキュードーズ
  • 呼吸苦の緩和方法はないのか、オプソhttp://www.interq.or.jp/ox/dwm/se/se81/se8114005.htmlというモルヒネ(オピオイド薬)が即効性のあるお助け薬--レスキュードーズとして効果があるようだ。肺線維症の患者で実際に使った、という記述を見るのは、mr446raのブログの「緩和療法の選択」http://mr446ra.blog.fc2.com/blog-entry-457.htmlにあり、便秘等のような副作用はあるものの、私はステージⅢになったら使いたいと思ってい [続きを読む]
  • 390. 代え難い人
  • 両親の老老介護を見ていると、この言葉しか思いつかない。会社や社会での役割は、いくらでも替えが効く。大恋愛をしているつもりでの恋人も、きっと新しい恋ができるくらいに若ければ、失恋の痛みからも立ち直っていく。しかし、ダイアモンド婚を越えて、人生の苦楽を共にしてきた夫婦というのは、血のつながりのある親子の関係よりもさらに深い。認知機能が落ちてきた母に、父は変わらずに話かけ続ける。もう回復はしないことは分 [続きを読む]
  • 389. 抗線維化薬の併用
  • 14週間という短期間ではあるが、ニンテダニブとピルフェニドンを併用した場合の安全性と有効性が確認された。フェーズ4の治験(ID NCT02579603)である。 “Nintedanib with Add-on Pirfenidone in Idiopathic Pulmonary Fibrosis: Results of the INJOURNEY Trial”http://www.atsjournals.org/doi/abs/10.1164/rccm.201706-1301OCこのブログ村でも、すでに併用している方もおられるので心配していた。今後長期的な観察が必要だと [続きを読む]
  • 388. 逆もまた真なり
  • ピルフェニドン(ピレスパ®)がNASH(非アルコール性脂肪肝炎)に有効とのマウスでの実験結果が出た。http://www.amed.go.jp/news/release_20170317.htmlNASHというのは、肺における線維化が肝臓に起こった疾患だ。通常肝硬変はアルコールの過剰摂取によって起こるが、アルコールを摂取しないにもかかわらず、炎症が起き線維化がすすみ、肝機能を失っていく、いわば“特発性肝線維症”とも言えるのがNASHだ。https://www.business [続きを読む]
  • 387. 甘い記憶
  • ケーキなどの洋菓子は自分で買って食べることはないのだが、ドーナッツは時々無性に食べたくなる。本当に色々な種類が展開されているが、私の一番好きなのは「ホームカット」、とてもシンプルで懐かしい味の一品だ。初めて食べた時、「え?」とばかりに当惑した。母が作ってくれていたドーナッツの味。子供の頃の味覚の記憶が溢れてきたのだ。私が小学生だった頃は、買い物はもっぱら魚屋、肉屋、野菜屋などの個人商店の集りである [続きを読む]
  • 386. 進行性肺線維症という概念 その3
  • 進行性の最終段階が急性増悪である。辛い内容だが、これを避けて通るのは偽善でもあるし、あえて書こうと思う。急性増悪への治療内容は、人工呼吸器の気管挿入、ステロイドパルス、免疫抑制剤、直接血液浄化(PMX-DHP)、広域抗菌剤、抗線維化薬、モルヒネ、鎮静薬等。これらの使用の可否やそのタイミングについて、専門医間のコンセンサスも、ガイドラインも確立していない。グローバルな呼吸器学会で優位になっている考え方は、 [続きを読む]
  • 385. 進行性肺線維症という概念 その2
  • ILD(間質性肺炎)の発症について持っているイメージは、スロットマシーンの絵柄が3枚揃った時に起きる、というものだ。それぞれの絵柄は、遺伝子変異、環境要因、体内分泌エラー(ホルモン、サイトカイン異常)。遺伝子変異は、家族性IPFに代表される何らかの遺伝子発現の欠損や老化による変質が考えられる。通常の発症年齢が50歳以上だということを鑑みても、これは間違いないだろう。環境要因は、石綿、喫煙、汚染、粉じんに加 [続きを読む]
  • 384. 進行性肺線維症という概念 その1
  • 2013年夏頃に、会話の途中で酷く咳込み、またこれが異常なほど止まらない、という症状が出た。この時に肺の異常が始まっていたのだろうと思う。2013年~14年は更年期に当たり、かつ公私共に非常に忙しく、人生で最もストレスがかかった年だった。2014年冬に急性膵炎を発症、その後IPFの診断が下る。間質性肺炎という病を知り、それに関連することを調べ始めて2年9ケ月が経とうとしている。未だこの病気については分からないことが多 [続きを読む]
  • 383. 丹参の効能
  • 丹参は、サルビアの根を乾かしたもので、漢方では脳梗塞や心筋梗塞と言った血管系疾患の治療薬として汎用される。その主成分である、サルビアノール酸Bをブレオマイシン誘発型のIPFマウスに与えると、TGF-β(=トランスフォーミング成長因子)のシグナルが抑制され、線維化も抑制されたーこれは実験で立証されている。(記事172. サルビアノール酸B)サルビアノール酸Bは水溶性だ。では、ヒトも、この丹参を煎じて飲めば、サルビ [続きを読む]
  • 382. 血液検査の推移
  • 半年ごとの定期検診で、血液検査は、胸部レントゲン検査と呼吸機能検査と共にルーティーンとして入っている。検査項目は多くはなく、一般的な内容にとどまる。朝食を食べて採血しているとはいえ、TG=中性脂肪は、痩せているのに、高い。ちなみにLDH(臓器損傷マーカー)が昨年9月の検査で正常値を少し上回っているが、その直前に消化器系の発作を起こしているので(記事203. 鰻の逆襲)、この影響がでているものと思う。この時 [続きを読む]
  • 381. 胸部レントゲンと胸のうち
  • 私の検査結果にコメントを多く頂いて、ブログ友達の優しさに感動する。結果が良ければともに喜び、悪ければきっと励ましてくれるのだろう。一人ではないというのは、大きな支えになってくれる。さて昨日は、レントゲン写真のモニターを指して、「これ、プリントアウもらえます?」と主治医に聞いたら、「えーっと、ここを押せば出るのかなぁ」等とおっしゃりながら対応して下さった。それを写真に撮ったので、アップしてみる。病院 [続きを読む]
  • 380. 定期検診(9月6日)と検査数値
  • 半年振りの定期検診だった。レントゲン結果著変なし、呼吸機能検査正常範囲、KL-6とSP-D(3月の数値だが)正常ではないが増悪を疑う異常値ではない。捻髪音はわずかに聞こえる。前回ニンテダニブを増悪時の備えとして1週間分処方頂いたが、幸い服用することなく過ごせた。薬は冷蔵庫で大切に保管しており、いざという時の安心材料になっている、と主治医に伝えた。下表は、今回の検査結果と過去の推移である。今回も肺拡散能(DLCo [続きを読む]
  • 379. 血糖値スパイク
  • 高血糖は問題だが、空腹時血糖値が正常でも、安心はできないらしい。血糖値スパイク=インスリンの乱降下により、血管には相当の負担がかかり、これが動脈硬化や心筋梗塞の発症リスクを高くする。食後眠くなったり、体がだるい、等という人は少し心配かもしれない(私もそうだ)。低GIダイエット、糖質制限ダイエットは、この血糖値スパイクを起きにくくして、適切な体重、健康的な状態を保とうとするものだ。 “20年間カロリー制 [続きを読む]
  • 378. メトホルミンによるアシドーシス発症率
  • メトホルミンを「安価なニンテダニブ」と称して、自己責任で服用していることは書いてきたが、副作用リスクが実際にどれくらいあるのか。日経メディカルの記事、「糖尿病の第一選択薬はなぜメトホルミンなのか」中にその解答があった。http://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/series/iwaoka3/201708/552008.html?n_cid=nbpnmo_mled日経メディカルは会員でないと読めないので、記事の骨子と共に、そのリスクをご紹介する。 著 [続きを読む]
  • 377. AD-114の薬理作用
  • 8月21-23日にボストンで開催されたIPFサミットhttp://ipf-summit.com/で、AdAltaのCEOがAD-114について発表し
    、注目を集めたそうだ。https://prwire.com.au/print/compelling-new-lung-disease-treatment-pioneered-in-victoria-gains-glo
    bal-attention-alongside-top-researchers-and-drug-developers記事208、299で紹介しているサメ抗体である。AD-114の
    薬理作用について、ようやくその記述を見つけたので、紹介しておく。AD-114 [続きを読む]