眉丈 千羽 さん プロフィール

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眉丈 千羽さん: いー君といっしょ
ハンドル名眉丈 千羽 さん
ブログタイトルいー君といっしょ
ブログURLhttps://ayustat8823.muragon.com/
サイト紹介文2015年11月20日…… 最愛の17歳の息子を自死で亡くしました。
自由文このブログでは、悲しみのあの日の記録、彼が歩んできた道、そして残された家族のこれからのことを記したいと思います。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供36回 / 365日(平均0.7回/週) - 参加 2015/11/24 00:15

眉丈 千羽 さんのブログ記事

  • いっそあの娘を恨めたら
  • 今日ぼんやり、テレビの刑事ドラマを見ていた。 不慮の事故で幼子を亡くした母親が犯人で…… 事故を起こした相手を殺した殺人事件の話。 涙腺が弱いのか、ぽろぽろ泣いてしまった。 ウチの息子の自殺の引き金を引いたのは、息子の彼女だ。 悪い子じゃないのは分かってるけど…… ネットを禁止にしておけば、彼女と会ってケンカして死ぬこともなかったろう。 直接の引き金は彼女でも……『下地』を作ったのは僕たち家族だ。 [続きを読む]
  • 絶望を残して……僕は救えなかった
  • テレビのニュースで、取手市のかわいい女の子がいじめで自殺したと聞いた。 担任もグルになってのいじめ……どんなに辛かったことだろうか。 親は助けてあげられなかったんだろうか 世の中に絶望しての、死の決意……本当に気の毒でならない。 ウチの息子は、ちょっと違うんだけど……年上の彼女からのきつい仕打ち。 死んだ方がましだ、と思ったのには間違いがないんだろう。 そこには、家族…… 僕や妻や、妹のことは浮か [続きを読む]
  • 三回忌を迎える君へ
  • 早いね。あの日から2年が過ぎた。 あの日の君の『決断』は、正しかったのか……僕には分からない。 ただ、全ての歯車が狂ってしまって…… 君という存在が、家族にとってどれだけ重要だったか思い知らされている。 君の妹は、もうずっと不登校だ。多分もう立ち直れない。 何か書き遺してあげて欲しかったな。 僕とママに書き遺す余裕はあったんだろうけど…… 君の妹は、君が思うよりずっとずっと君を頼っていたと思うんだ [続きを読む]
  • もうすぐ三回忌
  • 今年もやってくる。あの日がやってくる。 木枯らしが吹く、秋の終わりを告げる季節。 寒風の中、人生で一番泣いたあの日がやってくる。 TVの中では、今日も小6の女の子が自殺か……との報道。 なにも変わらない。変えようとしても変わることはない。 昨日も、今日も、明日も、明後日も……子供たちは自分で命を絶っていく。 そしてその数だけ、悲しみと無力感に打ちのめされる新しい自死遺族が生まれる。 こんなこと終わ [続きを読む]
  • 基本的な解けない疑問を抱いて
  • 今日も犬の散歩で、尻尾を振って走る犬の背を追う。 追いながら、ふと何度も浮かんでは解けない問いが浮かんでくる。 なんで息子は、死を選択したのだろう。 彼女とのけんかが引き金なのは分かっている。でもそれだけじゃない。 死を選択するには……例え突発的であれ、もっと理由があるはずだ。 高校受験での挫折、それをフォローせず咎めた僕。 家庭環境……学校での生活……色んな事があったはずなんだ。 どうして言えな [続きを読む]
  • 君の名を世界へ〜僕が創作を続ける理由〜
  • さっき、ついちょっと思い立って、自分のHNをエゴサーチしてみた。 眉丈千羽じゃない、メインの活動名だけど…… そしたら海外の人が、僕の作品を紹介してくれてる記事に当たった。 日本語が分からない人にも、一応作品のコンセプトみたいなのは分かってくれてるんだなぁ、と妙な考えを抱きつつ、自分の記事に目を通す。 絵が上手だったいー君。 君の描いたイラストは、誰の目に触れることもなく…… 僕の隣室の君の部屋の [続きを読む]
  • 深まりつつある季節
  • また秋が来た。 食欲の秋、芸術の秋…… 世間にとっては楽しい季節だろう。 でもこの季節は、僕にとっては……哀しい記憶を呼び覚ます季節だ。 土気色になった息子の肌。首にくっきりと残る首吊りのあと…… 生まれて初めて乗る救急車。一生懸命心臓マッサージをしてくれる救急士さん。 皮肉なことに、消防署が家のすぐそばだ。 サイレンを鳴らし出動するたび、いつもあの時のことが思い出される。 分かっている。こんな悲 [続きを読む]
  • 笑顔は玄関の君の写真だけ
  • 歯車が狂ったまま、家族という車輪は回転し続けている。 娘は相変わらず僕に心を開いてくれようとはしない。 たった数年前までは、笑顔であふれていたうちの家庭。 いまでは誰ひとり笑うものはいない。 笑い声は聞こえるんだ。 居間からのテレビ番組に笑う妻と娘の空虚な笑い。 心からの笑顔は……心からの笑いはもう起きることはないんだろう。 玄関で笑っている、君の写真だけが本当の笑顔。 なにもない。なにも得られる [続きを読む]
  • 抜け殻……と思っちゃダメなんだけど
  • 相変わらずの低空飛行の毎日が続く。 なにも良くなったところもなくて、かといって悪くなったところもない。 死んだ子供は帰ってこないし、嘆いたってどうなるもんでもない。 ショッピングモールで見かける幸せな家族、親子連れ…… もう僕には手に入らない至福の時間。 みんな……一寸先の人生が闇かもしれない……そんなこと考えもせず生きている。 それでいいんだろう。 僕たちみたいな家庭になることなんか、おそらく万 [続きを読む]
  • 釣れたね、良かったね
  • いー君が行きたかった場所。 魚を釣り上げた時のうれしそうな笑顔。 釣竿を持って歩いて帰る帰り道……『パパ、また行こうね』の言葉。 あの日の約束は果たされぬまま。 でも、昨日いー君を連れて、釣り公園に行ってきたんだ。 たくさん釣れたね。 竿は2本出した。僕の分と、いー君の分。 たくさん釣れたね。天気もいいし、景色も最高だった。 家に帰る車の後部座席で、いー君は満足そうな笑みを浮かべ眠っているような気 [続きを読む]
  • もう拳は振り上げられないから
  • 娘の不登校が続く。 完全なインターネット依存症……になってるように感じる。 出口が見えない…… 当然だろう、もうあの頃の『家族のあるべき姿』はもう手に入らない。 4人の家族の中の1人が死んだ。 そう、それはものすごく大きなこと。 残された3人は、一生言えない大きな傷を負った。 もう心から笑うことも、楽しく語り合えることもない。 娘をどう立ち直らせるか、どうすれば学校へ行ってくれるのか。 もう怒鳴れ [続きを読む]
  • 君がいた部屋の窓の向こうに
  • いい天気の日々が続く。 いー君の部屋は『あの日』のまま。 なにも増えていないし、なにも減っていない。全てはあの日のまま。 部屋のドアを開けるたび、彼の懐かしいにおいがする。 天気のいい日は換気をしてあげるんだ。 窓の外には、月桂樹の新緑の若葉。 冬の間に、カイガラムシにやられてしまっている枝を、僕がバッサリ落したんだ。 でも月桂樹は負けなかった。 ほとんど丸裸だった月桂樹の樹は、春を過ぎて瞬く間に [続きを読む]
  • カバーをかぶったままの君の自転車
  • いい天気。 庭にもまだちょっと早いけど初夏の気配。 ウチの玄関の前には自転車が2台。 ひきこもったまま不登校の娘の自転車と…… そして君という主人を失ったもう一台の自転車。 鼠色のカバーをかぶったまま、2度とだれも乗ることもなく、静かにたたずんでいる。 君が学校に行っていたあの日の自転車。 サドルをバカみたいに高くして乗ってたよね。危ないといっても聞かなかった君。 交通事故にあってもしものことがあ [続きを読む]
  • 君の横には彼はいなくて
  • 不登校の中学校の娘が、最近子供の時に抱いてたお人形さんと寝るようになった。 幼児返りなんだろうが仕方ない。 いー君が生きていたときは、良く小競り合いがあって泣かされていた娘。 いま、娘の横にはだれもいない。喧嘩する相手もいない。 ただお人形さんだけが、彼女の支えなのかもしれない。 兄妹……この世でたった一人だけのお兄ちゃん。 遺書になにも書かれずに逝かれた、娘の寂寥感はいかほどのものか。 昼間は誰 [続きを読む]
  • 増えない君のレパートリー
  • 君が好きだったカラオケに行く。 そう、君が行く3日前も、パパ……カラオケに行きたい。君はそう言ったね。 時間が遅かったからまた今度行こうね、って言ったけど…… あの時無理して君を連れていけば、運命は変わったのかな。 悩みを打ち明けて、君の話を聞いて思いとどまらせることができたのかな。 いまとなっては、もしも……の虚しい話でしかないんだけど。 僕は君をカラオケに連れていく。 遺骨ペンダントという姿に [続きを読む]
  • 必要じゃなかったのかな
  • 遺伝子……DNA…… ふといろんなことを考える。 世の中、必要じゃないものは淘汰されていく。 物事、道具……そして生命。 必要なものだけが選別されて、世の中に残っていく。 僕は生れてはいけなかった命だ。 発生した時点でエラーだった産物。障害者。 そんな僕が、頑張って……健常者に負けないように働いて結婚して…… 次代への生命を作った。いー君という素晴らしい作品。 でもいー君は……僕と妻から引き継いだ [続きを読む]
  • 「ち・が・や」
  • 僕の誕生日のころには、毎年チガヤの花が咲く。 正確に言えば、花とは呼べないのかもしれないけど…… 銀色の穂みたいな花が、道路の隅に生える雑草として風にたなびくのだ。 『ち・が・や』……って言うねんな、お父さん! 僕は雑草に詳しいから、特徴的な雑草は言えるように、息子に教えるようにしていた。 まだ小学生くらいの息子は、目を輝かせながら僕にそう笑いかけた。 いつかいー君が、生まれてきた子供にちがやの花 [続きを読む]
  • 歳をとるべきは僕じゃないのに
  • 今日……47回目の誕生日を迎えた。 時を刻むべき大切な子供が、時間の歩みを止めて…… 世の中に不要な僕が、無駄に時を刻み続けている。 もう一年半になるのか、僕の寝室の隣の息子の部屋に明かりが灯らなくなってから。 息子が歩みを止め…… 僕はどんどん先へと歩いていく。 このままこんなことを続けたら…… 息子とどんどん離れて行ってしまうような気がする。 でも立ち止まったって、もう息子には会えない。 息子 [続きを読む]
  • 雨が降る朝、君がいない朝
  • 朝5時……変な時間に目が覚めた。 最近『日にち薬』で、徐々に悲しい事を忘れつつあるのは事実だ。 でも雨音を聞くと……なぜなんだろう。 虚無感と寂寥感に心が包まれる。 息子がいない現実。 息子を救えなかった現実。 息子を大人にしてやれなかった現実。 息子に夢を見せることができなかった現実。 息子に未来に突き進む力を上げられなかった現実。 人間は負けたと思うまで……負けたと認めるまで負けないのかもしれ [続きを読む]
  • 君の夢の中で生き続ける
  • 嬉しい事があった。 息子が死ぬ原因になった息子の彼女…… 警察の指導と親の意向で、僕と直接はコンタクトを取ることができない。 でも、ツイッターで空リプしあって近況は大体つかめている。 今日の彼女のつぶやきで、息子が彼女の夢に出てきた事を知った。 嬉しい……彼女の中で、まだ息子は生きているんだ。 息子も僕の夢に全然出てきてくれないくせに、彼女の夢には律義に出るんだな。 でもよかった。 息子はもう帰っ [続きを読む]
  • 外れたままの線路を走る
  • 相変わらず脱輪したまま、時間という汽車は走り続ける。 もう幸せなんて終着駅が無いと分かっているのに、時間という汽車は走り続ける。 僕の障害、嫁の苦悩……そして娘の不登校。 なにも変わることはない。 脱輪が治ったところで、幸せという駅にはたどり着けない。 たぶん新学期が唯一の復帰のチャンスだったんだろう、娘の不登校が治るのは。 でも治らなかった。 4月もまた脱輪したまま、5月という駅のホームへと向か [続きを読む]
  • 転んだ痛みと君の痛み
  • ダメだ!……と思う時にはもう遅かった。 駅を降りて歩いて帰る途中、ふと意識が遠くなったと思った瞬間倒れ込んだ。 もう歳なのか、手をつこうにも手が出ない。 棒立ちの状態のまま、そのままばたんと倒れた感じ。 倒れた瞬間から倒れるまでがスローモーションでものすごく長く感じた。 こんな感じなんだろうか、死ぬ瞬間というのは…… 手は肉が削げ大出血。膝もズボンをはいているのにズルっと擦り剥けた。 時間が経つに [続きを読む]
  • 君の部屋はあの時のまま
  • もうどれくらいになるんだろう…… 1年半になるのかな。 息子の部屋は、いまもなおあの時のままにしてある。 今日は天気がいいから、部屋の窓を開けて換気してある。 片付けられるはずがない。片付ける理由もない。 片付けたって、新しい人が使うわけじゃない。 いつ奇跡が起きて、息子が生き返って帰ってきてもいいように…… 使いさしのファブリーズ…… 君は彼女が出来てから、ずっとおしゃれに気を使ってたよね。 日 [続きを読む]
  • 輝いたあの日が確かにあって
  • 最近保険会社や車のコマーシャル…… なんか幸せそうなちいさな子供のいる家庭を描いた情景がテレビから流れる。 光り輝く家族の笑顔。楽しそうな時間…… 素敵な家族の思い出をいつまでも……って感じ。 ウチにもそういう時間は確かに存在したんだ。 はちきれんばかりの息子の笑顔。 楽しい家族の時間…… 光り輝く沢山の素敵な思い出達…… こんな結末になるなんて思いもしなかったけど、確かのその時間は存在した。 そ [続きを読む]
  • 今日も聞こえる救急車の音
  • ウチは消防署のすぐ近く。 大病院もウチの家のすぐ近く。 便利でいいんだけど…… いつも聞こえるんだ、あの音が。 救急車の音がひっきりなしに鳴り響く。 あの日を思い出すんだ。 息子が搬送されたあの日のことを。 土気色なった息子の足を、僕は何とも言えない気持ちで見ていた。 一生けん命救急隊の人が、息子を心臓マッサージしてくれている。 生き返るわけないのに……いや、もしかしたら一縷の望みが…… いろんな [続きを読む]