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  • 強制性交等罪の問題点

    2017年(平成29年)刑法改正において、行為類型が強姦罪の「女子を姦淫した」から強制性交等罪の「性交、肛門性交又は口腔性交をした」に改められた。 性交、肛門性交または口腔性交とは、相手方の膣内、肛門内もしくは口腔内に自己の陰茎を入れる行為のほかに、自己の膣

  • 2000年代の厳罰化は正しかったのか 一部の罪の公訴時効廃止について考えてみる

    2000年代(2000〜2010年)の刑事政策は米同時多発テロため世界的にセキュリティ強化と厳罰化が進み、国内においても被害者団体の影響力が増して犯罪が増えてないにも関わらず厳罰化や厳格化が進行した時期である。 2010年には刑事訴訟法の規定が変更され、殺人罪や強盗

  • 帰属意識を国にこだわる必要はない

    我々は地球人であるし、アジア人でもある。そして日本人であり、さらには〇×都道府県人であり、〇×市町村民である。 それなのに、なぜか日本人というアイデンティティにこだわる人が多い。例えば日本では少子高齢化が進み人口減少社会になっているが、地球全体では

  • 法定刑が重い罪のほうが処断刑が軽くなっている 責任主義の危機か

    住宅や列車など人が住んでいる場所に放火すると成立する現住建造物等放火罪は極めて重い法定刑が定められている。刑法第108条放火して、現に人が住居に使用し又は現に人がいる建造物、汽車、電車、艦船又は鉱坑を焼損した者は、死刑又は無期若しくは5年以上の懲役に処す

  • 性犯罪の量刑がインフレしてないだろうか

    強制性交等罪(旧強姦罪)の法定刑は「2年以上の懲役」から「3年以上の懲役」さらには2017年には「5年以上の懲役」と厳罰化されている。強制わいせつ罪も重くされている。 重罰化論者の意見は性犯罪は心に大きな傷を残す、魂の殺人だと言う。だけど心に大きな傷を残すのは

  • 反マスクについて検証してみる

    反マスクや反ワクチンを主張し続けていたフリーアナウンサー竹之上次男氏が引退に追い込まれた。彼に限らず反マスク主義者が職を追われたりその他不利益を被る事態が発生している。https://news.yahoo.co.jp/articles/2a72a0e8eb1fc6f4d6b695b1599c5c40d186b8b8 海外では公

  • コロナ騒動と飲酒運転厳罰化の共通点

    新型コロナウイルス感染症感染拡大により緊急事態宣言が発出されたりイベントが自粛させられたりしている。2019年11月に中国の武漢を起源とされる感染症が世界に広がってから1年以上経過するが、この感染症についてわかってきたことは致死率が1~2%程度とあまり高くないこ

  • 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は中国の責任ではない

    新型コロナウイルスは中国の武漢から世界に拡散したと一般的に考えられているが武漢でこの感染症が蔓延する前の昨年2019年11月ごろからフランスやスペインで既に感染者が発生していることが報告されている。つまり世界各地で同時多発的に感染が発生したわけで、あくまでも

  • 権力に迎合する若い世代

    日本人はとても判官贔屓な民族である。源義経や真田幸村は人気があるが徳川家康は成功者なのに不人気である。日本人は強いものに立ち向かう弱いものが大好きなのに、特に若い世代と接していると強い者や権力に迎合する、権力を持っている者の主張を支持したりまったく疑わ

  • 「18歳」にこだわる現政権

    2015年に改正公職選挙法が成立し選挙権年齢が20歳から18歳に引き下げられた。その一方で婚姻合意年齢は女性16歳、男性18歳となっているが2021年までに女性も18歳に引き上げられることになる。男女で異なるのは不平等という理由だそうだが、男女ともに16歳にする議論はほとん

  • 被害者団体の反社会性

     ここ十数年で厳罰化が進んだことは被害者団体の影響力が大きくなったことが一因である。加害者ばかり保護されて、被害者はないがしろにされているという主張のもと被害者の司法参加などだけでなく、厳罰化傾向が顕著になっている。実際に犯罪が増加しているならともかく、

  • 首相が過労自殺した遺族と面会

    http://news.goo.ne.jp/article/mainichi/politics/mainichi-20170222k0000m010079000c.html安倍晋三首相は2月21日、長時間労働が原因で自殺した電通新入社員、高橋まつりさんの母幸美さんと首相官邸で面会した。自殺しまっては後の祭りかと思われるが、なによりも一般市

  • 厳罰化される罪とそうではない罪

    性犯罪など厳罰化傾向がある犯罪と厳罰化傾向がなく以前と量刑があまり変わらない犯罪がある。強姦などの性犯罪は被害者に大きな心の傷を残すので厳罰化が必要だと言われているが、傷害でも心の傷を残す場合があるし、窃盗などの財産犯でもお店がつぶれてしまったりと大変

  • 法務省が性犯罪のさらなる厳罰化を検討している

    法制審議会が性犯罪のさらなる厳罰化を検討しているようだ。2004年の刑法改正の際に性犯罪の罰則が強化され、量刑も厳しくなっているがさらに法定刑を引き上げたり、強姦罪の適応範囲を広げる、非親告罪化しようと検討しているようだ。自分はこのことを懸念している。性犯

  • 松島法相が性犯罪厳罰化を検討しているようだ

    ここ数十年では交通事故や性犯罪の厳罰化傾向が顕著である。最近、法相が強姦罪の非親告罪化などを提言している。厳罰化とはやや異なるが他の犯罪と比較してさらに重大視しようとしているようだ。他方全く厳罰化されていない犯罪もある。例えば財産犯や汚職などである。法

  • 加害者に全責任があるわけではない

    「加害者本人たけでなく、犯罪を犯さざるをえない生育環境や社会にも問題かある。」みたいなことをいえば、今では大ブーイングである。特にネット上では顕著である。加害者は罪を犯したという立場からこのようなことを言う資格はないだろうが、加害者に全責任があるわけでは

  • 犯罪は増えていないのに厳罰化されている

    ここ十数年の動きでは注目を集めるような事件が1、2件起こるとそれが厳罰化の引き金になるようだ。少年法の改正のときも数件の事件が発生してそれがマスコミで大々的に報道され体感治安が悪化したことが原因であった。少年犯罪の件数は増えていないが、センセーショナルに

  • ”悪質”事故と言っても故意ではない

    京都、亀岡市で去年発生した交通事故の判決に対し、軽いという意見が多いようです。判決は懲役5年以上8年以下の不定期刑。いくら無免許運転や飲酒運転などが原因の”悪質”な事故だとはいえ故意にひき殺したわけではないし、自分は妥当な判決だと感じます。 むしろ賄賂や詐

  • 最近の厳罰化、右傾化に危機感を感じまとめています

    ここ十数年の間に厳罰化が進んでいる。少年法の改正、性犯罪や殺人罪、傷害致死罪など刑法犯の法定刑の引き上げ、危険運転致死罪の新設、道路交通法の罰則強化など枚挙に暇がない。行刑においても厳罰化が進行しており、有期刑の上限が引き上げられ、無期刑の仮釈放は減少

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