三世の四季 さん プロフィール

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三世の四季さん: 三世の四季
ハンドル名三世の四季 さん
ブログタイトル三世の四季
ブログURLhttp://blog.goo.ne.jp/snzekoyoushi
サイト紹介文四季折々の詩(句)を紹介
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供922回 / 365日(平均17.7回/週) - 参加 2015/11/29 05:13

三世の四季 さんのブログ記事

  • 時鳥草/今日の俳句 ≪第2661号≫
  • ≪2017年(平成29年)10月21日(土)≫(旧暦9/2)  あるじなき後のつくばひ時鳥草                   佐藤鬼房  むらさきの後れはとらじ油点草                   後藤夜半  心して杉谷あるく時鳥草                   岡井省二  滅入るともなく時鳥草咲いてゐし                   飯島晴子  退院の安堵不安や時鳥草             [続きを読む]
  • 〈小説「新・人間革命」〉 
  • 暁鐘 四十三  法悟空 内田健一郎 画 (6204) 九日正午、山本伸一たちは、マルセイユを訪れた。小高い丘の上に四角い鐘楼がそびえていた。ノートルダム・ド・ラ・ガルド寺院である。丘に立つと、地中海のコバルト色の海に浮かぶ、石造りの堅固な城壁に囲まれた小島が見える。 『巌窟王』の邦訳名で知られる、アレクサンドル・デュマの小説『モンテ・クリスト伯』の舞台となったシャトー・ディフである。 本来、シャトー [続きを読む]
  • 藪虱/今日の俳句 ≪第2660号≫
  • ≪2017年(平成29年)10月20日(金)≫(旧暦9/1)  人影や息を殺せる藪じらみ                       相生垣瓜人  冒険の足りなき日々や草虱                       能村研三   草じらみつけ峯入りの列にあり                     高橋よし子  過ぎし日をたづねあるけば草虱                     遠藤梧逸  草虱有馬の坂にむしりけ [続きを読む]
  • 〈小説「新・人間革命」〉 
  • 暁鐘 四十二  法悟空 内田健一郎 画 (6203) 山本伸一は、ここで、仏法で説く「発心」について語っていった。 「『発心』とは、『発菩提心』という意味である。簡単に申し上げれば、悟りを求める心を起こすということであり、成仏への決心です。 人生をより良く生きようとするには、『汝自身とは何か』『汝自身のこの世の使命とは何か』『汝自身の生命とは何か』『社会にいかなる価値を創造し、貢献していくか』等々、 [続きを読む]
  • ほほづき/今日の俳句 ≪第2659号≫
  • ≪2017年(平成29年)10月19日(木)≫(旧暦8/30)  胎内に時々鬼灯まぎれ込む                           田端賀津子  ほほづきに女盛りのかくれなし                         河野多希女  ほほづきのぽつんと赤くなりにけり                       今井杏太郎  月白の鬼灯畠ゆらゆらす                             [続きを読む]
  • 〈小説「新・人間革命」〉 
  • 暁鐘 四十一  法悟空 内田健一郎 画 (6202) 翌七日、夏季研修会の一環として、ヨーロッパ広布二十周年の記念総会が開催された。山本伸一は、この席でも、御書を拝して、参加者と共に、仏法の法理を研鑽し合った。 そのなかで彼は、一切衆生が「仏」の生命を具えていることを述べ、生命の尊厳を説く仏法は、古来、平和主義であったことに言及。戦時中、日本にあって、国家神道を精神の支柱に戦争を遂行する軍部政府の弾 [続きを読む]
  • 藪がらし/今日の俳句 ≪第2658号≫
  • ≪2017年(平成29年)10月18日(水)≫(旧暦8/29)  藪からしも枯れてゆく時みやびやか                        細見綾子  藪からしいなす小風も忍冬忌                           清水基吉  藪からし咲き黒猫の生あくび                           飯田素蘭  かくれ逢ふごとくまた逢ふ藪からし                        [続きを読む]
  • 〈小説「新・人間革命」〉 
  • 暁鐘 四十  法悟空 内田健一郎 画 (6201) 六日の午後、欧州研修道場では、山本伸一が出席して、ヨーロッパ広布二十周年を記念する夏季研修会が晴れやかに開幕した。 これには、地元フランスの百人をはじめ、十八カ国五百人のメンバーが集った。 伸一は皆と厳粛に勤行し、参加者の多幸とヨーロッパ広布の伸展を祈った。そして、マイクに向かうと、こう提案した。 「本日六月六日は、二十一世紀への飛翔を遂げる研修会 [続きを読む]
  • 溝蕎麦/今日の俳句 ≪第2657号≫
  • ≪2017年(平成29年)10月17日(火)≫(旧暦8/28)  みぞそばに沈む夕日に母を連れ                         中村汀女  溝蕎麦の鳥の脚よりなほ繊き                          水野孫柳  みぞそばのかくす一枚の橋わたる                        山口青邨  みぞそばの折り重なるも氷室あと                        日野た [続きを読む]
  • 〈小説「新・人間革命」〉 
  • 暁鐘 三十九  法悟空 内田健一郎 画 (6200) 欧州研修道場の北側には、サント・ビクトワール山(聖なる勝利山)がそそり立ち、青空の下、太陽を浴びて、石灰岩の岩肌が輝いていた。“二十世紀絵画の祖”といわれるセザンヌもこの山に魅了され、多くの名画を残している。 六月六日の昼前、山本伸一は、妻の峯子をはじめ、ヨーロッパ会議議長の川崎鋭治らと共に、トレッツ市庁舎を訪問した。 ジョン・フェロー市長をはじ [続きを読む]
  • 赤のまんま/今日の俳句 ≪第2656号≫
  • ≪2017年(平成29年)10月16日(月)≫(旧暦8/27)  板塀に継あててある赤のまま                            遠藤梧逸  ひと恋へば野はきりさめの赤のまんま                        三橋鷹女  長雨の降るだけ降るや赤のまんま                          中村汀女  産小屋を今は用ひず赤のまま                        [続きを読む]
  • 〈小説「新・人間革命」〉 
  • 暁鐘 三十八  法悟空 内田健一郎 画 (6199) 山本伸一の搭乗機は、右手に白雪を頂くアルプスの山々を望みながら、地中海沿岸のフランス第二の都市マルセイユへ向かった。 現地時間の六月五日午後一時過ぎ、マルセイユの空港に到着した一行は、エクサンプロバンスのホテルで、直ちにフランスでの諸行事について打ち合わせを行った。 さらに伸一は、トレッツにある欧州研修道場に移動し、午後六時から開催されたヨーロッ [続きを読む]
  • 蓼の花/今日の俳句 ≪第2655号≫
  • ≪2017年(平成29年)10月15日(日)≫(旧暦8/26)  うつむきて歩く心や蓼の花                        石田波郷  膝立てて城を遠見や蓼の花                        森 澄雄  老人に童心のふと蓼の花                         飯田龍太  蓼咲いて湖(うみ)へ一すじ風の道                     高橋謙次郎  花蓼に日の定まり [続きを読む]
  • 男郎花/今日の俳句 ≪第2654号≫
  • ≪2017年(平成29年)10月14日((土))≫(旧暦8/25)  男郎花仔馬が跳ねてかくれなし                        水原秋櫻子  男郎花らんらんと家群つらなれり                       角川源義  男郎花風に揺るるは女郎花                     宇咲冬男  はやばやと仕舞ふ山小屋男郎花                     伊藤霜楓  男郎花将門果てし [続きを読む]
  • 〈小説「新・人間革命」〉 
  • 暁鐘 三十七  法悟空 内田健一郎 画 (6198) 山本伸一は、さらに、結婚観について語っていった。 「近年は、世界的な傾向として、すぐに離婚してしまうケースが増えつつあると聞いています。しかし、どちらかが、しっかり信心に励み、発心して、解決の方向へ歩みゆくならば、聡明に打開していける場合が多いと、私は確信しています。ともかく、確固たる信心に立つことが、最も肝要です。 よき人生を生き抜き、幸福にな [続きを読む]
  • 女郎花/今日の俳句 ≪第2653号≫
  • ≪2017年(平成29年)10月13日(金)≫(旧暦8/24)  とおくからとおくへゆくと女郎花                      阿部完市  萩桔梗されど花野の女郎花                         細見綾子  女郎花裾野の雨に負けしかな                        長谷川かな女  忘れゐしこの花の黄よ女郎花                        右城暮石  女郎花 [続きを読む]
  • 〈小説「新・人間革命」〉 
  • 暁鐘 三十六  法悟空 内田健一郎 画 (6197) 四日の夕刻、山本伸一は、宿舎のホテルの会議室で、学生をはじめ、青年の代表ら約五十人と信心懇談会を開催した。 メンバーの質問に答えながら彼は、指導、激励を重ねた。そのなかで強調したのは、制度の改革といっても、自身の生命の変革が不可欠であるということであった。 立派な制度をつくっても、それを運用していくのは人間であり、肥大化していくエゴイズムを制御す [続きを読む]
  • 露草/今日の俳句 ≪第2652号≫
  • ≪2017年(平成29年)10月12日(木)≫(旧暦8/23)  露草も露のちからの花ひらく                       飯田龍太  いのちなり露草の瑠璃蓼の紅                       石田波郷  露草を愛する人と露の中                         坪内稔典  露草や飯吹くまでの門歩き                        杉田久女  露草へゆつくり帰る [続きを読む]
  • 〈小説「新・人間革命」〉 
  • 暁鐘 三十五  法悟空 内田健一郎 画 (6196) スカラ座での語らいで、バディーニ総裁は、さらに言葉をついだ。 「この公演は、山本先生の力がなければ、実現しなかったでしょう」 思えば、民音の専任理事であった秋月英介がスカラ座を訪ね、日本公演の交渉に当たったのは、十六年前のことであった。スカラ座全体を招いての公演など、日本でも、アジアでも例がなかった。日本の文化・芸術関係者は、民音がスカラ座を招き [続きを読む]
  • 桔梗/今日の俳句 ≪第2651号≫
  • ≪2017年(平成29年)10月11日(水)≫(旧暦8/22)  桔梗供へ墓なる父と相対す                       三笠宮ゆかり  桔梗やまた雨かへす峠口                        飯田蛇笏  旅日記すでに秋なり山桔梗                       松本つや女  桔梗活けて女形同士の化粧前                      岩井半四郎  白桔梗百日経を写し [続きを読む]
  • 〈小説「新・人間革命」〉 
  • 暁鐘 三十四  法悟空 内田健一郎 画 (6195) 六月二日午後、山本伸一は、フィレンツェ中央駅に駆けつけた百人ほどのメンバーに送られ、ミラノ行きの列車に乗り込んだ。 窓の外には、名残惜しそうな、幾つもの青年たちの顔があった。彼は、“頼むよ。君たちの時代だよ”との思いを込めて、目と目でガラス越しに無言の対話を交わした。 列車が動き出した。皆が盛んに手を振る。その目に涙が光る。伸一も手を振り続けた。 [続きを読む]
  • 秋の水/今日の俳句 ≪第2650号≫
  • ≪2017年(平成29年)10月10日(火)≫(旧暦8/21)  てのひらに空のひとかけ秋の水                       わたなべじゅんこ  魚の眼のするどくなりぬ秋の水                       佐藤紅緑  身のまはり更けてきこゆる秋の水                      日野草城  船津屋に灯のひとつ入り水の秋                       鷲谷七菜子   [続きを読む]
  • 菌/今日の俳句 ≪第2649号≫
  • ≪2017年(平成29年)10月9日(月)≫(旧暦8/20)※体育の日  人のこゑ雲と下りくる菌かな                                石原舟月  ほくほくと女天下や茸どころ                                田中みどり  舞茸をひっぱり出せば籠は空ら                               中田みづほ  現し世に薄墨いろの菌生ふ      [続きを読む]
  • 〈小説「新・人間革命」〉 
  • 暁鐘 三十三  法悟空 内田健一郎 画 (6194) ダンテの『神曲』は、神の審判という尺度をもって、嫉妬、欺瞞、傲慢、暴力、?、裏切りなどがもたらす、死後の世界の無残な結果を描き出した。それは、いわば、人間を不幸にする諸悪との闘争の書といえよう。 人間は、いくら地位や、名声や、財産を得ても、「死」という問題が解決できなければ、真実の生き方の確立も、幸福もない。現代の歪みは、人間にとって一番大事な「 [続きを読む]