夏目恭宏 さん プロフィール

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夏目恭宏さん: 夏目恭宏のブログ みかづきくらげのカデンツァ
ハンドル名夏目恭宏 さん
ブログタイトル夏目恭宏のブログ みかづきくらげのカデンツァ
ブログURLhttps://ameblo.jp/kuragepf/
サイト紹介文明治大学卒業後、ワルシャワ音楽大学にて学士及び修士号取得。ピアノ、音楽、教育等に関する個人的見解
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供46回 / 365日(平均0.9回/週) - 参加 2016/01/06 17:18

夏目恭宏 さんのブログ記事

  • 「初見試奏」の思い出
  • 初見、これが出来るとカッコいいとされる。グリーグが出来たばかりのピアノコンチェルトのスコアを、かのフランツ・リストに見せに行ったらば、リストはその場で全曲を通して弾き、グリーグに賛辞を贈ったといいます。第3楽章のある一音について「これこそが北欧だ!」と。このエピソードは本当にカッコいい。*****音楽学校では初見試奏もしくはそれに準ずる類の試験があります。楽譜を見た時に、音符の並びと鍵盤に対する手 [続きを読む]
  • ピアノで「バッハ」を二篇
  • といいましても、ご紹介するのは、カンタータの中のコラールと G線上のアリアです。古今そうそうたるピアノ名人が、自ら演奏できるようにとバッハの様々な曲を編曲した愛すべき作品たち。はなからピアノの特性を活かすべくして書かれておりますから、その書法はまったくもってロマン派的、近現代的なそれ。バッハの鍵盤作品をピアノで弾くことに抵抗が有ろうと無かろうとそんなことは関係なし。楽しければ、美しければ、なんか凄け [続きを読む]
  • 「基礎練習」に花束を
  • 音階やアルペジオ、これらは基礎練習というよりメンテナンス。残念ながら、これをしなくてよいという謂れはないように思います。それとは別に、「曲の中にはものすごく難しい所があるでしょ?そこで指の練習をするの」とは、フジコ・ヘミングさんですが、確かに、おっしゃる通り、「指の練習をするには人生は短すぎる」のです。 *****ピアノを始めた皆様に僕が真っ先にお伝えするのは、強弱と音の長さ。小さく弾く、大きく弾 [続きを読む]
  • 秋の風情とポーランド
  • まだ昼間の日差しが暑いとはいえ、朝夕の涼しげな風はもう秋の風情、ポーランドの夏はちょうどこんな気候で過ごしやすかっことを思い出します。秋と名のつく音楽に秋の風情を感じることがあまりないのはどうしたことか。チャイコフスキーの10月はもう冬の音楽に聞こえるし、モシュコフスキのエチュード「秋に」もピアニスティックで気の利いた小品だけれど、どこが秋なの?と思う。それはそうだ、東欧の秋なんて皆もう厚手のコート [続きを読む]
  • 「メトロノーム」とのお付き合い
  • 俺、メトロノームに合わせてます!ではなくて、メトロノームが俺に合わせてる!?と感じられる時が、ごくごくたまのたまに、ある。*****それは細かい刻み練習の時ではなくて、1小節もしくはそれ以上を一拍で大きくカウントして練習している時にやってくる。この感覚になったときは何をやっても全てが上手くいく。小節間、ないしはフレーズ間でどれだけルバートしたとしてもメトロノームのカチッという音は自分の拍頭にぴった [続きを読む]
  • 草むしり的ピアノ演奏術
  • 最近のヒット植物、ソフォラ・リトルベビー 。これを見た時、真っ先に頭に浮かんだのは、エリック・サティの名作(?)「自動記述法」こういう形状が自然界に存在する不思議。*****夏が好きだと申しましても、この暑さはさすがにビビります。そんな中ではありますが日々欠かさず草むしりには出ています。その甲斐あってか、引っ越して以来ずっとハゲ散らかしていた芝生が急に茂り出し緑の絨毯と化してくれました。上は5月28日 [続きを読む]
  • 「花のワルツ」と「フィンランディア」
  • 現在「くるみ割り人形」の連弾を編曲中です。まずは花のワルツが出来ました。オーケストラなどピアノ以外の曲をピアノ用に編曲する際、僕が大切にしていることがあるとすれば、「ピアノ曲として」面白く聴ける、弾けるかどうか、なのです。ピアノというモノクロームな楽器からどれだけ多彩な音色を引き出せるかが鍵であると同時に、原曲からかけ離れ過ぎないことにも、最近は気をつけています。制限が多ければ多いほど燃えてくる。 [続きを読む]
  • 夏はお好き?
  • お盆生まれだからか姓が夏目だからかとにかく夏が好きそして、バッハのこの曲、好きなんです。僕にとってはなぜか夏の曲。夏真っ盛りというよりは、ひと夏の回想、って風情なんですけどね。最近ではシーモア先生のテーマ曲みたいになっちゃいましたけど、随分前に、僕も編曲したことがあるんです。それを、また改めて楽譜にしてみようかなと。「神の時こそいと良き時」ていう邦題です。手前にある青虫みたいのは青リンゴ。東新宿ロ [続きを読む]
  • ふたりの「女流」ピアニスト
  • どちらも女性という以外あまり共通点はなさそうですが、とても似ているように思います、音楽が。 リリー・ クラウスLili Kraus, 1903〜1986 と フランス・クリダ France Cridat, 1932〜2012 ***** ところで僕は、いちばん好きな作曲家はだれか?と聞かれたら、モーツァルトと答えるようにしています。 ようにしている、というのは、それくらい冷静でないと自分の中で歯止めが効かなくなってしまうものですから。 そんな僕の [続きを読む]
  • ピアノリサイタル 2018
  • ピアノリサイタル 2018 今回のプログラムは先入観なしに聴いてほしい、そう思います。 特に、メシアンとリストの音楽を皆さまにどう聴いていただけるのか、とても興味があります。 レイナルド ・アーンの「Le rossignol éperdu 」は妖しくも美しく、危険な香りに満ちた短編集です。ナイチンゲールに掛かる形容詞をどう訳そうか、「当惑した」「思い惑う」あたりが浸透しておりますが、今回はフランス語の先生とも相談した結果「恋 [続きを読む]
  • スギナのチカラ
  • キズナじゃないですよ、スギナですよ。園芸の敵スギナ。毎日毎日、どれだけひっこ抜いても必ず出てくる驚異の雑草スギナ。地上にピョコピョコ顔を出すスギナ達、実は地下で全部根っこが繋がっているんだそうな。それはそれは、さぞ強いキズナで結ばれているんでしょうなあ…除草剤は使いたくないから、どうしたものかと調べていましたところ、どうやらこいつは食べられるらしいことがわかりました。しかも、とても身体に良いという [続きを読む]
  • 5つの音で音楽を 〜「ピアノ連弾」教材あれこれ
  • ピアノ連弾というジャンルも日々進化を遂げています。近年ではアクロバティックな技で魅せるイケイケデュオの活躍で連弾の可能性が大いに広がりました。それはそれは楽しい世界です。とはいえ、ピアノ連弾は本来、室内楽であるわけですから、両者が一糸乱れぬスーパー難度の離れ業をやってのける凄さというよりは、ふたりの人間が織りなす駆け引きの面白さ、対話的要素がその根底にあるわけです。また、ピアノ連弾が家庭的なアンサ [続きを読む]
  • いかん、久しぶりだ…
  • こんにちは。明けても暮れても庭の手入ればかりしていて、皆に呆れられているところでございます。というのも、去年作った庭ですが、年明けから大規模修繕工事があった関係であまり庭に出られず、建物全体が黒シートで覆われておりました影響で植物も植えられず、芝生も枯れ、だいぶ荒れてしまいました。先週ようやく足場も撤去され、これでようやく手入れを始めることができるというわけです。まだ間に合うかな、といそいそ苗を買 [続きを読む]
  • SUMMER CONCERT(受講生コンサート2018初夏)
  • 今年も原宿での受講生コンサートの時期となりました。今年はいつになくスタンダードな曲が多く並んでます。名曲アルバムみたいですね。いや、いつもがおかしいのか?しかし何故だか緊張は恐ろしい。僕も、弾く前は緊張、しますよ、そりゃもう。昔は経験を積めば緊張もしなくなるんじゃいかしらんと思っていたら、いや全く!やればやるほど緊張する。ひどいもんですまったく。上手く弾けるだろうか、失敗しないだろか、暗譜がわから [続きを読む]
  • やっぱりピアノうまいよねー!
  • というのはオスカー・ピーターソンなのだけど。アルバムではとにかく弾きまくるから、そこまで弾くかね、とあまりの上手さにちょっと飽きちゃうこともあれど、こうして映像を見ると、ああやっぱりこの人はピアノを弾くために生まれてきたのだなと思わざるを得ません。 鍵盤にひょいと手をかざしただけで、次から次へと音楽が溢れ出してくる。方向性はまったく、いやジャンルもだけど、違うとはいえ、美しい手のフォームと和音の満 [続きを読む]
  • HPと東新宿のスタジオ
  • 僕個人のホームページを新しくしました。先輩後輩同僚から、お前のページのずさんな管理を何とかしなさいと再三言われ続け… 何が更新されるわけでもありませんが、よろしければ覗いてみてください。 最近しばしば、練習やレッスンには東新宿にあるLockersさんを使わせていただいています。 今年オープンしたこちらのスタジオには、ニューヨーク・スタインウェイのグランドピアノと、グロトリアンの素晴らしいアップライトピアノ [続きを読む]
  • 聴く?聴かない?「参考音源」とはなんぞ
  • 作品を勉強する際に、参考に音源を聴くのはどうなのかという問題、僕は、たくさん聴いたらいいんでないの?と思いますよ。なんなら、たくさん聴いて、たくさん真似してみたらどうよ?とすら思います。ショパンを勉強するのにホロヴィッツやフランソワの演奏が好きで聴いていたとして、あんなのは癖が強すぎるから聴いてはいけません!などと誰が言えましょうか。ホロヴィッツの真似っこをして本物そっくりに魅力的な響きを作り出し [続きを読む]
  • 壁紙を貼るなどして過ごす
  • 少しまとまった休みに、ここぞとばかりの家いじり。今はマンションが大規模修繕中で庭に出られないものですから、何かするとなれば部屋の中ばかり。先ず目立ったところではリビング天上の梁に木目調のクロスを貼りました。ハリに、はりました。DIY系のネタはビフォアー・アフターが基本でしょうに、ビフォアーの写真を撮り忘れました。まったく。一応、角度は違いますが、元はこんな白色で、無意識にも圧迫されてる感があり、結構 [続きを読む]
  • 速い?遅い?テンポの話
  • ピアノは「遅く」弾いたもの勝ちだ、そんなふうに思うことがあります。というのも、コンサート後に上手くいったと思う時というのは、きまって「ゆっくりと弾けたな」と思える時であるし、逆に、演奏中に自分で、「あ、いま速く弾いてる」と少しでも思ったとすれば、その演奏は十中八九、崩壊しているのであります。時に、その崩壊こそが生の音楽、などと言っていただけることもあるにせよ、演奏者としては決して気持ちの良いもので [続きを読む]
  • 童謡って、どうよー?
  • 今日は童謡の連弾をご紹介いたします。きっと皆さん子供の頃に歌い親しんだことと思います。しばし童心に帰ってみてください。中田喜直さんが編曲された童謡集から、ゆりかごの歌。シンプルですが、とても美しく響きます。僕は子供の頃よく耳にした歌なのですが、今どきの高校生はこのメロディー知らないんだって。そうなの!?その事実に、動揺を隠せない土曜。では同様に、「めだかの学校」これも美しい連弾曲になっていますね。 [続きを読む]
  • 教則本の語り口 〜 ピアノ初歩導入記②
  • この時期はピアノを始めようって子が多いのかな?埼玉のうちもだんだんと新しい仲間が増えてピアノ教室らしくなってきました。せっかくなので、ピアノ教則本の話をしましょうか。*****僕は初歩導入の段階では特に決まったの教材を使うということはありません。5線紙上の音符が分かるようになるまでがとても大切な時期ですから、ここは決して焦らずに。みんなそれぞれ理解のスピードは異なりますから、音と楽譜と鍵盤が完全に [続きを読む]
  • 「音楽は魔法」だとしようか
  • 音楽を聴くとき、僕たちは魔法にかかっている。煌びやかなパッセージ、魅惑的はハーモニー、それらはめくるめく幻想であり、圧倒的興奮であり、夢見心地である。作曲家は魔法を考案する。聴衆は魔法にかかる。ならば、演奏者は魔法使いか。*****僕のレッスンポリシーでもある。どんなに難しいパッセージであれ、ものの数十分で絶対に弾けるようにする。これは魔法なのか?とんでもない。僕が見ているのは常に目の前にある現実 [続きを読む]
  • ピアノの練習は毎日すべき?
  • 嫌な質問だこと(笑)本来なら、毎日の積み重ねが大切です!とでも申し上げなくてはいけないのでしょうが…はたして自分はどうだったのか?と思い返せば、ひどいもので、毎日どころか、レッスンに行く直前に15分程慌てて練習するのがせいぜいでした。いや、実は今でもそうで、やりたくない曲の練習はどんどん後回しになってしまい、本番前日に慌てて楽譜を探しはじめるなんてこともあったりなかったり。息子が練習しなくて困ってま [続きを読む]
  • 金沢OFF vol.2
  • 金沢OFFの2日目と3日目。ひがし茶屋街へ行き、裏路地をぐるぐるまわる。 右手にある「sayuu」というカトラリー屋さんは落ち着いた色合いの店舗に無伴奏チェロが流れるハイセンスな空間。いつかこんな店を持ってみたいものです。何はともあれ、金箔ソフト!891円(笑)*****コメントでご紹介いただいた蓄音機博物館へ。SPレコードと聞いて思い浮かべる貧弱な音のイメージはここで完全に覆る。木製の拡声機を通して響いてくるテ [続きを読む]
  • 初「金沢」OFF
  • 久しぶりのゆるり旅。金沢に来ています。初日は雨に加えて春一番の大荒れで、とても観光どころではありません。お、駅にピアノがあるぞ!?寒いけどピアノがあると弾いてしまう。。。3月1日はショパンの誕生日でした。なんか喋ってますな(笑)オーケストラアンサンブル金沢もあるし、立派なホールもあるし、音楽祭も盛んだし、クラシックの街です。金沢21世紀美術館に行き、これらの展示には是非リゲティの作品をバックに流してい [続きを読む]