夏目恭宏 さん プロフィール

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夏目恭宏さん: 夏目恭宏のブログ みかづきくらげのカデンツァ
ハンドル名夏目恭宏 さん
ブログタイトル夏目恭宏のブログ みかづきくらげのカデンツァ
ブログURLhttps://ameblo.jp/kuragepf/
サイト紹介文明治大学卒業後、ワルシャワ音楽大学にて学士及び修士号取得。ピアノ、音楽、教育等に関する個人的見解
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供43回 / 365日(平均0.8回/週) - 参加 2016/01/06 17:18

夏目恭宏 さんのブログ記事

  • 「ポーランド国歌」を弾こう!
  • ドヴォルザークの弦楽カルテットの第3番を何となく聴き流していたら、第3楽章で突然「ポーランド国歌」が聞こえてきてびっくりしたのだけど、これは意図的なものなのでしょうか?そのような解説は何処にも書いてないのですが、どなたかご存知ありませんか?チェコとポーランドはお隣ですし、言葉もそっくりではあります。第12番の「アメリカ」ばかりが有名なドヴォルザークの弦楽四重奏。第3番のことは密かに「ポーランド」と呼ぼ [続きを読む]
  • 「部分練習」と「通し練習」
  • 久しぶりの更新となってしまいました。11、12月は忙しく、毎週違うプログラムを弾かなくてはなりません。練習に追われて庭の手入れも熱帯魚の世話もできていません。(…ん?)練習では往々にして、部分練習では弾けるようになったのだけれど、はじめから通してやってみるとやはり弾けない、という問題が生ずるのです。きっと僕だけではないと思います。僕自身これはずっと不思議に思っていたのですが、ある時、原因がはっきりとわ [続きを読む]
  • 「ヤン・エキエル」のショパン演奏
  • エキエル版の、あのエキエル氏です。ポーランドのMUZAレーベルが作った音源(旧)ショパン全集。シュピルマン、チェルニー=ステファンスカ、シュトンプカ、ジュラヴレフ、ヴィルコミルスカ、ヘッセ=ブコフスカ等、1950〜60年代のポーランドを代表するショパン弾きが一堂に会した夢のようなBOXがある。マニアの間では「黄色の全集」で通っている。その中で、バラード、ノクターン、ソナタの2、3番を担当しているのが、ヤン・エキエ [続きを読む]
  • 「音楽用語」は難しい…?
  • イタリア語源の楽語は面白い響きのものが多い。きっとこんな風に覚えてきたという人もいらっしゃるのでは?【una corda】 ウナ コルダソフトペダルを使えという指示。これの反対は【tre corde】 トレ コルデソフトペダルを「取れ」コルデ【sotto voce】 ソット ヴォーチェ直訳は、標準以下の声だから、ささやくように「そっと」弾く【senza】センツァは「〜なしで」だから、senza rit. はリタルダンド「せんぞ」【molto】molto leg [続きを読む]
  • サントリーホールでプレスラーを聴いた
  • メナヘム ・プレスラーのリサイタル。まさに、夢で聴いた魔法の音。もう昔のようにはいかない。大きな音も出せない、メゾ・フォルテすらない。観客の咳払いよりも遥かに小さい音に皆が耳を澄ませる。サントリーホールにいる全員が息をこらして見守る、本当に本当に小さい、でもとびきり美しい、それはまるで線香花火。巨大なサントリーの大ホールがこれほど親密な空間に感じられたことがあっただろうか。こういう音楽が愛されてい [続きを読む]
  • メナヘム・プレスラーがやってくる!
  • 7年前の2010年、ワルシャワ夏の音楽祭。同日にアルゲリッチとマイスキー、プレスラーとメネセスが同じショパンのチェロソナタを演奏した。嵐のように弾きまくり、ショパンのあらゆる感情をぶちまけたアルゲリッチ組。対して、全ての音が天から降ってきたようなプレスラー組。全く対照的な音楽だったけれど、どちらも名演奏として脳裏に焼きついている。ボザール・トリオとして50年。その途方も無い年月の間に、あらゆる曲を弾き尽 [続きを読む]
  • 防音室が出来ました!
  • 埼玉に生活の拠点を移して約2ヶ月、ようやく防音室が出来上がりました。ピアノも戻ってまいりました。今回防音工事をお願いしたのは川崎にある高橋建設さん。部屋の形状に合わせて防音壁を作っていただくミュージックキャビンという設備です。おかげで室内の広さも十分に確保でき、グランドピアノを置いても息苦しさはありません。内装もシンプルにとても美しく仕上げていただきました。防音室設置で重要視したのは部屋の広さでし [続きを読む]
  • 両手「音階」の攻略
  • 以前、音階に関する話を書いたことがあったと思うのですが、皆さんは音階練習はお好きですか?嫌い、なになに、それはいけませんね。嫌いだという方に理由をお尋ねしますと、皆さんのお答えは、単調でつまらないから!ではなくて、両手で弾くと混乱するから、なのですね。そうおっしゃる方があまりにも多いので、僕は入門コースのレッスンプランには必ず音階練習を組み込むことにしています。音階練習にはコツがありまして、そのコ [続きを読む]
  • ピアノ遊戯 〜 映画音楽
  • またしてもベスト・オブ・エクセレント シリーズの話(笑)シネマ & ミュージカルと題して映画音楽を集めたもの。昨日のディズニー同様、映画音楽やミュージカル、これらも良い楽譜にはなかなか巡り会えない。そんな中、YAMAHAのこのシリーズはやはり面白い。例によって斎藤雅広さん、大宝博さんらの編曲は凝りに凝っている。「メロディ・フェア」、映画「小さな恋のメロディ」の主題歌になったビー・ジーズの曲を大宝さんが編曲し [続きを読む]
  • ピアノで「ディズニー!!」
  • ディズニーリゾートには毎年必ず行っています。バッハは偉大、ベートーヴェンの熱い魂、モーツァルトは何故に哀しく、ショパーンは常に高貴であり、シューベルトはいかにも深淵である。とか普段言ってますけれども、ディズニーの音楽、僕はとても好きです。楽しいですから。人間の喜怒哀楽に音楽がいかに密接であるのか、ここに行くとよくわかります。舞浜駅改札を抜た瞬間の、ここは何かが違うぞ、という感覚。さあ、これから今日 [続きを読む]
  • 美味しい演奏
  • 浜離宮朝日ホールで、「1917年のドビュッシー」というコンサートを聴いてきました。青柳いづみこさんが企画をされ、他に高橋悠治さん、ジェラール・プーレさん、盛田麻央さんという豪華な面々が出演されました。盛田麻央さんと青柳いづみこさんが演奏された歌曲の数々、和声のひとつひとつが染み入るようで美しかったこと!家に帰ってからも頭から離れず、寝るまでドビュッシーを聴きながら晩酌。晩年のドビュッシーにはブルーチー [続きを読む]
  • 「似ている曲」の誘惑
  • プーランクの連弾ソナタを弾いていると、二楽章で「證誠寺の狸囃子」が聞こえてくる。「しょ、しょ、しょじょじ〜♪」というあれ。そこらじゅう狸だらけになる。そもそもこのソナタの冒頭からして壊れた八木節みたいで笑けてくる。*****昔NHKのラジオで渡辺徹がパーソナリティのクラシック番組があった。その中のコーナーで、似ている曲を探そう!的なものがあった。クラシックと他のジャンルの音楽で、この2つメロディー似 [続きを読む]
  • 叙情のエチュード3曲、どう組合わせる?
  • ショパンの作品10-3、10-6、25-7。エチュード集の中でも特殊なこれら3曲。いづれも素早い指の動きではなく詩的な情緒に重きを置いているためか、コンクールや試験では大抵除外となる(それでも十分難しいのだけれど)。だから学生もこれらの習得は後回しになりがちな3曲。そんな中、ミロシュ・マギン国際コンクールは、ショパンのエチュードとしてこの3曲だけが課題になっている。そんな3曲。10-3は「別れの曲」、これに比べるまで [続きを読む]
  • 砂利がジャリジャリ
  • 庭、とりあえずひと段落。ここまでできた。雑草のカオスだった頃から始めて、毎日少しづつ、俺の夏休みはほぼこの作業に終始した。ちなみに、敷き詰めた砂利は誕生日プレゼントにねだって買ってもらった。当初は腕時計の予定だったのだが、そういう物にはたいして興味がないので砂利にした(笑)後は芝生の復活と、空いてる場所への植栽。生垣の木はいじるなというマンションの規定だから、そこは上手くクリアしたいところ。どうい [続きを読む]
  • 癒しの殿堂「ジョン・ケージ」
  • 今日、9月5日はキノコ研究家ジョン・ケージの誕生日。この人の没日が僕の誕生日と一緒だからか、何だか親しみがわく。ケージの代表作といえば、「4分33秒」。音源も沢山ある。iTunesストアでも購入できる。購入して再生しても、ただただ無音である。 音楽は、静寂を美しいと認めるところから出発する。と、芥川也寸志著「音楽の基礎」(岩波新書)にある。 今では楽譜も入手しやすくなったことだし、譜読みしてみたらどうでしょ [続きを読む]
  • 往復ビンタでプロコフィエフ
  • バラード第1番のコーダを弾いていると鍵盤にビンタしているような感覚に陥る時があるのだけど、俺だけか!? 話題の往復ビンタ。 気持ちはわかるが公の場であれはまずいだろう、という意見が大半かな。ごくたまに、昔は日常茶飯事だったですからねぇ…という、おっさん達の意見が入り混じる。 昔、理不尽に殴られた過去が忘れられないんだろうな。僕にも記憶がある。 小学校2年生の時の担任の先生は布団を叩くあれ、何て言いました [続きを読む]
  • 2台ピアノリサイタルのお知らせ
  • 11月1日(水)に豊洲シビックセンターにて、ポーランド音楽の権威であり僕の大先輩でもあります楠原祥子さんと2台ピアノリサイタルをさせていただきます。今回はファツィオリジャパン株式会社の皆様にご協力いただき、2台ともにファツィオリコンサートグランドを使用します。ファツィオリ2台を使ってのコンサートは2016年のアシュケナージ親子に次いで日本では2度目なのだそう。なんというプレッシャー(笑)せっかくの貴重な機 [続きを読む]
  • 庭作り、ピアノ曲と虫たちへ
  • 絶賛庭作り中でございます。越してきた時は荒れ放題。こんなところから始め…草を抜き、芝を刈り、整地をし…生きている芝の復活を願うゾーン、鉢植えたちを植え替えた花壇を作り、防草シート・ザバーン240を丁寧に頑丈に敷き…と、今はここまで。休みの日に作業するだけだからなかなか進みません。明日からは砂利を敷く作業。和風なエリアと洋風なエリアに分けてみようと思っています。*****さて、音楽の話。土の香りがする [続きを読む]
  • 引っ越しだー!
  • 8月は引っ越し作業などをしておりましたもので、随分と久しぶりの更新となってしまいました。*****大学生で上京して以来、各地を転々としていたものだから、引っ越しには慣れっこだったつもりである。が、やはり引っ越しは大変な作業であった。過去1番の大移動はポーランド?日本で、それはまるでハ長調から嬰へ短調、どえらい遠隔調に吹っ飛ばされたような感覚だった。ここ最近も約2年周期で引っ越しを繰り返してきたけれど [続きを読む]
  • 暑い!男のピアノ道
  • いやあ、暑い!なんだ、今日から夏休みじゃないか。そりゃあ暑いわけだ。暑い夏休みと言えばこれだな。北斗神拳というのはピアニスティックだ(笑)男性諸氏、子供の頃「北斗百裂拳!」とか叫びながらピアノ弾いていた人、正直に挙手。僕は今でもメフィストワルツを弾くときは頭の何処か遠くから「アタタタタタ、タタタ、タタタ!」と聞こえてくる。ピアノの音量、音色は、打鍵するときの力というよりは打鍵のスピード、こいつに左 [続きを読む]
  • SUMMER CONCERT(受講生コンサート2017夏)
  • 受講生コンサート(夏編)、今回も面白い曲目が揃っています。どうぞお気軽にお越しください。7月16日(日)14:30hall60 (明治神宮前駅7番出口徒歩1分)こういうものにエントリーしようというのだから当然なのかもしれないけれど、皆様の音楽、ピアノ演奏へ懸ける情熱にはいつも本当に頭が下がります。僕の中ではピアノを弾くのにプロもアマチュアも区別はありません。もし何か違いがあるとすれば、これまでの人生で音楽に費やし [続きを読む]
  • 機械になれるか?
  • 来週はサックスの小林瑞希さんと岐阜県白川に参ります。久しぶりの中部地区です。岐阜の方、お近くの方、グロリアホールでお待ちしてます!しかしなんだろう、クレストンのソナタのピアノパートの難しさはなんだろう。ここ数日、部屋では一日中メトロノームが鳴っている。こういう曲を弾くときだけは、自分が機械になってしまいたいと心底思う。機械になりたいだなんて演奏者としてはあるまじき発言のようだけれど。*****ある [続きを読む]
  • 動画・連弾版「白鳥」(ゴドフスキ/夏目恭宏)
  • サン=サーンスの「動物の謝肉祭」、その中にあるチェロとピアノのための「白鳥」。この名曲にはゴドフスキによる名編曲が2つ、ピアノ独奏用、ヴァイオリンとピアノ用とあります。今回はこのふたつをもとに僕がピアノ連弾版を作ってみました。よろしければお聴きください。新しい連弾レパートリーにいかがてしょうか。優雅に泳ぐ姿が美しい白鳥ですが、水面下では休むことなく足を動かしているのですね。サン=サーンスは絶え間なく [続きを読む]
  • 謎の呪文「気持ちを込める」
  • 先生は問う。「この素晴らしく美しいアダージョの旋律に、そして今きみに必要なことは何だと思う?」生徒は答える。「優しく気持ちを込めて弾くことです」先生はこう言う。「きみは修道女にでもなりたいのかね?きみは音楽家、ピアニストだろ。ならば、その二分音符を音価分伸ばすことがこの音楽には必要であり、次の音に移るまで聴き続けることが今きみのやるべきことだ。」 *****僕らが何かをするから美しいのではなく、音 [続きを読む]