はやしきいろ さん プロフィール

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はやしきいろさん: ことば
ハンドル名はやしきいろ さん
ブログタイトルことば
ブログURLhttp://kotoba0.jugem.jp/
サイト紹介文詩集
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供5回 / 365日(平均0.1回/週) - 参加 2016/01/14 09:39

はやしきいろ さんのブログ記事

  • わらえ
  • 少年少女はわらうひたすらに純粋な心でわたしのかさついた手を掴むと胸がざわめいてたまらなくなる少年少女が話し終えてやわらかな指先が離れて跳ねながらゆく背中は無知で怖いもの知らずだったあの頃のわ... [続きを読む]
  • 何者でもない私を知りたい生まれたての、まっさらな私を肩書きはいつだって可能性を邪魔して私を私でなくする世界を覆う朱色は潔い一瞬で魅了して、一瞬で去りゆく眩しくて、美しくて、かなしい捨て... [続きを読む]
  • 明け方の橋の上は寒い酔いにまかせてあなたの背に乗った青春はいつまでもわたしの心を震わせてあなたのいる今を何度も想像させるあなたの中のわたしは今ごろ恨まれたり、嘆かれたりしているのだろう苦しくて、寂し... [続きを読む]
  • 当たり前のこと
  • 目まぐるしい毎日に時々喉奥から抑えきれない忘れかけて、溜め込んだ黒煙を吐き出してしまいそうになる波打つ腹部にはなすすべもなく押さえつけた唇から滲み始めている陳腐な言葉でつぎはぎの関係は簡単に... [続きを読む]
  • 不安
  • あの頃、私は美しかった真っ白な胸をさらけ出し怒りにまかせて踊る密室の暗闇と息苦しさと息切れと、果てしなく続くと思われた孤独がいっそう、私を美しくみせたあの頃、体中に流し込んだ音を聴くたび己の... [続きを読む]
  • 日々
  • ベッドひとつの和室に寝転んで逆光の壁と沈みゆく窓の外をただぼんやり見ていたおそろしく、おだやかに耳の中、胸の中に流れこむ音楽とゆるやかに下降する心の温度を感じてふいに訪ねてくる焦りと怒りと漠... [続きを読む]
  • くらやみ
  • くらやみにいまだ何者でもないわたしが泣いていた明日に息をつなぐことが簡単でも明日を生き抜くのは、わたしにはどうしてこんなにもむずかしいあのころのわたしうつくしい星空の晩にすら胸をかき乱され [続きを読む]
  • 孤独
  • 君の世界はごった煮のようだと、先生は言った明快である必要がありますかと、ちいさく、心の中で呟いてまた唐突に身体を疼かす奇妙な孤独、虚無、喪失の寄せ集めをおもう繰り返すいつかの誰かの言葉や顔に責め立て... [続きを読む]
  • 隙間
  • まどろみのすきま、あなたの手がよわくかみのけをなでてゆく気配はつかれをただよわせなお、やさしくいようというあなたの本性をあばくわたしはすこしわらって今日はひさしぶりに夢を見ずねむれる気がした [続きを読む]
  • 根底
  • ふと、何気ない瞬間にぎゅうと心臓を掴まれたような途方もない寂しさが押し寄せるたとえば町の真ん中で君が手を差し出した瞬間笑い顔を寄せ合う瞬間にもふいに身体を駆け巡る全身にぐっと力を入れずには立っていら... [続きを読む]
  • 耐える
  • ひどくおだやかな白昼の散歩に隣のきみが寂しげにわらうからひさしぶりに胸の真ん中がきつく絞られた何もいらなかったからここにあるだけでよかったから余計にぼくはかなしくなってしまった [続きを読む]
  • 変化
  • ぽつぽつと点き始めた街灯を背に工場から溢れ出す煙の行く末をじっと見つめては言いしれぬ不安に駆り立てられたあの頃のわたしに寂しさ、を表すのは難しかったそこにはいつもただ漠然とした焦燥があるだけで... [続きを読む]
  • 寂しさ
  • 明るい夕方得体のしれない息ぐるしさを胸のあたりで感じている君が何を信じようが構わないし君が何に熱くなろうとも構わない君に傾倒するつもりもなければ冷たくあしらったり非難する気もない君はきっとそん... [続きを読む]
  • いつか
  • わずかな息苦しさに思考は君の痛みの話を繰り返すその柔く寂しい笑顔を映し出す毎朝、さえずりが聞こえる一室あまりにおだやかだあまりに唐突にこの何気ない幸せに泣きそうになる君か、わたしか、この... [続きを読む]
  • ふとした
  • 時折やってくる物悲しさに瞼を強く押さえてからそのくだらなさに笑うみんな一人きりなのだみんな寂しいのだただ、それほど飢えていないだけでいつだって適温のこの部屋は君との関係をも丁度よくするゆ... [続きを読む]
  • 気休め
  • このやさしい時間やこもった車内の熱がきっとすこしでも君の何かをほどいていればいい君に投げかける言葉はほんとうに無意味であった逆も然りであるただしそれはひどくやさしい時間なのだ晩春 [続きを読む]
  • 心配
  • 震える手を繋ぐにはひどく無責任でけれどそのうつむいた瞳にわたしはひどく心をかき乱される彼女ははなから暗闇を抜け出す気などないのだただひたすらにそのゆらめく瞳の色が好きなのだ明日もまた蝕まれる疲... [続きを読む]
  • おちる
  • 痩せた手で抱かれた体の熱にわたしはきっと泣いてしまう蛙鳴く、初夏の夜の生ぬるさと這いずり回って 生 を貫いた君はこんなにも優しくさびしいものかゆるく、撫でた指先にまた簡単に騙される [続きを読む]
  • 押し潰される
  • 日々を投げ出してしまいたくなるすべてがどうでもよくなる時間を持っているわたしにはとても、愛がむずかしいゆっくりとこころが乱れて、泣いてそれで済まないことを知ってしまったらいったいどこに終わりを見つけるのだろう [続きを読む]
  • こらえる
  • 初夏のゆうぐれはいつか隠した寂しさを突き刺して真似ごとばかりの伸びきった影はわずかに冷えた風とともにいなくなる考えればいつだって虚しいたとえほかの誰かと切れない糸で巻かれていたとしても言いしれ... [続きを読む]
  • 繋ぐ
  • 無意識へと旅立つ手前ふいに蘇る母の残像にわたしを重ね合わせる体に響くふたつの心音を思って初めての愛おしさを噛み締める他の誰にも感じられぬ温もりをわたしはいまそっと撫でている [続きを読む]
  • 馴れ
  • ここに生まれた瞬間からほんとうの自由など一度も手にすることはできなかったなにかに嘆いたところで変わりはしないとはいえ甘んじるものがある以上わたしはこの世界に絶望すらできないひとつ言えるとすればたった... [続きを読む]
  • さびる
  • わたしの望む明日はいつまで経ってもやってこないわたしの望む今日に気づかないうちはそう呟いたあと彼女の路の悲しみをたくわえたうすく色の悪い唇は弧を描いた静かなはるの終り葉桜がゆれる [続きを読む]
  • 形を成そうとしないことだ他の何にもならないことだわたしたちはいつのまにか形になっているのだいつのまにか何者かになり傍目に掛かればまたひとつの何者かに見えるのだわたしたちははじめから何者でもない... [続きを読む]
  • 寒さしみる鉄橋の上街灯がうすら海を照らして薄手のシャツの袖を伸ばす真夜中、君の背中に飛びつく共鳴し合う苦しみはいつかどこかでねじ曲がって君は何かに泣き叫んではわたしを抱いたひとつ、ひとつ [続きを読む]