VIXX!暗闇を照らせ! さん プロフィール

  •  
VIXX!暗闇を照らせ!さん: VIXX!暗闇を照らせ!
ハンドル名VIXX!暗闇を照らせ! さん
ブログタイトルVIXX!暗闇を照らせ!
ブログURLhttps://blog.goo.ne.jp/enenen0630
サイト紹介文VIXXが主人公のFF *ご注意*性的表現を含むものは本文タイトル横にR18と表記しています
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供7回 / 365日(平均0.1回/週) - 参加 2016/01/14 12:08

VIXX!暗闇を照らせ! さんのブログ記事

  • 過去の記事 …
  • サイダー
  • サイダー 扉が閉じられると、ホンビンはゆっくりとエレベーターホールに向かった。歩きながら彼の姿勢は少しずつ前屈みになった。そのうち廊下の壁に手をつくとしばらくの間そこにぐったりと凭れたが、廊下の先にあるリネン室から清掃係の女性が出てくるのが見えると、またよろよろと歩きだした。 エレベーターの扉が開いてそこに誰もいないことを知るとホッとした。震える指で1階のボタンを押すと後 [続きを読む]
  • カシミア
  •  【カシミア】(R18)  制服を入れた紙袋と通学用のリュックサックを放り込むと、ホンビンはコインロッカーの扉を叩きつけるように閉めた。すっかり身軽になった彼は受験生でごった返す駅の構内を足早に横切り、階段を一段飛ばしに上った。  地下鉄の出口にはイチョウの木が1本立っていた。葡萄(えび)色のカシミアセーターに安物のジーンズというチグハグな恰好のホンビンは、目まぐるしく行き来する人の波を避けて歩 [続きを読む]
  • 祝3周年!ありがとうございます
  • 2014年12月28日にこのブログを立ち上げて、あっと言う間に3年が経ちました。大好きなVIXXを見ているうちに溜まっていった(もうひとつのブログには書くことが憚られる)妄想を吐き出す場として始めたブログです。何しろ色々な妄想を持っていましたので、最初のうちはお話がどんどん浮かんできて、それこそ毎日のようにアップしていたのですが、2017年は数えてみれば、たった7つのお話ししか書くことができませんでした…・・ [続きを読む]
  • 〈一部修正しました〉【trash番外編】プレゼント
  • ※12月にアップしたお話しなのですが、どうしても納得がいかなくて一部修正いたしました。(申し訳ありません><) ラストシーンが変わっています。【 プレゼント 】「だってもう飲めるから」 ノートにボールペンを走らせながら、ホンビンは事も無げに言った。 勉強中にウォンシクがふと漏らした「お前、あの時酔っていたんだろ」という言葉が始 まりである。未成年のくせに酒を飲むのはよくない。法律に反 [続きを読む]
  • 【フェセンモリ番外編】熱く固い石の壁 3
  •  日に一度しかない食事時になると、かつての軍友数人がレオの周りに自然と集まった。 水で溶いた麦粥を啜りながら彼らが話すことはいつも同じで、つまりそれは我が身を憐 れむ繰言である。  ――何故こんなことになってしまったのか。よりによって自分達が何故こんな理不尽 な目に遭わなければならないのか。  そもそもあの時あんなことをしたからだとか、もしあの時ああしていればだとか、今 さら言 [続きを読む]
  • 【act.11】痣
  •  【痣】(R18) ホンビンは海にいた。 浜辺に沿うようにして伸びた木製の歩道から砂浜に降りると、明け方まで降り続いた雨をたっぷり吸い込んだ砂は絨毯のような踏み心地で、その不思議な感触に彼は思わず足下を見た。 鈍色の空と海の境界は滲み、西から吹く風に流されてくる霧が風景を一層曖昧なものにしていた。紗がかかったような世界の中で、空にはカモメが揺れ海には波が揺れていた。 波打ち際に家族連れがいることにホ [続きを読む]
  • 【act.10】 jealous
  • 【jealous】(R18) ぼんやりと突っ立ったままのホンビンをグイと引っ張って個室に入れると、ホンビンはつんのめるようにしてウォンシクに凭れかかった。 鼻先に纏わるホンビンの髪には煙草の臭いが染み付いていて、ウォンシクは時間が経ってすっかり饐えたその臭いを吸い込みながら頭に血が上るのを感じた。「お前、どこに行ってたんだよ」 ウォンシクの言葉は思いがけず威圧的なものにな [続きを読む]
  • 【フェセンモリ番外編】熱く固い石の壁 2
  •  身体の奥から湧きあがった何かに鼓膜をざわりと擦られて、レオは目を開けた。 そこは差し込む月明かりさえなく自分の手の甲さえ見えない場所だったが、暗闇を漂う饐えた臭いと其処彼処から聞こえる下品な鼾や歯軋りの音が、否が応でも人の気配を感じさせた。 レオは両手で目を塞ぐと下唇を噛んだ。  「泣いてるのか?」  声が聞こえ、レオは顔を強張らせた。 横を見るとこちらを向いて寝そべった「黒猫 [続きを読む]
  • 【フェセンモリ番外編】熱く固い石の壁 1
  •  ※この話は「フェセンモリ」の前日譚です。便宜上カテゴリーは(ホンビン×エン)と  なっておりますが、ホンビン王子は登場しません。ご注意ください。 レオは兵士だった。政治家の家系に育ったが、政界で出世する為には軍務に服した経験が不可欠だという親の考えの下、19の年、至極当然に軍に属した。 戦争が起きたのは、彼が入隊したまさにその年のことである。相手はレオの国より少し [続きを読む]
  • 【act.8】指
  •  【指】 「ああ、やっと見つけた」 ホンビンが見上げるとウォンシクがいた。黒いTシャツに黒いジーンズに黒い野球帽という黒づくめの彼は少し不機嫌そうで、深く被った帽子のつばの下から覗かせた小さな目がホンビンを恨めしそうに睨んでいた。 「とにかく広いな。ちょっと広すぎない? 」 ウォンシクは自分勝手な文句をぶつぶつ言いながら、書棚に寄りかかって座っているホンビンの隣にどっか [続きを読む]
  • あけましておめでとうございます
  •  みなさん、あけましておめでとうございます。 年末にいろいろあってネットが繋がらなくなり、ごあいさつもできないまま年を越してしまいました…  大変失礼いたしました。    ただ自分が確認したいという思いだけで、今年もまた2016年度の閲覧数を調べてみました!・・・・・・・・・*ページ閲覧数ベスト10* (2016/01/01〜2016/12/31) 1位: ERROR本当に何度も何度も書き直した [続きを読む]
  • 【フェセンモリ番外編】ラナンキュラス
  •  【ラナンキュラス】 「ラナンキュラス」 「ラナンク、キュ…」 上手く発音できずに口ごもったフェセンモリを横目で見て、ホンビンはにっこり微笑んだ。 「そういう花があるんだよ。来年の春になったら、どんな花かわかるよ」 「……」 「私も、つつじとか、かすみ草なら、知ってます」 「そう」 上の空のような返事をしながら、予めふやかしてあった球根の状態を熱心に確認する王子に、フェセン [続きを読む]
  • フェセンモリについて③
  •  棄てられた王子が、そうとは知らぬまま実の父親を殺す「オイディプス王」っぽい話をと思いながら、フェセンモリが城に行く前のエピソードやら王妃さまとのエピソードやらが当初の思惑よりもずっと長引いてしまい、(そもそも、フェセンモリがお風呂に入るだけで一話が終わる、みたいなことをしてしまうからなんですが、(ちょっと昔の)マンガとか映画でよくある、どろどろに汚い浮浪児みたいな子がお風呂 [続きを読む]
  • フェセンモリについて②
  • タイトルは”Slave”と”フェセンモリ”で迷ったあげく、後者にしました。フェセンモリ(회색머리)は、ご存じの通りシングル3曲目の「傷つく準備ができてる」の時についたエンくんのニックネームですが、私はその響きがとても好きだったんです。(ちなみに회색(フェセク)が灰色、머리(モリ)が髪、ですけれども、ㄱ(k)の後にㅁ(m)が続くと音声変化を起こしㄱ(k)がㅇ(ng)となる。…という発音の法則が韓 [続きを読む]
  • フェセンモリについて①
  • ちょうど1年前の11/7に「フェセンモリ」の初回をアップいたしました。 この話、テーマが「奴隷」なので、彼らのシングル曲”chained up"が元ネタだと思われていらっしゃる方が多いと思うのですが、実は、2014年の彼らの単独コンサート”HEX SIGN”の中で行われた、”TOXIC"と呼ばれるエンくんとホンビンくんのダンスパフォーマンスを元に創作した話です。(大阪公演でのTOXIC−エンくん [続きを読む]
  • フェセンモリ 最終回
  • 【最終回】  国王殺害さるという、この国を揺るがしかねない事件はもちろん機密とされ、あの日あの場にいた者全てに固い箝口令が敷かれたが、にも拘らずどういうわけだか、その噂は日を経ずしてさざ波のように城中へと広まった。奴隷たちは日中仕事の手を動かしながら、或いは日に一度だけ与えられる簡素な食事を口にしながら、そのことについて飽きもせずひそひそと語り合った。    彼らを夢中 [続きを読む]
  • フェセンモリ 15
  • 【15】 王は激怒していた。 息子が、「あの夜」 以来既にひと月もの間部屋に籠りっきりで、食事の時にさえ顔を見せようとしないからだ。 業を煮やして部屋に来るよう使いをやったが待てど暮らせどで、王はやるかたない怒りに身を震わせた。 ―確かにあの夜は少しやり過ぎたかもしれぬが  濃い茶を啜りながら、王は目を細めた。 戦に行く前と戦から帰った一週間は、いつもあんな具合でどうし [続きを読む]
  • フェセンモリ 14
  •  【14】 音もなく流れる夜気に、ホンビンはうっすらと目を開けた。 「あの男」の指の感触が身体のあちこちに生々しく残っていた。執拗に打ち付けられ、引き裂かれ、内側から掻き混ぜられた身体は鉛のように重く、指先を動かすことさえ容易ではなかった。 頭から内臓に至る全ての「痕」が熱を帯びてズクズクと疼く一方、頭の芯は奇妙に痺れていた。彼は今自分がどういう状態でどこにいるのかもわ [続きを読む]
  • フェセンモリ 13
  • 【13】 フェセンモリは、そういう亡骸をいくつも見たことがある。 彼が以前いた場所…ホンビンの父親が所有する石切り場は、果てが見えないほど広大なもので、そこには幾万もの奴隷が働いていた。作業は細かく分業化されていたが、その中でフェセンモリが所属していたのは、作業の末端とも言える石切りの現場だった。 切り立った巨大な岩に少しずつ切り込みを入れ、深い溝となったそこに木材を打ち込 [続きを読む]
  • フェセンモリ 12
  • 【12】 左頬を打たれた瞬間目の前が白く光った。頬の内側が切れ口の中に血の味が広がった。父は…「あの男」は、よろめいて壁に凭れた僕の襟元を掴んで乱暴に引き寄せると、もう一度僕を平手で打った。僕はずるずるとへたり込みそうになったが「あの男」はそれを許さず、掴んだままの襟元を無理に引き上げて僕を立たせると、もう一方の手でこめかみを挟むように掴み、そのまま頭を壁に押しつけ [続きを読む]
  • フェセンモリ 11
  •  【11】 饗宴の席でもホンビンはやはり独りだった。何人かの貴族が上っ面だけの挨拶に来て、当たり障りのない世間話をして立ち去っていくと、彼に寄り付く者は誰もいなくなった。 宴会用の広い食卓には、王が無闇矢鱈に征服したせいで格段に広くなった国中から集められた山海の珍味やら、ワインと蜂蜜を混ぜた甘くて強い酒などが所狭しと並べられて客達を驚かせていたけれども、食道楽の趣味のないホ [続きを読む]
  • 過去の記事 …