野間 さん プロフィール

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野間さん: 牛のように黙々と
ハンドル名野間 さん
ブログタイトル牛のように黙々と
ブログURLhttp://iroiro915.blog.fc2.com/
サイト紹介文哲学や夏目漱石の感想
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供314回 / 365日(平均6.0回/週) - 参加 2016/01/16 19:27

野間 さんのブログ記事

  • 『沖縄・八十四日の戦い』(榊原昭二)
  • 『沖縄・八十四日の戦い』(榊原昭二。新潮社)を読んだ。 37〜38ページに読谷村嘉手納駅前貨物集積所で勤務した男性の証言の中に《雑役の朝鮮人軍夫が五十人から百人いた。》という記述があった。1944年10月10日の大空襲(10・10空襲)で《駅倉庫や野積みテントに焼夷弾攻撃や機銃掃射を受けて大損害をこうむった。》などの証言があるが、朝鮮人軍夫の安否については全く語られていない。 日本兵にとって沖縄県民が [続きを読む]
  • 小説
  • 『魔法のペン』 男が金色のペンを拾った。 妖しい輝きを放つペンで、インクも妖しい翳りのある金色だった。 「願いの叶う魔法のペンだったりして」 そこでムカつく同僚の写真の上にペンで〈死ね〉と書いてみた。すると同僚は突然死した。 びっくりした男は、今度は上司の写真に〈トラックに轢かれて死ね〉と書いた。上司はトラックに轢かれて死んだ。 「やったぞ。これは正真正銘魔法のペンだ」 男は [続きを読む]
  • おすすめ2
  • それからこれ。『まんがで綴る百合な日々』http://vvvtanunuvvv.blog.fc2.com/同性愛カップルの日常を描いた漫画です。ほのぼのしていて面白いです。ネギという方(黒髪でアホ毛の方)は沖縄の方だそうです。あとはこれ。いしいひさいちのバイトくん。http://www.futabasha.co.jp/wm/doughnuts/pdf/dbox161220.pdfhttp://www.futabasha.co.jp/wm/doughnuts/pdf/dbox170510.pdf自分も貧乏なのでバイトくんの貧乏エピソードは本当に [続きを読む]
  • おすすめ
  • いま台湾の慰安婦像が話題になっていますが、その台湾の元慰安婦当事者の証言が読めるサイトです。『台湾のアマと共に』http://www.jca.apc.org/taiwan-ianfu-support/(以前も紹介しましたがこういうのは大切なことなのでもう一度紹介します)『悔恨の生体解剖』http://www.ne.jp/asahi/tyuukiren/web-site/text/star/hoshi1.html生体解剖に携わってしまった元軍医・湯浅さんの証言です。《「私は7回にわたって・・・14人の中 [続きを読む]
  • ぼやき
  • 内地の人は沖縄の雨をスコールと呼ぶ。お天気キャスターが言っていたほどだからよほど定着した呼び方なんだろう。沖縄の人は沖縄の雨を普通に雨と呼ぶ。自分は以前「なにがスコールだ。差別しやがって。沖縄をフィリピンとかと同じだと思っているんじゃないか」と怒ったことがある。まるでフィリピンを見下したかのような言い方で、自分は反省して、二度とこんなことを言わないようにしようと思った。しかし最近またテレビで沖縄の [続きを読む]
  • ぼやき
  • 今日は心療内科クリニックの外来に行って来ました。 自分は主治医に自分の好きな映画DVDを貸したりしています。 前回の外来の際に、イラク解放人質の苦悩を描いた映画『バッシング』(小林政広監督。占部房子主演)を貸したのですが、今日、「どうしてあの映画は、あんなに画質が悪いの?」と聞かれました。 自分としては、とても意外な質問でした。ああいう低予算映画にありがちなフィルムで撮られた映画を見慣 [続きを読む]
  • 『小論理学』メモ
  • 真実の真の哲学的な意味を読者に教える為にヘーゲルは経験的事物を比較に出して話している。《例えば、われわれが真の友と言う場合、それは、その人の行いが友情の概念に適合している人という意味である。》とか、《われわれはまた真の芸術品と言う。このような場合、真実でないとは、悪い、あるいは、それ自身の概念に適合していない…》であるとか。さらに、《悪い国家とは真実でない国家であり…》などと駄目押しで説明を繰り返 [続きを読む]
  • 『小論理学』メモ
  • 大切だと思う部分のメモ。《普通人々は、論理学は単に形式を取扱うにすぎず、内容はほかから取って来なければならない、と言う。しかし論理的諸思想は、その他すべての内容にくらべて決して「単に……すぎない」と言われるようなものではなく、その他すべての内容こそ、論理的諸思想にくらべると「単に……にすぎない」と言いうるものである。論理的諸思想は、あらゆるものの絶対的な根拠である。》《それ自身生動的な思惟諸規定を [続きを読む]
  • 『役立たず』
  • 『役立たず』 「金、金、金、…日本勢、連日金メダルラッシュー!」と実況が叫ぶ。 「金メダルおめでとう〜」空港で大勢の人が選手団をお出迎え。 マスコミも盛んにほめたたえ、「次の金メダル選手候補を探せ!」と言って、スーパーキッズたちを紹介した。 連日そういうテレビを見ているものだから、だれもが「国や組織の名誉になるような役に立つ人は善で、役に立たない人は悪だ」、と思うようになった。 [続きを読む]
  • 『小論理学』メモ
  • 哲学の世界は哲学の世界であり、現実の世界は現実の世界である。この二つを完全に切り離すこと、そして、現実の意識から哲学の世界だけを純粋に取り出して、哲学の世界だけを観察することが、哲学の至上の目的だと思う。ところがヘーゲルは哲学の世界と現実の世界をごっちゃにしてしまっている。現実の世界の中にヘーゲルは哲学の世界を見出している。すなわち現実の世界に存在する何らかの対象の表面をタマネギを剥ぐように一枚一 [続きを読む]
  • 『小論理学』予備概念24 補遺2
  • 『小論理学』予備概念24 補遺2《自由とは、自己の他者のうちで自己自身のもとにあり、自己自身に依存し、自己自身を規定するものであることにほかならない…》《あらゆる欲望においては、その動機は私にとって外的なもの、他のもののうちにある。このような場合、われわれは依存的である。自由はただ、私自身がそれでないようないかなる他のものも私に対して存在しないところにある。》《欲望にのみ規定されている人は、自己 [続きを読む]
  • 『小論理学』メモ
  • 『小論理学 上』松村一人訳、岩波文庫。(120〜121ページ)《われわれが論理学で取扱わねばならないのは、純粋な思想、あるいは純粋な思惟規定である。普通の意味で思想と言う場合、われわれは常に純粋な思想とのみは言えぬものを表象する。なぜなら、その場合われわれが考えるのは、思惟されたものではあるが、その内容は経験的であるからである。論理学で言う思想とは、これに反して、思惟そのものに属し、思惟そのものによって [続きを読む]
  • ぼやき
  • 中学生の頃、陰気で、人の悪口を言ったり、人をおとしめたりする同級生が居たが、普段は悪さばかりするくせに、課外活動に行くと急に殊勝な態度になって、やたらとゴミ拾いをやりたがった。自分も手伝って間近で様子を見ていたが、この同級生は自己満足と周囲に対する見栄のためにやっているようだった。ゴミ拾いという行為は簡単に実践できるから偽善者に好まれるのだろう。フランスで日本人を中心にゴミ拾いの活動が広がっている [続きを読む]
  • 漱石『こころ』、雑多な感想
  • 私と兄は田舎に嫌気が差している。早く帰りたがっている。二人は自然と父の死を待つような態度を取ってしまう。若くて仕事にも意欲のある兄が田舎から離れたがるのは当然であるし、又能力のある私が田舎から離れたがるのも当然である。当然なのだが、なかなか理解されにくい。『まんがで読破 こころ』(イースト・プレス)という漫画では、私と兄の態度はエゴイストとして批判的に描写されている。私どころか兄の精神すら理解され [続きを読む]
  • ぼやき
  • 今月の更新はお休みしようと思います。また来月お会いしましょう。またんいちぇうがなびら! [続きを読む]
  • 『プー』
  • 『プー』 「地底人」を名乗る動物が穴を掘って地面から出てきた。ぞろぞろと、たくさんの数が、群れをなして出てきた。 ちょうど豚を小さくしたような、醜いけれどどこか愛嬌のある姿かたちをしており、大人しく、従順で、人間並みの知能があり、いくつもの言語を操った。 世界中が驚いた。そして、「可愛い」と歓迎し、彼らと友達になった。 しかし日本だけはちがった。彼らを「醜い」と否定した。そうして [続きを読む]
  • 『オウム』
  • 『オウム』 「アハハハハハハ!」 オウムが逃げ出して爆笑しながら飛んでいた。飼い主がたまたま爆笑したのを聴いて覚えていたのだ。 オウムは米軍基地のアパートのベランダに降り立った。 「アハハハハハハ!」 仲良く朝食を食べていたアメリカ人の家族らは、このオウムはとても幸せそうに笑っている、幸運のオウムだ、日曜の朝からこんなオウムに出会えるなんてラッキーだ、今日は楽しい休日になるだろ [続きを読む]
  • 『こころ』両親と私 雑感
  • 『こころ』の田舎者らは何かと口実を付けてどんちゃん騒ぎをやりたがる。『坊ちゃん』の赤シャツらも、うらなり君の送別会と称して、どんちゃん騒ぎをやった。『こころ』と『坊ちゃん』の田舎には、他人を馬鹿にする冷たい心や、放蕩や、無定見や、無思想がはびこっている。このような病気は『それから』のブルジョワ世界にもはびこっていた。誠太郎という代助の甥っ子は意味もなく氷水を食べたがったり相撲を見たがったりしていた [続きを読む]