黒田真生 さん プロフィール

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黒田真生さん: 薬剤師のためのEBMお悩み相談所−基礎から実践まで
ハンドル名黒田真生 さん
ブログタイトル薬剤師のためのEBMお悩み相談所−基礎から実践まで
ブログURLhttps://ameblo.jp/intelligent-pharmacist/
サイト紹介文薬剤師の黒田真生です。EBMの基礎の解説、薬剤師業務に役立つ情報の紹介、学んだ内容の共有など。
自由文EBMを行うにあたって必要な用語解説や、黒田真生による論文の批判的吟味実例なども紹介しています。EBMという側面から、薬剤師を取り巻く様々なトピックや問題点を考察しています。これまで見たことのないタイプの薬剤師に興味がある方、必見です。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供102回 / 365日(平均2.0回/週) - 参加 2016/01/17 14:29

黒田真生 さんのブログ記事

  • 時系列分析に関して
  • こんにちは、黒田です。 今回は、今まであまりきちんと勉強してこなかった、「時系列分析」について調べた結果をまとめておこうと思います。時系列分析とは、文字通り一定の時間間隔で測定されたデータである、「時系列データ」を分析する方法です。例えば、あるコンビニにおけるアイスクリームの売り上げは、夏には多く冬には少なくなるでしょう。これを月ごとに調査してまとめたのが、時系列データです。さて、時系列データに [続きを読む]
  • ARBを後発品に変更すると治療成績が下がるのか?
  • こんにちは、黒田です。とある界隈でちょっとした話題になっている論文があったので、久々に真面目 (?) に批判的吟味なんてのをしてみようと思います。 対象の試験問題の論文はこちら。-----------------Leclerc J, et al. Impact of the Commercialization of Three Generic Angiotensin II Receptor Blockers on Adverse Events in Quebec, Canada: A Population-Based Time Series Analysis. Circ Cardiovasc Qual Outcomes [続きを読む]
  • キノロン抗菌薬の副作用に関して
  • こんにちは、黒田です。先日、成長期の小児に対してそこそこのdoseのキノロンが投与されるケースを目にして、少し関節・腱に対する毒性が心配になる、という経験をしました。この件については、別の薬剤師の先生から「その程度では過量投与とは言えないだろう」というご指摘を頂きました。よい機会だと思いましたので、キノロンの副作用についての知識をアップデートする目的で文献を検索したところ、引用文献に挙げたレビューを [続きを読む]
  • ビスホスホネート製剤服用時の食道毒性に関して
  • こんにちは、黒田です。個人的な趣味の延長線上として、ツイッター上で薬剤師国家試験の問題を1日1問解説する、ということをやっているのですが、先日ビスホスホネートに関する問題を取り上げました。その中でも言及したのですが、以前からこのクラスの薬剤に見られる食道毒性の副作用に興味を持っていたので、以下で調べた結果をまとめておこうと思います。主な傷害の原因はビスホスホネート溶液の胃からの逆流である私が個人 [続きを読む]
  • 線維筋痛症に対する薬物療法に関して
  • こんにちは、黒田です。 少し前にわけ合って、線維筋痛症に対する薬物療法について調べる機
    会があったので、そのとき学んだ内容を簡単にまとめておきます。 参照したのは、以下のシステ
    マティックレビューです。 ----------------Macfarlane GJ, et al. EULAR revised recommendations for the management of fi
    bromyalgia. Ann Rheum Dis. 2017 Feb;76(2):318-328. PMID: 27377815---------------- 薬剤クラスごとに、治療効 [続きを読む]
  • APPROVe試験からNNHについて考える
  • お久しぶりです、黒田です。 ここしばらく、会社の決算・新業務システムの導入などが重なり、ブログの方をケアする時間が全く取れない状態が続いていました。 結果的に、1カ月以上更新が滞る結果となりました。時折、SNS上などで「ブログ見てます」と声をかけていただくことがあり、嬉しく思うと同時に、申し訳なくもあります。今後は、もう少しマメに更新するように、努力いたします。 さて、このように久々の記事となったわ [続きを読む]
  • ペニシリンアレルギーに関して
  • こんにちは、黒田です。会社の決算で忙しく、更新が滞っておりました。今回は、ひょんなこと
    からペニシリンアレルギーに興味を持ったので、関連する総説を読んでみることにしました。そ
    れが、こちら。-------------------Bhattacharya S, The facts about penicillin allergy: a review. J Adv Pharm Technol Res. 2010
    Jan;1(1):11-7. PMID: 22247826-------------------最初に結論を述べれば、「真のペニシリンアレルギー」はか [続きを読む]
  • 比率の検定に関して
  • こんにちは、黒田です。ひょんなことから、「統計検定」というものに興味を持ったので、そのうち受験してみようかなと思います。そこで、その勉強がてら出題範囲の中で、よく理解できていないものを、これからちょくちょくブログに書いていこうかと思います。今回は、その1回目として「比率の検定」、その中でも特に「ポアソン分布」についてまとめます。比率の検定ポアソン分布とは、二項分布のなかで特に施行回数nが十分大き [続きを読む]
  • 頻度主義とベイズ主義
  • こんにちは、黒田です。少し前の話ですが、Twitter上に論文でゴリゴリに理論武装した薬剤師からケンカ腰の疑義照会を受けた医師がいる、といった旨のツイートが上がり。これが話題になりました。加えて、その薬剤師は論文等の情報を取り入れる手法が書かれた、薬剤師向けの書籍の影響を受けていたようだ、という情報も挙げられ、併せて話題になったようです。私自身は、該当の書籍を読んでいない (具体的な書名は明かされていませ [続きを読む]
  • MICDの決定方法について
  • こんにちは、黒田です。前回、「測定の標準誤差 (SRM)」について触れました。今回は、このSRMが臨床において活用される事例として、「臨床的有意な最小変化量 (MCID)」についてまとめておきます。MCIDとは何かまず、MCIDとはそもそも何なのかについて、簡単に説明しておきます。例えば、ある薬剤がプラセボまたは他の同効薬と比較して効果に違いがあるか検証する場合、RCTなり何なりの臨床試験を行い、その結果を統計処理するわ [続きを読む]
  • 標準偏差と標準誤差
  • こんにちは、黒田です。いろいろと勉強する過程で、「標準誤差」について知識をアップデートする機会があったので、せっかくですからブログの記事にしておくことにしました。標準偏差と標準誤差標準誤差と混同されやすい概念に「標準偏差」があります。まずは、両者の違いを明らかにしておきましょう。教科書的な定義は、次の通りです。 標準偏差 (Standard Deviation: SD):標本のバラつきの指標標準誤差 (Standard Error: [続きを読む]
  • CANVAS Programを読んでみた
  • こんにちは、黒田です。 およそ1週間ほど前に、SGLT2阻害剤の一種である「カナグリフロジン」の治療効果を、ハードエンドポイントで検証したstudyの結果が発表されました。 といっても、その内容は悪い意味で予想通りといったところで、やはり現時点でSGLT2阻害剤を積極的に推奨する根拠はないと結論付けられると思います。 しかしながら、今後はこのstudyを根拠とした販売促進記事などが大量に出回ることが容易に想定できます [続きを読む]
  • 母集団と標本
  • こんにちは、黒田です。 少し前の話になりましたが、「信頼区間」の意味について、誤解されていることが多いと指摘する記事を書きました。 それに関して、そもそもなぜ、こうした誤解が頻繁にされるのかを自分なりに考えてみたところ、暫定的な結論を得るに至ったので、今回はそれについて書きます。まあ、前回の記事とオーバーラップする部分も多いのですが、より掘り下げてということで。 &nb [続きを読む]
  • 信頼区間についてよくある誤解に関して
  • こんにちは、黒田です。偶然なんでしょうが、ここ最近「95%信頼区間」に関する、誤った説明を見かける機会がよくありました。あまりにも頻度が高かったために、ちょっと無視できないなと感じたもので、この記事を作成することにしました。誤った説明の典型例その「誤った説明」とは、どのようなものか。具体的には、次のような感じです。「95%信頼区間とは、95%の確率で真の値が存在する範囲である」重要なことなので何度でも強 [続きを読む]
  • クロンバックのα係数に関して
  • こんにちは、黒田です。少し調べたい内容があったので、文献をあたっていたところ、「クロンバックのα係数」という用語が出てきました。そもそもこのワードの意味が分からないので、その後の説明も理解できなくなってしまいました。そこで、まずはクロンバックのα係数に関する疑問を解消するために別の文献にあたったので、その過程で理解したことをまとめておきます。クロンバックのα係数は質問紙における信頼性の指標最初 [続きを読む]
  • 記事内容に対する質問に関して
  • こんにちは、黒田です。 先日書いた記事に対して、以下のようなコメント・ご質問をいただきました。 -----------------黒田先生、いつも興味深く拝読させて頂いております。関西で保険薬局薬剤師をしているものです。先生のブログの中でパラメトリック検定は「母集団が正規分布であることが必要」と記載があるのですが、何をもって正規性があると見なせば良いでしょうか?よくグラフを書 [続きを読む]
  • オラスポア小児用ドライシロップの投与量に上限はないのか?
  • こんにちは、黒田です。今回は、私が仕事中に見た処方をもとに、抗菌薬について勉強したことを紹介します。上限量はないのか?問題の処方とは、次の通りです。-------------------オラスポア小児用ドライシロップ10% 7.5g1日3回毎食後 14日分-------------------実際には、他にもおまけ的な薬がいくらかありましたが、ここでは触れないことにします。この処方における問題点は、大きく次の2つに要約できると思います。  [続きを読む]
  • パラメトリック検定とノンパラメトリック検定の使い分けに関して
  • こんにちは、黒田です。先日、統計学的仮説検定におけるパラメトリック検定とノンパラメトリック検定の使い分けについて、知り合いの先生から質問を受ける機会がありました。ベーシックな内容でありながら、意外に誤解されている傾向があるように感じるところもありますので、この機会に記事として挙げておくことにします。おおまかな違いパラメトリック検定とノンパラメトリック検定の違いに関しては、かなり以前に書いたこと [続きを読む]
  • ACC/AHAの脂質異常症ガイドラインに関して
  • こんにちは、黒田です。実は、しばらく前から気になっていたのですが、2013年にアメリカ心臓病学会/アメリカ心臓協会 (ACC/AHA) が公開したガイドラインにおける、心血管疾患リスク計算法について、どうも正確性に欠けるようだという報告が以前からあります。このことは、私が知る範囲ではあまり注目されていないように感じますが、同ガイドラインの性質を考慮すれば、かなり大きな問題と考えられます。今回は、この点について少 [続きを読む]
  • 臨床研究法に関して
  • お久しぶりです、黒田です。気づけばなんと、丸1月もブログの亢進を放置しておりました。そんな状態ですが、私は元気です。こうなった理由は、前回の記事でも書いたように、経営・管理する薬局を移転した結果、そのための諸業務および外来が非常に忙しくなったからに他なりません。また、某電話会社に翻弄された結果、薬局にインターネット回線が導入されたのが、先月の26日という体たらくでした。そのため、職場でいろいろな資料 [続きを読む]
  • 薬局を移転しました
  • こんにちは、黒田です。 今回は、純粋に私事に関するお知らせのみです。 諸般の事情により、これまで私の経営していた薬局を閉鎖し、名称を「かわべ薬局」と改め住所を移転しました。本日、4/1より開局いたします。 ちなみに、念のためですが上記は本日がエイプリルフールだから、というネタではなく、事実です。ここ1月ほどブログの更新が滞っていたのも、一つは国家試験の解説作 [続きを読む]
  • 第102回薬剤師国家試験実践問題3の解説を作成しました
  • こんにちは、黒田です。 ここ1カ月ほど、黙々と継続していた、第102回薬剤師国家試験の解説作成が、ついに一応の終了を迎えました。その成果たる、実践問題3の解説をこちらに掲載しています。 「一応の」としたのは、実はまだきちんとした解説ができていない問題が数問あり、それの補填作業がこの後に控えているからです。ともあれ、これはそのうちやればよいとある程度気楽に構えていけますの [続きを読む]